数日前、仕事で移動している時のことです。ランチタイムをそうそうに切り上げて、里山に少し入ってみたのです。ほんの少し小道に分け入ると、行き止まりになりました。人や車は全然来ないし、スギ林の中は蝉しぐれがすごいのです。
しばらく、林の中で夏の季節を堪能していました。街中では、蝉しぐれは聞けませんから…。すると、目の前にトンボが一匹、姿をあらわしたのです。「もしかして赤とんぼ?」カメラに収めようと近づきました。数回、飛んでいきましたが、すぐ同じところに止まるのです。なかなか静止しない蝶と違って、撮りやすくて驚きました。アゲハチョウも飛んできたのですが、いつのまにかひらひらと姿を消してしまいました。
今、ユビキタス社会の到来、などと言われ始めていますが、情報社会がますます進むとどうなるのか不安になります。進歩と反比例するように、心が置き去りにされなければいいけれど、と思ってしまいます。潤いをなくした、ギスギスした心が増え、その疲れた心を癒す場所がどんどん消えようとしています。利便性を追求するあまり…人は大切なものを捨ててしまうのかもしれません。親子関係がもろくなり、人とのかかわりが苦手な子供が増え、彼らの心はどこへ飛ぶのでしょうか。
人間性回復のための試みもあちこちで始まっています。里山保全活動もそのなかの一つだと思います。自然から学ぶことは非常に多く、なにより心が喜び、癒されます。環境を守る事で、身近な里山が少しでも多く残るよう祈らずにはいられません。赤トンボを追いかけていて、自然の中で1日中駆け回っていた遠い昔を思い出しました。
すぐそこまで、秋が来ています。赤トンボが季節の変わり目を知らせてくれたようです。四季を味わう幸せをなくしたくないと痛感しました。
しばらく、林の中で夏の季節を堪能していました。街中では、蝉しぐれは聞けませんから…。すると、目の前にトンボが一匹、姿をあらわしたのです。「もしかして赤とんぼ?」カメラに収めようと近づきました。数回、飛んでいきましたが、すぐ同じところに止まるのです。なかなか静止しない蝶と違って、撮りやすくて驚きました。アゲハチョウも飛んできたのですが、いつのまにかひらひらと姿を消してしまいました。
今、ユビキタス社会の到来、などと言われ始めていますが、情報社会がますます進むとどうなるのか不安になります。進歩と反比例するように、心が置き去りにされなければいいけれど、と思ってしまいます。潤いをなくした、ギスギスした心が増え、その疲れた心を癒す場所がどんどん消えようとしています。利便性を追求するあまり…人は大切なものを捨ててしまうのかもしれません。親子関係がもろくなり、人とのかかわりが苦手な子供が増え、彼らの心はどこへ飛ぶのでしょうか。
人間性回復のための試みもあちこちで始まっています。里山保全活動もそのなかの一つだと思います。自然から学ぶことは非常に多く、なにより心が喜び、癒されます。環境を守る事で、身近な里山が少しでも多く残るよう祈らずにはいられません。赤トンボを追いかけていて、自然の中で1日中駆け回っていた遠い昔を思い出しました。
すぐそこまで、秋が来ています。赤トンボが季節の変わり目を知らせてくれたようです。四季を味わう幸せをなくしたくないと痛感しました。