Activated Sludge ブログ ~日々読学~

資料保存用書庫の状況やその他の情報を提供します。

●事業仕分け忘れ?

2010年04月30日 05時11分19秒 | Weblog

asahi.comの記事。まだこんなものを続けて、金をどぶに捨て続けているわけです。こんなものこそ、さっさと事業仕分けしてはどうなんでしょうか。温暖化防止? とんでもない!! 「地域振興策や安全対策」!? 聞いてあきれます。

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【http://www.asahi.com/national/update/
             0427/OSK201004270001.html】

もんじゅ、ナトリウム漏れの検出器が故障 モーター過熱
                       2010年4月27日8時32分

 日本原子力開発機構から経済産業省の原子力安全・保安院に27日午前0時38分に入った連絡によれば、5月にも運転再開する方向になったばかりの高速増殖原型炉もんじゅ」(福井県敦賀市)で26日午後11時59分ごろ、2次系配管のナトリウム漏れを検出する装置の故障を示す警報が鳴った。27日午前0時7分には、2次系配管の一部でナトリウム漏れを検出する機能が失われたことが確認された。
 同機構は、原子炉の運転基準を定めた保安規定に抵触した場合に発する「運転上の制限の逸脱」を宣言。国に報告した。原子炉に隣接する補助建物内に設けられた2次系ナトリウムの過熱器室にある計器類の故障とみられ、外部への影響はないという。
 同機構が調べたところ、ナトリウム漏れ検出器内に空気を取り込むファン「サンプリングブロワ」のモーターが過熱し、停止していた。同機構はこのファンとモーターを交換し、27日午前5時24分に復旧を宣言した。
 もんじゅは、1995年末にナトリウム漏れによる火災を起こした後、14年余り停止していた。26日には運転再開に向け、同県の西川一誠知事と川端達夫・文部科学相、直嶋正行・経済産業相が東京都内で会談し、運転再開の条件となる地域振興策や安全対策で最終合意に達し、5月にも運転を再開する方向になったばかりだった。27日午後には西川知事が地元の敦賀市長と話し合い、28日にも再開了承の意向を正式に原子力機構に伝え、国の直前検査を経て再起動する見通しだった。
 同機構によると、故障したファンとモーターは09年5月に交換したばかりだった。
 もんじゅでは09年、落雷や作業ミスによる電源のショートでナトリウム漏れが検出できなくなり、「運転上の制限の逸脱」を少なくとも3回宣言している。
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●野中氏の爆弾発言

2010年04月29日 07時05分03秒 | Weblog


gendai.netの記事。もっと騒がれていいように思うのですが。野中広務氏によるかなり衝撃的な爆弾発言ですが、小沢氏へのバッシング(膨大な無駄な再捜査・裁判費用発生)に夢中なようです。マスコミや評論家が取り上げない理由もあるようですね

=======================================【http://gendai.net/articles/view/
                        syakai/123424】

前官房長官・河村をビビらせた野中広務の告白
                 【政治・経済】2010年04月26日掲載

機密費食い逃げ疑惑に新証拠
●新築祝いに3000万円!?

 自民党の河村建夫・前官房長官がビビりまくっているという。河村は政権交代直後の昨年9月に2億5000万円もの官房機密費を引き出したとして、大阪市の市民団体に背任容疑などで東京地検に告発されている。この問題に関連し、思わぬところから新証拠が飛び出した。野中広務元官房長官がテレビで官房機密費の使途を洗いざらいブチまけた一件だ。河村を告発した原告代理人のひとりで弁護士の辻公雄氏はこう言う。

  「野中氏の発言で、官房機密費があらためて情報収集に使われていないことが
   分かりました。野中氏の発言を載せた記事を基に先週、東京地検に証拠資料の
   請求をしました。河村議員の件が訴訟になれば、野中氏を裁判の証人として
   呼ぶことも検討したいと思います」

 野中の衝撃告白は、先週放送された「官房機密費の真実」(TBS系)。番組で野中は、官房機密費の使途をバクロした。

  「総理の部屋に月1000万円。衆院国対委員長と参院幹事長に月500万円
   ずつ持って行った」
  「政界を引退した歴代首相には盆暮れに毎年200万円
  「外遊する議員に50万~100万円」
  「(小渕元首相から)家の新築祝いに3000万円要求された」

と次々に明らかにしたのだ。

  「これはもう公私混同どころのレベルじゃなく、税金ドロボー公金横領とも
   いえる驚愕の実態です。告発されている河村はもちろん、自民党の歴代首相
   
官房長官はみな泡を食っています」(司法ジャーナリスト)

 野中証言にはもうひとつ注目発言があった。「(政治評論をしておられる方々に盆暮れにお届け」と明かしたことだ。

  「テレビに出ている政治評論家やタレントが数百万円を提示されてマスコミ工作を
   お願いされたという話もある。この人たちが毒まんじゅうを食べていた
   と仮定すると、官房機密費のニュースに触れない理由が分かります」(民主党
   関係者)

 鳩山政権が、歴代政権の官房機密費の使途を完全公開すれば、政界と大マスコミは一気にガタガタだ。
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  ちょっと見ていない間に、自民党関係者のこんなに笑える記事が多数。
  『「助成金ドロボー」の批判飛び交う舛添商店の悪評
    (http://gendai.net/articles/view/
                       syakai/123378)、
  『新党乱立「第3極の票」食い合い みんなの党のバブル人気もこれで終わりだ
    (http://gendai.net/articles/view/
                       syakai/123333)

  『
哀れ 漂流したままの鳩山邦夫親子
    (http://gendai.net/articles/view
                      /syakai/123334)

