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これから,3班のみんなが,社会科の授業で「テレビ局の工夫」について調べたことを発表してくれます。
3班のメンバー5人が教室の前に並びました。
手には,調べてきたノートや資料,ポスターなどを準備しています。きっと,前の時間までにみんなで協力してがんばって調べてきたんですね。
発表しようという5人には少し緊張気味の笑顔が。
そして,発表を聴こうとするクラスのみんなは,どんな発表があるのかワクワクした顔があります。
この発表の間は,クラス全体が発表内容に集中したいところです。
そうなることで,とても実のある授業となるでしょう。
教師としては,どんな発表であれ,しっかりと発表内容を受け止めてあげたい。
そして適切な評価をして,おおいにほめてあげたいところです。
さあ,子どもが前に出て活躍するこんな場面。
今回もテーマは「教師の立ち位置」です。
どこから,子どもたちの発表を見守りましょうか。
これでいきましょう!
子どもが前で活躍する場面では,それを見る子たちの中に交じり,子どもたちと同じ方向を向く!
ようするに,観衆と一体化してみましょう。
教室の中央に少し腰をかがめて位置するのもいいし,席が空いている5班のいすの一つに腰かけるのもいいでしょう。
集中して聴けなさそうな子の横にそっといて,一緒に見てあげるのもいいですね。
そして,他の多くのクラスメイトともに,その子たちの発表をじっくりじっくり聴いてあげましょう。
ここでは,先生としての上から目線ではなく,ワクワクしながら聴いている他の子たちと同じ顔をして,同じ気持ちで聴きます。
そして時折,
「おぉ,なるほど…」
「へぇ,それは知らなかったな…」
「もうちょっと,ゆっくり話してもらえるかな」
などと,愛の手を差し伸べるつぶやきをしてあげましょう。その声は,先生としての声というより,観衆の一部から出ているような声になり,自然です。
このポジショニングをとることで,発表する子たちは,真剣に聴いてくれる友だちにも,そして先生にもがんばって伝えようとするでしょう。
先生が子どもたちに紛れているので,このときだけは,先生よりも賢そうに,堂々としようと努めるかもしれませんね。それはいいことです。
また,聴いている子たちにとっても,先生と一体になれるので,先生が真剣に聴くんだったら,ぼくたちも聴かないわけにはいきません。
気持ちがそろえば,クラス全体が,教室前の発表者へ向けて視線と集中力をそそぐことになります。すばらしいクラスの雰囲気です。
もしこんな場面で,先生も発表者の横にいると,やはり先生の雰囲気が強くなってしまい,発表者が薄れてしまいます。(発表者にサポートが必要な場合は,いてあげた方がいいですが)
また,教室の端や一番後ろにいると,「子どもたちと一緒に聴いている」という感じが弱いです。監視しているような形になってしまいそう。
やはりここでは,活躍する子どもたちを引き立てて,そこから学ぶ子たちと一体化するようなポジショニングが一番ですね。
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