壺中日月長・・・こちゅう じつげつ ながし・・・と読みます。
これは「禅語」ではありませんが、よくお茶席にかけられる言葉です。
このお軸は、絵文の生徒さんから頂いた・・・貴重品です。
奈良の西大寺館長さんの直筆。(私の故郷 『西大寺』・・・とはなんのご縁もないお寺です)
「娘に残して置こうと軸装したけれど・・・娘から、いらないよって言われたの」
胸がつぶれるほど悲しかったそうですが・・・切り替えて「喜んでくださるかたに・・・」
で、私のもとにやってきました・・・はい!大変喜んでいます。^-^
この言葉が今、とっても「心」に響きます。
簡単に言えば「起きて半畳 寝て一畳」って意味でしょうか。
日月長・・・は非常に、和やかなのんびりした雰囲気のこと。
平和な感じの・・・ことでしょうか。
壺中・・・小さな限られた世界のこと。
合わせると・・・起きて半畳 寝て一畳。
どんな小さな世界であれ、悠々と生きていけるよ。
満ち足りた生活をおくることができるよ・・・・そんな意味合いになるのでしょうか。
あれもこれも欲しい・・・求めてやまぬ・・・若い頃はそうだったかも!
今は少し心境が変わり・・・「壺中日月長」・・・
あれもこれもではなく、あれかこれかにして・・・
ランチョンマット・・・悠々と描いたつもりなのに
墨色が冴え冴えしていません・・・・
心が澄んでなかったかな~~ ・・・