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●坊主憎けりゃ・・・

2010年04月28日 01時24分30秒 | Weblog

nikkansports.comの記事。アンチとしては、「坊主憎けりゃ・・・」という感じで、すべてが気に入らないのです。与党の候補も酷いなと思うことがありますが、自民党も潰れかけているのに大丈夫かな、としばしば感じます・・・因果応報ですが。渡辺渡邉)氏は相変わらず(元)自民党の中曽根中曾根)氏とベッタリなようで。

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【http://www.nikkansports.com/baseball/
    news/f-bb-tp0-20100424-621677.html】

巨人 渡辺会長、堀内氏出馬に「当選確実」

 巨人 渡辺恒雄球団会長(83)が23日、堀内恒夫前監督(62)の参院選出馬に太鼓判を押した。東京ドームで巨人-広島戦を中曽根康弘元首相と観戦。試合後、堀内氏の夏の参院選での立候補について「当選確実だよ。それは間違いない」と上機嫌だった。
                       
[2010年4月24日0時37分]
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●逆の立場なら?

2010年04月27日 05時04分52秒 | Weblog


もっともな指摘ですね。逆の立場なら、「朝までなんとか・・」なんて深夜のテレビ番組で舛添氏は議員辞職を要求しそうです。要は金の問題なのですね。「国民第一」ではなく「(私の)お金・選挙第一」なわけです。

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【http://www.asahi.com/politics/update/
             0422/TKY201004220214.html】

舛添氏が離党届 改革クを「新党改革」に衣替えで調整
                        
2010年4月22日15時0分

 新党結成を表明した舛添要一前厚生労働相は22日午後、矢野哲朗前参院国対委員長とともに、自民党に離党届を提出した。新党に参加する国会議員6人も固まり、23日に結党会見を開く予定。舛添氏は夏の参院選の候補者を公募する考えで、党名は「新党改革」とする方向で調整している。
 新党参加者は舛添、矢野両氏のほか、自民党に離党届を提出済みの小池正勝参院議員、同党と国会で統一会派を組む改革クラブの渡辺秀央、荒井広幸、山内俊夫の各参院議員の4人。舛添氏は代表、荒井氏は幹事長に就任する見通し。
 舛添氏は離党届提出に先立って、国会内で記者団に「一番コストがかからないということで、いったん改革クラブに入らせていただき、これを新党に替える形の手続きになると思う」と述べ、まず改革クに入り、新党に衣替えする意向を表明。改革クが受け取っている政党交付金の一部を引き継ぐためだが、新党参加を拒否する議員もおり、調整が難航する可能性もある。
 舛添氏は参院選の対応について「(候補者を)広く一般から公募し、私たちが審査して、候補として適格ならば全面支援したい」と語った。
 一方、自民党の大島理森幹事長は22日午前、党本部で記者団に「舛添議員は(自民党の)比例代表として当選した。この政党の政治家のあるべき道として議員を辞職し、我が党に議席を戻したうえで新党に参画すべきだ」と舛添氏を批判した。
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 しかし、つくづく人望のない人です。以下の記事の通り。
 伊吹文明氏や町村信孝氏なんかにここまで言われるというのはすごいことでしょう。「膿み」ですって。石原慎太郎 都知事に「人望が無い」なんて言えた義理ではないようです。また、〝衣替え〟党では荒井広幸幹事長なんかと上手くやっていけるとはとても思えないです。

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【http://www.nikkansports.com/general/
    news/f-gn-tp3-20100422-621271.html】

「やっとうみが出た」…自民冷ややか

 自民党執行部を批判してきた舛添要一前厚生労働相が新党結成のため離党届を提出したことについて、自民内から22日、「やっとうみが出た」(伊吹文明元幹事長)などと、冷ややかな声が相次いだ。ただ、離党者続出で生じかねない動揺を抑えるための強気発言との見方もできそうだ。
 派閥会合で伊吹氏は「心から喜び賛意を表したい。残った者で一致協力する態勢ができた」と指摘。町村信孝元外相も「去る人は去る人で、引き留めたってしょうがない」と突き放した。
 谷川秀善参院幹事長は「人気が高く、目がくらんだのではないか。目が上にしかついていないヒラメみたいなものだ」と酷評。茂木敏充幹事長代理は新党の参加予定者を念頭に「数合わせの印象だ」と疑問を呈し、後藤田正純衆院議員は「季節外れの感は否めない。同床異夢のメンバーでは国民の支持は得られない」と述べた。
 一方、河野太郎幹事長代理は「残念だ。政策が全然違う人と一緒になるのは、ちょっとかわいそうだ」と表明。舛添氏が主宰してきた政策勉強会の関係者も「勉強会は続けるが、舛添氏がいないと人が集まらない」と、マイナスの影響を懸念した。(共同)
                     [2010年4月22日23時29分]
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●死刑判決よりも、違憲・合憲かを判断させよ

2010年04月26日 05時08分15秒 | Weblog

 最高裁およびマスコミによるタウンミーティングに重大な〝やらせ〟があったわけですから、重罪の刑事裁判で死刑判決を判断させるて裁判員にトラウマを負わせる前に、「裁判員制度は合憲」かどうかこそを裁判員制度で判断させるべきではないでしょうか?

