京都新聞の社説【老朽原発の延長 目先の損得勘定は困る】(http://www.kyoto-np.co.jp/info/syasetsu/20141115_4.html)。
『●狂気の伝染、連鎖: 原子力「ムラ寄生」委員会が
お墨付きを与えるのはあの関電の高浜プルサーマル原発』
「目先の損得勘定で判断していいものだろうか。関西電力は、運転開始から40年前後の高浜原発1、2号機(福井県高浜町)を、さらに20年延長して運転できないか、検討している。延長となれば多額の安全対策費がかかるが、それ以上に再運転による利益が期待できるらしい」。
「それ以上に再運転による利益が期待できるらしい」!?って、ま~さか~。利益なんて出るわけがない。
『●「原発安価神話」崩壊』
「記事によると「原発の発電コストは1キロワット時当たり最大17・4円と、
民主党政権時代に行われた政府の試算値の約2倍になるとの試算」
だそうですが、それでも甘目か? 原発が「経済的メリット失った」のは
前から自明でしょうに。「原発安価神話」は既に崩壊。」
それに、福井地裁判決はどこに行ったの? 関西電力や原子力「ムラ寄生」委員会、そしてアベ様らは、どうやら福井地裁判決を屁とも思っていないらしい。福井地裁判決《原発の稼働は憲法上は人格権の中核部分より劣位》《豊かな国土とそこに国民が根を下ろして生活していることが国富》、高浜原発の「地元」は良く考えた方が良い。
『●「電気事業連合会の八木誠会長(関西電力社長)」:
あとは野となれ、山となれ』
『●原発推進国同士が手を携えて原発輸出、さらに「死の商人」へ:
どうやら「恥」という概念は無いらしい』
『●関西電力大飯原発再稼働差し止め、画期的勝訴:
もし敗訴していたら大変なことに・・・・・・』
『●「上級審では国側が勝つこの国の裁判」・・・・・・
今度こそ、福井地裁の名判決を活かしたい』
『●原子力ムラ復権阻止を! 今なら引き返せる!!』
『●関西電力の「原発再稼働」への言い訳にさせてはいけない』
「原発の稼働が発電コストの低減になるという関電側の主張も退ける。
極めて多数の人々の生存そのものにかかわる権利と、電気代が
高い低いの問題とを並べて論じること自体、許されないと、怒りさえ
にじませているようだ。経済神話の否定である」
「大飯再稼働、差し止め命じる 生存と電気代、同列許さず」
「また、生存権と電気代のコストを並べて論じること自体が「法的には
許されない」ことで、原発事故で豊かな国土と国民生活が取り戻せなく
なることが「国富の喪失」だと指摘。福島事故は「わが国が始まって
以来、最大の環境汚染」であり、環境問題を原発推進の根拠とする
主張を「甚だしい筋違い」と断じた」
「「極めて多数の人の生存そのものに関わる権利と電気代の高い低いの
問題とを並べた議論の当否を判断すること自体、法的には許されない」
として、経済活動よりも生存に関わる人格権を優先した」
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【http://www.kyoto-np.co.jp/info/syasetsu/20141115_4.html】
老朽原発の延長 目先の損得勘定は困る
目先の損得勘定で判断していいものだろうか。
関西電力は、運転開始から40年前後の高浜原発1、2号機(福井県高浜町)を、さらに20年延長して運転できないか、検討している。延長となれば多額の安全対策費がかかるが、それ以上に再運転による利益が期待できるらしい。
同じ敷地にある3、4号機の再稼働の審査も終えていない。関電の姿勢は前のめりに見える。
老朽化した原発のリスクから、原子力規制委員会の新規制基準は運転を40年に制限している。20年延長は可能だが、あくまで例外であることを忘れてはならない。
関電は年内にも判断する見通しだ。延長をめざすなら、原子炉容器などの劣化を詳細に調べる特別点検を実施して原子力規制委に申請、さらにケーブルの難燃化など新規制基準の適合審査を申請して認可を受けないといけない。
これらの安全対策に多額のコストがかかるが、出力が82・6万キロワットの高浜1、2号機の再運転で、1カ月で約180億円の収支改善が見込まれる。一方で、それよりも出力の小さな美浜1、2号機は廃炉の方向という。まさに再運転のためのコストと採算性をてんびんにかけた、そろばん勘定がうかがえよう。
国は、電力各社に老朽原発を廃炉にするのか、運転延長するのか判断を急ぐよう求めている。高浜1、2号機のほか敦賀1号機、島根1号機、玄海1号機など計7基が運転40年前後になる。延長する場合は来年4~7月までに審査を申請する必要があり、厳しいスケジュールが待っている。
原発の廃炉に多額の費用がかかるため、電力各社は毎年の発電量に応じて積み立てているが、福島第1原発事故後の運転停止で積み立て不足が膨らんでいる。さらに廃炉となれば原発の資産価値はゼロとみなされ、巨額の損失が出る。このため国は会計処理の規則を見直し、廃炉しやすくなるよう検討している。原発立地の自治体にも財政上の配慮が要るだろう。
福島第1原発事故による将来に及ぶ経済的損失が、一体どれくらいになるのか、見通すことさえできない。老朽化した原発は、やはり着々と廃炉を進めるべきだ。
高浜原発から半径30キロ圏の緊急時防護措置準備区域(UPZ)に京都府の舞鶴市など7市町と滋賀県の高島市が含まれる。3、4号機の再稼働だけでなく、1、2号機の運転延長にも、関係自治体は目を向ける必要がある。
[京都新聞 2014年11月15日掲載]
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東京新聞のコラム【筆洗】(http://www.tokyo-np.co.jp/article/column/hissen/CK2014112402000125.html)と、
社説【問われる経済政策 この道を続けるのか】(http://www.tokyo-np.co.jp/article/column/editorial/CK2014112402000128.html)。
「▼震度6弱を記録した長野市鬼無里(きなさ)。伝説ではこの地に遷都論が持ち上がったが、鬼が邪魔をしようと里の四方に山を築いてしまった。鬼たちは残らず退治され、以来ここには鬼がいないという。無関心や「大丈夫そうだね」の「鬼」にもお引き取り願いたい」・・・・・・。
アベ様の自公政権や電力会社、原子力「ムラ寄生」委員会、原発「地元」・・・・・・には「無関心や「大丈夫そうだね」の「鬼」」がイッパイです。無責任。
『●火山学者のレベルや噴火予測の精度は知らないが、
超巨大噴火は起こりません、とでも言いたげな田中俊一氏』
地震や火山だけでなく、・・・・・・壊憲、原発推進、平成の治安維持法、TPP、高江・辺野古、カネ、ダーク・・・・・・「アベ様の政治」全体にも「無関心や「大丈夫そうだね」の「鬼」」がイッパイ。アベ様の「この道を続ける」のですか? 「選挙に行かないなんて2年間のアベ様の悪政を支持するに等しく、かつ、税金をドブに棄てる行為だ。「騙されることの責任」「考えないことの罪」を自覚しない自公投票者と同じです」。
『●壊憲、原発推進、平成の治安維持法、TPP、
高江・辺野古、カネ、ダーク・・・「アベ様政治」全体が争点』
『●2014年12月衆院選: マスコミに踊らされて、
諦めてはイケナイ!、低投票率ではいイケナイ!!』
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【http://www.tokyo-np.co.jp/article/column/hissen/CK2014112402000125.html】
【コラム】
筆洗
2014年11月24日
ビリー・ワイルダー監督の米映画「地獄の英雄」(一九五一年)に登場する新聞記者(カーク・ダグラス)は報道とは無縁の「鬼」である▼男が、事故で洞窟に閉じ込められる。これを知った記者は町の有力者を抱き込み、救出をできるだけ遅らせようと謀る。派手なニュースに仕立てるためである。「不幸なニュースこそ一番売れるものだ。良いニュースなんて、ニュースじゃない」▼長野県北部の地震。複数の民家が倒壊し、人が一時下敷きになった。負傷者が出たが、幸いにして、現在までに死者も行方不明者も報告されていない。奇跡といっても差し支えないだろう▼あの記者のせりふではないが、幸せな「死者がいない」という情報を耳にすると人はほっとし、同時に死者がいないのだから「大したことはなさそうだ」とどこかで思い込みやすい。無論、被災者一人一人の破壊された生活を考えれば、「大したことない」はずがない▼余震も続いている現地は既に寒いはずだ。山間部であり土砂災害などの危険もある。復旧といえど、人手の足りない地域でもある▼震度6弱を記録した長野市鬼無里(きなさ)。伝説ではこの地に遷都論が持ち上がったが、鬼が邪魔をしようと里の四方に山を築いてしまった。鬼たちは残らず退治され、以来ここには鬼がいないという。無関心や「大丈夫そうだね」の「鬼」にもお引き取り願いたい。
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【http://www.tokyo-np.co.jp/article/column/editorial/CK2014112402000128.html】
【社説】
問われる経済政策 この道を続けるのか
2014年11月24日
アベノミクスは大企業や富裕層の富を増やせば経済はうまく回るとの発想である。現状は格差拡大、中間層没落の流れだ。この道を続けていいのか。
安倍晋三首相は、消費税増税の延期と衆院解散の意向を表明した記者会見で、こう強調した。
「あれ(前回総選挙)から二年、雇用は改善し賃金は上がり始めている。ようやく動き始めた経済の好循環、この流れを止めてはならない」
「デフレから脱却し、経済を成長させ、国民生活を豊かにするためには、たとえ困難な道であろうとも、この道しかない」
◆実態とは異なる数字
異次元金融緩和、機動的な財政政策、民間投資を喚起する成長戦略の「三本の矢」からなるアベノミクスの成果を強調し、この経済政策の継続を訴えた。
首相が誇示した成果は▽雇用が百万人以上増加▽有効求人倍率は二十二年ぶりの高水準▽今春闘は平均2%以上、給料がアップし過去十五年間で最高-である。
確かに表面上の数字はこの通りだが、実態となると異なる。雇用の改善で増えたのは非正規雇用ばかりで正社員は減少した。
給料は増えたが、それ以上に物価が上昇しているため、物価上昇分を差し引いた実質賃金は九月まで十五カ月連続で前年同月を下回った。
アベノミクスの正体は、低賃金の労働者を大量に増やすとともに、雇用と給与が安定した中間層の実質的な収入をも押し下げたということだ。
要するにアベノミクスの恩恵は、株などの資産を持つ富裕層をまず潤し、次に非正規とはいえ職を得られた雇用弱者に及ぶ。
しかし、中間層には賃上げの継続が実現しないかぎり波及しないのだ。アベノミクスに対し「格差を拡大させ、中間層を疲弊させる」との批判が向けられるゆえんである。
かつて日本経済が輝きを放っていたころは、一億総中流といわれたように「分厚い中間層」が消費活動を支え、経済社会に安定をもたらしていた。
消費税増税で個人消費が大きく落ち込み、国内総生産(GDP)が二期連続でマイナスになったのは、中間層の先細りが主因だったのは間違いない。
「富める者が富めば、富の滴が下層に落ちる」
◆富裕層を富ます政策
新自由主義から派生したトリクルダウン理論は、安倍政権の経済政策に通底する思想である。だが、株価の大幅上昇とは裏腹に実体経済は改善せず、中小企業や地方への恩恵もない。
経済の司令塔である経済財政諮問会議に財界人が重用され、経営者や富裕層寄りの政策が確実に進められてきた。
「世界で一番企業が活躍しやすい国」を目指すとして、法人税の引き下げや派遣労働者の増大・固定化につながる規制緩和、残業代ゼロや年功賃金の見直しなど人件費コストの圧縮が後押しされる。企業の論理がまかり通り、中間層は細っていく。
また「稼ぐ力を高める」を掛け声に、原発や武器(防衛装備品)を官民で海外に売り歩いたり、賭博を合法化するカジノ施設の解禁、国民の大切な年金資金をリスクにさらす株運用の比率を大幅に増やす年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)改革を進める。
成長戦略のためにすべてが許されるわけではない。節度が必要だ。
