田舎主婦の日日是好日

今日も生きてることに感謝かな。

『老子』を読んでみた

2020年12月11日 | 趣味・本

『老子』という本を読んでみました。

老子の教えを『老子』という書物で読むのは初めてでした。

 

孔子の『論語』は、

子供の頃から(教科書にも載ってましたよね)見てきましたが、

老子のことは殆ど知らなかったのです。

 

それで、

老子様を調べてみても、

ハッキリとした生没年は書かれていないのです。

 

『論語』は、

孔子が書いたものではなく、

孔子の弟子たち一門の言行録なのですが、

孔子の生没年は、

前551~前479とわかっております。

 

なのに、

老子という御方はミステリアスな存在なのです。

 

二千数百年前に書かれたこの本には、

(中略)

そもそも書いた人の名前すらどこにも書かれていない。

「老子」という人が書いたので、

『老子』と呼ぶのではなく、

この本が一人の思想家によって書かれたと考えて、

その人を仮に「老子」と呼んでるに過ぎない。

 

広辞苑には、

春秋戦国時代にいたとされる思想家。

道家の祖。

史記によれば、姓は李、名は耳、

楚の苦県の人‥

 

ウイキペディアでは、

老子(ろうし)は、

中国春秋時代における哲学者である。

諸子百家のうちの道家は彼の思想を基礎とするものであり、

また、後に生まれた道教は彼を始祖に置く。

「老子」の呼び名は「偉大な人物」を意味する尊称と考えられている。

(中略)

史記の記述によると、

老子は紀元前6世紀の人物とされる。

とあり、

いずれにも生没年は書かれてはおりません。

 

ですがこの『老子』の著者(安富歩)によりますと、

世界全体を見渡すならば『老子』のほうが『論語』より、

はるかに多く読まれ影響を与えている。

とのこと。

 

なお、

この老子様は、

現在の中国の領土である楚にお生まれだったとしても、

中国は覇権で成り立っている国なのですから、

中国の人という感覚はないのです。

あくまでも私の感覚なのですが、

中国と呼ばれる「中華人民共和国」が建国されたのは、

1949年のことですものね。

 

それに、

今の中国では『老子』の思想などは、

孔子『論語』の思想より嫌われるような気がします。

気がするだけです。

 

でも「道」を説く、

老子様の教えは深いと思います。

 

これまた深すぎて、

よく理解できていないのですが、

『老子』はいい本だと思いましたので、

別の『老子』も読んでみたいと注文しました。

 

今日届きます。

 

簡単に、

こういうことが書かれているなんて、

書いたら、

その意味するところを間違えてしまいそうな本なのです。

 

 

 

 

 

コメント (22)
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