Activated Sludge ブログ ~日々読学~

資料保存用書庫の状況やその他の情報を提供します。

●寿命核発電所再稼働:「世界は既に廃炉時代…時代の先端を行く方が、地域の実りははるかに多い」

2016年06月30日 00時00分13秒 | Weblog


東京新聞の記事【「40年廃炉」なし崩し 老朽原発に初の延長認可 高浜1・2号機に最長20年】(http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/list/201606/CK2016062102000127.html)と、
社説【高浜原発 延命よりも新産業だ】(http://www.tokyo-np.co.jp/article/column/editorial/CK2016062102000138.html)。

 《四十年廃炉が原則だが、条件を満たせば一回に限り二十年の延長が認められる。延長は例外中の例外」とされてきたが、初の適用例が決まった。ただ、再稼働するには、大規模な改修工事が必要で、三年ほど先になる見通し》。
 《原子力規制委員会が、運転四十年を超える関西電力 高浜原発(福井県)の延長を初めて認可した。世界は既に廃炉時代。無理な延命を図るより、時代の先端を行く方が、地域の実りははるかに多い》。


   『●熊本大分大地震の最中、
      伊方プルサーマル核発電所を再稼働…アタマオカシイ

 言葉は悪いが、アタマオカシイのでは?
 寿命核発電所を再稼働させるそうだ。社説が言うように、《世界は既に廃炉時代…時代の先端を行く方が、地域の実りははるかに多い》というのに…。電力は余っており、結果として、何年にもわたって停止したものを、しかも、寿命を迎えた核発電所を再稼働すれば、問題発生のリスクは計り知れない。

 何度も言ってきたが、何の規制もしない「寄生」委、原子力「規制緩和」委員会(©東京新聞)である。特に、責任逃れの記者会見を連発する、田中俊一「寄生」委員長の酷さは目に余る。3.11東京電力核発電所人災で一体誰が責任をとったのか? 自公議員、電力会社、誰でもいいので、100.0000…%の安全を担保出来ない核発電所を再稼働・稼働させて良い、その根拠を示して下さい。問題の影響がな可能性をはらむものを再稼働・稼働させようという「自信」はどこから?
 もう、ホトンド病気である。カネ儲けしか頭にない核発電「麻薬」患者に付き合わされたのではたまらない。

   『●原子力「促進」委員会の危険なメンツの危険な判断
   『●60年間稼働させたい高浜原発:
     「電気代が高い低いの問題とを並べて論じること自体、許されない」
   『●関西電力八木誠社長のあの高浜原発: 
      「プルサーマル原発」に続き「寿命原発」を動かしたいそうです
   『●「老いた馬」ではなく「狂ったゴジラ」:
     「麻薬」患者の関電がプルサーマルに続いて「寿命核発電所」…
   『●熊本大分大地震の最中、「狂ったゴジラ」
      =関西電力高浜原発1、2号機を野に放つ原子力「規制」委員会
   『●高浜「寿命核発電所」延命、「安全より
      経済優先の時代へと逆戻り」…「規制緩和」委員会(©東新)

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http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/list/201606/CK2016062102000127.html

「40年廃炉」なし崩し 老朽原発に初の延長認可 高浜1・2号機に最長20年
2016年6月21日 朝刊

 原子力規制委員会は二十日、運転開始から四十年超の関西電力高浜原発1、2号機(福井県高浜町)で、最長二十年の運転期間の延長を認めた。四十年廃炉が原則だが、条件を満たせば一回に限り二十年の延長が認められる。延長は「例外中の例外」とされてきたが、初の適用例が決まった。ただ、再稼働するには、大規模な改修工事が必要で、三年ほど先になる見通し。

 老朽化した原発の再稼働には、新しい規制基準に適合させる方針と具体的な工事計画を規制委が認めるほか、原子炉や建屋の健全性チェックにもパスする必要がある。

 規制委は、原子炉格納容器上部の放射線を遮る能力が低いことから、遮蔽(しゃへい)用のドームを設置しケーブルに防火シートを巻き事故時の対策拠点を新設するなどすれば、新基準に適合すると既に判断している。この日、関電が特別点検で得たデータなどを基に「運転六十年の時点でも安全性は保たれる」と認めた。劣化した配管などは取り換えれば問題ないと判断した。

 関電は、ドーム設置など全ての改修工事は三年後の二〇一九年十月までに終える計画。一方、西川一誠知事は地元同意について「もう少し手続きや問題点がはっきりしないと」と話し、まだ判断できる時期ではないとの認識を示している。

 四十年廃炉のルールを巡っては、出力の小さい原発では、新基準に対応する改修費に見合わないとして関電美浜1、2号機(福井県美浜町)など六基の廃炉が決まっている。

 ただし、これら六基より新しい他の原発は出力が八十万キロワットを超える規模がほとんど。何千億円もの工事費をかけても、回収できるとなれば、四十年廃炉の原則は崩れなし崩し的に運転延長を目指す動きが続く可能性が高い。既に関電は、十一月に運転四十年となる美浜3号機の延長も規制委に申請している。

 高浜1、2号機を巡っては、十四都府県の住民が運転延長は危険性が高いとして、規制委に延長を認めないように求める訴訟を名古屋地裁に起こしている
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http://www.tokyo-np.co.jp/article/column/editorial/CK2016062102000138.html

【社説】
高浜原発 延命よりも新産業だ
2016年6月21日

 原子力規制委員会が、運転四十年を超える関西電力高浜原発(福井県)の延長を初めて認可した。世界は既に廃炉時代。無理な延命を図るより、時代の先端を行く方が、地域の実りははるかに多い

 もの皆すべてに寿命がある。生き物と同じである。

 3・11後に定められた四十年という原発の法定寿命は、原子炉の圧力容器の内部が絶え間ない中性子の照射を受けて劣化するまでの目安という。

 運転後四十年もたてば、原子炉も相当傷んでいるだろうと心配するのは当然だ。延命期間も安全に稼働できるという十分な根拠こそ電力会社も原子力規制委員会ももっと詳しく示してほしい

 3・11後老朽原発廃炉は世界の潮流だ。安全対策に費用がかかりすぎるからである。

 四国電力は、来年九月で運転開始四十年になる伊方原発(愛媛県)1号機の廃炉を決めた。

 燃えやすい電源ケーブルを燃えにくいものに取り換えたり、原子炉格納容器上部の遮蔽(しゃへい)性を高めるなど、大規模な工事が必要になるからだ。

 ところが関電はケーブルの六割を燃えにくいものに替えるだけあとは防火シートで包むという簡易型の対策で延長を申請し規制委もこれを了承した

 「より厳しい審査を経て」という大前提はのっけから骨抜きだ。

 延長容認の基準は「安全性」ではなく「経済性3・11の教訓はもうほご。このように受け取られてもやむを得ない判断だ。

 先例にされては、危険である。

 原発廃炉で立地地域の雇用喪失を心配する声は根強い。

 二〇二二年までの原発廃止を決めたドイツでは、「廃炉事業は成長産業」との声が高まっている

 廃炉には、四十年という時間がかかる。しかも、前例の少ない手探りの大事業。関連企業を集約できれば、原発を上回る長期雇用も十分期待可能である。

 新型転換炉「ふげん」(福井県)の廃炉作業を進める日本原子力研究開発機構によると、昨年度携わった延べ約二百六十社のうち、約七割が地元企業だったという。

 ドイツには、原発建屋の撤去跡地に再生可能エネルギーの関連工場を誘致した例もある

 廃炉時代は確実に訪れる。“原発銀座”と呼ばれるほどに原子力の時代を支えた福井県が、新しい時代の先陣を切れるよう、政府も施策を打つべきだ。
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●熊本大分大地震の最中、伊方プルサーマル核発電所を再稼働…アタマオカシイ

2016年06月29日 00時00分32秒 | Weblog


東京新聞の記事【四国電力伊方3号機核燃料装填へ 7月26日にも再稼働】(http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2016062401001071.html)。

 《四国電力は24日午前、伊方原発3号機(愛媛県伊方町)の原子炉に核燃料を装填する作業を始めた》。

 熊本大分大地震がまだ続いているというのに、正気か? しかも、プルサーマル核発電「麻薬」患者の救いの無さ。破滅的思考。原子力「ムラ寄生」委員会原子力「規制緩和」委員会(©東京新聞)や電力会社、自公議員、……、等々、(言葉が悪くて、すみませんが)はっきり言って、アタマオカシイのでは?

   『●「原発さえなければ…」:  
       それでも川内原発や伊方原発を再稼働したいの?
   『●「伊方原発は、日本一細長いという佐田岬半島の
      付け根にあり、その西の海側には約五千人が暮らしている」
    「狂気としか言いようがない……《伊方原発は、日本一細長い
     という佐田岬半島の付け根にあり、その西の海側には
     約五千人が暮らしている》。こんなところで一体どんな
     避難計画を作り得るのか? そんな《住民避難計画を了承》した
     そうです。再稼働するためなら、何でもやる「麻薬」患者たち。
     カネの亡者。
      《安倍晋三首相は「万一事故があった場合は政府として責任を
     持って対処する」と強調》……このバカ発言を見て下さい! 
     東京電力原発人災に一切の「責任」を負わず、いまも無策・無責任に
     汚染水を垂れ流し続けているアベ様ら自公議員たちの酷さ。
     それを「信頼」したふりをする「地元」首長・議員たち。
     言っちゃぁ悪いが、頭の回路が切れているとしか思えません」

   『●今中哲二さん「被災した人々にもたらされた災難の大きさは、
                     放射線測定器で測ることはできない」
   『●熊本大地震…「「いつでも、どこでも、強大な地震は起こる」。
                    地震国日本では、これこそ社会通念」
   『●「専門家に「常識が通じない」と言わしめた地震」…
             いま、「減災」に向け立ち止まって考えるべき
   『●原子力「規制」委員会の田中俊一委員長、
       川内原発に「安全上の問題が起きるわけではない」…
   『●高浜「寿命核発電所」延命、「安全より経済優先の時代へと逆戻り」
                            …「規制緩和」委員会(©東新)
   『●「川内原発を地図からトリミング」というのは
       穿ち過ぎかと思ってたら、「アベ様の犬HK」ときたら…
   『●四国電力がそんな破滅的な思考をしていなければ
      いいのですが…伊方1号機廃炉の代わりの3号機再稼働?

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http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2016062401001071.html

四国電力伊方3号機核燃料装填へ 7月26日にも再稼働
2016年6月24日 09時42分

 四国電力は24日午前、伊方原発3号機(愛媛県伊方町)の原子炉に核燃料を装填する作業を始めた。作業が順調に進めば7月26日に原子炉を起動して再稼働させ、同29日に発電と送電を開始する予定。四国電は8月中旬の営業運転を目指している。伊方原発の近くには中央構造線断層帯が通っており、熊本地震の影響を懸念する声がある。

 再稼働すると、新規制基準のもとでは九州電力川内1、2号機(鹿児島県)、関西電力高浜3、4号機(福井県)に続き5基目(高浜は司法判断で運転差し止め中)。高浜と同様、プルトニウム・ウラン混合酸化物(MOX)燃料によるプルサーマル発電を行う

(共同)
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●争点は「壊憲」: 若者の皆さん、「もしあなたが投票に行かないと日本はどうなってしまうのか?」

2016年06月28日 00時00分28秒 | Weblog


東京新聞の大平樹記者による記事【若者の投票「自分の未来」左右 住民票移してなくてもOK】(http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/list/201606/CK2016062602000116.html)。

   『●争点は「壊憲」: 
     「若者よ、戦争に行かず、選挙に行こう」…1票でしか変わらない

 《住民票を移していないから投票できない、とあきらめる学生も多いが、投票できる仕組みがあることを広めたい…「100% Go Vote!(全員、選挙に行こう!)」》

 何度でも紹介します。CMLの記事【[CML 043851] 安保法制違憲訴訟お疲れ様でした・ 報道 東京新聞 6月20日(夕)】(http://list.jca.apc.org/public/cml/2016-June/043954.html)からの引用:

   《私たちは若者を戦場に送らない、
    若者よ、戦争に行かず、選挙に行こう
    私たちは法治国家、立憲主義を守ります。》

 投票に行きましょう、お願いします。争点は「壊憲」であり、「若者」への影響は多大です。

 記事の中の図面のリンクはコチラ。そのうちに、リンク切れになると思います。

     ●あなたの投票方法は?
       http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/list/201606/images/PK2016062602100051_size0.jpg


     ●不在者投票の手続き
      http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/list/201606/images/PK2016062602100052_size0.jpg


 さて、記事に紹介されているWP『100% Go Vote!(全員、選挙に行こう!)』は、コチラです ⇒ 【http://www.japanteam.net/100vote/index.html】。是非、ご覧下さい。下記について、分かりやすい説明がなされています。

   【このままでいいのですか? 日本の投票率はワースト3位!】
   【低投票率が招いた結果? 日本だけが給付型奨学金がなく、
                  しかも学費の高さは世界トップレベル!】
   【住民票を移していない学生の皆さんはこの方法で投票しましょう!】
   【キャンペーンビデオ第一弾はft.小林節教授!】
    《4割の人が投票に行かないと日本はどうなるのか?
       慶応大学名誉教授・小林節先生から、大切なメッセージを
     いただきました。日本で今何が起ころうとしいるのか?
     なぜ私たちは投票に行かないといけないのか?
     今年7月の選挙で、もしあなたが投票に行かないと日本は
     どうなってしまうのか?》
    《「もう先は見えている、また開戦ですよ」
      取り返しがつかなくなる前に、まずは全員投票に行きましょう!
     「自分が投票にいったところで何も変わらない」、
     「どこに投票していいかわからない」という方は、
     ぜひこちらをお読み下さい。(2016.3.30)》


