【『●青木理さん『情報隠蔽国家』…「客観的な事実すら隠蔽し…』↑】
リテラの記事【日大アメフト部よりヒドい! 安倍首相が次から次へとデタラメ答弁、安倍の嘘を必死に庇う側近たち…もはやカルトだ】(http://lite-ra.com/2018/05/post-4029.html)。
《決裁文書の改ざんだけではなく、交渉記録を昨年2月下旬に破棄するよう命じていた──。昨日、国会に森友学園との交渉記録を財務省が提出したが、あらためて、犯罪的な行為によって国民を欺いてきた実態が浮き彫りとなった》。
《嘘をつく、他人事を決め込む、シラを切る。こうした安倍首相の態度》、《無理のある嘘のために支離滅裂の状態に陥っている》、《熟考なく嘘のためにその場しのぎで飛びついている状態》、《「安倍昭恵案件」であったという事実》…それに右往左往で、《そんな“錯乱総理”を取り巻く側近たちも必死だ》。
リテラの素晴らしい記事のタイトルが全てを物語る。《もはやカルト》…取巻き連中の「滅公奉私」、《愛僕者》アベ様への滅公奉「僕」。カルト集団。 《根拠は「総理が言っているから」……。もはやこの国の総理はカルト教団の教祖のような絶対的存在となっているらしい》。《トップの絶対的権力者が嘘をつき、罪を押し付け、「それは違う」と勇気ある告発者が声を上げるが、取り巻きがあからさまな嘘でトップを庇う──》。
《この国の民主主義を滅茶苦茶に壊しつづけている悪党政権》に何の怒りも感じず、相変わらずの内閣支持率の高止まり。3割を越える人が《悪党政権》を支持しているそうだ…、救いようのない国ニッポン。
『●《愛僕者》らの暴走と無責任さを放置して平気?
野党の批判の前に、《愛僕者》や与党・癒党の批判を』
「与党自公、癒党お維キトの批判の前に、野党を批判する不思議な
人たちがいる。小泉ジュニア氏らやアベ様広報紙・誌の広報官の皆さんだ。
《進展がないからと野党の攻撃能力を批判するのではなく、
「真摯(しんし)で丁寧に説明する」という首相・安倍晋三の言葉を
与党が実行すればいいのだ》、《当事者が国会に出頭し正直に話せば
いいだけなのだが、その出頭を阻んでいるのが自民党の予算委員会理事
たちや国対幹部たちである》、《論より結果を導き出せないのは野党ではなく
与党の拒否にある》。与党自公や癒党お維キトと、付ける薬の無い《愛僕者》
(©浜矩子さん)らの問題」
『●タンカ記念日と15年「「獣医学部いいね」と安倍さんが言ったから、
2月25日は加計記念日」で滅公奉僕』
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【http://lite-ra.com/2018/05/post-4029.html】
日大アメフト部よりヒドい! 安倍首相が次から次へとデタラメ答弁、安倍の嘘を必死に庇う側近たち…もはやカルトだ
2018.05.24
(首相官邸ホームページより)
決裁文書の改ざんだけではなく、交渉記録を昨年2月下旬に破棄するよう命じていた──。昨日、国会に森友学園との交渉記録を財務省が提出したが、あらためて、犯罪的な行為によって国民を欺いてきた実態が浮き彫りとなった。
しかし、そんななかにあって、安倍首相は呆れるような発言を連発している。
たとえば、昨日おこなわれた衆院厚生労働委員会では、こんなことを言い出した。
「国会答弁との関係で文書を廃棄することは不適切であり、誠に遺憾だ」
「国民の信頼回復に向けて私も、その責務を果たしていく決意だ」
「誠に遺憾」って、何を第三者ぶっているのだろうか。ようするに、安倍首相は「文書の改ざんも破棄も財務省理財局が勝手にやったこと」と言わんばかりに他人事を装ったのだ。
だが、公開された交渉記録からわかったことは、これが「安倍昭恵案件」であったという事実だ。昭恵夫人付職員だった谷査恵子氏は2度にわたって財務省に電話をかけ、「安倍総理夫人の知り合いの方」「安倍総理夫人が名誉顧問に就任した開校予定の小学校」(ママ)として森友学園の国有地賃料の優遇措置を迫っていたのである。
その上、谷氏は財務省に対して「総理夫人に照会があり、当方からお問い合わせさせていただいた」と話したことも記されていた。安倍首相は今年4月11日の衆院予算委員会で、財務省への働きかけについて、今井尚哉首相秘書官が谷氏に聞き取った結果、「籠池氏側から妻に留守電が幾度となくあった後、谷さんが自発的にやったもの」と説明していたと答弁したが、これも交渉記録によって“嘘”だったことが判明したのだ。
こうした記録を、理財局職員の意思決定だけで破棄するなどということは到底できるはずがない。昭恵夫人の関与が裏付けられる記録が含まれていたことを考えれば、決裁文書の改ざん同様、記録の破棄もまた官邸からの指示によるもので、そのきっかけとなったのは、昨年2月17日に安倍首相が口走った「私や妻が関係していたということになれば総理大臣も国会議員も辞める」という答弁に違いない。それを安倍首相は、自らが犯罪的行為の元凶であるにもかかわらず、「信頼回復の責務を果たす」などと宣っているのである
加計氏との面談を「官邸記録で確認」→「首相動静で確認」と嘘に嘘を重ねる安倍首相
嘘をつく、他人事を決め込む、シラを切る。こうした安倍首相の態度は、加計学園問題でも発揮された。やはり昨日の衆院厚労委員会で、愛媛県の新文書において安倍首相が「獣医大学はいいね」と述べたと記述されている2015年2月25日の加計孝太郎理事長との面談について、こう否定したのだ。
「首相動静などで調べるしかないが、それを見るかぎりお目にかかっていない」
既報で詳しく述べたとおり、首相動静には「穴」があるし、官邸サイドが面談相手によってオープンか非公式かを選択している。首相動静はまったく「会っていない」ことの根拠にはならないのだ。
だが、驚いたことに、安倍首相は昨日、同委でこうも答弁したのだ。
「加計理事長と会った回数は首相動静で確認できたものが計14回。
(首相動静以外に)Facebook等、国会議論、写真で確認できたのは5回あった」
「(首相動静は)必ずしもすべての方々が公表されるわけではない」
自分から「首相動静が根拠だ!」と言っておいて、自分で「首相動静はあてにならない」と認める。──いかに安倍首相が、無理のある嘘のために支離滅裂の状態に陥っているかがよくわかるだろう。
実際、安倍首相は愛媛県の新文書が公表された翌朝、加計理事長との面談を否定した際、「念のため、昨日、官邸の記録を調べたが、確認できなかった」と述べた。だが、官邸の入館記録は速やかに「破棄」していると菅義偉官房長官らが説明してきたもの。それを、安倍首相は「調べた」と言ってしまったのだ。
そのため、安倍首相の発言後におこなわれた午前の定例記者会見で菅官房長官は、「入邸記録は業務終了後速やかに廃棄される取り扱いとなっており、残っているか調査をおこなったが、確認できなかった。残っていなかった」と破棄済みだと念押し。安倍首相も午後の答弁では「官邸の入館記録は面会終了後、廃棄される。念のため調査した」と発言を付け加えて“修正”をはかった。首相動静を言い訳に使ったことと同じで、熟考なく嘘のためにその場しのぎで飛びついている状態なのだ。
日大アメフト部そっくり!“支離滅裂”総理の嘘を、側近たちが更なる嘘で必死に庇う
そんな“錯乱総理”を取り巻く側近たちも必死だ。安倍首相と加計理事長が2015年2月25日に会っていないとする、その根拠を野党側が参院予算委員会理事懇談会で指摘したことを受け、きょう、内閣官房が回答書を出したが、そこには、こう書かれていた。
〈ご指摘の点については、総理より「ご指摘の平成27年2月25日に
加計理事長とお会いしたことはありません。」と申し上げているところに
尽きるものと存じます〉
根拠は「総理が言っているから」……。もはやこの国の総理はカルト教団の教祖のような絶対的存在となっているらしい。しかし、その教団に入信していない国民からすれば、こんな馬鹿げた回答はない。だが、これがれっきとした安倍内閣官房からの「回答」なのである。
トップの絶対的権力者が嘘をつき、罪を押し付け、「それは違う」と勇気ある告発者が声を上げるが、取り巻きがあからさまな嘘でトップを庇う──。森友も加計もこうした展開が繰り広げられてきたが、これはまさに、いま大きな注目を集め、多くの人が怒りに震えている日本大学アメリカンフットボール部の事件とそっくりの事態だ。
公文書の改ざんに破棄、そして証拠を提示することなく自分の主張をがなり立てるだけの自己中総理とその取り巻きたち。そうしてこの国の民主主義を滅茶苦茶に壊しつづけている悪党政権に対して、しっかりと怒りを示さなくてはいけないのだ。
(編集部)
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【青木理さん『情報隠蔽国家』…「客観的な事実すら隠蔽し…ねじ曲げて恥じない為政者たちの姿」を報じも… ↑】
ニッカンスポーツのコラム【政界地獄耳/「異次元」で「問題ない」 与党の理屈】(https://www.nikkansports.com/general/column/jigokumimi/news/201805150000207.html)と、
【政界地獄耳/防衛省と日大アメフト部の体質は同根】(https://www.nikkansports.com/general/column/jigokumimi/news/201805250000236.html)。
《野党の攻撃能力を批判するのではなく、「真摯で丁寧に説明する」という首相・安倍晋三の言葉を与党が実行すればいいのだ…当事者が国会に出頭し正直に話せばいいだけなのだが、その出頭を阻んでいるのが自民党の予算委員会理事たちや国対幹部たちである…論より結果を導き出せないのは野党ではなく与党の拒否にある》。
《★日大の対応の悪さなどに、多くの国民は憤りを感じているし、批判も多い。しかし企業や警察、防衛省などは、絶対命令や理不尽な命令にも、忠実なものをかわいがる傾向がある。就職でも、体育会の学生は好調と聞く。これは日本社会の体質になりつつあるのではないか。不安が募る》。
与党自公、癒党お維キトの批判の前に、野党を批判する不思議な人たちがいる。小泉ジュニア氏らやアベ様広報紙・誌の広報官の皆さんだ。
《進展がないからと野党の攻撃能力を批判するのではなく、「真摯(しんし)で丁寧に説明する」という首相・安倍晋三の言葉を与党が実行すればいいのだ》、《当事者が国会に出頭し正直に話せばいいだけなのだが、その出頭を阻んでいるのが自民党の予算委員会理事たちや国対幹部たちである》、《論より結果を導き出せないのは野党ではなく与党の拒否にある》。与党自公や癒党お維キトと、付ける薬の無い《愛僕者》(©浜矩子さん)らの問題。
《公明党代表・山口那津男が「国家戦略特区の制度を用いて四国に獣医学部を新設し、すでに開学をして学生が学び始めている。(国会で)議論することがどんな国政上の意味があるのか」》だって?、平和を愛するらしい学会員の皆さん、これで本当にいいの? 《愛僕者》による人治主義国家の政権内部で、公明党議員は腐敗しきっている。その代表・山口那津男氏も、権力の旨味を味わい続けたくてしょうがないらしい。
東京新聞の記事【柳瀬氏答弁、納得せず75% 働き方法案不要68% 共同世論調査】(http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2018051490065834.html)によると、《内閣支持率は38・9%で、四月十四、十五日の前回調査から1・9ポイント増。不支持は50・3%だった》…そうだ。
与党自公、癒党お維キト支持者の皆さんや眠り猫な皆さんの情けなさ。この落ちるとろまで堕ちた情けない政権下、内閣支持率38・9%…いったいどんな思考なの?
『●彼/彼女らにこそ「超監視」を!
「市民総出で見張り、がんじがらめにしておかなければ、危険すぎる」』
《愛僕者》アベ様の《僕難》…取巻き連中の異様な滅公奉私・滅公奉僕。それでも、こんな政権を支持できるのね?
『●アベ様のオトモダチへの依怙贔屓…
呆れるほどの「屁理屈」も辞さずの「異例の「滅公奉私」」(東京新聞)』
東京新聞の記事【複数選手「指示あった」 日大アメフット部父母会 前監督ら会見に憤り】(http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/list/201805/CK2018052502000138.html)によると、《保護者でつくる父母会は二十四日、反則行為について内田正人前監督らから「指示があったと聞いている」と明らかにした》。
《愛僕者》アベ様の《僕難》に右往左往する滅公奉私・滅公奉僕な官僚や自民党議員の皆さんからは声は上がらないのね?
東京新聞の記事【日報隠蔽否定を疑問視 野党「防衛省の結論 不自然」】(http://www.tokyo-np.co.jp/article/politics/list/201805/CK2018052502000150.html)によると、《野党議員から「結論は不自然だ」と疑問視する意見が相次いだ。二十人程度の同じ部署内で、課長は日報の存在を把握、職員は日報の有無を国会に報告する必要を認識していたのに、日報は存在しないと結論づけたことが、一般の組織では考えづらいからだ》。
シビリアンの暴走が止まらない。
『●なぜに日報を隠蔽? 「非戦闘地域」とは名ばかり…
「そういう場所は、戦地あるいは戦場と普通は呼ぶ」』
《当時、イラクでは各地で戦闘が続き、宿営地や周辺には10数回に
わたり迫撃砲などによる攻撃があり、自衛隊にとって初の
「戦地」派遣の活動記録となる。日報公表により、当時の小泉政権の
判断が適切だったのかを問う声が強まりそうだ》。
《▼陸自のイラクでの活動は法律によって「非戦闘地域」に限定されていたが、
日報の記述を素直に読めば、部隊は「戦闘」があった地域にいたことに
なるだろう▼「英軍に武装勢力が射撃し、戦闘が拡大」。そういう場所は、
戦地あるいは戦場と普通は呼ぶ》。
「当時、小泉純一郎氏が言い放った
「自衛隊の活動しているところは非戦闘地域」…実際には、惨状。
PTSDによると思われる数十人の自殺者がそれを物語る」
『●【筆洗】「意に沿わぬ政治家への脅し、圧力…
国民が選んだ国会議員への罵声はそのまま国民への罵声」』
《作家の永井荷風が軍国主義に染まっていく世の中の変化について
書いている。「際立って世の中の変わりだした」のはいつか。…
▼意に沿わぬ政治家への脅し、圧力と言わざるを得ない。
イラク日報問題などでの自衛隊批判への不満だろうか。しかし、
国民が選んだ国会議員への罵声はそのまま国民への罵声である》。
『●壊憲への暴走: シビリアンが暴走し、
アベ様の「我が軍」も既に暴走を始めているようだ…戦慄を覚える』
『●青木理さん『情報隠蔽国家』…「客観的な事実すら隠蔽し…
ねじ曲げて恥じない為政者たちの姿」を報じも…』
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【https://www.nikkansports.com/general/column/jigokumimi/news/201805150000207.html】
政界地獄耳
2018年5月15日9時17分
「異次元」で「問題ない」 与党の理屈
★確かに安倍政権では今までの自民党の常識や政治の常識が覆され、開き直ることが多い。政権が好む言葉に「異次元の」と前置きする政策がある。その異次元とは何か。今までの常識を覆すというよりはセオリー無視、流れに逆行するという意味を含む無秩序ということなのだろうか。14日の衆参の集中審議での首相の答弁を聞きながら、なぜ愛媛県知事・中村時広を国会に呼ばないのか、なぜ教育者たる加計学園理事長・加計孝太郎は国会に出てくるどころか、何も発言しないのだろうか。親友である首相の危機を救わないのだろうかと思いをはせる。
★とはいえ、与野党の攻防とはそんなもので新しい事実を突きつけられないから、進展がないからと野党の攻撃能力を批判するのではなく、「真摯(しんし)で丁寧に説明する」という首相・安倍晋三の言葉を与党が実行すればいいのだ。「異次元」の次にこの政府が多用する言葉に「問題ない」がある。周辺が問題といっても、当事者が問題ないと言っているので問題ないという理屈だ。これでは法治国家が成り立たない。公明党代表・山口那津男が「国家戦略特区の制度を用いて四国に獣医学部を新設し、すでに開学をして学生が学び始めている。(国会で)議論することがどんな国政上の意味があるのか」と首相を援護したが、「事実解明に直接結びつかないような発言を何度繰り返しても、それは深まることにはならない」。国民はそこにイラ立っているのだ。
★国民はいつまでたっても進まない森友・加計学園疑惑にイラつくと同時に、決着を見ない展開が続くことで関心が薄れる状況に陥る。一方でこんな遅々として進まない疑惑に時間を費やしているのは無駄と野党を批判するが、当事者が国会に出頭し正直に話せばいいだけなのだが、その出頭を阻んでいるのが自民党の予算委員会理事たちや国対幹部たちであることを忘れてはならない。論より結果を導き出せないのは野党ではなく与党の拒否にある。(K)※敬称略
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【https://www.nikkansports.com/general/column/jigokumimi/news/201805250000236.html】
政界地獄耳
2018年5月25日9時33分
防衛省と日大アメフト部の体質は同根
★防衛省は、国会答弁などで「不存在」としていた陸上自衛隊イラク派遣部隊の日報が見つかった問題に関する調査結果を23日に発表し、組織的な隠蔽(いんぺい)を否定した。防衛省は当時の防衛相・稲田朋美の指示がメールで伝えられるなど、命令が徹底されなかったこと、またその確認すら行われていないことなど、大臣軽視や文民統制からの逸脱ともいえる対応が見え隠れしていたことが分かる。つまり稲田をなめていたのだろう。
★稲田は就任当時、ハイヒールで甲板を歩くなど、本人の防衛相としての意識も低く、命を賭して任務に就く自衛官らの士気の低下が指摘されていた。しかし女性だからか、それとも、気に入らない大臣という軽視した対応の空気があったのだろうか。それでも調査は稲田には及ばず、処分もされていない。また現職の防衛相・小野寺五典にも、処分はない。それどころか現場の処分は大甘で、シビリアンコントロールが問われている問題をあたかも連絡ミスかのように処理した。
★防衛相は「シビリアンコントロールにも関わりかねない重大な問題をはらんでいる」と強調し「首相・安倍晋三から指示が末端の部隊まで行き渡る組織をつくるため、再発防止に全力を挙げてほしい」と指示を受けたと会見で説明。統合幕僚長・河合克俊に訓戒、防衛事務次官・豊田硬、官房長・高橋憲一、陸幕長・山崎幸二は口頭注意となった。これでは先の野党議員に「国民の敵」と言って訓戒処分になった3佐同様、身内に甘い日大のアメフト部の指導幹部らと同根だ。
★日大の対応の悪さなどに、多くの国民は憤りを感じているし、批判も多い。しかし企業や警察、防衛省などは、絶対命令や理不尽な命令にも、忠実なものをかわいがる傾向がある。就職でも、体育会の学生は好調と聞く。これは日本社会の体質になりつつあるのではないか。不安が募る。(K)※敬称略
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【青木理さん『情報隠蔽国家』…「客観的な事実すら隠蔽し…ねじ曲げて恥じない為政者たちの姿」を報じも… ↑】
日刊ゲンダイのコラム【金子勝の「天下の逆襲」/「モリカケよりも」の安倍応援団 政策論争で困るのは誰か】(https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/229076)。
ニッカンスポーツのコラム【政界地獄耳/低次元相次ぐ国会、最後がカジノでいいのか】(https://www.nikkansports.com/general/column/jigokumimi/news/201805180000214.html)。
《安倍応援メディアから、「モリカケよりも政策論争をやるべきだ」という論調が盛んに聞こえてくる。たしかに政策論争は大事だ。では、安倍政権の政策を一つ一つ見てみよう》。
《この中途半端な官製カジノで、海外からの観光客の集客になるのだろうか。公明党が懸念した依存症対策も、どこが万全なのか理解に苦しむ。 ★会期中の国会は…低次元の問題が相次ぎ国民を失望させた。そして、その最後にカジノ法成立では、この国は何を守り何を進めたいのか、どんな国になろうとしているのか、分からなくなる。まさにこの現実が国難といえる…体裁のためのカジノ法案と働き方改革関連法案の抱き合わせは、危険をはらんでいる》。
アベ様の「政」、何か一つでもマトモなものはあったでしょうか?
