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●山岡俊介さん書評: 寺澤有さん新刊

2012年02月28日 00時00分04秒 | Weblog


山岡俊介さんのアクセスジャーナルより書評(http://www.accessjournal.jp/modules/weblog/、2012年2月17日)。

 光市母子殺害事件では、疑問符のついた寺澤有さん(『●『創(2009年12月号)』読了(1/2)』)。でも、警察関連ではやはりすごい人。

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http://www.accessjournal.jp/modules/weblog/、2012年2月17日】

2012/02/17
<書籍紹介>『本当にワルイのは警察~国家権力の知られざる裏の顔』 (寺澤有著。宝島社新書)
執筆者
: Yamaoka (1:50 pm)

 日本最大の犯罪集団と聞けば、普通の人が思い浮かべるのは山口組かもしれない。しかし、「権力を利用して利権を漁り、組織的に金儲けをする」「身内の犯罪を組織的に隠蔽する」という点では、わが国の警察に勝る集団はいない。
 この警察を執念で追い続ける、日本では稀有なジャーナリストである寺澤有氏の新刊が発売された。
 一節をひもとこう。1993年、秋田県警防犯課所属の巡査による恐喝事件が発覚したが、実は恐喝だけでなく強制わいせつ、強姦も犯していた。スピード違反容疑の女性を脅してレイプするという、許しがたい犯罪であった。ところが秋田県警は被害女性2人に対し、「告訴をすると、裁判とかで表に出なきゃならないし、マスコミも取材に来るかもしれない。それなら告訴しないほうがいいんじゃないか」「示談にすれば慰謝料が100万円もらえる」と、もみ消しをはかったのだ(県警側は否定)。加害者の巡査に取材したところ、ほかにも同様の手口で恐喝した警察官がいたと証言している。
 テレビでよく放映される、警察官の活躍を描く番組を見て、「警察官は正義の味方」と思っている方には信じがたいエピソードかもしれない。だが、これはごく一部の警察官の犯罪ではなく、氷山の一角にすぎない。
 ・・・・・・。
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コメント (1)
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