『LITERA 本と雑誌の知を再発見』(http://lite-ra.com/)の伊勢崎馨氏による記事【安倍政権による沖縄いじめが異常! 150人の村に500人の機動隊を投入、辺野古提訴…「やると言ったらやる」と民意無視】(http://lite-ra.com/2016/07/post-2439.html)。
《新たなヘリパッド(ヘリコプター着陸帯)の建設工事を再開、全国から投入された約500人の機動隊が抗議をする市民たちを力任せに次々と排除した。しかも、そのやり方は暴力的なものだった。反対する市民ひとりに何人もの機動隊員がよってたかって身体を拘束し、さらには県道も規制することで反対する市民がトイレに行くことも封じようとしたのだ》。
「美しい国」「県民に寄り添う」の実情はこんなもの。アベ様や「沖縄負担軽減担当相」を兼務する最低の官房長官ら『卑怯なコウモリ』と「似た類い」による、これまでの沖縄の民意に対する「明らかな脅し、報復」。2016年7月参院選直後の高江や辺野古破壊の再開、「小中学校のエアコン補助費を廃止」、市民に対する暴力…やることなすこと酷い。「美しい国」ニッポンには民主主義なんて存在しない。
『●究極の差別…「県民の安全を守るために
派遣されたはずの職員が基地建設に抗議する住民を鎮圧」!』
『●2016年7月参院選、「あとの祭」…「本土」マスコミは
「沖縄・地域住民弾圧隊」「照明弾誤射」を報じず』
『●こんな理不尽なことが許されるのか!
アベ様らは辺野古や高江で一体何をやっているのか?』
『●辺野古破壊・高江破壊…アベ様は
「話し合いで問題解決の道を探る心積もりなど、最初からなかった」』
『●辺野古破壊・高江破壊…
ニッポンでアベ様のやっていること、どこら辺が「美しい国」なのか?』
『●「住民分断」「差別」「イジメ」: アベ様や
「沖縄負担軽減担当相」が沖縄でやっていることは「あざとい」』
『●イソップ寓話『卑怯なコウモリ』と「似た類い」:
「県民に寄り添う」と言いつつ、辺野古・高江破壊』
『●自衛隊配備で「住民分断」:
「自衛隊の配備計画…いずれの島でも人々は分断されている」』
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【http://lite-ra.com/2016/07/post-2439.html】
安倍政権による沖縄いじめが異常! 150人の村に500人の機動隊を投入、辺野古提訴…「やると言ったらやる」と民意無視
伊勢崎馨 沖縄 2016.07.23
(上・自由民主党ホームページより/
下・島尻安伊子オフィシャルサイトより)
それはあまりにもむごすぎる光景だった。昨日、沖縄防衛局は沖縄県東村高江の米軍北部訓練場に新たなヘリパッド(ヘリコプター着陸帯)の建設工事を再開、全国から投入された約500人の機動隊が抗議をする市民たちを力任せに次々と排除した。
しかも、そのやり方は暴力的なものだった。反対する市民ひとりに何人もの機動隊員がよってたかって身体を拘束し、さらには県道も規制することで反対する市民がトイレに行くことも封じようとしたのだ。
このように約150人しかいない高江に大量の機動隊を配備するという異常さもさることながら、国は同時に、もうひとつの暴挙に出た。沖縄県に対し、辺野古埋め立ての承認取り消しを求める国の是正指示に従わないことが違法として新たな訴訟を起こしたのだ。
国と沖縄県は今年3月4日に、国が翁長雄志沖縄県知事を相手に訴えていた代執行訴訟で和解が成立し、双方が訴訟を取り下げ「円満解決に向けた協議」を続けてきたはずだった。安倍首相も「埋め立て工事を中止する」と明言し、国と県がそれぞれ行政手続きなどを取り下げて、代執行以外の手順を進めるとしていた。さらに6月には県が政府を提訴する予定だったが、総務省の第三者機関「国地方係争処理委員会」がさらなる「協議」を促したため県は提訴を見送っていた。
協議がスタートしようとしたこの時期に一転、政府による強行とも思える再提訴。──これは、これまでの「協議での解決」を前提にした和解を踏みにじるものである。
もちろん、こうした安倍政権の強権的な姿勢は、あきらかな“報復”だ。ご存じの通り、7月10日の参院選では安倍首相が沖縄担当相に抜擢した現役閣僚である島尻安伊子氏が落選し、反基地の新人・伊波洋一氏が初当選。沖縄では14年の知事選以降、今年6月の県議会選挙、そして今回の参院選と3度続けて反自民、反基地勢力という民意を示してきた。
だが、こうした沖縄県の民意に対し、安倍政権はさまざまな嫌がらせを行ってきたが、とくに今回の参院選後は苛烈を極めている。現に、政府は参院選翌日から高江のヘリパッド建設工事に向けて機材搬入を開始。あまりに露骨すぎる態度だが、このヘリパッドではたんなるヘリコプター着陸帯ではない。すでに完成している2カ所のヘリパッドには、危険性が指摘されている新型輸送機オスプレイによる訓練が行われており、地元では昼夜を問わずに低空飛行を繰り返している。
想像してみてほしい。自分の住む家のすぐそばにそんな危険機種のヘリパッドがつくられ、夜中でさえ構わず爆音を立てて上空を飛び回る様子を。本来は自然ゆたかで静かな村が、このままでは壊されてしまう──そうした不安と怒りから、地元住民は精一杯の抵抗をしているだけなのだ。それを政府は力にものを言わせるように、参院選が終わったそばから強硬手段に出た。
しかも、そこに地元の意見を聴こうという姿勢はない。21日には沖縄県議会の定例最終本会議で、ヘリパッド建設中止を求める意見書を賛成多数で可決したばかりだったが、これを政府は無視。昨年11月の辺野古新基地建設の抗議運動が行われているキャンプ・シュワブのゲート前に100人規模の機動隊を投入したのに比べて、その5倍の数にあたる機動隊を投入したのだ。14年には特定危険指定暴力団工藤会の壊滅作戦で機動隊約530人が派遣されており、今回の人数は、基地やヘリパッドに反対する一般市民をまるで指定暴力団の抗争並みの警備と同一視しているという指摘もある。事実、地元紙である琉球新報の報道によれば、政府関係者は「国は物量で圧倒している。やると言ったらやる」と話しているという。これはあからさまな参院選で示された沖縄の意志に対しての脅し、報復だ。
政府はこうした一連の動きに対し「予定通り」と主張しているが、それを信じるわけにはいかない。そもそもこの間、沖縄担当相だった島尻氏へのこれ以上の逆風を恐れ、参院選まではこうした動きを一時封印してきた。しかし、それはたんなる選挙対策であり、島尻氏の落選により衆参すべてで自民党が議席を失ったことで、基地関連の建設を一気に強行させようとしているのだ。
しかも、落選早々、島尻氏は大臣辞任を否定し続投を表明したが、これも8月3日に予定される内閣改造までは留任させるという安倍政権、官邸の意向だった。
これほど沖縄県を、そして県民の民意を陵辱した政権はこれまでにもなかったはずだ。まさになりふり構わず、そして独裁的に進められていく沖縄イジメの、これが実態だ。
安倍首相はこれまでも、自分の意に沿ない沖縄に対して、民主主義国家のやり方とは思えない嫌がらせを数々行ってきた。とくに基地反対を訴えて当選した翁長知事就任後は、再三再四の面会要請を拒否するだけでなく、約3800億円と見積もられていた沖縄振興予算を3340億円へと大幅減額。仲井眞弘多前知事時代は要望を上回る予算を付けてきたが、その態度を一転させた。
なかでも卑劣なのが、今年4月には県内の幼稚園、小中学校のエアコン補助費を廃止する方針を決定したことだ。しかも県内の施設に設置されたエアコンは単に暑さ対策のものではない。基地周辺や軍用機の飛行ルートにある学校の騒音対策として設置されているものだ。
琉球新報の社説(5月14日付)には、〈補助のない他の公立校と不公平だというが、米軍機が飛ぶことこそ不公平だ。補助を廃止するなら全米軍機の沖縄上空飛行を停止すべきだ〉とあるが、まさにその通りだろう。安倍首相にとって沖縄の民意や子どもたちのことなどどうでもよく、頭にあるのはアメリカへの忠誠心だけだ。
これは決して沖縄だけの問題ではない。沖縄が選挙という民主的なかたちで示した民意は、こうしてわたしたちの目の前で踏みにじられているではないか。市民の声に聞く耳ももたず、力によって排除する。そうした安倍政権の沖縄軽視は、日本国民全体の軽視、民主主義の軽視だということを忘れてはならない。
(伊勢崎馨)
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NNNドキュメント’16『汚名 ~放射線を浴びたX年後~』(http://www.ntv.co.jp/document/backnumber/archive/post-16.html、2016年6月26日(日) 24:55)。
『●東電原発人災から『X年後』:「自分が壮大なできごとの
参加者だということがわかっているのだろうか」?』
『●東電原発人災から『X年後』でも同じことが…
「死は個人の不摂生のせい」に、そして、「上から口封じ」』
《木下昌明…近年見た映画で衝撃的だった1本に『放射線を浴びたX年後』
がある。これは南海放送(愛媛)の伊東英朗監督によるドキュメンタリーだ》
《あれから3年、その続編『放射線を浴びたX年後2』が公開される。
ここでは日本全土に降り注いだ死の灰はどうなったかの調査とともに、
東京に住む川口美砂さん(59)の半生を介して「X年後」の今を
浮かび上がらせている。
川口さんの故郷は高知県室戸市の漁師町。そこで偶然、
『X年後』をみて「私の父はなぜ死んだのか」と疑問を抱く。
彼女の父は漁師で36歳で亡くなった。町では
「酒を飲みすぎて早死にした」とうわさが立った。
彼女は生き残りの元漁師たちを訪ね歩く。
前作では、伊東監督が漁師町を1軒ずつ聞き取り調査していくと、
「がんでずっと前に亡くなった」という返事ばかりで、これには驚かされた。
だが、今作でも彼女の父と同じように早世したという話が多い。
発見した父の航海日誌には「体が火のように燃える」とある。
放射能の怖さは、長い時間をかけてじわじわ体を浸食するところにある。
それによって、死は個人の不摂生のせいにさせられてしまう》
この南海放送による「放射線を浴びたX年後」シリーズを見て、いつも思う。いま、全く同じことを繰り返していないだろうか…。2011年から『X年後』を、激しく怖れる。この国はあまりに暢気すぎないか、それとも、あまりの冷酷さか。
遠洋マグロ船第五豊丸乗組員(1951年当時)であった、川口美砂さんの父上・川上一明さんの《汚名》は返上されたか? 番組冒頭、オバマ大統領の広島での演説から始まる。しかし、「放射線を浴びたX年後」の今、「オバマ大統領の米国、「核なき世界」にはほど遠く、「核兵器のない世界」を唱えつつその現実は?」、どうなっているだろうか。
『●映画『放射線を浴びた『X年後』』:
「こんな巨大な事件が、・・・日本人としての資質が問われる」』
『●米軍の「差別性の極み」:NNNドキュメント’14
『続・放射線を浴びたX年後 日本に降り注いだ雨は今』』
『●東電原発人災の『X年後』:
厚生省「1.68ミリシーベルト」 vs 研究者「1400ミリシーベルト」』
「厚生労働省は・・・・・・「被曝線量1.68ミリシーベルト」と算定し、
「1事故あたり100ミリシーベルト」という国際基準を大幅に
下回っているという結論、を示していた。・・日大(放射線防護学)
野口邦和准教授は、「1400ミリシーベルト(1.4シーベルト)」という、
桁違いの被曝量の可能性を指摘している!! 厚生省の言う
「1.68ミリシーベルト」に対して、船員が何も除染しなければ
「1400ミリシーベルト」・・・・・・事実、多くの船員が亡くなっていった」
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【http://www.ntv.co.jp/document/backnumber/archive/post-16.html】
NNNドキュメント’16
2016年6月26日(日) 24:55
汚名 ~放射線を浴びたX年後~
これは、遠い時代・遠い場所の話ではない。知られることのない、X年後の物語である。
「放射線を浴びたX年後」シリーズ第4弾は「父の死の真相」を追い求める1人の女性をクローズアップした。漁師だった父が早死にしたのは? 酒の飲みすぎだとばかり思っていた。しかし、映画「X年後」を観て、考え方は一変した。「父の死と核実験は因果関係があるかもしれない」女性は、真実を確かめるため、遺族や乗組員を訪ね歩いた。そこで見た現実とは?
