新・徒然煙草の咄嗟日記

つれづれなるまゝに日くらしPCにむかひて心に移りゆくよしなし事をそこはかとなく紫煙に託せばあやしうこそものぐるほしけれ

信心の薄い人間にとっては…

2011-11-15 23:02:00 | 美術館・博物館・アート

11月13日の記事「モデルはMisiaさん?!」のつづきです。


正直いって、東京国立博物館(東博)で観た特別展「「法然と親鸞 ゆかりの名宝」はあまり面白くありませんでした…
というよりも、じっくり観られませんでした。


私が東博に着いたのは10時ちょい過ぎで、本館前は未だかつて見たことがないほど閑散としていました。


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特別展「「法然と親鸞 ゆかりの名宝」は「空海と密教美術展」の時ほど混むようなことはないだろうと高をくくって、まずはいつものように本館1階の総合文化展「ジャンル別展示」を楽しんでから、平成館へと足を向けました。


111115_1_4 まぁ、ごく普通の観客の入りだと思いながらエスカレーターで2階に上り、会場に入ると・・・・、
おわぁ なんじゃこの人混みはぁっ
と度肝を抜かれるような混み方でした。
それこそ身動きがとれないほどの混雑です。
しかも、展示品の多くが、書状とか絵巻ですから、ますますもって展示品をじっくり観ることなんぞ叶いません
順番に並べば、ほかの人のペースに合わせて観ることができたでしょうけれど、私としては、それは耐えがたい…


結局、「もうこれは『捨て』だ」とばかりに、さっさと先に進み、楽に観られる展示品だけを観てきました。


京都で「親鸞展」を観たとき(記事はこちら)の再現のような雑駁な観覧でしたが、それでも、見どころはありました。
まず、蓮如さんの自筆による歎異抄


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木訥とした筆致の仮名交じり文が、500年の時を超えて迫ってきます


もう一点は、「本願寺本三十六人家集(重之集)


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こちらは、歎異抄とは対称的に豪華絢爛で、王朝文化の極みといった感じでした。
もらって帰りたかったなぁ~、国宝だけど…


と、まぁ、ぼちぼちの特別展ではありましたが、東博総合文化展は、いつものように楽しかった


その話はまた後日


そうそう、帰宅してから、予約録画をしていたNHK日曜美術館を見ると、11月13日の放送は、「法然と親鸞 ~作家・五木寛之 “ゆかりの名宝”と向き合う~」でした
来週以降、ますますは混むことでしょう…


つづき:2011/11/16 上野の山は東叡山

コメント
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