む
村雨の露もまだひぬ真木の葉に霧立ちのぼる秋の夕暮 87 寂連法師
す
住の江の岸による波よるさへや夢の通ひ路人めよくらむ 18 藤原敏行朝臣
め
めぐり逢ひて見しやそれともわかぬ間に雲がくれにし夜半の月かな 57 紫式部
ふ
吹くからに秋の草木のしをるればむべ山風を嵐といふらむ 22 文屋康秀
さ
さびしさに宿を立ち出(いで)て眺むればいづくも同じ秋の夕暮 70 良暹法師
ほ
ほととぎす鳴きつるかたを眺むればただ有明の月ぞのこれる 81 後徳大寺左大臣
せ
瀬をはやみ岩にせかるる滝川のわれても末にあはむとぞおもふ 77 崇徳院
今朝の朝日新聞の「天声人語」では、一字勝負は「む・ほ・せ」とだけ書いてありましたが、省略したのだろうか?気になるので、一応書いてみました。
平仮名が読めるようになってすぐに、祖父から教えていただいた百人一首は、親族のお正月の楽しい遊びだった。「む、す、め、ふ、さ、ほ、せ」もそこで覚えました。
そして、高校生の時には、百人一首の対抗試合もありました。最も懐かしい遊びでした。