「東博に初もうで2013(その2)」のつづきは、予告どおり、リニューアルなった東京国立博物館(東博)の東洋館(アジア・ギャラリー)です。
東洋館の見た目は全然変わっていませんが、中は新築っぽい
とりわけ、1階のロビーから見た「中国の仏像」が、ふおぉ~
ほの暗い館内に石仏(菩薩立像、中国山西省長子県付近、北斉時代・天保3年(552))が浮かび上がって、幻想的です
この仏さんの手前右側にいらっしゃる観音菩薩立像(中国河北省、随時代・開皇5年(585))がまた…
この2体に限らず、総じてライティングが見事です
東京国立博物館ニュースの号外によれば、
展示ケース内の照明器具は、LEDを用いました。「中国の絵画・書跡」では、LED照明の色温度も調整することができます。また、独立展示ケースは天板もガラスで制作したので、天井からの自由な証明が可能に。作品はより美しく輝くことでしょう。
だそうで、確かに自慢の照明が作品を引き立てています
例えば、「ニュース」の号外にも載せられているこちらの作品、
エジプト プトレマイオス朝時代(BC304~BC30年)の「鴇像」なんて、現物は、
私のつたない写真の業をもってしても、こんなに魅力的
に見えます
これはもう、生で観るしかありませんゾ
今回は、閉館時間が迫っていて
、東洋館はさらっと観ただけですが、こりゃ楽しい
取り急ぎ気に入った作品を載せておきましょう。
こちらは、イラン出土の「彩文土器 馬形リュトン」(BC 1千年紀
)。
とぼけた感じがよござんす
こちらの「緑釉犬」(中国・後漢時代(2~3世紀))も良い味を出しています。
また、約2年前に東博での「仏教伝来の道 平山郁夫と文化財保護」展(記事はこちら)で観た「舎利容器」(6~7世紀)も、しげしげと拝見
「仏教伝来の道 平山郁夫と文化財保護」展のときはこれほどじっくりと観られなかったよなぁ~。
次に東博に来るときには、もっと腰を据えて東洋館を見物させていただきます