 少しでも投票率が100%に近づくことを願っています。大袈裟なことではなく、「20XX年、再び戦争が始まった…」とならないために。

   『●争点は「壊憲」: 「ドアホノミクス」の頓挫を認めては? 
      …座礁したアベドアホノ丸・船長の虚しき言い訳
   『●争点は「壊憲」:2016年7月参院選で「ネジレ」を
       取り戻さねば、アベ様は「白紙委任状」とばかりに…
   『●争点は「壊憲」: 頓挫が明確な「ドアホノミクス」の
        是非を問うという詐欺的手口…鎧の下の剣「壊憲」
   『●争点は「壊憲」:2016年7月参院選が終われば、
       自公が争点にもしない「壊憲」へ…三度目のアベノサギ
   『●「最高責任者は私」だと嘯き、違法に壊憲する
      「ボンクラ」「嘘つき」は政権から引きずり下ろすしかない
   『●争点は「壊憲」: 「選挙で勝てば一転、
     「信任を得た」とばかりに突き進む手法」=三度目のアベノサギ
    「争点は壊憲。「選挙で勝てば一転、「信任を得た」とばかりに
     突き進む手法」=アベノサギ。《特定秘密保護法安全保障関連法
     制定がその例》であり、今度で三度目のアベノサギ。自公は争点にもせず、
     選挙で訴えもしない「壊憲」を、選挙後に、進めます。引き返す、
     最後のチャンスでではないでしょうか? 
     「20XX年、再び戦争が始まった…」でいいのでしょうか…」

   『●争点は「壊憲」: アベノサギを見逃し「眠り猫」となれば、
                    「未来に向けた道」を閉ざすことに
   『●争点は「壊憲」: アベ様「マニフェストのなかに
       書いてあります」!…「いちばん最後、たったの10行」

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http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/list/201606/CK2016062602000116.html

若者の投票「自分の未来」左右 住民票移してなくてもOK
2016年6月26日 朝刊

 「十八歳選挙権」が実現する参院選で、親元を離れて大学に通う学生たちに不在者投票を呼び掛け、投票率向上を目指す取り組みが、インターネットを通じて広がっている。呼び掛けを始めた一橋大大学院言語社会研究科の小岩信治教授(48)は「住民票を移していないから投票できない、とあきらめる学生も多いが投票できる仕組みがあることを広めたい」と話す。 (大平樹

 「100% Go Vote!(全員、選挙に行こう!)」。取り組みを紹介するホームページ(同名で検索)には小岩教授が研究室の学生らと作ったチラシが載っている。

 チラシは、親元を離れているか、住民票を移しているか、投票日に帰省できるかなどの項目をたどると、自分に合った投票方法と必要な手続きが分かる仕組み。憲法学者や俳優の石田純一さんら著名人も共感し、投票の大切さを呼び掛けるメッセージを寄せた。

     (あなたの投票方法は?
       http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/list/201606/images/PK2016062602100051_size0.jpg


 きっかけは学生たちの雑談だった。十八歳選挙権が話題になり、学生と参院選などの話をしたところ、少なからぬ学生から「住民票が実家のままだから、投票できないんです」と聞いた。

 小岩教授が調べてみるとこうした学生たちも投票できる方法があると分かった。

 今回の参院選で、今住んでいる地域で投票するには、公示日(六月二十二日)の三カ月前となる三月二十一日までに住民票を移している必要がある。

 今年四月に地元を離れて大学に入学し、住民票が地元のままか最近移した新有権者の一年生は、帰省すれば地元で投票できる。ただ、投開票日の七月十日は、一橋大では期末試験期間に当たり、帰省は学生にとって現実味がない。

 もう一つの方法が、今住んでいる地域での不在者投票だ。小岩教授は、学生がその手続きなどを知る機会がないことに問題意識を持ち、デザイナーや、大学がある東京都国立市選管の協力でチラシを作った。

     (不在者投票の手続き
      http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/list/201606/images/PK2016062602100052_size0.jpg

 「若い人ほど投票結果に影響される時間が長い」と、小岩教授はゼミや講義を受講した学生の投票率100%を目指す。不在者投票で投じた票は地元に送られて開票されるため、「投開票日の四日前までに投票を」と勧めている。
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●争点は「壊憲」: 「若者よ、戦争に行かず、選挙に行こう」…1票でしか変わらない

2016年06月27日 00時00分53秒 | Weblog


asahi.comの斎藤健一郎記者による記事『投票率85%の村で聞いてみた 「選挙行きますか?」』(http://www.asahi.com/articles/ASJ6R3Q66J6ROIPE00B.html?iref=comtop_list_pol_n03)。

 《世界遺産の白川郷で知られる岐阜県白川村に来て、会う人会う人に聞いて回った。選挙に行きますか? 

   行きます。
   必ず行きます。
   絶対行きます。
   行かなかったこと? ないです》

 羨ましい。《投票率85%》、《95%》! 「尊敬」するスウェーデンでは、常に80%を超えるそうです

   『●森達也さん、「僕はもうあきらめた」「これから4年間で
      この国がどう変わるのか、とてもとても楽しみだ」
    「「白紙委任状」を渡したに等しいのかな・・・・・・とはいえ、
     小選挙区制のなせる異常さですね。比例区での各党への投票率との
     ギャップの酷さ。そして、全体の投票率の低さスウェーデンでは、
     常に80%を超えるそうです。それに対して、
     我がニッポンでは50%そこそこでは、話にならない


 一方、今朝の『サンデーモーニング』(2016年6月26日)の《風をよむ》、街頭インタビューにて、『選挙に行きますか?』という問いに、

     「どこも一緒、差はないかな、と」
     「どこに投票したらいいのか分からない」
     「誰がいいのか分からない」
     「何も分からない」

……壊憲と平和憲法堅持では大違いだと思いますけれど? 18、19歳の皆さんにとっても、両者の差は大きく、、経済的徴兵制悪徳企業型徴兵制で「人殺し」に行かされるかどうか?、親御さんや祖父母世代にとっても、世界の軽蔑を浴びながら「死の商人」となり、子や孫に「人殺し」をさせに行かせるかどうか?、がかかっています。
 同じく、『選挙に行かない理由』を問われて、

     「何も世の中が変わらない
     「「自分の一票が何か世間に与える」そういうのを全く感じない」

……選挙に行かなければ「変わる」、「世間に与える」のでしょうか? 不思議な考え方です。

 

 壊憲勢力である自公お維大地が、いま、「2/3を越えるかどうかの境界線上」にある、と言われています。それを越えるかどうか、下回るかどうか、この差は非常に巨大です。投票に行き、1票を積み重ねて、判断するしかありません。1票でしか変わらない。

 50%の「眠り猫」が目覚めても、反壊憲派に投票してくれるとは限りません。壊憲を良しとし、そちらに1票を投じるかもしれません。でも、投票に行き意志表示をした結果ですから仕方のないこと。1%でも多くの方が投票所に足を運び、多数の方が意思表示をすることが重要。その結果……壊憲、「ト」な自民党改憲草案による立憲主義の否定や基本的人権の放棄、3.11東京電力核発電所人災の忘却と核発電の推進、「沖縄を差別」「住民分断」や辺野古破壊、「死の商人」国家化、格差社会、TPP推進、教育の破壊子供の貧困……という数々の滅茶苦茶なアベ様の「政」を多くの方が支持する結果ならば、仕方のないことと、諦めもつきます。でも、「絶対投票率」で2、3割ほどの票しか得ていない政党らが好き放題やることが許せないし、5割の「眠り猫」の皆さんが見て見ぬふりをするような投票状況が我慢できない。


 再度のCMLの記事【[CML 043851] 安保法制違憲訴訟お疲れ様でした・ 報道 東京新聞 6月20日(夕)】(http://list.jca.apc.org/public/cml/2016-June/043954.html)からの引用:

   《私たちは若者を戦場に送らない、
    若者よ、戦争に行かず、選挙に行こう
    私たちは法治国家、立憲主義を守ります。》

 投票に行きましょう、お願いします。


   『●争点は「壊憲」: 「ドアホノミクス」の頓挫を認めては? 
      …座礁したアベドアホノ丸・船長の虚しき言い訳
   『●争点は「壊憲」:2016年7月参院選で「ネジレ」を
       取り戻さねば、アベ様は「白紙委任状」とばかりに…
   『●争点は「壊憲」: 頓挫が明確な「ドアホノミクス」の
        是非を問うという詐欺的手口…鎧の下の剣「壊憲」
   『●争点は「壊憲」:2016年7月参院選が終われば、
       自公が争点にもしない「壊憲」へ…三度目のアベノサギ
   『●「最高責任者は私」だと嘯き、違法に壊憲する
      「ボンクラ」「嘘つき」は政権から引きずり下ろすしかない
   『●争点は「壊憲」: 「選挙で勝てば一転、
     「信任を得た」とばかりに突き進む手法」=三度目のアベノサギ
    「争点は壊憲。「選挙で勝てば一転、「信任を得た」とばかりに
     突き進む手法」=アベノサギ。《特定秘密保護法安全保障関連法
     制定がその例》であり、今度で三度目のアベノサギ。自公は争点にもせず、
     選挙で訴えもしない「壊憲」を、選挙後に、進めます。引き返す、
     最後のチャンスでではないでしょうか? 
     「20XX年、再び戦争が始まった…」でいいのでしょうか…」

   『●争点は「壊憲」: アベノサギを見逃し「眠り猫」となれば、
                    「未来に向けた道」を閉ざすことに
   『●争点は「壊憲」: アベ様「マニフェストのなかに
       書いてあります」!…「いちばん最後、たったの10行」
    「自民党の候補者で「壊憲」を第一声したのは、わずか一人だそうです。
     アベ様は、自信満々に《マニフェストのなかに書いてあります》!
     と述べたそうですが、……《いちばん最後、たったの10行》という有り様。
     2016年7月参院選後、あたかも白紙委任状が得られたかのごとく、
     三度目のアベノサギするための、姑息な「アリバイ作り」にしか過ぎません。
     自公お維大地支持者と「眠り猫」の皆さんは、参院選後、
     後悔することに絶対になります。

       《若者よ、戦争に行かず、選挙に行こう
                (http://list.jca.apc.org/public/cml/2016-June/043954.html

      アベ様《が隠そうとするのなら選挙当日まで、憲法改正こそが
      参院選における最大の争点なのだということを、草の根ででも徹底して
      周知させていかなくてはならないだろう》。全く同感、何度でも、
      言い続けましょう、争点は「壊憲」。」

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http://www.asahi.com/articles/ASJ6R3Q66J6ROIPE00B.html?iref=comtop_list_pol_n03

投票率85%の村で聞いてみた 「選挙行きますか?」
斎藤健一郎 2016年6月25日05時22分

     (「あれがウーンとなるんだ」。投票日は防災無線がサイレンを
       鳴らすと農作業の男性が教えてくれた=岐阜県白川村荻町)
     (白川村役場の場所を示す看板には「明るい選挙の村」とあった
                                =岐阜県白川村鳩谷)
     (候補者ポスターが出そろった。さっそく掲示場の隣に住むご夫婦が
                            選挙談議=岐阜県白川村荻町)
     (村役場では期日前投票が始まった。利用者は毎回増えているという
                                   =岐阜県白川村鳩谷)
     (投票を促す役場の選挙広報カーは、候補者のポスターに異常が
      ないかをチェックしながら、村内すべての集落を回る=岐阜県白川村鳩谷)
     (参院選での投票を呼びかけながら村内を走る役場の選挙広報カー
                                   =岐阜県白川村鳩谷)
     (選挙を知らせる選挙広報カーが役場を出発。庁舎には投票日を
                 知らせる垂れ幕がかかる=岐阜県白川村鳩谷)

 世界遺産の白川郷で知られる岐阜県白川村に来て、会う人会う人に聞いて回った。選挙に行きますか?

    行きます。
    必ず行きます。
    絶対行きます。
    行かなかったこと? ないです。

 6人続けて同じ答えだった。選挙に行かないと言う人はいないと思えた。

 人口1700の山村は、投票率の高さでも知られる。前回参院選は85・32%で、全国の52・61%を大きく上回る。村長選で95%を記録したこともある

 記録目当ての投票だろうか?

 疑問をぶつけてみると、答えた人はみな「ここ投票率高いの?」と、気にもかけていない様子だった。

 ………。
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●「捨て石」: 「安倍晋三さん。日本本土にお住まいのみなさん…「第二の加害者」は、あなたたちです。」

2016年06月26日 00時00分55秒 | Weblog


東京新聞の記事【慰霊の日「地位協定改定を」 沖縄知事、平和宣言で言及】(http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/list/201606/CK2016062402000120.html)。
asahi.comの記事【翁長知事の平和宣言全文 沖縄全戦没者追悼式】(http://www.asahi.com/articles/ASJ6Q3TQYJ6QTIPE01D.html?iref=comtop_list_pol_n01)。
東京新聞の社説【沖縄慰霊の日 県民の苦難と向き合う】(http://www.tokyo-np.co.jp/article/column/editorial/CK2016062402000135.html)。


 《翁長雄志知事は平和宣言で、米軍属が逮捕された女性暴行殺害事件に言及し、日米地位協定の抜本的な改定を要求した。恒久平和を誓う宣言で協定改定を求めるのは異例》。
 《しかしながら、戦後71年が経過しても、依然として広大な米軍基地が横たわり、国土面積の0・6%にすぎない本県に、米軍専用施設の約74%が集中しています》。

 《県議会当選者の96%が地位協定の改定を求めている》…沖縄の人々は、一体何度民意を明確にすれば、アベ様や最低の官房長官らは理解してくれるのでしょうか?

   『●沖縄市民の民意: 民意を何度明確にすれば、
       アベ様や最低の官房長官らは理解しようとするのか?


 東京新聞の【安倍首相、翁長知事 日米地位協定の認識で溝】(http://www.tokyo-np.co.jp/article/politics/list/201606/CK2016062402000129.html)という記事では、《安倍晋三首相は…女性暴行殺害事件に言及し、対策を巡って米国と「詰めの交渉を行っている」と強調した。だが、式典で日米地位協定の改定を求めた翁長雄志知事は首相発言を受けても「私たちの思いは伝わっていない」と…》、仰っています。沖縄市民の民意を何度明確にしても、アベ様や最低の官房長官らには全く伝わらない、ということのようです。


 《沖縄県民の基本的人権はいつまで踏みにじられるのか。凄惨(せいさん)な地上戦、過酷な米軍統治、今も残る広大な米軍基地。私たちは県民の苦難と向き合い、今すべきことを「慰霊の日」を機に自問したい》。

 「住民を分断」し、21世紀になっても、延々と「沖縄を差別」し続ける。《ばかにしし続ける。玉城愛さんのスピーチ、ブログ主を含む《日本本土にお住まいのみなさん》の「心」に突き刺さる。でも、アベ様や最低の官房長官ら、そして、自公お維大地支持者、耳を閉ざして選挙に行きもしない「眠り猫」の皆さんには、「心」が無いか、彼女の言葉が「心」の琴線に触れることもないらしい。一体どこが、「保守」で、「真の右翼」なのか?

