久しぶり(といっても2ヶ月ぶり)に東京国立博物館(東博)に行ってきました(前回の訪問記はこちら)。
東博では特別展「法然と親鸞 ゆかりの名宝」が開催中で、今年のGWに京都で「親鸞展」を観た私としては(記事はこちら)、この特別展を観に行くかどうかビミョーなところでしたが、東博のパスポートを持っていることもあり、出かけてきました。
これで5月初めに買った東博パスポートの特別展スタンプが満杯になってしまいました…
東京・京都・奈良・九州 国立博物館4館で有効期間内に行われる特別展の中から、お好きな6つの特別展をご覧いただけます。(各特別展は1回に限ります。)
の枠を使い切れなかったのにね…。
ちょっとムダづかいしてしまったかもしれません
まぁ、次に東博の特別展に行く気になったら、新しいパスポートを購入することにしましょう。
それはそうと、今日は、東博のことは後回しにして、東博からハシゴした別の展覧会のことを書くことにします。
その別の展覧会とは、、、、。
三菱一号館美術館で開催中の「トゥールーズ=ロートレック展」」
私、4年近くも丸ノ内で働いていたというのに、三菱一号館美術館に行くのは初めてでした
「いつでも行ける」と思うと、なかなか行かないものだということは、重々承知していましたけれど、またもや…デス
それはともかく、事前の予想に反して、かなりかなり楽しむことができました
題材としてはユルいけれど、描き方はシビア(私の勝手な解釈…)なトゥールーズ=ロートレックの世界を、満喫
とまではいえないまでも、こりゃ良い展覧会
だったと思います。
この辺りは追々書くとして(後回しばかりだ…)、この記事のタイトルを最優先しましょう
こちらの作品、タイトルは「『ラ・ルヴェ・ブランシュ』誌」。
1891年にパリで発刊された雑誌「ラ・ルヴェ・ブランシュ」のポスター(サイズ:129×92.9cm)です。
図録の説明を転載しますと、
1889年にベルギーで創刊された前衛的な美術と文芸の雑誌「ラ・ルヴェ・ブランシュ」は1891年からはパリで刊行された。ロートレックは、この主宰者であるタデ・ナタンソンの妻ミシアの文芸サロンに出入りし、ピエール・ボナールのポスター作品(1894年)に続いて、彼女をモデルに本作を創作した。水玉模様のドレスに毛皮のケープと羽根飾りの帽子を身につけ、手にマフを持ってスケートしている場面。背景には「吹き付け」技法によってうっすらとスケートリンクの縁が暗示されている。「芸術の女神(ミューズ)」と呼ぶにふさわしいミシアの優美な姿は、まさに最盛期の「ラ・ルヴェ・ブランシュ」の象徴である。
だそうです。
ちなみに、ミシアさんの名前の綴りは、
デス (苗字が変わっているのは、結婚⇒離婚⇒再婚のため…
)
でましたなぁ~、Misiaさん
「芸術の女神(ミューズ)」と呼ぶにふさわしいミシアの優美な姿だなんて、「音楽の女神(ディーバ)」と呼ぶにふさわしいMISIAのパフォーマンスと相通じるものを感じた私です
【追記】トゥールーズ=ロートレックの「『ラ・ルヴェ・ブランシュ』誌」を改めて観ているうちに、こちらのPV
を思い出しました
(2011/11/17 21:09)
つづき:2011/11/15 信心の薄い人間にとっては…