新・徒然煙草の咄嗟日記

つれづれなるまゝに日くらしPCにむかひて心に移りゆくよしなし事をそこはかとなく紫煙に託せばあやしうこそものぐるほしけれ

先週末も博物館・美術館をハシゴ(その1)

2012-11-19 05:45:12 | タウンウオッチング

昨日、東京国立博物館(東博)のリターンマッチも兼ねて、3週連続博物館・美術館のハシゴを決行しました。
いかにも「冬型の気圧配置」らしく、北風が強いものの、青空のもと、最寄り駅から出発です。

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昨日の行程は以下のとおり。

最寄り駅埼京線新宿駅丸ノ内線赤坂見附駅徒歩ニューオータニ美術館徒歩清水谷公園徒歩四谷駅総武線秋葉原駅山手線御徒町駅徒歩昼食徒歩上野公園徒歩旧東京音楽学校奏楽堂徒歩東京藝術大学大学美術館徒歩東京国立博物館徒歩上野駅京浜東北線赤羽駅埼京線最寄り駅徒歩自宅

途中、総武線秋葉原駅に向かう車内で、「御徒町駅で人身事故があり、京浜東北線と山手線内回りが運転見合わせなんてニュースが飛び込んでくるハプニングがありました。

「さて、どうしようか… 秋葉原駅or末広町駅から地下鉄で上野に行くか…」とか考えながら、秋葉原駅の構内を改札口に向かって歩いていると、山手線内回りは動いている模様です。
おぉ、運転再開したか、ラッキー~と、すぐにやって来た電車に乗って御徒町駅へ。上野に行く前にアメ横で昼食を摂ろうと考えたのですよ。
で、一駅乗って、御徒町駅に着くと、停まっているはずのない京浜東北線の電車が北行ホームに停車しています そして、真ん中付近の車両では、シートをかざして作業が行われていました… 何の作業かは、じっくり見ずともあの作業であることは想像に難くありません…

   

きのうの「ハシゴ」のうち、ニューオータニ美術館での「大正・昭和のグラフィックデザイン 小村雪岱展」

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旧東京音楽学校奏楽堂での特別展「子どものうた~大正時代の童謡運動~」日曜コンサート

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東京藝術大学大学美術館での「尊厳の芸術展 -The Art of Gaman-」、そして東博のお話は後日に廻すことにしまして、取り急ぎ(?)、明治維新の立役者二人のお話です。

   

先日のNHK ニュースウオッチ9「赤プリ」こと「グランドプリンスホテル赤坂」解体工事の話題を取り上げていました。なんでも、最上階を残したまま、真ん中の階を解体して達磨落としのように最上階が徐々に地上に近づいてくるのだとか…

121119_1_04 せっかく赤坂見附に行くのであれば、仕事で何度も出かけた(ただし宴会場のみ)「赤プリ」の姿を写真に残しておかなければ悔いが残ります。

というわけで、とった写真がコチラ

建物の上部でヘアバンドのようになっている部分で解体工事が行われているようです。

ヘアバンドの上の階の床をジャッキで支えて、その下の階の壁と柱を解体し、それが終わるとジャッキとヘアバンドを下ろして、そのまた下の階の壁と柱を解体し、、、、を繰り返していくのだとか。
Tasei Ecological Reproduction System」、略して「テコレップシステム~巻戻し再生工法~」というのだそうな。ダイナマイトでドッカーンというやり方とはまるで違う、いかにも「日本的」心遣いハイテクで生み出された工法ですなぁ~

と、「明治維新の立役者二人のお話です」と書きながら、初っぱなから話がズレてしまいました

この「赤プリ」とかホテルニューオータニのある地域は「紀尾井町」と呼ばれています。
江戸時代に、州徳川家上屋敷張徳川家中屋敷、そして伊家中屋敷があったため、こういう地名になったことはよく知られているのではないでしょうか?

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大ざっぱに言って、紀州徳川家上屋敷跡(の南半分)に赤プリ井伊家中屋敷跡ホテルニューオータニ尾張徳川家中屋敷跡上智大学が建っているということになります。

んでもって、紀州徳川家上屋敷跡の北半分には国会議員宿舎清水谷公園がありまして、そこには大きな立派な石碑が建っています。

121119_1_06 「贈右大臣大久保公哀悼碑」と書かれています。

大久保公というのは、大久保利通のこと。

明治11年(1878年)、当時の最高権力者だった内務卿・大久保利通がこの地で暗殺されたことを追悼する石碑です。

明治維新から約10年大久保卿はまだ満47歳の若さ

この期間で、そしてこの若さで最高権力者・大久保利通は近代国家としての日本の土台を築き上げたという実績、もう、ひたすらひれ伏すしかない気がします。

すぐ隣の議員宿舎に住まうセンセイたち、どんな気持ちでいるんでしょうねぇ。そんな場所に宿舎をあてがわれていることすら気がつかない方々が大半かも知れませんな。

   

アメ横で昼食を摂った後、上野広小路から上野公園に入った私、ふと、超久しぶり西郷さんの銅像を観たくなりました。

121119_1_07 電車の中から見た「崖の上の西郷ドン」状態のは別として、間近に西郷さんの銅像を観たのは、もう何十年前のことだったか…

そんなわけで、西郷さんの銅像のもとにやって来ました。

121119_1_08 デカイ

六頭身半ってところですか?

高村光雲作とのことですが、親しみ度の高さは別として、彫刻作品としては、私はあまり好きじゃないなぁ

この銅像の北側には、上野戦争で西郷ドン率いる官軍と戦った彰義隊の墓もありまして、恥ずかしながらこちらの存在は、この時までまったく知りませんでした…

121119_1_09 西郷さんだ、彰義隊だ、大久保利通だと、幕末~明治維新の敵/味方・勝者/敗者グッチャグチャの状態でございます。

このように、とりとめのない日曜日の街歩きでありますけれど、これほどの好天ですから、歩き回らないともったいないでしょう

そして、実際、楽しみましたゾ

ということで、つづく…

つづき:2012/11/23 先週末も博物館・美術館をハシゴ(その2)

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