11月13日の記事「モデルはMisiaさん?!」のつづきです。
正直いって、東京国立博物館(東博)で観た特別展「「法然と親鸞 ゆかりの名宝」はあまり面白くありませんでした…
というよりも、じっくり観られませんでした。
私が東博に着いたのは10時ちょい過ぎで、本館前は未だかつて見たことがないほど閑散としていました。
特別展「「法然と親鸞 ゆかりの名宝」は「空海と密教美術展」の時ほど混むようなことはないだろうと高をくくって、まずはいつものように本館1階の総合文化展「ジャンル別展示」を楽しんでから、平成館へと足を向けました。
まぁ、ごく普通の観客の入りだと思いながらエスカレーターで2階に上り、会場に入ると・・・・、
おわぁ なんじゃこの人混みはぁっ
と度肝を抜かれるような混み方でした。
それこそ身動きがとれないほどの混雑です。
しかも、展示品の多くが、書状とか絵巻
ですから、ますますもって展示品をじっくり観ることなんぞ叶いません
順番に並べば、ほかの人のペースに合わせて観ることができたでしょうけれど、私としては、それは耐えがたい…
結局、「もうこれは『捨て』だ」とばかりに、さっさと先に進み、楽に観られる展示品だけを観てきました。
京都で「親鸞展」を観たとき(記事はこちら)の再現のような雑駁な観覧でしたが、それでも、見どころはありました。
まず、蓮如さんの自筆による歎異抄
木訥とした筆致の仮名交じり文が、500年の時を超えて迫ってきます
もう一点は、「本願寺本三十六人家集(重之集)」
こちらは、歎異抄とは対称的に豪華絢爛で、王朝文化の極みといった感じでした。
もらって帰りたかったなぁ~、国宝だけど…
と、まぁ、ぼちぼちの特別展ではありましたが、東博の総合文化展は、いつものように楽しかった
その話はまた後日
そうそう、帰宅してから、予約録画をしていたNHK日曜美術館を見ると、11月13日の放送は、「法然と親鸞 ~作家・五木寛之 “ゆかりの名宝”と向き合う~」でした
来週以降、ますますは混むことでしょう…
つづき:2011/11/16 上野の山は東叡山