   《安倍晋三さん。日本本土にお住まいのみなさん。今回の事件の
    第二の加害者は、あなたたちです。しっかり、沖縄に向き合って
    いただけませんか。いつまで私たち沖縄県民は、ばかにされるのでしょうか
    パトカーを増やして護身術を学べば、私たちの命は安全になるのか。
    ばかにしないでください》。
    (東京新聞【沖縄県民大会 玉城愛さんスピーチ全文 本土も「第二の加害者」
     (http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/list/201606/CK2016062102000122.html)より、
      ⇒ コチラ

   『●「百田氏や自民党議員からの圧力はすべてのメディアの 
           言論の自由に対する挑戦・・・危機感を共有して」!
   『●沖縄差別は続く: 黙殺により、「『日本を取り戻す』の中に
                 沖縄は入っていない」ことをアベ様が表明
   『●沖縄差別:目取真俊さん「多くの日本人が
     その嘘っぱちを信じている、というよりも、信じたいんでしょう」
   『●一体何をどれ程「思いやらされている」?…
      「われわれはカネを出さない。どうぞ米軍は撤退してください」
   『●翁長雄志知事、再度の決意表明: 
     「安倍晋三首相は「急がば回れだ」と言うが…政府の選択は誤りだった」
   『●「どうぞ米軍は撤退してください」:散々「思いやら」されて、
                   そしてまたしても「肝苦(ちむぐり)さ」…
   『●「落とした魂(マブイ)」を探しに、なんて悲し過ぎる
         …「選択肢は一つしかない。沖縄から去ることだ」
   『●「…は沖縄県民の耳には「期待するな」
      「何も改善しない」と冷たく翻訳」…中央政府の体をなしていない
   『●「日本政府による命の二重基準」にウンザリ: 
      「日米両政府の空虚な言葉」は不要、基地撤去が抜本対策
   『●「沖縄には明らかにおかしな新聞がある。
     本当に潰れた方がいい」…自民党には「ロクなヤツがいない」

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http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/list/201606/CK2016062402000120.html

慰霊の日「地位協定改定を」 沖縄知事、平和宣言で言及
2016年6月24日 朝刊

 太平洋戦争末期の沖縄戦の終結から七十一年を迎えた「慰霊の日」の二十三日、犠牲者を悼む「沖縄全戦没者追悼式」が沖縄県糸満市で営まれた。翁長雄志(おながたけし)知事は平和宣言で、米軍属が逮捕された女性暴行殺害事件に言及し、日米地位協定の抜本的な改定を要求した。恒久平和を誓う宣言で協定改定を求めるのは異例

 翁長氏は、安倍晋三首相やケネディ駐日米大使の面前で宣言を読み上げ日米両政府に改定を強く迫る形となった。式典後、記者団に「御霊(みたま)の前で首相に訴えさせていただいた。(協定を)変えなければ、戦後の占領時代は終わらない。それは日本全体だ」と強調した。

 首相は追悼式のあいさつで、米軍属が逮捕された事件に触れ「米国とは地位協定上の軍属の扱いの見直しを行うことで合意し、詰めの交渉を行っている」と説明。式典後、記者団に「安倍政権では環境補足協定のような事実上の地位協定改定を行うことができた」と述べた。

 日米環境補足協定は、日本政府や自治体による在日米軍基地への立ち入り調査を条件付きで認める内容で、地位協定に環境対策に関する規定がないため昨年、締結した。ただ、環境補足協定でも要請から締結まで六年かかっている
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http://www.asahi.com/articles/ASJ6Q3TQYJ6QTIPE01D.html?iref=comtop_list_pol_n01

翁長知事の平和宣言全文 沖縄全戦没者追悼式
2016年6月23日13時34分

     (追悼式で、平和宣言を読み上げる沖縄県の翁長知事
      =23日午後0時25分、沖縄県糸満市の平和祈念公園、
      上田幸一撮影)



■翁長雄志・沖縄県知事の平和宣言(全文)

 太平洋戦争最後の地上戦の行われた沖縄に、71年目の夏が巡ってまいりました。

 沖縄を襲った史上まれにみる熾烈(しれつ)な戦火は、島々の穏やかで緑豊かな風景を一変させ、貴重な文化遺産のほとんどを破壊し、二十数万人余りの尊い命を奪い去りました。

 私たち県民が身をもって体験した想像を絶する戦争の不条理と残酷さは、時を経た今でも忘れられるものではありません。

 この悲惨な戦争の体験こそが、平和を希求する沖縄の心の原点であります。

 戦後、私たちは、この沖縄の心をよりどころに、県民が安心して生活できる経済基盤を作り、復興と発展の道を懸命に歩んでまいりました。

 しかしながら、戦後71年が経過しても、依然として広大な米軍基地が横たわり、国土面積の0・6%にすぎない本県に、米軍専用施設の約74%が集中しています。

 広大な米軍基地があるがゆえに、長年にわたり事件・事故が繰り返されてまいりました。今回の非人間的で凶悪な事件に対し、県民は大きな衝撃を受け、不安と強い憤りを感じています。

 沖縄の米軍基地問題は、我が国の安全保障の問題であり、日米安全保障体制の負担は国民全体で負うべきであります。

 日米安全保障体制と日米地位協定の狭間(はざま)で生活せざるを得ない沖縄県民に、日本国憲法が国民に保障する自由、平等、人権、そして民主主義が等しく保障されているのでしょうか

 真の意味での平和の礎(いしずえ)を築くためにも、日米両政府に対し、日米地位協定の抜本的な見直しとともに、海兵隊の削減を含む米軍基地の整理縮小など、過重な基地負担の軽減を先送りすることなく、直ちに実現するよう強く求めます

 特に、普天間飛行場の辺野古移設については県民の理解は得られず、これを唯一の解決策とする考えは、到底許容できるものではありません

 一方、世界の国々では、貧困、飢餓、差別、抑圧など人命と基本的人権を脅かす、多くの深刻な課題が存在しています。

 このような課題を解決し、恒久平和を実現するためには、世界の国々、そして、そこに暮らす私たち一人一人が一層協調し、平和の創造と維持に取り組んでいくことが重要であります。

 私たちは、万国津梁(しんりょう)の鐘に刻まれているように、かつて、アジアや日本との交易で活躍した先人たちの精神を受け継ぎ、アジア・太平洋地域と日本の架け橋となり、人的、文化的、経済的交流を積極的に行うよう、今後とも一層努めてまいります。

 戦争の経験が息づく沖縄に暮らす私たちは、過去をしっかりと次の世代に継承し、平和の実現に向けて貢献を果たす上で大きな役割を担っているのです。

 本日、慰霊の日に当たり、犠牲になられた全ての方々に心から哀悼の誠を捧げるとともに、平和を希求してやまない沖縄の心を礎として、未来を担う子や孫のために、誇りある豊かさを作り上げ、恒久平和に取り組んでいく決意をここに宣言します。

 平成28年6月23日

  沖縄県知事 翁長雄志(おながたけし)
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http://www.tokyo-np.co.jp/article/column/editorial/CK2016062402000135.html

【社説】
沖縄慰霊の日 県民の苦難と向き合う
2016年6月24日

 沖縄県民の基本的人権はいつまで踏みにじられるのか。凄惨(せいさん)な地上戦、過酷な米軍統治、今も残る広大な米軍基地。私たちは県民の苦難と向き合い、今すべきことを「慰霊の日」を機に自問したい。

 太平洋戦争末期、国内で唯一、住民を巻き込んだ地上戦の戦場となった沖縄県。組織的戦闘が終わったとされる六月二十三日の慰霊の日に合わせて、きのう沖縄全戦没者追悼式が行われた。

 最後の激戦地となった糸満市摩文仁の平和祈念公園。翁長雄志知事は読み上げた平和宣言で熾烈(しれつ)な戦火を振り返り、「悲惨な戦争の体験こそが、平和を希求する沖縄の心の原点だ」と語った。

 沖縄戦では二十万人以上が犠牲となり、日本の独立回復後も沖縄は本土と切り離されて苛烈な米軍統治下に置かれた。本土復帰後も在日米軍専用施設の約74%という広大な米軍基地が残ったままだ。

 訓練による事故や騒音、米兵らの事件・事故などの米軍基地負担が、日本国憲法で認められているはずの県民の基本的人権を今も踏みにじる。最近では元米海兵隊員の女性暴行殺害事件も起きた。

 知事は平和宣言で、米兵らに特権的な法的地位を認める日米地位協定の抜本見直し、海兵隊削減を含む米軍基地の整理縮小、普天間飛行場の県内移設反対を訴えた。

 「広大な米軍基地があるがゆえに長年にわたり事件・事故が繰り返されてきた」ことを理由とした日本政府への異議申し立てだ。

 追悼式には安倍晋三首相も出席して「国を挙げて基地負担の軽減に一つ一つ取り組む」「米国とは地位協定上の軍属の扱いの見直しを行うことで合意し、現在、詰めの交渉を行っている」とあいさつした。これでは沖縄県民の悲痛な叫びに耳を傾けたとは言えまい

 十九日に行われた女性暴行殺害事件に抗議する県民大会で、被害者と同年代の玉城愛さんは「『第二の加害者』はあなたたちですと本土の責任をも問うた

 沖縄県側からの相次ぐ異議申し立ては、政治に携わる者だけでなく、私たち自身も重く受け止める必要がある。

 沖縄は本土決戦を遅らせるための「捨て石」だった日本政府は今もなお沖縄を、本土を米軍基地負担から守る「捨て石」にしようとしているのではないか。

 沖縄を軍事的要衝ではなく、アジア・太平洋地域と日本を結ぶ交流の拠点とするために何をすべきか。政府だけでなく、本土に住む私たちも真剣に考えたい。
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●鶴彬さんの「生きた世」…自公を支持する皆さんは人の親として「そんな世」を目指しているの?

2016年06月25日 00時00分54秒 | Weblog


asahi.comの中村尚徳記者による記事【(反骨の記録:8)17文字に込めた危機感】(http://www.asahi.com/articles/ASJ5H5JD3J5HPIHB01Y.html?iref=comtop_list_pol_f02)。

 《川柳作家・鶴彬…すぐに軍律違反で重営倉入りの懲罰を受け、31年には共産党系機関紙を配ったとして懲役2年の刑に。…真冬に水風呂に入れられるなどの拷問を受けた》。

   『●『石原莞爾/その虚飾』読了 (2/2)
     「「手と足をもいだ丸太にしてかへし
      万歳とあげて行った手を大陸へおいてきた
       /・・・鶴彬は、こうした刺し貫くような反戦川柳をつくって逮捕され、
         赤痢にかかって、手錠をかけられたまま、二十九歳で病死した」」

   『●閉塞の時代に: 安倍晋三首相の危険な「思い入れの強さ」
   『●「『平成の治安維持法』をつくった総理」の
       非常に危険な思い入れ、それに手を貸す責任
   『●戦争できる国へ: アベ様をはじめ
     自公議員・翼賛野党議員の皆様がまずは「丸太」に
   『●「敗戦70年 日本人は、戦争で何をしたのか」
        『週刊金曜日』(2015年1月9日、1022号)
   『●「女性が輝く社会」の「女性を愚弄した発言」…
      「タマ除けを産めよ殖やせよ勲章をやろう」(鶴彬さん)

 「あの時代」に、死を賭しているとしか思えない激しい反戦川柳を読んでおられる鶴彬さん。お名前だけは存じ上げていますが、ブログ主は不勉強で、その生涯をよくは知りません。でも、治安維持法など、鶴彬さんの「生きた世」は相当に過酷だったことは想像できます。
 いま、自公を支持する皆さんは人の親として「そんな世」を目指しているのでしょうか? これ以上アベ様の政が続き、閉塞の時代となることに、ブログ主は耐えられません。

   『●アベ様の「戦後70年談話」:
     「ああ、安倍談話さえなかったら!」が現実に一歩近づく・・・
   『●アベ王国の「一億総弓矢化社会」、 
     その矢で一体何人の子どもたちを刺し貫くつもりか?
   『●「ピーターパン症候群」のアベ様が語る途方もない「夢物語」
                      ~「息吐く様に嘘つく」「ボンクラ」~
   『●未来に投資しない国: 「そういうせりふは、
     ハコモノではなく、子どもたちのために言ってほしいものだ」
   『●カラスはやっぱり「黒い」: 「アベ様のNHK」的
      「政府が白というものを黒とは言えない」で良いのか?

   『●アベ様の政権の「暴走」許す、批判精神無き、「牙」無きメディア
   『●「薄っぺらで反知性的なタカ派が増殖している」
                    ・・・・・・アベ様達からして?