 以下の記事の後半部分、全く納得がいきません。
 「対等に評議」? 検証されたのですか? 決をとる際に、多数の方には裁判官が必ず含まれていないといけないのではないのですか? それでも対等なんですか?
 「憲法が定める公平で迅速な裁判を受ける被告の権利」? 「迅速な裁判」とあるのですか? 不勉強で知りませんでした、素人なもので(そんな素人に「公平で迅速な裁判」など出来るとは思えない)。憲法が求めているのは「公平で正確な裁判」だとばかり思っていました。
 「一定の辞退を認め
」てるのですか? 検証は? 罰金で脅されて、辞退する術を知らない人ばかりなのではないですか? 「評議の内容に守秘義務を課す仕組みも「適正な刑事裁判のため必要不可欠だ」」なんて変でしょう? 罰金などで脅しておきながら、裁判員に守秘義務を負わせることが必要不可欠なんて無茶苦茶です。訓練を受けた職業裁判官がその義務を負うべきことでしょう。どう考えても弁護側の主張「国民に参加を強制し、基本的人権を侵害している」。
 「公判前整理手続きで争点を絞って集中審理を図る
」ことのどこが「公平で・・・裁判を受ける被告の権利」を犯していないのですか? (森達也著、『君が選んだ死刑のスイッチ』)「憲法で規定された「適正手続きの保障」(憲法三十一条)と「公平な裁判を受ける権利」(憲法三十七条)を侵害する可能性がある」点についてはどうなんですか?

 今後、マスコミと癒着している最高裁で争っても違憲判決なんて金輪際期待できないでしょう。

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【http://www.asahi.com/national/update/
             
0422/TKY201004220252.html】

「裁判員制度は合憲」、東京高裁が判断 殺人罪の控訴審
                      
2010年4月22日17時18分

 裁判員制度は憲法に違反するかの判断が争点となった刑事裁判の控訴審判決で、東京高裁(小西秀宣裁判長)は22日、合憲と判断した。裁判員制度そのものについて憲法判断を示した判決は全国で初めてとみられる。
 ・・・
 小西裁判長は、裁判を受ける権利を保障した条文について、戦前の旧憲法が「裁判官の裁判」を受ける権利と表記していたのに対し、現行憲法は「裁判所における裁判」を受ける権利を保障していると指摘。「立法者は、国民が参加する裁判を許容していた」と述べた。
 そのうえで制度上、法令解釈は裁判官が行い、有罪・無罪や量刑などの判断は裁判官と裁判員が対等に評議し、双方の意見を含むことなどからも、憲法が定める公平で迅速な裁判を受ける被告の権利は侵害されないと結論付けた。
 弁護側は、国民に参加を強制し、基本的人権を侵害しているとも主張した。しかし小西裁判長は「一定の辞退を認め、公判前整理手続きで争点を絞って集中審理を図るなど負担は必要最小限」と判断。評議の内容に守秘義務を課す仕組みも「適正な刑事裁判のため必要不可欠だ」と述べ、表現の自由を定めた憲法21条に抵触しないと述べた。(山本亮介、浦野直樹)
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●『首都圏生きもの記』読了(1/2)

2010年04月25日 04時48分47秒 | Weblog

『首都圏生きもの記』、4月に読了。森達也著。学研新書。2010年3月刊(第1刷)。

 帯より、

「都会は人間だけのものじゃない!/都会は人間が暮らすエリアだ。
 
でもこの環境に適応して暮らす生きものはたくさんいる。
 
プラナリア、クワガタ、ナナフシ!? 彼らを見ればいろいろなことが見えてくる。
 
首都圏に生息する生きものたちを、独自の視点で語る!」

 ちょっと驚くような知識の披露が随所に。それに加えて、「オウムドキュメンタリー放送禁止歌動物実験下山事件、それに最近では死刑問題などをテーマにしてきた印象があるためか、テレビ・ディレクター時代には硬派でジャーナリスティックな問題ばかりを扱ってきたのでしょうね、などと時おり言われる」(p.233)森さん独自の視点でのコメントが。

 『カッターでプラナリアを三等分!』。「・・・資本主義はダーウィニズム市場原理とは切り離せない。競争があるからこそ商品の性能は向上するし、価格も下がる。これが行き過ぎると弱者切り捨ての新自由経済になってしまうけど、・・・」(p.22)。「だって切断面の細胞は、どの方向の身体が欠損したかを認識していることになる。・・・/・・・ヘッジホッグ・・・」(p.32)。

 『身を挺して水を浄化するイトミミズ』。「・・・溶存酸素・・・。/・・・指標生物という。これに選定される条件としては、生育できる環境が極めて限定的であることだ。/河川などの水質階級マップ・・・強腐水性水域・・・」(pp.54-55)。

 『がんばれ皇居の外来種』。「・・・網に掛かった魚三千四百匹のうち、三千三百五十六匹をブルーギルとブラックバスが占めた。つまり九十八パーセントが外来種。・・・同じような状況の湖沼は日本中にある」(pp.66-67)。「・・・今生天皇は、「桓武天皇の生母が百済の武寧(ぶねい)王の子孫であると『続日本紀』に記されていることに、韓国との所縁(ゆかり)を感じています」と記者会見で公式に発言した。/・・・声を潜めて「タブーらしいよ」などと囁き合っていた天皇家と朝鮮半島との関係について、・・・まさしくカミングアウトした瞬間だ。/でもこの事実を覚えている人はあまりいない。なぜならテレビや新聞は、この発言についてほとんど報道しなかったからだ。/・・・天皇としては、相当に強い決意をした上での発言であるはずだ。これをスルーしてしまう方がよほど不敬じゃないかと思うのだけど。/・・・/あらゆるジャンルでグローバル化は進む。そして交雑する。ハイブリッドが進む。それはこの小さな国の宿命だ。無理に抗うことではない。自然さを回復するために不自然さを選択すべきではない」(pp.68-69)。