ナレーター / 樹木希林 制作 / 南海放送 放送枠 / 55分
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東京新聞の半田滋さんによるコラム【【私説・論説室から】島を分断する自衛隊配備】(http://www.tokyo-np.co.jp/article/column/ronsetu/CK2016072002000153.html)。
《「賛成派が新たな職を得て優遇される一方、反対した人は干され、島を出ている」という。…自衛隊の配備計画は与那国に続き、奄美大島、宮古島、石垣島でも急速に進む。いずれの島でも人々は分断されている》
《中国の脅威》などと称しつつ、それを過剰に煽り、現実には軍事費の増大につながり、壊憲して「戦争できる国」「死の商人国家」への道を着実に進め、加えて、地域の住民同士を反目させて「住民分断」をもたらす。番犬様のご機嫌をとるばかりのアベ様や「沖縄負担軽減担当相」を兼務する最低の官房長官が「沖縄差別」「沖縄イジメ」し、辺野古や高江を破壊して「住民分断」している構図と同じ。
『●中学生を「青田買い」する自衛隊:
「体験入隊や防衛・防災講話」という「総合的な学習の時間」も』
《陸上自衛隊高等工科学校…オープンキャンパスが与那国中学で
開催されるとのポスターがあった。対象者は「中学三年生および父母」
とある。DMはダメでも説明会ならよいのだろうか》
「アベ様の放つ「矢」に刺し貫かれる子どもたち。金子勝さんに言わせると
「新三本の矢」は「矢」ではない、「的」だそうです…。
「GDP600兆円以上」が「矢」か?、それは「的」。
「出生率の上昇」が「矢」か?、それは「的」。自衛官募集のための
「DM」や「オープンキャンパス」が「矢」であり、「的」は中学生や小学生」
「その先に待っているのは、経済的徴兵制や悪徳企業型徴兵制でしょう。
自公議員に投票できる親御さんや祖父母ら、まったくオメデタイ人達です」
『●究極の差別…「県民の安全を守るために
派遣されたはずの職員が基地建設に抗議する住民を鎮圧」!』
『●2016年7月参院選、「あとの祭」…「本土」マスコミは
「沖縄・地域住民弾圧隊」「照明弾誤射」を報じず』
『●こんな理不尽なことが許されるのか!
アベ様らは辺野古や高江で一体何をやっているのか?』
『●辺野古破壊・高江破壊…アベ様は
「話し合いで問題解決の道を探る心積もりなど、最初からなかった」』
『●辺野古破壊・高江破壊…
ニッポンでアベ様のやっていること、どこら辺が「美しい国」なのか?』
『●「住民分断」「差別」「イジメ」: アベ様や
「沖縄負担軽減担当相」が沖縄でやっていることは「あざとい」』
『●イソップ寓話『卑怯なコウモリ』と「似た類い」:
「県民に寄り添う」と言いつつ、辺野古・高江破壊』
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【http://www.tokyo-np.co.jp/article/column/ronsetu/CK2016072002000153.html】
【私説・論説室から】
島を分断する自衛隊配備
2016年7月20日
十三年前、仙台出身の猪股哲さん(39)はバックパックを担いで世界一周に向かう途中、ふらりと日本最西端の与那国島に立ち寄った。浜辺にテントを張り、怪しいやつだと思われないようよいことをしようと、打ち寄せられた大量のゴミを一人で集めた。二週間で浜はすっかりきれいになり、トラック三台分のゴミは与那国町役場が回収した。
一カ月半後、台風が来た。地元のおじいが「そんなところでは危ない」と空き家を提供してくれた。ボロボロの屋根を直し、床の穴をふさいで新たな生活を始めた。知り合った彼女と別れ、置いていった料理の本をむさぼり読み、料理の世界にはまった。今は同じ場所でレストランとケーキ店を開いている。
自衛隊配備の話が持ち上がり、昨年二月の住民投票で賛成派が勝利した。駐屯地は今年三月開設された。誘致した町長は「私は中国の脅威とか言っていない。常に経済優先」と自衛隊を利用した「島おこし」を明言する。
猪股さんは「賛成派が新たな職を得て優遇される一方、反対した人は干され、島を出ている」という。那覇市で開かれたシンポジウムの現状報告で「ぼくは今、泣きそうです」と絶句。「お世話になった島のことを悪く言うわけにはいかなかった」と振り返る。
自衛隊の配備計画は与那国に続き、奄美大島、宮古島、石垣島でも急速に進む。いずれの島でも人々は分断されている。 (半田滋)
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nikkan-gendaiの記事【国民が葬った民主主義…改憲へ衆参独裁政権誕生の絶望】(http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/185450)と、
その続き【同 】(http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/185451)。
《これでいよいよ、国家統制を前面に押し出した改憲が現実味を帯びてくる。安倍首相はテレビで慎重姿勢を見せていたが、こんなものはポーズだ。今回の選挙結果とは、もっとも危ない暴君に、とてつもない数を与えてしまったのである》。
《そういう最悪の選択をしたことに、自民党に一票を投じた有権者が気づいていないとすれば、あまりに愚かである》。
『●麻生太郎氏「だれも気づかないでかわった。
あの手口に学んだらどうかね」』
『●「言い過ぎを批判された政治家が自己弁護する、
あまり効き目のない常套手段」』
『●麻生太郎氏「ナチス発言」、やはり有耶無耶に』
「二度あるアベノサギは三度ある」…「あとの祭り」。《もっとも危ない暴君に、とてつもない数を与えてしまった》、《やりたい放題の巨大与党の独裁がついに完成》、《事実上の独裁を手に入れた》。まずはアベノサギに三度騙されたことを自覚すべきだし、マスコミが警鐘を鳴らすべきだというのに、開票が終われば、知らんぷり。《自民党に一票を投じた有権者》は茹でガエルで、自分が茹でられていることに気付きもしない。
《ナチス憲法改正…ワイマール憲法がかわって、ナチス憲法にかわっていたんですよ。だれも気づかないでかわった。あの手口に学んだらどうかね》…をアベ様や公明党の議員はやってしまったわけです。
「選挙で勝てば一転、「信任を得た」とばかりに突き進む手法」=アベノサギの三度目を許してしまったのです。50%近い「眠り猫」の皆さんといい、三度もアベノサギに騙される皆さんといい、《あまりに愚か》。もし後悔しているのであれば、「あとの祭り」。なんにも感じないのであれば、「考えないことの罪」「無関心の罪」。東京新聞や日刊ゲンダイ、リテラなどを除く報道機関、特に、アベ様のNHKや読売・産経系報道機関もアベノサギに協力する始末。救いようがない国・ニッポン。
『●失われる「メディアの作法、矜持」…
「権力を監視する機能が失われ」、しかも、アベ様の「思う壺」』
『●青木理さん: ジャーナリストの矜持
「権力や権威の監視」「強者にこそ徹底した監視の目を」』
『●2016年7月参院選、今回も「眠り猫」だった皆さん…』
『●2016年7月参院選、「あとの祭り」…
教育破壊の効果とアベノサギという「壊憲=争点」隠し』
『●2016年7月参院選、
「あとの祭」の要因の大きな一つは片棒担ぎのマスコミにあり』
『●アベノサギで違法な壊憲:
永六輔さん曰く「「9条を守る」ことは「99条を守ることだ」」』
『●「人殺し」に行くのはアナタ、
「自分は“お国のために死ぬのはゴメンだ”と」言うヒトを支持する人って?』
『●映画『標的の村』監督・三上智恵さん、
「わずか9時間の歓喜 ~高江工事再開・民意圧殺の朝~」』
『●2016年7月参院選、「あとの祭り」…
アベ様にそんな謙虚さがあれば、アベノサギなんてしませんって』
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【http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/185450】
国民が葬った民主主義…改憲へ衆参独裁政権誕生の絶望
2016年7月11日
(やりたい放題の巨大与党の独裁がついに完成(C)日刊ゲンダイ)
■大マスコミの裏切りで全く伝わらなかった本当の争点
10日、投開票された参院選はやりきれない結果だった。野党共闘はある程度、奏功し、1人区で野党は11勝(21敗)した。しかし、この程度の善戦ではどうにもならず、終わってみれば、自民党が56議席と圧勝。公明党も14議席を確保した。おおさか維新の7議席を加えれば、改憲勢力は77議席を獲得。非改選の無所属議員のうち改憲賛成の4人を加えると、自公プラス改憲勢力が参院で3分の2を制してしまった。
与党は衆院ではすでに3分の2を確保しているから、これでいよいよ、国家統制を前面に押し出した改憲が現実味を帯びてくる。安倍首相はテレビで慎重姿勢を見せていたが、こんなものはポーズだ。今回の選挙結果とは、もっとも危ない暴君に、とてつもない数を与えてしまったのである。
高千穂大の五野井郁夫准教授は「2016年7月10日は歴史に刻まれる日になるだろう」と言い、こう続けた。
「日本の民主主義が形式的なものになってしまった日だからです。
衆参で与党や与党協力勢力が3分の2を制するなんて、日本の
民主主義の歴史においてはほとんど未踏の領域です。今でもこの政権は
メディアに平気で圧力をかける。公平・中立報道をしなければ、
電波停止をにおわせる。今後も言論機関に圧力をかけてくるでしょう。
本来であれば、『それはおかしい』と言う野党もここまで負けてしまうと、
手も足も出ない。与党議員や閣僚に疑惑があっても証人喚問はもとより、
質問時間すら制限されてしまう。安倍政権は『今がチャンス』とばかりに
やりたい政策を加速化させていくでしょう。グズグズしていたら、高齢化が
進む安倍応援団、日本会議が許さないからです。かくて、あっという間に
国の形が変わってしまう恐れがある。後世の歴史家は、この日が歴史の
分岐点だったと分析するかもしれません」
それなのに、有権者の能天気だったこと。投票率は戦後4番目に低い54.7%だから、どうにもならない。大マスコミが安倍の姑息な争点隠しに加担したものだから、民主主義を賭した選挙だという自覚もなく、盛り上がらない選挙になった結果がコレなのである。民主主義は死んだも同然だが、そのことすら大マスコミは報じようとせず、従って有権者はいまだに気づかない。安倍の思うツボである。
■比例統一名簿に失敗した野党の致命的大失態
返す返すも悔やまれるのは、野党4党が比例区で統一名簿を作れなかったことだ。1人区で野党統一候補は11議席を獲得。特に東北地方は5勝1敗と共闘効果を発揮し、メディアの最終情勢調査を大きく覆すほど善戦しただけに、なおさら惜しまれる。比例区で野党票が分散した結果、自民党の比例獲得議席は19と、圧勝した前回の18議席を上回ってしまった。
「野党共闘が比例区でも実現していれば、自民党から少なくとも
5、6議席を奪えたはず。確実に改憲勢力3分の2議席は阻止できました」
(政治ジャーナリスト・鈴木哲夫氏)
政治評論家の野上忠興氏は「決断できなかった民進党の岡田代表の“オウンゴール”」と語ったが、まさにその通りだ。昨年夏の安保法の成立以降、憲法学者の小林節・慶大名誉教授らは野党の大同団結を呼びかけ、社民・生活も統一名簿実現に前向きだった。消極姿勢は民進だけで、小林教授はしびれを切らして「国民怒りの声」を立ち上げた後も「統一名簿が実現すれば、いつでも降りる」と強調していた。
「最後は連合まで統一名簿に積極的となったのに、岡田代表が
踏み切れなかったのは『民進党のエゴ』といわざるを得ません。
全ての1人区で野党共闘が実現しても、比例統一名簿がないことで
“画竜点睛を欠く”状況になってしまった。決断しなかった岡田代表の
歴史的責任は重くなりそうです」(鈴木哲夫氏=前出)
統一名簿をフイにした野党は、この国の民主主義を見殺しにしたも同然だ。後世の歴史家に「致命的大失態」と評価されるのは間違いない。
(つづく)
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【http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/185451】
国民が葬った民主主義…改憲へ衆参独裁政権誕生の絶望
2016年7月11日
(事実上の独裁を手に入れた(C)日刊ゲンダイ)
■壊憲政権が信任され、さらに巨大化という悪夢
「ヒトラーは民主主義によって、きちんとした議会で多数を握って出てきたんですよ。彼はワイマール憲法という当時ヨーロッパで最も進んだ憲法下にあって出てきた。常に憲法は良くても、そういうことはあり得るということ」――。今から3年前、麻生財務相が放った言葉を改めて聞くと、現状をあまりにも言い当てていてゾッとする。