『●大見得・啖呵「議員辞職」を有言実行しない
《病的な嘘つき》アベ様…全てのアベ様の「政」のデタラメさ』
今国会だけでも、《森友・加計学園疑惑、財務省公文書改ざん、防衛省日報隠蔽(いんぺい)疑惑、厚労省データ改ざん疑惑、財務事務次官セクハラ辞任と、低次元の問題が相次》いでいます。低次元なアベ様の「政」、次から次に繰り出されるスローガン《「3本の矢」(2013年)→「女性活躍」(2014年)→「1億総活躍」(2015年)→「働き方改革」(2016年)→「人づくり革命」(2017年)》…そんなものを有難がっているのは与党自公や癒党お維キトであり、その支持者たち。低次元なのは《愛僕者》政権であり、与党自公・癒党お維とその支持者たち。こんな《僕難》を放置しているのは、「2/4は選挙にも行かず、絶対得票率1/4で3/4の議席を占める」ようなデタラメな状況の下、救いようの無い「1/4の自公投票者」と「2/4の選挙にも行かない人達」」だ。
『●選挙制度の不備に加えて、大企業を巻き込みながら
《極右のタニマチ》が《組織的な選挙運動》を展開…』
《そして、その最後にカジノ法成立では、この国は何を守り何を進めたいのか、どんな国になろうとしているのか、分からなくなる。まさにこの現実が国難といえる》…《僕愛者》アベ様の《僕難》のオカゲで、ニッポンは《国難》。そして、《他人の不幸や不運を踏み台にするような成長戦略は極めて不健全》だというのに、アベ様ら「鹿」さんや「馬」さんらは耳をふさぎ、ロバ耳東風。
『●室井佑月さん「安倍政権の掲げる成長戦略は…
他人の不幸や不運を踏み台にしたものばかり。ろくでもない」』
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【https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/229076】
金子勝 慶応義塾大学経済学部教授
1952年6月、東京都生まれ。東京大学経済学部卒業。東京大学大学院 博士課程単位取得修了。 法政大学経済学部教授を経て。2000年10月より現職。TBS「サンデーモーニング」、文化放送「大竹まことゴールデンラジオ」などにレギュラー出演中。『資本主義の克服 「共有論」で社会を変える』集英社新書(2015年3月)など著書多数。新聞、雑誌にも多数寄稿している。
金子勝の「天下の逆襲」
「モリカケよりも」の安倍応援団 政策論争で困るのは誰か
2018年5月16日
(「外交の安倍」を自負するも…/(C)日刊ゲンダイ)
安倍応援メディアから、「モリカケよりも政策論争をやるべきだ」という論調が盛んに聞こえてくる。たしかに政策論争は大事だ。では、安倍政権の政策を一つ一つ見てみよう。
安倍政権が掲げた「経済政策」の最重要課題は「デフレ脱却」だった。黒田日銀は5年前「2年間で物価を2%上げる」と宣言した。ところが、達成時期を6回も延長したうえ、とうとう「物価上昇率2%」の達成時期を「撤廃」した。大失敗だ。
「財政健全化目標」も、2020年から2025年へ5年も先送り。借金は膨れる一方だ。「待機児童ゼロ」も減るどころか、増加の一途をたどっている。「女性活躍」は、財務省の福田淳一前事務次官のセクハラに対して、麻生副総理は「(女性記者に)はめられた」とセカンドレイプのごとき発言を繰り返し、安倍首相本人は口をつぐんだままだ。
さらに、「成長戦略」の柱として何度も「セールス外交」を行った「原発輸出」は、次々に頓挫している。ベトナム、台湾は建設中止、リトアニアは建設凍結、イギリスは事業費が3兆円に膨張し、大手銀行の融資に政府保証をつけても立ち往生。トルコも事業費が4兆円に倍増し、伊藤忠が撤退。この5年間、安倍政権の「成長戦略」で成果を上げたものは、ほとんど見当たらない。
「外交の安倍」を自負しているようだが、外交政策も、北朝鮮問題は「蚊帳の外」に置かれ、北方領土は1ミリも返還されず、TPP離脱の米国には2国間貿易交渉を迫られる始末だ。
安倍政権の政策はことごとく失敗に終わっている。考えてみると、この5年間、安倍政権は、行き詰まるたびにスローガンを変えてきた。「3本の矢」(2013年)→「女性活躍」(2014年)→「1億総活躍」(2015年)→「働き方改革」(2016年)→「人づくり革命」(2017年)といった調子だ。失敗を隠すために、次の政策目標を掲げるという繰り返しだった。
森友・加計疑惑も、嘘がバレるとスリカエと居直りとごまかしに終始し、また嘘が発覚するというパターンである。
政策論争をして困るのは、実は安倍首相自身だろう。安倍応援団メディアは、このことを分かっているのだろうか。
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【https://www.nikkansports.com/general/column/jigokumimi/news/201805180000214.html】
政界地獄耳
2018年5月18日8時55分
低次元相次ぐ国会、最後がカジノでいいのか
★自民・公明の連立与党は6月20日までの今国会で、統合型リゾート施設整備法案(IR法)、いわゆるカジノ法案を成立させる方針を固めた。ギャンブル依存症を懸念する公明党が、同法案に難色を示していたが、依存症対策をまとめ、日本人によるカジノ使用料は1回につき6000円。マイナンバーカードで本人確認した上で、入場回数を週3回、月10回までに制限し、20歳未満や暴力団員も入場を禁じるとした。
★だが、週3回、月10回までの制限とはいえ、それほど通うのは十分依存症ではないのか。毎回6000円の入場料の支払いは、10回で6万円に上り、その回収に躍起になるということにはならないのだろうか。この中途半端な官製カジノで、海外からの観光客の集客になるのだろうか。公明党が懸念した依存症対策も、どこが万全なのか理解に苦しむ。
★会期中の国会は、森友・加計学園疑惑、財務省公文書改ざん、防衛省日報隠蔽(いんぺい)疑惑、厚労省データ改ざん疑惑、財務事務次官セクハラ辞任と、低次元の問題が相次ぎ国民を失望させた。そして、その最後にカジノ法成立では、この国は何を守り何を進めたいのか、どんな国になろうとしているのか、分からなくなる。まさにこの現実が国難といえる。
★自民党幹部が言う。「確かにこの国会は、働き方改革が主軸になるはずだったが、早々に厚労省のデータ改ざんが発覚し、目玉法案が骨抜きになった。だが、カジノ法案成立で終わるのでは、あまりに情けない。強引に働き方改革関連法案を成立させるのではないか」。専門職などを労働時間規制の対象から外す「高度プロフェッショナル制度」(高プロ)は、財界の悲願と言われるが、経済界には不要論も根強い。
★法案成立の攻防で強引な成立や国会の延長、秋の国会へのずれ込みなどがあれば、自民党総裁選への影響は必至だ。体裁のためのカジノ法案と働き方改革関連法案の抱き合わせは、危険をはらんでいる。(K)※敬称略
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【『●青木理さん『情報隠蔽国家』…「客観的な事実すら隠蔽し…』↑】
リテラの二つの記事【安倍首相の嘘を完全に証明する文書を愛媛県が提出!「加計理事長と首相が面談、首相から『獣医学部はいいね』」】(http://lite-ra.com/2018/05/post-4023.html)と、
【安倍首相が破棄したはずの「官邸記録」を根拠に加計理事長との面会を否定(笑)。首相動静に載せなかった極秘会談の数々】(http://lite-ra.com/2018/05/post-4024.html)。
《なんとそこには、2015年2月に安倍首相と加計学園の加計孝太郎理事長が面談し、その席で安倍首相が「そういう新しい獣医大学の構想はいいね」と話していたことが記されているのだ…これで安倍首相の嘘がはっきりしただろう。安倍首相は周知の通り、加計学園の獣医学部新設計画を知ったのは、加計が国家戦略特区の事業者に決定した「2017年1月20日」だと強弁。…「「獣医学部いいね」と安倍さんが言ったから、2月25日は加計記念日」──思わずあの有名短歌になぞらえる人がネット上で続出している》。
《「念のため、昨日、官邸の記録を調べたが、確認できなかった」 官邸の記録……? そもそも官邸の入館記録は「破棄」されたのではなかったのか。…その、遅滞なく速やかに破棄されたはずの3年前の記録を、安倍首相は昨晩「確認した」と言うのだ。これは「いままで国会で嘘をついてきた」と白状しているようなものではないか》。
週刊朝日の記事【安倍首相の”虚偽答弁”裏づける愛媛県の官邸訪問”爆弾記録”全文入手】(https://dot.asahi.com/dot/2018052100090.html)によると、《愛媛県が21日、2015年4月2日に首相官邸で行われた柳瀬唯夫・元首相秘書官と同県職員らの面会に関連する新たな記録文書を参院予算委員会に提出…<2/25 に理事長が首相と面談(15分程度)。理事長から、獣医学部系大学空白地帯の四国の今治市に設置予定の獣医学部では国際水準の獣医学教育を目指すと説明。首相からは「そういう新しい獣医大学はいいね」とのコメントあり>》。
「国家戦略特区諮問会議議長・アベ様は、2017年1月20日まで、オトモダチの関与を知らなかった」…はず?、じゃなかったの? 遅くとも2015年2月25日には知ってたわけだ。トンだ息吐く様なウソつき。加計問題では、2015年《「獣医学部いいね」と安倍さんが言ったから、2月25日は加計記念日》だそうです。森友問題では、「2017年2月17日はアベ様のタンカ記念日」でした。
『●すべては「2017年2月17日はアベ様のタンカ記念日」に始まった
…五日後の「秘密会議」に太田充氏も』
『●国家戦略特区諮問会議議長・アベ様、そりゃぁ~ないでしょ!
質問主意書による「急な質問」?』
『●国家戦略特区諮問会議議長・アベ様は、
2017年1月20日まで、オトモダチの関与を知らなかった?』
『●加計学園を巡る「狸賽」イカサマ話…「悪巧み」しておいて
「2017年1月20日まで…知らなかった」?』
日刊ゲンダイの記事【有権者に危機の自覚なし 安倍支持率上昇の異様な世相】(https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/229557)によると、《ルールやモラルも無視し、どんな汚い手を使ってでも、勝ち逃げできればいい――。いつから日本は、こんなハシタナイ国になってしまったのか》。
本当に《ハシタナイ国》ニッポン、行政府の長ら。《愛僕者》(©浜矩子さん)アベ様の息吐く様なウソの数々と取巻き連中の《滅公奉私》「滅公奉僕」の異様、それを許す支持者たち。
『●アベ様のためならば「異例の「滅公奉私」」
…《愛僕者》(©浜矩子さん)の《僕難》に振り回される官僚達』
「東京新聞の村上一樹・清水俊介両記者によるインタビュー記事
【異例の「滅公奉私」 閣僚・知事・大臣秘書官経験 片山善博氏に聞く】…
《愛僕者》(©浜矩子さん)の《僕難》に振り回される官僚たち。
「タンカ《議員辞職》」や苦し紛れの言訳「オトモダチの関与を知らなかった」
との辻褄を合わせるために、アベ様のためならば「異例の「滅公奉私」」ですか?
情けなく、そして、哀れ。」
『●アベ様のオトモダチへの依怙贔屓…
呆れるほどの「屁理屈」も辞さずの「異例の「滅公奉私」」(東京新聞)』
苦し紛れの言訳「オトモダチの関与を知らなかった」…の言訳があまりにお粗末すぎる。
①無いはずの「官邸の記録」が実は在った。1年以上にわたり、廃棄したこととウソをつき続けた。あるいは、すでに廃棄しているが、「面会を否定」という新たなウソを吐いた。
②「首相動静」に載らない会談もある。アベ様自身が国会でそれを認めている。掲載の有無を恣意的に操作している、操作できるようになっている。
③枝野氏もつぶやいているが、監視カメラも含めて誰にも見られることなく「官邸」で首相と会うルートがある。池上彰氏も指摘。
④官邸以外で会っている可能性もあり、官邸に限定しようと誘導している可能性あり。
「準強姦事件」山口敬之氏の本の表紙にある《愛僕者》の写真、誰がどうやって撮影? 「首相動静」で確認できるの?
東京新聞の記事【森友文書公表 疑惑解明は国会の責務】(http://www.tokyo-np.co.jp/article/column/editorial/CK2018052402000176.html)によると、《「私や妻が関係していたということになれば、首相も国会議員も辞める」 安倍晋三首相が二〇一七年二月十七日に国会で発した言葉が、すべての始まりだったとの見方はますます強まったといえる…真相解明を妨げているのは、加計氏や昭恵氏らの証人喚問に反対している与党に他ならない。憲法で国会に付与された国政調査権がもはや死蔵された状態のままなのも自公の党利党略のせいである》。
すべては「2017年2月17日はアベ様のタンカ記念日」に始まった。そして、まず第一に批判されるべきは、与党自公・癒党お維キトである。
最後に、東京新聞の記事【財務省、隠蔽手段使い分け 森友文書】(http://www.tokyo-np.co.jp/article/economics/list/201805/CK2018052502000147.html)によると、《財務省による学校法人「森友学園」への国有地の取引に関する文書の隠蔽(いんぺい)は、野党からの追及が激しさを増していた昨年二月以降の国会開会中に行われた。公文書は中身の重要度で保存義務の期間が異なっており、財務省は、まだ保存が必要な文書は改ざん、保存期限が切れたものは意図的に廃棄という形で隠蔽工作を使い分けていた》。
「2017年2月17日はアベ様のタンカ記念日」以降、取巻き連中の異様な「滅公奉私」・滅公奉僕の異様さが際立つ。哀れで、そして醜悪。
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【http://lite-ra.com/2018/05/post-4023.html】
安倍首相の嘘を完全に証明する文書を愛媛県が提出!「加計理事長と首相が面談、首相から『獣医学部はいいね』」
2018.05.21
(安倍首相(首相官邸HP)と加計氏(加計学園HP))
安倍首相の嘘を証明する文書がまたも出てきた。なんとそこには、2015年2月に安倍首相と加計学園の加計孝太郎理事長が面談し、その席で安倍首相が「そういう新しい獣医大学の構想はいいね」と話していたことが記されているのだ。
この文書は、2015年3月に愛媛県の地域政策課が作成したもので、タイトルは「報告 獣医師養成系大学の設置に係る学園関係者との打合せ会等について」。この文書は、こんな一文からはじまる。
〈加計学園から、理事長と安倍首相との面談結果等について報告したいとの申出があり、3月3日、同学園関係者との間で打合せ会を行った〉
つまり、加計学園側は愛媛県に対し「理事長と安倍首相の面談」の報告をしたいと言い、そのため2015年3月3日に加計学園側と愛媛県が打ち合せをおこなった。この場でどのようなやりとりがおこなわれたかを愛媛県職員が記録し、報告書として文書と残していたのだ。
そして、「加計学園からの報告」は以下のようなものだった。
〈①2/25に理事長が首相と面談(15分程度)。理事長から、獣医師系大学空白地帯の四国の今治市に設置予定の獣医学部では、国際水準の獣医学教育を目指すことなどを説明。首相からは「そういう新しい獣医大学の考えはいいね。」とのコメントあり。
また、柳瀬首相秘書官から、改めて資料を提出するよう指示があったので、早急に資料を調整し、提出する予定。〉
これで安倍首相の嘘がはっきりしただろう。安倍首相は周知の通り、加計学園の獣医学部新設計画を知ったのは、加計が国家戦略特区の事業者に決定した「2017年1月20日」だと強弁。加計理事長についても「私の地位を利用して何かをなし遂げようとしたことは一度もなく、獣医学部の新設について相談や依頼があったことは一切ない」と説明してきた。だが、実際は今治市が国家戦略特区に申請する2015年6月4日より約5カ月も前から安倍首相は獣医学部計画を知り、その上、「いいね」とお墨付きを与えていたのだ。「「獣医学部いいね」と安倍さんが言ったから、2月25日は加計記念日」──思わずあの有名短歌になぞらえる人がネット上で続出している。
しかも、この文書からは、このとき柳瀬氏も同席あるいは加計学園関係者と面談していたことがわかる。ようするに、少なくともこの時点で柳瀬氏は加計の獣医学部新設計画が「首相案件」であると認識しており、だからこそ、この約1カ月後におこなわれた4月2日の官邸訪問で、愛媛県・今治市職員に対して「本件は、首相案件」と述べたのだろう。
さらに、文書はこうつづく。
〈②下村文科大臣が一歩引いたスタンスになっており、県においても、官邸への働きかけを非公式で実施いただけないかとの要望があったが、政治的な動きは難しい旨回答〉
この記載もまた、先に出ている愛媛県文書と整合性がとれるものだ。愛媛県職員が2015年4月2日の官邸訪問後に作成した文書でも、安倍首相と加計理事長の会食時の会話が加計学園関係者によって言及され、下村文科相が「加計学園は課題への回答もなくけしからん」と述べていると安倍首相が加計理事長に伝えたことが記されていた。〈下村文科大臣が一歩引いたスタンス〉というのは、このことを指しているはずだ。
これまで何度も書いてきたが、愛媛県には嘘をでっち上げる理由など何ひとつない。それが、柳瀬氏は参考人招致で、愛媛県から出てきた記録や証言を全否定するかのように、愛媛県や今治市の職員と官邸で面談した事実を「いまでもわからない」などと認めなかった。そのあからさまに無理のある答弁を、安倍首相は「柳瀬氏は正直に話した」と支持し、さらには愛媛県関係者との面会確認は「困難」だと閣議決定までしてみせた。しかし、ご都合主義の曖昧な記憶よりも、記録し残されていた文書のほうが信頼性が高いことは言うまでもない。
それでも、安倍首相はこの文書の内容を否定することだろう。たとえば、この問題の2015年2月25日の首相動静には、加計理事長との面談は記載されていない。そうしたことをもち出して、「そもそも面談などしていない」などと言い張るかもしれない。だが、首相動静というものはいくらでも抜け穴がある。とくに加計理事長は「首相案件」であるため、首相秘書官などの官邸スタッフが事前に調整して、加計理事長を官邸や公邸に招いていた可能性も十分に考えられるからだ。
今回の文書を愛媛県はきょう、国会に提出している。与党は強固に拒否してきたが、もはや愛媛県の中村時広知事の参考人招致、そして疑惑の当事者である加計理事長の証人喚問は絶対におこなわれなくては先に進まない局面にいよいよ入っただろう。今度こそ、国会ではっきりしていただこうではないか。
(編集部)
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【http://lite-ra.com/2018/05/post-4024.html】
安倍首相が破棄したはずの「官邸記録」を根拠に加計理事長との面会を否定(笑)。首相動静に載せなかった極秘会談の数々
2018.05.22
(首相官邸ホームページより)
「新しい獣医大学の考えはいいね」──安倍首相が2015年2月25日に加計孝太郎理事長と面談し、獣医学部新設構想に同意を示していたことが記されていた愛媛県の新文書。これによって安倍首相の「加計氏から獣医学部の新設について相談や依頼があったことは一切ない」「計画を知ったのは2017年1月20日」という答弁が大嘘であったことがはっきりとした。
しかし、予想通りと言うべきか、安倍首相はまたも愛媛県文書の否定にかかっている。昨晩は記者から「『獣医学部、いいね』と言ったのですか?」と質問されても無言で立ち去った安倍首相だが、今朝は一転、「ご指摘の日に加計理事長と会ったことはない」「獣医学部新設について、加計氏から話をされたこともないし、私から話をしたこともない」と新文書の内容を否定し、こう話した。
「念のため、昨日、官邸の記録を調べたが、確認できなかった」
官邸の記録……? そもそも官邸の入館記録は「破棄」されたのではなかったのか。実際、萩生田光一・元官房副長官は「訪問者の入邸確認後、訪問予約届はその使用目的を終えることから、公文書管理法や関係規則等に基づき遅滞なく破棄する扱い」と述べてきたし、安倍首相自身も「総理官邸に入館した方の記録は基本的に定期的に廃棄をしている」(4月11日衆院予算委員会)と答弁していたではないか。その、遅滞なく速やかに破棄されたはずの3年前の記録を、安倍首相は昨晩「確認した」と言うのだ。これは「いままで国会で嘘をついてきた」と白状しているようなものではないか。
しかも、愛媛県の新文書には、柳瀬唯夫首相秘書官のみならず加藤勝信内閣官房副長官(当時)までもが加計学園関係者と面談するなど、当時、いかに官邸の安倍首相側近たちが加計と接触を重ねていたかが記されている。そうしたなかで安倍首相の面談をセッティングするのに、側近たちが記録を残さないかたちで加計理事長を入邸させていても不思議はない。
実際、池上彰はウェブサイト「P+D MAGAZINE」の連載で、総理官邸の建て替え以降、総理が極秘に人と会うことが可能になっていると指摘している。
「ただし、総理官邸が建て替えられてからは、記者たちの目の届かないルートを通って総理執務室に入ることが可能になりました。これ以降、「首相動静」に報じられる会談以外にも、極秘の会談がありうるようになりました。」
加計理事長とのバーべキューも秋元康、見城徹との組閣ごっこも首相動静に記述なし
いや、そもそも安倍首相はなぜ、加計理事長と面談したのが「官邸」だと限定しているのか。同日夜、安倍首相は公邸で各府省庁の副大臣と菅義偉官房長官と会食を約1時間30分にわたっておこなっているが、この合間に事前に公邸に招かれていた加計理事長と15分の面談をおこなった可能性もある。
さらに、加計理事長と私邸で会った可能性もある。加計理事長は昭恵夫人とも昵懇で、森功氏の著書『悪だくみ 「加計学園」の悲願を叶えた総理の欺瞞』(文藝春秋)でもふたりの関係について、〈その親密な交際は、日本国内のクリスマスパーティやゴルフ、飲食にとどまらない。海外にもいっしょに頻繁に出かけた〉〈下戸だった首相に代わり、大酒飲みの夫人たちの面倒をみてきたのが、ほかならぬ加計なのだ〉と書かれている。加計理事長が私邸で昭恵夫人と安倍首相の帰宅を待って“宅飲み”していてもおかしくはない関係なのだ。
つまり、安倍首相は破棄したはずの「官邸の記録」をもち出して加計理事長と会ってなどいないと否定するが、ふたりが面談をおこなったのは官邸以外の場所、公邸や私邸である可能性は十分考えられるのだ。
他方、安倍応援団やネトウヨたちも「首相動静には加計理事長と会っていたなどとは書かれていない!」として愛媛県文書の内容を同じく否定しにかかっている。だが、これもまったくナンセンスな話だ。
たとえば、2013年5月に安倍首相の別荘でおこなわれたバーベキューの際も、加計理事長が参加していたにもかかわらず、各社の動静には名前は出ていなかった。
名前が乗らないケースだけではない。会合そのものが消されているケースもある。安倍首相は「お友だち」である秋元康や幻冬舎の見城徹社長らと2015年3月、総理公邸の西階段で「組閣ごっこ」写真を撮影し、それが「フライデー」(講談社)に報道されたが、このときの会食も首相動静には一切出ていない。
また、安倍首相と会食した経済評論家の三橋貴明氏はその会食をブログで報告する際、こう書いていた。
〈「財務省が日本を滅ぼす」を書いた三橋との会食を持ちかけたのは両端の方々ですが、「クローズではなく、オープンで」と決めたのは官邸であること(オープンなので、総理動静にも載りました)〉
つまり、これは会談そのものをオープンにするかクローズにするか、官邸が恣意的に選んでいるということだろう。
当の安倍首相も首相動静に載らない加計との面談を認めていた!