   『●失われる「メディアの作法、矜持」…
     「権力を監視する機能が失われ」、しかも、アベ様の「思う壺」
   『●スガ殿曰く「報道が萎縮するような実態は全く生じていない」
                …「日本は今や世界の笑い者」、恥ずかしい…
   『●アホらしき税収不足! 日本の「報道の自由度」72位で、
              「パナマ文書を調査しない国は…と日本くらい」
   『●斎藤貴男さん、大新聞社は「自分たちだけは例外。
        権力にオネダリして、そうしていただいたのである」
   『●2016年報道の自由度ランキング72位: 
     「メディアは二流ならば社会も二流」、アベ政治も…粗悪
   『●アベ様参院選公約「子育て…」: 「3歳児、おなかすいて盗んだ」
                     …アベ様のニッポン、病んでいないか?
   『●沖縄市民の民意: 民意を何度明確にすれば、
       アベ様や最低の官房長官らは理解しようとするのか?
   『●「最高責任者は私」だと嘯き、違法に壊憲する
       「ボンクラ」「嘘つき」は政権から引きずり下ろすしかない

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http://www.asahi.com/articles/ASJ5H5JD3J5HPIHB01Y.html?iref=comtop_list_pol_f02

(反骨の記録:8)17文字に込めた危機感
中村尚徳 2016年6月18日11時21分

     (大阪城公園にひっそりと立つ鶴彬の句碑=大阪市中央区)
     (林霊法が法主を務めたこともある百万遍知恩寺=京都市左京区)

     (「現代新聞批判」。門奈直樹さんが太田梶太の遺族から譲り受けた
      =門奈さん提供)
     (奈良女子大正門と記念館は長谷川テルが学んだ前身の
      奈良女子高等師範学校当時からある=奈良市)
     (「反軍演説」の後、斎藤隆夫が書いた書=兵庫県豊岡市)

 人知れず句碑は立つ。大阪城公園の緑地の片隅。川柳作家・鶴彬(つるあきら)は、ここにあった陸軍大阪衛戍(えいじゅ)監獄にとらわれていた。自由な世へ願いを込めたのか

 郷里の石川県かほく市にある鶴彬資料室によると、29年間の生涯で1千句余りの川柳を残した。15歳で地元紙に投稿し始めたころは叙情的な作品が多い。幼くして母親と別れ、父親も失った自らの境遇が影響したらしい。人生のはかなさを表現したような句もある。

    燐寸(まっち)の棒の燃焼にも似た生命

 養子に入ったおじの織物工場が昭和初期の恐慌にのみ込まれ倒産。仕事を求めて出た大阪で社会の底辺を見る。その後、上京しプロレタリア川柳を宣言した。かほく市の顕彰する会世話人、遠田勝良さん(73)は言う。「芸術至上主義でなく、現実に向き合う川柳でないとダメだとして、貧しい労働者や農民に寄り添いました

    食堂があっても食へぬ失業者

 1930(昭和5)年、金沢市の陸軍歩兵第7連隊に入隊。すぐに軍律違反で重営倉入りの懲罰を受け、31年には共産党系機関紙を配ったとして懲役2年の刑に。その時、送られたのが大阪衛戍監獄だった。

 真冬に水風呂に入れられるなどの拷問を受けた。33年、刑期を終え除隊となった。川柳を再開したが、朝鮮人など弱者へのまなざしは変わらなかった

    母国掠(かす)め盗(と)った国の歴史を復習する大声

    みな肺で死ぬる女工の募集札

 鶴の服役中、日本は中国侵略の足場づくりを進めた。出獄2年後、再び上京。作品にも「戦争」が映し出され始める。時代への抵抗や疑問が17文字に込められるようになっていく。

    ざん壕(ごう)で読む妹を売る手紙

    稼ぎ手を殺してならぬ千人針

 遠田さんは思う。「いとしい人も、貧しい人も、戦争に引きずり込まれてしまうという危機感があったのでしょう。非人間的なものへの憤りを感じます」

 中国との全面戦争が始まった37年の暮れ、治安維持法違反で再び逮捕される。そのころ柳壇には戦争を美化する句があふれていた鶴が発表した最後の6句が反国家的だ、と川柳人が特高に密告したとの説もある。

    手と足をもいだ丸太にしてかへし

    万歳とあげて行った手を大陸において来た

    胎内の動き知るころ骨がつき

 東京都内の留置場から病院に送られ、翌年9月、ベッドに縄で縛られ赤痢で死亡した。闇にゐる蕾が開く世を見ることはなかった

………。
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●争点は「壊憲」: アベ様「マニフェストのなかに書いてあります」!…「いちばん最後、たったの10行」

2016年06月24日 00時00分13秒 | Weblog


LITERA 本と雑誌の知を再発見』(http://lite-ra.com/)の水井多賀子氏による記事【『報ステ』党首討論で安倍首相が醜態! 終了1分遅れに逆ギレ、「改憲隠し」追及には唖然とする詭弁を連発】(http://lite-ra.com/2016/06/post-2359.html)。

 《これがこの国の総理大臣なのか……そう深い溜息をつかずにはいられなかった。…あれだけ「国民に丁寧に説明をする」と言っていたのに、この有り様見苦しいにも程があるが、…。…憲法改正こそが参院選における最大の争点》。

 自民党の支持率が急落しているとも言われている。今回の最後らしいが?、党首討論は相当に酷かったようだ。『朝日』憎しのアベ様の醜さも、再度、浮き彫りに。他の党首討論でも「司会者の問題」など、報道機関・マスコミにも大きな問題があったようです (例えば、【党首討論の司会で露骨な安倍首相贔屓をした古市憲寿読売・橋本五郎に非難殺到! 小沢、岡田攻撃もヒドすぎ】、http://lite-ra.com/2016/06/post-2358.html)。

 争点は「壊憲」です。三度目のアベノサギ、そんなものに騙される自公お維大地支持者と「眠り猫」の皆さん、マスコミがそれを助長しているのだから、救いようがない。記事にある通り、アベ様らは「争点隠し」に必死です。
 自民党の候補者で「壊憲」を第一声したのは、わずか一人だそうです。アベ様は、自信満々に《マニフェストのなかに書いてあります》!と述べたそうですが、……《いちばん最後、たったの10行》という有り様。2016年7月参院選後、あたかも白紙委任状が得られたかのごとく、三度目のアベノサギするための、姑息な「アリバイ作り」にしか過ぎません。自公お維大地支持者と「眠り猫」の皆さんは、参院選後、後悔することに絶対になります。

   《若者よ、戦争に行かず、選挙に行こう
                http://list.jca.apc.org/public/cml/2016-June/043954.html

 アベ様《が隠そうとするのなら選挙当日まで、憲法改正こそが参院選における最大の争点なのだということを、草の根ででも徹底して周知させていかなくてはならないだろう》。全く同感、何度でも、言い続けましょう、争点は「壊憲」

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http://lite-ra.com/2016/06/post-2359.html

『報ステ』党首討論で安倍首相が醜態! 終了1分遅れに逆ギレ、「改憲隠し」追及には唖然とする詭弁を連発
安倍晋三 憲法 水井多賀子 選挙 2016.06.22

     (自由民主党2016年特設サイトより)

 これがこの国の総理大臣なのか……そう深い溜息をつかずにはいられなかった。昨夜に放送された『報道ステーション』(テレビ朝日)の9党党首討論での出来事に、だ。

 討論は生放送ではなく当日に事前収録されたものが放送されたのだが、その中身は安倍首相の独演会状態。なぜなら他党代表が話している最中に「簡潔に申し上げます」と言って安倍首相が割って入り、長々と言いたいことをまくし立てたからだ

 しかも、番組の最後に民進党・岡田克也代表が、安倍首相の都合で党首討論が来週以降開かれないことに反発している最中に、安倍首相はイライラした様子で腕時計を指さし、こう声をあげた。

   「ちょっと6時に出なきゃいけないんだよ、飛行機の問題があるから!」

 あれだけ「国民に丁寧に説明をする」と言っていたのに、この有り様見苦しいにも程があるが、これにはさらに続きがある。時事通信によれば、安倍首相は収録後も「(収録は午後)6時までって言ったじゃないですか。びっしりなんですから、日程が」と司会者に詰め寄ったといい、朝日新聞も同様に〈首相は声を荒らげてさらに激しく抗議を続けた〉と報じている。しかも、収録が終わったのは当初の終了時刻である6時を1分過ぎただけだった。

 人の話も聞かずさんざん喋り倒して、たった1分遅れただけで激昂し、司会者に抗議するって……。喋って長引かせたのはお前だろう、というより、その時間があるならさっさと空港に向かえばいいのに……。

 いまに始まった話ではないにしろ、大人としてあまりにも恥ずかしすぎる醜態を晒した安倍首相。テレビの前でウンザリした視聴者も多かっただろうと思うが、昨夜はそうした残念感のさらに上をゆく、はっきり言って有権者をバカにしているとしか思えない問題があらためて浮かび上がった。

 それは、安倍首相が選挙の争点からなんとか外そうと躍起になっている、憲法改正の問題だ。

 それが、いざ参院選を目前にすると、憲法改正の話題を“封印”街頭演説では憲法改正に一言もふれないという“争点隠しを行っている。

 昨夜の『報ステ』では、この言行不一致の理由を富川悠太キャスターが安倍首相に質問。すると、安倍首相は、“演説時間は15分しかない”だの“経済政策も地域再生も一億総活躍社会も外交も訴えなきゃいけないだのと言い訳を並べ、このように述べた。

   「憲法改正しますって言ったって、それはあまりにもアバウトじゃ
    ないですか。ですから、そういうことには時間は割いていません」

   「しかし、マニフェストのなかに書いてあります

 アバウトだから時間は割かないと言うが、街頭演説ではたっぷりと時間を費やして野党批判に精を出しているではないか。しかも、自民党がマニフェストで憲法改正にふれているのは、いちばん最後たったの10行だ。討論中に生活の党と山本太郎となかまたちの共同代表である山本太郎氏は「思い出していただきたい。昨年夏の安保法制、どのような方法で行われたか。マニフェストの最後のほう271番目にちょこんと書かれていただけでも、いちばん国会で時間を使ってそれを達成した」と指摘したが、まさにその通り。安倍首相は、選挙前は改憲の話に口をつぐんでいても、いざ議席を確保すれば「憲法改正は国民の信任を得ている」などと言い出すのは目に見えている

 だが、安倍首相の屁理屈はまだまだつづいた。とくに失笑を禁じ得なかったのは、こんな詭弁だ。

   「これ、ヘンな話なんですがね、憲法改正反対してる人たちが
    『安倍さん(改憲の話を街頭演説で)言うべきだ』と言うね。
    なんともこれ、逆転している現象が(笑)。ヘンなんです。
    ヘンだと思いませんか?」

 いや、全然ヘンじゃないんですが、という話である。そもそも、そうした批判があがるのは安倍首相が国民を目くらまししようと意図的に改憲の話題を避けているからであって、自民党改憲草案が示している人権の制限や個人の個性を否定する内容を隠したまま選挙を行うのは、国民への背信行為にほかならない。やましいことがないならはっきり話せばいいだけなのに、それを「ヘンな話ですね」と混ぜ返すのは、安倍首相お得意の“論点のすり替え”だ

 さらに、である。安倍首相は憲法9条改正に手を付ける気でいるのかを問いただされると、「自民党は改正案をお示ししている」と言いながらも、つづけてこう話した。

   「これまだ賛成してるのは我が党の議員だけですから。
    (改憲発議に必要な議席数)3分の2、はるか遠いですね? 
    これはいまの段階では100%不可能ですし、我が党が
    参議院選挙で3分の2とるのも100%不可能ですし、
    自民党・公明で3分の2をとるのも、おそらくこれ100%不可能ですよ」

 憲法9条は変える気でいると言いながら、「はるか遠い」と言うのは、選挙に影響するのを恐れての、たんなるごまかしだ。その上、改憲への協力を公言するおおさか維新の存在をネグり、参院選で自公が3分の2の議席をとるのも「100%不可能」などと言うのは、憲法改正に不安をもっている人びとを油断させ、かつ支持者に危機感をもたせようという腹の内なのだろう。一体、どこまで国民を愚弄すれば気が済むのか。

 しかも、安倍首相は、改憲に向けて「次の国会から憲法審査会をぜひ動かしていきたい」と明言。「(憲法審査会という)委員会があるのに、動かさないほうがおかしいでしょ?」とさえ言ったが、これもとんだ暴言だ

 というのも、昨年、開かれた憲法審査会では、自民党推薦の長谷部恭男・早稲田大学教授を含む憲法学者3名が安保法制を「違憲」と断じたことで、自民党は真っ青になって憲法審査会での審議を事実上ストップさせた不都合な事態に陥ったことで審議をやめてしまったくせに「動かさないほうがおかしいでしょ?」とはよく言ったものである

 しかし、ここに参院選の結果次第では恐ろしい状況になりかねない可能性が秘められている。もし、おおさか維新など含めた改憲勢力が3分の2の議席を確保することになれば、当然、この憲法審査会でも与党が主導権をもって改憲への議論を押し進めていくことになる。そして、安保法制のときのように強行して国会で可決にもち込まれれば、改憲を問うための国民投票は発議から60日以後180日以内で行われる。つまり、国民が満足な議論を行うだけの時間もないまま、あっという間に国民投票に突入してしまうのだ。

 安倍首相がどれだけ憲法改正を「はるか遠い」と言っても、それは本心などでは断じてない本人が隠そうとするのなら選挙当日まで、憲法改正こそが参院選における最大の争点なのだということを、草の根ででも徹底して周知させていかなくてはならないだろう。

水井多賀子
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●争点は「壊憲」: アベノサギを見逃し「眠り猫」となれば、「未来に向けた道」を閉ざすことに

2016年06月23日 00時00分33秒 | Weblog


東京新聞の社説【参院選 きょう公示 「安倍政治」の信を問う】(http://www.tokyo-np.co.jp/article/column/editorial/CK2016062202000137.html)。

 《問われるべきは三年半にわたる「安倍政治」そのものだ。…◆憲法の争点化避ける棄権や浅慮の「お任せ民主主義」ではなく、自らの意思を示すことだけが未来に向けた道を開くと信じたい》。

 争点は「壊憲」であり、三度目のアベノサギに騙されれば、命取り。
 今朝のクロノスの(もちろん恣意的なフィルターが掛かっているのだろうけれども)若者へのインタビューの答えが「あんまり」で、朝っぱらから酷く落ち込みました。「眠り猫」は、自分の首を絞めるだけだ。戦場という泥沼に足をすくわれ、経済的徴兵制悪徳企業型徴兵制で「人殺し」に行かされることを厭わない、世界の軽蔑を浴びながら「死の商人」となることを恥かしいと思わないのであれば……本当にそれでいいの?