政権が多用するフレーズに「頑張った人が報われる社会に」がある。大きな経済格差や機会の不平等を考慮せずに「報われないのは努力が足りないから」といった強者の論理になる。非正規労働の処遇放置や低所得者対策の貧しさから、社会的弱者への思いが至らないのではないか。
首相は同じ会見で「アベノミクスに対して失敗した、うまくいっていないとの批判があるが、ではどうすればいいのか。具体的なアイデアは一度も聞いたことがない」と胸を張ってもいる。
◆別の道の具体像示せ
野党はやはり「別の道」をしっかりと示す必要がある。民主党は「分厚い中間層の再生」を掲げるが、具体的にどうやって実現していくのか。共産党は「消費税10%にストップ」というものの、財源確保の代替案を含めて、明快に示してほしい。
経済政策で今、問われるのは、デフレからの脱却であり経済の再生であるのは言をまたないが、そのために国民や働く人が不幸になったのでは本末転倒である。富める者よりも、まず低所得者や、障害者ら社会的弱者が先に潤う道があっていい。
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nikkan-gendaiの記事【有権者はいいのか? 無党派層が棄権なら「自民大勝」の悪夢】(http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/155224)。
「安倍首相を支えている大新聞は、低投票率にするために、わざと選挙前に「自民300議席へ」という記事を1面に掲げる予定だという。無党派層に「もう勝負はついた」「投票に行ってもムダだ」と諦めさせる狙いだそうだ」・・・・・・。まったく『読売』君や『産経』君ときたら。
選挙に行かないなんて2年間のアベ様の悪政を支持するに等しく、かつ、税金をドブに棄てる行為だ。「騙されることの責任」「考えないことの罪」を自覚しない自公投票者と同じです。たとえ敗れたとしても、自公や翼賛野党に投票しないことで、反「アベ様の政治全体」の明確な意思表示をすべきだ。
『●『DAYS JAPAN』(2014,DEC,Vol.11,No.12)の
最新号についてのつぶやき』
■⑫『DAYS JAPAN』(2014,DEC,Vol.11,No.12) /
斎藤美奈子さん【OUTLOOK 福島県知事選が示した脱原発への
厳しい道】、「が、ここで注意すべきは・・・・・・という投票率の低さ・・・・・・
内堀氏の得票数が49万384票・・・・・・棄権した有権者は
その2倍近い86万6337人もいたのである」
■⑬『DAYS JAPAN』(2014,DEC,Vol.11,No.12) /
斎藤美奈子さん【OUTLOOK 福島県知事選が示した脱原発への
厳しい道】、「これが政治への失望票、批判票でなくてなんだろう。
・・・・・・沖縄県知事選・・・・・・安倍自民党に今度はどんな判定が
下されるのか。福島県知事選との得票率の差にも注目したい」
『●「真っ当に憲法を考えている政党はどこだ?」
『週刊金曜日』(2013年6月21日、948号)について』
■『週刊金曜日』(2013年6月21日、948号) /
矢崎泰久さん【発言2013】、「腰を抜かすほど驚いて、
「君の一票の棄権は、バカの一票が倍になることだ・・」・・
民主主義の大敵は投票に行かないことだ・・。・・とにかく投票に行く。
このことによってしか、悪政は拒否できない・・棄権は危険だ!」
『●自公「二三八」議席以下は当然、
壊憲「三一七」議席なんてトンデモ、脱原発「一二六」議席では少な過ぎ!』
「衆院選では毎回、七百億円前後の事務経費が国の予算に計上される。
全国の二十歳以上の有権者は約一億人のため、投票に行くか行かないか
に関係なく、有権者一人につき七百円程度の税負担が生じる」
・・・・・・そうです。
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【http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/155224】
有権者はいいのか? 無党派層が棄権なら「自民大勝」の悪夢
2014年11月26日
(悪政に鉄槌を下すチャンス/(C)日刊ゲンダイ)
選挙区に戻った自民党議員は、思わぬ逆風にさらされているという。
選挙戦はスタートしたばかりだが、有権者から「大義もないのに、なぜ700億円も使って選挙するのか」「暮れの忙しい時に商売あがったりだ」と文句を言われ、釈明に追われている。地方ではアベノミクスの成果について演説すると、ヤジが飛ぶそうだ。
それでも“自民優勢”という選挙情勢になっているのは、有権者の関心が薄く、まれにみる低投票率になりそうだからだ。朝日新聞の調査では、選挙に「大いに関心がある」は21%しかなかった。05年選挙は47%、09年は49%、12年は39%だったから半分である。このままでは、無党派層はほとんど棄権しそうだ。投票率が下がれば、組織がしっかりしている自民、公明が圧倒的に有利だ。
安倍首相を支えている大新聞は、低投票率にするために、わざと選挙前に「自民300議席へ」という記事を1面に掲げる予定だという。無党派層に「もう勝負はついた」「投票に行ってもムダだ」と諦めさせる狙いだそうだ。
しかし、12月14日の総選挙を棄権したら、安倍首相の思うツボだ。
「ほとんどの国民は、安倍首相の政策を支持していないはずです。
むしろ、不安に思っている国民の方が多いと思う。自民党に
一票を入れようと考えている有権者も、積極的な支持ではなく、
ほかに入れる政党がないから、といった消極的な理由でしょう。
しかし、それでも選挙で過半数を獲得したら、安倍首相が
『私は国民から信任を得た』と勝ち誇るのは目に見えている。
この先、4年間、暴走するのは間違いない。有権者は本当に
それでいいのか。安倍首相の暴走をストップさせるチャンスは、
この年末選挙しかない。国民は棄権してはダメです」
(政治評論家・本澤二郎氏)
無党派層が動かずに低投票率になったら、税金で食べるために政治家になっているような連中が、また大挙して国会に戻ってくることになる。日本の民主主義のどうにもならない限界を象徴する選挙結果になりかねない。まだ時間はある。国民は絶対に放り投げてはいけない。
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東京新聞のコラム【筆洗】(http://www.tokyo-np.co.jp/article/column/hissen/CK2014112202000126.html)。
「だが翁長さんは承認手続きに法的な過ちがなかったかを見直し、場合によっては承認を撤回すると言っている。法の理と民意にかなう姿勢だろう」・・・・・・どうやら、アベ様は撤回するどころか、県警を使っての反対派や記者への「弾圧」を進めている。「海の猿」だけでなく、「アベ様のイヌ」が陸上にもいました。やることがメチャクチャ。
『●辺野古「この風景は戦争」:
誇り高き「海猿」の実像は番犬様の飼い主「アベ様のイヌ」』
『●沖縄で連敗続きのアベ様、「この問題は過去のものだ。
争点にはならない」で済まされるのか?』
『●さあ、ここから: 高江・辺野古破壊問題等々・・・
「過去のもの」や「終わり」にしてはいけない』
さて、「そのためには公正な選挙が欠かせないのに、一票の不平等が根本的に正されぬまま、再び総選挙となった。投開票が終わればまた、「この選挙は違憲で無効ではないか」を問う裁判が各地で始まる▼衆院選が違憲と判断されれば、国会でつくられる法律自体の正当性が大きく揺らぐ。そういう「法治国家」の危機を思うと、永田町の万歳の響きもむなしい限りだ」。
「違憲状態」下で選出された議員がこの2年間、壊憲へ驀進してきました。そして、来る2014年12月の衆院議員選挙でも、またしても同じことが起きようとしています。アベ様は、「一票の格差」を一切無視して、何の手も打とうとしていません。それどころか、とりわけ「壊憲」に熱心。「違憲状態」の国会で、卑怯にも閣議決定等の「違憲な手続き」で、「壊憲」するという無茶苦茶ブリ。
神保哲生さんのvideonews.comの記事【一票の格差問題を残したまま解散総選挙でいいのか】(http://www.videonews.com/commentary/141115-01/)でも、「2012年12月の総選挙で当選した議員たちから成る現在の衆議院を、最高裁が「違憲状態」にあると判断しているという事実を、われわれは忘れてはいないだろうか・・・・・・選挙後に違憲訴訟が起こされれば、再び違憲状態もしくは違憲判決が出ることが確実な状態で、解散総選挙を強行することが、果たして許されるのだろうか」。
そして、参院選についても「違憲判決が出た」・・・・・・東京新聞の記事【昨年参院選は「違憲状態」 最高裁が判決】(http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2014112601001281.html)に、「昨年参院選の「1票の格差」訴訟で最高裁大法廷は26日、最大格差4・77倍は違憲状態だったとする判決を言い渡した」。
『●「就活のための○○O○企業対策講座」
『週刊金曜日』(11月29日、970号)についてのつぶやき』
■⑫『週刊金曜日』(2013年11月29日、970号) /
矢崎泰久さん【発言2013】、「「特定秘密保護法」は明白に憲法違反である。
廃案にならなければ、日本の民主主義は終焉を迎える。それでなくとも
「違憲状態」にある国会が、こうしたデタラメな法律を審議する資格など、
どこにも見当たらない」
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【http://www.tokyo-np.co.jp/article/column/hissen/CK2014112202000126.html】
【コラム】
筆洗
2014年11月22日
永田町の大音声の万歳でかき消されそうだが、しかと覚えておきたい万歳がある。わずか六日前、沖縄で響いた万歳だ▼普天間飛行場の辺野古移設が焦点となった知事選で万歳をしたのは、移設に反対する翁長(おなが)雄志さんだった。推進派の現職候補に十万票の差をつけた勝利は沖縄の民意を明確に示したが、官房長官曰(いわ)く「法治国家として(移設を)粛々と進めていく」▼今の知事が既に辺野古の埋め立てを認めているのだから、法的には何の問題もないとの言葉だ。だが翁長さんは承認手続きに法的な過ちがなかったかを見直し、場合によっては承認を撤回すると言っている。法の理と民意にかなう姿勢だろう▼いま心配するのは、より根本的な「法治」をめぐる問題だ。法治国家を『日本国語大辞典』で引けば、<国民の意志によって制定された法律に基づいて、国家権力を行使しようとする政治理念>とある。つまり、法が民意にきちんと基づいているかが肝心だ▼そのためには公正な選挙が欠かせないのに、一票の不平等が根本的に正されぬまま、再び総選挙となった。投開票が終わればまた、「この選挙は違憲で無効ではないか」を問う裁判が各地で始まる▼衆院選が違憲と判断されれば、国会でつくられる法律自体の正当性が大きく揺らぐ。そういう「法治国家」の危機を思うと、永田町の万歳の響きもむなしい限りだ。
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『DAYS JAPAN』(http://www.daysjapan.net/)の最新号について、最近のつぶやきから、AS@ActSludge。大変に遅くなってしまいましたが。
ブログ主のお薦め記事は、広河隆一さん【3 専門家会議委員・石川広己(日本医師会常任理事)インタビュー 「検診は、住民の方々にとっての『権利』だと思っています」】と斎藤美奈子さん【OUTLOOK 福島県知事選が示した脱原発への厳しい道】。
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■①『DAYS JAPAN』(2014,DEC,Vol.11,No.12) / 「人々の意志が戦争を止める日が必ず来る」「一枚の写真が国家を動かすこともある。フォトジャーナリズム月刊誌」。「特集1 動物たちの感情世界」、「特集2 福島原発事故 小児甲状腺検診の続行中止? 環境省「専門家会議」は子どもを守れるか」
■②『DAYS JAPAN』(2014,DEC,Vol.11,No.12) / 【TOPICS鹿児島/川内原発の再稼働に同意した県知事 日本の未来に誰が責任をもつ?】、「緊急声明 川内原発再稼働・民意無視の鹿児島知事・県議会の「地元同意」に抗議する」。無責任(http://blog.goo.ne.jp/activated-sludge/e/3ee0065050d5f19dc036d7233e12f765)