しかも、こうした首相動静が完全な情報ではないことは、当の安倍首相自身が認めている事実だ。
5月14日におこなわれた衆院予算委員会の集中審議で、無所属の会・江田憲司議員に「第1次政権では加計氏と1回も会食もゴルフもしていないのに、第2次政権では17回もしているのはどういう事情か?」と問われた安倍首相は、こう答弁している。
「一次政権のときも加計さんと会食したことはありますけども、いわば、たまたま名前が外に出ていないということだろうと思います。あの、それはよくあることですから」
ネトウヨは「首相動静に記述がない! はい論破!」などと騒いでいるが、安倍首相自らが述べているように、名前が動静に載らないことは「よくあること」なのである。
このように、安倍首相も、安倍首相を擁護したいネトウヨも必死になって加計理事長との面談を否定しているが、いずれもまったく反証になっていないのだ。
その上、今回提出された愛媛県の新文書の正しさを証明する証言も出てきた。2015年2月に加計学園関係者と面談したと新文書に記述されている当時の加藤官房副長官(現・厚労相)は、「地元(岡山県)の事務所で確か事務局長が来て、10回以上チャレンジしたけど難しいという話があった」と、面談の事実を認めているのだ。
愛媛県の記録と安倍首相の言い分、一体どちらが事実で、どちらが嘘をついているのか。愛媛県の中村時広知事の参考人招致はもちろんだが、この1年、嘘ばかりの答弁に終始してきた可能性が高まった安倍首相こそ、偽証罪に問われる証人喚問が必要だろう。
(編集部)
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子どもの日を大きく過ぎてしまいましたが…琉球新報の【<社説>こどもの日 社会全体で育てよう】(https://ryukyushimpo.jp/editorial/entry-712932.html)。
…と、その前に。大朗報。素晴らしい!! 百田尚樹氏らデマ屋・ヘイト屋に…。
沖縄タイムスの記事【本紙・阿部岳記者に「日隅一雄賞」奨励賞 高江ヘリパッド問題を発信】(http://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/250135)によると、《表現の自由や情報公開などに力を入れる個人・団体をたたえる一般社団法人「日隅一雄・情報流通促進基金」(東京都)は10日までに、「第6回日隅一雄賞」奨励賞に沖縄タイムス北部報道部長の阿部岳記者(44)を選んだ…同基金は、受賞理由として米軍基地を巡る報道と執筆活動を挙げ「沖縄の現場の状況を精力的に取材し、全国に発信した」と評価した。阿部記者は「高江の山奥に封じ込められていた国家の暴力の実態を、特に本土の人々に伝えたくて本を書いた。本土側で評価していただいたことはとても光栄で、励まされる」と話した》。
『●追悼・日隅一雄さん』
『●百田尚樹氏、沖縄の地で「デマを並べ、
沖縄への米軍基地集中を正当化」…態度・人間性・思考のお粗末さ』
さて、本題に戻って。
《沖縄の未来を担う子どもたちの夢や希望をかなえられる社会でありたい。沖縄県の子どもの貧困率は29・9%で、3人に1人が貧困状態だ。ひとり親世帯に限れば58・9%に達する。子どもの貧困を放置すると、生活面だけでなく進学や就職にも大きく影響する。子どもの貧困は親だけの責任ではない。社会全体で子育てをする環境を整える必要がある》。
『●沖縄県「子どもを育てている県内世帯の3分の1以上が貧困」
…アベ様らは「思いやる」先を間違ている』
「■湯浅誠さんによると(大竹まことゴールデンラジオ 2016年2月9、
https://www.youtube.com/watch?v=lJNG1tPoapQ)、県別での
データ公開は画期的。沖縄県が先駆的。一方、内容は衝撃。
全国平均16%、沖縄は30%。 @BARANEKO @dd_hassie
沖縄タイムス 沖縄・子どもの貧困(13)母子3人、食費1日200円」
未来への重要な〝投資〟…《子どもの貧困は親だけの責任ではない。社会全体で子育てをする環境を整える必要がある》というのに、アベ様や沖縄イジメを繰り返す最低の官房長官らときたら…。番犬様を「思いや」れば、沖縄の子どもの貧困問題は解決するのですか?
『●一体何をどれ程「思いやらされている」?…
「われわれはカネを出さない。どうぞ米軍は撤退してください」』
『●「思いやり」に溢れた、番犬様にとっての「天国」ニッポン
…子どもの貧困問題などは置き去り』
《日本が負担する在日米軍経費は米兵の光熱水料まで含まれ、
本年度五千五百六十六億円。基地を抱える各国中、
ダントツの負担額、負担割合である。加えて高速道路の
「ただ乗り」だ。米兵の天国ではないか》
「《トランプ次期米大統領が主張する「安保ただ乗り論」》どころか、
番犬様こそがフリーライダー…アベ様によるとんだ「思いやり」。
《七億二千九百万円…五千五百六十六億円…》って、ニッポンの
子どもの貧困を見捨てて、どれだけ番犬様を思いやっているのか?
番犬様にとっての《天国》ニッポン。《基地を抱える各国中、
ダントツの負担額、負担割合》って、番犬様は内心ほくそ笑んでいる
でしょうに。真の右翼や極右の皆さんは、アベ様の自公政権を
恥ずかしいとは思わないのでしょうかね?」
「住民分断」「沖縄差別」を恥じぬアベ様ら。沖縄県の「子どもを育てている県内世帯の3分の1以上が貧困」…アベ様らは「思いやる」先を間違えている。人殺し・戦争のための「番犬様」にふんだんに「思いやる」前に、やることがあるはず。
『●アベ様は「沖縄の方々の気持ちに寄り添いながら、
基地負担の軽減に全力を尽くす」…って、はぁ?』
『●稲嶺進さんの「この8年の実績と誠実な姿勢は、
多くの市民が認めている」(目取真俊さんのブログ)』
『●名護市長選後の「アメとムチ」…勝たせてはいけなかった新市長と
負けさせてはいけなかった稲嶺進さん』
『●「米軍再編交付金を政府は再開…。なんじゃそりゃ。
あんたは鳥取城を兵糧攻めで落とした秀吉か!」』
「《札束の力で自治体をねじ伏せ、住民を分断させる恫喝(どうかつ)政治。
これ、民主主義なんですか》? 勝たせてはいけなかったのに…
大変に残念だった名護市長選の結果。「アメとムチ」の露骨なサツタバ
恫喝政治…。ニッポンに…、少なくとも沖縄に民主主義は無い。
《それでも名護市は交付金に頼らない行政を貫いて、全学校への
冷房設置や校舎の耐震化、小中学生の医療費無料化まで実現させた》…
負けさせてはいけなかった」
『●速攻辞任…県民の命は政局の取引材料ではない。
政府が真剣かどうかは、選挙後に分かる。(阿部岳)』
『●横田一さん名護市長選ルポ:
「詐欺集団の安倍自民党が“フェイク演説”で市長ポストを騙し取った──」』
「さて、この名護市長選について、ルポ冒頭の、横田一さんの
この一言に尽きる…《詐欺集団の安倍自民党が“フェイク演説”で
市長ポストを騙し取った》。やはり、《前代未聞の詐欺的手法で当選》の
勝たせてはいけなかった新市長と、一方、負けさせてはいけなかった
稲嶺進さん。「本土」の自民党国会議員による〝フェイク演説〟…」
『●最低の官房長官のフェイク言説「基地容認の民意」は「架空の代物」
…それに悪乗りするアベ様広報紙』
『●決裁文書書き換えという犯罪…「最低の官房長官」が
沖縄に向けて言い放った「法治国家」を取り返さねば』
『●辺野古高江裁判とヒラメ…《「人権のとりで」としての
司法がその役割を果たさず、行政と一体化すれば…》』
名護市長が交代したとたんに、交付金を出す…。あまりのアザトさではないか。最低の官房長官は《法治国家》とか、《民主主義》などと口に出せる「政」をやっているのか? 勝たせてはいけなかった新市長と負けさせてはいけなかった稲嶺進さん…。
『今日の東京新聞』(http://a-tabikarasu.hatenadiary.com/)から、いつもすいませんが、【稲嶺前名護市長「非暴力で抵抗」 辺野古で座り込み】(http://a-tabikarasu.hatenadiary.com/entry/2018/04/29/133623)によると、《2月の沖縄県名護市長選で、米軍普天間飛行場…の名護市辺野古移設反対を訴えて敗れた稲嶺進前市長(72)が、辺野古での抗議の座り込みに参加している。今月25日には県警機動隊員に強制排除された。「市長権限はなくなったが、非暴力の抵抗を続ける」と決意を新たにする》。
『●斎藤貴男さん「人権を否定することに喜びを感じている
変質者集団」…「人権の砦」のはずが最「低」裁…』
『●「菅官房長官は徹底抗戦の姿勢を崩さない翁長知事を
念頭に、「わが国は法治国家だ」と牽制」だって!?』
『●新作『標的の島~風かたか~』の監督・三上智恵さん、
「あなたが穴をあけた森はもう元には戻らない」!』
『●「歳出抑制が狙い」ならば、教育破壊ではなく、
「害遊」のカネバラマキ「害交」こそ何とかしなさいよ』
『●未来に投資しない国: 「そういうせりふは、
ハコモノではなく、子どもたちのために言ってほしいものだ」』
『●そもそも、子どもたちのためにこそ
「ドブガネしている」税金を使ったらどうなのか?』
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【https://ryukyushimpo.jp/editorial/entry-712932.html】
<社説>こどもの日 社会全体で育てよう
2018年5月5日 06:01
きょうは「こどもの日」。沖縄の未来を担う子どもたちの夢や希望をかなえられる社会でありたい。
沖縄県の子どもの貧困率は29・9%で、3人に1人が貧困状態だ。ひとり親世帯に限れば58・9%に達する。子どもの貧困を放置すると、生活面だけでなく進学や就職にも大きく影響する。子どもの貧困は親だけの責任ではない。社会全体で子育てをする環境を整える必要がある。
県は2016年度を「子どもの貧困対策元年」と位置付け、対策に乗り出している。国の補助金を活用し、子ども食堂などの交流の場を約130カ所整備した。各地に設けた無料学習塾は17年度の受け入れ数が700人を超えた。県民の寄付を財源に給付型奨学金も創設した。
とりわけ親から子への「貧困の連鎖」を断ち切ることが大きな課題となっている。
親も貧困の環境で育ち、入浴習慣や偏りのない食事の大切さを知らなかったり、障がいやストレスを抱えて子どもに教えられなかったりすることが多いという。
低収入などの理由で親が遅くまで働く子ども向けに、放課後から夜まで大人と過ごす「もう一つの家」づくりが全国で進んでいる。歯磨き、手洗い、宿題、食事の後片付けなど生活習慣を確立させる。こうした取り組みが子どもたちの「生きる力」に結び付くのだという。県は先行事例を積極的に取り入れてほしい。
子どもの貧困対策として、一人でも多くの子を進学させる取り組みが進む中、妊娠を理由に高校を自主退学する例がある。若年妊産婦向けに学業と子育てを両立できる仕組みづくりが急務だ。
会員制交流サイト(SNS)をきっかけに、犯罪に巻き込まれる子どもが増え続けている。
警察庁によると、昨年1年間にSNSをきっかけとして性犯罪などの被害に遭った18歳未満の子どもは1813人で、統計がある08年以降で最多だった。
スマートフォンの普及が子どもにも広がる中、SNSで知り合った相手に、自分の裸を撮影して送るよう強要される「自画撮り被害」が増え、児童買春は13年の226人の倍近い447人だった。
被害者は高校生が51・9%で過半数を占めた。中学生は37・3%、小学生は2・3%。8歳の小3女児は、ユーチューブで知り合った相手に自分で体を撮影した写真を送らされていた。
子どもたちを犯罪から守るため、学校や家庭でインターネットやSNSを適切に使いこなす知識をどう教えるかが課題だ。
家庭にも問題がある。母親の3人に2人は子どもと遊んでいる最中にスマートフォンをいじっているという。玩具販売会社のアンケート結果で明らかになった。目の前の子どもとしっかり向き合って、成長を見守ってほしい。
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東京新聞の安藤美由紀記者による記事【<世界の中の日本国憲法>映画「コスタリカの奇跡」 自主上映広がる】(http://www.tokyo-np.co.jp/article/politics/list/201805/CK2018050602000125.html)。
《日本の憲法九条と同様、憲法に軍隊の保有を禁じる条文がある中米コスタリカの歩みを紹介するドキュメンタリー映画「コスタリカの奇跡~積極的平和国家のつくり方」(二〇一六年、米国・コスタリカ合作)の自主上映会が各地で開かれている。関係者は、軍隊を持たない意味を考えてほしいと、鑑賞や上映会への協力を呼びかけている》。
『●壊憲「国民主権の縮小、戦争放棄の放棄、基本的人権の制限」、
そして、緊急事態条項を絶対に許してはダメ』
「トンデモの「ト」な自民党壊憲草案の云う
「国民主権の縮小、戦争放棄の放棄、基本的人権の制限」といったこを
許していいのか? その先にある、緊急事態条項創設…
自公お維キト支持者の皆さんは理解できているのでしょうか?
2/4の「眠り猫」の皆さんは、無関心で大丈夫なのか?」
『●壊憲への暴走: シビリアンが暴走し、
アベ様の「我が軍」も既に暴走を始めているようだ…戦慄を覚える』
『●「戦争放棄を定めた憲法九条を支持する宣言や声明が
繰り返されてきた…九条は世界で必要とされている」』
「いまや、基本的人権と国民主権さへも怪しいけれども、
《基本的人権や国民主権は先進国では標準装備だから、
戦後日本のアイデンティティーは平和主義といえる》のに、
ニッポン《国の在り方を決定付けている》その《アイデンティティー》さへも
失おうとしている」
《九条は世界で必要とされている》というのに、本家ニッポンでは…。《軍隊を持たない意味》を理解しようとしない本家ニッポン。ニッポン《国の在り方を決定付けている》その《アイデンティティー》さへも失おうとしている。
【『コスタリカの奇跡 ~積極的平和国家のつくり方~』予告編 - YouTube
(https://www.youtube.com/watch?v=pnxGYapjZME)】
『マガジン9』の【こちら編集部/非武装中立は“お花畑”ではない コスタリカのリアル(田端 薫)】(http://maga9.jp/180509-3/)によると、《軍隊を持たない平和憲法の国コスタリカを紹介するドキュメンタリー映画『コスタリカの奇跡 積極的平和国家のつくり方』…平和憲法と言えば日本の専売特許と思われがちだが、とんでもない。軍隊を持たないことを憲法に定め、それを70年守り続けている国がある。中米のコスタリカだ。人口およそ480万人、面積は九州と四国を合わせたほどの小国だが、この国の非武装は本物だ。国内の治安を守る警察官や国境警備隊はいるが、規模は数千人ほど、武器らしい武器は持たずほぼ丸腰といっていい。戦争放棄をうたいながら自衛隊という巨大な軍事力を持つ日本とは大違いだ》。
『●アベ様に白紙委任を勘違いさせてはいけない:
「A君が毎日、一人で掃除当番をする」という案が過半数に…』
「東京新聞の社説【週のはじめに考える 多数決がのし歩いては】…と、
LITERA…の、ちょっと昔の記事【安倍晋三と橋下徹の“独裁者コンビ”が
持ち出す「民意」「多数決」の論理を疑え!】
(http://lite-ra.com/2015/05/post-1104.html)」
リテラの記事【亡くなった絵本作家かこさとしは、安倍政権を「大本営の参謀の戦後版」と痛罵!多数決は民主主義じゃないとの警鐘も】(http://lite-ra.com/2018/05/post-3999.html)によると、《『だるまちゃんとてんぐちゃん』(福音館書店)や『からすのパンやさん』(偕成社)などで知られる絵本作家・児童文学者の加古里子氏が2日に亡くなっていた…。…その創作活動の原点にあるのは戦争体験だろう。…安保法制を強行成立させた安倍政権を「大本営の参謀の戦後版」と痛罵!…多数決をしたらあとはすべて従えというのは本来の民主主義じゃない!多数派に属する者たちが「選挙で選ばれたのは俺たちだから議論なんて時間の無駄。お前らは黙って言うことを聞け。それが嫌なら次の選挙で見返してみろ」と主張する社会。それは「民主主義」とは呼ばない。野坂昭如氏、大橋巨泉氏、愛川欽也氏、菅原文太氏、金子兜太氏など、戦争を体験し、その経験をもとに強く平和を訴えてきた世代が次々と鬼籍に入りつつある。現在の権力者たちは、彼らが命がけで得た知見や反省を無きものにしようとしつつあるが、その先にあるのは70年以上前の悲劇の再来であることは火を見るよりも明らかだ。私たちは彼らの残してくれた警鐘を無にしてはならない》。
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【http://www.tokyo-np.co.jp/article/politics/list/201805/CK2018050602000125.html】
<世界の中の日本国憲法>映画「コスタリカの奇跡」 自主上映広がる
2018年5月6日 朝刊
(ドキュメンタリー映画「コスタリカの奇跡」のポスター)
日本の憲法九条と同様、憲法に軍隊の保有を禁じる条文がある中米コスタリカの歩みを紹介するドキュメンタリー映画「コスタリカの奇跡~積極的平和国家のつくり方」(二〇一六年、米国・コスタリカ合作)の自主上映会が各地で開かれている。関係者は、軍隊を持たない意味を考えてほしいと、鑑賞や上映会への協力を呼びかけている。 (安藤美由紀)
映画は、一九四八年の内戦終了後、軍隊廃止で浮いた国家予算を教育や福祉に振り向け、中南米屈指の識字率や平均余命を誇る民生国家に生まれ変わっていく姿を紹介。近隣国の紛争を終わらせた功績で八七年にノーベル平和賞を受賞したアリアス元大統領が登場し「無防備こそ最大の防御。軍を持たないことで強くなった」と訴える。
日本では昨年夏に公開されたが、上映した映画館はわずか。「多くの人に見てほしい」と、映画関係者や有志が上映サポートの会「プラ・ヴィダ!」を立ち上げ、今年一月から試写会を開いたり、著名人に賛同を働きかけたりしてきた。
賛同したコメディアン松元ヒロさんはソロライブで映画を紹介。ツイッターで「(日本の)平和憲法をたった七十年で変えようという人たちにみてほしい」と発信する。松元さんのライブを見た音楽評論家湯川れい子さんはプラ・ヴィダ!の会報で「何と美しい、素晴らしい現実でしょう。自主上映の輪を広げていきましょう」と呼びかける。
これまでに同会がサポートした上映会は、東京や沖縄など六カ所で開催。夏までに中野区や新宿区など都内を中心に計二十カ所で決定、さらに約二十カ所で開催を検討しているという。
配給会社のユナイテッドピープルの関根健次社長は「ここまで(上映の輪が)広がるとは思わなかった」と話している。六月一日からDVDを販売。問い合わせはプラ・ヴィダ!=電03(5802)3121=へ。
(マシュー・エディーさん)
◆エディー共同監督「9条を世界に発信して。日本もっとやれる」
軍隊のないコスタリカから何を学ぶか。映画「コスタリカの奇跡」共同監督で、脚本も手がけた米国の社会学者マシュー・エディーさんが四月に来日した際に話を聞いた。 (聞き手・安藤美由紀)
-映画を撮ろうと思ったきっかけは。
「私は非暴力や平和学を学んできた。コスタリカのような、軍国主義とは違う道があることを、米国人に知ってもらいたいと映画を作った。米国では軍隊がない社会を現実と受け止めることが難しかったようで、『学べることはない』という意見が多かった」
-軍隊を持たない選択は、小さな国だからできるという指摘がある。
「それは違う。小さい国でも外交力や国際法で国は守れると考えるべきだ。大国は貿易相手国が多く、国際社会でも影響力があるから、もっとできるはずだ」
-日本の憲法九条をどう評価するか。
「九条はコスタリカの非武装憲法より世界に広く知られている。世界平和を実現するため、積極的に発信してほしい。コスタリカのように初等教育から戦争放棄や人権を素晴らしいこととして学ぶなど、もっとやれることがある」
-日本には自衛隊の存在を憲法に明記すべきだとの意見がある。
「政治指導者が憲法をごく一部でも書き換えようとする際は、その先にもっと抜本的な変化を起こそうとしていると考えるべきだ。大切なのは憲法が成立したときの理念などの原点に戻ること。成文憲法の素晴らしさは、いつでもそこに戻れる点だ」
<コスタリカ> 中米南部に位置する国。面積は5万1000平方キロメートルで、日本の四国と九州を合わせた程度。現在の人口は490万人。70年前の1948年、革命軍を率いて内戦に勝利したホセ・フィゲレス(後に大統領に就任)が軍隊を廃止。49年施行の憲法に常備軍の廃止(12条)が明記された。
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[LOFT(http://www.loft-prj.co.jp/schedule/wp-content/uploads/2018/06/0603_Okinawa_Spy_Talk-548x775.jpg)↑]
マガジン9の鈴木耕さんのコラム【言葉の海へ/第32回:『沖縄スパイ戦史』、すごい映画を観た!】(http://maga9.jp/180516-6/)。
《『沖縄スパイ戦史』(三上智恵・大矢英代 共同監督)…この「護郷隊」の実態は、これまでほとんど明らかにされてこなかった。それはなぜなのか。三上監督は、研ぎ澄まされたジャーナリストの嗅覚で、「護郷隊」の実態に迫っていく。この過程が凄まじいほどの迫力に満ちているのだ…今回は、そこに大矢監督の静かな怒りが加味された》。
[(http://www.loft-prj.co.jp/schedule/wp-content/uploads/2018/06/0603_Okinawa_Spy_Talk-548x775.jp)
LOFT(http://www.loft-prj.co.jp/schedule/loft9/88018http://www.loft-prj.co.jp/schedule/loft9/88018)
【三上智恵・大矢英代 共同監督『沖縄スパイ戦史』公開記念トーク
「沖縄を再び犠牲にしないために」
—南西諸島の今と映画『沖縄スパイ戦史』から考える—】]
共同監督の大矢英代さんについては、以前のマガジン9のコラムで読んでいました。《戦争のためにカメラを回しません。戦争のためにペンを持ちません。戦争のために輪転機を回しません…》という言葉が印象に残っています。
『●「戦争のためにカメラを回しません。
戦争のためにペンを持ちません。戦争のために輪転機を回しません」』
「マガジン9…【マガ9備忘録/その145)「沖縄のマスコミは“民”のもの」
高江で語ったQAB大矢記者の心】」
《沖縄のマスコミは、皆さん県民のものです。
“民(たみ)”のものです。
私たちには武器もありませんし、権力もありません。
でも、伝え続けることはできます。抗い続けることはできます。
その一歩一歩が、沖縄の歴史、そして本当の意味で
この国の、この日本の民主主義を勝ち得る手段と信じて、
これからも一生懸命、伝え続けていきたいと思っています。》
《「スパイリスト」…そのリストによって、何かが起きた…。歪んだ論理が生み出す殺人》、《「戦争の悲惨」とは、単に肉体の破壊だけではない。人間同士の関係性の破壊。住民同士の疑心暗鬼。そこから必然的に生み出される、地獄の光景》。そこまでの激しさではないとしても、いま、アベ様や最低の官房長官が「森」を殺し、「美ら海」を殺し続け、沖縄の人々を分断し続けている。
《沖縄戦は「日本軍という組織と、それに虐げられた住民」という構図で語られることが多いけれど、ほんとうにそれだけなのか?》…映画『沖縄スパイ戦史』…全く知りませんでした。あの壮絶な戦場を経験した沖縄…「スパイリスト」に載ることの意味を知る人々の心の中に、《記憶の澱》として、こびりついているのでしょうか…。
『●加害者性と被害者性…「私たち一人一人が被害者となり、
加害者となり得る戦争。戦争はどこかで今も…」』
「【記憶の澱/NNNドキュメント’17】…。
《先の大戦の記憶を、今だからこそ「語り、残したい」という人々がいます。
…心の奥底にまるで「澱」のようにこびりついた記憶には「被害」と「加害」、
その両方が存在しました》」
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【http://maga9.jp/180516-6/】
言葉の海へ
第32回:『沖縄スパイ戦史』、すごい映画を観た! (鈴木耕)
By 鈴木耕 2018年5月16日
5月14日、映画の試写会へ行ってきた。『沖縄スパイ戦史』(三上智恵・大矢英代 共同監督)という映画だ。
ものすごく重い映画だった。だが、どうしても目が離せない。30人を超す証言者が画面に現れる。声高に激するわけではない。怒りをあらわにする場面も少ない。ほとんどが、自分の見聞きしたこと、激しい沖縄戦での経験を淡々と語る。それが、観る者の耳について離れないのだ。
沖縄戦、「護郷隊」と呼ばれる少年兵たちで組織された部隊があった。彼らはほとんどが15、6歳。中にはもっと幼い子どももいたという。彼らは身を賭して、圧倒的な物量を誇る米軍への悲劇的なゲリラ戦に突入した。いや、突入させられたのだ。
ぼくは大田昌秀元沖縄県知事のお話をよく聞いていた。大田さんが徴兵されたのは「鉄血勤皇隊」という。だから「鉄血勤皇隊」に関しては、若干の知識があったのだが、この「護郷隊」については、ほとんど何も知らなかった。
この「護郷隊」を組織したのは、陸軍中野学校でスパイ教育を受けた若い将校たちだったという。正規戦が終結した後、山野に隠れ潜み、米軍を奇襲するというゲリラ戦を展開する。そのための少年ゲリラ兵たちを組織する。それが、中野学校出の若き将校たちに与えられた任務だった。
だが、この「護郷隊」の実態は、これまでほとんど明らかにされてこなかった。それはなぜなのか。三上監督は、研ぎ澄まされたジャーナリストの嗅覚で、「護郷隊」の実態に迫っていく。この過程が凄まじいほどの迫力に満ちているのだ。
大声も激高もない。多くの経験者たちの証言を、まるで網目模様を編むように小刻みにつなげながら、実相に近づいていく。これまでの三上監督の映画がそうだったように、その手つきは穏やかだけれど、まことに見事だ。これほどの重いテーマなのに、観る者の目を逸らさせず、耳を塞がせず、最後まで引きつけていく。
今回は、そこに大矢監督の静かな怒りが加味された。
日本軍の命令による、マラリア地獄への住民強制移住という事実の掘り起こしである。1944年暮れのある日突然、山下虎雄と名乗る若い男が、青年指導員という肩書で波照間国民学校へ赴任してくる。しかし、山下は実は教員などではなく、やはり陸軍中野学校出の工作員だった。島民には慕われていたという山下だが、やがてその正体を現す。彼が行ったことは、波照間島民たちの西表島への「疎開という名の強制移住」だった。
西表島は今でこそ明るい観光地になってはいるが、当時は「マラリア地獄」と呼ばれるような死病の蔓延する島だった。強制された移住先で何が起こったか。大矢監督の前で、この映画で唯一「あの野郎は殺してやりたい」と怒りを露わにする島民の証言が描かれる。ほんとうに、唯一の怒りの表白である。いったい何人の波照間島民が、熱に震えながら死んでいったことか。浜辺が死体でいっぱいになったという。
なぜそんな理不尽な移住が、日本軍によって強制されたのか。その理由も次第に明らかにされていく。
悲惨な映像が重なる。ふつうなら、大きなスクリーンで目のあたりにはしたくない映像だ。けれど、この映画には必然の画像。戦争の実相とは、いったいどんなものか。目を背けてはいけない。それはふたりの監督の決意でもあろう。
やがて、映画は暗いクライマックスへ進んでいく。この映画のタイトルにもなっている「スパイ」についての証言だ。
沖縄戦は「日本軍という組織と、それに虐げられた住民」という構図で語られることが多いけれど、ほんとうにそれだけなのか?