 CMLの記事【[CML 043851] 安保法制違憲訴訟お疲れ様でした・ 報道 東京新聞 6月20日(夕)】(http://list.jca.apc.org/public/cml/2016-June/043954.html)からの引用:

   《私たちは若者を戦場に送らない、

    若者よ、戦争に行かず、選挙に行こう

    私たちは法治国家、立憲主義を守ります。》

 投票に行きましょう、お願いします。

   『●争点は「壊憲」: 「ドアホノミクス」の頓挫を認めては? 
      …座礁したアベドアホノ丸・船長の虚しき言い訳
   『●争点は「壊憲」:2016年7月参院選で「ネジレ」を
       取り戻さねば、アベ様は「白紙委任状」とばかりに…
   『●争点は「壊憲」: 頓挫が明確な「ドアホノミクス」の
        是非を問うという詐欺的手口…鎧の下の剣「壊憲」
   『●争点は「壊憲」:2016年7月参院選が終われば、
       自公が争点にもしない「壊憲」へ…三度目のアベノサギ
   『●「最高責任者は私」だと嘯き、違法に壊憲する
      「ボンクラ」「嘘つき」は政権から引きずり下ろすしかない
   『●争点は「壊憲」: 「選挙で勝てば一転、
     「信任を得た」とばかりに突き進む手法」=三度目のアベノサギ
    「争点は壊憲。「選挙で勝てば一転、「信任を得た」とばかりに
     突き進む手法」=アベノサギ。《特定秘密保護法安全保障関連法
     制定がその例》であり、今度で三度目のアベノサギ。自公は争点にもせず、
     選挙で訴えもしない「壊憲」を、選挙後に、進めます。引き返す、
     最後のチャンスでではないでしょうか? 
     「20XX年、再び戦争が始まった…」でいいのでしょうか…」

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http://www.tokyo-np.co.jp/article/column/editorial/CK2016062202000137.html

【社説】
参院選 きょう公示 「安倍政治」の信を問う
2016年6月22日

 参院選がきょう公示される。安倍晋三首相は自らの経済政策を最大の争点と位置づけるが、問われるべきは三年半にわたる「安倍政治」そのものだ。

 きのう行われた日本記者クラブ主催の九党首討論会。自民党総裁でもある安倍首相は自らの経済政策「アベノミクス」について「有効求人倍率は二十四年ぶりの高い水準になった。その成果を出してきた」と強調した。

 首相は参院選を、来年四月に予定していた消費税率10%への引き上げを二年半、再び延期する「新しい判断」について「国民の信を問う」選挙と位置付けている。


◆成長重視政策の是非

 首相自身が成果を上げたと自信を深めるアベノミクスを「最大の争点」にして支持を取り付け、政権運営の原動力としようというのが、首相の思惑なのだろう。

 逆進性が高く、景気に悪影響を与える消費税の増税見送りは妥当だとしても、増税できる経済状況をつくり出せると豪語していた公約を実現できなかった「失政」を不問に付すわけにはいかない

 成長重視のアベノミクスは格差を拡大し、個人消費を低迷させたと指摘される。そもそも正しい政策だったのか、一方、野党側の経済政策に実現性や妥当性はあるのか。各党、各候補の主張に耳を傾け、公約を比較して、貴重な票を投じる際の判断材料としたい。

 私たちの暮らしにかかわる経済政策は重要だが、それにばかり気を取られていてはいられない。今回の参院選は従来にも増して、日本の将来を大きく左右する可能性を秘めた選択になるからだ。

 最大の岐路に立つのが、首相自身が二〇一八年九月までの自民党総裁在任中に改正を成し遂げたいと明言した憲法である。


憲法の争点化避ける

 自民、公明の与党は衆院で三分の二以上の議席を有し、参院選で自公両党と「改憲派」のおおさか維新の会、日本のこころを大切にする党を合わせて三分の二以上の議席を得れば、衆参両院で憲法改正の発議に必要な議席に達する

 首相は憲法改正について「選挙で争点とすることは必ずしも必要はない」と、参院選での争点化を避けているが、安倍内閣の下での過去の選挙を振り返り、政権の意図を見抜く必要があるだろう。

 例えば一三年の前回参院選。首相は「三本の矢」政策の成果を強調し、首相自ら「アベノミクス解散」と名付けた一四年の衆院選では、消費税率10%への引き上げを一年半延期して「景気回復、この道しかない」と訴えかけた。

 首相は経済政策を掲げて二つの国政選挙に勝利したのだが、参院選後に成立を急いだのは公約ではひと言も触れていない特定秘密保護法である衆院選後には憲法違反と指摘される安全保障関連法の成立も強行した。

 選挙であえて争点化せず選挙が終われば多くの国民が反対する政策を強行するのは、安倍政権の常とう手段とも言える。国の在り方を定める憲法で、同じ手法を採ることが許されるはずがない

 参院選では、政策はもちろん、野党を含めた合意形成の努力を怠り、選挙で「白紙委任」されたとばかりに数の力で押し切ろうとする安倍政権の政治姿勢や政治手法の是非も厳しく問われて当然だ

 「安倍一強」の政治状況に歯止めをかけるため民進、共産、社民、生活の野党四党は選挙の勝敗を大きく左右する三十二の「改選一人区」のすべてで候補者を一本化して選挙戦に臨む。

 自民党を利する野党候補乱立を避けるため、「野党は共闘」と求めた市民の声に応えたものだ。

 理念・政策の違いは残るが、歴代内閣が継承してきた憲法解釈を一内閣の判断で変えて安倍内閣がないがしろにしたと指摘される立憲主義の回復と憲法違反と指摘される安保関連法の廃止は共闘の大義に十分なり得る。選挙戦では中傷合戦に陥ることなく、堂々の政策論争を交わしてほしい。

 公職選挙法が改正され、選挙権年齢が「二十歳以上」から「十八歳以上」に引き下げられた。七十一年ぶりの参政権拡大だ。


自ら意思示してこそ

 今回の参院選では二十歳になった人に加え、十八、十九歳の約二百四十万人が有権者に加わる。

 高齢者層に比べて若年層の投票率は低いが、年齢に関係なく同じ重みの一票だ。多少手間がかかっても各党・候補者の公約を比較して投票所に足を運んでほしい

 自分の考えに合致する投票先が見当たらなかったら「よりまし」と考える政党や候補者に託すのも一手だろう。棄権や浅慮の「お任せ民主主義」ではなく、自らの意思を示すことだけが未来に向けた道を開くと信じたい
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●縄をなっているのは「ドロボウ」ばかり、というお話…それでもOKという皆さんの気が…

2016年06月22日 00時00分11秒 | Weblog


nikkansportsのコラム【政界地獄耳/東京都議、都知事よりずさん】(http://www.nikkansports.com/general/column/jigokumimi/news/1664533.html)。

 《都連会長・石原伸晃指導力の欠如や、都議会自民党の面々のお粗末さは、あたかも舛添が悪で自らが正義のような振る舞いだが、前知事・猪瀬直樹といい、舛添といい、それを担いでおいて引きずり降ろすやり方は製造者責任が問われても仕方があるまい》。

 縄をなっているのは「ドロボウ」ばかり、というお話。「空疎な小皇帝石原慎太郎東京「ト」知事から数えて、4代続けて、どうせロクでもない知事が誕生するのでしょう、きっと。だって、知事以上にずさんな政務活動費の運用を堂々と行》っているような都議、そして、自公都議が支配する都議会ですもの。これでも、これまで三代続けて投票してきた都民の皆さんが投票行動を変えるとは思えませんので、「眠り猫」の皆さんを揺り起こせるような知事を野党が出せるかどうか?、にかかっています。

   『●「安倍首相の暴走と「妄想」」 
           『週刊金曜日』(2014年2月7日号、978号)について
   『●崩壊への第一歩は始まっている:
          6回目の失望下の祝当選、でも近々またしても都知事選がある予感
   『●「吸「血税」」・・・ 
       舛添新東京都知事の都政、その崩壊は案外早目かも?
   『●「吸「血税」」・・・舛添新東京都知事の都政、その崩壊は既に始まっている
   『●吸「血税」氏引責と「不適切だが違法でない」
      …東京地検が認めなくとも「あっせん利得」は「違法」では?
   『●泥棒に縄(政治資金規正法やあっせん利得処罰法)をなわせても
                       …「不適切だが違法でない」が続くだけ

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http://www.nikkansports.com/general/column/jigokumimi/news/1664533.html

政界地獄耳
2016年6月17日9時8分 紙面から

東京都議、都知事よりずさん

 

 ★案の定、都知事・舛添要一を守ろうとしながらも、グリップしきれず、最後は追い込む形になった自民党都連。都連会長・石原伸晃指導力の欠如や、都議会自民党の面々のお粗末さは、あたかも舛添が悪で自らが正義のような振る舞いだが、前知事・猪瀬直樹といい、舛添といい、それを担いでおいて引きずり降ろすやり方は製造者責任が問われても仕方があるまい

 ★まして、知事以上にずさんな政務活動費の運用を堂々と行いリオ五輪も多額の公費を使い大視察団を編成するなど、今後は都議たちに舛添を責めたブーメランが返ってくることになるだろう。もし都議会の解散が回避されたと安堵(あんど)しているのなら大間違いだ。1回約40億はかかるという都知事選挙の費用は民主主義の対価だとしても4年で3回も知事選を行うなど候補者選定の間違いや、都の有権者に優良候補者と信じ込ませた罪は重い。すべて税金で賄われることを考えれば都民への負担は大きく、その予算が福祉や教育、耐震対策など適切に運用されていたならばと考えたくもなる。もし反省しているのならば自民党都連や都議は給料の引き下げや、政治資金の在り方について都独自の改正案を早急に策定すべきだろう。

 ★一方、ポスト舛添については早速、御用評論家たちが都民にはほぼ無名の民進党衆院議員・長島昭久の名前を出し始めた。自民党から出しにくいポスト舛添の候補者を民進から出し、側面支援で乗り切ろうという判断だ。しかし都議は自民、公明が圧倒的多数を占め、民進党は野党第2党。結局、長島は取り込まれるだけになる。政界関係者が言う。「自公が民進の長島で来るなら、野党統一候補は自民党衆院議員の小池百合子を擁立すればいい。お互い他党に手を突っ込んでくるなら、そのくらいの戦略が必要だ」。ポスト舛添の仁義なき戦いが始まった。(K)※敬称略
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●争点は「壊憲」: 「選挙で勝てば一転、「信任を得た」とばかりに突き進む手法」=三度目のアベノサギ

2016年06月21日 00時00分47秒 | Weblog


asahi.comの社説【参院選 改憲の是非 正面から問わぬ不実】(http://www.asahi.com/paper/editorial.html?iref=comtop_shasetsu_01)。

 《その中で、与党側からぱったり聞こえなくなったのが憲法改正をめぐる議論である…自民党が公約で憲法改正について触れているのは、26ページの冊子の末尾の2項目だ。…自民党と連立を組む公明党は、公約で憲法改正に触れていない。山口代表は「議論が成熟しておらず、参院選の争点にはならない」と説明する》

 争点は壊憲。「選挙で勝てば一転、「信任を得た」とばかりに突き進む手法」=アベノサギ。《特定秘密保護法安全保障関連法の制定がその例》であり、今度で三度目のアベノサギ。自公は争点にもせず、選挙で訴えもしない「壊憲」を、選挙後に、進めます。引き返す、最後のチャンスでではないでしょうか? 「20XX年、再び戦争が始まった…」でいいのでしょうか…。


   『●20XX年、再び戦争が始まった…: 
      立憲主義を否定し、クーデターで壊憲しといて、そりゃぁないでしょ
   『●争点は「壊憲」: 「ドアホノミクス」の頓挫を認めては? 
      …座礁したアベドアホノ丸・船長の虚しき言い訳
   『●争点は「壊憲」:2016年7月参院選で「ネジレ」を
       取り戻さねば、アベ様は「白紙委任状」とばかりに…
   『●2016年報道の自由度ランキング72位: 
      「メディアは二流ならば社会も二流」、アベ政治も…粗悪
   『●争点は「壊憲」: 頓挫が明確な「ドアホノミクス」の
        是非を問うという詐欺的手口…鎧の下の剣「壊憲」
   『●争点は「壊憲」:2016年7月参院選が終われば、
       自公が争点にもしない「壊憲」へ…三度目のアベノサギ
   『●室井佑月さん「金をバラまくだけの日本…米国の手下ですよ、
                   という世界中へのアピール」…恥ずかしい
   『●吸「血税」氏引責と「不適切だが違法でない」…
      東京地検が認めなくとも「あっせん利得」は「違法」では?
   『●泥棒に縄(政治資金規正法やあっせん利得処罰法)を
         なわせても…「不適切だが違法でない」が続くだけ
   『●「最高責任者は私」だと嘯き、違法に壊憲する
      「ボンクラ」「嘘つき」は政権から引きずり下ろすしかない


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http://www.asahi.com/paper/editorial.html?iref=comtop_shasetsu_01

参院選 改憲の是非 正面から問わぬ不実
2016年6月17日(金)付

 各政党の党首らが街頭演説に繰り出し、公約も出そろって参院選は事実上スタートした。

 その中で、与党側からぱったり聞こえなくなったのが、憲法改正をめぐる議論である。

 安倍首相の最大の政治目標が憲法改正であるのは周知の事実だ。先の国会では「参院選でも訴えていきたい」「私の在任中に成し遂げたい」と強い意欲を何度も示してきた

 ところが、これまでの街頭演説では一切、触れていない

 民進党の岡田代表が、安倍政権による9条改正反対を公約の2本柱のひとつに掲げ、街頭演説でも力を込めて訴えているのとは対照的だ。

 憲法改正は、日本国民が戦後経験したことのない極めて大きな政治テーマだ。それを実行したいなら、最大の争点と位置づけてしかるべきだ。

 それなのに、首相は国会中の雄弁とは打って変わって口をつぐむ。この姿勢は不可解であり、争点隠しの意図があるなら不誠実と言わざるを得ない。

 自民党が公約で憲法改正について触れているのは、26ページの冊子の末尾の2項目だ。

 この参院選から導入される、県境をまたぐ合区を解消するため、「憲法改正を含めそのあり方を検討します」とうたい、次に「衆議院・参議院の憲法審査会における議論を進め、各党との連携を図り、あわせて国民の合意形成に努め、憲法改正を目指します」と記している。

