中井悠美子(悠石)「四季の絵文日記」 2011/9/24~

四季を語る「絵文」と、日常を織り交ぜた小さな日記。
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Vol. 143 壺中日月長

2012年03月12日 21時29分03秒 | 日記
   
   壺中日月長・・・こちゅう じつげつ ながし・・・と読みます。

   これは「禅語」ではありませんが、よくお茶席にかけられる言葉です。

   

   このお軸は、絵文の生徒さんから頂いた・・・貴重品です。
   奈良の西大寺館長さんの直筆。(私の故郷 『西大寺』・・・とはなんのご縁もないお寺です)
   「娘に残して置こうと軸装したけれど・・・娘から、いらないよって言われたの」

   胸がつぶれるほど悲しかったそうですが・・・切り替えて「喜んでくださるかたに・・・」
   で、私のもとにやってきました・・・はい!大変喜んでいます。^-^ 

   この言葉が今、とっても「心」に響きます。
   簡単に言えば「起きて半畳 寝て一畳」って意味でしょうか。
   日月長・・・は非常に、和やかなのんびりした雰囲気のこと。
         平和な感じの・・・ことでしょうか。

   壺中・・・小さな限られた世界のこと。

   合わせると・・・起きて半畳 寝て一畳。
            どんな小さな世界であれ、悠々と生きていけるよ。
            満ち足りた生活をおくることができるよ・・・・そんな意味合いになるのでしょうか。


   あれもこれも欲しい・・・求めてやまぬ・・・若い頃はそうだったかも!
   今は少し心境が変わり・・・「壺中日月長」・・・
   あれもこれもではなく、あれかこれかにして・・・

   

   ランチョンマット・・・悠々と描いたつもりなのに
   墨色が冴え冴えしていません・・・・
   心が澄んでなかったかな~~ ・・・

   
   
   
  


   
コメント (2)
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