実は、語られたことのない闇が「住民と住民の間」に存在していたというのだ。さまざまな書類や証言から、その語られざる闇を、監督たちは静かに掘り起こしていく。それがこの映画の白眉である。ぼくは試写室の暗がりの中で、椅子の肘掛けを、汗ばむほどに握りしめていた。
「スパイリスト」なるものが存在した。米軍に内通する者がいれば自分たちも殺される。そうであれば、内通者(スパイ)は殺さなければならない、という論理。そう疑われた者たちの名が乗せられたリスト。そのリストによって、何かが起きた…。歪んだ論理が生み出す殺人。一度スパイの嫌疑をかけられた者は、疑惑の蜘蛛の巣の、粘つく網にからめとられて逃げ出せない…。
その件にかかわったらしい証言者が力説する。スパイを殺さなければ自分たちみんなが米兵によって殺される。あの時は、ああするしかなかった。それが間違っていたとでも言うのか! あんたはそれを否定できるのか!
戦争は、すべてを敵か味方かに分別する。一度敵だと疑われたら、もはやどんな言い訳も通用しない。それは「過去の戦争の論理」ということではなく、もし「現代の戦争」が起きたなら、多分、同じことが繰り返されるだろう恐ろしさを秘めている。ナレーションはそうは語らないけれど、あの証言者の力説はそれを物語っている。
試写室の空調の効いた暗がりの中でスクリーンを見つめているぼくに、その論理を否定するだけのもうひとつの論理はあるのか。
「戦争の悲惨」とは、単に肉体の破壊だけではない。人間同士の関係性の破壊。住民同士の疑心暗鬼。そこから必然的に生み出される、地獄の光景。
この映画は、事実の積み重ねで、闇の中の事実に光を当てようとする。証言者たちの淡々とした語り口が、よけいに切なく響く。
ただ、最後の救いの場面が美しい。大宜味村の小さな山に、瑞慶覧良光さん(89歳)が、黙々と寒緋桜を植えていく。その数は69本。死んだ彼の戦友たちの数だという。そして、その1本1本に、良光さんは戦友の名前を付けていくのだ。
映画の終わり、美しい桜の1本に、ある人の名前が付けられる。その人が、どんな死を迎えたか。
死んだ少年兵の弟と、良光さんが硬く手を握り合う。この映画のもっとも美しい、けれどもっとも切ない場面である。
試写会では珍しく、上映終了時に拍手が起きた。かなりの観客がいたのだが、それぞれはどんな思いで拍手したのだったろうか?
本作は、7月28日より、東京・ポレポレ東中野を皮切りに、順次全国で公開していくという。ぼくはもう一度、劇場で観ようと思う。
なお、この映画をめぐる「トーク・ライブ」が、6月3日(日)12時~16時に、東京・渋谷の「LOFT9 Shibuya」で行われる。三上智恵・大矢英代両監督のほか、井筒高雄さんのお話もある。なぜかぼくも、進行役として参加する。
この模様は、「マガジン9」と「デモクラシータイムス」でも配信する予定になっている。
主催:新宿西口反戦意思表示・有志 http://seiko-jiro.net
(トークイベントのチラシです…)
鈴木耕
すずき こう: 1945年、秋田県生まれ。早稲田大学文学部文芸科卒業後、集英社に入社。「月刊明星」「月刊PLAYBOY」を経て、「週刊プレイボーイ」「集英社文庫」「イミダス」などの編集長。1999年「集英社新書」の創刊に参加、新書編集部長を最後に退社、フリー編集者・ライターに。著書に『スクール・クライシス 少年Xたちの反乱』(角川文庫)、『目覚めたら、戦争』(コモンズ)、『沖縄へ 歩く、訊く、創る』(リベルタ出版)、『反原発日記 原子炉に、風よ吹くな雨よ降るな 2011年3月11日〜5月11日』(マガジン9 ブックレット)、『原発から見えたこの国のかたち』(リベルタ出版)など。マガジン9では「言葉の海へ」を連載中。ツイッター@kou_1970でも日々発信中。
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琉球新報のコラム【<金口木舌>「復帰の日」の色】(https://ryukyushimpo.jp/column/entry-718776.html)と、
【<社説>日本復帰46年 沖縄振興の根本的転換を】(https://ryukyushimpo.jp/editorial/entry-718771.html)。
東京新聞の社説【沖縄きょう復帰の日 野中氏の思い胸に刻む】(http://www.tokyo-np.co.jp/article/column/editorial/CK2018051502000152.html)。
《2013年に急逝した歌手大瀧詠一さんの代表作「君は天然色」の一節「想い出はモノクローム 色を点(つ)けてくれ」を時々口ずさむ。明るい曲調に乗せた松本隆さんの歌詞は1980年代の空気を思い出させる…▼「日本復帰の日」を記録した本紙の写真もモノクロだった》。
《1972年の5月15日、沖縄は日本に復帰した。その前年の71年11月、沖縄国会と言われた第67臨時国会に、琉球政府の屋良朝苗行政主席は復帰措置に関する建議書を提出した。建議書は「はじめに」の項で「基地のない平和の島としての復帰」を望んだ》
《野中広務さん…◆妹失った県民の叫び 那覇から嘉数の丘に向かう途中で、野中さんが生涯、胸に刻み続けた出来事に遭遇します。タクシーが宜野湾に差し掛かると、サトウキビ畑の中で急停車し、運転手が肩を震わせて叫んだのです。 「お客さん、あそこで、私の妹は殺されたんです。アメリカ軍にじゃないんです」 それは、野中さんも属した日本軍が、沖縄県民の殺害に関与していた衝撃の事実でした》。
『●「子や孫、未来を生きる世代のため」に壊憲?…
「憲法9条…軍隊は禁止…子どもたちに、うそはいけない」』
沖縄タイムス【社説[復帰46年 自治]沖縄は今も憲法番外地】(http://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/251151)によると、《復帰を2日後に控えた1972年5月13日、行政府ビル(現在の県庁)前で、琉球政府の閉庁式が行われた。屋良朝苗主席は、およそ千人の職員を前にあいさつし、自治への期待を熱く語った…だが、復帰は他府県と同様の「自治」を実現するものではなかった》。
《「自治と自立」の実現であり、「人権と尊厳」の確立》のはずが…。《基地のない平和の島としての復帰》には、ほど遠い現実…。《「いつか来た道」を再び歩まないためにも》…ほど遠い現実…。
モノクロから「天然色」に変わっても、現実は…。《この国を時代遅れのカーキ色に染める気らしい》…その典型が永続的な沖縄差別・イジメ。《安倍晋三首相自らが平和憲法の九条改憲論を提唱する時代》は古色蒼然としている。
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【https://ryukyushimpo.jp/column/entry-718776.html】
<金口木舌>「復帰の日」の色
2018年5月15日 06:00
大瀧詠一 君は天然色 モノクロ カラー 日本復帰 米朝首脳会談 金口木舌
2013年に急逝した歌手大瀧詠一さんの代表作「君は天然色」の一節「想い出はモノクローム 色を点(つ)けてくれ」を時々口ずさむ。明るい曲調に乗せた松本隆さんの歌詞は1980年代の空気を思い出させる
▼モノクロが中心だった家族写真がカラーになるのは70年代半ばだった。今はデジカメの時代。富士フイルムは先月、モノクロフィルムの販売終了を発表した。思い出を刻んだフィルムがなくなるのは惜しい
▼「日本復帰の日」を記録した本紙の写真もモノクロだった。古い紙面を見て、この日の色を想像する。激しい雨を降らせた空は鉛色、抗議集会を開いた与儀公園の地面は赤茶色だったろうか
▼時代は激しく動いている。朝鮮半島の2国が融和に向けて動きだした。来月は米朝首脳会談だという。海の向こうの激動を報じる紙面は刺激的な色を放つ。さて日本はどうか
▼セクハラに絡む暴言を吐く大臣がいる。疑惑に対する国民の憤りに背を向ける首相がいる。そんな政府が憲法を変え、沖縄に新基地建設を強いる。この国を時代遅れのカーキ色に染める気らしい
▼46年前のきょう、本紙は「変わらぬ基地 続く苦悩/いま 祖国に帰る」という見出しを掲げた。紙面ににじむ怒りと悲しみを希望に塗り替えることが復帰後の県民の歩みだった。これからも絵筆を握ろう。たとえ困難な作業だとしても。
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【https://ryukyushimpo.jp/editorial/entry-718771.html】
<社説>日本復帰46年 沖縄振興の根本的転換を
2018年5月15日 06:01
日本復帰 屋良朝苗 米軍普天間飛行場 名護市辺野古 新基地建設 県民所得 一括交付金 沖縄振興 社説
1972年の5月15日、沖縄は日本に復帰した。その前年の71年11月、沖縄国会と言われた第67臨時国会に、琉球政府の屋良朝苗行政主席は復帰措置に関する建議書を提出した。建議書は「はじめに」の項で「基地のない平和の島としての復帰」を望んだ。
復帰後も改善されない最も大きな障害は米軍基地の存在だ。在日米軍専用施設の集中度は復帰時の約75%から約70%に減るにとどまり、整理縮小は進んでいない。2016年の米軍属女性暴行殺人事件、米軍普天間飛行場所属の垂直離着陸輸送機MV22オスプレイの名護市安部墜落、17年の普天間第二小学校への米軍ヘリ窓落下事故など事件事故が頻発し、県民の命が脅かされている。
しかし基地の負担を軽減するどころか、安倍政権は普天間飛行場の名護市辺野古への新基地建設を強行している。沖縄県知事が明確に反対し、新基地建設の賛否が争点となった全県選挙ではほぼ反対の候補者が当選した。建議書が掲げた「地方自治の確立」は、新基地建設を強行する政府によって妨げられている。
建議書は「県民本位の経済開発」も掲げた。本土に比べて大きく立ち遅れた沖縄の振興策として、約10兆円の「振興開発費」が投下された。確かに道路や港湾などインフラは大きく進んだ。
しかし県民所得は全国平均の約7割、失業率は全国ワーストといった貧しさの部分は解消していない。子どもの貧困率は全国平均の2倍に上る。保育サービスが貧弱で、待機児童が多く、保育料は高い。離島の過疎化も深刻だ。過去の沖縄振興は社会資本整備に偏り、教育福祉施策を充実させる努力を怠ってきた。沖縄振興の仕組みを根本から見直す必要がある。
12年に始まった沖縄振興一括交付金は、地域主権に基づいた沖縄の裁量による予算との当初の意義付けは失われ、基地政策の見返りで予算の多寡が決まる、国にとって都合のよいものとなってしまった。それが沖縄振興のゆがみを増幅している。
復帰と同時に始まった沖縄振興開発特別措置法に基づく沖縄振興計画は第5次の折り返し点を過ぎた。私たちは第5次の終わりと、次の沖縄振興の仕組みを真剣に論議し、真の「県民本位の経済開発」を考えねばならない時期に来ている。
建議書が挙げた新生沖縄像は、国家に押し付けられるのではなく、自らの未来を自らが決めるという姿だ。苛(か)烈(れつ)な沖縄戦と米国統治による圧政を経験した呻吟(しんぎん)の中から生み出された県民全体の願いと言えよう。自立と自律。これを実現することこそ、次世代に対する私たち世代の責任だ。
沖縄自治構想会議は「沖縄エンパワーメント」と題した構想を発表し、沖縄振興と自治の在り方の根本的転換を提唱している。沖縄の将来について考える日としたい。
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【http://www.tokyo-np.co.jp/article/column/editorial/CK2018051502000152.html】
【社説】
沖縄きょう復帰の日 野中氏の思い胸に刻む
2018年5月15日
沖縄に思いを寄せる政治家がまた一人この世を去りました。自民党幹事長や官房長官を務めた野中広務さん。その半生は沖縄の苦難の歴史と重なります。
今年一月二十六日、九十二歳で亡くなった野中さんが初めて沖縄の地を踏んだのはまだ三十代だった一九六二年。京都府園部町長としてパスポートを携えて米軍統治下の沖縄を訪れたのは、宜野湾市の「嘉数の丘」に、京都府出身の戦没者を慰霊する「京都の塔」を建てるためでした。
米軍普天間飛行場を望む高台は太平洋戦争末期の沖縄戦の激戦地。京都府出身の犠牲者二千五百四十五人のほとんどが、この高台で亡くなりました。
◆妹失った県民の叫び
那覇から嘉数の丘に向かう途中で、野中さんが生涯、胸に刻み続けた出来事に遭遇します。タクシーが宜野湾に差し掛かると、サトウキビ畑の中で急停車し、運転手が肩を震わせて叫んだのです。
「お客さん、あそこで、私の妹は殺されたんです。アメリカ軍にじゃないんです」
それは、野中さんも属した日本軍が、沖縄県民の殺害に関与していた衝撃の事実でした。
野中さんの生前の回想によると運転手は一時間ほど、ハンドルに泣き崩れたままだったそうです。
ようやく涙が収まったとき、野中さんはその運転手に「気の毒でしたね。ひどいことが行われたんですね」と声を掛けるしかなかった、といいます。
沖縄は日本国内最大の地上戦の戦場でした。当時六十万県民の四分の一が犠牲になり、親しい人を失った悲しみと、今もなお米軍基地の負担と重圧に苦しむ県民の苦悩が、野中さんを沖縄と深く結びつけることになります。
野中さんはその後、京都府の府議や副知事を経て、五十七歳で衆院議員に当選します。
◆軍靴で踏みにじるな
国会議員としては遅咲きですが「政界の狙撃手」と呼ばれる辣腕(らつわん)ぶりで、田中派から橋本派へと続く当時の自民党最大派閥の中で実力政治家として頭角を現します。
初めて閣僚に起用された村山富市内閣の自治相として阪神大震災やオウム真理教事件に対応し、政治手腕をいかんなく発揮します。
しかし、沖縄のことが頭から離れることはありませんでした。
九七年のことです。野中さんは楚辺通信所(読谷村)の使用期限切れを契機に、期限後も米軍用地の暫定使用を可能にするための改正米軍用地特別措置法案を審議する衆院の特別委員長でした。
委員長は委員会での審議結果と経過を本会議で報告します。通常は用意された文書を読み上げるだけですが、野中さんは壇上で突然脳裏に蘇(よみがえ)ったタクシー運転手の叫びを紹介し、こう続けたのです。
「この法律が沖縄県民を軍靴で踏みにじるような結果にならないように
してほしい。そして、多くの賛成で可決されようとしているが、
『大政翼賛会』のような形にならないように若い方々にお願いしたい」
この発言は特措法改正のために当時第一党と第二党だった自民、新進両党が手を結んだことを、大政翼賛会にたとえてけん制したものでした。批判勢力を排除し、沖縄に安全保障の負担を押し付ける政治の在り方が、戦前・戦中と重なったのでしょう。
沖縄県はきょう本土復帰から四十六年を迎えました。苛烈な米軍統治は終わりましたが県内には在日米軍専用施設の約70%が残ります。米軍による訓練や運用中の事故や騒音、米兵らの事故や事件も後を絶たず、県民は重い基地負担を強いられています。
危険な普天間飛行場返還のためとはいえ、名護市辺野古という同じ県内への移設では県民の基地負担は抜本的には軽減されません。
米兵らの特権的な法的地位を定めた日米地位協定の存在は、日本国憲法が沖縄では厳格適用されていない、との疑念も生みます。
沖縄では今もなお「戦争」は身近な存在としてあるのです。
◆遺骨の一部を沖縄に
野中さんは生前、本紙の取材に「沖縄を忘れることは第二次世界大戦を忘れることだ。戦争の恐ろしさを忘れないためにも、沖縄のことを絶対に忘れてはいけない」と語っています。
自分の子どもたちには「私が死んだら、遺骨の一部を嘉数の丘の慰霊塔に納めてほしい」と託しました。ゆかりの人たちが沖縄を忘れないために、だそうです。
時を経るにつれ、戦争体験世代は政界を去り、沖縄に思いを寄せる政治家も少なくなりました。自衛隊の増強が続き、安倍晋三首相自らが平和憲法の九条改憲論を提唱する時代です。
「いつか来た道」を再び歩まないためにも、野中さんの思いを私たちも胸に刻まねばなりません。
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リテラの横田一さんによる記事【新潟県知事選に再稼働反対派の県議出馬で二階幹事長のシナリオが破綻! 自公候補の“エセ県民党”ぶりが明らかに】(http://lite-ra.com/2018/05/post-4021.html)。
《新潟県知事選挙が5月24日の告示されるが(6月10日投開票)、柏崎刈羽原発の再稼働阻止を訴える知事候補・池田千賀子県議が予想以上に支持を広げている》。
「新潟の野党勢力は今こそ、踏ん張り時」! 東京電力に柏崎刈羽核発電所を再稼働させるなんて狂気な凶器。
AERAの記事【古賀茂明 「注目の新潟県知事選、紆余曲折の末に決まった野党女性候補の素顔」】(https://dot.asahi.com/dot/2018051300010.html)によると、《池田千賀子新潟県議だ。私はノーマークだったが、この方の略歴を見ると、ちょっと見ただけで、相当根性のありそうな人だという印象を受ける。線の細い人ばかりという話は、どうやら間違いだったようだ…出馬会見を取材したフリージャーナリストの横田一さんに聞いたのだが、会見での受け答えが非常にしっかりしていて、この人なら行けると感じたということだった。 ■えせ「県民党」で「脱原発」の争点化を避ける与党の戦略》。
泉田裕彦新潟元県知事がダークサイドに堕ち、期待の米山隆一元知事も辞任し…核発電「麻薬」中毒患者達は柏崎刈羽核発電所再稼働に向けて、《えせ「県民党」で「脱原発」の争点化を避ける与党の戦略》で、心ある県民の皆さんを失望させる結果になるのではないか!?、と大変に心配していました。
《柏崎刈羽原発の再稼働阻止を訴える知事候補・池田千賀子県議》が力強く出馬宣言し、そして、《予想以上に支持を広げている》ということに大変な安堵の思い。6月10日の投票まで、池田千賀子さんには、ぜひ頑張ってほしいと思います。東京電力に柏崎刈羽核発電所を再稼働させるに決まっている《自公候補の“エセ県民党”ぶり》に、くれぐれも、決して騙されることのない様に、新潟県民の皆さんに期待しています。《二階幹事長の陣頭指揮の下で建設業界や商工会議所や農業関連団体(JAや土地改良区など)の自民党友好団体・企業が集票マシーンと化していく組織型選挙となるのは確実なのに、まるで政党色のない勝手連的な県民有志の思いを受けとめた”県民党候補”という演出をした》《総理官邸のご意向に従う官僚出身“エセ県民党候補”》…に、絶対に騙されてはいけない。
『●発言に人格が現れ、呼ばれ方に
人間性が表れる: 「石原元「ト」知事」と「栄佐久さん」』
『●安孫子亘監督映画「『知事抹殺』の真実」の
佐藤栄佐久元知事冤罪…泉田裕彦新潟県知事「事件」の背景に?』
『●よりによって自民党から出馬…「反東電ですが、
反原発ではありません」な泉田裕彦前新潟県知事…』
『●米山隆一新潟県知事は「県に運転停止の権限」、
「私は、根拠のない“ケンカ”はしません」と…』
『●「新潟の野党勢力は今こそ、踏ん張り時」!