 合区の解消から改憲に取り組むのかと思いきや、稲田政調会長は「そこはさまざまな考え方がある」とはっきりしない

 これでは憲法改正といってもどの条文を、どのように改正するのか、有権者には相変わらずわからないままだ

 一方、自民党と連立を組む公明党は、公約で憲法改正に触れていない。山口代表は「議論が成熟しておらず、参院選の争点にはならない」と説明する。

 自民、公明の両与党とも、国民に正面から憲法改正を問おうとしない。それで両党とその補完勢力で改憲発議に必要な3分の2の議席を得たとしても、改憲論議を一気に進めることが許されるはずがない

 安倍政権はこれまで、世論が割れる政策については選挙の際に多くを語らず、選挙で勝てば一転、「信任を得た」とばかりに突き進む手法をとってきた。特定秘密保護法安全保障関連法の制定がその例だ。

 公約の末尾に小さく書かれた「憲法改正」の4文字。これを、同様の手法を繰り返す伏線とさせるわけにはいかない。
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●関電による執行停止の申し立てを却下: 相変わらず「「安全より効率、命より経済」を優先」を関電は主張

2016年06月20日 00時00分49秒 | Weblog


毎日新聞の大原一城記者による記事【高浜原発 再稼働認めず 関電申し立て却下 大津地裁】(http://mainichi.jp/articles/20160617/k00/00e/040/166000c)。

   『●画期的! 福井地裁樋口英明裁判長、  
     高浜3、4号機再稼働差止仮処分決定・・・「直ちに効果が発生」!!
   『●高浜原発「差し止め」、国民を守る司法判断:
       寄生委の新規制基準は「緩やかにすぎ、合理性がない」

   『●大津地裁山本善彦裁判長、 
      高浜原発3、4号機の運転を差し止める仮処分決定!
   『●金沢地裁・井戸謙一元裁判長「「原子炉を運転してはならない」。
                      自ら発した声に法廷はどよめいていた」
   『●「効率より安全、経済より命」: 井戸謙一元裁判長、 
       樋口英明・山本善彦裁判長の声は班目春樹氏には…?
   『●歴史的役割踏まえた原発に頼らない国へ: 
      「人の命と安全は経済性に優先する」=「人格権の尊重・倫理」
   『●熊本大分大地震の最中、「狂ったゴジラ」=
     関西電力高浜原発1、2号機を野に放つ原子力「規制」委員会
   『●高浜「寿命核発電所」延命、「安全より経済優先の
         時代へと逆戻り」…「規制緩和」委員会(©東新)


 《関電による執行停止の申し立てを却下した。関電が決定取り消しを求めて申し立てた保全異議の審理(異議審)が終わるまで、再稼働は不可能になった》。

 大津地裁山本善彦裁判長だからこそ、なんとか何とか踏ん張った。「決定への異議」(保全異議の審理(異議審))の判断までは停止が続きます。「決定への異議」を「認めない」という判断に期待しています。「認める」=「再稼働へ」にしろ、「認めない」=「停止続く」にしろ、住民側も関電側も抗告するでしょうから、大阪高裁の抗告審で再び判断されることになるそうです。そこまでは裁判は続くことになるようです。「関西電力の今後の手続きの流れ」はココ(http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/list/201606/images/PK2016061702100181_size0.jpg)。
 大阪高裁では、よほどの裁判長に恵まれなければ、「運転禁止の執行停止」を認めるでしょうね、きっと。人事での反撃があるはずです、《各裁判所の人事権を握る最高裁の意向が反映》されるそうですから。

   『●「仏様のおかげ」はもう期待しない方がいい: 
     高浜原発、「このゴジラが最後の一匹だとは思えない」
   『●なぜ命を軽々しく賭して、「たかが電気」のために 
     核発電する必要があるのか? 次も神様・仏様は居るか?
   『●核発電信者・値上げ脅迫の関電「再稼働差し止めの
        仮処分決定」執行停止申し立て・・・福井地裁が却下
   『●①福井地裁「高浜仮処分」取消の背景《政府の意向》に従う
             《各裁判所の人事権を握る最高裁の意向が反映》
    「ニッポンの司法は、残念ながら、最高裁という幹から腐っている…。
     福井地裁に、既に、3人の「ひらめ」「ヒラメ」が送り込まれていたことが、
     ショックだ」

   『●②福井地裁「高浜仮処分」取消の背景…《政府の意向》に従う
             《各裁判所の人事権を握る最高裁の意向が反映》
   『●鹿児島地裁に川内原発再稼働差し止めを却下されてしまった・・・
                        判決に東京新聞も毎日新聞もダメ出し
   『●「怒」、九州電力川内原発再稼働というパンドラの箱: 
          国破れて、山河も無し・・・となってもいいのか?
   『●九州電力川内核発電所、「住民の命に関わる重大事」を 
           「審査さえパスすれば、約束をほごにしてもいい」?
   『●大変に残念…福岡高裁宮崎支部の西川知一郎裁判長、
                 「川内原発停止認めず、住民抗告退ける」


 《運転停止に伴い火力発電の燃料費がかさみ損失が生じている》。

 それにしても、この傲慢な関電の主張…3.11以降の関電自身の能無し、無能さを棚上げしておいて、よく言えたものである。核発電信者、核発電「麻薬」中毒患者な関電は、新たなエネルギー政策に進むことがいくらでもできたはずなのに、住民を「値上げ脅迫」することしかしてこなかった。怠慢。

   『●「値上げ脅迫」: 無策の関西電力・・・ 
       東京電力原発人災以降、一体何をやってきたのか?
   『●核発電信者・値上げ脅迫の関電「再稼働差し止めの
        仮処分決定」執行停止申し立て・・・福井地裁が却下
   『●「けん制」? いや、「恫喝」でしょ? 
     関西電力八木誠社長が大津地裁と「地元」市民を脅す!
   『●「二度と原発事故を起こして欲しくないという思いで、
          司法手続きに沿って申し立てをした人への脅迫」

 asahi.comの記事【高浜原発、運転差し止め続く 関電申し立てを地裁が却下】(http://www.asahi.com/articles/ASJ6K3543J6KPTIL004.html?iref=comtop_8_02)によると、《関電は3月の仮処分決定を「科学的知見をふまえず、主観的な危惧・不安から短絡的に結論づけた」と批判。差し止めの経済的損失は1日約3億円にのぼり、予定していた電気料金値下げの見送りで市民生活や経済活動に大きな影響が出ていると主張》していたそうです。
 つまり、自分たちの無能さ、怠慢さを棚上げし、相変わらず「「安全より効率、命より経済」を優先」を関電は主張している訳です。そんなことを認めるニッポンの裁判官が居ることに、身震いします。

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http://mainichi.jp/articles/20160617/k00/00e/040/166000c

高浜原発
再稼働認めず 関電申し立て却下 大津地裁
毎日新聞2016年6月17日 10時51分(最終更新 6月17日 11時26分)

 関西電力高浜原発3、4号機(福井県高浜町)の運転差し止めを命じた仮処分決定について大津地裁は17日、関電による執行停止の申し立てを却下した。関電が決定取り消しを求めて申し立てた保全異議の審理(異議審)が終わるまで再稼働は不可能になった

 運転差し止めの仮処分は2015年1月に滋賀県の住民29人が申し立て、大津地裁は今年3月9日に訴えを認めて稼働中の原発を停止させる全国初の決定を出した。地裁は決定理由で、新規制基準に疑義があり避難計画も不備だとし、「人格権が侵害される恐れが高いのに、安全性の説明が尽くされていないと指摘した。

 関電は同14日、仮処分決定そのものの取り消しを求める保全異議と、これを審理する異議審の結論が出るまでの仮処分の執行停止を申し立てた。審理はいずれも、運転差し止めの仮処分決定をした山本善彦裁判長が担当している。関電は新証拠を出さず、「仮処分理由にある地震防災の記述などについて事実誤認がある運転停止に伴い火力発電の燃料費がかさみ損失が生じているなどと主張していた。

 住民側も地震・津波防災の不備を改めて主張し、「執行停止の要件は厳格で認められた事例は極めて少ない」として速やかな却下を求めた。

 民事保全法では仮処分決定後に、取り消しの原因となることが明らかな事情があり、償うことができない損害が生じる恐れがあると説明された場合に限り、執行を停止できるとしている。

 異議審は5月10日の第1回審尋で法廷審理が終わり、6月10日に関電と住民の双方が追加書面を出し主張を終えた。地裁は今夏にも結論を出すとみられ、少なくともそれまで高浜3、4号機は稼働できない状態が続く。【大原一城】
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●ギャラクシー賞受賞: 「報道への圧力が高まるテレビ界の危機的状況に対し、警鐘を鳴らす…」

2016年06月19日 00時00分51秒 | Weblog


LITERA 本と雑誌の知を再発見』(http://lite-ra.com/)の都築光太郎氏による記事【報ステ、国谷のギャラクシー賞受賞でネトウヨ=安倍応援団が「偏向報道大賞」と攻撃! その権力の犬ぶりに絶句】(http://lite-ra.com/2016/06/post-2305.html)。

 《例の極右団体「…」が、…などと攻撃していた。このような団体が激怒するという点でその報道の正当性が浮き彫りになるかのようだ…。今回の『報ステ』受賞は、報道への圧力が高まるテレビ界の危機的状況に対し、警鐘を鳴らすという意味合いも込められていた》

 アベ様の取り巻きの例の「ト」な団体がまたしても、「ト」な動き。心ある報道機関、ジャーナリスト、その他、「ト」な団体の攻撃を受けている皆さん、どうか負けないでもらいたいです。攻撃されればされるほど、その報道や言論の《正当性》が示される訳で、本ブログ主は何の力にもなりはしませんけれども、陰ながら強く支持しています。

   『●岸井成格氏を支持する: 「TBSは今日、再び、
       死んだに等しいと思います」なんてことが起こらぬために
   『●「TBSは今日、再び、死んだに等しいと思います」
      なんて方向に進んでいないか? 報道は見て見ぬふり?
   『●スガ殿が「粛々」とジャーナリズムを破壊していく
             ~「安倍政権の圧力、狡猾なやり口」~
   『●いま、「陰謀論丸出し」でアベ様の取り巻きが
        攻撃を開始: 吉永小百合さんを断固支持する
   『●東電核発電人災から5年: 「今や世界の笑い者…
       政権批判をいとわないキャスターの首を差し出した」

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http://lite-ra.com/2016/06/post-2305.html

報ステ、国谷のギャラクシー賞受賞でネトウヨ=安倍応援団が「偏向報道大賞」と攻撃! その権力の犬ぶりに絶句
【この記事のキーワード】ネトウヨ, 都築光太郎 2016.06.04

     (古舘プロジェクト公式サイトより)

 昨日もお伝えしたように、『報道ステーション』(テレビ朝日)のふたつの特集が、2日に発表された第53回ギャラクシー賞・テレビ部門大賞に輝いた。受賞した特集は、ジョセフ・スティグリッツ教授がインタビューに応じ、アベノミクスを批判した「ノーベル賞経済学者が見た日本」、安倍首相が憲法改正で新設を目論んでいる緊急事態条項ヒトラーが独裁のために悪用した国家緊急権の共通性を暴いた「独ワイマール憲法の“教訓”」だ。

 いずれも視聴者の知る権利を守る重要な内容で、この『報ステ』大賞受賞には「納得の受賞」「真摯な報道が認められることは良いこと」と評価する声が挙がったが、一方でネット右翼がまたしても猛反発。「“偏向報道”大賞だ」とバッシングを繰り広げている

 そもそも、この「独ワイマール憲法の“教訓”」は、例の極右団体「放送法遵守を求める視聴者の会」が、以前より「洗脳報道」「国際的なスキャンダル」「安倍総理がヒトラーなのではない、古舘伊知郎氏こそがゲッペルスではないか?!」などと攻撃していた。このような団体が激怒するという点その報道の正当性が浮き彫りになるかのようだが、今回、『報ステ』が受賞したことにくわえて、大賞に次ぐ優秀賞3本のひとつにNNNドキュメント'15 南京事件 兵士たちの遺言(日本テレビ)が選ばれたこと、さらに特別賞を『クローズアップ現代』元キャスターの国谷裕子氏が受賞したことから、ネトウヨが大挙して「左がかっている」「日本の国益を損ね貶める」「偏りは偏りを選ぶんだね」とギャラクシー賞を非難。「“ギャラクシー”ってことはサムスン=韓国が関わっている」などという事実無根の陰謀論までが飛び出す始末となっている。

 まさに「やれやれ」と言うほかないが、はたしてネトウヨは、今年の優秀賞に選ばれた人気バラエティ番組『家、ついて行ってイイですか?』(テレビ東京)や、第51回に大賞に輝いた『あまちゃん』(NHK)といった番組も「左がかっている」とでも言うのだろうか。さすがにそれは無理がありすぎる話だ。というより、ギャラクシー賞が一貫してこうしたバラエティやドラマも報道やドキュメンタリーと同じ土俵の上で評価してきたことを考えると、じつにフラットな賞であることがわかるはずだ。

 しかも、まるでギャラクシー賞が昨日今日できたような賞だと思っている輩も多いようだが、1963年に創設された歴史ある賞であり、その独立性の高さから、放送界ではもっとも権威ある賞として有名なものだ。

 “お手盛り”ではなく、放送批評家やメディア研究者などが自主独立して放送を論じる。このように長きにわたって日本の放送批評をリードし、信頼を高めてきたギャラクシー賞が、ニュース番組として初めて『報ステ』を大賞に選んだことには大きな理由があるはずだ

 実際、2日の贈賞式では、テレビ部門委員長の丹羽美之・東京大学大学院准教授は、古舘氏や国谷氏のキャスター降板について「このまま自由にものが言えなかった時代に逆戻りしてしまうのではないか、という不安も大きくなりました」とテレビに対する視聴者の実感を語り、「私たちはものがはっきり言える、言いたいこと、言うべきことをきちんと言える、そういうテレビ番組を応援したいと思っていますし、そういう番組がつくられていくことがこの国のテレビジャーナリズム、民主主義の成熟度を図るバロメーターになるという思いで選考に当たりました」と述べた。