■③『DAYS JAPAN』(2014,DEC,Vol.11,No.12) / 木本さゆり・脇ゆうりか・しばた圭子・丁名塚浩子氏【1 母親ら38団体が直訴 あなたに子供の健康は守れない。座長・長瀧重信氏の解任を求めます!】。チェルノブイリから何も学ばない人々(http://blog.goo.ne.jp/activated-sludge/e/ce5cfeaf23e5db3aa8eeefaf0a4ee517)
■④『DAYS JAPAN』(2014,DEC,Vol.11,No.12) / 広河隆一さん【2 環境省「専門家会議(東京電力福島第一原子力発電所事故に伴う住民の健康管理のあり方に関する専門家会議)」報告 「専門家」たちは子どもたちにどのような未来をもたらすのか?】、「結論ありきのスタート・・・・・・福島県民には1ミリシーベルト基準は適用されないのか」
■⑤『DAYS JAPAN』(2014,DEC,Vol.11,No.12) / 広河隆一さん【3 専門家会議委員・石川広己(日本医師会常任理事)インタビュー 「検診は、住民の方々にとっての『権利』だと思っています」】、「「検診で症状が見つかってしまうのは不利益」なのか・・・・・・「症状のない方に検診は不要」はおかしくはないか」
■⑥『DAYS JAPAN』(2014,DEC,Vol.11,No.12) / 斎藤美奈子さん【OUTLOOK 福島県知事選が示した脱原発への厳しい道】、「・・・・・・初めての知事選・・・・・・投票率は歴代ワースト2の45.85%という低さ!・・・・・・最大の理由は・・5党相乗り状態・・。特に自民党は、民主と社民党が内堀氏の・・・・・・」
■⑦『DAYS JAPAN』(2014,DEC,Vol.11,No.12) / 斎藤美奈子さん【OUTLOOK 福島県知事選が示した脱原発への厳しい道】、「・・・・・・推薦を決めた後、県連が擁立した独自候補に出馬を断念させてまで、内堀氏に乗ったのだ。姑息というか何というか、是が非でも負けたくなかったのだろう」
■⑧『DAYS JAPAN』(2014,DEC,Vol.11,No.12) / 斎藤美奈子さん【OUTLOOK 福島県知事選が示した脱原発への厳しい道】、「・・・・・・滋賀の二の舞になるのを恐れた安倍自民党は、かくして勝てそうな候補に乗ったのだ。まことに巧妙(皮肉です)な戦術である・・・・・・」
■⑨『DAYS JAPAN』(2014,DEC,Vol.11,No.12) / 斎藤美奈子さん【OUTLOOK 福島県知事選が示した脱原発への厳しい道】、「・・・・・・もう一つの理由・・・・・・内堀候補・・・・・・エネルギー政策・・・・・・と云った穏当なレベルにとどまり、原子力政策は争点にしなかった。賢明(皮肉です)な選択である」
■⑩『DAYS JAPAN』(2014,DEC,Vol.11,No.12) / 斎藤美奈子さん【OUTLOOK 福島県知事選が示した脱原発への厳しい道】、「脱原発を掲げても勝てないことが過去の選挙で証明・・・・・・宇都宮票・・・・・・と細川票・・・・・・を合わせても・・・・・・自公推薦の舛添要一氏・・・・・・には勝てず、脱原発は票にならないことがはっきりしてしまった」
■⑪『DAYS JAPAN』(2014,DEC,Vol.11,No.12) / 斎藤美奈子さん【OUTLOOK 福島県知事選が示した脱原発への厳しい道】、「・・・・・・共産党推薦の熊坂義裕氏と元双葉町長の井戸川克隆氏の2名・・・・・・合わせても16万票(22%)で、内堀氏の得票数には遠く及ばない」
■⑫『DAYS JAPAN』(2014,DEC,Vol.11,No.12) / 斎藤美奈子さん【OUTLOOK 福島県知事選が示した脱原発への厳しい道】、「が、ここで注意すべきは・・・・・・という投票率の低さ・・・・・・内堀氏の得票数が49万384票・・・・・・棄権した有権者はその2倍近い86万6337人もいたのである」
■⑬『DAYS JAPAN』(2014,DEC,Vol.11,No.12) / 斎藤美奈子さん【OUTLOOK 福島県知事選が示した脱原発への厳しい道】、「これが政治への失望票、批判票でなくてなんだろう。・・・・・・沖縄県知事選・・・・・・安倍自民党に今度はどんな判定が下されるのか。福島県知事選との得票率の差にも注目したい」
■⑭『DAYS JAPAN』(2014,DEC,Vol.11,No.12) / アーロン・ヴィンセント・オルケイム氏【[営みの地球115]ブラジル ダムに沈みゆく人々】、「電力確保で奪われる先住民たちの生活・・・・・・アマゾンのベロモンチダム複合施設の計画・・巨大ダムの建設にはうってつけだった・・・・・・」
■⑮『DAYS JAPAN』(2014,DEC,Vol.11,No.12) / 丸井春編集長【編集後記】、「綿井健陽さんの映画「イラク チグリスに浮かぶ平和」・・・・・・を観ました。・・・・・・日本はあの時に何をしていたか・・・・・・イラクの・・・・・・女性が「自衛隊を送った日本にも責任がある」とはっきりと語った・・・・・・」(http://blog.goo.ne.jp/activated-sludge/e/b7bf174830af46389179f7c8999df6c9)
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『週刊金曜日』(2014年11月21日、1017号)について、最近のつぶやきから、AS@ActSludge。
今週のブログ主のお薦めは、鎌田慧さん【保革乗り超え新基地を拒否した「オール沖縄」のこころ 10万票の大差で辺野古移設反対の翁長氏が圧勝】と高嶋伸欣さん【「韓国紙記事を誤読」の事実を伏せている『産経』前支局長問題】。
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■①『週刊金曜日』(2014年11月21日、1017号) / 「非正規労働者2000万人時代」。【元「31歳、フリーター」はなぜ、「希望は戦争」を諦めたか 赤木智弘×雨宮処凛】。安田純平さん『ルポ戦場出稼ぎ労働者』、一読の価値大あり、「この流れが加速し、定着すれば、「愛国心」と「空気」は戦場へ「行くな」から「行け」へと変わっていくだろう。そのときのために用意されてきたのが格差である。仕事がないなら戦場へ行け、ということだ」」(http://blog.goo.ne.jp/activated-sludge/e/25aeb85839f7e9274655adf7a976c909)
■②『週刊金曜日』(2014年11月21日、1017号) / 明石昇二郎さん【福島第一原発事故で故郷を喪失の飯舘村民、身体に影響も 裁判外紛争解決手続き申し立て】、「謝れ! 償え! かえせふるさと・・・・・・「もう、あの飯舘村は戻ってこない」・・・・・・「・・・・・原発さえなければ、孫と一緒に暮らせたのに」」(http://blog.goo.ne.jp/activated-sludge/e/06eaf88a6d6b6f7d2f7d116b9f39a96e)
■③『週刊金曜日』(2014年11月21日、1017号) / 永野厚男氏【都立大島高校が自衛隊と訓練 「防災教育」を逸脱か】、「災害時、生徒は自分の命を守るのが第一。避難民救済の役割まで求めるのはボランティアの範囲を超える・・・・・・学校現場に〝異変〟が生じている」。「いろんな意味で疲れます・・・住民基本台帳活用とアイドルによる「番宣」で「果てしない夢」へGO!」(http://blog.goo.ne.jp/activated-sludge/e/c5aecf5f3f80e3bdca64d1b8b6603ed0)
■④『週刊金曜日』(2014年11月21日、1017号) / 【村岡和博の政治時評/大義なき衆院解散を安倍サヨナラ選挙に】、「デタラメなアベノミクスも、民意も立憲主義も無視する安倍首相のやり口も、まとめてさよならする選挙にしなければなるまい」。「●選挙を何度やっても、「騙されることの責任」「考えないことの罪」を自覚し得るかどうか?」(http://blog.goo.ne.jp/activated-sludge/e/15305f7db74dbd06410433167abaf585)
■⑤『週刊金曜日』(2014年11月21日、1017号) / 鎌田慧さん【保革乗り超え新基地を拒否した「オール沖縄」のこころ 10万票の大差で辺野古移設反対の翁長氏が圧勝】、「新たな基地は造らせないとい沖縄の民意は揺るがないことが明確に」。「さあ、ここから。高江・辺野古破壊問題等々・・・「過去のもの」や「終わり」にしてはいけない」(http://blog.goo.ne.jp/activated-sludge/e/b989d3a41d428a9731edceaf156ba86c)
■⑥『週刊金曜日』(2014年11月21日、1017号) / 【佐高信の新・政経外科第20回/疑惑隠しの自己都合解散】、「「脱税」の疑い指摘され激昂した安倍首相・・相続税3億円を脱税したという疑惑」。そして、「暴力団人脈」による「ダーティな政治手法」!? またしても、アベ様、ダークすぎます(http://blog.goo.ne.jp/activated-sludge/e/beae9170eb3ab970e4aa27aaf77124cc)
■⑦『週刊金曜日』(2014年11月21日、1017号) / 東海林智氏【「正社員ゼロ」「残業代ゼロ」 労働の商品化が加速する 「派遣村」から6年、「人間の尊厳」を奪う安倍政権】、「短期化、流動化する雇用・・安倍政権・・働く者の尊厳を大事にするという発想が決定的に欠けている」。未来工業や城南信金と経団連(http://blog.goo.ne.jp/activated-sludge/e/793d40802e3c432fc29f0b21c17b62db)
■⑧『週刊金曜日』(2014年11月21日、1017号) / 平舘英明氏【臨時教員は潜在的失業者だ 「安上がり」教育が生む労働破壊】、「官製ワーキング・プア・・子どもの学習環境に直結・・「安上がり」教育のツケは大きい」。未来に投資しないアベ様(http://blog.goo.ne.jp/activated-sludge/e/7907fe4edcb5c8f185faeedc8513702d)
■⑨『週刊金曜日』(2014年11月21日、1017号) / 山口正紀さん【〈大政翼賛新聞〉への回帰 『読売』憲法改正試案20周年】、「〈・・・・・・タブー打破 先駆的意義/論議活性化 きっかけに〉・・・・・・『読売新聞』・・・・・・特集の見出しだ。1ページ全部を使った自画自賛」。恥ずかしい新聞、社主だけの問題か?(http://blog.goo.ne.jp/activated-sludge/e/ab709a5ec0b6dfdfee9e4b814272fb58)
■⑩『週刊金曜日』(2014年11月21日、1017号) / 高嶋伸欣さん【「韓国紙記事を誤読」の事実を伏せている『産経』前支局長問題】、「もともと『産経』に『朝日新聞』の不手際の連鎖を責める資格はないし、他のメディアも五十歩百歩の類だ」。全く同感! 『産経』新聞韓国大統領名誉棄損事件の記事は声高に「言論の自由の侵害」を叫べるようなモノ?』、まさか、ご冗談を(http://blog.goo.ne.jp/activated-sludge/e/cb7468d1eb62dcb08262fc7656d96ad2)
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東京新聞の記事【衆院解散 12・14投開票 カギとなる「三つの議席数」】(http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2014112290070437.html)。
「三つの岐路の方向に影響を与える三つの数字がある・・・・・・議席の過半数「二三八」だ・・・・・・改憲の発議に必要な議席数「三一七」・・・・・「脱原発」の行方に影響する数字は、一二年の前回衆院選で原発ゼロを公約した政党が獲得した議席総数「一二六」・・・・・・私たちの投票でこれらの三つの議席数が決まり、政策を動かすことになる」
「二三八」議席以下は当然、この2年間のアベ様の行いを見れば。自公「二三八」議席以下は当然、壊憲「三一七」議席なんてトンデモ、脱原発「一二六」議席では少な過ぎ!
