旅行前の予習の読書。新刊は探す限りないので、amazonで中古品を探した。
「良」ということだったが、水にぬれた跡があったぜ。
東京・メキシコ五輪で体操の個人総合で二連覇を果たしたチェコスロヴァキア(当時)の英雄。
「チェコスロヴァキア」で知っているといえばこのチャスラフスカとザトペックくらいだ。
ザトペックはもちろん、チャスラフスカもさすがに現役時代は知らない。
チャスラフスカは子供の頃の百科事典で初めて名前を知った記憶がある。
子供の頃は高校野球で県や都市の名前、オリンピックで国の名前を覚えたものだった。
タイトルはチャスラフスカだが、彼女にはインタビューできたなかったらしい。
精神的な病にかかっていたり、その他いろいろ困難なことがあったようだ。
同時代に活躍した旧東側諸国に残っている、米国に渡ったソ連の元選手、日本の元選手を
追ってその元選手たち自身のことやチャスラフスカの印象や記憶などが当時の東欧事情と
絡めて詳しく書かれている。読み応えがある。
本に出てきた人たちの中では、コマネチはもちろん、
ネリー・キムとかオルガ・コルブトあたりの名前は記憶がある。
読後にyoutubeで探してしまった。
チャスラフスカを語るには1968年のメキシコ五輪前のプラハの春とか二千語宣言
とかは欠かせない。亡くなったのは二年前くらいだったか。そのもうちょっと前に、テレビで見た。
がんに侵されていることとか自伝を書いていることなど話したインタビューで話していた。
自伝は完成したのかな。そうだとしたら日本語訳を待ちたいものだ。
チェコ語が分かれば買って来るんだがなあ。
そういえば、男子バレーも1968年のソ連軍のプラハ侵攻のときに合宿だかでチェコスロヴァキアにいて、
必死の思いで脱出したんじゃなかったか。松平康隆が話したのを聞いたか、何かに書いたのを読んだ記憶がある。