中井悠美子(悠石)「四季の絵文日記」 2011/9/24~

四季を語る「絵文」と、日常を織り交ぜた小さな日記。
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Vol. 33 会席料理と懐石料理

2011年11月04日 19時12分05秒 | 日記
今日は、懐石料理と会席料理の違いについて考えてみました。

大まかに言いますと「会席料理」は酒宴の時の食事。 
「懐石料理」は抹茶を頂く前、空腹をいやす為に出す軽い食事。
            と言うことになるのでしょうか。

懐石と言う言葉の由来。
その昔、禅僧が空腹と寒さしのぎの為に、温めた石・温石(おんじゃく)
を懐に忍ばせた・・・・・・これが「懐石」の由来であるとか。

そんな訳ですから「懐石料理」は本来とても質素・・・と教えられました。

茶道では、この懐石料理を提供できるまでが本来の修行であると
されています。「茶道」はおもてなしの勉強なのです。
客迎えの為に、道具を吟味し、床を整え、路地を清め、料理に心を込め。

順次、懐石、季節の和菓子、濃茶、炭手前、薄茶・・・すべてを終えて。
主客共に「お招き有難う」「よくお越し下さいました」
のご挨拶を終えたときのすがすがしさ・・・

格式ばっているだとか、古くさい伝統などとは、少し違うのです。

茶懐石の献立
1 飯(ほんの一口)     
2 汁(ほんの少々)
3 向付 (ヒラメの昆布締めなど)        
4 椀盛り(これがメイン)
5 焼物
6 強肴・・しいざかな(煮物)
7 小吸物
8 八寸(海の物と山の物) 9 湯桶 10 香物(漬け物です)
 
                      質素ですよね!

今では「懐石・会席」と言う言葉に。大きな違いはないそうです。
  一品ずつ運ばれてくるのが会席料理と言うことでしょうか。
   (懐石料理の方が、量が少し少なめかも)
  いずれにしても、夏は涼しく、冬は温かくの心入れの、おもてなし。
               以上茶道の先生からお教え頂きました。
                
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