中井悠美子(悠石)「四季の絵文日記」 2011/9/24~

四季を語る「絵文」と、日常を織り交ぜた小さな日記。
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Vol. 191 芭蕉終焉の地

2012年06月07日 21時11分09秒 | 日記
   今日はお茶のお稽古・・・堺筋本町近くへ
   車で・・・40分!
   御堂筋を本町辺りまで・・・

   
   日本の道百選の一つ・・・1970年大阪万博を機に南行き一方通行になりました。
   えんどうには887本の銀杏が植えられています。
   銀杏並木は御堂筋の代名詞になってますよね。


   これは南御堂
   

   御堂筋の名は沿道沿いにある北御堂、南御堂に由来するとか。
   その御堂筋を通りながら思い出しました。
   この地は 松尾芭蕉 の終焉の地であったことを・・・

          蕪村の描いた芭蕉
   難波近く「旅籠 花屋仁左衛門」方で客死
   石碑が建っています。

   
   これは辞世の句が刻まれた「句碑」南御堂の境内にあるとか。
   旅に病んで夢は枯野をかけ廻る・・・たびにやんで ゆめは かれのを かけまわる
   結句の部分・・・かけめぐる・・・と読ませた解説もあるようですが、
   廻る・・・の字は「まわる」と読むのですから・・・「かけまわる」が正しいと思う私です

   芭蕉の残したもっとも有名な紀行文「おくのほそ道」
   ・・・・月日は百代の過客にして行きかふ年もまた旅人なり・・・・
   人生を旅にたとえ・・・敬愛する「西行」と同じく、自らも旅の途中で亡くなった「芭蕉」

   その俳句は「蕉風」と呼ばれ、俳句を一つの文学にまで高めた・・・世界に誇る人物・・・

   余計な解説はいらない・・・皆様よくご存じ!
   敬愛する人物の一人・・・御堂筋を通りながらふっと胸をよぎった・・・水無月七日でした。

   皆様ご訪問有り難うございました・・・・