『●「騙されることの責任」とハンナ・アーレント氏「考えないことの罪」』
『●アベ様の決まり文句
「国民には丁寧に説明をしていく」、でも、そうしたタメシはなし』
『●壊憲、原発推進、平成の治安維持法、
TPP、高江・辺野古、カネ、ダーク・・・「アベ様政治」全体が争点』
『●選挙を何度やっても、「騙されることの責任」
「考えないことの罪」を自覚し得るかどうか?』
別の東京新聞の記事によれば: 【総選挙事務700億円 貴重な一票忘れずに】(http://www.tokyo-np.co.jp/article/politics/news/CK2014112202000106.html)・・・・・・「衆院選では毎回、七百億円前後の事務経費が国の予算に計上される。全国の二十歳以上の有権者は約一億人のため、投票に行くか行かないかに関係なく、有権者一人につき七百円程度の税負担が生じる」・・・・・・そうです。
選挙に行かないなんて2年間のアベ様の悪政を支持するに等しく、かつ、税金をドブに。「騙されることの責任」「考えないことの罪」を自覚しない自公投票者と同じ。選挙に行き、かつ自公や翼賛野党以外にキッチリと投票を。2年間の「アベ様の悪政」全体に真の評価を、そして、ケリを。
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【http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2014112290070437.html】
衆院解散 12・14投開票 カギとなる「三つの議席数」
2014年11月22日 07時04分
(↑ブログ主注: すいません、誠に勝手ながらコピペさせて頂きました
[http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/images/2014112299070437.jpg])
衆院は二十一日の衆院本会議で解散された。政府はその後の臨時閣議で、十二月二日公示-十四日投開票の日程を正式に決定。安倍晋三首相(自民党総裁)は今回の解散を「アベノミクス解散」と名付け、政権の継続を強調。野党側はアベノミクスで格差が拡大したとして転換を訴えた。与野党は事実上の選挙戦に突入した。
四百七十五議席を競い合う選挙戦で国民が選択する「三つの岐路」は、安倍晋三首相が「アベノミクス」と呼ぶ経済政策、憲法解釈の変更で集団的自衛権の行使容認に踏み切った安全保障政策や憲法、原発再稼働を進める政策-の是非だ。三つの岐路の方向に影響を与える三つの数字がある。
最も基本的な数字は、議席の過半数「二三八」だ。これは「安倍路線」の政策が継続するかどうかに直結する。
自民、公明の与党が二百三十八議席を大きく上回れば、アベノミクスを具体化した二〇一四年度補正予算案や一五年度予算案は、与党の賛成だけで成立させられる。参院でも与党が過半数を持っているためだ。金融緩和を進める日銀の総裁や理事の人事案も同様だ。
安全保障政策もそうだ。首相は来年の通常国会で、海外での武力行使に道を開く集団的自衛権の行使容認を含む安全保障法制の整備を進める意向だ。憲法の解釈に関わる重大法案だが、過半数の議席で衆院を通過させることができる。ただし、政権を維持しても議席を減らせば、法整備にブレーキがかかったり、修正されたりするのは確実だ。
「三分の二」は衆参両院による改憲の発議に必要な議席数「三一七」だ。二年前の衆院選では、改憲勢力はこれを上回った。
安倍政権は憲法解釈の変更にとどまらず、改憲を今でも視野に入れている。参院では九条改憲を主張する自民党と次世代の党を合わせても三分の二を下回っており、今回の衆院選で改憲勢力が三分の二を上回っても、すぐに改憲の発議はできない。ただ、三百十七議席を取れば、次の参院選は改憲発議ができるようになるかどうかの重要な局面になる。
「脱原発」の行方に影響する数字は、一二年の前回衆院選で原発ゼロを公約した政党が獲得した議席総数「一二六」だ。
今回の衆院選では各党の公約がまだ出そろっておらず、どの党が原発ゼロを掲げるのかは確定していない。世論調査では脱原発を求める声の方が多く、国会の勢力とはねじれがある。衆院選で世論と比例した結果が出れば、安倍政権へのプレッシャーとなる。
私たちの投票でこれらの三つの議席数が決まり、政策を動かすことになる。 (金杉貴雄)
(東京新聞)
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東京新聞の記事【TPP交渉越年 覇権争いやめ、原点に】(http://www.tokyo-np.co.jp/article/column/editorial/CK2014111402000147.html)。
「米中の主導権争いに盗聴騒ぎ-。アジアの新たな貿易体制をめぐり、首脳たちが北京で繰り広げた駆け引きはこれが自由、無差別、互恵を目指す交渉なのかと耳目を疑いたくなるようなものだった」・・・・・・まったく何をやっているのでしょうね。TPPなんて、絶対にダメでしょ、やっちゃぁ。
それに、アベ様の「原点」は「ウソつかない。TPP断固反対。ブレない。」だったはず。こんな公約さえ守らずに支持者に投票してもらえるんだから・・・・・・、まったくオメデタイ自公政権支持者たち! 来る衆議院議員選挙で、自公政権支持者は試されています。
『●「ウソつかない。TPP断固反対。ブレない。」、騙す阿呆に、騙される阿呆』
「保護貿易が一因になった第二次大戦の反省から」出てきた「自由貿易の理念」?・・・・・・それは幻想じゃないのか? 「水」と云ったコモンズであろうがなかろうが、例外なしに何もかも自由にカネで売り買いしましょ!、っていう「ワシントンコンセンサス、ブレトンウッズ体制」なんかに乗っかって、一般市民にとって良いことがある訳がない。
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【http://www.tokyo-np.co.jp/article/column/editorial/CK2014111402000147.html】
【社説】
TPP交渉越年 覇権争いやめ、原点に
2014年11月14日
米中の主導権争いに盗聴騒ぎ-。アジアの新たな貿易体制をめぐり、首脳たちが北京で繰り広げた駆け引きはこれが自由、無差別、互恵を目指す交渉なのかと耳目を疑いたくなるようなものだった。
アジア太平洋経済協力会議(APEC)に先だって開かれた環太平洋連携協定(TPP)の首脳会合は十日、目標としてきた年内大筋合意を断念し、交渉は越年することになった。
農産物などの関税をめぐる日米の対立に加え、医薬品など知的財産保護、民間企業と国有企業の競争条件などで先進国と新興国の対立が解消しなかった。年内合意という目標が延期されるのは四回目。来年、米国では大統領選挙が動きだすため、交渉そのものが漂流する可能性も出てきた。
ただ、北京での一連の会議や首脳会談で驚かされたのはTPPの先送りではなく、アジア太平洋地域での米国と中国のむき出しの覇権争いだった。
TPPの合意断念を尻目に同じ日、中国は韓国と自由貿易協定(FTA)の締結で大筋合意を発表した。米国が主導し、中国が参加していないTPPへのけん制といえる。中国はAPEC加盟国を自陣に囲い込むアジア太平洋自由貿易圏(FTAAP)構想を自らの主導で進める意欲も示した。TPP交渉では、中国の盗聴を恐れて、普通ならホテルで開かれる会議を米国大使館で開くという異常さで、覇権争いの激しさにあきれ返った国も多いのではないか。
お互いの経済発展のため、より自由で相手国を選別しない貿易の実現を目指す多国間交渉は、保護貿易が一因になった第二次大戦の反省から、欧米の主導で成果が積み重ねられてきた。だが、ここにきて世界貿易機関(WTO)の交渉が停滞する一方で、露骨な覇権争いが繰り広げられている。背景には米国の力の低下、中国、ロシアの台頭など「地政学的」といわれる新たな対立がある。
TPPの場合、参加十二カ国の経済力、政治力には大きな格差があり、国内の有力産業と一体化して主導権を握ろうとする米国の高すぎる要求が、合意先送りの原因になっている。
交渉をまとめるためには、TPP参加国が妥協できる水準へと目標を引き下げるなど、地域の経済の過半を占める日米を中心に交渉戦略を再構築する必要があるのではないか。同時に米中の首脳にはいま一度、胸に手を当てて自由貿易の理念を思い出してほしい。
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東京新聞の社説【衆院解散を検討 「安倍政治」こそ争点だ】(http://www.tokyo-np.co.jp/article/column/editorial/CK2014111302000156.html)。
「消費税再増税を先送りするため、国民に信を問うというのが解散の「大義」だが、問われるべきは「安倍政治」そのものだ」。
もう数えきれません、アベ様の悪行。市民にとって何か良いことをアベ様がやってくださったことって?? 壊憲をはじめアベ様のやってきたことについて、アベ様達自公議員の支持者や翼賛野党議員の支持者が「騙されることの責任」「考えないことの罪」を自覚し得るかどうか?、大いなる疑問。選挙を何度やっても、彼/彼女達は変わらんのでしょうね、きっと。
『●「騙されることの責任」とハンナ・アーレント氏「考えないことの罪」』
『●アベ様の決まり文句
「国民には丁寧に説明をしていく」、でも、そうしたタメシはなし』
『●壊憲、原発推進、平成の治安維持法、TPP、
高江・辺野古、カネ、ダーク・・・「アベ様政治」全体が争点』
衆議院が解散しました。
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【http://www.tokyo-np.co.jp/article/column/editorial/CK2014111302000156.html】
【社説】
衆院解散を検討 「安倍政治」こそ争点だ
2014年11月13日
安倍晋三首相が年内の衆院解散・総選挙を検討しているという。来年十月の消費税再増税を先送りするため、国民に信を問うというのが解散の「大義」だが、問われるべきは「安倍政治」そのものだ。
首相が外遊から帰国する十七日に七~九月期の国内総生産(GDP)の速報値が発表される。景気回復の遅れが判断された場合、消費税再増税の先送りを決断し、その是非を国民に問うため、衆院を来週中にも解散するという。総選挙の日程は十二月二日公示-十四日投開票、九日公示-二十一日投開票が想定される。
消費税を二段階で10%に増税することは民主党政権下の二〇一二年六月、「社会保障と税の一体改革」として民主、自民、公明三党が合意したもので、同年十二月の衆院選の自民党政権公約でも消費税は「当面10%」と記していた。
公約変更が解散の「大義」になると、政権側は考えたのだろう。
ただ、いかにも取って付けた理由だ。そもそも消費税は増税すべきではないし、法律の付則には経済状況によって増税を最終判断する旨の規定もある。先送りしても解散の根拠にはなり得ない。
