67camper's Blog

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端正なファーマー,情熱的なウッズが最高だ!

2012-09-05 02:23:39 | jazz & vocal

Eddie Costa 5/Eddie Costa
(Mode MODLP#118)

 決してジャズピアノ,ジャズヴァイブでトッププレイヤーという訳ではないですがいやいやどうしてコスタのピアノ,ヴァイブはともにそれぞれのスタイルは充分に個性的ですよね。ある意味マルチプレイヤーな訳ですが,どうしてもターゲットが曖昧になってアンダーレイテッドの烙印をおされてしまうのが世の常です。一層,バイブの時は変名を使ったりすれば良かったのかも知れません。個人的には,強烈な左手を駆使したパーカッシブなピアノが好きですよね。本日はフロントラインに端正なファーマー,情熱的なウッズを加えた五重奏団によるMODE盤をアップいたします。

 録音は57年、NYCです。あらためてメンバーをあげますと,Eddie Costa(p, vib), Art Farmer(tp), Phil Woods(as, p), Teddy Kotic(b), Paul Motian(ds)の5人です。スタンダードは"In Your Own Sweet Way", "Nature Boy", "I Didn't Know What time It Was"の3曲です。のこりの4曲はメンバーオリジナルでWoods2曲,Farmer, Costa各1曲の全7曲です。この時期のファーマーのラッパはドライで端正でとっても好きです。後期の甘いフリューゲルもいですが、個人的にはやっぱりラッパです。Woodsの若々しい情熱的なプレイは、ある意味ファーマーと好対照で絶妙なコンビと言えますね。"I Didn't Know What time It Was"ではコスタにvibをまかせて、Woodsのめずらしいピアノも聴くことができます。

 所有盤はブラック&レッドのモードのモノラルオリジナル盤です。2人のフロントラインが切れよく収録されており,気に入っています。57年と言うメンバーの絶頂期を捉えた快演ですね。