学期末や年度末,どのクラスでもよく「お楽しみ会」が行われる。
とても子どもたちはうれしそうだ。
ドッジボール・映画鑑賞・クイズ大会・いすとりゲーム・おやつパーティー ・・・
事前に学級会で,どんなお楽しみ会にするか話し合って,子どもたちに主体的な運営をさせようと努めたりもする。
私もお楽しみ会が好きだ。
学校生活においても,それくらいリラックスした時間があっていいと思うし,クラスの思い出づくりに,とてもいい機会だ。
そこでだ。
このお楽しみ会をするなら,「単なるパーティー」にしたくない。
というより,この子どもたちが大好きで,エネルギーにあふれるイベントを,「単なるパーティー」にするのは,もったいない。
今回の攻略法は,これだ!
お楽しみ会は,「○○の目標が達成できたら」という条件達成型で実行する!
である。
単なる恒例イベントのように「夏休みに入る前に」とか「クリスマスに」とか「学年が上がる前に」というお楽しみ会では,(もちろんそれでも楽しいこともあるが)その会に込める参加者の想いが高まりにくい。
「やったー!」と喜ぶ気持ちはあったとしても,その想いは向いている方向がそろっていないのだ。
そんなとき、せっかくのお楽しみ会なのに小さなトラブルがおきたりもしてしまう。
そうではなく、せっかくのイベントに大きな意味を込めるのだ。
「水泳で、クラス全員が25m泳げたら、」
「朝のボランティアを、今日から一学期が終わるまで全員が続けられたら、」
「クラス作文リレーで、原稿用紙が100枚になったら、」
その目標が達成できたら「お祝いに、お楽しみ会をしよう」とするのだ。
これで、クラスはさらに団結する。
大好きなお楽しみ会のために、目標達成に向かってみんなでがんばろうとする。
すると、学期や学年の終盤に、とても充実した学級経営ができる。
そして何より、そのお楽しみ会自体が、中身のある、子どもたちの想いもそろったイベントとなる。
ここで目標にすることは、ぜひお楽しみ会はさせてあげたいので、「クラスみんなでがんばれば十分に達成可能」なものにするとよい。
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