九月の内閣改造後、閣僚の醜聞が相次いで発覚し、内閣支持率は下落傾向だ。首相の経済政策(アベノミクス)は期待外れで、来年以降は、安全保障法制整備や原発再稼働など、国民の反発が避けられない課題も待ち構える。
内閣支持率が比較的高く、野党の選挙態勢が整う前に衆院解散に打って出た方が、議席減を最小限にとどめられる、というのが政権側の本音ではないのか。
安倍氏が再び首相に就いてからの二年近く。国民の反対を切り捨てる形で進めた特定秘密保護法の成立強行や原発再稼働の推進、歴代内閣が積み重ねてきた憲法解釈を、一内閣の判断で変えた集団的自衛権の行使容認など、強権的な政治手法ばかりが思い浮かぶ。
首相の歴史認識や靖国神社参拝が外交上の不安定要因となる一方で、「一票の格差」是正や、政府や国会の「身を切る改革」など処理すべき懸案は手付かずだ。
解散の大義に正当性があるとはとても思えないが、解散が見送られ、国民軽視の「安倍政治」が続くことも、国民には不利益だ。
野党側にとって解散は、政権打倒の好機のはずだが、準備不足は否めない。候補者調整や選挙協力など、国会での「一強多弱」打破のために知恵を絞り、党利を超えた決断を促したい。
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asahi.comの2つの記事『安倍首相、21日の衆院解散表明 消費増税は先送り』(http://www.asahi.com/articles/ASGCL5TPMGCLUTFK00W.html?iref=comtop_6_04)、
asahi.comの記事【(政治断簡)選挙は社会を考える機会のはず』(http://www.asahi.com/articles/ASGCG4FDKGCGULZU00G.html?iref=comtop_list_pol_n01)。
nikkan-gendaiの記事【政権復帰でやりたい放題 総選挙でサヨナラ「原発推進議員」】(http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/155003)。
最後に、東京新聞の社説【衆院21日解散へ 「安倍政治」問う機会に】(http://www.tokyo-np.co.jp/article/column/editorial/CK2014111902000130.html)と、
コラム 『筆洗』(http://www.tokyo-np.co.jp/article/column/hissen/CK2014112002000140.html)。
「首相は争点として、増税先送り判断の是非と自らの経済政策アベノミクスへの評価をあげた」、「消費税再増税の先送り決断の是非にとどまらず、二年間にわたる「安倍政治」を問う機会としたい」・・・・・・。
消費税やドアホノミクス「だけ」が争点ではなく、「アベ様の政治」全体が争点。壊憲、原発推進、平成の治安維持法、TPP、高江・辺野古、カネ、ダーク・・・・・・こんな自公政権を支持しちゃダメでしょ! 消費税やドアホノミクス「だけ」が争点ではなく、「アベ様の政治」全体が争点。しかも、アベ様の決まり文句「国民には丁寧に説明をしていく」を実行したためしはありません。
『●アベ様の決まり文句「国民には丁寧に説明をしていく」、
でも、そうしたタメシはなし』
「だって、安倍晋三首相が意欲を燃やしているのは、集団的自衛権に関する法整備や憲法改正じゃないの? 民意を問うならそっちだろう・・・・・・もしもそれを狙っているのであれば、ずるい」・・・・・・。
消費税増税は既定路線と言わんばかりのところが「朝日新聞」らしいけれども、アベ様が「消費税増税」問題に「矮小化」しているのは確か。・・・・・・「ずるい」のは、アベ様は昔からそうです。そして、おまけに「ダーク」。
『●「暴力団人脈」による「ダーティな政治手法」!?
またしても、アベ様、ダークすぎます』
「特定秘密保護法、集団的自衛権の行使容認、TPP(環太平洋経済連携協定)協議への参加、消費税増税…。安倍政権が世論を無視して強引に推し進めた愚策はキリがない。争点はハッキリしている。国民を蹂躙し続ける安倍自民をこのまま許すのか――ということだ。中でも絶対「落選」させないとダメなのが原発議員のメンメンだ」・・・・・・。
誰の眼にも、アベ様は消費税増税に「矮小化」しようとしているのはミエミエで、壊憲や原発推進、辺野古問題等々から目を逸らせる狙いだ。
一方、消費税大好き朝日新聞らしい。『朝日』の記事は、「「騎馬戦型社会」で、やがて「肩車型社会」に」・・・・・・は分かるが、それを回避する方法が、なぜ、消費税及び消費税再増税なのかサッパリわからん。朝日新聞は、解決策を消費税およびその増税に「矮小化」している。
もう一つ興味深い記事: 『予想外数値に“演出”の声も GDPショック「仕掛けられた罠」』(http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/155063)。この記事によると、
「民間予測をはるかに下回る数値に、永田町界隈では「年率マイナス
1.6%は、安倍政権の“演出”じゃないの」と不穏な噂も飛び交って
・・・・・・GDPショックで自己チュー解散のおぜん立てが整ったわけですが、
あくまで、正確性に欠ける1次速報です。来月8日に2次速報が発表
されますが、そこで上方修正されれば、株価も上昇するでしょうし、
14日に予定されている投票前に有権者にアピールできます。
『安倍政権はそれを狙っているんじゃないか』なんてうがった見方を
する市場関係者も少なくありません・・・・・・安倍首相が昨年秋に
消費税8%を決めた時を見ても分かる。4-6月期の1次速報は
2.6%、2次速報で3.8%に上方修正され、景気回復を演出して
消費増税が決定された。その後発表された改定値は1.1%と、
半分以下まで凋落。“かさ上げ”したことは明々白々」・・・・・・
というもの。消費税やドアホノミクス「だけ」が争点ではないし、その消費税論議でさえ「悪巧み」していたわけだ。しかも、既に、前回の8%増税時は“かさ上げ”という「悪巧み」をしていた模様。
「クラーク先生のいう「大志」はカネや名声、ましてや選挙とは関係ないが、いくら何でも「大志」のない話である。安倍首相が十二月総選挙の勝敗ラインを自民と公明両党で過半数維持と掲げた▼もちろん謙虚さや野党に対する敬意ではない。大風呂敷の政治家がこと選挙に限って「小志」になるのは達成できなかった時への予防である・・・・・・悪知恵におやつは当分抜きとなる」・・・・・・。
さて、最後に、アベ様のなんという大志の低さ! でも、絶対に過半数さえも許してはいけないでしょう。選挙に行かないなんて、自公政権を支持したに等しい。
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【http://www.asahi.com/articles/ASGCL5TPMGCLUTFK00W.html?iref=comtop_6_04】
安倍首相、21日の衆院解散表明 消費増税は先送り
2014年11月18日21時09分
安倍晋三首相は18日夜、首相官邸で記者会見し、来年10月に予定されている消費税率10%への引き上げを1年半先送りし、21日に衆院解散に踏み切る意向を表明した。衆院選は12月2日公示、14日投開票の日程となる。首相は争点として、増税先送り判断の是非と自らの経済政策アベノミクスへの評価をあげた。
首相は消費増税先送りに伴って解散・総選挙を行う理由について、「税制こそ議会制民主主義と言っても良い。その税制において大きな変更を行う以上、国民に信を問うべきであると考えた」と述べた。
消費増税法には、景気が想定以上に悪くなれば増税を先送りしたり、とりやめたりできる「景気条項」がある。首相はこの条項に基づいて先送りを決めたとし、「7~9月のGDP(国内総生産)速報によれば、個人消費は1年前に比べ2%以上減少した。来年10月から引き上げることは個人消費を再び押し下げ、デフレ脱却も危うくなると判断した」と述べ、「再び延期することはない。そう断言する」と強調した。
・・・・・・・・・。
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【http://www.asahi.com/articles/ASGCG4FDKGCGULZU00G.html?iref=comtop_list_pol_n01】
(政治断簡)選挙は社会を考える機会のはず
2014年11月17日05時41分
■政治断簡 編集委員・松下秀雄
キツネにつままれたような感じがする。
だって、安倍晋三首相が意欲を燃やしているのは、集団的自衛権に関する法整備や憲法改正じゃないの? 民意を問うならそっちだろう。集団的自衛権行使を認める閣議決定の前後に衆院を解散すれば、争点は明確になったはずだ。
でも、そこでは踏み切らなかった。首相がどう説明するかはわからないが、消費増税を先送りして解散すると騒がれている。
だれだって、増税をせずにすむならその方がいい。
「本音ではみんなやりたくないこと」で民意を問い、やらないと訴えて選挙を勝ちぬく。その数の力で、意見が分かれる問題で「自分がやりたいこと」を通す。
もしもそれを狙っているのであれば、ずるい。
というと、政治のプロから「子どものようなことを!」と笑われるかもしれない。
きみきみ、選挙のゆくえを決めるのは「暮らし」だよ。アベノミクスや増税先送りで暮らし向きがよくなれば、有権者は歓迎する。ほかの問題で多少の批判を浴びても、政権はひっくり返らない。それが政治の現実だろう――。
たぶんその通りだ。でもこの発想は「えさを与えれば喜ぶ」に似て、人への軽蔑が含まれている。
書生論に戻る。選挙は民主主義の一部品でしかない。民主主義の本体は、一人ひとりが社会のあり方を考えること。その機会になりうるから、選挙はとりわけ大切なのだ。
野田佳彦前首相は消費増税を決めて選挙に敗れた。しかし、問いかけは重かった。
好んだのはこんな説明だ。
日本はかつて、多くの現役世代で1人のお年寄りを支える「胴上げ型社会」だった。今や3人で1人を支える「騎馬戦型社会」で、やがて「肩車型社会」になる。だからお年寄りを支える費用を、お年寄りを含む全世代で負担しなければならない。支える側の若い世代を支援する財源も要る――。
ただ、いま振り返ればこの説明はどこか「上から目線」だ。社会と同時に、それぞれの家族も「肩車」化することに目配りが足りなかった。
昔は兄弟姉妹で老親を支えられた。だがいずれ一人で一人を支えるようになる。介護などで仕事を諦め、食い詰める。すでにそうなっている人、その不安にかられている人にとって負担増は厳しい。
「肩車」になるから増税と言われても、家族の立場からみれば、だから払えない。増税への反発は当然だ。
でも、よく考えよう。
「肩車型家族」にこそ社会の支えが要る。ふだんは多く負担する代わり、介護などの問題を抱えた時にしっかり支えてもらう。それぞれの事情に応じて働き方や働く時間を選べる。そんな社会にしないと、肩車はつぶれかねない。
家族の変化にあわせて、どうやって社会で支えあうか。正面から論ずるなら、消費増税を問う意味は大きい。
なのに「先送り」の是非?
