きょうは、MISIA関係の記事を書く予定っつうか、書くつもりだったのですが、意表を突く展開なもので、一昨日のお話を…
私行きつけの美術館、埼玉県立近代美術館(MOMAS)では、11月17日(土)から「丸沼芸術の森所蔵 ベン・シャーン展 ー線の魔術師ー」が開催中です。
私が企画展を無料で見られるMOMASで、大好きなベン・シャーンの展覧会、となれば、行くしかない
わけで、3連休の中日に行ってまいりました。
で、もって、震えるような線に心が震えたぁ~ でした。
丸森芸術の森所蔵作品によるベン・シャーン展は、同じMOMASで2006年2-3月に開催された「ベン・シャーン展 わたしは憎むものを描く。わたしは愛するものを描く。」でも観ておりまして(回顧録はこちら)、また、出展作品もかなりダブっていたのですが、それでもやはり、ベン・シャーンの線は凄い
これでもかとばかりに次から次へと現れるベン・シャーンの作品、その線を観ていると、私の心の針は幸福度300%まで振り切れます
例えば、今年初めに出かけた神奈川県立近代美術館 葉山での「ベン・シャーン クロスメディア・アーティスト-写真、版画、グラフィックアート-」展で最も気に入った「至福」(1952年)のバリエーション、「実り」(1969年)とか、
「ハムレット-テレビ脚本」の挿絵下絵の「槍に取り囲まれるハムレット」とか、
実在の著名人の肖像とか…。
特に、キング牧師とか、ガンディーとか、カザルスの肖像は、ザザザッと描いたような、「ただの線描」にもかかわらず、描かれた人の存在感が伝わってきます。
やはり好きだなぁ~、ベン・シャーン…
しばしば凝ったフライヤーを制作するMOMAS、今回もやってくれました
「ベン・シャーン展 わたしは憎むものを描く。わたしは愛するものを描く。」の時はA3を二つ折りしたデザインのフライヤーでしたが、今回は、見た目、こんな風
(サイズはA4)。
これを広げると、A2サイズになって、こんな図柄
になります(むりやりくっつけました)。
「版画集『一行の詩のためには』:リルケ『マルテの手紙』より」から「愛に満ちた多くの夜の回想」です。
こりゃ、「ベン・シャーン展 わたしは憎むものを描く。わたしは愛するものを描く。」のフライヤーと同様、パネルにしてしまうしかないでしょう
ということで、こんな風に寝室に飾りました。
折り目が目立つことと、フレームがきちんと組み立てられていないことが難点ですが
、それはまぁ、ご愛敬ということで…。
「ベン・シャーン クロスメディア・アーティスト-写真、版画、グラフィックアート-」展のポスターは2,500円
だったのに、
「丸沼芸術の森所蔵 ベン・シャーン展 ー線の魔術師ー」の会期は来年1月14日までと、たっぷりありますから、もう一度行ってみようかな、思っています。
それにしても、MISIAのあの件の「正式発表」はいつなのだろうか? そもそも、この記事は正しいのだろうか?