東京電力に柏崎刈羽核発電所を再稼働させるなんて狂気な凶器』
「日刊ゲンダイの記事【米山知事辞職で状況急変 小躍りする自民と
原子力マフィア】… 《米山知事は「県政の混乱を招いた責任を取った。
県民の信頼を裏切り、心よりおわびしたい」と語ったが、この突然の辞職に
小躍りして喜んでいるのが自民党と原子力マフィアだろう》。
大変に残念なニュース…大喜びする核発電「麻薬」中毒患者達。
《…自民県連の関係者は『次の棚ボタ選挙は楽勝』なんて喜んで…》
…悔しいなぁ、何やってんだ一体もぅ…。泉田裕彦新潟元県知事が
ダークサイドに堕ち、核発電「麻薬」中毒患者達は柏崎刈羽核発電所再稼働に
向けて、遮二無二突進するでしょうね。新潟県民の皆さん、何とか踏ん張って
ほしいい。《新潟の野党勢力は今こそ、踏ん張り時だ》!」
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【http://lite-ra.com/2018/05/post-4021.html】
新潟県知事選に再稼働反対派の県議出馬で二階幹事長のシナリオが破綻! 自公候補の“エセ県民党”ぶりが明らかに
2018.05.20
(8日の池田県議の出馬会見(撮影・横田一))
米山隆一知事の辞任をうけて、新潟県知事選挙が5月24日の告示されるが(6月10日投開票)、柏崎刈羽原発の再稼働阻止を訴える知事候補・池田千賀子県議が予想以上に支持を広げている。
米山知事の辞任直後は、今回は、与党が再稼働を容認する候補を立てて、勝利する可能性が高いだろうと見られていた。というのも、米山知事の辞任理由が女性スキャンダルだったことから、米山陣営の選対本部長だった森ゆうこ参院議員(自由)も「これが本当の“新潟ショック”」とこぼすなど、野党陣営は動揺を隠せず、「候補擁立難航で野党側の出遅れ必至」と見られていたからだ。
しかも、混乱する野党陣営を尻目に素早く動いたのが「政界の寝業師」こと二階俊博・自民幹事長だった。米山辞職表明から2日後の4月20日、塚田一郎・新潟県連会長(参院議員)と自民党本部で面談し、“県民党”を名乗れる政党色のない候補者選考の方針で一致。「(自公推薦候補が敗れた)前回の轍を踏まないよう頑張ってくれ」と激も飛ばしたのだ。この時点で名前が浮上したのが、二階氏の運輸大臣時代に秘書官を務めた花角英世・前海上保安庁次長だ。佐渡出身の国交官僚が早い段階から有力候補に浮上したことから、地元記者も「花角氏擁立ありきの“二階シナリオ”に沿った茶番劇」としてこう証言する。
「当初、県連側が“県民党”というキャッチフレーズで独自に花角氏擁立を
するかに見えましたが、それは自公の存在、政党色を隠すための巧妙な戦略。
推論ですが、実際には二階氏が大臣時代の懐刀だった花角氏を擁立させた
という“二階シナリオ”との見方が有力です」
実際、米山氏の辞任表明の1週間後の27日に、政治色を感じさせない団体「新しい新潟を考える会」が立ち上がったが、初会合には自公県議も参加していた。そして、4日後の5月1日には自民党の友好団体の商工会議所幹部らと同会メンバーが会合を持ち、「花角氏はマネジメント能力もあり、知事として相応しい」(同会の医療法人『新成医会』渡辺毅理事長)と出馬要請を決めた。
ただし、自民党は表向きこうした政治色を必死で消そうとしていた。9日、渡辺氏ら県民有志8名が上京して、花角氏に出馬要請したが、自公議員は一人もいなかった。選挙戦に突入すれば、前回の県知事選の自公推薦候補と同様、二階幹事長の陣頭指揮の下で建設業界や商工会議所や農業関連団体(JAや土地改良区など)の自民党友好団体・企業が集票マシーンと化していく組織型選挙となるのは確実なのに、まるで政党色のない勝手連的な県民有志の思いを受けとめた”県民党候補”という演出をしたというわけだ。
腹心官僚をたてた二階幹事長対抗して再稼働反対派擁立の電撃会見を行った菊田真紀子衆院議員
だが、こうした二階氏の仕掛けを押し返したのが、元民進党で現在は無所属の菊田真紀子衆院議員(新潟4区)だ。2017年秋の総選挙では、金子恵美・前衆院議員との一騎打ちで比例復活を許さない完勝をしたことで知しられる菊田議員だが、今回の県知事選の候補擁立でも勝負師ぶりを見せつけた。
菊田議員は自身の知事選出馬については固辞したものの、そのかわりに5月8日、柏崎刈羽選出の池田千賀子県議とともに電撃会見を行い、池田氏を野党の統一知事候補とする流れをつくりだしたのだ。
県庁内の記者会見場に池田氏と一緒に現れた菊田議員は、自公が二階氏に近い官僚の花角氏を擁立したことを皮肉りながら、池田氏を知事選に擁立することになった経緯をこう説明した。
「高い地位にある優秀な官僚ほど、官邸や権力者の意向に逆らうことができず、記憶喪失になったり、記録やデータがなくなったり、記録を改竄したりということが起こっております。新しい県知事には、こうした総理官邸のご意向に従うような人ではなく、まさに地域の中で人々の庶民の声に耳を傾けることができる方になっていただきたいと考え、池田千賀子さんが最も相応しい方ではないかと考えました」
「『原発再稼動を阻止して欲しい』という県民の願いを受けとめて、大変悩まれましたが、決意をしていただきました」
そして、出馬会見は二人だけだが、「様々な立場の団体や政党に幅広く声をかけて池田氏を“県民党候補”として支える態勢にしたい」と、前回の県知事選同様、野党各党や市民が池田氏を支援して、結果的に野党統一候補となる流れをつくりだすことを宣言した。
また、菊田議員が会見で強調していたのが、与党陣営がキャッチフレーズにしようとしていた「県民党」だ。菊田氏は、自公の候補である花角氏について、「総理官邸のご意向に従う官僚出身“エセ県民党候補”」であり自分たちこそ地元の民意(再稼働反対)に根差した“本家の県民党候補”だと強調した。
記者団からは「なぜ今日、出馬会見なのか」という質問も出た。すると、菊田氏が微笑みながら「女の(勝負)勘です」と答えたが、都知事選や都議選で自民党に連戦連勝をしていた頃の小池百合子都知事を彷彿させる勝負師ぶりといっていいだろう。
出馬を表明した池田千賀子県議の原発再稼働反対の決意
実際、出馬を決意した池田氏は“県民党候補”としてふさわしい人物だ。1961年に柏崎市生まれた池田氏は、1981年に柏崎市役所に初の歯科衛生士として約20年間勤務した後、2003年から柏崎市議を3期務め、2015年に新潟県議会選挙で初当選。所属会派は、社民党系の「未来にいがた」だ。
池田氏は会見で“総理官邸のご意向に従順な忖度官僚と対極にある庶民派”と菊田議員から紹介されたあと、決意表明をして“原子力ムラ内閣”とも呼ばれる安倍政権と違いを強く訴えた。
「福島原発事故の検証も終わらないまま、福島の皆様が苦しんでおられることに対する責任を誰も取らない状態の中で『新しい規制基準を作りました。この新規制基準に適合したから合格です』といった結果が、私たちの前に突きつけられている」「『自治体が作った避難計画で安全に避難ができる』『避難をした人が元の故郷に戻って元通りの生活がすぐにできる』と信じている市民は少ないのではないか」
原子力規制委員会の“お墨付き”(新規制基準合格)で再稼働を進めている安倍政権に対して、池田氏は異議申立をすると同時に、「避難計画が不十分な現状での柏崎刈羽原発の再稼働には反対」「福島原発事故の検証が先決」という米山知事の方針継承を宣言したのである。
質疑応答で、筆者は池田氏に対して、対立候補の花角氏をどう見ているのかを確認した。
横田「花角さんの陣営も『県民党』を称して『(福島原発事故の)検証も続ける』と言っているが、菊田氏が言った『官僚の方だと官邸や自民党の言いなりではないか』『花角さんに任せると問題ではないか』という危機感があったのか。『原発推進の安倍自民党が応援した候補者だと米山県政継承は難しい』という問題意識があったのか」
池田「国政の状況を見ると、官僚の皆様は『誰を向いて誰のために仕事をしているのか』と思いたくなる国民は私だけではないと思う。(花角氏出馬の)要請の経過などを報道等で知る限り、『県民党』と言っても、それを鵜呑みにして『県民が求めていきたことを必ず実現してくれるだろうと考えるべきだ』と言われても難しいのではないかと私も思っております」
菊田議員が問題視した「総理官邸のご意向に従う官僚出身知事だと再稼働阻止を望む民意がないがしろにされかねない」という懸念を、池田氏も共有していたのだ。
新潟県知事選の結果によっては、安倍首相の3選にも影響
いずれにしてもこの池田氏の電撃会見で、「政党色のない候補擁立で与野党相乗り」「原発再稼働を最大の争点とした与野党激突回避」という与党陣営(安倍自民党)の狙いは完全に打ち砕かれ、「中央の紐付き忖度官僚候補VS再稼働反対の民意に寄り添う県議候補」という与野党激突の構図が浮かび上がってきた。
実際、その後の流れをみていると、野党が次々と支持を表明して結果的に統一候補となって、池田氏の支持は拡大。安倍首相の総裁選3選にも影響を与えかねない情勢となりつつある。
2017年秋の総選挙以降、初めての大型地方選挙となる新潟県知事選で自公系候補が敗れれば、「安倍首相では来年の統一地方選挙や参院選を戦えない」という声が自民党内で強まる可能性はあるからだ。
“原子力ムラ内閣”こと安倍政権に「再稼働反対」の民意を突きつけた米山知事は1年半で県庁から去ることになったが、今回の新潟県知事選でその路線が継承されるのか、そして「原発推進の安倍政権ノー」の民意を示すことが出来るのか。新潟県知事選から目が離せない。
(横田 一)
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[※ 自公選挙公約「子育て…」小躍りするアベ様…日刊ゲンダイ(2017年12月19日)↑]
沖縄タイムスの玉城淳記者によるコラム【[大弦小弦]映画「男はつらいよ」第1作の中に、寅さんが…】(http://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/250957)。
《▼一方こちらの屁理屈は怒りを買ってしまった…▼普段は「総理」と使うから「首相案件」という語には「違和感がある」との答えにはあきれる。問われているのは発言内容のはずなのに》。
『●アベ様のためならば「異例の「滅公奉私」」
…《愛僕者》(©浜矩子さん)の《僕難》に振り回される官僚達』
「東京新聞の村上一樹・清水俊介両記者によるインタビュー記事
【異例の「滅公奉私」 閣僚・知事・大臣秘書官経験 片山善博氏に聞く】…
《愛僕者》(©浜矩子さん)の《僕難》に振り回される官僚たち。
「タンカ《議員辞職》」や苦し紛れの言訳「オトモダチの関与を知らなかった」
との辻褄を合わせるために、アベ様のためならば「異例の「滅公奉私」」ですか?
情けなく、そして、哀れ。」
アベ様のオトモダチへの依怙贔屓…官僚や自公議員の皆さんで必死の隠蔽。呆れるほどの「屁理屈」も辞さずの「異例の「滅公奉私」」(東京新聞)…「タンカ《議員辞職》」や苦し紛れの言訳「オトモダチの関与を知らなかった」との辻褄を合わせるために…。《愛僕者》のための「滅公奉僕」。
『●すべては「2017年2月17日はアベ様のタンカ記念日」に始まった
…五日後の「秘密会議」に太田充氏も』
『●国家戦略特区諮問会議議長・アベ様、そりゃぁ~ないでしょ!
質問主意書による「急な質問」?』
『●国家戦略特区諮問会議議長・アベ様は、
2017年1月20日まで、オトモダチの関与を知らなかった?』
『●加計学園を巡る「狸賽」イカサマ話…「悪巧み」しておいて
「2017年1月20日まで…知らなかった」?』
「リテラの記事【首相案件文書で安倍首相の虚偽答弁が決定的に!
安倍首相と加計理事長が会食で獣医学部新設を相談していた】…
《愛媛県の中村時広知事は…「国が正直に言ったらいいのではないか」
と返した。文書の信ぴょう性は確実になったといっていいだろう》」
日刊ゲンダイの記事【逆襲開始…中村愛媛県知事の“隠し玉”に安倍自民は戦々恐々】(https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/228964)によると、《「首相案件」が混迷を極めている。加計学園関係者や愛媛県、今治市の職員との官邸面会をめぐって、柳瀬唯夫元首相秘書官が10日の予算委で「(県職員が)いたかもしれない」とウヤムヤ答弁を繰り返したことに、中村時広愛媛県知事がブチ切れた。「愛媛県の信頼を損ねる」「職員は子供の使いじゃない」と憤り、柳瀬氏の名刺と職員の説明メモを公表》…した。
《職員は子供の使いじゃない》! そりゃぁ、そうだ。
『●「真相解明は大切。だが、ウソをつくのは認めて」
→「首相…のためなら、自民党はどうなっても」(筆洗)』
『●「なぜ面会したのか。首相はどう関与しているのか。
まさか、そこのところはどうも思い出せぬでは」ネェ?』
『●加計学園問題で、菅良二「今治市長は“お仲間”のため
行政のルールをねじ曲げたの?」(室井佑月さん)』
日刊ゲンダイの記事【困った時のフジ頼み 安倍首相“緊急出演”内容ゼロの40分間】(https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/228970)によると、《窮地に陥ると、いつもこのパターンだ。…“緊急生出演”…40分以上にわたって電波を占拠…柳瀬元首相秘書官が、加計学園関係者と会ったことを安倍首相に報告していないと答弁したことも、ニタニタしながら「まったく問題ない」と言い放った》…。
流石、アベ様広報機関・産経系。それにしても、アベ様の言い草、酷いね。報告しているけど、報告していない…二重のウソが「まったく問題ない」?
『●首相案件…「もうバレバレですよ。
いつまでかばうの、あんな人。…それほど怖い人なのか?」(室井佑月)』
さらに、日刊ゲンダイの記事【入学者定員割れ 加計学園系「千葉科学大」に漂う経営不安】(https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/228857)によると、《加計学園の系列校として2004年に開学した「千葉科学大学」…安倍首相に近い萩生田光一幹事長代行は09年の衆院選の落選後、千葉科学大で名誉客員教授を務めていた。また、現在学長を務める木曽功氏は元内閣参与。文科省事務次官だった前川喜平氏に「獣医学部の新設よろしく」と働きかけたと報じられた人物だ》。
「“ぼくたちの友情は潔白”などとよくもまあ言えたものだ」。ズブズブでダークなオトモダチとの友情を取り巻き連中が必死に隠蔽。
『●「“ぼくたちの友情は潔白”などとよくもまあ言えたものだ」
…ズブズブでダークなオトモダチとの友情』
さらにさらに、爆笑な検証記事【真偽を検証 柳瀬氏答弁「アポがあれば誰とでも」は大ウソ】(https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/228965)によると、《首相秘書官という重責を担う国家公務員が、アポがあれば誰とでも官邸で面会し、話の中身はメモに取らず、首相にも報告しない。しかも記録も一切残さない――。スパイが大喜びする柳瀬氏のこの発言を確認するべく、日刊ゲンダイ本紙記者はさっそく、11日、官邸にアポの電話を入れた…。面会を要望した相手は、柳瀬氏と同じ経産省出身で、国会審議中に質疑者にヤジを飛ばして厳重注意となった佐伯耕三首相秘書官だ。最初に電話対応した官邸の担当者は「折り返し連絡する」と返答して電話を切り、3時間ほどして佐伯秘書官付の職員から連絡が来たのだが、いきなり「プレスの方との面会は、取材であるか否かにかかわらず、全てお断りしています」とピシャリ。本紙記者が「取材ではない。柳瀬さんは誰とでも面会していたではないか」と食い下がったのだが、「秘書官は基本的に『裏方』の業務を担当しており、表で取材を受ける立場にありません」と門前払いだったからフザケている》。
なぁんだぁ、会えないじゃん! 参考人招致だからと言って、国会で「フザケ」た答弁をしていた訳だ。
東京新聞の忠犬・「犬の忠義」についてのコラム【筆洗】(http://www.tokyo-np.co.jp/article/column/hissen/CK2018051102000130.html)によると、《英国軍に一頭の大型犬…ムスタファは砲手に代わって導火線をくわえ、大砲に火を付けた。連合軍は敗れたが、犬の一撃は敵に大きな被害を与えたと伝わる▼犬の忠義は信じるとしても首相に忠実な元秘書官の答弁はどうものみ込みにくい…▼犬は英雄となり、国王ジョージ二世から生活扶助料を与えられたのだが、元秘書官に与えられるべきは偽証すれば罪に問われる証人喚問での質問か。》
ムスタファ以上の忠犬さんでしたとさ。
日刊ゲンダイの記事【安倍首相“悪辣答弁” 前川前次官の猛反論でごまかしバレた】(https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/229161)によると、《これに対し、前川前次官は、京産大の提案内容を知らされていなかったため<加計学園と京産大の提案とを比較考量することは不可能>だったと反論した。加えて、加計学園の獣医学部新設が<安倍首相自身の強い意向だという認識を持っていた>と明言し、<首相が加計学園の獣医学部新設に自分が関与していないと主張するための材料として、私の名前に言及することは極めて心外>とクギを刺した》。
「愛僕者」と前川喜平さん、一体どちらが「地位に恋々」としていますか? これまで散々コキオロシテきた前川喜平さんの名をかたり、デマな“悪辣答弁”って、一体どんな神経をしているの?