 つまり、今回の『報ステ』受賞は、報道への圧力が高まるテレビ界の危機的状況に対し、警鐘を鳴らすという意味合いも込められていたのだろう。逆に言えば、今回受賞した『報ステ』の特集を「偏向報道だ!」と叫ぶ者たちの声が強まれば権力への忖度を促すことになっていく。だが、真っ当なジャーナリズムは本来、「言うべきことをきちんと言える」ものであり、そうした放送こそが評価に値するという姿勢をあらためて示した今回の選考は、左とか右といった思想性云々ではなく放送・報道のあるべきかたちを問うたのだ。

 現に、受賞した番組制作者たちは、テレビの現状を物語るスピーチを行っている。今回、「徹底した現場主義と映像媒体の長所を生かした王道の調査報道」と評価を受けた『南京事件』のディレクター・清水潔氏は、「忖度の“そ”の字もないような番組をつくってみたいと思いました」と語り、さらに、官邸からの圧力によって古賀茂明氏の降板とともに番組から更迭された『報ステ』の元プロデューサー・松原文枝氏は、制作者のひとりとして壇上にあがると、放送界は窮屈になりつつあると指摘。その上で「受賞はこういう番組づくりを続ける励みになる」と喜びを語った。

 権力に忖度しない番組づくりを評価することは、放送の自由が危ぶまれるいまこそ、重要な意味をもつ。それは国谷裕子氏の言葉からも感じられるものだ。国谷氏は『報ステ』の大賞受賞を受けて、「皆、臆せずに、伝え続けようという決意が伝わる授賞式だったなと思います」と言い、「問うべきことは問う、伝えるべきことは伝えるというこれまで自分がやってきたスタンスで良かったんだなとも思いました。それをやるのが報道なんだ、それだけの機運、情熱を感じました」と述べたという。

 国谷氏も古舘氏も番組を去ってしまったことを考えると、今回の受賞は皮肉な話でもあり、権力側の“不都合”を伝えてきたキャスターの不在がいかに大きな穴となっているかを際立たせるものとなった。しかし、あらためてジャーナリズムのあるべき姿をギャラクシー賞が示したことの意味は大きい

 だが、そうした放送を歪めようと躍起のネトウヨたちが、権力に代わって賞を貶めようとバッシングを行う、それもまた日本の現状だ。だからこそ、萎縮してはいけない番組をつくる側も、批評する側もこのような民主主義を破壊しようとする声に抗していくことが、今後、ますます重要になってくるだろう。

(都築光太郎)
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●「最高責任者は私」だと嘯き、違法に壊憲する「ボンクラ」「嘘つき」は政権から引きずり下ろすしかない

2016年06月18日 00時00分25秒 | Weblog


東京新聞の井上能行記者によるコラム【【私説・論説室から】自由は土佐の山間より】(http://www.tokyo-np.co.jp/article/column/ronsetu/CK2016060802000131.html)。

 《「新聞の葬式」という展示もあった。自由民権運動は弾圧され、高知新聞は発行禁止になった。民権派は抗議の「高知新聞葬」を挙行五千人が会葬したという。/一昨年、特定秘密保護法成立を受け、同記念館で「国会の葬式」があったそうだ》。

 《首相、立憲主義を否定 解釈改憲「最高責任者は私」》…「最高責任者は私」だと嘯き、違憲に壊憲するボンクラ」「嘘つきは政権から引きずり下ろすしかない。「積極的平和主義」を愛する「学会さん」も、もう手遅れで、彼ら・彼女らを説得する価値もない。2016年7月参院選、アベ様の暴走を止めるポイントは、50%の「眠り猫」をどの程度目覚めさせることができるかどうか、そこにかかっている。


   『●ブレーキは無く、二つの「アクセル」な自公政権
    「東京新聞の三つの記事【首相、立憲主義を否定 解釈改憲
     「最高責任者は私」】(…)、
     【公明「ブレーキ役」大丈夫? 首相答弁 太田国交相「違和感ない」】(…)、
     【解釈改憲へ答弁先行 首相、政府見解の逸脱続ける】(…)。
     gendai.netの記事【安倍首相は憲法解釈を変更できない】(…)。
     nikkansports.comの記事【小沢氏ら「違憲国会の葬式」】(…)。
     琉球新報の記事【武器輸出提言 死の商人に成り下がるのか】(…)。
     そしてもう一度、東京新聞の記事【首相の「解釈改憲」 
     立憲主義を破壊する】(…)」
    《安倍首相の周りにいるのは、国家を危うくする連中ばかりのようだ
    《特定秘密保護法を成立させたのは国会の自殺行為だとして、
     小沢一郎生活の党代表や高知県出身の元国会議員らが22日、
     高知市の自由民権記念館で「違憲国会の葬式」と題する集会を開いた。
     1882年に明治政府による言論弾圧で、高知新聞と同名の新聞が
     発行禁止処分を受け、抵抗運動として「新聞の葬式」が開かれたのを
     模した試み》
    《戦後、日本が築き上げてきた平和国家の理念をかなぐり捨てる行為に
     加担し、ビジネス拡大の好機とばかりに安倍政権に擦り寄る産業界の
     姿は直視するに堪えない
    《政権が自由に解釈を改変するなら、憲法の破壊に等しい
     …権力とはそのような性質を持つため、非行をさせないように
     あらかじめ憲法という「鎖」で縛っておく必要がある。それを「立憲主義」という
     ◆国家権力の制限が目的

    《◆多数者支配を許すな
     “芦部憲法”はこうも書く。
     <民主主義は、単に多数者支配の政治を意味せず、実をともなった
     立憲民主主義でなければならないのである
     多数者支配の政治が何でも勝手に決めてしまうならば、
     もはや非民主主義的である


 そのためには報道機関…。「新聞の葬式」と「国会の葬式」をしなければいけないような世の中でいいのか? 権力と「闘う」どころか、読売』や『産経』、『アベ様のNHK』などはアベ様と同調し、社会を破壊していないか? 政権批判できずしてジャーナリズムと言えるのか?


   『●「戦没 新聞人の碑」と「対馬丸犠牲者の慰霊碑 小桜の塔」
    「「戦没 新聞人の碑」…「アベ様のNHK」や産経、読売の様な
     報道姿勢で良いのでしょうか? 『朝日』君がベストだとは
     言いませんが、多くの他社の「新聞人」の矜持が
     失われていないでしょうか」

   『●カラスはやっぱり「黒い」: 「アベ様のNHK」的
      「政府が白というものを黒とは言えない」で良いのか?

   『●アベ様の政権の「暴走」許す、批判精神無き、「牙」無きメディア
   『●「薄っぺらで反知性的なタカ派が増殖している」
                    ・・・・・・アベ様達からして?

   『●失われる「メディアの作法、矜持」…
     「権力を監視する機能が失われ」、しかも、アベ様の「思う壺」
   『●スガ殿曰く「報道が萎縮するような実態は全く生じていない」
                …「日本は今や世界の笑い者」、恥ずかしい…
   『●アホらしき税収不足! 日本の「報道の自由度」72位で、
              「パナマ文書を調査しない国は…と日本くらい」
   『●斎藤貴男さん、大新聞社は「自分たちだけは例外。
        権力にオネダリして、そうしていただいたのである」
   『●2016年報道の自由度ランキング72位:
     「メディアは二流ならば社会も二流」、アベ政治も…粗悪
    「『LITERA 本と雑誌の知を再発見』(http://lite-ra.com/)の
     編集部による森達也さんのロングインタビュー『映画『FAKE』
     公開直前、森達也監督インタビュー/佐村河内の意外な「素顔」に
     迫った森達也監督が社会の二元化に警鐘!
     「安倍政権もメディアも途上国以下のレベル」』
     (http://lite-ra.com/2016/06/post-2302.html)」

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http://www.tokyo-np.co.jp/article/column/ronsetu/CK2016060802000131.html

私説・論説室から
自由は土佐の山間より
2016年6月8日

 高知市を訪ねた。高知城を歩いていると、よさこい節が聞こえてきた。近づくと、上町よさこい連の子どもたちが踊っている。

 ほぼ全員が女の子。「坊さん、かんざし買うを見た」という歌詞は向かないなあと思ったら「粋な自由の風が吹く」という歌声が聞こえた。上町は坂本龍馬が生まれ育った町。さすがに替え歌も違うと感心した。

 市立自由民権記念館に向かった。「自由は土佐の山間より」と記された石碑があった。展示室に入ると「自由」「男女同権」などと書かれたむしろ旗や横断幕を持った女性を含む集団の像があり、当時の熱気を伝える。

 高知出身の植木枝盛(えもり)は、大日本帝国憲法ができる前に憲法案を発表した。言論や集会など、幅広い自由を認め、現行憲法とよく似ていると説明文にあった。おもしろいのは第七十条。「政府 国憲に違背するときは 日本人民は之に従はざることを得」とある。憲法ができる前から政府が憲法を守らない事態を想定したのは卓見というべきか。

 「新聞の葬式」という展示もあった。自由民権運動は弾圧され、高知新聞は発行禁止になった。民権派は抗議の「高知新聞葬」を挙行五千人が会葬したという。

 一昨年、特定秘密保護法成立を受け、同記念館で「国会の葬式」があったそうだ。明治の心意気が今も生きる高知。ここで育つ子どもたちは幸せだ。 (井上能行
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●泥棒に縄(政治資金規正法やあっせん利得処罰法)をなわせても…「不適切だが違法でない」が続くだけ

2016年06月17日 00時00分37秒 | Weblog


東京新聞の記事【政治資金規正法は使途を制限せず 「第三者に調査権限を」】(http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/list/201606/CK2016061602000130.html)。

 《首都のが二代続けて「政治とカネ」の問題で辞職した。政治資金に関連する法律の抜本的な改正を政治家が自ら進めるべきだ》。

   『●吸「血税」氏引責と「不適切だが違法でない」…
     東京地検が認めなくとも「あっせん利得」は「違法」では?

 泥棒に縄をなわせても…「不適切だが違法でない」が続くだけで、政治資金規正法や、甘い利が明らかな方さえ不起訴となるようなあっせん利得処罰法が機能する法律に変わるとは思えません。
 《第三者に調査権限を》の「第三者」なるものにも、今回の吸「血税」氏の件で大いなる疑問。「不適切だが違法でない」をただ繰り返すだけの「第三者」って、都民の皆さんにとって、一体何の役に立つの?

   『●放射能汚染で「太平洋は終わり」との声が
      出るほどの重大事故だというのに、この国は・・・・・・
   『●日本は泥縄で溢れている
   『●泥縄: 「安全神話」に次ぐ「規制(委)神話」の創造
   『●泥縄の果て ~一旦拡散してしまった放射性汚染物質を
                      環境から移染することは可能か?~

   『●東京電力原発人災対策へのお金を「ケチ」ったあげくに、
                        致命的欠陥対策にドブ金か?

    「…当時から遮水壁建設に取り組んで
     いれば、今頃、汚染水であわてることはなかった・・・・・・無責任東電
     泥縄安倍政権に任せていても、どうにもならない」

 東京新聞の記事【参院選「政治とカネ」も争点 企業献金禁止、各党の公約では…】(http://www.tokyo-np.co.jp/article/politics/list/201606/CK2016061602000134.html)でも、《民進党は十五日に発表した公約に企業・団体献金の禁止を掲げた。これに対し、自民党の公約にはこの問題の記載はなく、各党の姿勢には大きな開きがある》とあり、これも泥縄なのでは? 政党助成金サギしているような人たちに公約させても意味が無いでしょ?

   『●ノーベル平和賞「国民対話カルテット」は
     「武器は何も解決せず」……ニッポンの経団連は武器輸出推進
    「《「武器では何も解決しない。対話が民主主義への唯一の道だ
     と訴えた》そうです。かたや我がニッポン国の経団連は……
     「武器輸出推進」。《政党間の仲介や政治家と市民の対話》どころか、
     政党助成金という税金をもらっておきながら、「社会貢献」と嘯きつつ、
     政策をカネで買う」ための企業献金という名の賄賂を、自民党に
     二重取りさせる愚行。挙句に、自公政権は壊憲法・戦争法をごり押し。
     「対話」どころか、クーデター。」
    「国家戦略としての「武器輸出」を推進する「死の商人」と彼我の差を
     感じる…平和憲法を持つ虚しいニッポン」

   『●「政策をカネで買う」経団連の企業行動憲章には
       「従業員のゆとりと豊かさを実現する」と謳っている
   『●「政治献金は社会貢献だ」: アベ様が辺野古や 
       原発の「地元」でやっていることを支持=「社会貢献」?
   『●「トリクルダウン理論」: 
       「貧しい者」ではなく「アベ様の自民党」に「お零れ」が!
   『●政治献金という名の「賄賂」:
     アベ様達は原発産業と「ズブズブ」の関係

   『●経団連は、「プルトニウムをつくる装置」再稼働を後押し。
             そして、国家戦略としての「武器輸出」を推進!