 『冬の畑の生きものたちと相転移』。「水をゆっくり冷やしてゆくと、零度を過ぎても液体のまま氷結しないという現象がある。過冷却だ。・・・成虫で越冬する虫たちのほとんどは、この過冷却能力が非常に大きい。彼らの血液には氷核形成物質が少なく(いい換えれば液体の純度が高い)、グリセリンや糖類などの凍害防御物質が多量に含まれているのだという。/・・・微かな物理的な刺激で一気に氷結する。それこそ数秒でみるみる凍るのだ。その逆が突沸。・・・やはり物理的な刺激で一気に沸騰する現象だ。日本の世相のあらわれかたによく似ているメディアによって一気に氷結し、あるいは沸騰する。・・・アザラシのタマちゃんへの善意溢れる熱狂が、・・・白装束集団・・・に対する過剰な危機意識とまったく同じ時期に現れたことは、とても象徴的だ。・・・つまりメディアという温度変化によって、この国は極めて相転移を起こしやすい。でもその自覚はあまりない。まあその自覚があるのなら、これほど安易に相転移を繰り返さないだろうと思うけど」(pp.122-123)。
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●『首都圏生きもの記』読了(2/2)

2010年04月25日 04時46分20秒 | Weblog

森達也著、『首都圏生きもの記』】

 『アヒルはカモ、ガチョウはガン』。「結局のところフセイン政権とアルカイダには関係などまったくなかったし・・・大量破壊兵器も見つからなかった。・・・ブッシュ・・・、この国は国際社会に先駆けて従属した。支援した。・・・。/つまり今のイラクの混迷の責任の一端はこの国にもある。当然ながら米軍の空爆で(あるいはその後のテロで)死んでいった多くのイラク市民に対して、この国は絶対に無関係ではない」(pp.132-133)。

 『史上最悪の苦手な生きもの』。「つまりムカデ・・・。スズメバチなど・・・同様にアナフィラキシー・ショックで重篤な状態になる場合がある」(p.141)。
 『セキュリティー意識の高揚とアシナガバチ』。「・・・アナフィラキシー・ショック・・・。・・・アシナガバチも同様だ」(p.177)。「安倍晋三元首相が「美しい時代」と形容した「三丁目の夕日」の時代の少し前である一九五四年、この国の治安は最悪だった。殺人事件の認知件数は・・・二〇〇九年は・・・。戦後最小だ。ここ十数年は毎年のように戦後最小を更新している。・・・彼らの天下り先を保障しなければならない。治安セキュリティーの業界が冷え込んだら困るのだ。/こうして危機管理意識が上昇するばかりの東京。いいよ。どんどんあがれ。僕は東京には住まないから」(p.173)。

 『首都圏生きもの記韓国篇』。「「ハトを現場に持って行ったらしいよ」/つい先日、旧知の新聞記者はそう言った。/「ハト?」/「そう、伝書バト」/・・・/「戦後だよ。だってメールどころかFAXもないのだから・・・」・・・/中には周囲の動きに同調してしまうハトもいるらしい。つまり「空気を読みすぎる」ハト。だから時おり読売のハトが朝日のハトの動きにつられたり、あるいは毎日のハトが共同通信のハトを誘導してしまったりすることも、少なからずあるようだ。そうなると抜かれる。大事な記事を落とす。だから優秀なハトを育成することは、当時の新聞社にとって死活問題だったという」(pp.148-149)。

 
『ヒキガエルの国へのご招待』。「ヒキガエルを好んで捕食するヤマカガシは、・・・ヒキガエルの毒を体内に貯めて、頸部から分泌される毒として再利用・・・」(p.159)。UMA(p.166)。

 『外国産バイキングに舌鼓のサギ』。「確かに国産のメダカやタニシ、ザリガニなどは、絶滅危惧種かそれに近い状態だ。外来がいないことにはサギたちの生活は成り立たない。何となく食料自給率が極度に低いこの国の人間社会と重複する。かつて・・・彼らのえさは国産のカエルやドジョウやザリガニだったはずだ。でももう国産はほとんどいない」(pp.216-217)。サギが希少種あるいは絶滅危惧種だったらというおとぎ話(p.219)。マスコミや国家のバカ騒ぎ・から騒ぎ。
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●『日本の公安警察』読了(1/2)

2010年04月24日 07時07分05秒 | Weblog

日本の公安警察』、4月に読了。青木理著。講談社現代新書。2000年1月刊(2004年10月、八版)。

 「1章 厚いベールの内側」、「2章 特高から公安へ」、「3章 監視・尾行から工作まで」、「4章 公安秘密部隊」、「5章 戦後の公安事件簿」、「6章 オウム・革マル派との〝戦い〟」、「7章 警察の外にある公安」、「8章 監視社会と公安警察」。

 
オウム真理教事件でも使われた手口。「公安警察内で「転び公妨」と呼ばれる手法がある。・・・/日本国内に潜入していた日本赤軍メンバー、丸岡修が・・・逮捕されたのは・・・、典型的な「転び公妨」だった」(p.34)。

 GHQの策略・謀略。「一九四九年は、いわゆる公安事件が続発した年だった。下山事件(七月五日)、三鷹事件(七月一五日)、松川事件(八月一七日)・・・・・・。いずれをとっても謀略の色が濃く、・・・「キャノン機関」が実行に関わったと指摘されるなど、今も多くが謎に包まれている事件ばかりだ」(p.52)。
 「A級戦犯として公職追放されていた岸信介らが追放解除されたのは、一九五一年八月六日のことだった」(p.56)。