「ある日気づいたら、ワイマール憲法が変わって、ナチス憲法に変わっていたんですよ。だれも気づかないで変わった。あの手口学んだらどうかね」と続く大妄言だが、安倍政権は「ナチスの手口」をしっかり学んできた。九州大名誉教授の斎藤文男氏(憲法)はこう言った。
「憲法の定める基本的人権や知る権利を踏みにじる特定秘密保護法の
強行採決に始まり、閣議決定だけで武器輸出を47年ぶりに解禁。
揚げ句が集団的自衛権容認の解釈改憲で、安保法制による『立法改憲』と
セットで9条を空文化させた。一連の憲法無視の“壊憲政治”は、
悪名高い全権委任法を成立させてワイマール憲法を葬り去ったナチスの
手口さながら。こうした強引な政治手法こそ、安倍政権は国民の審判を
仰ぐべきなのに、今回の選挙も憲法無視の政治姿勢や改憲の
野望などの争点化を巧妙に避けた。これも『誰にも気づかせない』
というナチスの手口に学んだ結果でしょう」
メディアは「改憲勢力3分の2議席」に焦点を当てているが、ちょっと待て。安倍政権は改憲の発議をすっ飛ばし、とっくに憲法をないがしろにしてきたではないか。
「安倍政権にとって改憲の必要性があるとすれば、憲法に条文のない
『緊急事態条項』を加えるくらいなもの。あとは身勝手な解釈改憲で
どうにでもなる。事実上の独裁を手に入れた今、国民の人権や自由を
損ねても、お構いなしだと思います」(斎藤文男氏=前出)
国民は壊憲政権を信任し、巨大化させたツケを払うことになる。
■今回が「最後の選挙になる」という予言は当たるだろう
〈今回が「最後の選挙」になる〉――。不気味な予言だ。これは、10日の毎日新聞に載っていた政治学者の白井聡氏(京都精華大専任講師)の言葉である。改憲勢力が3分の2を占め、憲法改正に向けた流れは「第2段階」に入ったというのだ。
〈すぐに全面改憲には動かないだろう。まずは政府に強力な権限を与える「緊急事態条項」を加える〉と白井氏は予想する。
9条改正は心理的なハードルが高いが、大災害やテロに備えて緊急事態条項が必要だと喧伝されれば、お人よしの国民はコロッと騙されかねない。それで国民を改憲に「慣れさせる」。自民党が言うところの「お試し改憲」というヤツだ。白井氏はこう続ける。
〈その後に予想されるのは、軍事衝突が発生することを黙認、
または誘発することだ〉
そこで緊急事態を宣言すれば、言論や集会、結社の自由など国民の諸権利を停止させ、政府に対する批判も封じ込めることができる。日本の選挙で最低限保障されてきた公正性や自由など望むべくもなく、なし崩しで憲法が停止されてしまう。残念ながら、この見立てが現実になる可能性は限りなく高くなった。
「55年体制の時代も万年自民党政権といわれたものですが、
当時は自民党内に反対意見や議論があった。大メディアにも
まだ批判精神がありました。その両方が失われ、野党も無力な今
となっては、独裁政権の力が増す一方です。言論の自由が失われた
独裁下の選挙は、何度繰り返しても与党が圧勝する形ばかりのもの
になる。日本は本当に危険な状況にあります」(政治評論家・森田実氏)
要するに、北朝鮮のような国になっていくのだろう。そういう最悪の選択をしたことに、自民党に一票を投じた有権者が気づいていないとすれば、あまりに愚かである。
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琉球新報のコラム【<金口木舌>卑怯なコウモリ】(http://ryukyushimpo.jp/column/entry-316927.html)。
《口では「県民に寄り添う」と言いつつ、基地問題で強圧的な安倍政権も似た類いか。…卑怯なコウモリはみんなから嫌われて夜しか行動できなくなった。…民意を踏みにじる国の茶番劇、胸を張って子どもたちに見せられますか、安倍晋三さん》。
「畜生」以下。
イソップ寓話『卑怯なコウモリ』と「似た類い」。
「県民に寄り添う」と言いつつ、辺野古破壊、高江破壊。アベ様や「沖縄負担軽減担当相」を兼務する最低の官房長官らは『卑怯なコウモリ』と「似た類い」。「美しい国」に住んでいるらしい、選挙にも行かない、与党や「癒(着)」党に投票する人々…こんなニッポンでいいの?
『●子供にもSLAPPする国: 三上智恵監督
・映画『標的の村 ~国に訴えられた沖縄・高江の住民たち~』』
『●アベ様らは何が何でも辺野古破壊、「ヒラメ裁判官が、
よりによってこのタイミングで那覇支部長」に就任』
『●アベ様による辺野古破壊の「中止」「中断」は「断念」に非ず』
『●「辺野古移設が唯一の選択肢」を繰り返し言及する傲慢さ…
「住民分断」「沖縄差別」を恥じぬアベ様』
『●2016年7月参院選、「あとの祭」の要因の大きな一つは片棒担ぎのマスコミにあり』
『●究極の差別…「県民の安全を守るために
派遣されたはずの職員が基地建設に抗議する住民を鎮圧」!』
『●2016年7月参院選、「あとの祭」…「本土」マスコミは
「沖縄・地域住民弾圧隊」「照明弾誤射」を報じず』
『●こんな理不尽なことが許されるのか!
アベ様らは辺野古や高江で一体何をやっているのか?』
『●辺野古破壊・高江破壊…ニッポンでアベ様の
やっていること、どこら辺が「美しい国」なのか?』
『●「住民分断」「差別」「イジメ」: アベ様や
「沖縄負担軽減担当相」が沖縄でやっていることは「あざとい」』
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【http://ryukyushimpo.jp/column/entry-316927.html】
<金口木舌>卑怯なコウモリ
2016年7月15日 06:00
イソップの寓話(ぐうわ)から。昔、獣と鳥が争っていた。コウモリは獣が優勢だと「私は獣だ」と言い、逆だと「鳥だ」と主張した。その一時しのぎの言動で、後に双方から疎外された。題名は「卑怯(ひきょう)なコウモリ」
▼口では「県民に寄り添う」と言いつつ、基地問題で強圧的な安倍政権も似た類いか。参院選翌日の11日早朝、沖縄防衛局は東村高江のヘリパッド工事再開に向けた資材を運び入れた。不意を突くやり口は何度も見せられた光景だ
▼2011年の暮れ、仕事納めの日の午前4時に、防衛局長ら20人が辺野古のアセスメント評価書が入った段ボール箱を県庁の守衛室に置いて立ち去った。闇に紛れた夜襲だった
▼13年3月の埋め立て申請提出では、県北部土木事務所の担当課以外の窓口に書類を置き、こそこそ退散した。14年7月、キャンプ・シュワブに掘削調査用資材を搬入したのも午前2時すぎだった
▼13年7月の参院選翌日、普天間飛行場野嵩ゲートに抗議市民が入れないよう鉄柵を設置したのも未明。このお役所はお天道さまの下では堂々とできない業務をしているのか
▼卑怯なコウモリはみんなから嫌われて夜しか行動できなくなった。裏をかき、だまし討ちをする防衛局の手口も、後ろめたいものがあるからなのだろう。民意を踏みにじる国の茶番劇、胸を張って子どもたちに見せられますか、安倍晋三さん。
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琉球新報のコラム【<金口木舌>守るべきもの】(http://ryukyushimpo.jp/column/entry-322759.html)。
《オスプレイが住宅地上空を昼夜問わず飛行…騒音をまき散らす米軍機がわが物顔に飛び交う》。
沖縄《県民としての誇り》を破壊して回る番犬様、そして、アベ様や「沖縄負担軽減担当相」を兼務する最低の官房長官らの番犬様のシモベ。彼らは、「ニッポンは「美しい国」」というが、醜悪の極みだ。
「住民分断」、「沖縄差別」、「沖縄イジメ」、「捨て石」…アベ様や「沖縄負担軽減担当相」が沖縄でやっていることは相当に「あざとい」。2016年7月参院選の沖縄県での結果は一体何だったのか? 沖縄県民の民意無視も甚だしいどころか、「あざとい」自公によるその意趣返し。
『●稲嶺進名護市長「やり方が普通じゃない。
地方分権の無視だ。法治国家としてやることか」』
『●一体どこが法治国家か? アベ様や
スガ殿ら自公議員(公明も同罪)がやっていることは「傲慢」で沖縄差別』
一体どこが法治国家か? 「傲慢」に沖縄を差別し、住民を分断。琉球新報の【<社説>久辺3区補助金継続 ばらまきで民意得られない】(http://ryukyushimpo.jp/editorial/entry-322762.html)によると、…
《「地元の地元」を懐柔することが、米軍普天間飛行場の移設先とされる
名護市辺野古の新基地建設強行のお墨付きになるのか。
…国からの補助金は本来、市町村を通じて各自治会に交付される。
しかし在日米軍再編交付金に基づく支援事業は、辺野古新基地に
反対する名護市を通さず直接3区へ支出される》
『●2016年7月参院選、「あとの祭」…
「本土」マスコミは「沖縄・地域住民弾圧隊」「照明弾誤射」を報じず』
《米軍属による残忍な殺人事件や米兵の飲酒運転事故などが
立て続けに起こったが、基地がある街の苦悩や不条理をわたしたちは
もっと知らなくてはいけない。頭上を戦闘機や危険なオスプレイが飛び交い、
サッカー場をはじめとする基地跡地からは高濃度のダイオキシンが
検出されるなど土壌汚染が広がっている。その米軍が放置した
環境汚染の調査のためにかかった約9億8000万円は
日本が税金で賄っているのである。その一方で防衛省は、
米軍基地などの騒音対策であるエアコン補助費を、
県内の幼稚園や小中学校など計108施設で廃止する方針だ》
こちらも、アベ様や「沖縄負担軽減担当相」のやることは相当に「あざとい」。負担軽減どころか、「負担軽減」の軽減。アベ様に逆らう者への露骨な「見せしめ」、それを大々的に報じない「本土」マスコミの牙の抜け具合の酷さ。 琉球新報の記事【エアコン補助廃止、沖縄108校 全国一影響大きく】(http://ryukyushimpo.jp/news/entry-275857.html)によると、…
《防衛省によると、15年度の全国の補助実績は262校・施設、
3億1700万円。県内は108校・施設で2億1800万円となっている。
昨年度の実績で、沖縄の割合は施設の41・2%、金額は68・7%を
占めており、全国一律の制度変更だが県内への影響の大きさが
浮き彫りとなった》
『●辺野古破壊・高江破壊…ニッポンで
アベ様のやっていること、どこら辺が「美しい国」なのか?』
アベ様の言う「美しい国」、どこら辺が「美しい」のだろうか? 沖縄タイムスの【社説[基地政治の泥沼化]誰が暴走を止めるのか】(http://www.okinawatimes.co.jp/article.php?id=179923)が厳しく糾弾、…
《「辺野古・高江」をめぐる安倍政権の強権的な振る舞いは尋常でない。
官邸サイドには、国と県の関係を正常な軌道に引き戻す意思が
まったく感じられない。キャンプ・シュワブの陸上部分の工事も近く
再開する、という。現状はあまりにも異常だ。…威圧、恫喝(どうかつ)、
強制排除、分断策。やりたい放題である。…それを食い止める
一義的な責任を負わなければならないのは政治家だが、
野党はあまりに非力で、与党は安倍官邸をチェックする機能も意欲も
失っている。結局のところ、沖縄のこの状況を変えることができるのは、
主権者である国民しかいない》
最後に、アベ様や「沖縄負担軽減担当相」を兼務する最低の官房長官らの口にする「負担軽減」の、沖縄においての真の意味について、沖縄タイムスのコラム【[大弦小弦]米国の新聞記者だったA・ビアスの人気新聞コラム…】(http://www.okinawatimes.co.jp/article.php?id=179346)では、…
《▼【負担軽減】負担を強いる側が、新たな負担を押しつける時に使う
常套句(じょうとうく)。最近は数字を操作するので注意が必要
【日本外交】負担軽減を求める自国民の訴えには背を向けて、
相手国には要求以上に譲歩してしまう反愛国的な行為
▼【民主主義】地域の民意を無視して、国益を合言葉に数の力で
押し切るルール。大多数の無関心な人たちの後押しが不可欠
【辺野古新基地】地元に負担軽減につながると錯覚させ、100年後も
沖縄を事件事故の絶えない「基地の島」に固定化する大型ハコ物》
『●2016年7月参院選、「あとの祭」の要因の大きな一つは片棒担ぎのマスコミにあり』
『●究極の差別…「県民の安全を守るために
派遣されたはずの職員が基地建設に抗議する住民を鎮圧」!』
『●2016年7月参院選、「あとの祭」…「本土」マスコミは
「沖縄・地域住民弾圧隊」「照明弾誤射」を報じず』
「アベ様は夏休み満喫中だそうですが、《沖縄・地域住民弾圧隊》が沖縄へ
…やることなすこと無茶苦茶です。2016年7月参院選直後から、
沖縄で何が行われているのか、「本土」ではほとんど報じられていません。
「安倍晋三さん。日本本土にお住まいのみなさん…「第二の加害者」は、
あなたたちです。」は続き、マスコミが報じもしないため、
「第二の加害者」は気づきもしません。「沖縄差別」「住民分断」「捨て石」に
苦しむ沖縄の皆さんの「怒り」を全く共有できていません。
「本土」の報道機関は、今や、アベ様に楯突けない状況でしょうか?
