3月17日、東京国立近代美術館にて「生誕120年・小野竹喬展」を観たあとで、近くにある「北の丸公園」を散歩しましたが、まだ桜は咲いていませんでした。しかし「三椏」と「山茱萸」に出会いました。よくよく考えてみましたが、恥ずかしながらわたくしは初めて「三椏」の実物に出会ったような気がします。
「季寄せ・草木花」や「植物辞典」やネット画像で見ていただけのようです。もちろん下手な写真を撮りましたが。
その翌日から、大江健三郎の「水死」を読みはじめましたが、なんと主人公の老作家「長江古義人」の父上は村人の「栗」や「柿」の副業に「三椏」の栽培を奨励していたと書かれていました。「三椏」は紙幣を印刷する紙の原料で、内閣印刷局に納入するとのことでした。それらの紙漉きに必要な機械や道具なども父上が考案されたのだとか。ただし、これはあくまでも私小説ではありません。
人間が長く生きていて、何が1番面白いか?と言えば、それはこうした「偶然」の出会いではないでしょうか?現実においても、書物の世界においても。まぁ、それだけのことですが、それだけが特別にもなるのだわ♪
では、読書感想文(?)は後ほどに(^^)。
この表現ストンとお腹に落ちましたヨ・・・^^