 「一方、安保闘争の高揚に〝呼応〟する形で右翼によるテロ事件も続発する。/一九六〇年一〇月一二日、・・・浅沼社会党委員長が聴衆の面前で一七歳の右翼少年に刺殺された。・・・さらには六一年二月一日、雑誌「中央公論」に掲載された深沢七郎の小説「風流夢譚」が、皇室を侮辱した内容であるとして中央公論社長の家に押し入り、お手伝いを殺害し嶋中夫人にも重傷を負わせた、いわゆる「風流夢譚」事件が起きる」(p.68)。

 奇々怪々な「菅生(すごう)事件」という謀略とその後の無茶苦茶な経緯、〝爆弾犯の異常な出世(pp.108-116)。「・・・当時国家地方警察大分県本部に所属する公安警察官だった。・・・事件は一転して、公安警察による謀略事件だった疑いが浮上した。/・・・〝オトリ捜査〟・・・。/・・・共産党員らに有罪を言い渡した原判決を破棄し、全員無罪の判決を下した。/寒村で突如として起きた「共産党員による駐在所爆破事件」は、地元の共産党周辺へと投入された公安警察官らによる謀略事件だったのである。/・・・大分地裁は戸高を爆発物取締罰則違反で起訴し、その後福岡高裁も戸高の有罪を認定したが、結局は「爆発物に関する情報を警察の上司に報告したことが自首にあたる」として刑を免除される。驚くべきはこの後の戸高に対する処遇だった。警察庁は有罪判決からわずか三カ月後、警部補として復職を認めたのである。/・・・/復職後の戸高は警察大学校教授、警察庁装備・人事課長補佐などを歴任して警視の地位まで昇任。八五年、警察大学校術科教養部長を最後に退官したノンキャリアの公安警察官としては異例の出世だった。/・・・「パチンコ疑惑」・・・参院予算委員会で、再び「戸高・・・」の名前が物議を醸す。・・・警察OBが占める「たいよう共済」の常務に問題人物が就任・・・。戸高・・・のことだった。・・・こんなところにも顔を出している。・・・菅生事件の〝亡霊〟は事件から四〇年以上を経ても警察組織の中枢でひっそりと息づいていた。そしてプリベイドカードは、今も巨大な警察利権の一つとして指摘されている」。斎藤茂男(p.112)。

 盗聴。「中野の警察大学校に本拠を置く「サクラ」部隊は、そんな秘密工作活動を発足以来三〇年以上にわたって延々と、そして水面下で続けてきた。だが一九八六年、組織に大きな転機が訪れる。共産党の緒方国際部長宅盗聴事件の発覚である。/・・・/緒方側の申し出を受け、NTT職員は現場を所轄する警視庁町田署に事実関係を通報した。しかし、到着した町田署員は緒方側から事情を聴くと近所で長時間の電話をし、緒方らに対して「警察は静観する」と言ったきり捜査に乗り出すことを拒否。NTT側が一一月二八日、同署に告発したにもかかわらず、これを受け取らず、翌二九日になってようやく受理した。/ところが一二月一日になると突如として実況見分を実施し、大量の〝証拠品〟を持ち帰ってしまう。極めて不透明な形で行われた見分は証拠隠滅すらうかがわせるものだった」(pp.126-133)。当時の検察総長伊藤榮樹氏のたとえ話・おとぎ話。損害賠償請求訴訟では賠償が命じられ、高裁でも勝訴、国側の上告断念で判決は確定。

 「過去の「サクラ」あるいは「チヨダ」のキャップ=裏理事官・・・。裏理事官に就任するのはすべてがキャリアの警察官僚である。・・・/最近で最も著名な裏理事官経験者は衆院議員の亀井静香だろう」(p.143)。
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●『日本の公安警察』読了(2/2)

2010年04月24日 07時03分43秒 | Weblog

青木理著、日本の公安警察

 寺澤有さんのこと? 「最近では捜査情報の漏えいをめぐり、情報源を突き止めるため、監察チームがあるジャーナリストを追尾していたところ、発覚してもめ事になる騒ぎもあった。ある公安警察官によれば「昔なら信じられない失敗。質の落ちた稚拙な追尾が原因」という」(p.147)。

 自民党との癒着。「・・・警察に強い影響力を持つ代議士の剛腕ぶりと警察情報が無縁であるとは思えない。/・・・公安警察の本旨が「体制の擁護者」である以上、・・・。/・・・/「情報は、大物政治家や警察OBの代議士に流れているというのが、仲間内での公然の秘密であった。元来、秘密のベールに包まれているはずの『第四係』の懇親会終了後に自民党選出の国会議員が顔を見せるというのも、警察と自民党との癒着を物語るものであろう」・・・」(p.148)。

 右翼と公安警察の「親しげな様子」(pp.150-161)。児玉誉士夫(p.150)。「・・・警察の警備の不足を右翼によって補おうとした首相・岸信介が・・・を通じて児玉に働きかけ、児玉は警察当局と打ち合わせて計画を練ったとも言われる」。鈴木邦男さん(p.151、152)。「「反共」ゆえに「親米」に転化し、自民党政府や財界と密接な関係を有していた既存右翼に対し、「反米」を鮮明に登場したのが新右翼だった」(p.154)。
 朝日新聞社襲撃事件での小尻知博記者殺害(pp.155-156)。

 〝教本〟表紙の写真(p.149)。「企業連続爆破事件の犯行前に東アジア反日武装戦線〈狼〉が発行した「・・・教本」の『腹腹時計』」(p.149、171)。
 日本赤軍の重信房子さん(p.167)。東アジア反日武装戦線〈狼〉〈大地の牙〉〈さそり〉(p.169)。「大道寺将司、あや子、佐々木規夫ら〈狼〉グループ」。松下竜一さん『狼煙を見よ』(p.171)。