『●菅義偉・最低の官房長官は、今なぜ、アベ様に向かって
「地位に恋々としがみつく」とは言わないのですか?』
『●アベ様は「「愛国者」ではなく「愛僕者」…
彼が「国難」と言う時は「僕難」…愛僕者に付ける薬」無し』
最後に、第3か、第4の森友か、第2の加計か知らないが、まだ弾けていない「国際医療福祉大学」問題について、アクセスジャーナルの山岡俊介さんの記事【「ポスト加計」報道などで本紙と係争中ーー「国際医療福祉大学」の創立時から10年以上、代表権持つ理事に就いていた渡辺喜美参議院議員】(http://www.accessjournal.jp/modules/weblog/details.php?blog_id=8547)によると、《既報のように、本紙が「ポスト加計学園」などと報じた記事を巡り、法人としての「国際医療福祉大学」(栃木県大田原市)と高木邦格理事長に事実無根だとして提訴され、現在、係争中だ。/加計学園を巡っては、安倍晋三首相と「腹心の友」である加計孝太郎氏が理事長を務める加計学園が、安倍首相が議長を務める国家戦略特区制度で例外的かつ52年ぶりに獣医学部新設が認められたことから疑惑を呼んでいるのだが、国際医療福祉大学の方も同じ特区制度で38年ぶりに医学部新設が認められるなど、構造が同じことから一部で「ポスト加計」ともいわれている。/ただし、そういいながらもこちらが加計疑惑のように弾けないのは、安倍首相と高木理事長との関係が見えて来ないからだ。/その点、本紙では渡辺美智雄元外相兼副総理(厚相も)→息子の渡辺喜美元「みんなの党」代表親子(国際医療の本部は渡辺親子の選挙区)と高木理事長は、安倍首相と加計理事長と同じほど懇意で、したがって渡辺喜美氏から安倍首相側へとワンクッションある関係ではないかと見ている。/そして調べたところ、法人としての国際医療福祉大学は1994年12月に設立されたが(渡辺美智雄氏は翌95年9月死去)、渡辺喜美氏はその創立時から2005年4月1日まで10年以上代表権のある理事に就任していたことがわかった…》。
前川喜平さんは、《うまくいった前例…成田の国際医療福祉大学医学部…一匹目のドジョウ》と評しておられます。そろそろ弾けるべき問題のような…。
『●「有権者はすぐに忘れてしまうとたかをくくって」いるアベ様ら…
第三の森友問題を前に御優しい有権者』
『●大見得・啖呵「議員辞職」を有言実行しない《病的な嘘つき》アベ様
…前川喜平氏の人間性と彼我の差』
《室井 “国際”なんて言ってるけど、…。/前川 うまくいった前例が
あったんです。それが2017年に開設された成田の
国際医療福祉大学医学部です。これも加計学園同様、国家戦略特区として
認可されたものです。加計学園同様に“国際医療人材の育成”だと言ってね。
新設された医学部の定員140人中、留学生が20人。これは日本医師会など
から新設する必要はないと批判されていたのが、あっさり認可されるなど、
加計学園とも類似点が指摘されているんです。
室井 知ってます! 公募でこの1校しか手が上がらなくて、土地は成田市が
無償貸与で、成田市から45億円、千葉県から35億円の補助金まで出ていて
加計学園とそっくり。/前川 この一匹目のドジョウが上手くいったもんで、
二匹目も上手くいくだろうと思ったんでしょう。しかし加計の獣医学部新設は
一匹目に比べてもかなり杜撰なものです。》
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【http://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/250957】
[大弦小弦]映画「男はつらいよ」第1作の中に、寅さんが…
2018年5月13日 09:23 玉城淳
映画「男はつらいよ」第1作の中に、寅さんが後に義弟となる博をやり込める場面がある。人の立場になってほしいという博の訴えをそんなことができるかと突っぱね「俺がイモ食ってお前の尻からぷっと屁(へ)が出るか?」と文字通りの「屁理屈」で反論する
▼「屈」は曲がるの意味で「理屈」には、曲がった理(ことわり)のニュアンスもあり、そもそもイメージが良くない。さらに「屁」が付けば誰も聞きたくはないだろう。それでも寅さんのように、かわいげがあれば笑いにもつながる
▼一方こちらの屁理屈は怒りを買ってしまった。10日の国会での参考人招致に臨んだ柳瀬唯夫元首相秘書官。その答弁は記憶を盾に過去の証言を取り繕い、むしろ詭弁(きべん)の印象だ
▼普段は「総理」と使うから「首相案件」という語には「違和感がある」との答えにはあきれる。問われているのは発言内容のはずなのに
▼首相には一切報告しなかった。約束があったから加計(かけ)学園に会っただけ。愛媛県関係者がいたか記憶にない…。全て言い逃れの強弁に聞こえる。業を煮やした愛媛県は面会時にもらった柳瀬氏の名刺という物証を公開した
▼尾籠な例えで恐縮だが、屁理屈で臭い物にふたをされ、言論の府の役割を危うくする詭弁を弄(ろう)されて、指摘されている多くの疑問解明の幕引きをされては、しゃれにもならない。(玉城淳)
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[※ 自公選挙公約「子育て…」小躍りするアベ様…日刊ゲンダイ(2017年12月19日)↑]
東京新聞の村上一樹・清水俊介両記者によるインタビュー記事【異例の「滅公奉私」 閣僚・知事・大臣秘書官経験 片山善博氏に聞く】(http://www.tokyo-np.co.jp/article/politics/list/201805/CK2018051802000131.html)。
《学校法人「加計(かけ)学園」の獣医学部新設を巡り、柳瀬唯夫(ただお)・元首相秘書官は首相官邸で学園関係者と三回会い、安倍晋三首相に報告しなかったと国会で説明した。うち一回は愛媛県と同県今治市の職員が同席したという》。
『●すべては「2017年2月17日はアベ様のタンカ記念日」に始まった
…五日後の「秘密会議」に太田充氏も』
『●国家戦略特区諮問会議議長・アベ様、そりゃぁ~ないでしょ!
質問主意書による「急な質問」?』
『●国家戦略特区諮問会議議長・アベ様は、
2017年1月20日まで、オトモダチの関与を知らなかった?』
『●加計学園を巡る「狸賽」イカサマ話…「悪巧み」しておいて
「2017年1月20日まで…知らなかった」?』
《愛僕者》(©浜矩子さん)の《僕難》に振り回される官僚たち。「タンカ《議員辞職》」や苦し紛れの言訳「オトモダチの関与を知らなかった」との辻褄を合わせるために、アベ様のためならば「異例の「滅公奉私」」ですか? 情けなく、そして、哀れ。
『●前川喜平前文科次官、「本来、できてはいけないものが
完成した。見たくないものを見たという感じだ」』
『●元経産省出身の慶大教授・岸博幸によると
「どうやら経産省では文書書き換え・改ざんは日常茶飯事」らしい』
『●「なぜ面会したのか。首相はどう関与しているのか。
まさか、そこのところはどうも思い出せぬでは」ネェ?』
『●青木理さん『情報隠蔽国家』…「客観的な事実すら隠蔽し
…ねじ曲げて恥じない為政者たちの姿」を報じも…』
『●加計学園問題で、菅良二「今治市長は“お仲間”のため
行政のルールをねじ曲げたの?」(室井佑月さん)』
『●彼/彼女らにこそ「超監視」を! 「市民総出で見張り、
がんじがらめにしておかなければ、危険すぎる」』
『●アベ様は「「愛国者」ではなく「愛僕者」…
彼が「国難」と言う時は「僕難」…愛僕者に付ける薬」無し』
『●《極右のタニマチ》達の悍ましさ…
アノ「安晋会」副会長・アパホテル元谷外志雄代表とアベ様の深~い関係』
『●加計学園を巡る「狸賽」イカサマ話…「悪巧み」しておいて
「2017年1月20日まで…知らなかった」?』
「《記憶の限りでは、愛媛県や今治市の方にお会いしたことはない》…
記憶の限りでは、会っていない、だって? 会ってるじゃん。やはり
《首相案件》だった訳ね。《記憶の限界に挑んで》下さいな。
早く思い出せばよかったのにね、柳瀬唯夫首相秘書官殿。
証人喚問では、佐川宣寿・財務省前理財局長のような
《刑事訴追の恐れ…》という言い訳はできませんょ。」
『●首相案件…「もうバレバレですよ。いつまでかばうの、あんな人。
…それほど怖い人なのか?」(室井佑月)』
「【室井佑月の「嗚呼、仰ってますが。」/「首相案件」否定の柳瀬氏…
証人喚問に立った佐川氏みたい】…《朝日新聞のスクープとは、
愛媛県や今治市の職員、加計学園幹部が2015年4月2日に首相官邸で、
当時の柳瀬首相秘書官と会談した際、県が作成したとされる
記録文書について。その文書には真っ先に「本件は、首相案件
となっており……」と書かれてやんの》」
『●アベ様御夫妻案件噴出…「敵か味方か、
贔屓するか排除するか、好きか嫌いか分けたがる」首相の情けなさ』
『●広報…「livedoor NEWSも産経ニュースも、
記事のタイトルがおかしくネ? ……腐ってんな」』
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【http://www.tokyo-np.co.jp/article/politics/list/201805/CK2018051802000131.html】
異例の「滅公奉私」 閣僚・知事・大臣秘書官経験 片山善博氏に聞く
2018年5月18日 朝刊
学校法人「加計(かけ)学園」の獣医学部新設を巡り、柳瀬唯夫(ただお)・元首相秘書官は首相官邸で学園関係者と三回会い、安倍晋三首相に報告しなかったと国会で説明した。うち一回は愛媛県と同県今治市の職員が同席したという。地方自治体の職員が官邸で首相秘書官と面会することはよくあるのか。知事、閣僚、大臣の秘書官を経験した片山善博・早稲田大大学院教授に聞いた。 (聞き手・村上一樹、清水俊介)
-鳥取県知事を務めた経験から、県職員が官邸で首相秘書官と面会したことをどうみるか。
「一般的にはまずない。県から『課長が行きます』などと首相秘書官に面会予約を取るなんてあり得ない。個別の政策でお願いがあれば、各省庁に行く。今回のケースは加計学園が窓口となって面会予約を取り、同行したのだと思う」
-柳瀬氏は面会について「首相からも政務秘書官からも指示は全くなかった」と説明している。
「不可解だ。民間人や自治体職員と、首相や政務秘書官の指示もないのに面談することは通常ない。もし『会ってほしい』と連絡がきて、『首相の友人が経営する学校法人だから邪険にできない』と思ったら、どう対応するか首相に意向を聞くはずだ」
-自治相秘書官時代、面会依頼にどう対応したか。
「政治家は、表向き仲良くしている人でも本当は会いたくないことも多い。だから秘書官が会う前に、大臣の腹の内を聞く。そうしないと大臣に迷惑がかかる可能性がある。私は全部、大臣に対応方針を相談した」
-柳瀬氏は首相に面会内容を報告していないと説明。首相も「国家の重大事でもない限り、途中段階で説明を受けることはほとんどない」と国会答弁した。
「信じ難い話だ。途中経過は聞かないとしても、出だしと結末は聞いているはずだ。もし首相が一切何も聞いていないのであれば、柳瀬氏は首相から全く独立して、加計学園に対して私設コンサルタント業をしていたことになる」
-二〇一五年四月二日に柳瀬氏と学園関係者が会った後の同七日、首相は加計学園の加計孝太郎理事長と会っている。
「直接か間接かは別として、柳瀬氏が(面会について)首相の耳に入れないことは考えられない。そうでないと首相が(加計氏と会った際に)赤っ恥をかくかもしれない」
-疑念を晴らすために安倍政権がすべきことは。
「全部正直に話すことだが、できていないから、国民が納得できない状態が一年以上続いている。官邸はばれたら、ばれたところだけ苦し紛れに認めている。組織のダメージコントロールとしては一番稚拙なやり方だ」
<かたやま・よしひろ> 東大卒業後、自治省(現総務省)入省。梶山静六自治相の大臣秘書官など歴任。1999年に鳥取県知事選に出馬し初当選し、2期務める。2010年、民主党の菅直人政権で、民間人閣僚として総務相を務めた。66歳。
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[※ 「こんな人たち」 報道特集(2017年7月8日)↑]
リテラの記事【岸井成格が安倍官邸から受け続けた圧力の数々! 安倍応援団による卑劣な「意見広告」攻撃の末、『NEWS23』降板に】(http://lite-ra.com/2018/05/post-4015.html)。
《やはり岸井氏といえば、2013年4月からアンカーを務めた『NEWS23』(TBS)での、安倍政権を毅然と批判する“忖度しない”姿が記憶に残っている人も多いだろう。そして、『報道ステーション』(テレビ朝日)の古舘伊知郎や『クローズアップ現代』(NHK)の国谷裕子がキャスターを降板したのと同じ2016年3月をもって、岸井氏は膳場貴子キャスターとともに降板した》。
『●古舘伊知郎・岸井成格・国谷裕子・青木理さん…
アベ様に「厳しい立場だった人」達は偶然の一致なのか?』
「ジャーナリズムの矜持の崩壊。古舘伊知郎さん、岸井成格さん、
国谷裕子さん、青木理さん……アベ様に「厳しい立場だった人」達が
去りゆくのは偶然なのか?、必然だったのか? 3A+Sによる
「粛々」としたジャーナリズムの破壊。」
大変に残念な訃報…ご冥福をお祈りする。
日刊ゲンダイの記事【「NEWS23」アンカー岸井成格さん死去 安倍政権の暴走批判】(https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/229160)によると、《岸井成格(きしい・しげただ=毎日新聞社特別編集委員)さんが、15日午前3時35分、肺腺がんのため東京都内の自宅で死去した。73歳だった。東京都出身で1967年、毎日新聞社入社。ワシントン支局、政治部長、論説委員長などを歴任。TBS系の情報番組「サンデーモーニング」などの番組にコメンテーターとして出演した。2016年3月、アンカーを務めていた「NEWS23」を降板した際、安倍政権への批判的な姿勢が影響したといわれた。同年7月、日刊ゲンダイのインタビューで「偏向報道かどうかを権力側が決めるなんてことはありえない。それなのに、突然、権力側にそうした権限があるかのように言い出したのが安倍政権なのです」と語っていた》。
東京新聞の御悔やみ欄【岸井成格さん死去 73歳 NEWS23アンカー】(http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/obituaries/CK2018051602000188.html)では、《TBSの報道番組「NEWS23」でアンカーを務めた毎日新聞社特別編集委員の岸井成格(きしいしげただ)さんが十五日、肺腺がんのため死去した。七十三歳。東京都出身。葬儀・告別式は近親者で行う。後日お別れの会を開く予定。一九六七年に入社し、政治部長や論説委員長、主筆を歴任。二〇一三年から一六年までNEWS23でアンカーを務めたほか、TBSの情報番組「サンデーモーニング」にも出演。安全保障関連法案を批判する論陣を張った》。
いま振り返ってみても、アベ様に「厳しい立場だった人」達が「去りゆく」というのは、ただの偶然の一致だったのでしょうか? 『NEWS23』も、『報道ステーション』も、今では、かなり復活してきたとは思います。でも、相変わらずな「アベ様のNHK」。言うまでもなく、読売系や産経系はアベ様広報機関に。
『●カラスはやっぱり「黒い」:
「アベ様のNHK」的「政府が白というものを黒とは言えない」で良いのか?』
日刊ゲンダイの記事【森友問題スクープ記者を“左遷” NHK「官邸忖度人事」の衝撃】(https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/229227)によると、《「皆様のNHK」どころか、これでは“安倍様のNHK”だ。森友学園問題に関するスクープを連発していたNHK大阪放送局の記者が突如“左遷”されるというのだ。安倍政権の急所である森友問題を報道させないための“忖度人事”ではと、NHK内部に衝撃が走っている…今年4月4日の『財務省が森友学園側に口裏合わせ求めた疑い』をスクープ…いったい誰のための公共放送なのか》?
「カラスはやっぱり「黒い」」と言ってほしいのに…。
日刊ゲンダイの記事【岸井成格さんが闘った安倍政権の言論弾圧とメディアの堕落】(https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/229226)によると、《「情けない!」――。昨年暮れ、最後となった出社の際、絞り出すような声で訴えたという。毎日新聞特別編集委員の岸井成格さんが15日、亡くなった。73歳だった》。
《「真実を伝えて、権力を監視する」──。岸井氏の“遺言”を、報道に携わる人間は重く受け止めなくてはないらない》。
『●岸井成格氏を支持する: 「TBSは今日、
再び、死んだに等しいと思います」なんてことが起こらぬために』
『●「TBSは今日、再び、死んだに等しいと思います」
なんて方向に進んでいないか? 報道は見て見ぬふり?』
『●「そんな曲が交じっていないか。耳をそばだてる」…
聞こえるのは、アベ様らの勇ましき進軍ラッパのみ』
『●最後っ屁に期待する: 古舘伊知郎さん、
この際ですから全部ぶちまけてから降板を! 矜持を示して!』
『●「NHKの看板番組「クローズアップ現代」の
国谷裕子キャスターもとうとう降板」』
『●「平成の治安維持法」、その目的は明確…
「国家ぐるみで個人を監視」(岸井成格さん)し、社会を委縮』
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【http://lite-ra.com/2018/05/post-4015.html】
岸井成格が安倍官邸から受け続けた圧力の数々! 安倍応援団による卑劣な「意見広告」攻撃の末、『NEWS23』降板に
2018.05.17
(出演当時の『NEWS23』HPより)
毎日新聞元主筆でジャーナリストの岸井成格氏が、15日に肺腺がんで死去した。73歳だった。岸井氏は2017年10月に、コメンテーターとして出演していた『サンデーモーニング』(TBS)においてがんを患い入院治療をおこなっていたことを明かし、昨年12月3日放送分を最後に同番組を休んでいた。
だが、やはり岸井氏といえば、2013年4月からアンカーを務めた『NEWS23』(TBS)での、安倍政権を毅然と批判する“忖度しない”姿が記憶に残っている人も多いだろう。そして、『報道ステーション』(テレビ朝日)の古舘伊知郎や『クローズアップ現代』(NHK)の国谷裕子がキャスターを降板したのと同じ2016年3月をもって、岸井氏は膳場貴子キャスターとともに降板した。
この一連の降板劇の背景にあったのは、言うまでもなく安倍政権からの圧力だった。メディアに睨みをきかせ、不都合な報道をおこなう番組には圧力をかける──これは安倍政権の常套だが、じつは官邸は、番組スタート時から、岸井氏に接近していた。
2016年6 月に発売された、慶應義塾大学の法哲学ゼミで同期だったという佐高信との対談本『偽りの保守・安倍晋三の正体』(講談社)で、岸井氏はこう語っている。
「「NEWS23」を始めてすぐの頃だと思う。安倍首相から官邸に来てくれと言われて、その時、菅とも顔を合わせた。安倍から「その節はお世話になりました」と挨拶されたんだけど、後で首相番連中が言うには、「岸井さん、あれはまずかった。どっちが総理かわからないですよ」と。私の態度がでかすぎたらしい(笑)」
安倍首相が口にした「その節はお世話になりました」という言葉の意味は、岸井氏が晋三の父・安倍晋太郎の担当をしていたときのことを指しているらしい。岸井氏は「私は安倍のおやじさんの晋太郎には非常に可愛がってもらって、ある意味で逆指名的に私が彼を担当しているようなところがあった」と語っているが、外遊の同行では晋太郎の秘書を務めていた晋三と一緒だったという。
だが、岸井氏は安倍首相の政策にはっきりと異を唱えた。
■政権批判する岸井成格に、圧力をかけ続けた安倍政権
なかでも2013年11月に特定秘密保護法案に反対する集会で呼びかけ人のひとりとなり、番組でも同法案を批判的に取り上げた。父・晋太郎との関係も深い「保守派」の人物だと認識していた安倍官邸は、この岸井氏の姿勢に激怒していたともいわれている。2014年12月には、安倍首相が『NEWS23』に生出演した際、街頭インタビューのVTRに「厳しい意見を意図的に選んでいる」と難癖をつけ、その後、自民党が在京テレビキー局に「報道圧力」文書を送りつけるという問題も起きた。
こうしたなかで、岸井氏にはこんな出来事があった。岸井氏は企業の幹部に話をするという勉強会を長くつづけていたのだが、その場に菅義偉官房長官が突然、やってきたというのだ。
「(菅官房長官は)黙って来た。誰かから聞いて知ったんだろう。最初から最後までいたよ。終わると「今日はいい話を聞かせていただいて、ありがとうございました」と言って帰っていった。怖いよな」
「「どこで何を話しているか、全部知っていますよ」ということを見せているわけだ。「人脈も把握しています。岸井さんが動いているところにはいつでも入っていけますよ」というメッセージかもしれない」(前出『偽りの保守・安倍晋三の正体』より)
報道番組のアンカーに、陰に陽にプレッシャーをかける。しかし、だからといって岸井氏の舌鋒は鈍らなかった。それどころか、安保法制では問題点をあぶり出し、2015年9月にはアーミテージ国務副長官のインタビューに成功。アーミテージはこのとき、安保法制は“自衛隊が米軍のために命を賭けると初めて約束”するものだとし、“アメリカ軍のために役立ってほしい”と述べた。つまり、安倍政権による「日本の安全のため」「歯止めがかかっている」という説明が嘘であることを番組はあきらかにしたのだ。
当然、この放送内容に官邸は過剰に反応した。岸井氏も「官邸の中の情報だと、彼らがいちばん怖じ気をふるった」のは、アーミテージのインタビューだったと語っている。
その上、岸井氏は、安保法制が参院特別委員会で強行採決される前日の9月16日放送で、「安保法案は憲法違反であり、メディアとしても廃案に向けて声をずっと上げつづけるべきだ」と力強く主張した。
もちろん、官邸はこうした態度を変えない岸井氏に怒り心頭。政治部を通じて「岸井をなんとかしろ」という声をTBS幹部に再三届けてきたといわれている。
そして、岸井氏の番組降板の引き金となった事件が2015年11月に起こる。
■安倍親衛隊「視聴者の会」が意見広告で、岸井成格を攻撃
岸井氏を個人攻撃する「放送法遵守を求める視聴者の会」による意見広告が産経・読売新聞に掲載されたのだ。この意見広告では、岸井氏の「安保法案は憲法違反であり、メディアとしても廃案に向けて声をずっと上げつづけるべきだ」という発言を取り上げ、〈岸井氏の発言は、この放送法第四条の規定に対する重大な違法行為〉と攻撃したのである。
本サイトでは何度も追及をおこなってきたが、この「放送法遵守を求める視聴者の会」は安倍親衛隊による団体で、あきらかに“安倍首相の別働隊”と言うべきもの。この意見広告にTBSは震え上がり、上層部が内々に岸井氏の降板を決めたのだ。
岸井氏はこの放送圧力団体による攻撃について、佐高氏との対談でこう振り返っている。
「あの広告の呼びかけ人はほとんどが安倍首相の応援団で、七人のうち四人は安倍に個人献金をしている。広告を見たとき、怖くて不気味だという思いと同時に、官邸および政府与党は本気で言論弾圧をする気なんだと改めて思ったね。報道をめぐる不自由はここまできたのか、というのがいちばん近い印象だな」
『NEWS23』のアンカーを降板したあとも、岸井氏は『サンデーモーニング』でも共謀罪法案など、安倍政権の強権政治に対して果敢に批判をつづけた。このように、政権からの言論弾圧に怯むことのなかった岸井氏だが、そうしたジャーナリズム精神を砕いたのは、政権の顔色を伺うテレビ局上層部だったのである。
『NEWS23』アンカーとしての最後の出演となった放送で、岸井氏はこう述べていた。
「報道は変化に敏感であると同時に、やっぱり極端な見方に偏らないで、そして世の中や人間としての良識・常識を信じて、それを基本にする。そして何よりも真実を伝えて、権力を監視する。そういうジャーナリズムの姿勢を貫くということがますます重要になってきているなと感じています」
「真実を伝えて、権力を監視する」──。岸井氏の“遺言”を、報道に携わる人間は重く受け止めなくてはないらない。
(編集部)
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[【NNNドキュメント’18/南京事件Ⅱ ―歴史修正を検証せよ―】(2018年5月13日)↑]
リテラの記事【日本テレビが南京検証番組の第2弾! 虐殺否定派の「自衛発砲説」に緻密な取材で徹底反論】(http://lite-ra.com/2018/05/post-4014.html)。
《2015年10月5日に初回放送されるやいなや、大きな反響を呼んだドキュメンタリー『NNNドキュメント 南京事件 兵士たちの遺言』(日本テレビ系)。その続編が、5月14日(13日深夜)に放送された》。
『●「業界の失いつつある信頼」の回復への第一歩:
NNNドキュメント’15『南京事件 兵士たちの遺言』』
『●【NNNドキュメント/南京事件Ⅱ ―歴史修正を検証せよ―】
…「消し去られた事実の重み…現代に警鐘」』
《消し去られた事実の重み…現代に警鐘》も非常に大事なポイントだった、貴重なドキュメンタリーでした。
《番組を通じて「公文書」がいかに重要な意味を持つかを、社会に毅然と示した》…《戦中の軍による戦争犯罪・残虐行為を記録した日本側の公文書は、敗戦の1945年8月15日の前後に、その多くが焼却されている。証拠隠滅のためだ》…《翻って現在、安倍政権下の日本では、公文書のあり方が問われている。政府が、存在するものを「ない」と平気で嘘をつく。役人が国民の知らぬところで文書を改ざんする。あるいは「特定秘密」と言って、人々の目の届かないところに葬り去ろうとする。こうした政府による公文書の隠蔽や改ざんは、現代社会の根底を揺るがすと同時に、のちの“事実の検証”を著しく困難にさせるものだ》。
本ドキュメンタリーは、《愛僕者》(©浜矩子さん)らの粉飾国家のやっている種々の問題・事件における証拠隠滅等の行為を、《歴史修正》を助ける愚行として厳しく指弾していると感じた。《僕難》ではなく、真の意味での《国難》が目の前で進行中。
『●ウヨクが「揶揄」した《赤い宮様》の死…、
血で「赤」く汚れた歴史修正主義者は、いま、何を思う?』
『●加害者性と被害者性…「私たち一人一人が被害者となり、
加害者となり得る戦争。戦争はどこかで今も…」』
「【記憶の澱/NNNドキュメント’17】…。
《先の大戦の記憶を、今だからこそ「語り、残したい」という人々がいます。
…心の奥底にまるで「澱」のようにこびりついた記憶には「被害」と「加害」、
その両方が存在しました》」
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【http://lite-ra.com/2018/05/post-4014.html】
日本テレビが南京検証番組の第2弾! 虐殺否定派の「自衛発砲説」に緻密な取材で徹底反論
2018.05.17
(日テレ公式HPより)
2015年10月5日に初回放送されるやいなや、大きな反響を呼んだドキュメンタリー『NNNドキュメント 南京事件 兵士たちの遺言』(日本テレビ系)。その続編が、5月14日(13日深夜)に放送された。
チーフディレクターは引き続き日本テレビ報道局の清水潔氏。桶川ストーカー事件や北関東連続幼女誘拐殺人事件など、警察発表に頼らない独自の調査報道によって真相を追及してきた事件記者だ。
1937年、日本軍による南京攻略戦の際に繰り広げられた、捕虜・民間人に対する大量殺戮や略奪、強姦、放火。その総称が、南京事件ないしは南京大虐殺と呼ばれる戦争犯罪である。前作『南京事件 兵士たちの遺言』は、元日本軍兵士の肉声や当時の日記などを中心に、取材班が現地取材も含め、矛盾点がないか徹底的な裏取りを試みる内容だった。
イデオロギー論争の絶えない南京事件を扱いながら、丹念な調査報道で“事実”を浮かび上がらせた同作は、放送後、日本テレビにも大きな反響が寄せられた。その約9割が賛意を示すものだったという。また、専門家のあいだでも高い評価を集め、ギャラクシー賞テレビ部門優秀賞など数々の賞を受賞。ギャラクシー賞受賞式での清水氏の「忖度の“そ”の字もない番組をつくりたかった」という言葉も話題になった。
しかし一方で、案の定というべきか、「南京虐殺はなかった」と主張するネット右翼や歴史修正界隈からは、格好の攻撃の的にされてしまった。たとえば産経新聞は放送から約1年後、例の「歴史戦」なる歴史修正シリーズにおいて番組を名指しで批判。「南京事件で虐殺はゼロかごく少数」と主張して大多数の歴史学者から白い目で見られている「まぼろし派」(虐殺否定派)の学者らの言葉を借りながら、「中国の謀略宣伝のやり方と酷似」などと難癖をつけまくり、“偏向番組”のレッテルを貼ろうとしたのだ。
そうしたネガティブキャンペーンの効果もあってか、放送から2年以上が経った今も、相変わらずネット上では「南京虐殺は中国の創作」「虐殺はなかった」なるデマが絶えない。いや、ネトウヨだけではない。中国による南京虐殺の世界記憶遺産への登録に猛反発してきた日本政府・安倍政権を中心に、南京事件を否定しようとする政治的な動きもますます強くなっている。
そんななかで公開された続編。タイトルは『南京事件II 歴史修正を調査せよ』だ。そう、番組は、一次資料や裏付け取材に基づいて、リビジョニズムに対し真正面から回答するとともに、その“根源”がいかなるものであるか、現在の社会全体へ突きつけたのである。
■南京虐殺否定派、ネトウヨたちが主張する「自衛発砲説」を徹底検証!