それで私たちに、何を考えよというのだろうか。
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【http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/155003】
政権復帰でやりたい放題 総選挙でサヨナラ「原発推進議員」
2014年11月16日
(細川博之会長を筆頭に疑惑大臣、うちわ前大臣も/(C)日刊ゲンダイ)
『自然と人間』(2014年11月号、Vol.221)の最新号について、最近のつぶやきから、AS@ActSludge。
最も注目の記事は、浅野健一さん【「慰安婦否定」で国際的孤立するニッポン 権力監視の調査報道の創成を】、そして、【対談 鎌倉孝夫+斎藤貴男 帝国主義時代を想起させる安倍政権のインフラシステム輸出戦略(前)】。
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■①『自然と人間』(2014年11月号、Vol.221) / 森達也さん【第104回つぶやくニッポンの街角 誰が誰に何を言ってんの?】、「高飛車な口調・・・・・・こちらは新宿警察署です・・・・・・通行の妨害です。すぐやめなさい・・・・・・管理され統治されることに・・・・・・すっかり慣れてしまった。監視カメラもその一つ」
■②『自然と人間』(2014年11月号、Vol.221) / 村田くみ氏【国は非正規労働者の声を聞け】、「非正規で働く人は法律の「改悪」 によって、さらに雇用環境が悪化している。問題なのは、国会の場でも議論されないこと」。消費税増税など、アベ様は弱い者いじめに夢中(http://blog.goo.ne.jp/activated-sludge/e/eed491456e904b2a247a479b9638cc50)
■③『自然と人間』(2014年11月号、Vol.221) / 樫田秀樹氏【高校生が発信した「返せない奨学金」問題】、「サラ金ヤミ金の話ではなく奨学金の実情・・仕組みがおかしい!・・利子だけが膨らむ悪循環に」。「生まれた環境に縛られる、子どもたちの夢」でいいのか?(http://blog.goo.ne.jp/activated-sludge/e/15131575c673c3afff8e78f07cd414ec)
■④『自然と人間』(2014年11月号、Vol.221) / 浅野健一さん【「慰安婦否定」で国際的孤立するニッポン 権力監視の調査報道の創成を】、「今も性奴隷を否定する安倍首相・・・・・・中曽根元首相が慰安所証言」。「産経のドン」故・鹿内信隆氏も証言(http://blog.goo.ne.jp/activated-sludge/e/fd17f09a886a3b53315797304b4c033e)
■⑤『自然と人間』(2014年11月号、Vol.221) / 仲里正弘氏【県知事選勝利! 辺野古新基地建設阻止!】、「名護市会議員選挙・・・・・・市民は・・・・・・新基地建設反対を表明・・・・・・知事だけでで・・止まらない。私たち県民がまとまらなければ・・・・・・止められないのだ」。2010年のミス(http://blog.goo.ne.jp/activated-sludge/e/ab0f4c60ed1620f832eb05351f0e5bd2)
■⑥『自然と人間』(2014年11月号、Vol.221) / 【対談 鎌倉孝夫+斎藤貴男 帝国主義時代を想起させる安倍政権のインフラシステム輸出戦略(前)】、「輸出先の国民の生活をも変える開発は住民の反発を招くかもしれない・・過剰資本の処理としての資本輸出」。http://blog.goo.ne.jp/activated-sludge/e/69d0c6a3e04d43fbf8cf382aaf28e9ce
■⑦『自然と人間』(2014年11月号、Vol.221) / 志葉玲氏【「コントロール」にはほど遠い 福島第一原発の収束作業を注視しよう】、「株主への配慮で遮水壁を作らず・・・・・・小出裕章氏・・・・・・当初からその有効性については、疑問」。アベ様の頭は氷やドライアイスでは冷えず(http://blog.goo.ne.jp/activated-sludge/e/a978fe651cbf45bbb4be3508f418beeb)
■⑧『自然と人間』(2014年11月号、Vol.221) / 【大谷昭宏の言いたい放題/地方再生、女性の社会進出 地方統一選をにらんだ人気取りの安倍政権 裏では米軍支援のために世界中に自衛隊を送る準備】、「女性の社会進出とは企業で役職に就くことか」? 自民党女性議員の活躍ブリ(http://blog.goo.ne.jp/activated-sludge/e/57741322ad2096ed1361fbd0e884b59b)
■⑨『自然と人間』(2014年11月号、Vol.221) / 【第44回 Hキョージュの環境ゼミ 御岳山噴火――火山と原発】、「吉田調書公開で何がわかったか・・・・・・責任問題に触れなかった吉田調書」。「吉田氏の肉声を記録した調書」、『朝日』の「誤報」を叩くだけでいいのか?(http://blog.goo.ne.jp/activated-sludge/e/626b2818fed86b137f7326f56c664683)
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asahi.comの記事【翁長氏、辺野古阻止どう動く 国は埋め立てへ淡々】(http://www.asahi.com/articles/ASGCH6T5SGCHTPOB005.html)。
東京新聞の社説【新基地拒否の重い選択 沖縄県知事に翁長氏】(http://www.tokyo-np.co.jp/article/column/editorial/CK2014111702000130.html)。
nikkan-gendaiの記事【自民大敗…安倍政権に鉄槌を下した沖縄県民の凄まじい怒り】(http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/155034)。
『●菅義偉官房長官曰く「この問題は過去のものだ。
争点にはならない」・・・・・・なんという言い草!!』
『●沖縄で連敗続きのアベ様、「この問題は過去のものだ。
争点にはならない」で済まされるのか?』
「安倍政権は今度こそ、沖縄県民の怒りのすさまじさを思い知ったのではないか」・・・・・・。沖縄県知事選、当然の帰結。問題はこれからどうするかだ。そして、来るべき衆院選で自公政権にトドメを。
「初当選の翁長雄志氏の公約は「辺野古阻止」。安倍政権が移設作業を淡々と進めようとするなか、翁長氏は抵抗策を模索」・・・・・しないといけない。「この問題は過去のものだ。争点にはならない」(菅義偉官房長官)なんて許されない。そのヒント、突破口は、コレかもしれない。
『●辺野古破壊: 「いい正月になる」なんて、
仲井真氏もアベ様らも猿芝居をしていたんじゃないのか?』
日米合意について、「「5年以内」がまやかしに過ぎないことは、もう誰の目にも明らかであろう・・・・・・米側が「空想のような見通しだ」と反対・・・・・・米側は・・・・・・一貫して5年以内の実現性を否定」している。出来もしないことをアベ様と仲井真元沖縄県知事は辺野古破壊によってゴリ押しし、「いい正月になる」などと沖縄県民をバカにした訳だ。
「これ以上の米軍基地建設を拒否する県民の重い選択だ。安倍内閣は真摯に受け止めるべきである」。アベ様達に「真摯」さを求めても仕方なく、来る衆院選で、自公議員に「最高の責任者は私だ・・・私たちは選挙で国民の審判を受け」させるべきだ。
アベ様達や自公議員・翼賛野党議員は辺野古破壊を衆院選のドサクサに紛れさせようとしているし、消費税再増税に「矮小化」させようとしている。公然の「密漁」=辺野古破壊を含めて、壊憲や原発推進をはじめとしたアベ様達が行ってきたあらゆる事柄に、NO!、を突きつけねば。
『●首相は産経や読売以外も読んでるのね!?:
「首相はくず」とは言っていないけれど・・・』
『●ブレーキは無く、二つの「アクセル」な自公政権』
『●「戦争も、原発も、本当の怖さを知る人の言葉を
かみしめたい」: あ~、アベ様らは聞く耳持たず』
『●「最高の責任者」アベ様のオツムの中身』
『●丸腰市民へ掃海母艦派遣・・・アベ様豪語
「最高の責任者は私だ。・・私たちは選挙で国民の審判を受ける」』
『●「最高の責任者は私だ・・・私たちは選挙で
国民の審判を受ける」のアベ様の政権、いよいよ末期的?』
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【http://www.asahi.com/articles/ASGCH6T5SGCHTPOB005.html】
翁長氏、辺野古阻止どう動く 国は埋め立てへ淡々
山岸一生 星野典久 ワシントン=大島隆 2014年11月16日23時41分
[↑ブログ主注: すいません、勝手にコピペさせて頂いております
(http://www.asahi.com/articles/photo/AS20141116001608.html)]
沖縄県知事選で、県民は米軍普天間飛行場(同県宜野湾市)の名護市辺野古への移設という国策に「ノー」を突きつけた。初当選の翁長雄志氏(64)の公約は「辺野古阻止」。安倍政権が移設作業を淡々と進めようとするなか、翁長氏は抵抗策を模索する。
「オール沖縄、大きな輪ができた。党利党略を超えて心を一つにできたことが大きい。日本も変わってもらい、全体で(基地)負担をしてもらいたい」。16日夜、当選を決めた翁長氏は支援者を前に語った。
一方で「難しい課題がこれからも出てくる」と気を引き締めた。辺野古移設の「断固阻止」を主張して当選した翁長氏にとって、「課題」は自ら掲げた看板をどう実現するかだ。
仲井真弘多知事(75)が昨年末に辺野古沿岸部の埋め立てを承認し、工事には既にゴーサインが出ている。翁長氏の当選だけではその有効性は消えない。国は、早ければ年度内にも埋め立てを始めたい考えだ。
翁長氏は12月10日に知事に就任する。選挙戦で承認の撤回や取り消しは明言しなかったが、就任後は仲井真氏の承認の経緯を検証する方針。経緯に問題があれば撤回や取り消しも可能との考えだ。一方で、行政法の専門家らからは撤回・取り消しについて「県が審査して出した結論を覆すのは極めて難しい」といった指摘も出ている。
これとは別に翁長氏は、移設計画の「変更申請」への対応を迫られる。
防衛省は9月、辺野古の埋め立て工事の一部の作業工程を変更したいと県に申請した。移設反対の稲嶺進・名護市長の協力が得られないことから、市が関わる手続きなしに工事を進めるためだ。県は月内にも、知事が承認・不承認を判断するための準備を終えるとみられる。
仲井真氏の任期は12月9日まであるが、県幹部は「新知事の判断を仰ぐのが常道だろう」と話し、翁長氏に判断が委ねられる公算が大きい。翁長氏は当選を決めた後、「厳しくチェックする」と語った。
・・・・・・・・・。
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【http://www.tokyo-np.co.jp/article/column/editorial/CK2014111702000130.html】
【社説】
新基地拒否の重い選択 沖縄県知事に翁長氏
2014年11月17日
沖縄県の新しい知事に翁長雄志(おながたけし)前那覇市長が選ばれた。これ以上の米軍基地建設を拒否する県民の重い選択だ。安倍内閣は真摯(しんし)に受け止めるべきである。
仲井真弘多(なかいまひろかず)知事(75)の任期満了に伴う今回の知事選は三選を目指す自民党など推薦の仲井真氏に、翁長氏(64)、下地幹郎(しもじみきお)元郵政民営化担当相(53)、喜納昌吉(きなしょうきち)元参院議員(66)が挑む構図で、事実上、仲井真、翁長両氏の一騎打ちだ。