 微罪・別件の乱発。「・・・公安警察は全国でオウム殲滅戦・・・。/・・・ありとあらゆる手法が駆使されて片っ端から逮捕された。公務執行妨害はもちろん、カッターナイフを所持していれば銃刀法違反、ビラをまきにマンション敷地内に入れば建造物侵入、駐車違反や車検切れなど極めてまれな逮捕も続いた。・・・大半が微罪だった」(p.179)。

 監視社会Nシステムに出会うたびに不快。エンジニアの移動を〝監視〟する会社について、「・・・形容しがたい不快感がわき上がってきた。いくら効率的だろうと、一日の自分の移動状況がすべて監視されているなどというのは尋常なことではない。/テクノロジーの発達と裏腹に制限されるプライバシー。・・・公安警察が縦横無尽に駆使し始めたらどうなるか。そんな不吉な予感もわき上がる」(p.241)。
 「「自動車ナンバー自動読み取りシステム」。通称「Nシステム」。・・・/・・・データは警察庁をはじめとする警察組織のどこからでも検索可能で、調べようと思えば目的や時期を問わず、誰が所有する車両であろうと、その移動状況を容易に把握できるということになる。/・・・九七年末段階で幹線道路を中心に約四〇〇カ所・・・。市民団体などの調査によると・・・全国で566ヵ所に設置され、今も毎年約五〇台ものペースで増え続けているという。費用は一台で約一億円!!(pp.241-244)。これこそ事業仕分けすべきでしょうに。「・・・これほど巨大な監視のシステムを警察に与えてしまうのは絶対に好ましくない。・・・/・・・必要と思われる場面で後手に回りつづけ、硬直化した作業に膨大な人員と金をつぎ込んできた公安警察の生態を考えればそれはあながち杞憂とは言えまい。/・・・最近のNシステムは、本州の日本海側や沖縄、あるいは自衛隊の演習地近くなど、犯罪捜査の有益性よりも公安警察的発想による新設が急増しているというのだ」(p.246)。

 国民総背番号制の〝実験〟が島根県出雲市で既に実施(p.251)。

 参考文献として斎藤貴男『プライベートクライシス』(p.262)。
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●感覚麻痺

2010年04月23日 04時34分41秒 | Weblog


一昨日のブログに関連して、パン屋の元都議後藤 雄一さんの「今週の日記2010年4月20日(火)」(http://www.gyoukaku110ban.jp/diary/nikki-index.html)の〈ぼやき〉に、

 『
今朝の東京新聞/筆洗/石原慎太郎新井将敬、そして「黒いシール事件!!
  が書かれている27年前の事件を思い出した。(クリックしてください)/
  新銀行オリンピック招致たちあがれ日本、/つぎの思いつき?は何だろう?/
  迷惑な人だ!!早く消えて・・・!!!

とあった。
 全く同感である。東京新聞の「筆洗は以下の通り。

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【http://www.tokyo-np.co.jp/article/
 column/hissen/CK2010042002000065.html】

【コラム】筆洗 2010年4月20日

 若手の論客として知られた新井将敬という政治家がいた。東大卒、旧大蔵省のキャリア官僚出身のエリートだったが、株取引での利益供与を要求した証券取引法違反容疑が浮上し、衆院が逮捕許諾の議決をする直前に自らの命を絶った在日韓国人として生まれ、十六歳の時に日本国籍を取得した新井氏は一九八三年に旧衆院東京2区から初出馬、落選した際に悪質な選挙妨害を受けた。選挙ポスターに「元北朝鮮人」などと書いた黒いシールを大量に張られたのだそれを思い出したのは、永住外国人への地方参政権付与に反対する集会で、石原慎太郎東京都知事が「(帰化した人や子孫が)国会はずいぶん多い」などと発言したからだ選挙区内の新井氏のポスターにせっせとシールを張って歩いたのは、同じ選挙区の現職だった石原知事の公設第一秘書らだった。「それ(帰化)で決して差別はしませんよ」と集会で知事は語ったが、彼の取り巻きが過去にしでかしたことを思い起こせば、そんな発言を誰が信じよう与党幹部には帰化した子孫が多いという発言の根拠はインターネットだという。そりゃあ、石原さん、いくらなんでもちょっと無責任すぎるよと言いたくなるあからさまな差別的発言を大きく報道したメディアは本紙だけだった。「またいつもの放言と取材側がまひしているならかなり深刻だ
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●大丈夫か?

2010年04月22日 04時23分19秒 | Weblog

kikulogへの投稿のコピペ。一読、大丈夫か? が素直な感想。
 もちろん、どこにでも変な人は居ますし、「信じることが目的」化した方も居るでしょうが・・・9・11陰謀論を今どきね~。最高学府で、まったく困ったものです。朝日新聞もどんなな立ち位置で取材したんでしょうかね? それにしても、きくちゆみ氏とその取り巻き、ジャーナリストでありながら成澤氏ら、いつまで続けるつもりなんでしょうか。

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【http://www.cp.cmc.osaka-u.ac.jp/
       ~kikuchi/weblog/index.php?
          