たとえば放送では、あえてネット上で〈(『南京事件 兵士たちの遺言』は)プロパガンダでしょう〉〈虐殺ではなく、自衛行為に相当します〉なるカキコミが目立つと紹介。さらに「事件に対して異論を唱える人たちのなかには現職の国会議員までもふくまれています」というナレーションとともに、昨年12月開催の「外務省 目覚めよ!南京事件はなかった」と題された集会のパンフレットを映した。
この集会には稲田朋美元防衛相も登壇し、「日本の名誉を守るとは、いわれなき非難や事実と違うことに断固として反論することだ」などと語ったという。こうした外務省の見解とも相反する否定論に、政権の有力政治家が積極的に参与していることを示したうえで、番組では後半、否定派の論拠を徹底検証。なかでも、捕虜の大量殺戮を正当化しようする「自衛発砲説」への検証取材は、極めて力の入ったものだった。
「自衛発砲説」とは、簡単に言うと、1937年12月17日、陸軍第十三師団山田支隊(歩兵第103旅団)の基幹だった歩兵第65連隊による揚子江沿岸での数千〜数万人の捕虜銃殺・刺殺を、「捕虜を解放するため沿岸に連れていったが、暴動を起こしたためやむなく制圧した」と読み換えるもの。「捕虜が計画的に収容所へ放火し混乱を引き起こした」「対岸の中国兵が発砲、捕虜が勘違いをして暴れだした」「国際条約上、逃亡中の兵士の処刑は正当である」(東中野修道・亜細亜大学教授など)との主張とセットで語られることが多い。ようするに、捕虜の殺害は偶発かつ正当であり、「虐殺」には当たらないというストーリーである。
なお、前述した産経新聞による『南京事件 兵士たちの遺言』に対するバッシング記事も、この「自衛発砲説」に番組は踏み込んでいないとして批判材料に使っていた(実際には番組中で紹介及び説明をしていたので、明らかな言いがかりだが)。
ところが、この「自衛発砲説」は軍の公式記録として残っているわけでもなんでもない。それがなぜ、否定論者やネトウヨの間で“定説”であるかのように流布しているのか。番組はその根拠を検証するため、説のルーツを辿っていく。
番組によれば、ネットを中心に広がる「自衛発砲説」のほとんどが、近年発行された書籍からの引用だったという。具体的には「まぼろし派」である前述の東中野教授らの著書だ。そこからさらに情報を遡ると、最終的に、1964年に出された『郷土部隊戦記』という本にいき着く。捕虜殺害を実行した歩兵65連隊の出身地である福島県の地元紙・福島民友新聞社が発行したもので、このなかに「南京虐殺事件の真相」と題された章がある。
番組取材班は、会津若松に向かった。同書が出る二年前には、福島民友新聞でその元となった記事が書かれていた。番組によれば、これが「自衛発砲説」を世に初めて伝えたものだという。
■「自衛発砲説」は部隊の責任者の主張にもとづいたもの、その信憑性は…
本サイトも『郷土部隊戦記』を確認したが、要約するとこうなる。歩兵65連隊は12月15日に幕府山砲台付近で大量の捕虜を得て〈非戦闘員をただちに釈放〉したが、残りの〈約八千人の捕虜の処置に困った〉山田栴二旅団長が南京の軍司令部に部下を派遣して指示を仰いだところ、〈軍司令部の考えは「みな殺せ」という驚くべき意向だった〉。そして15日夜の9時すぎ、捕虜が夕食の炊事中に〈計画的放火〉を起こし、その混乱に乗じて約半数が逃亡したという。
16日にも山田旅団長は部下を軍司令部に派遣して〈捕虜を殺すことはできぬ〉などと掛け合ったが〈「捕虜は全員すみやかに処置すべし」という軍命令〉が出された。そして問題の17日、〈軍命令を蹴って連隊長の独断専行〉で、部下の大隊長に〈今夜暗闇に乗じて揚子江対岸に解放しろ〉と指示があったという。以下、核心部分がこのように続く。
〈しかし思わぬ事態が発生した。夜十二時ころ、十数隻の小舟にのって1回目に渡河した二、三百人が中流までいったところ、対岸の中国軍が日本軍の渡河と見誤ってにわかに発砲してきたのだ。この銃声にこちらの岸に集結していた捕虜は「日本軍がわれわれを江上にひき出して銃殺する」と誤解してしまった。たちまち大混乱が起こった。彼らは猛然と警戒のわが兵たちを襲い出した。約四千人近い大集団が死に物ぐるいで一度に、いきり立ったのだからたまらない。いくら制止しても聞かず、恐怖を感じた兵は発砲するほかはない。部隊でも将校一人、兵六人が捕虜の群にひきずり込まれて死亡した。
翌朝、江岸には不幸な捕虜の死体が残った。しかしその数は千人を上回った程度で、ほとんどは身のたけはゆうにある江岸のアシを利用し、あるいは江上にとび込んで死亡したのである。これが事実のすべてである。全員解放というわが方の意図は突発事故のために結局実らないでしまい、遂にわが方も人的損害を出してしまった。国際法によれば、逃亡する捕虜は射撃して差し支えないことになっているが、両角部隊の場合は、当然これに該当するものと思われる。もしこれが戦犯部隊であるとするならば連隊長らはとうに処断されているはずだ。〉
まさに虐殺否定派が唱える「自衛発砲説」である。だが実は、この記述は、主に両角連隊長への取材に基づいていた。つまり、部隊の責任者の主張がまとめられたものだったのだ。
それだけでも保身のための証言ではないかとの疑念が浮かんできて当然だが、しかし、番組は即断しない。この記述の信憑性を別の複数の資料や証言と重ねることで慎重に検証するのだ。
■両角連隊長メモの矛盾、現場の兵士たちの日記や証言と食い違いが多数
たとえば、両角連隊長が残したというメモ。15日から18日にかけては、ごく簡潔にこう書かれていた。
〈十五日 俘虜整理及附近掃蕩
十六日 同上、南京入城準備
十七日 南京入城参加、Iハ俘虜ノ開放準備、同夜開放
十八日 俘虜逸脱ノ現場視察、竝ニ遺体埋葬〉
これに従えば、両角連隊長は17日に捕虜の解放を準備したことになる。一方、16日には捕虜に全く触れられていない。なぜか。
実は、番組が明らかにしたように、16日にも揚子江沿岸での捕虜虐殺が行われていた。ある上等兵の日記にはその模様が克明に記されている。
〈12月16日、捕虜せし支那兵の一部五千名を揚子江の沿岸に連れ出し、機関銃をもって射殺す〉
〈その後、銃剣にて思う存分に突刺す〉
〈自分もこのときばかりと支那兵を三十人も突き刺したことであろう〉
〈山となっている死人の上をあがって突刺す気持ちは鬼をもひがん勇気が出て力いっぱいに突刺したり〉
〈うーんうーんとうめく支那兵の声。一人残らず殺す。刀を借りて首をも切ってみた〉
この証言は前回の『南京事件 兵士たちの遺言』でも取り上げられたものだ。1994年に、在野の研究者・小野賢二さんがこの上等兵にインタビューしたときの映像も放送されており、はっきりとした口調でこう語っていた。
「機関銃を持ってきてバババーッと捕虜に向かって撃っちゃったんだ。捕虜はみんな死んだけれども、『なかに弾に当たんねえみたいなのがいるかもしれないから着剣して死骸の上を突いて歩け』と。ザッカザッカ突いて歩いた。おそらく30人くらい突いたと思うが。何万という捕虜を殺したのは間違いねえ」
まだ終わらない。取材班は、上等兵の証言とさらに複数の別の元日本兵による日記とを重ね合わる。すると〈一万七千二十五名の三分の一を引き出し射殺す〉(歩兵第65聯隊第八中隊少尉の日記)、〈揚子江畔にて銃殺〉(山砲兵第19聯隊第八中隊伍長の日記)など、小野さんが所有する日誌やコピー合わせて31冊の多くが捕虜の銃殺に触れており、なかには、不自然にも12月16日の記述だけが消されていた日記もあったというのだ。つまり、現場の兵士たちによれば、16日にはすでに数千人規模の銃殺が行われていたことになる。
■両角メモの真相とは?65年前両角連隊長に直接取材した元新聞記者が証言
しかし、繰り返すが、なぜか両角連隊長はそのことに全く触れていない。それどころか、不可解にも翌17日になって「俘虜開放準備」をしたというのである。明らかな矛盾だ。しかもメモによれば、両角連隊長は17日に南京入城式に参加しており、番組が紹介した第65連隊の第四中隊少尉の映像ではこんな証言がなされている。
「現地には誰もこないですね」
「そういう職業軍人はいないですよ」
両角連隊長は自分で銃殺現場を見ておらず、現場にいた責任者は別の大隊長だった。そして、大隊長の護衛として現場にいた上等兵の日記には、12月16日に〈二千五百名 殺す〉とあり、加えて、両角連隊長が自衛のための発砲を主張する17日には〈今日は南京入城なり〉〈俺等は今日も捕虜の始末だ〉〈一万五千〉と記されていた。さらに、別の少尉はその大隊長から「箝口令がありました」と証言し、このようにも語っていた。
「(捕虜を)解放しようなんてね、船もなしに。よくそんな偉い人はぬくぬく言うなあと思いました。戦後記事になったでしょう。捕虜を解放しろなんて言ったなんてね。とんでもない詭弁ですよ」
はっきりと浮かび上がる食い違い。そして番組は、決定的な証言を得る。65年前、両角連隊長に取材し記事を書いた福島民友新聞の元記者を探しだして、清水ディレクターが直接、インタビューをしたのだ。
元記者の阿部輝郎さんは、85歳になっていた。取材当時、両角連隊長の自宅に2回訪問し、2日にわたって長い話を聞いたという。阿部さんもまた清水氏の質問に対し、両角連隊長は現場におらず、捕虜殺害を見ていなかったと答えた。そして、両角連隊長によるメモは「戦後になって、昭和30年代になって書いたものである」と証言したのである。
現場の兵士たちの証言等と多く点で矛盾した、両角連隊長の「自衛発砲説」は、もはや完全に崩れたのだ。番組では、こうした裏付け取材を経て、否定派の唱える「自衛発砲説」の根拠は「軍の責任者たちが戦後に言い出した弁明だった」と結論づけたが、実際、そういうことだったとしか考えられない。
■歴史学的に見ても、戦後に書かれた両角メモの信憑性は極めて低い
言っておくが、番組の結論は歴史学的手法としても正当なものだ。たとえば、南京事件をめぐる論争では「中間派」を自称する保守派の近代史家・秦郁彦氏は、『南京事件 増補版』(中央公論新社)のなかで、各種資料の評価基準をAからEの順で解説している。
それによれば、最も確度が高いのは、事件に関わった日本軍の司令部や実働部隊の作戦命令、陣中日誌などの公的記録等、すなわち「A 公文書記録」。続いて「B 指揮官クラスの業務日誌・メモ類」、その下に「C 一般従軍者の私的日記・メモ類」として、これらを「第1次資料」と分類する。一方、そうした第1次資料よりも信頼性が劣る「第2次資料」として「D 戦後の研究所・論文」、その下に「E 従軍者の戦後における回想記・回想談」と並べている。
番組が取り上げた資料・証言に照らし合わせると、複数の現場の兵士が従軍中に記した日記等はC=第1次資料に分類されるだろう。一方、「自衛発砲説」を主張した両角連隊長のメモ、あるいはその回想をまとめた記事は戦後になってつくられたものなのでE=第2次資料となる。なお秦氏は、Eは〈玉石混交〉だが〈第一次資料と照合しつつ裏付けの聞きとりをすれば有益な場合がある〉としている。番組では、両角連隊長のメモや回想録を第1次資料を含む複数証拠と付き合わせることで、その信頼性のなさを明らかにした。お見事としか言いようがない。
なお、両角連隊長のメモは、陸軍の元幹部らによる組織である偕行社がまとめた『南京戦史資料集II』にも、前述の阿部元記者が筆写したものとして所収されている。通称「両角日記」で、番組はこの“幻”とも言える原本を示したわけだ。また、同資料集には「両角業作手記」と題した文書も収録されており、本稿でも引用した『郷土部隊戦記』の内容と似たものとなっている。
偕行社の『南京戦史資料集』は南京事件研究の基礎文献と位置付けられており、虐殺否定派もしばしば引用してきた。だが、同資料集冒頭の解説には「両角日記」及び「両角手記」の性質についてこう断言されていることに、なぜか否定派はあまり言及しようとしない。
〈『両角業作大佐の日記』は、メモと言った方がよいかも知れぬ簡単なもので、問題の幕府山で収容した捕虜の処置については、その全体像を明らかにすることはできない。〉
〈『手記』は明らかに戦後書かれたもので(原本は阿部氏所蔵)、幕府山事件を意識しており、他の第一次資料に裏付けされないと、参考資料としての価値しかない。〉
■戦争犯罪を記録した「公文書」の多くは焼却……番組が突きつけた「公文書」の意義
どうだろう。もっとも、清水ディレクターを始め番組取材班もこの資料集を熟読していないはずがないが、そこからさらに裏取り取材を徹底したことは、率直に言って感服する。いま、ネット上ではまたぞろネトウヨが〈産経に色々指摘され悔しくて反論番組作ってみたつもりなんだろう〉〈本当か?日本のイメージダウン作戦?〉などとほざいているが、もはや話にならないだろう。
ちなみに、前作『南京事件 兵士たちの遺言』に対する産経の攻撃については、本サイトで当時いかにインチキであるかを詳報したので、ぜひ、そちらもご一読いただきたい(http://lite-ra.com/2016/11/post-2680.html)。
いずれにしても、丹念な調査報道によって、またもや南京における虐殺の客観的事実を突き止めた『南京事件II』だが、もうひとつ、特筆すべきことがある。それは、番組を通じて「公文書」がいかに重要な意味を持つかを、社会に毅然と示した点だ。
戦中の軍による戦争犯罪・残虐行為を記録した日本側の公文書は、敗戦の1945年8月15日の前後に、その多くが焼却されている。証拠隠滅のためだ。南京攻略戦に関する軍の資料も、やはり敗戦前後に、市ヶ谷の陸軍省で燃やされていた。番組では冒頭、焼却され、埋められた公文書の一部が、焦げた紙の束として防衛省の敷地内から出てきたことの紹介から始まる。その現物は、ところどころ焼け跡があり、記録の全体を読むことは、もはや不可能となっている。
南京事件の全貌がかくも見えづらく、もっぱらイデオロギーに利用される原因のひとつは、こうした公文書つまり一級の第1次資料が、意図的に処分されてしまったことにあるのは言うまでもなかろう。
翻って現在、安倍政権下の日本では、公文書のあり方が問われている。政府が、存在するものを「ない」と平気で嘘をつく。役人が国民の知らぬところで文書を改ざんする。あるいは「特定秘密」と言って、人々の目の届かないところに葬り去ろうとする。こうした政府による公文書の隠蔽や改ざんは、現代社会の根底を揺るがすと同時に、のちの“事実の検証”を著しく困難にさせるものだ。
『南京事件II』の副題は、「歴史修正を調査せよ」だった。これは、南京事件だけの話ではない。私たちは、いま、安倍政権によって、現在進行形で“歴史の修正”がなされているという事実を、もっと深刻に受け止めるべきではないか。
(編集部)
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[※ 『NNNドキュメント’18/南京事件Ⅱ ―歴史修正を検証せよ―』(2018年5月13日)(http://www.ntv.co.jp/document/backnumber/user_images/oa_180513.jpg)↑]
【NNNドキュメント’18/南京事件Ⅱ ―歴史修正を検証せよ―】(http://www.ntv.co.jp/document/backnumber/archive/post-93.html)。
(http://www.ntv.co.jp/document/backnumber/user_images/oa_180513.jpg)
《政府の公式記録は、焼却されるなどして多くが失われた。消し去られた事実の重みの検証を試みるとともに現代に警鐘を鳴らす》。
『●「業界の失いつつある信頼」の回復への第一歩:
NNNドキュメント’15『南京事件 兵士たちの遺言』』
「『LITERA 本と雑誌の知を再発見』…の記事【安倍首相が否定したい
南京大虐殺を日本テレビの番組が精緻な取材で「事実」と証明!