「本土」の報道機関に皆さんは、沖縄に建つ「戦没 新聞人の碑」に
顔向けできないのではないですか?」
『●こんな理不尽なことが許されるのか!
アベ様らは辺野古や高江で一体何をやっているのか?』
『●辺野古破壊・高江破壊…アベ様は「話し合いで
問題解決の道を探る心積もりなど、最初からなかった」』
『●辺野古破壊・高江破壊…ニッポンで
アベ様のやっていること、どこら辺が「美しい国」なのか?』
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【http://ryukyushimpo.jp/column/entry-322759.html】
<金口木舌>守るべきもの
2016年7月25日 06:00
緑の中に浮かぶかやぶき屋根の家々。15年前、観光情報誌に掲載されている風景を求め、国頭村安波区に足を運んだ
▼残念ながら、かやぶき屋根は1軒も残っていなかった。情報誌を見て来た観光客ががっかりして帰るという話を聞き、記事にした。住民の一人は「さみしいが、かやぶき住宅造りの名人も亡くなり、保つことができなくなった」と声を落とした
▼先日、久しぶりに安波区を訪れた。オスプレイが住宅地上空を昼夜問わず飛行するという訴えがあったからだ。安波区で生まれ育った平良信二さん(79)が飛行経路だと指さした山側には、かつてかやぶき屋根が並んでいた。今は、騒音をまき散らす米軍機がわが物顔に飛び交う
▼以前から飛行訓練はあったが、オスプレイの騒音はその比ではない。集落は谷間にあるため、音が増幅されると説明していた。「新たにヘリパッドができるのは安波区だ。騒音がさらにひどくなる」
▼平良さんは21日、東村高江区で開かれた抗議集会に参加した。1600人(主催者発表)が怒りのこぶしを上げたが、市民らの抵抗は抑え込まれ、22日に建設工事が再開された
▼かやぶき屋根のように、残したいものでもあっさりなくなる。守らなければならないものはある。美しい自然、静かな環境、安全な生活、恒久平和-。数の力で押し切る権力にあらがう意志。県民としての誇りもそうだ。
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琉球新報のコラム【<金口木舌>「美しい国」とは】(http://ryukyushimpo.jp/column/entry-321708.html)。
《東村高江で起きていることはあまりにも理不尽だ。基地建設のために市民を排除する警察官たちは、自分の仕事に誇りを持てるのだろうか》
辺野古や高江を破壊するアベ様や「沖縄負担軽減担当相」を兼務する最低の官房長官。彼らのやっていること、どこら辺が「美しい国」なのでしょうか? 選挙にも行かない、与党や「癒(着)」党に投票する人々の眼にはこのニッポンは「美しい国」に映っているのでしょうか?
東京新聞の記事【市民団体の紹介文、横浜・栄区が無断書き換え 「原発のない社会」→「再生エネ社会」】(http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/list/201607/CK2016072402000138.html)によると、《横浜市栄区の市民団体が区が枠を持つ地域紙に「原発のない社会を目指す」などと寄稿した文章が、区によって「再生可能エネルギー社会を目指す」などと書き換えられていた…「『憲法カフェ』などのイベントも行いました」との記述も削除された…◆明らかに検閲 …国の方針に反することを載せて、クレームが来るのを恐れたのだろうが…》…だそうです。
アベ様のお気持ちを忖度する社会、どこら辺が「美しい国」なのでしょうか? 投票にも行かないし、自公を支持し続けてる皆さん、ホントに大丈夫ですか? 今頃気付いても、「あとの祭り」です。
「美しい国」ニッポンには、どうやら「正義」なんてありません。
別の日の同紙の同コラム【<金口木舌>国家とは無形の束縛?】(http://ryukyushimpo.jp/column/entry-322248.html)には、《筒井康隆さんの「現代語裏辞典」…「平和=戦争の準備をする期間」と辞典にはある。ブラックユーモアで書かれたはずの筒井さんの洞察が、現実化している現状を憂う。さらに「正義」とは「結果的に勝った方」。勝ち負けでない正義を多くの人に問いたい》。
『●子供にもSLAPPする国: 三上智恵監督
・映画『標的の村 ~国に訴えられた沖縄・高江の住民たち~』』
『●アベ様らは何が何でも辺野古破壊、「ヒラメ裁判官が、
よりによってこのタイミングで那覇支部長」に就任』
『●アベ様による辺野古破壊の「中止」「中断」は「断念」に非ず』
『●「辺野古移設が唯一の選択肢」を繰り返し言及する傲慢さ…
「住民分断」「沖縄差別」を恥じぬアベ様』
『●2016年7月参院選、「あとの祭」の要因の大きな一つは片棒担ぎのマスコミにあり』
『●究極の差別…「県民の安全を守るために
派遣されたはずの職員が基地建設に抗議する住民を鎮圧」!』
『●2016年7月参院選、「あとの祭」…「本土」マスコミは
「沖縄・地域住民弾圧隊」「照明弾誤射」を報じず』
『●こんな理不尽なことが許されるのか!
アベ様らは辺野古や高江で一体何をやっているのか?』
『●辺野古破壊・高江破壊…アベ様は「話し合いで
問題解決の道を探る心積もりなど、最初からなかった」』
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【http://ryukyushimpo.jp/column/entry-321708.html】
<金口木舌>「美しい国」とは
2016年7月23日 06:00
おいの結婚式に出席した。新郎新婦が住むのは、冬雪深い富山県の山村。地域の人たちは貸し切りバスで2時間かけて式場に来た。「限界集落」に、近年まれな一家に3代の夫婦が誕生するとあって、地域の人たちの祝福にも熱いものがあった
▼自営業を引き継ぐおいは31歳。近隣の町から嫁ぐ28歳の新婦は披露宴での感謝の言葉で、決心を伝えるまで1カ月間、新郎との連絡を絶ったと葛藤の一端を明かした
▼2004年の大合併で市の一部になったその村は、現在人口500人余。離れた町に住む人たちが通って祭りや冠婚葬祭を支えている。トンネルができるなど道路事情の改善で可能になった
▼冬の雪は大変だが、豊かな緑、おいしい水、山と川の幸がある。生業が確保でき教育や医療・介護の苦労を乗り越えられれば、魅力は十分ある。そんな故郷を誇りたい。県内の離島、農漁村の人々も同じだろう
▼しかし沖縄では、そんな故郷や田舎暮らしが常に軍事に脅かされる。東村高江で起きていることはあまりにも理不尽だ。基地建設のために市民を排除する警察官たちは、自分の仕事に誇りを持てるのだろうか
▼安倍首相はかつて著書で「美しい国へ」と掲げた。福島では原発事故で今も多くの人々が故郷と生業を失ったままだ。沖縄や福島で政府がしていることの先にどんな「美しい国」があるというのか。
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東京新聞の社説【沖縄の米軍基地 対話でしか打開できぬ】(http://www.tokyo-np.co.jp/article/column/editorial/CK2016072302000150.html)。
《話し合いで問題解決の道を探る心積もりなど、最初からなかったのではないか。そう勘繰らざるを得ない強権的な姿勢である…沖縄負担軽減担当相でもある菅義偉官房長官は訴訟と協議は両立すると強弁》。
辺野古破壊・高江破壊…アベ様や最低の官房長官には《話し合いで問題解決の道を探る心積もりなど、最初からなかった》ようだ。「アベ様による辺野古破壊の「中止」「中断」は「断念」に非ず」。
「沖縄負担軽減担当相」を兼務する最低の官房長官…沖縄の市民に対してやっていることのどこら辺が「負担軽減」になっているのでしょうか? 《米軍北部訓練場の一部返還の条件とされている東村高江のヘリコプター離着陸帯(ヘリパッド)建設工事も再開》? 高江の皆さんから無理矢理土地を暴力で奪い取っておいて、「沖縄の負担軽減」? 普天間飛行場を返してやるから、辺野古破壊させろというのが「沖縄の負担軽減」? 一体どんな「沖縄の負担軽減」なのか?
『●子供にもSLAPPする国: 三上智恵監督
・映画『標的の村 ~国に訴えられた沖縄・高江の住民たち~』』
『●アベ様らは何が何でも辺野古破壊、「ヒラメ裁判官が、
よりによってこのタイミングで那覇支部長」に就任』
『●アベ様による辺野古破壊の「中止」「中断」は「断念」に非ず』
『●「辺野古移設が唯一の選択肢」を繰り返し言及する傲慢さ…
「住民分断」「沖縄差別」を恥じぬアベ様』
『●2016年7月参院選、「あとの祭」の要因の大きな一つは片棒担ぎのマスコミにあり』
『●究極の差別…「県民の安全を守るために
派遣されたはずの職員が基地建設に抗議する住民を鎮圧」!』
『●2016年7月参院選、「あとの祭」…「本土」マスコミは
「沖縄・地域住民弾圧隊」「照明弾誤射」を報じず』
『●こんな理不尽なことが許されるのか!
