風を紡いで

旅の記録と料理、暮らしの中で感じた事などを綴っています。自然の恵みに感謝しながら…。

(34)彼女たちの笑顔…

2005年08月16日 | 2005年コッツウォルズ母娘旅
パブ「キャッスル・イン」店内。
テラス席が満席なら、せめて外の景色が見える窓際を!
その願いがかなって、窓際席に落ち着くことができた。
「これはラッキー!」と席につく。

母娘ともに飲み物は、紅茶にすることにした。
サーモンとクリームチーズのサンドイッチを注文する。
多分量が多いだろうから、まずは1品頼む事にした。

「シェアしますか?」とウェイトレスに言われたが…。
その時はぼんやり聞き流して「ノー」と答えた。
すぐに思いなおしてシェアしてもらうようにお願いする。
と、彼女は快く引き受けてくれた。

しばらくして、さわやかな笑顔とともにサンドイッチと紅茶が運ばれてきた。
サンドイッチはボリュームがあり、思わず娘と目を合わせてしまった。
「やっぱりね~」

若くすらっと背が高い彼女の身のこなしが、また素敵だった。
自然な微笑みが心なごませてくれた。
白いシャツに黒い長めのエプロンが洒落ている。

窓越しにほどよい日差しがあたり、何ともいえず心地よい。
ほどよい店内の賑わいは、活気を伝えている。
ゆったりとした気分でランチタイムを過ごすことができた。

サーモン入りのサンドイッチは美味しく、サラダ付きなのがうれしかった。
娘も今日はしっかり食べていた。


二月下旬、イングランドに着いた時は雪が舞っていた。
私たちが訪ねたコッツウォルズ地方では、わずかスタントンで緑地を見ることができたが、ほとんどが雪景色だった。

「古い街並みに、真っ青な空と緑の大地。カッスルクームは私が思っていたコッツウォルズのイメージにぴったり!」
―不調気味だった娘の顔から、久し振りに笑顔がこぼれた。
コメント
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