沖縄県知事選は「保守」対「革新」の対決構図が続いてきたが、今回は、四年前の前回知事選で仲井真陣営の選挙対策本部長だった翁長氏が仲井真氏と袂(たもと)を分かつ、初の「保守分裂」選挙となった。
◆「基地依存」は死語に
最大の争点は、世界一危険とされる米軍普天間飛行場(同県宜野湾市)を日本側に返還するため、その代替施設を名護市辺野古の米軍キャンプ・シュワブ沿岸部に建設する、いわゆる「県内移設」の是非である。
沖縄県には在日米軍基地の約74%が集中する。その存在は、騒音や事故、米兵らの犯罪、戦争への加担という精神的重圧など、県民に重い負担を強いてきた。
基地の存在は経済発展の阻害要因でもある。返還された跡地がショッピングセンターなどになり、雇用を生んで経済的繁栄の場となる多数の例を見れば、明らかだろう。
一九七二年の本土復帰時に15%を超えていた県民総所得における米軍基地関係収入の割合は年々減少し、今や5%台にすぎない。もはや「基地依存経済」は死語だ。
日米安全保障条約上、米軍への基地提供は日本政府の義務だとしても、一地域に過重に負担を押し付けるのはやはり不平等である。
普天間返還のためとはいえ、米軍基地をこれ以上、沖縄県内に造るのはやめてほしい、というのは県民の素直な思いと理解する。
◆安倍内閣も「不信任」
もともと県内移設を条件付きで認める立場だった仲井真氏は、前回知事選で県外移設を求める姿勢に転換し、再選された。その後も県民の反対が強い県内移設は「事実上不可能」と繰り返していた。
しかし、仲井真氏は昨年暮れ、政府が申請した辺野古沿岸部の埋め立てを承認してしまう。県内移設容認への転換であり、公約違反は明らかだった。
仲井真氏は今回の選挙戦で「サイズが(普天間の)四割になり、民家の上も飛行させない。安全性は雲泥の差だ」と辺野古移設の妥当性を訴えたが、仲井真氏の「変節」を批判し、県内移設阻止を掲げた翁長氏を県民は支持した。
県民の思いを顧みず、公約違反でもある県内移設を進めようとした県政リーダーへの、県民による痛烈なる不信任の意思表示だ。
同時に、今回の選挙結果は「アメとムチ」によって県内移設を強行してきた安倍内閣に対する「不信任」でもある。
県本部が県内移設に反対する公明党は仲井真氏を支援せず、自主投票で臨んだ。二〇〇二年以来続いていた知事選での協力態勢が崩れ、安倍内閣の基地政策の正当性に疑問符を投げかけている。
選挙期間中、多くの自民党議員に加え、菅義偉官房長官も異例の選挙応援に入った。そこで訴えたのは、那覇空港第二滑走路の早期完成や米映画テーマパーク「ユニバーサル・スタジオ・ジャパン(USJ)」の沖縄誘致支援だ。
経済振興策は必要だとしても、県内移設受け入れを前提とした露骨な手法である。基地押し付けに「構造的差別」を感じ始めた沖縄県民には、もはや通用しまい。
翁長氏の陣営には自民党を離党した県議ら「保守系」に加え、共産、社民両党など「革新系」も加わった。
仲井真陣営は「共産党主導の県政にするな」などと保革対決構図に持ち込もうとしたが、翁長陣営の「イデオロギーよりアイデンティティー」「オール沖縄で基地問題の大きな壁をこじ開ける」との訴えの前では、説得力を欠いた。
対立してきた革新陣営と「県内移設拒否」で結束し、支持を集めた背景にある沖縄保守勢力の「政治的目覚め」を、安倍内閣と仲井真陣営は完全に読み違えた。
◆「過去の問題」でない
菅氏はかつて「県内移設」の是非をめぐる議論は「過去の問題」と言い放った。知事選で仲井真氏が敗れても県内移設を進めるために、予防線を張ったのだろう。
しかし、安倍内閣が全面支援する仲井真氏に突き付けられた拒否の意味は重い。県民の選択を無視して、海底掘削調査や工事入札など本格着工に向けた作業を続けることなど、あってはならない。
在日米軍基地の適正な規模や配置、沖縄県民の負担軽減は引き続き、すべての日本国民が考えるべき課題である。決して過去の問題などではない。
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【http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/155034】
自民大敗…安倍政権に鉄槌を下した沖縄県民の凄まじい怒り
2014年11月17日
(支援者と万歳する翁長氏(中央)/(C)日刊ゲンダイ)
安倍政権は今度こそ、沖縄県民の怒りのすさまじさを思い知ったのではないか。16日、投開票された沖縄県知事選は、夜8時の開票とほぼ同時に当確が出た。米軍基地の辺野古移設反対を掲げる翁長雄志・前那覇市長(64)が推進派の仲井真弘多知事(75)を10万票差で蹴散らした。
沖縄の憤激が炸裂したような選挙結果だったが、今度の選挙で政権与党の自民党は、辺野古推進派の仲井真氏を当選させるために、それこそ、ありとあらゆる禁じ手を繰り出してきた。
もともとは移設反対派だった仲井真氏を札束で頬を張るような形で変節させ、しかし、仲井真氏の苦戦が伝えられると、なりふり構わぬニンジン作戦やネガティブキャンペーンを展開したのだ。
「沖縄南北縦断鉄道の建設やユニバーサル・スタジオ・ジャパンの誘致、
カジノを含むIR開発、国際医療拠点建設構想など、ありとあらゆる
バラマキ策をぶら下げたのが自民党です。菅官房長官を筆頭に幹部が
何人も沖縄入りし、業界関係者を集めた秘密会合でアメ玉を配った。
かと思うと、自主投票だった創価学会を動かすために、同日投開票
だった那覇市長選の応援に来た公明党の斉藤鉄夫幹事長代行の
演説場所に仲井真さんが現れて、一緒に写真に納まったり、事実誤認に
基づく共産党との癒着キャンペーンなど、その選挙戦はエゲツなかった。
それでも、これだけの差がついたのですから、安倍首相は、この民意を
厳粛に受け止めるべきです」
(現地で取材を続けてきたジャーナリストの横田一氏)
■それでも埋め立て強行が既定路線
基地問題を争点にした沖縄の選挙は名護市長選に続く連敗になる。今度こそ、思い知ったか、自民党――。こう言いたくなるのだが、狡猾な自民党は県知事選で負けることを想定、選挙結果に左右されず、辺野古埋め立て、基地建設を強行するつもりだ。
16日の選挙結果を聞いた自民党の茂木敏充選対委員長はイケシャーシャーとこう言っていた。
「普天間の危険性除去に向け、政府・与党として準備を進めていく」
要するに、普天間移転=辺野古埋め立ての計画にいささかの変更もないということだ。裏切り者の仲井真氏が公有水面埋立法に基づく埋め立てをすでに承認しているからだ。
実際、辺野古の海では今年8月、海保の巡視船が広範囲に制限海域を設定、反対運動を展開している地元民のカヌーを蹴散らし、ボーリング調査を強行した。それも「確保、確保」と叫んで、抵抗する住民を岸に投げだし、非国民のように扱っていた。
沖縄平和運動センター議長の山城博治氏は本紙の取材に「まるで明治時代の沖縄併合が戻ってきたのか、と思った」と話していたが、そうやって、既成事実をどんどん推し進め、反対派をあきらめさせようとしたのが安倍政権だ。それに対して、今度の選挙で県民は改めて、明確な「ノー」を突きつけたわけである。
それでも安倍政権は埋め立てを強行するのか。間違いなくそのつもりだろう。集団的自衛権の行使容認でも原発再稼働でも、平気で民意を無視するのが安倍首相のファッショ政治だからだ。今度の総選挙では、政権をひっくり返すほど負けさせるしかない。
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『沖縄知事選、翁長氏が初当選確実 辺野古移設阻止を主張』(http://www.asahi.com/articles/ASGCG5D7LGCGTPOB008.html?iref=comtop_6_01)。
「沖縄県知事選が16日、投開票され、前那覇市長の翁長雄志(おながたけし)氏(64)が現職の仲井真弘多(なかいまひろかず)氏(75)=自民、次世代推薦=らを破り、初当選を確実にした。最大の争点だった米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の同県名護市辺野古への移設問題で、翁長氏は「移設阻止」を主張。県民が移設反対を明確に突きつける形となった」。
2010年11月以来、長い4年間だった。高江オスプレイヘリパッド・・・そして、特に、この1年は酷くて、見苦しい県政だった。辺野古「密漁」でのアベ様と仲井真氏のやり取りときたら。
菅義偉官房長官は「この問題は過去のものだ。争点にはならない」と嘯き、アベ様は沖縄で三度敗れたわけだが、このまま沖縄県民の民意を踏みにじり続けるつもりか?
『●沖縄の「屈辱の日」を祝う神経』
『●国外移設どころか、やはり辺野古埋立承認へ:
2010年11月の沖縄知事選の予想が現実に』
『●2010年11月の沖縄知事選の選択はやはり誤りだった
~そうさせた「本土」の重い責任~』
『●稲嶺進氏が名護市長選圧勝:
「安倍政権はそれでも埋め立てを強行できるのか?」』
『●映画『放射線を浴びた『X年後』』:
「こんな巨大な事件が、・・・日本人としての資質が問われる」』
『●「辺野古の海を守ろう」:
アベ様の「政権が抱える差別性の極み」に屈せずに』
『●米軍の「差別性の極み」:NNNドキュメント’14
『続・放射線を浴びたX年後 日本に降り注いだ雨は今』』
『●稲嶺名護市長は「激しい憤り禁じ得ない」と語り・・・
でっ、仲井真知事は「僕に聞かれても」?』
『●辺野古「この風景は戦争」:
誇り高き「海猿」の実像は番犬様の飼い主「アベ様のイヌ」』
『●番犬様・米軍の飼い主の声は聞こえても、
辺野古市民の声は聞こえず「戦場」が見えない防衛省』
『●丸腰市民へ掃海母艦派遣・・・アベ様豪語
「最高の責任者は私だ。・・私たちは選挙で国民の審判を受ける」』
『●番犬様・米軍の飼い主の声は聞こえても、
辺野古市民の声は聞こえず「戦場」が見えない防衛省』
『●前那覇市長・翁長雄志氏「(安倍首相の言う)
『日本を取り戻す』の中に間違いなく沖縄は入っていない」』
『●辺野古破壊: 「いい正月になる」なんて、
仲井真氏もアベ様らも猿芝居をしていたんじゃないのか?』
『●菅義偉官房長官曰く「この問題は過去のものだ。
争点にはならない」・・・・・・なんという言い草!!』
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【http://www.asahi.com/articles/ASGCG5D7LGCGTPOB008.html?iref=comtop_6_01】
沖縄知事選、翁長氏が初当選確実 辺野古移設阻止を主張
泗水康信 2014年11月16日20時01分
(当選を確実にし、万歳する翁長雄志氏(中央)
=16日午後8時9分、那覇市、福岡亜純撮影)
沖縄県知事選が16日、投開票され、前那覇市長の翁長雄志(おながたけし)氏(64)が現職の仲井真弘多(なかいまひろかず)氏(75)=自民、次世代推薦=らを破り、初当選を確実にした。最大の争点だった米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の同県名護市辺野古への移設問題で、翁長氏は「移設阻止」を主張。県民が移設反対を明確に突きつける形となった。
安倍政権は8月に辺野古での海上作業に着手し、知事選結果に関わらず移設作業を進めるとの姿勢だ。しかし今後、県の判断が求められる工事関連手続きも予想され、計画の進展に影響が出そうだ。
日米両政府が普天間返還に合意した1996年以降5回の知事選で、辺野古移設反対を掲げる候補の勝利は初めて。自民などが支える保守系候補と、共産、社民などの革新系が争う選挙構図が沖縄では長く続いたが、今回は崩れた。翁長氏は自民系地方議員の一部や県政野党など幅広い層に支えられ、沖縄の政治史に新たな局面を開いた。同日選となった那覇市長選でも、翁長氏の後継の前副市長が初当選を果たした。
翁長氏は辺野古移設反対を繰り返し主張。「沖縄の誇り」を掲げ、仲井真氏による昨年末の辺野古の埋め立て承認に不満を持つ多くの県民から支持を集めた。当選後は、仲井真氏の埋め立て承認の過程を検証し、承認の撤回や取り消しも視野に入れるとしている。