UID=1245280799#CID1271082945】

----きくちゆみのブログのコメント欄のきくちゆみの書き込みより引用
京都大学の西牟田先生が911事件のことで(4月18日に京大で911事件の検証の企画を主催しているので)朝日新聞の取材を受けました。日本の学者の中でこの問題で私と同じ認識に立っている人、そして、そのことを公にしている人はまだ少数ですが、確実に増えてきています。京大で私が講演し、しかも翌日は、大学院生に授業をするなんて、画期的です。
----引用終了
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●反対集会の〝濃い〟議員さんたち

2010年04月21日 01時21分45秒 | Weblog

郵政民営化反対や死刑廃止議連では大いに評価できるのにな・・・。都知事相変わらずな差別発言「帰化された人や、お父さんお母さんが帰化された、そのお子さんという議員はいますか」、「与党を形成しているいくつかの政党の党首とか、大幹部は多い」: http://www.asahi.com/politics/update/0418/TKY201004170390.html)は問題外としても、亀井議員以下のような発言を聞かされると、郵政民営化反対や死刑廃止とのギャップが大きすぎて戸惑うばかり。すべての発言・行動を支持できるような政治家がいる訳はないでしょうが、ちょっと残念。
 それにしてもなぜ反対しているのかさっぱりわかりません。特に、「永住外国人への地方選挙権付与法案」がなぜ『選挙第一』なのでしょうね? 右派の票の取りあいという意味では、そっちこそ『選挙第一』で、全く『生活第一』なんてどうでもよい、と云う風に聞こえるのですが? 右派票の取りあいなんてやっていて大丈夫ですか、安倍元首相みたいになっちゃいますよ。

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http://www.tokyo-np.co.jp/article/
 politics/news/CK2010041802000069.html


外国人参政権 反対集会に与党議員            
2010418日 朝刊

 鳩山政権が成立を目指す、永住外国人への地方選挙権付与法案に反対する集会が十七日午後、都内で開かれ、与党からも国民新党代表の亀井静香金融・郵政改革担当相や民主党の松原仁衆院議員らが参加し反対意見を表明した。
 亀井氏は「外国人選挙権は日本を滅ぼす。国民新党が拒否権を発動しているから今国会で成立はしない」と強調。松原氏は「欧州は選挙権付与が盛んだという議論があるが、日本では通用しない。私は明快に反対」とあいさつした。
 野党側では自民党の大島理森幹事長が「日本の主権を守らなければならない」と表明。新党「たちあがれ日本」の平沼赳夫代表も「命を懸けて闘う」と強調した。みんなの党渡辺喜美代表も「民主党は『生活第一』と言いながら『選挙第一』じゃないか」と批判、選挙権付与は選挙対策との見方を示した。
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●国労組合員恣意的不採用問題、一歩前進

2010年04月20日 02時13分36秒 | Weblog

中曾根中曽根)内閣時代の国鉄分割・民営化の際、国労組合員に対して行われたとんでもない横暴・差別。asahi.comに出ていた記事です。20年以上経過し、漸く一歩前進でしょうか。どこまで実行性があるのかは疑問ですが・・・。
 当時、当事者だった○○にあげた「鎌田慧著『国鉄処分 ~JRの内幕~』(講談社文庫)」(と城山三郎著「粗にして野だが卑ではない」――石田禮助の生涯」)をどうしたんだろう・・・。そんなことを懐かしく思い出した。

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【http://www.asahi.com/politics/update/
             0409/
TKY201004090245.html】

JR不採用、組合側が解決案を受諾 23年ぶり決着へ
                       
2010年4月9日13時35分

 1987年の国鉄分割・民営化に反対した国鉄労働組合(国労)の組合員ら1047人がJRに不採用となった問題で、与党3党と公明党の実務者は9日午前、組合員側に政治解決案を提示した。1人平均約2200万円の和解金などを支払うとともに、JR各社に雇用への協力を要請することが柱で、組合員側は受け入れることを決めた。
 和解金などの総額は約200億円。組合員側は同日、関係団体の代表者が集まり、解決案を受け入れるかどうか協議した。所属組合による「採用差別が問われた長年の懸案が、23年ぶりに解決することになった。
 4党は3月18日、和解金を平均約2400万円とする解決案を政府に提出。その際、前原誠司 国土交通相は前向きな姿勢を示していたが、政府内から異論が出て200万円減額された。和解金などは、旧国鉄職員の年金支払いなどに充てられている独立行政法人「鉄道建設・運輸施設整備支援機構」の特別会計「特例業務勘定」から支出する。
 雇用について当初の4党案は、JR北海道、九州を中心に200人程度の採用を要請するとしていた。この日示された解決案では「政府はJRへの雇用について努力する。ただし、JRによる採用を強制することはできない」として、人数を明示しなかった。雇用について、JR各社は拒否する姿勢を変えていない
 この問題では、国鉄清算事業団が90年に1047人を解雇し、業務を引き継いだ支援機構を相手に、組合員側が損害賠償などを求めて訴訟を続けている。
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●ASIOSの新刊!(1/2)

2010年04月19日 05時05分34秒 | Weblog


ASIOSから新刊・続巻『謎解き超常現象Ⅱ』が発売されました
。一昨日はまだ本屋になく、購入できていませんがとても楽しみな一冊。ASIOSのブログから本城さんの記事をコピペ。「【第4章】科学という名の落とし穴「疑似科学」の真相」が楽しみです。特に「水伝(みずでん)」。

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【http://asios-blog.seesaa.net/article/
                        
146682260.html

                           2010年04月16日
ASIOSの新刊『謎解き超常現象』が出ます

 本城です。
 お待たせしました。ASIOSの新刊『謎解き超常現象2』(彩図社が出版されます。

 今回も前作に引き続き、定番ものから新しい事件、不可解さが残る事件まで、全部で42の超常現象を扱うようにしました。ただ今回は前作よりもマイナーな事件や埋もれた事件を多めに扱っているのがひとつの特徴です。また前作同様、(気づいてくださる方は少ないのですが・・・)定番ものでも類書にない情報が入っていることがあります。深く探求したい方は、そういった点もチェックしていただければ幸いです。