アベ様らは辺野古や高江で一体何をやっているのか?』
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【http://www.tokyo-np.co.jp/article/column/editorial/CK2016072302000150.html】
【社説】
沖縄の米軍基地 対話でしか打開できぬ
2016年7月23日
米軍普天間飛行場の返還に伴う新基地建設をめぐり、政府が再び沖縄県との法廷闘争に入った。和解プロセスからの逸脱である。対話を通じてしか打開できないことを安倍政権は肝に銘じるべきだ。
話し合いで問題解決の道を探る心積もりなど、最初からなかったのではないか。そう勘繰らざるを得ない強権的な姿勢である。
政府が沖縄県名護市辺野古での新米軍基地建設をめぐり、翁長雄志知事が国の指示に従わないのは違法だとして県を相手取って新たな訴訟を起こした。法廷での決着を経て、本格的な建設作業を早期に再開したいのだという。
政府と県は今年三月に和解し、新基地建設をめぐる双方の訴えを取り下げ、打開に向けた協議のテーブルに着いていた。その最中の政府による訴訟再提起である。
沖縄負担軽減担当相でもある菅義偉官房長官は訴訟と協議は両立すると強弁したが、同時並行が円満解決につながるとは思えない。
参院選が終わったのを機に、協議による解決を一方的に放棄したとの誹(そし)りは免れまい。政府は陸上部分の工事を再開する意向も示している。いずれも辺野古での新基地建設を既成事実化しようとする動きであり、看過できない。
六月の県議選では翁長県政与党が過半数を確保した。今月十日の参院選沖縄選挙区では自民党の島尻安伊子沖縄・北方担当相が野党統一候補に惨敗し、沖縄から与党系国会議員がいなくなった。
いずれも、在日米軍専用施設の約74%が集中する沖縄県に、米軍基地はこれ以上造らせないという県民の強い意思の表れだ。
安倍政権は選挙で示された民意を尊重し、辺野古「移設」をまず白紙に戻し、国外・県外移設など県民の抜本的な基地負担軽減策の検討に入るべきである。
安倍政権は、米軍北部訓練場の一部返還の条件とされている東村高江のヘリコプター離着陸帯(ヘリパッド)建設工事も再開した。
選挙が終われば、結果に関係なく、地元の反対を押し切ってでも米軍専用施設の建設を進める。そんな強権的な姿勢で、県民の理解が得られるわけがない。
沖縄県では米軍関係者の事件・事故も相次いでいる。米軍施設を強引に造っても、県民の敵意に囲まれるだけだ。そんな状況で米軍への基地提供という日米安全保障条約上の義務を果たせるのか。
安倍政権にとっては、県民や翁長知事との真摯(しんし)な対話こそ「唯一の解決策」のはずである。
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毎日新聞の記事【辺野古移設 陸上工事再開へ…政府、司法判断待たず】(http://mainichi.jp/articles/20160722/k00/00m/010/074000c)。
琉球新報の記事【ヘリパッド建設工事に着手 沖縄防衛局が発表 機動隊員が市民の排除始める】(http://ryukyushimpo.jp/news/entry-320997.html)。
朝から、腹が立ってしょうがない。アベ様らは、2016年7月参院選が終わったとたんに、このような「沖縄差別」「住民分断」、そして、「沖縄イジメ」。ヒトとしてやることか!? 50%の「眠り猫」の皆さんや、与党・「癒(着)」党に投票した皆さん、この「あとの祭り」状態を見ても何も感じないのか?
《中谷元(げん)防衛相は陸上部分の移設工事について「早々に着手する」と記者団に述べ、埋め立て承認に関する司法判断を待たずに陸上工事を先行して再開する意向を表明》。
《N1地区ゲート前に市民らが止めている車両の撤去作業も6時42分に始まった。市民らが同ゲートを中心に南北で座り込みと車両の駐車によって県道70号を封鎖していた。午前5時半ごろ、北側から機動隊員ら数十人が車両から降りてゲート前に進入している。座り込み現場では市民らと機動隊員がもみ合った》。
『●子供にもSLAPPする国: 三上智恵監督
・映画『標的の村 ~国に訴えられた沖縄・高江の住民たち~』』
『●2016年7月参院選、「あとの祭」の要因の大きな一つは片棒担ぎのマスコミにあり』
『●究極の差別…「県民の安全を守るために
派遣されたはずの職員が基地建設に抗議する住民を鎮圧」!』
『●2016年7月参院選、「あとの祭」…「本土」マスコミは
「沖縄・地域住民弾圧隊」「照明弾誤射」を報じず』
こんなこと許されるのか!?
番犬様に忠誠を尽くすアベ様や最低の官房長官殿らが高江や辺野古でやっていることは無茶苦茶だ。ニッポンには「正義」はないのか?
アベ様は番犬様への生贄として、沖縄の人々の暮らしを差し出している。
沖縄タイムスの【社説[緊迫高江]「暮らしと自然」こそ宝】(http://www.okinawatimes.co.jp/article.php?id=179332)には、《参院選が終わったとたん、手のひらを返したように強硬姿勢に転じるのは、話し合いで解決するという政治本来の役割と責任を放棄したのに等しい。憂慮すべき事態だ》。
『●アベ様らは何が何でも辺野古破壊、「ヒラメ裁判官が、
よりによってこのタイミングで那覇支部長」に就任』
『●アベ様による辺野古破壊の「中止」「中断」は「断念」に非ず』
『●「辺野古移設が唯一の選択肢」を繰り返し言及する傲慢さ…
「住民分断」「沖縄差別」を恥じぬアベ様』
司法に「正義」が期待できればいいのだけれど…正直言って、絶望的。東京新聞の記事【政府、沖縄知事を再提訴 辺野古移設、違法確認求め】(http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2016072201000735.html)によると、《国が地方自治体を相手に違法確認訴訟を起こすのは初めて…。政府は司法判断による決着を経て本格的な移設作業を早期に再開したい考え。一方、知事側は県民の反対意見を踏まえ、徹底抗戦する構えだ》。
相も変らぬ最低の官房長官の粛々な物言いに、呆れかえる。高江の皆さんから無理矢理土地を暴力で奪い取っておいて、「沖縄の負担軽減」? 一体どんな頭の回路してるんだろうか? 「本土」のマスコミの記者は、なぜ激しくツッこまないのか? それでもジャーナリストか? 単なる広報官?
以下のツイートで知りました。是非、YouTube映像を見てほしい、今直ぐに!
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石原岳 @Takeshi319 7月11日
あらためて。2007年から沖縄県東村高江で起こっていることの
ドキュメンタリー『標的の村』テレビ放映バージョン46分。ぜひ観てください。
https://www.youtube.com/watch?v=raJ8vTr8r4c
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【Targeted Village / 標的の村】
(https://www.youtube.com/watch?v=raJ8vTr8r4c)
星月夜☆@bluemoonnblue様のツイートで「英語字幕フルバージョン」というのがあるのを知りました。
【Targeted Village / 標的の村】(英語字幕フルバージョン)
(https://www.youtube.com/watch?v=pB7N_YlfaOA&feature=youtu.be)
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【http://mainichi.jp/articles/20160722/k00/00m/010/074000c】
辺野古移設
陸上工事再開へ…政府、司法判断待たず
毎日新聞 2016年7月21日 21時49分(最終更新 7月22日 01時07分)
政府と沖縄県は21日、首相官邸で米軍普天間飛行場(同県宜野湾市)の名護市辺野古沿岸部への移設を巡って協議した。県側は話し合いによる解決を求めたが、政府側は県を相手取って地方自治法に基づく違法確認訴訟を22日に起こす方針を伝えた。また、中谷元(げん)防衛相は陸上部分の移設工事について「早々に着手する」と記者団に述べ、埋め立て承認に関する司法判断を待たずに陸上工事を先行して再開する意向を表明した。
協議に出席した翁長雄志(おなが・たけし)知事は終了後、記者団に「協議が先と思っていた。(提訴方針は)非常に残念だ」と述べ、政府の対応を批判した。菅義偉官房長官は記者会見で「訴訟と協議を並行して進める」と語り、訴訟以外でも話し合いを続ける姿勢を強調。この考えを協議で県側に伝え、「知事から『異存はない』との発言があった」と指摘した。
政府が22日に福岡高裁那覇支部に起こすのは、県の対応が違法であることを確認するための訴訟。2014年11月の県知事選で当選した翁長知事は、就任後に辺野古沿岸部の埋め立て承認を取り消した。政府は不当だとして是正指示を出したが、これに従わなかったことの違法性を確認する。
今年3月、政府が翁長知事を訴えた代執行訴訟でいったんは和解した。和解条項により、総務省の第三者機関である国地方係争処理委員会が是正指示の妥当性について検討。係争委による適否判断を受けて県が政府を提訴する段取りだったが、係争委が適否を判断しなかったため、県側は提訴を見送った。
普天間飛行場の代替施設は辺野古の米軍キャンプ・シュワブの陸上部と沿岸部に建設される予定。中谷防衛相は沖縄県との協議で、兵舎の建設など陸上工事について「埋め立てと直接関係がない」と再開方針を伝えた。【高本耕太、村尾哲】
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【http://ryukyushimpo.jp/news/entry-320997.html】
ヘリパッド建設工事に着手 沖縄防衛局が発表 機動隊員が市民の排除始める
2016年7月22日 07:16
【東・国頭】東村と国頭村に広がる米軍北部訓練場のヘリコプター着陸帯(ヘリパッド)建設工事で、沖縄防衛局は22日午前6時ごろ、新たなヘリパッドの建設工事に着手したと発表した。予定されている工事現場周辺で資材を積んだ車両が到着するなど工事着手に向けた動きが始まった。新たなヘリパッドの建設が予定されている3地区のうち、H地区とG地区のそれぞれのゲートに続く道路を防衛局関係者が封鎖し、工事車両20台以上が次々と入っていった。また工事に反対する市民が数人しかいない通称N1裏ゲートには車両3台が到着し、ゲート前に鉄板や鉄パイプなどを積み下ろした。
N1地区ゲート前に市民らが止めている車両の撤去作業も6時42分に始まった。市民らが同ゲートを中心に南北で座り込みと車両の駐車によって県道70号を封鎖していた。午前5時半ごろ、北側から機動隊員ら数十人が車両から降りてゲート前に進入している。座り込み現場では市民らと機動隊員がもみ合った。
市民らは午前2時すぎから同ゲートを中心に南北2カ所でそれぞれ60人程度が県道70号に広がるように座り込みを始めた。N1地区ゲート付近では県道の左右の路側帯に市民らが約100台の車を駐車した。道路中央にも数十台の車が道路の中央線をまたぐようにハの字形に駐車し、完全に道路を封鎖していた。
県警の機動隊車両は午前5時ごろ、N1地区ゲートを挟むように東村側と国頭村側に大量に待機を始めた。うち国頭村安波の安波ダム構内では午前3時すぎ、機動隊車両約30台以上と沖縄防衛局の車両20台程度が待機しているのが確認された。機動隊員20数人程度が複数の場所で図面を手に話し合いをしていた。【琉球新報電子版】
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2016年7月参院選翌日の東京新聞の社説【参院選 改憲勢力3分の2 「白紙委任」ではない】(http://www.tokyo-np.co.jp/article/column/editorial/CK2016071102000189.html)と、
コラム【筆洗】(http://www.tokyo-np.co.jp/article/column/hissen/CK2016071102000188.html)。
《改憲勢力も三分の二以上に達した。安倍政権は「信任」された形だが、有権者は「白紙委任」したわけではない》。
《「白紙委任」ではない》なんて、アベ様にそんな「謙虚さ」があれば、アベノサギなんてしませんって。「選挙で勝てば一転、「信任を得た」とばかりに突き進む手法」=アベノサギの三度目を許してしまったのです。50%近い「眠り猫」の皆さんといい、三度もアベノサギに騙される皆さんといい、どう責任をとるつもりでしょう。もし後悔しているのであれば、「あとの祭り」。なんにも感じないのであれば、「考えないことの罪」「無関心の罪」。東京新聞や日刊ゲンダイ、リテラなどを除く報道機関、特に、アベ様のNHKや読売・産経系報道機関も大変に大きな責任を負います。
『●失われる「メディアの作法、矜持」…
「権力を監視する機能が失われ」、しかも、アベ様の「思う壺」』
『●青木理さん: ジャーナリストの矜持
「権力や権威の監視」「強者にこそ徹底した監視の目を」』
『●2016年7月参院選、今回も「眠り猫」だった皆さん…』
『●2016年7月参院選、「あとの祭り」…
教育破壊の効果とアベノサギという「壊憲=争点」隠し』
『●2016年7月参院選、
「あとの祭」の要因の大きな一つは片棒担ぎのマスコミにあり』
『●アベノサギで違法な壊憲:
永六輔さん曰く「「9条を守る」ことは「99条を守ることだ」」』
『●「人殺し」に行くのはアナタ、
「自分は“お国のために死ぬのはゴメンだ”と」言うヒトを支持する人って?』
『●映画『標的の村』監督・三上智恵さん、
「わずか9時間の歓喜 ~高江工事再開・民意圧殺の朝~」』
《しかし、今すぐ提供できる料理がメニューのどこにも見当たらない》??