ところが番組告知は…】《『NNNドキュメント』(日本テレビ系)が、
自民党が「否定」する「南京事件」を検証したのだ。その内容は、
元日本軍兵士の証言や当時の日記といった“一次資料”を取りあげ、
さらに矛盾や不自然な点がないか、番組取材班が徹底的に裏取りを
試みるというものだった》」
『●ウヨクが「揶揄」した《赤い宮様》の死…、
血で「赤」く汚れた歴史修正主義者は、いま、何を思う?』
「『LITERA 本と雑誌の知を再発見』…の宮島みつや氏の記事
【逝去した三笠宮が語っていた歴史修正主義批判! 日本軍の南京での行為を
「虐殺以外の何物でもない」と】」
《右派の“南京大虐殺はなかった”という歴史修正主義に対する強い批判…
こうした“数字”の論に対して“むごたらしく殺せば人数は関係ありません”と、
はっきりと批判…満州にいた日本の舞台の実写映画…ほんとうに目を
覆いたくなる場面でした。これこそ虐殺以外の何ものでもないでしょう》。
『●加害者性と被害者性…「私たち一人一人が被害者となり、
加害者となり得る戦争。戦争はどこかで今も…」』
「【記憶の澱/NNNドキュメント’17】…。
《先の大戦の記憶を、今だからこそ「語り、残したい」という人々がいます。
…心の奥底にまるで「澱」のようにこびりついた記憶には「被害」と「加害」、
その両方が存在しました》」
事前に見ていた【NNNドキュメント】のWebページには、サブタイトルの記述はありませんでした。その隠されていたサブタイトルは「歴史修正を検証せよ」でした。「政府の公式記録は、焼却されるなどして多くが失われた」…これは、アベ様らの「現代」への警鐘でもあるわけですが、《元日本軍兵士の証言や当時の日記といった“一次資料”》をもとに、現地検証やCGを交えたドキュメンタリーとなっています。
清水潔さんのつぶやきは…:
「清水 潔 @NOSUKE0607 5月12日
NNNドキュメント
「南京事件II」本日深夜です。
日本は戦争の公式記録を焼却してしまい多くが失われた。
防衛省の敷地からは大量の灰や焼け焦げた紙の束が見つかっている。
残された兵士の肉声インタビューや陣中日記など一次資料を
検証するとともに警鐘を鳴らす。
https://www.youtube.com/watch?v=voimlbqfRUk」
(https://twitter.com/nosuke0607/status/995448598321029120)
「清水 潔 @NOSUKE0607 5月13日
「南京事件」についての更なる詳細や、事件前後の日本やアジアの状況。
またテレビ番組の取材経緯などについてはこちらの本でも触れています。
(文春文庫)。Kindle版もあります。」
(https://twitter.com/NOSUKE0607/status/995524139807981568)
「軍により「不許可」とされた写真…国民に知らされなかった」。
幕府山捕虜銃殺の現場での検証。1937年12月16日。数十分に渡る銃撃。銃剣や刀を持った兵士が「突撃」…「処理」。翌日も銃殺は続いた。「阿鼻叫喚」。
『●「業界の失いつつある信頼」の回復への第一歩:
NNNドキュメント’15『南京事件 兵士たちの遺言』』
《そして一枚の写真。65聯隊の日本兵が所有していたもので、欄外には
「南京城外幕府山ノ捕虜」とある。銃剣を担ぐ日本兵のかたわらには、
後ろで両手を縛られ、防寒着を着た捕虜の姿が。12月16日、捕虜は
揚子江付近にあった中国軍の海洋施設に連行されたという。当時、
機関銃の引き金をひいたという元日本兵の音声がある》
現代に於いて、証拠を隠滅するようなアベ様らの粉飾国家が「歴史修正」を積極的に進める。そんなニッポンでは…「歴史を鏡にできない政治家ってどういう人? 井戸を濁らしてどうするの? 近隣諸国とどんな関係を築こうとしているのか」? アベ様ら歴史修正主義者に《平和なアジアという井戸を掘る意思》があるようには思えない。
『●『「反日」とは何か ~中国人活動家は語る~』読了(3/3)』
《小泉純一郎や安倍晋三など、…アジア諸国民からの批判に開き直る
一群の政治家…、日本人として空しい。彼らに、そもそも平和なアジア
という井戸を掘る意思があるのかどうか、疑わしい。むしろ、
…彼らは先人の掘った井戸の水を濁らせているのだ、と》
『●「平和なアジアという井戸を掘る意思があるのかどうか、疑わしい」』
《河村たかし市長は、友好都市である南京市の共産党幹部が
訪問した際に「南京大虐殺は無かったのではないか」と発言した。
その問題意識について、市長は記者会見で「子孫のため(歴史認識を)
真実へと正すのは六十三歳のじいさま(市長)の社会的、政治的使命だ
と思っとります」と述べた。…
二〇〇六年の安倍晋三・胡錦濤首脳会談の合意を受けて
スタートした日中歴史共同研究委員会は二年前、南京事件について
「虐殺行為に及んだ日本側に責任があるとの認識では一致した」
との報告を公表した。一方、犠牲者数は、中国側の「三十余万人」、
日本側の「二十万人を上限に四万人、二万人などさまざまな推計がある」
と両論を併記…》
『●ニッポンは民主主義国家? 《明白な事実や数字を
権力者が都合のいいように変え、信じ込ませようと》…』
『●「これは相当に見つけにくかろう」…というか、
真に《不存在》な無い物(国民の信用)は見つけようがない』
『●『ペンタゴン・ペーパーズ』: 「報道の自由を守るには報道しかない」、
でも、沖縄密約と西山太吉記者…』
『●「だが我が国は成熟国家になってから粉飾を始めた
相当情けない国家」(阿部岳さん)だなんて、哀し過ぎる』
《そして世界からの我が国に対しての評価やレッテルは
粉飾民主主義国家ということになろう》…恥ずかし過ぎる。
《だが我が国は成熟国家になってから粉飾を始めた
相当情けない国家なのではないか》…あぁ、情けない。
『●彼/彼女らにこそ「超監視」を! 「市民総出で見張り、
がんじがらめにしておかなければ、危険すぎる」』
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【http://www.ntv.co.jp/document/backnumber/archive/post-93.html】
NNNドキュメント’18
2018年5月13日(日) 24:55【拡大枠】
南京事件Ⅱ
かつて日本が行った日中戦争や太平洋戦争。残された兵士のインタビューや一次資料を分析、さらに再現CGで知られる事のなかった戦場の全貌に迫る。政府の公式記録は、焼却されるなどして多くが失われた。消し去られた事実の重みの検証を試みるとともに現代に警鐘を鳴らす。
ナレーター/湯浅真由美 制作/日本テレビ 放送枠/55分
再放送
5月20日(日)11:00~ BS日テレ
5月20日(日)5:00~/24:00~ CS「日テレNEWS24」
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[※ 自公選挙公約「子育て…」小躍りするアベ様…日刊ゲンダイ(2017年12月19日)↑]
リテラの記事【内閣府がアパグループの歴史修正主義活動を「公益目的事業」に認定! 森友加計と同様、安倍首相のサポーターに忖度か】(http://lite-ra.com/2018/05/post-3986.html)。
《〈…この目的の実現を推し進めるため、内閣府より公益目的事業の認定を受け、「アパ日本再興大賞」顕彰制度を実施いたします〉…なんと、歴史修正や差別的デマを振りまいてきた財団の顕彰制度を、内閣府は公益目的事業として認定したというのである》。
《極右のタニマチ》達の悍ましさ…《日本の保守のオピニオンリーダーのお一人であり、安倍首相のビッグサポーター》(by片山さつき氏)な、アノ「安晋会」副会長・アパホテル 元谷外志雄代表とアベ様の只ならぬ深~い関係…。ウンザリする。そして、内閣府がアベ様とこの悍ましき《極右のタニマチ》との関係に忖度。ヘイトな活動が《公益目的》って、唖然とします。アベ様独裁政権ならではの、悍ましき認定。酷すぎる。
そして、これもリテラの記事で、先日来、つぶやき上で話題になっていた件。これまた、悍ましき《極右のタニマチ》の影響でしょうか? 記事【内閣府がヘイトスピーチや在日特権デマを「国民の声」として政府のウェブサイトに大量公開!】(http://lite-ra.com/2018/05/post-3987.html)によると、《内閣府の「国政モニター」のウェブページに、在日韓国・朝鮮人や中国人に対するヘイトスピーチや、ヘイトクライムを招く差別デマが大量に掲載…政府のウェブサイト。同サイトによれば、〈国の重要施策に関して、国民の皆さまからご意見、ご要望などを聴取し、国の行政施策の企画、立案及び実施のための参考とすることを目的〉として、集めた意見を2014年からウェブ上で公開してきた。また、〈全てのご意見は、内閣府が関係する府省庁に毎月、行政施策の企画、立案及び実施のための参考にするよう送付〉しているという…まるでネット右翼御用達の掲示板と見間違うほど。控えめに言っても8割がヘイトコメントだった。…在日特権デマや在日韓国人・中国人を「工作員」「テロリスト」扱い…ヘイトスピーチの掲載を判断した内閣府の説明は矛盾だらけ…このまま、安倍政権を放置しておいたら、日本中がグロテスクな思想におおいつくされてしまうだろう》…。この政権は、根幹から腐っている。
『●「S」で「D」なアベ様と麻生副首相は「政治資金」で
夜な夜な一体何をしているのか? それでも支持??』
《安倍首相の資金管理団体「晋和会」の10~12年分の収支報告書を
みると、「行事費」という名目で多額の飲食代を計上。その規模は
3年間で3000万円近い》
《安倍首相をはるかにしのぐのが、麻生大臣のデタラメ支出だ。
資金管理団体「素淮会」の10~12年分の収支報告書によると…》
『●「襟を正す気など」全く無し…「安倍政権の『金満ぶり』」
「もはや『ぼろ儲け内閣』と呼ぶべきでは」?』
「『LITERA 本と雑誌の知を再発見』の編集部による記事
【安倍内閣のデタラメ政治資金! 安倍は6千万パーティ、
麻生は愛人のクラブに900万、稲田、石原、金田も豪華飲食に】…
《もはや「ぼろ儲け内閣」と呼ぶべきではないか──昨日、総務相が
昨年2015年の政治資金収支報告書を公表したが、あらためて
安倍政権の“金満ぶり”があきらかになった》。
記事に出てくる閣僚や自民党議員の数々の醜態…自公投票者の
皆さん、コレで良いの? どういう思考をすれば、こんな議員を支持し、
投票できるの? 特に、アベ様と麻生太郎氏は目に余る。両氏の
資金管理団体「晋和会」や「素淮会」、一体、「管理」する気はあるのか。
警察や検察は見て見ぬふり?」
『●アベ様や吸「血税」氏の「品性」の無さ:
政治資金や税金で夜な夜な何をやっているのか?』
『●石破茂氏「日本への核拡散」発言と
山尾氏「私事」による離党の事の軽重…マスコミはわきまえているか?』
さて、安晋会とは? 「晋和会」が表の公的な資金管理団体なら、安晋会は裏のダークな集金装置。「暴力団関係者とも裏取引するという、ダーティな政治手法」を担う一翼。
『●「暴力団人脈」による「ダーティな政治手法」!?
またしても、アベ様、ダークすぎます』
《そういう意味では、安倍首相の罪は小渕優子どころではない。
謀略工作や裏社会との関係までをそっくり先代から受け継いで
いるのだ。他にも、安晋会という集金装置の存在や北海道の
霊園疑惑など、安倍首相にはダーティな疑惑は山ほどある》
『●選挙制度の不備に加えて、大企業を巻き込みながら
《極右のタニマチ》が《組織的な選挙運動》を展開…』
《もちろん、アパが取り組んでいるのは歴史修正運動だけではない。
元谷代表は、ペンネームである藤誠志名義の著書で
〈独立国家とは戦争ができる国家〉〈核武装も可能にするべき〉などと
主張し、〈国際法違反の現行憲法を停止させ、明治憲法の改正手続きに
従って自主憲法を制定するのだ〉(『理論 近現代史学』)との持論を
展開する改憲ウルトラタカ派。そして、自他共に認める安倍首相の
「ビッグサポーター」で、実際、安倍の秘密後援会「安晋会」の副会長を
務めたこともある》
『●アベ様…「政敵をおとしいれるためには
暴力団関係者とも裏取引するという、ダーティな政治手法」』
あ~、そうそう、アパ~ッな懸賞論文のこと。以下を、よくつぶやいております。頭クラクラ。
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■先日来、話題のアパホテルと聞いて思い出したのは田母神俊雄氏論文「日本は侵略国家であったのか」問題(https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%94%B0%E6%AF%8D%E7%A5%9E%E8%AB%96%E6%96%87%E5%95%8F%E9%A1%8C)。『「真の近現代史観」懸賞論文』(https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%80%8C%E7%9C%9F%E3%81%AE%E8%BF%91%E7%8F%BE%E4%BB%A3%E5%8F%B2%E8%A6%B3%E3%80%8D%E6%87%B8%E8%B3%9E%E8%AB%96%E6%96%87)なるものの受賞者のリストを見ると、頭がクラクラします
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【http://lite-ra.com/2018/05/post-3986.html】
内閣府がアパグループの歴史修正主義活動を「公益目的事業」に認定! 森友加計と同様、安倍首相のサポーターに忖度か
2018.05.01
(公益財団法人アパ日本再興財団公式HP)
本日5月1日、目を疑うような広告が産経新聞に掲載された。その広告の出稿主は、公益財団法人アパ日本再興財団。ホテルチェーンでおなじみのアパホテルを傘下とするアパグループ代表の元谷外志雄氏が創設し、田母神俊雄氏や竹田恒泰氏、杉田水脈氏、ケント・ギルバート氏などの極右言論人を表彰してきた「真の近現代史観」懸賞論文の主催者だ。
今回の広告は、その公益財団法人アパ日本再興財団が新たに賞金1000万円の「アパ日本再興大賞」なる顕彰制度を創設するという告知なのだが、そこにはこんな文言が躍っていたのだ。
〈公益財団法人アパ日本再興財団は設立以来
「正しい国家観、世界観を持った
人材を育成し、日本国民が
自虐史観によって失った
国に対する誇りを取り戻し、
誇りある祖国である日本を成長発展させる」
という目的を掲げてきました。
この目的の実現を推し進めるため、
内閣府より公益目的事業の認定を受け、
「アパ日本再興大賞」顕彰制度を実施いたします〉
なんと、歴史修正や差別的デマを振りまいてきた財団の顕彰制度を、内閣府は公益目的事業として認定したというのである。ちなみに、公益目的事業に認定されれば、法人税は非課税となる。
アパグループといえば、昨年1月、「南京虐殺はなかった」などという保守系の学者でさえ「ありえない」とするトンデモ論を主張する元谷代表の歴史修正本を客室に設置していたことが国際問題に発展したことも記憶に新しい。そうした差別を助長する歴史修正は同法人が表彰してきた論文でも展開されており、とてもじゃないが公益性が認められるようなものではない。
にもかかわらず、内閣府はアパ日本再興財団を2015年6月25日に公益財団法人への移行を認可。今回、アパ日本再興財団は新聞広告で「内閣府より公益目的事業の認定を受け」たと謳っているが、公益目的事業の定義は、学術及び科学技術や文化及び芸術の振興、高齢者の福祉の増進や児童又は青少年の健全な育成の目的など計23種の事業のうちいずれかに該当することと、〈不特定かつ多数の者の利益の増進に寄与する〉事業であること。ようするに、内閣府はこのようなあからさまな歴史修正と差別を助長する言論を支える事業を「不特定かつ多数の者の利益の増進に寄与」すると認めているのである。
アパホテル元谷代表と安倍首相の深い関係、秘密後援会「安晋会」の副会長も
いま、内閣府をめぐっては、HP内の「国政モニター」によって集められた国民の意見なるものが差別デマに溢れている件が問題となっている。この件については追ってお伝えしたいが、今回のアパ問題は、差別的言辞を黙認するという問題だけではなく、さらに別の、大きな問題を孕んでいる。
それは、森友学園や加計学園問題と相通じる、安倍首相および安倍自民党への忖度事案なのではないか、という問題だ。
今回、本サイトが公益法人認定をおこなう内閣府の公益認定等委員会事務局に取材をおこない、公益目的事業の認定の仕組みについて尋ねると、担当者からはこのような回答が帰ってきた。
「有識者からなる公益認定等委員会が内閣総理大臣から諮問を受け、
これがふさわしいかどうかというのを審査し、その結果、ふさわしい
と思いますということで答申を受けて、その答申を受けた
行政長・内閣総理大臣のほうが、法人に対して認定を出す
という仕組みです」
そして、本サイトでは何度も追及してきたように、アパ日本再興財団の代表理事である元谷氏と安倍首相は深い間柄にある。
まず、安倍首相と元谷氏を繋いだのは、森喜朗元首相だとされている。元谷代表は森氏と同郷である石川県の小松市出身。1986年、元谷氏は地元の政治家や財界人を集めた会員組織「小松グランド倶楽部」を結成したのだが、そのとき最高顧問に就いたのが森氏で、2003年にはアパグループの機関紙「Apple Town」で対談もおこない、元谷代表の著書の出版パーティの発起人を森氏が務めるまでになった。そうしてアパグループは森氏との蜜月を機に政界に人脈を広げ、その子分である安倍晋三と関係を深めていったのだという。
実際、2005年10月12日、元谷代表の自宅でおこなわれた「日本を語るワインの会」なる会合に、官房長官に就任する直前の安倍氏が出席していたことを、「週刊ポスト」(小学館)06年9月29日号が写真付きで報じた。また、元谷代表の妻でアパホテル社長の芙美子氏が旧森派議員のパーティに参加し、安倍氏とツーショット写真を撮っていたことも発覚した。
極めつきは、安倍氏の秘密後援会「安晋会」の存在だ。当時メディアを賑わせていた姉歯・ヒューザーの耐震偽装事件で、耐震偽装マンションを販売したヒューザーの小嶋進社長(当時)が、国会証人喚問で国交省への事件もみ消しの働きかけを当時官房長官だった安倍氏の政策秘書・飯塚洋氏に依頼していたことを暴露。また「週刊ポスト」によると小嶋社長は「安晋会」に入っていたから、とその関係を説明したことがあった。「安晋会」には、吉村文吾・AIG株式会社会長や前田利幸・前田興産代表取締役社長、そしてライブドア事件にからみ沖縄で怪死を遂げた野口英昭氏が副社長を務めていたエイチ・エス証券の澤田秀雄社長(エイチ・アイ・エス会長)など実業界の実力者が集結し、さまざまな疑惑が報じられたのだが、じつは、その「安晋会」の副会長を務めていたのがアパグループの元谷代表だったのだ。
内閣府に忖度疑惑を直撃! 加計問題でも安倍のために動いていた内閣府は…
これだけではない。その後も元谷代表は、安倍首相の有力な支援者でありつづけている。事実、アパホテルに設置してあることで問題となった著書『理論 近現代史学II 本当の日本の歴史』には、こんな一節がある。
〈安倍政権は十年以上続く長期政権を目指し、日本を立て直し、
誇れる祖国・日本の再興を果たして欲しい。そして自ら招致に
成功した東京オリンピックの開会式で、安倍首相が「君が代」と共に
開会宣言を行うのが理想だ。中国、韓国にしっかり対応していくためにも、
安倍政権が長期政権となるべく、私も最大限のサポートをしていくつもりだ〉
このサポートは昨年の総選挙でも発揮された。しんぶん赤旗が2017年12月25日付でスクープしたところによれば、元谷代表が名誉会長を務める「アパ・コーポレートクラブ」が、稲田朋美防衛相(当時)や下村博文・元文科相といった安倍側近議員をはじめとする改憲派候補者を「『誇れる国、日本』の再興のために活躍して頂ける政治家」だとして推薦し、応援を呼びかける文書を取引先である大手企業に送っていたことがわかったからだ。
さらに、アパグループの機関誌「Apple Town」2017年2月号において元谷代表と対談をおこなった自民党の片山さつき議員は「日本の旗を背負った大使の様なホテル王」「海外でもアパホテルは日本のランドマーク」と露骨なヨイショ発言を連発するなかで、「(元谷)代表は日本の保守のオピニオンリーダーのお一人であり、安倍首相のビッグサポーター」とも述べている。
前述したように、アパ日本再興財団が公益財団法人に移行したのは安倍政権下の2015年のこと。耐震偽装事件の際に元谷代表と安倍首相の蜜月を伝えた週刊誌報道をはじめ、2008年に侵略戦争を正当化した田母神氏のアパ論文問題が大きなニュースとなった際にも、田母神氏を航空幕僚長に任命した安倍首相がクローズアップされ、安倍氏とアパの関係が取り沙汰された。つまり、公益財団法人に移行する際も、さらに今回の公益目的事業の認可も、内閣府はアパが安倍首相に深くかかわっているということは百も承知だったはずなのだ。
ちなみに、本サイトでは内閣府の公益認定等委員会事務局に対し、歴史修正を称揚するアパ日本再興財団に公益性があると判断する妥当性について質問したが、回答は「審査は認定法が掲げている基準を満たすかどうか」であり「個別の論文がふさわしいのかというところを見ているものではない」というものだった。また、元谷代表と安倍首相の関係といった政治的な問題が認定に影響を及ぼしたのではないかという質問には「ございません」という返事が返ってきた。
しかし、内閣府といえば、獣医学部新設問題でも加計学園幹部らの官邸訪問時から藤原豊・地方創生推進室次長(当時)がアドバイスをおこなうなど、官邸と歩調をあわせた暗躍ぶりが判明している。否定コメントを額面通りに受け取ることはできない。
海外からも言動が問題視される人物が代表理事を務める団体の、歴史修正と差別デマを振りまくための顕彰制度を政府が認可する──この異常な事態と、噴出する安倍首相の「お友だち優遇」という政治の私物化問題が、地続きにあると考えるのは自然な話だ。いずれにしても、安倍首相がトップであるかぎり、この国ではどんどんと極右思想が称揚され、スタンダード化していくことは間違いない。
(編集部)
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