67camper's Blog

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ロイ・デュナンの録るケッセル,レイのサウンドは最高だね!

2012-09-29 08:45:28 | jazz & vocal

The Poll Winners Ride Again/Barney Kessel
(Contemporary C3556)

 コンテンポラリーと言うとパシフィックジャズと並ぶ西海岸を代表するレーベルですよね。プロデューサーのケーニッヒのコンセプトの良さとデュナンの素晴らしい録音で知られています。とくに50年代から60年代前半にかけての作品はジャズレコードファンにとっては必聴のアルバムが目白押しですよね。デュナンの録音技術はミュージシャンのサウンド個性を如実に記録しており、これが最もリスナーには重要なのかもしれませんね。勿論,カバーフォトを担当したクラクストンのジャケ写も素晴らしいモノが多いのも事実ですね。本日は,メリーゴーランドジャケが印象に残るポールウィナーズ3の一枚です。

 もはやメンバーの説明は不要かも知れませんが,Barney Kessel(g), Ray Brown(b), Shelly Manne(ds)のギタートリオです。便宜上かもしれませんがケッセルがリーダーとしてクレジットされています。とにかくケッセルの低音部,コード,レイの締まったそしてふくよかなピチカートが素晴らしい録音でとられていて、こんなにリラックスできて気持ちのいいLPもそんなにはない気もしますね。この気持ちのよさはA-1"Be Deedle Dee Do"に針を落とした瞬間からリスナーに伝わる筈です。"Angel Eyes"といったメロディックなスローナンバーもいいですが,ここではアップテンポを敢えて推したいですね。"Volare"などコードワークを駆使した時のドライブ感が出色で、低音を生かしたケッセルが最高にいいですね。WESは勿論いいですが、より玄人好みなケッセル,ある意味ギターの巨人ですね。

 録音は絶頂期の58年。所有盤はイエローラベル、ブラックロゴのモノラルオリジナル盤です。ジャケットはボロボロです。裏面にはバークリーのKJAZというラジオ局で所有されていたスタンプが押されており,アメリカの臭いプンプンで気に入っています。