上述の悪質な報道機関がレストラン「M」のメニュー上の「提供できるメニュー」を黒塗りして回っているのではないですか? それでもレストラン「J」に行く人の気が知れません。だって、不味い上に、強烈な毒入りなんですもの。将来じわじわとその毒が回ってくる。心ある報道機関はそれを叫んできたというのに…。
『●争点は「壊憲」: 「選挙で勝てば一転、
「信任を得た」とばかりに突き進む手法」=三度目のアベノサギ』
「争点は壊憲。「選挙で勝てば一転、「信任を得た」とばかりに
突き進む手法」=アベノサギ。《特定秘密保護法や安全保障関連法の
制定がその例》であり、今度で三度目のアベノサギ。自公は争点にもせず、
選挙で訴えもしない「壊憲」を、選挙後に、進めます。引き返す、
最後のチャンスでではないでしょうか?
「20XX年、再び戦争が始まった…」でいいのでしょうか…」
『●争点は「壊憲」: アベノサギを見逃し「眠り猫」となれば、
「未来に向けた道」を閉ざすことに』
『●争点は「壊憲」: アベ様「マニフェストのなかに
書いてあります」!…「いちばん最後、たったの10行」』
「あとの祭り」…若き「眠り猫」の皆さん…。『LITERA 本と雑誌の知を再発見』(http://lite-ra.com/)の記事【改憲勢力3分の2で安倍首相が膳場貴子や池上彰にキレ気味で本音「改憲はもうイエスかノーかの段階じゃない」】(http://lite-ra.com/2016/07/post-2409.html)によると…、
《つまり“改憲はもう決まっていること”“最後は国民投票するんだから
つべこべ言うなよ”ということらしい。…首相は「国民投票があるのだから
選挙で信を得る必要はない」などと強弁するのだから、
開いた口がふさがらない。…その本質は「議論」などという上等な
ものではなく、さまざまな謀略を張りめぐらした“反・安倍改憲”の民意が
盛り上がる芽を徹底して潰し、おそらく一気に「緊急事態条項」の新設に
踏み切ろうとするはずだ》
…そうです。
また、同記事【改憲勢力3分の2で安倍首相が膳場貴子や池上彰にキレ気味で本音「改憲はもうイエスかノーかの段階じゃない」】(http://lite-ra.com/2016/07/post-2409.html)では…、
《そして、圧力に萎縮し政権を忖度してばかりのマスメディアが盛んに
改憲の話題を扱うのも、せいぜい今週までだ。そのあとは、またぞろ
だんまりを決め込むだろう。そういう意味で言うと、わたしたちがいま、
もっとも気をつけなければいけないことは、御用マスコミによる
「野党共闘は失敗だった」という扇動に乗らないことだ。むしろ、
安倍政権と民進党内にある保守派の動きを細かく注視し、野党が
切り崩しに屈さないよう、声を大にして発破をかけることだ》
…そうです。
最後に、アベノサギに加担するマスコミ…、同紙の記事【参院選“改憲隠し”はテレビも同罪! 結果が出たとたん「改憲勢力3分の2確保」「バックに日本会議」と後出しジャンケン】(http://lite-ra.com/2016/07/post-2408.html)によると…、
《開票が開始された昨晩20時前からNHKおよび民放各局は
一斉に選挙特番を放送したが、そこでは今回の選挙の争点が
「憲法改正」であることを全面に打ち出し、出口調査結果を
発表するなり「改憲勢力が3分の2議席を確保する見込み」
「憲法改正発議可能に」「野党共闘ふるわず」などと伝えはじめたからだ。
……目がテンになるとはこのことだろう。この参院選の間、ほとんどの
テレビは改憲の問題を無視していたんじゃなかったのか。そして、
安倍政権の誘導に乗っかってあたかもアベノミクスが争点であるかのような
報道を展開していた。いや、そのアベノミクスの検証さえ行わず、むしろ
参院選のニュースを最小限に留め、今月末の都知事選のことばかりを
取り上げる始末で、きちんと参院選の改憲問題をピックアップしていたのは、
『NEWS23』『報道特集』などのTBSの報道番組と、テレビ朝日の
『報道ステーション』くらいだったではないか》。
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【http://www.tokyo-np.co.jp/article/column/editorial/CK2016071102000189.html】
【社説】
参院選 改憲勢力3分の2 「白紙委任」ではない
2016年7月11日
参院選は自民、公明両党が改選過半数を確保し、改憲勢力も三分の二以上に達した。安倍政権は「信任」された形だが、有権者は「白紙委任」したわけではない。
安倍晋三首相にとっては、政権運営にいっそう自信を深める選挙結果に違いない。自民、公明両党の与党議席は、首相が勝敗ラインに設定した改選過半数の六十一議席を上回った。二〇一二年に自民党総裁に返り咲いた首相は、国政選挙に四連勝したことになる。
◆景気回復は「道半ば」
民進、共産、社民、生活の野党四党は改選一人区で候補者を一本化して臨んだが、「自民一強」を崩すには至らなかった。
自公両党に「改憲勢力」とされるおおさか維新の会、日本のこころを大切にする党、無所属の「改憲派」を加えた議席は非改選を合わせて三分の二を超え、憲法改正の発議が可能な政治状況になった。戦後日本政治の分水嶺(ぶんすいれい)である。
参院選は首相が来年四月に予定されていた消費税率10%への引き上げを二年半先送りし、成長重視の経済政策「アベノミクス」の加速か後退かを最大争点に掲げた。
安倍政権発足後三年半が経過しても、景気回復が道半ばであることは政権側も認めている。
野党側は、アベノミクスが個人や企業、地域間の経済格差を拡大し、個人消費低迷の要因になったと指摘したが、有権者はアベノミクスの成否の判断は時期尚早だと考えたのだろう。
野党側の批判はもっともだが、説得力があり、実現性を感じられる対案を求める有権者の胸に響かなかったことは、率直に認めざるを得ないのではないか。
一八年十二月までには必ず衆院選がある。野党は次の国政選挙に備えて党内や政党間で議論を重ね、安倍政権に代わり得る政策を練り上げる必要がある。
◆意図的に争点化回避
とはいえ、有権者は安倍政権に白紙委任状を与えたわけではないことも確認しておく必要がある。特に注視すべきは憲法改正だ。
安倍首相は憲法改正を政治目標に掲げ、一八年九月までの自民党総裁の「在任中に成し遂げたい」と公言してきた。参院選公示直前には「与党の総裁として、次の国会から憲法審査会をぜひ動かしていきたい」とも語った。
与党はすでに衆院で三分の二以上の議席を確保しており、参院選の結果を受けて首相は在任中の改正を実現するため、改憲発議に向けた議論の加速に意欲を示した。
しかし、自民党は参院選公約で憲法改正に触れてはいるものの、首相は「選挙で争点とすることは必ずしも必要はない」と争点化を意図的に避け、街頭演説で改正に触れることはなかった。公明党は争点にならないとして、公約では憲法について掲げてさえいない。
改正手続きが明記されている以上、現行憲法は改正が許されない「不磨の大典」ではないが、改正しなければ国民の平穏な暮らしが著しく脅かされる恐れがあり、改正を求める声が国民から澎湃(ほうはい)と湧き上がるような状況でもない。
改正に向けた具体的な議論に直ちに入ることを、参院選で有権者が認めたと考えるのは早計だ。
安倍政権内で、自民、公明両党間の憲法観の違いが鮮明になったのなら、なおさらである。
安倍政権はこれまでの国政選挙で、経済政策を争点に掲げながら選挙後には公約に明記されていなかった特定秘密保護法や、憲法違反と指摘される安全保障関連法の成立を強引に進めた経緯がある。
憲法は、国民が政治権力を律するためにある。どの部分をなぜ改正するのか、国民に事前に問い掛けることなく、参院選で「国民の信を得た」として改正に着手するような暴挙を許してはならない。
日本国憲法は先の大戦への痛切な反省に基づく国際的な宣言だ。理念である国民主権や九条の平和主義、基本的人権の尊重は戦後日本の経済的繁栄と国際的信頼の礎となり、公布七十年を経て日本国民の血肉と化した。
◆改正より守る大切さ
安倍政権下での憲法をめぐる議論を通じて再確認されたのは、改正の必要性よりも、むしろ理念を守る大切さではなかったか。
参院選は終わった。しかし、有権者としての役割はこれで終わったわけではない。一人ひとりが政治の動きや政治家の言動に耳目を凝らし、間違った方向に進み出そうとしたら声を出し、次の国政選挙で審判を下す必要がある。一人ひとりの力は微力かもしれないが決して無力ではないはずだ。
私たちの新聞は引き続き、有権者にとっての判断材料を提供する役目を真摯(しんし)に果たしたい。覚醒した民意こそが、政治をより良くする原動力になると信じて。
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【http://www.tokyo-np.co.jp/article/column/hissen/CK2016071102000188.html】
【コラム】
筆洗
2016年7月11日
この町には二軒の料理店がある。大きい方の店「J」の経営は風変わりで、できる料理はカレーライスとハンバーグのみ。どちらも大した味ではない。見るのも嫌という人もいる▼試しに住民に聞いてみた。アベノなんとかというカレーライスを六割の人がまずいといい、改憲ハンバーグは五割がひどいと答えた。二つのメニューのいずれも人気がない。それでも、町のレストラン選挙ではいつも、もう一店の「M」を引き離し、勝ってしまう▼おかしい。あの店においしい料理はないのに。結果を疑った「M」の店主は探偵に調査を依頼した。探偵は選挙後、町の住民に聞いて歩いた。「あのカレー? ひどいね」「あのハンバーグは絶対許せない」。悪評しか聞こえてこない▼やはり不正投票の可能性がある。探偵は事実を知らせようと「M」に飛び込んだ。「やはり不正…」と言いかけてやめた。この店の様子もおかしい▼メニューを見た。「あの店のカレーはまずい」「ハンバーグは絶対阻止」と書いてある。「おいしい料理を作りたい」「こうやっておいしくします」と決意やアイデアもある。しかし、今すぐ提供できる料理がメニューのどこにも見当たらない▼探偵は店を出た。向かいに「J」が見えた。おなかをすかせた客がカレーを食べている。喜んで食べている人もいる。疑いながら、泣きながらの客もいる。
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asahi.comの記事【巨泉さん、自己主張する司会先駆け 「遺言」で首相批判】(http://www.asahi.com/articles/ASJ7N3GHDJ7NUCLV00H.html?iref=comtop_8_01)。
《「最後の遺言」として安倍晋三首相を批判》。
『●争点は「壊憲」: 大橋巨泉さん「最後の遺言」…
日本を『戦争ができる国』に変えてはいけない』
《〈今のボクにはこれ以上の体力も気力もありません。
だが今も恐ろしい事や情けない事、恥知らずな事が
連日報道されている。書きたい事や言いたい事は山ほどあるのだが、
許して下さい。しかしこのままでは死んでも死にきれないので、
最後の遺言として一つだけは書いておきたい。
安倍晋三の野望は恐ろしいものです。選挙民をナメている安倍晋三に
一泡吹かせて下さい。7月の参院選挙、野党に投票して下さい。
最後のお願いです〉》
『●「平和と憲法を守る決意をもった著名人」菅原文太さん:
「政治の役割は・・・絶対に戦争をしないこと」』
「日刊スポーツの記事『大橋巨泉、愛川さん訃報「日本にとって大マイナス」』
(http://www.nikkansports.com/entertainment/news/1463027.html)によると、
「菅原文太さんに続いて、平和と憲法を守る決意をもった著名人が
他界した事は、日本にとって大マイナスである。ボクも簡単には
死ねないなと考えている」。
「絶対に戦争をしないこと!」、この一点を死守したい。「アベ様のNHK」を
はじめとしたマスコミの堕落、そして、「”テレ朝は今日、死んだに等しい
と思います”」状態。何度も引用するが、俳優や芸人の矜持の無さ…」
『●アベノサギで違法な壊憲:
永六輔さん曰く「「9条を守る」ことは「99条を守ることだ」」』