   『●「美学」と「醜態」:「企業・団体献金(の禁止)うんぬんに 
            一直線に問題」を結び付けずにどうするのか?
   『●「甘利問題の核心は、政治家が口利きの見返りとして
         企業から献金を受け取ることが許されていること」
    「「甘い利」氏は閣僚辞職以来、議員は辞職せずに、国会の欠席が
     続いています。
      政党助成金と二重取りして恥じぬ「責任政党」「美学」
     そりゃぁ、「詐欺」です。「責任政党」という「詐称」」

   ●アベ様や吸「血税」氏の「品性」の無さ:  
        政治資金や税金で夜な夜な何をやっているのか?
    「それにしても、アベ様らは「政治資金」で夜な夜な一体何を
     しているのでしょうね? 政党助成金を二重取りし、
     ガソリン代までチョロマカシテいる訳です。ダーク過ぎます
    「一方、吸「血税」氏。贅沢三昧は、石原慎太郎元「ト」知事とそっくり
     アベ様やその取り巻き同様、「品性」の無さがアリアリだ。
     ホセ・ムヒカ前ウルグアイ大統領の爪の垢でも煎じて飲むべき」

   『●アベ様ら「貧しい人」=「ぜいたくな暮らしを際限なく求め、
              欲の奴隷となって」政を行い、人殺しへと誘う


 東京新聞の記事【舛添知事辞職 20日の集中審議中止、疑惑は棚上げ】(http://www.tokyo-np.co.jp/article/politics/list/201606/CK2016061602000128.html)によると、《「これ以上話を聞くのは困難」として開催を取りやめた。舛添氏の問題に関しては徹底解明を求める声は根強く、都議会の対応も批判を浴びそうだ》ですって。この知事にして、この都議。無責任な自公(?)都議に投票したのは誰だ?
 また、同紙の記事【舛添知事、批判に強弁 火に油 「支えた恩返しを」自民からも引導】(http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/list/201606/CK2016061602000137.html)には、《首都東京の「」がまた変わる》とありますが、自公を支持するような都民が、そして投票にも行かない「眠り猫」な都民が変わらなければ、「不適切だが違法でない」「」が続くだけだ。

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http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/list/201606/CK2016061602000130.html

政治資金規正法は使途を制限せず 「第三者に調査権限を」
2016年6月16日 朝刊

 首都の顔が二代続けて「政治とカネの問題で辞職した。政治資金に関連する法律の抜本的な改正を政治家が自ら進めるべきだ


■何でもあり

 漫画「クレヨンしんちゃん」、千葉県のリゾートホテルでの家族旅行の宿泊費、神奈川県湯河原町の別荘近くの回転すし…。政治資金の公私混同疑惑で、舛添氏が調査を依頼した弁護士は違法性はないが、適切ではないと繰り返した。

 政治資金規正法政治活動の自由度を確保するため使い道を原則制限していない

 今回、問題となったのは舛添氏の主に国会議員時代の支出。都知事になった二〇一四年以降の支出も問題が隠されている可能性がある。規正法は〇七年の改正で国会議員の政治団体は人件費を除く一万円超の支出を収支報告書へ明記し、領収書の写しの添付を義務付けたが、首長や地方議員は五万円以上と甘いからだ。舛添氏の資金管理団体「泰山会」の一四年の収支報告書には資料代が一件、書籍代も二件しか記載がない。

 政治資金オンブズマン共同代表の上脇博之神戸学院大教授(憲法学)は「舛添氏が使途の不適切さを問われて辞職したことをトカゲのしっぽ切りに終わらせてはならない。献金者や支出先などに聞き取り調査する権限を第三者に持たせ、監視しやすくする法改正をすべきだ」と訴える。

 政治家のカネをめぐっては刑法の収賄罪、あっせん利得処罰法などもあるが、犯罪を構成する要件のハードルが高い業者から現金六百万円の提供を受け秘書が交渉に介入するなど舛添氏より悪質ともいえる甘利明前経済再生担当相の現金授受問題で、東京地検は嫌疑不十分で不起訴とした。


■勝てる候補

 政治とカネの問題で、猪瀬直樹前都知事が辞職したことに伴う一四年の都知事選。当初、自民党内で舛添氏を推すことに反発があったが、結局「ほかに勝てる候補がいないから」という理由で支援に踏み切った

 政治資金問題の有無などを事前に確認する「身体検査」について、政治アナリストの伊藤惇夫氏は「舛添氏が、厚生労働相を務めた時に一度やったから油断していたのでは」とみる。

 政党が知名度を重視するのは実際に選挙で有利になる傾向があるからだ。伊藤氏は強調する。「資質ではなく『勝てればいい』という考えで自民党が舛添氏を支援したことが、こういう結果を招いたといえる」
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●吸「血税」氏引責と「不適切だが違法でない」…東京地検が認めなくとも「あっせん利得」は「違法」では?

2016年06月16日 00時00分50秒 | Weblog


東京新聞の社説【舛添氏不信任案 真相究明は済んでない】(http://www.tokyo-np.co.jp/article/column/editorial/CK2016061502000133.html)と、
桐山桂一氏によるコラム【【私説・論説室から】「不適切だが違法でない」って】(http://www.tokyo-np.co.jp/article/column/ronsetu/CK2016061502000132.html)。


 《が、それで政治資金問題の片が付くわけではない。真相究明をうやむやに終わらせては禍根を残す》。
 《「不適切だが違法でない」という台詞(せりふ)は、自民党の甘利明前経済再生担当相のコメントにも出てくる。あっせん利得処罰法違反の疑いで告発されたものの、東京地検が不起訴の判断をしたときだ》。

   『●「安倍首相の暴走と「妄想」」 
           『週刊金曜日』(2014年2月7日号、978号)について
   『●崩壊への第一歩は始まっている:
          6回目の失望下の祝当選、でも近々またしても都知事選がある予感
   『●「吸「血税」」・・・ 
       舛添新東京都知事の都政、その崩壊は案外早目かも?
   『●「吸「血税」」・・・舛添新東京都知事の都政、その崩壊は既に始まっている

 吸「血税」氏が辞任しました。2年4ヶ月、その崩壊まで要しました。就任当初より、《新党改革「不正流用」 舛添都知事デタラメ弁明で早くも墓穴… 税金で党の借金2億5000万円を返済したのではないか――》。吸「血税」氏と呼ばれる所以ですが、崩壊は案外早めかも?、と思っておりましたけれど。

 さて、都議も含めた自公の責任は重大です。アベ様や「積極的平和主義」を愛する山口党首は舛添要一氏を、初代・「空疎な小皇帝石原慎太郎氏、二代目・そのコバンザメ家来猪瀬直樹氏につづいて、トンデモシリーズ三代目・東京都知事として当選させたのは自公ですから。東京都の皆さんは、次は同様なミスの無いようにお考え頂きたいです。
 で、『LITERA 本と雑誌の知を再発見』(http://lite-ra.com/)の記事【舛添が公私混同で辞任なら安倍首相も…政治資金でキャバクラ、ウニの爆買い、コスメにジュエリー、ガリガリ君】(http://lite-ra.com/2016/06/post-2337.html)によると、《一方で、舛添ひとりが集中砲火を浴びていることは、不思議でならない。…安倍政権の閣僚や自民党の政治家たちも同じように政治資金を使って私的な旅行を楽しみ、趣味の品や嗜好品、日用品を購入し、飲食店やクラブに通ってどんちゃん騒ぎを繰り広げている。なかでもセコくてひどいのが、誰あろう総理大臣、安倍晋三だ》、そうです。政治資金や税金で夜な夜な一体何をやっているのでしょうか? アベ様だけでなく、多くの自民党議員の滅茶苦茶さは、投票行動の参考にしなければいけないはずです。

   『●「S」で「D」なアベ様と麻生副首相は「政治資金」で 
       夜な夜な一体何をしているのか? それでも支持??
   『●政治献金という名の「賄賂」:
       アベ様達は原発産業と「ズブズブ」の関係

   『●「闇社会」との関係まで疑われるとは!? アベ様、ダークすぎます
   『●闇勢力問題だけでなく、アベ様はオカネ(マネー)にもダークだっという話
   『●「道徳」を説く文科相がソレってOKなの? 
        「道徳心とか愛国心とかがコドモたちにとって安全」??
   『●「不正文科相が子どもに「道徳心」を説き得る」
        「大臣を辞めながら反省どころか、威張る」・・・「珍芸」

   『●文科省道徳教育教材『わたしたちの道徳』・・・ 
      コドモタチの道徳教育のための好例として記載を可能か?
   『●素晴らしき道徳観:ドリルだろうが、 
     パンツ&ストーカーだろうが、「言論弾圧」だろうが、何でも許す!?
   『●アベ様や吸「血税」氏の「品性」の無さ:  
      政治資金や税金で夜な夜な何をやっているのか?

 吸「血税」氏の後始末をつけつつ、並行して、次は、来る日も来る日も、マスコミは甘~い利氏を追い掛け回す番です。

   『●「お零れ」=「甘い利」を大臣本人が直接受け取る!  
       さすが、秘書任せにせずに「責任感の強い人」!!
   『●「ホンモノの疑惑にメス」は入るか?…
     何でも許す倫理観無き「責任政党」と手控える批判精神無きマスコミ
   『●「美学」という名の「醜態」: 
     ドアホノミクスという難破船・泥船から下船する収賄大臣
   『●「美学」と「醜態」:「企業・団体献金(の禁止)うんぬんに 
            一直線に問題」を結び付けずにどうするのか?
   『●「甘い利」を得た「収賄=犯罪」の「構図は、単純だ」
   『●「甘利問題の核心は、政治家が口利きの
     見返りとして企業から献金を受け取ることが許されていること」
   『●もはや終わった事件? マスコミも与野党議員もお優しいこって
                           …小沢一郎氏「事件」と大違いだ
   『●なぜマスコミや与党・癒党、民進党はバカ騒ぎしないのか?  
                       口利きの御返し・甘い利はOK?
   『●「沖縄には明らかにおかしな新聞がある。
     本当に潰れた方がいい」…自民党には「ロクなヤツがいない」


 「不適切だが違法でない」? たとえ東京地検が認めなくとも、《政治家が口利きの見返りとして企業から献金を受け取ること》が「違法」ではない、なんてあり得るのか? 納得がいかない。「~いを得たことはらかに、あっせん利得処罰法違反罪の適用される国会議員・秘書の第一号ではないのでしょうか?」 これで御仕舞い? マスコミを含めて、皆さん随分とお優しい。小沢一郎氏の小「事件」の際の対応と随分と違うものです。《政治家が口利きの見返りとして企業から献金を受け取ることが許され》るのかという、大事件ではないの?

 最後に、彼らに投票した都民の皆さんの問題でもあるし、自公お維大地に平気で投票できる方々の問題でもあると思います。その投票行動は「不適切」じゃないのですか? 東京新聞の記事【舛添都知事が辞職 2代続け「政治とカネ」で引責】(http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2016061590135907.html)によると、《政治資金の私的流用など公私混同問題の責任を取り、自ら辞職する意向を固め、川井重勇(しげお)議長に辞職願を提出…都知事の任期途中での辞職は前々任の石原慎太郎氏、前任の猪瀬直樹氏に続く異常事態…。舛添氏は、…問題などが、「不適切」とされた》。

 次の都知事として名前の挙がるセガレ・石原カネメノビテル氏や『X年後』を怖れない環境大臣・原子力防災担当相に投票することは「適切」、それとも「不適切」? 保坂展人世田谷区長のお名前も挙がっているようですよ。誰が最も「適切」?

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http://www.tokyo-np.co.jp/article/column/editorial/CK2016061502000133.html

【社説】
舛添氏不信任案 真相究明は済んでない
2016年6月15日

 もはや東京都民の信頼回復は微塵(みじん)も期待できず、舛添要一知事に引導を渡すのは当然のことだ。が、それで政治資金問題の片が付くわけではない。真相究明をうやむやに終わらせては禍根を残す。

 おとといの都議会総務委員会の集中審議を見た限り、自らの政治資金を巡る公私混同ぶりを追及された舛添氏は、得心のいく説明を尽くしたとは言い難い。これでは不信任決議案を突き付けられても仕方あるまい。

 とはいえ、いくつもの核心的な事実関係が判然としないままに、問題の幕引きをされては困る

 例えば、正月に家族と泊まった千葉県木更津市のホテルで、面談したという相手の身元は明らかにされていない。もし架空の話だったとすれば、少なくとも政治資金規正法違反の疑いが生じうる。

 政治資金で購入した多くの美術品を、解散した政治団体から現在の政治団体に引き継いだとしながら、その政治資金収支報告書には寄付としての記載がなかった。資産隠しの疑いも拭えない。

 舛添氏が辞職して、留飲を下げる人がいるかもしれない。

 けれども、政治とカネの問題については、真相を究明し、教訓を学ぶことが決定的に重要だと考える。さもなくば、いつまでも同様の事態が繰り返されかねない。

 一人の政治家の失敗として片付けてしまっては元も子もない。国と地方とを問わず、すべての政治家が襟を正して向き合うべき危機的な問題と捉えるべきだ。

 政治資金の使途に制限はないので、不適切な使い方だったとしても、違法性は生じない。舛添氏の疑惑を調べた弁護士の結論が物語るのは、そんな法律の不備だ。

 建設会社から六百万円を受け取るという不適切な行動をした甘利明前経済再生担当相側も、今のところおとがめなしである。

 政治とカネにまつわるザル法は、軒並み見直さねばならない。

 先の都知事選で舛添氏を担ぎ都政を支えた自民、公明の与党も知事の退場に賛成だという。ならば、トップとしての資質を欠く人物を売り込んだ政治的、道義的責任を明確にするべきだ

 間近に迫った参院選での打撃を最小化する。そんな打算を水面下で働かせているとすれば、ご都合主義とのそしりは免れまい。

 都議会は、舛添氏の去就に振り回されることなく、真相解明へ強力な手だてを講じてほしい。リオデジャネイロ五輪という対外的な体面ではなく、都民のために。
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http://www.tokyo-np.co.jp/article/column/ronsetu/CK2016061502000132.html

【私説・論説室から】
「不適切だが違法でない」って
2016年6月15日

 目に余る公私混同ぶりだ。家族旅行での高級ホテルの宿泊費、漫画「クレヨンしんちゃん」の購入費…。舛添要一東京都知事の政治資金の使い方にあきれ果てた人も多かろう。私的流用そのものではないか。

 これを調査した弁護士の口からは「不適切だが違法でない」-。つまり不適切な使途であっても、きちんと政治資金収支報告書に書いているから、虚偽記載ではないという意味だこんな言い分が通る現実なのだ。

 舛添知事が使った政治資金の多くは政党交付金が原資だった。もともとは国民が納めた税金である。政治資金規正法のザル法ぶりが指摘されて久しいが、そもそも不適切な使途を許さぬ仕組みが求められよう。

 「不適切だが違法でない」という台詞(せりふ)は、自民党の甘利明前経済再生担当相のコメントにも出てくる。あっせん利得処罰法違反の疑いで告発されたものの、東京地検が不起訴の判断をしたときだ。

 元秘書が建設会社から接待を受けたことなどについて「違法でないとしても不適切な面があったことも報じられています」と-。

 建設会社は都市再生機構(UR)との約二億二千万円の補償契約が決まると甘利氏側に六百万円を渡した。元秘書によるURへの働き掛けを示す音声データはある。不適切なら法の網にかかるよう改正すべきではないのか。 (桐山桂一
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