 本書の執筆者は、50音順に、秋月朗芳さん蒲田典弘さん、ナカイサヤカさん、寺園淳也さん、長澤裕さん、羽仁礼さん、原田実さん本城達也皆神龍太郎さん山本弘さん横山雅司さんの総勢11名。
 Amazonでは予約受付中、書店の方でも明日には店頭に並ぶと思います(今回の表紙は赤です)。詳しい目次は下記のとおり。私個人としては一読者として読んでも、とても面白く、参考になる本でした。自信を持ってお勧めできます。ぜひお読みください。

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「はじめに」本城

【序章】迫る! 地球滅亡の時「2012年問題」の真相
.惑星ニビルは「破滅の星」か?【人類に訪れるアセンションの時】(寺薗)
.惑星マルドゥクの接近【その他の2012年問題をブッた切る】(羽仁)

【第1章】常識外れの神秘の出来事「怪奇・超常現象」の真相
3.石川県で降ったオタマジャクシ【空から降った奇妙な〝雨〟】(本城)
4.「ええじゃないか」の真相【日本で最も有名なファフロツキーズ事件】(皆神)
5.テレポーテーションした山小屋【驚愕、冬の月山で山小屋が移動した!】(蒲田)
6.池袋のポルターガイスト【江戸時代の奇妙な都市伝説】(原田)
7.タクシーに乗る幽霊【振り返ると乗客は消えていた……(山本)
8.サースクの死の椅子【座ると命が奪われる】(ナカイ)
9.北西航路の伝説『オクタビウス号』
        【凍りついた船員を乗せて海をさまよう難破船】(ナカイ)
10.ツタンカーメンの呪い【発掘者が次々と謎の死を遂げる】(本城)
11.呪われたホープダイアモンド【所有者に死と不幸をもたらす宝石】(ナカイ)

【第2章】人智を超えた奇跡の力「超能力」の真相
12.『マダム・モンタージュ』のデタラメ
        【自称FBI超能力捜査官の透視能力者】(皆神)
13.ネラ・ジョーンズは本物か?【あの人物も認めた霊能力者】(本城)
14.バラート・クラーラの霊視【奇跡の敵中率を誇る霊能者】(山本)
15.ガラスの涙を流す少女【神が与えた奇跡の涙】(本城)
16.神秘、インドのロープ魔術【宙づりのロープをスルスルと登る】(山本)
17.誰でもできる雲消しゲーム【波動を飛ばして雲を消す】(山本)
18.腸チフスのメアリ【疫病と呼ばれた女】(ナカイ)

つづく

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●ASIOSの新刊!(2/2)

2010年04月19日 04時56分06秒 | Weblog


つづき

【第3章】空飛ぶ円盤の襲来「UFO事件」の真相
19.自衛隊の戦闘機と衝突したUFO【自衛隊機が未確認飛行物体と接触】(山本)
20.遊園地上空に出現したリング状UFO【某アニメの使徒が米国に襲来】(山本)
21.ワームホールから出現するUFO【異空間から現れた未確認飛行物体】(山本)
22.「残りもの」のUFO事件【解明不能の奇妙な事件(1)(秋月)
23.UFO事件最大の謎『ジル神父事件』【解明不能の奇妙な事件(2)(秋月)

【第4章】科学という名の落とし穴「疑似科学」の真相
24.脳は10%しか使われていない?【人間の脳に隠された未知の力】(山本)
25.「水からの伝言」の真実 【水が人間の意識を理解する?】(長澤)
26.マイナスイオンの真っ赤な嘘【人間に癒しをもたらす自然の力】(長澤)
27.実は危険なホメオパシー【日本でも密かに浸透している代替療法】(長澤)
28.グリセリンの結晶化【シンクロニシティの代表例】(蒲田)
29.フリーエネルギーは存在するか?
              【無尽蔵に取り出せる理想のエネルギー】(長澤)
30.人類の母『ミトコンドリア・イブ』
              【全人類はたった1人の女性の子孫だった】(横山)

【第5章】 怪奇、未知なる生物の発見「UMA騒動」の真相
31.「ニューネッシー」の正体【トロール船が引き揚げた謎の死骸!】(横山)
32.謎の生物、エイリアンフィッシュ【食べられてしまった宇宙人】(横山)
33.幻の怪蛇ツチノコ伝説【賞金もかけられたUMA界の人気者】(横山)
34.パナマの怪生物 「ゴラム」【実在したファンタジー世界の怪物】(横山)
35.南米の怪物『獣人モノス』【奥深い峡谷に潜む謎の生物】(横山)

【第6章】太古に栄えた驚異の文明「超古代文明」の真相
36.超古代文明は核戦争で滅びた【古文書に残された核の痕跡】(原田)
37.アンティキテラの機械【紀元前に作られた脅威の精密機械】(原田)
38.『ピリ・レイスの地図』の正体
         【未到達のはずの南極大陸が描かれた古地図】(原田)
39.古代エジプトの電球【今から2000年以上前に電球が存在した】(原田)
40.大ピラミッド・クフ王建造説は嘘?【古代史の常識は間違いだった】(原田)
41.ギザの大ピラミッド建造法の謎【王墓に秘められた神秘の技術】(原田)
42.『をのこ草紙』は予言の書か?【280年前に書かれた古文書の謎】(原田)

「おわりに」(本城)
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