東京新聞の記事【大橋巨泉さん死去 人気番組の司会者、82歳】(http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2016072001000847.html)によると、《元参院議員の大橋巨泉(おおはし・きょせん、本名克巳=かつみ)さんが12日午後9時29分、急性呼吸不全のため千葉県内の病院で死去した。82歳。東京都出身》。また、asahi.comの記事【大橋巨泉さん死去 テレビ司会者、82歳】(http://www.asahi.com/articles/ASJ7N3529J7NUCLV003.html?iref=comtop_8_01)によると、《大橋巨泉(おおはし・きょせん、本名大橋克巳=おおはし・かつみ)さんが、12日午後9時29分、急性呼吸不全のため死去した。82歳だった。葬儀は親族で営んだ。後日、しのぶ会を開く予定。喪主は妻寿々子さん》。
また、東京新聞の記事【大橋巨泉さん死去 昭和のマルチタレント TVの申し子】(http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2016072090141305.html)では、《NHKの人気バラティー「夢であいましょう」を手掛けた永六輔さんを「神」と呼んで敬い、この番組から多くを学んだという巨泉さん。…中学生時代に始めた句作のほか、趣味のジャズやゴルフ、ギャンブルなどさまざな分野で多芸多才ぶりを発揮。口八丁手八丁のマルチタレントは、晩年も特定秘密保護法の成立を手厳しく批判するなど「権力」への批判精神を貫く気骨も併せ持っていた》、とあります。
大橋巨泉さんの「最後の遺言」…日本を『戦争ができる国』に変えてはいけない。巨泉さんの「最後の遺言」は届かず、2016年7月参院選の後に亡くなっておられました。永六輔さんに続き、とても残念です。ご冥福をお祈りします。
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【http://www.asahi.com/articles/ASJ7N3GHDJ7NUCLV00H.html?iref=comtop_8_01】
巨泉さん、自己主張する司会先駆け 「遺言」で首相批判
2016年7月20日11時54分
戦後テレビのバラエティー番組を支えた立役者がまた一人、亡くなった。テレビの黄金期に自由奔放な司会ぶりで数々の名番組を生み出した大橋巨泉さん。活躍中に「セミリタイア」を宣言し、日本と海外を行き来する悠々自適の後半生を送ったが、晩年は病と闘い続けた。
芸名の「巨泉」は高校時代に使った俳号で、巨人ファンから「巨」、尽きないアイデアのイメージを「泉」に込めたという。
放送作家として立ち上げに関わった「11PM」では「テレビでいかがなものかと思われていたものを」とゴルフ、マージャン、競馬を取り上げるコーナーを提案。週1回の「巨泉のなんでもコーナー」が始まり、さらに司会の1人に。「野球は巨人、司会は巨泉」というキャッチフレーズと黒縁メガネをトレードマークに人気者となった。「ボイン」という言葉も“発明”し、世に広めた。
「クイズダービー」では、竹下景子さんを「3択の女王」、正解率が高いはらたいらさんを「宇宙人」と名付け、「せーの、ドン」「倍率、ドン」といったかけ声で盛り上げた。「世界まるごとHOWマッチ」では、石坂浩二さんを本名からとった「兵ちゃん」、ビートたけしさんを「たけし」と呼び捨てにした。くだけたキャラクターと型破りな発言で、自己主張するタレント司会者の先駆けとなった。
私生活では、1956年にジャズシンガーのマーサ三宅さんと結婚したが、8年で別居し、離婚。その後ニッポン放送のラジオ番組のアシスタントだった寿々子さんと69年に再婚した。
人気だったレギュラー番組を50代半ばで降板し、生活スタイルを一変させた。「セミリタイア」後は、季候のいい時期の太陽を追い求めるように、カナダ、オーストラリア、ニュージーランド、日本を1年で巡る「ひまわり生活」を続けた。「仕事や会社は生きていくための手段ですが、究極の目的は定年後に、自分の人生を演出することです」と語り、将棋やジャズ、ゴルフ、釣りなどの趣味を楽しんだ。
毎年受けていた人間ドックがきっかけで、2005年に胃がんが判明した。大学時代に母親を子宮がんで亡くした経験から「お袋が自分の命と引き換えに教えてくれた」と健康には人一倍気を使っていた。中咽頭(いんとう)がんやその後の転移で手術や放射線治療を繰り返した。
1994年からのべ20年にわたって書き続けた週刊現代での連載コラムは、体調不良のため今春から休載。最終回とした7月9日号では「今のボクにはこれ以上の体力も気力もありません」などと病状を説明し、「最後の遺言」として安倍晋三首相を批判。読者に向けて「長い間ありがとうございました」とつづっていた。
今年2月の「徹子の部屋」では「畏友(いゆう)」とする永六輔さんと出演したが、4月からの3カ月間は「死を覚悟し、すべてを受け入れ、一言の文句も言わず、痛みも訴えずに、じっと我慢をしてくれました」(妻の寿々子さん)。7月に入ると眠っている時間が長くなり、7日に亡くなった永さんの訃報(ふほう)は「ショックの大きさを考えて」伝えなかったという。寿々子さんは関係者宛てのファクスに「どうぞ大橋巨泉の闘病生活に“アッパレ!”をあげて下さい」と記した。一方で、在宅介護中に鎮痛剤を過剰投与され、病状が悪化したとも指摘した。
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『LITERA 本と雑誌の知を再発見』(http://lite-ra.com/)の水井多賀子氏による記事【参院選敗北で安倍政権の沖縄いじめが激化、米空軍機が沖縄市上空で照明弾発射の暴挙! しかし本土マスコミは一切報道せず】(http://lite-ra.com/2016/07/post-2425.html)
『●子供にもSLAPPする国: 三上智恵監督
・映画『標的の村 ~国に訴えられた沖縄・高江の住民たち~』』
『●2016年7月参院選、「あとの祭」の要因の大きな一つは片棒担ぎのマスコミにあり』
『●究極の差別…「県民の安全を守るために
派遣されたはずの職員が基地建設に抗議する住民を鎮圧」!』
《政府は500人規模の機動隊を投入することを決定…まったく、ここまで露骨に牙をむくことができるものかと驚く…》。
アベ様は夏休み満喫中だそうですが、《沖縄・地域住民弾圧隊》が沖縄へ…やることなすこと無茶苦茶です。2016年7月参院選直後から、沖縄で何が行われているのか、「本土」ではほとんど報じられていません。「安倍晋三さん。日本本土にお住まいのみなさん…「第二の加害者」は、あなたたちです。」は続き、マスコミが報じもしないため、「第二の加害者」は気づきもしません。「沖縄差別」「住民分断」「捨て石」に苦しむ沖縄の皆さんの「怒り」を全く共有できていません。「本土」の報道機関は、今や、アベ様に楯突けない状況でしょうか? 「本土」の報道機関に皆さんは、沖縄に建つ「戦没 新聞人の碑」に顔向けできないのではないですか?
『●沖縄と報道カメラマン・石川文洋さん』
『●「百田氏や自民党議員からの圧力はすべてのメディアの
言論の自由に対する挑戦・・・危機感を共有して」!』
『●沖縄差別は続く: 黙殺により、「『日本を取り戻す』の中に
沖縄は入っていない」ことをアベ様が表明』
『●沖縄差別:目取真俊さん「多くの日本人が
その嘘っぱちを信じている、というよりも、信じたいんでしょう」』
『●一体何をどれ程「思いやらされている」?…
「われわれはカネを出さない。どうぞ米軍は撤退してください」』
『●翁長雄志知事、再度の決意表明:
「安倍晋三首相は「急がば回れだ」と言うが…政府の選択は誤りだった」』
『●「どうぞ米軍は撤退してください」:散々「思いやら」されて、
そしてまたしても「肝苦(ちむぐり)さ」…』
『●「落とした魂(マブイ)」を探しに、なんて悲し過ぎる
…「選択肢は一つしかない。沖縄から去ることだ」』
『●「…は沖縄県民の耳には「期待するな」
「何も改善しない」と冷たく翻訳」…中央政府の体をなしていない』
『●「日本政府による命の二重基準」にウンザリ:
「日米両政府の空虚な言葉」は不要、基地撤去が抜本対策』
『●「沖縄には明らかにおかしな新聞がある。
本当に潰れた方がいい」…自民党には「ロクなヤツがいない」』
『●沖縄市民の民意: 民意を何度明確にすれば、
アベ様や最低の官房長官らは理解しようとするのか?』
『●「捨て石」: 「安倍晋三さん。日本本土にお住まいのみなさん
…「第二の加害者」は、あなたたちです。」』
《安倍晋三さん。日本本土にお住まいのみなさん。今回の事件の
「第二の加害者」は、あなたたちです。しっかり、沖縄に向き合って
いただけませんか。いつまで私たち沖縄県民は、ばかにされるのでしょうか。
パトカーを増やして護身術を学べば、私たちの命は安全になるのか。
ばかにしないでください》。
(東京新聞【沖縄県民大会 玉城愛さんスピーチ全文 本土も「第二の加害者」】
(http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/list/201606/CK2016062102000122.html)より、
⇒ ※コチラ)
『●映画『標的の村』監督・三上智恵さん、
「わずか9時間の歓喜 ~高江工事再開・民意圧殺の朝~」』
『●「在日沖縄人」石川文洋さんの写真集
『基地で平和はつくれない――石川文洋の見た辺野古』』
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【http://lite-ra.com/2016/07/post-2425.html】
参院選敗北で安倍政権の沖縄いじめが激化、米空軍機が沖縄市上空で照明弾発射の暴挙! しかし本土マスコミは一切報道せず
水井多賀子 沖縄 自民党 2016.07.18
(上・自由民主党ホームページより/下・島尻安伊子オフィシャルサイトより
先日の参院選において大きなトピックとなったのは、沖縄と福島で現職大臣が落選したことだろう。とくに島尻安伊子氏は、この参院選を見越して安倍首相が県選出で沖縄担当相に抜擢。しかし蓋を開けてみれば、辺野古基地移設反対を打ち出した伊波洋一氏に10万票も差をつけられて“惨敗”したのだ。
2014年の沖縄県知事選につづいて、沖縄県民が再びはっきりと“民意”を国に叩きつけたわけだが、対して安倍首相は島尻氏を民間人として大臣を続投させる方針を固めた。沖縄は島尻氏に「NO」を突きつけたのに、である。
だが、安倍政権は、沖縄に選挙結果の意趣返しをするかのように、さらにとんでもない行動に出ている。
なんと参院選の投開票の翌日11日から、沖縄県東村高江の米軍北部訓練場でヘリパッド(ヘリコプター着陸帯)建設工事のための機材搬入を開始、反対住民を強制的に排除しはじめたのだ。
しかも、住民の数がたったの約160人という小さな集落に対し、政府は500人規模の機動隊を投入することを決定。きょうから順次配備していく予定だという。政府は昨年11月にも辺野古新基地建設の抗議運動が行われているキャンプ・シュワブのゲート前に100人規模の機動隊を投入したが、今回はその5倍。この安倍政権の行動はあきらかに、選挙で再び示された沖縄の意志に対して脅しをかけるやり方だ。
まったく、ここまで露骨に牙をむくことができるものかと驚くが、『標的の村』『戦場ぬ止み』といったドキュメンタリー作品で沖縄の現実を伝えつづけているジャーナリストで映画監督の三上智恵氏は、今回の参院選から一夜明けてのヘリパッド建設工事強行について、「わずか9時間の歓喜」と表現している。
〈国は用意周到に、参院選あけの11日早朝に向けて
高江の工事再開の準備を進めていたのだ〉
〈本当に現行計画通りにヘリパッドができてしまったら、
「負担増」どころではない。高江は人が住める村ではなくなってしまう。
あなたの家から400メートルの地点に、突然オスプレイ用の
ヘリパッドを造りますと言われたらどうするか、想像してみて欲しい〉
(マガジン9「三上智恵の沖縄撮影日記〈辺野古・高江〉」第55回/外部リンク)
『標的の村』に詳しいが、この高江では、ヘリパッド建設工事に反対するため座り込み抗議を行った住民たちを防衛省沖縄防衛局が「通行妨害」で訴えるというスラップ訴訟も起こっている。しかも、その訴えられた住民のなかには、7歳の女の子も含まれていた。信じがたい暴挙である。
何度も繰り返される沖縄への暴力──。しかし、沖縄では最近もうひとつ、見過ごせない事件が起こっている。それは今月13日、米空軍嘉手納基地に所属するF15戦闘機が、沖縄市上空で熱源体の照明弾「フレア」を3発、発射していたのだ。