3選をめざした仲井真氏は、前回知事選では「辺野古移設反対」に踏み込むことは避けつつ「県外移設」を求める立場を取った。しかし今回は「普天間の危険性除去のためには辺野古移設が現実的だ」として、国の移設計画を積極的に推進する考えを強調した。
政府とのパイプや観光客増加、失業率改善などの実績を挙げ、「流れを止めるな」と県政継続を呼びかけたが、埋め立て承認を契機とした逆風を跳ね返せなかった。前回、仲井真氏を推薦した公明は、辺野古移設に県本部が反対していることから自主投票とした。
県民投票による移設問題解決を訴えた前衆院議員の下地幹郎(しもじみきお)氏(53)と、埋め立て承認の取り消しを掲げた元参院議員の喜納昌吉(きなしょうきち)氏(66)は支持を広げられなかった。
県選管によると、11月6日時点での選挙人名簿登録者数は110万8269人。(泗水康信)
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毎日新聞の記事【大間原発:函館市が反発 「21年度稼働」Jパワー表明】(http://mainichi.jp/select/news/20141114k0000m040105000c.html)。
「建設差し止めを求めて係争中の函館市は「従来の基準はでたらめだったことが分かった」と強く反発・・・・・・クレージー」。
そりゃそうだ。「世界初のフルMOX原発である。年に約一トンのプルトニウム」を燃焼されては・・・・・・対岸の「火事」どころではない!! 「火の粉」どころではなく、「死の灰」や「猛毒」が降ってくる可能性があるのだから。3.11東京電力原発人災の教訓はどこへやら?? 工藤寿樹函館市長は「クレージー」とまで。まさに、同感。「世界初のフルMOX原発で、年に約一トンのプルトニウム」を燃焼させて「安全」、「安心」と言い得る自信に慄くね、全く。前民主党政権、アベ様ら自公政権・・・・・・「クレージー」の一言に尽きる。
『●原発推進派、早くも巻き返し』
『●大間原発工事再開の企み』
『●ムダ首相・ムダノ経産相の二枚舌にウンザリ』
『●2030「年代」原発ゼロと原発建設再開』
『●あさましくないか!? 原発推進』
「「原発が出来ればこの海がよごれる。海の恩恵を受けて漁師の
暮らしがダメになる」「お金はいらない、この海の恵みを受けて暮らしたい」と。
結局電源開発は原子炉予定地の計画変更し建設を強引に進めている」
『●「お金はいらない、この海の恵みを受けて暮らしたい」:
大間原発のあさこハウスと上関原発の祝島』
『●電源開発大間原発建設という暴走:
3.11東京電力原発人災で「地元」とは?、を知ったはず』
『●大間原発の暴走:
「地元」の定義の拡大に鑑み、「国民すべての理解が不可欠」』
『●「闘うアート」 『週刊金曜日』
(2014年4月18日、988号)についてのつぶやき』
『●「言葉を鍛える。」 『週刊金曜日』
(2014年8月1日、1002号)についてのつぶやき』
『●「回らない核のサイクル」六ヶ所村:
どちらも「地獄」という二択だったのか?』
40年超の高浜と言い・・・狂っている。
『●狂気の伝染、連鎖: 原子力「ムラ寄生」委員会が
お墨付きを与えるのはあの関電の高浜プルサーマル原発』
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【http://mainichi.jp/select/news/20141114k0000m040105000c.html】
大間原発:函館市が反発 「21年度稼働」Jパワー表明
毎日新聞 2014年11月13日 22時15分(最終更新 11月13日 22時29分)
(Jパワーが示した大間原発の安全強化対策を
「不十分だ」と批判する工藤寿樹函館市長=
函館市役所で2014年11月13日午後5時16分、
鈴木勝一撮影)
Jパワー(電源開発)は13日、青森県大間町で建設している大間原発の運転開始時期について、同町や津軽海峡を挟んだ30キロ圏の北海道函館市などに2021年度中を目指すと初めて表明した。同社は地震・津波対策を強化すると説明したが、建設差し止めを求めて係争中の函館市は「従来の基準はでたらめだったことが分かった」と強く反発した。
大間町と青森県には同社の北村雅良社長が訪問。函館市には浦島彰人常務らが説明に訪れた。
同社によると、耐震設計で想定する最大の揺れ「基準地震動」を現在の450ガルから650ガルに引き上げ、最大の津波の高さ「基準津波」も4.4メートルから6.3メートルに見直す。これまで「未定」としていた原発の完成時期は「20年12月」とし、年内にも原子力規制委員会に安全審査を申請する。
函館市の工藤寿樹市長は、同社の説明後に記者会見し「今の基準に合うよう変えたというが、何を今更と言うほかない」と述べた。また津軽海峡は国際海峡のため外国船が頻繁に通過すると指摘。「テロ対策として占拠される場合を想定していない。あんな場所に(原発を)造る国はほかにない。クレージー」と激しい表現で批判した。
同原発は、使用済み核燃料の再処理で取り出したプルトニウムとウランの混合酸化物(MOX)燃料を全炉心で使う世界初の「フルMOX」商業炉。08年に着工し、東日本大震災後に工事を一時中断したが、12年10月に再開した。【鈴木勝一、森健太郎】
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『週刊金曜日』(2014年11月14日、1016号)について、最近のつぶやきから、AS@ActSludge。
今週のブログ主のお薦めは、 まさのあつこ氏【田中原子力規制委員長、旧立地指針の「隔離要件」を「歴史的遺物」】と三木健氏【本 推理小説さながら心の闇に挑んだ労作/『上野英信・萬人一人坑 筑豊のかたほとりから』河内美穂=著 現代書館】。
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■①『週刊金曜日』(2014年11月14日、1016号) / 「朝日バッシングが生んだ北星学園大学事件/「慰安婦」問題と言論弾圧」。『朝日』の「誤報」よりも、誰が国際社会の印象を落としているでしょうか?(http://blog.goo.ne.jp/activated-sludge/e/62a82250c5ba66a70f10829a76237225)
■②『週刊金曜日』(2014年11月14日、1016号) / 横田一・野田大樹氏【拉致問題、消費増税で追いつめられた安倍首相 沖縄県知事選敗北、解散か】、「鉄道建設というアメ・・櫻井よし子氏も・・氏の応援にかけつけて・・講演」。何でもありのアベ様、その脳ミソには・・(http://blog.goo.ne.jp/activated-sludge/e/9e9a0e0a08814c53118382328bc87f7a)
■③『週刊金曜日』(2014年11月14日、1016号) / まさのあつこ氏【田中原子力規制委員長、旧立地指針の「隔離要件」を「歴史的遺物」】、「人口密集地と原発施設との間に一定の距離を置くもの」。原発を推進したくて仕方のない原子力「ムラ寄生」委員会(http://blog.goo.ne.jp/activated-sludge/e/6431f9c6213219d5c4d977d777afec78)
■④『週刊金曜日』(2014年11月14日、1016号) / 及川健二さん【在特会との関係を小川淳也議員が国会で追及 山谷えり子拉致担当相の揺らぐ答弁が意味すること】、「国会での答弁には、齟齬も生じている」。「在特会のシンパ」が国家公安委員長・拉致問題担当相とはね!(http://blog.goo.ne.jp/activated-sludge/e/62a82250c5ba66a70f10829a76237225)
■⑤『週刊金曜日』(2014年11月14日、1016号) / 【西川伸一の政治時評/前のめりの安倍首相 日本中心主義の妄想】、「首相と、作家の百田尚樹氏の共著・・があり、首相が抱く日本中心主義の妄想も相当なものである」。アベ様のオツムの中身(http://blog.goo.ne.jp/activated-sludge/e/5c6351a39275f069d77e0a8ce7c9e05d)
■⑥『週刊金曜日』(2014年11月14日、1016号) / 中島岳志さん【矢内原事件と「凡庸な悪」 北星学園大学に求められているもの】、「アーレントはアイヒマン裁判を通じて鋭く問いかけた・・・。・・・権力からの直接的な介入はなされていない。にもかかわらず、学長は悪意の脅迫に屈しようとしている」
■⑦『週刊金曜日』(2014年11月14日、1016号) / 伊田浩之氏【「短期決戦」確実となった大飯原発差し止め控訴審】、「福井地裁(樋口英明裁判長)・・・大飯原発・・・の運転差し止めを命じた・・・。・・・控訴審が・・・名古屋高裁金沢支部(内藤正之裁判長)で始まった・・・司法は、「安全神話」の復活に二度と手を貸してはならない」
■⑧『週刊金曜日』(2014年11月14日、1016号) / 【「南京大虐殺」公開誌上討論2/藤岡信勝氏「「南京事件」がなかった証拠を5点示す」×本多勝一氏「論破された議論の蒸し返しだけ」】、「A記者 ・・・旧陸軍将校の団体である偕行社が南京戦に参戦した会員の証言を集めた結果、虐殺を認めました」
■⑨『週刊金曜日』(2014年11月14日、1016号) / 三木健氏【本 推理小説さながら心の闇に挑んだ労作/『上野英信・萬人一人坑 筑豊のかたほとりから』河内美穂=著 現代書館】、「筑豊の炭住長屋を改造して施設の「筑豊文庫」を設立・・「英信は過去を忘れた訳ではない。・・」」
■⑩『週刊金曜日』(2014年11月14日、1016号) / 三木健氏【本 推理小説さながら心の闇に挑んだ労作/『上野英信・萬人一人坑 筑豊のかたほとりから』河内美穂=著 現代書館】、「・・・葬り去ったわけでもない。・・・過去を背負ったまま、天皇制のゴウカキ(業担き)として生きる。・・・」
■⑪『週刊金曜日』(2014年11月14日、1016号) / 三木健氏【本 推理小説さながら心の闇に挑んだ労作/『上野英信・萬人一人坑 筑豊のかたほとりから』河内美穂=著 現代書館】、「・・その罪業を担い続けていく覚悟だったのだ」と」。上野英信さんは「「侵略する側」にいた過去に戦後、どう向き合った」のか?(http://blog.goo.ne.jp/activated-sludge/e/1710153de64dda7585f16247cc05e188)
■⑫『週刊金曜日』(2014年11月14日、1016号) / 矢崎泰久さん【発言2014】、「沖縄知事選・・・安倍政権が必死で当選を狙っている。それこそなりふり構わないあらゆる手段で臨んでいるのは明白・・・谷垣禎一・・・はほぼつきっきり。小泉進次郎・・・を筆頭に連日大物政治屋を現地に・・・」
■⑬『週刊金曜日』(2014年11月14日、1016号) / 矢崎泰久さん【発言2014】、「・・・裏でどんな手を打っているかは想像をはるかに超える。*出来もしない公約を次々に発表し、そればかりか現金までばら巻いているという噂すらある。今回はよほど厳正に投票箱を管理しないと危ない。・・・」
■⑭『週刊金曜日』(2014年11月14日、1016号) / 矢崎泰久さん【発言2014】、「・・・油断大敵である。・・・ウチナンチューは今こそ心を一つにしてほしい。・・・今回の選挙を契機に沖縄の自治の拡大を目指そうではないか」。菅義偉官房長官曰く「この問題は過去のものだ。争点にはならない」そうだ・・・吠え面をかかせてやりましょう(http://blog.goo.ne.jp/activated-sludge/e/7396c27bc68917e0dc239e7f2c794c9c)
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