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6年生クラス。
卒業も意識しだしたこの時期に,ある女の子2人組が先生のところへ来ました。
ちょっとはにかんだような笑顔を見せながら,
「先生!ちょっと,聞いてほしいことがあるんですけど…!」
珍しい申し出で,先生も少しびっくり。
「どうしたんですか?愛の告白なら,先生はもう結婚してるから…」
「違いますよ!そんなわけないじゃないですか!あの,クラスで冬休みの前に,クリスマス会をしたいなぁって,考えてるんですけど…」
「おぉ,クリスマス会ですか。いいですね。」
「ね!先生,いいですか!?」
ちょうど,先生としても2学期最後のお楽しみ会を考えていたところなので,ちょうどいい申し出でした。
ここは,せっかく子どもたちが自分たちから申し出てきたことだし,6年生ということも考えて,企画から運営まで,子どもたち主体でさせてみようと思います。
「よし,じゃあやってみなさい。絶対に楽しいクリスマス会にしようね。」
「やったー!!ありがとうございます。」
「では,今日の帰りの会でみんなに提案してみましょう。」
そして,帰りの会になり,女の子二人が前に出てきて提案をします。
さあ,今回のこの場面。こんなときの,先生の立ち位置は!
クラス全体が自治的な話し合いや活動を進めるときは,教室の一番後ろでじっと見守る!
教室の一番後ろです。
教室の中では,一番出番のないところへ来てしまいました。
これは,学年や子どもたちの能力から,先生抜きで,自分たちでやれるという力が備わっている,期待できることが前提となります。
もしくは,そんな力を育てたいという場合です。
今回はこのクリスマス会自体を子どもたちの運営に任せます。
しかし,すべてを放っておくわけではありません。
先生は見守るのです。
もし横道にそれそうなときは修正してあげます。
アイディアに困っているときはアドバイスします。
内容がふさわしくない場合は注意します。
そして,そういったことがない限り,温かい視線で見守ります。
そんなどっしりとした安心感と同時に,ちょっとした緊張感を与えるポジションが,この教室の一番後ろでしょう。
たまに,子どもたちの話し合いだからと,自分は教室前の教卓に座って見ている先生もいますが,ここにいると,子どもたちは先生の顔色をうかがってしまいます。
会の運営に関して,先生に頼ろうとしてしまうかもしれません。
なので,子どもたちの一切の視界から外れていたほうがいいでしょう。
子どもたちも「先生が後ろに行ったときは,ぼくたちに任せるときだ」と知り,しっかりしようとはりきってくれるといいですね。
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