幸いなことに被害は報告されていないようだが、これをたんなる「誤射」と片づけるわけにはいかない。こうした頻発するミスこそが、重大事故を引き起こす可能性を証明しているからだ。2004年には沖縄国際大学に米軍ヘリが墜落するという大事故が起き、日米地位協定の壁に阻まれていまだ事故原因の全容解明さえなされていないが、沖縄ではつねに、このような理不尽な事故への不安と隣り合わせのなかでの生活を余儀なくされているのである。
しかも、である。このフレア発射問題を報じたのは地元紙だけで、読売、朝日、毎日、産経の4大紙は扱っていない。沖縄が抱える現実は国全体の問題なのに、メディアがこうした姿勢でいるために、いつまでたっても基地問題は“他人事”になってしまうのだ。
米軍属による残忍な殺人事件や米兵の飲酒運転事故などが立て続けに起こったが、基地がある街の苦悩や不条理をわたしたちはもっと知らなくてはいけない。頭上を戦闘機や危険なオスプレイが飛び交い、サッカー場をはじめとする基地跡地からは高濃度のダイオキシンが検出されるなど土壌汚染が広がっている。その米軍が放置した環境汚染の調査のためにかかった約9億8000万円は日本が税金で賄っているのである。その一方で防衛省は、米軍基地などの騒音対策であるエアコン補助費を、県内の幼稚園や小中学校など計108施設で廃止する方針だ。
だが、そうした現実をもっとも無視しているのは安倍首相だ。沖縄の怒りによって誕生した翁長雄志知事の面会要請を再三拒否し、翁長知事の辺野古埋め立て承認取り消し処分に対して代執行訴訟まで起こした。裁判所の和解勧告によって協議のための作業部会が14日も開かれたが、ここでも話し合いや説明を求める沖縄側に対して国は“工事再開”の一点張りで、政府側は沖縄県への新たな訴訟提起さえ匂わせている。安倍首相は5月25日の日米首脳会談後に開かれた記者会見で「沖縄のみなさんの気持ちに真に寄り添う」などと言ったが、一体、どこに寄り添う気持ちがあるというのだろうか。
何度も言うが、沖縄は14年の知事選、今年6月の県議選、そして今回の参院選と、再三にわたって民意を示している。しかし、民主的なかたちで沖縄が声をあげているのに、見せしめのようにヘリパッド建設工事を強行しようと大量の機動隊を送り込み、県民に寄り添うどころか足蹴にしているのである。到底、民主主義国家のやり方ではない異常さだ。
最後に、前述した三上氏の言葉を、もう一度引用したい。
〈今回の選挙で沖縄を圧迫する自民党政権を圧勝させた人たちは、
これから高江で起きることについて目をそらしてはならない。
自分の一票が支える権力がどこかで暴走していないか監視する
義務があるはずだ〉
(水井多賀子)
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琉球新報の社説【<社説>防犯要員を警備に 県民の安全より弾圧優先か】(http://ryukyushimpo.jp/editorial/entry-318099.html)。
《防衛省は米軍属女性暴行殺人事件を機に、沖縄に派遣した防犯パトロールの職員を基地建設の抗議行動の警備要員に充てる計画を進めている》。
《県民の安全を守るために派遣されたはずの職員が基地建設に抗議する住民を鎮圧する任務を担う》…究極の差別。やることなすこと無茶苦茶、バカにするにもほどがある。「沖縄差別」「住民分断」「捨て石」に苦しむ沖縄の皆さんの「怒り」を足蹴にする蛮行。「安倍晋三さん。日本本土にお住まいのみなさん…「第二の加害者」は、あなたたちです。」 …でも、2016年7月参院選では、アベ様やニッポン本土の皆さんにはその自覚は無かったようですし、その結果がこのあり様。あまりに酷すぎる。
辺野古破壊の際の「海猿」こと「海のイヌ」も酷かったが、《防衛省は米軍属女性暴行殺人事件を機に、沖縄に派遣した防犯パトロールの職員》《沖縄・地域安全パトロール隊》も、心痛まないのだろうか、沖縄市民を虐めて? 社説の云う通り《沖縄・地域住民弾圧隊》なんて、恥ずかしくないのだろうか?
『●映画『標的の村』監督・三上智恵さん、
「わずか9時間の歓喜 ~高江工事再開・民意圧殺の朝~」』
『●沖縄と報道カメラマン・石川文洋さん』
『●「百田氏や自民党議員からの圧力はすべてのメディアの
言論の自由に対する挑戦・・・危機感を共有して」!』
『●沖縄差別は続く: 黙殺により、「『日本を取り戻す』の中に
沖縄は入っていない」ことをアベ様が表明』
『●沖縄差別:目取真俊さん「多くの日本人が
その嘘っぱちを信じている、というよりも、信じたいんでしょう」』
『●一体何をどれ程「思いやらされている」?…
「われわれはカネを出さない。どうぞ米軍は撤退してください」』
『●翁長雄志知事、再度の決意表明:
「安倍晋三首相は「急がば回れだ」と言うが…政府の選択は誤りだった」』
『●「どうぞ米軍は撤退してください」:散々「思いやら」されて、
そしてまたしても「肝苦(ちむぐり)さ」…』
『●「落とした魂(マブイ)」を探しに、なんて悲し過ぎる
…「選択肢は一つしかない。沖縄から去ることだ」』
『●「…は沖縄県民の耳には「期待するな」
「何も改善しない」と冷たく翻訳」…中央政府の体をなしていない』
『●「日本政府による命の二重基準」にウンザリ:
「日米両政府の空虚な言葉」は不要、基地撤去が抜本対策』
『●「沖縄には明らかにおかしな新聞がある。
本当に潰れた方がいい」…自民党には「ロクなヤツがいない」』
『●沖縄市民の民意: 民意を何度明確にすれば、
アベ様や最低の官房長官らは理解しようとするのか?』
『●「捨て石」: 「安倍晋三さん。日本本土にお住まいのみなさん
…「第二の加害者」は、あなたたちです。」』
《安倍晋三さん。日本本土にお住まいのみなさん。今回の事件の
「第二の加害者」は、あなたたちです。しっかり、沖縄に向き合って
いただけませんか。いつまで私たち沖縄県民は、ばかにされるのでしょうか。
パトカーを増やして護身術を学べば、私たちの命は安全になるのか。
ばかにしないでください》。
(東京新聞【沖縄県民大会 玉城愛さんスピーチ全文 本土も「第二の加害者」】
(http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/list/201606/CK2016062102000122.html)より、
⇒ ※コチラ)
『●映画『標的の村』監督・三上智恵さん、
「わずか9時間の歓喜 ~高江工事再開・民意圧殺の朝~」』
『●「在日沖縄人」石川文洋さんの写真集
『基地で平和はつくれない――石川文洋の見た辺野古』』
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【http://ryukyushimpo.jp/editorial/entry-318099.html】
<社説>防犯要員を警備に 県民の安全より弾圧優先か
2016年7月17日 06:02
防衛省は米軍属女性暴行殺人事件を機に、沖縄に派遣した防犯パトロールの職員を基地建設の抗議行動の警備要員に充てる計画を進めている。派遣先は米軍普天間飛行場の移設に伴う名護市辺野古への新基地建設の現場と米軍北部訓練場の一部返還に伴うヘリパッド建設現場だ。県民の安全を守るために派遣されたはずの職員が基地建設に抗議する住民を鎮圧する任務を担う。これを茶番と言わずして何と言おう。
派遣職員は防衛省の本省から約10人、全国7地方防衛局から約50人の計約60人だ。米軍属の事件を受けて政府が再発防止策で創設した「沖縄・地域安全パトロール隊」として夜間巡回に従事するのが本来の目的だった。
ところが、防衛省が6月23日付で地方防衛局に職員派遣を依頼した文書によると、派遣任務は「沖縄における防犯パトロール及び妨害活動への対応(警備関係)」となっている。公にされることもなく、任務に「妨害活動への対応」を潜り込ませていたのだ。
男性職員を1~2週間交代で随時派遣し、期間は7月中旬から12月末となっている。派遣の開始時期が辺野古の陸上工事再開とヘリパッド建設着工時期と重なる。「ただし、現地の状況に応じ期間を延長」との記述もある。「現地の状況」とは抗議行動や県民の反発の度合いを指すのだろう。
防犯パトロールというより、抗議行動封じ込めの警備が主眼であるとしか思えない。これでは「沖縄・地域住民弾圧隊」ではないか。県民を愚弄(ぐろう)するにもほどがある。
パトロール隊が巡回を開始した6月15日の出発式で島尻安伊子沖縄担当相は「県民の安全、安心のため精いっぱい頑張ってほしい」と隊員を激励した。それからわずか8日後に防衛省は任務に「警備」を加えて職員派遣を各防衛局に求めている。最初から「県民の安全、安心のため」ではなく「政府が基地建設強行を安全、安心」に進めるための派遣だったのだろう。
被害女性の父親が事件追悼の県民大会参加者に謝意を伝える文書にこう記した。
「娘は7月18日に21歳になりますが、
娘の笑顔を見ることは二度と出来なくなりました」
告別式に参列した中谷元・防衛相に説明してほしい。基地あるが故に起きた女性の犠牲を繰り返さないための巡回と、基地建設強行の警備を任務にすることの意味を。
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asahi.comの三浦亘記者による記事【長野)「沖縄の怒り知って」 石川さん新著で訴え】(http://www.asahi.com/articles/ASJ6Y3VSQJ6YUOOB001.html)。
《石川文洋さん…写真集「基地で平和はつくれない――石川文洋の見た辺野古」(新日本出版刊)を出版》。
尊敬する「伝説の報道カメラマン」石川文洋さん。《在日沖縄人》として、辺野古破壊についての写真集を出版されたそうです。「沖縄差別」「住民分断」「捨て石」に苦しむ沖縄の皆さんの「怒り」を知る上で重要でしょう。「安倍晋三さん。日本本土にお住まいのみなさん…「第二の加害者」は、あなたたちです。」 …でも、2016年7月参院選では、アベ様やニッポン本土の皆さんにはその自覚は無かったようです。
『●沖縄と報道カメラマン・石川文洋さん』
「沖縄出身の「伝説の」報道カメラマン・石川文洋さんについての、
魚住昭さんによる記事。衆院選でもほとんど話題にならず、
争点にならない沖縄。米国侵略によるベトナム戦争取材で著名な
石川さん、今も続く米軍基地問題、どう感じておられるのだろう?
いまに始まったことではないが、米兵の犯罪やオスプレイヘリパッド問題…」
『●映画『標的の村』監督・三上智恵さん、
「わずか9時間の歓喜 ~高江工事再開・民意圧殺の朝~」』
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【http://www.asahi.com/articles/ASJ6Y3VSQJ6YUOOB001.html】
長野)「沖縄の怒り知って」 石川さん新著で訴え
三浦亘 2016年7月7日03時00分
(出版した写真集を手にする石川文洋さん=諏訪市上諏訪)
沖縄県出身で、自らを「在日沖縄人」と称する報道写真家、石川文洋さん(78)=諏訪市上諏訪=が、沖縄の米軍普天間飛行場の辺野古移転に反対する運動を克明に追った写真集「基地で平和はつくれない――石川文洋の見た辺野古」(新日本出版刊)を出版した。石川さんは「沖縄人がなぜ、新基地建設に反対しているのか、本土の人に、分かってほしい」と訴えている。
ベトナム戦争の最前線を取材し、その後、朝日新聞カメラマンとして北ベトナムやカンボジアを取材した石川さん。今も現役のフリーカメラマンとして、海外の紛争地で取材する一方、「戦争を防ぐためには、戦争の実態を知らせることが大切」と、各地でスライドを映しながら反戦平和のための講演活動を続けてきた。
写真集は、のどかな砂浜が基地建設予定地のフェンスで分断された1枚で始まり、米海兵隊の水陸両用装甲車の訓練風景などを交えながら、米軍基地前での座り込みや海上をカヌーで抗議する人々など、反基地運動の様々な場面が続く。
沖縄取材のきっかけは、……。
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『マガジン9』の三上智恵さんの記事『三上智恵の沖縄撮影日記〈辺野古・高江〉 第55回 わずか9時間の歓喜~高江工事再開・民意圧殺の朝~』(http://www.magazine9.jp/article/mikami/29325/)。
《ところが、夜8時の歓喜の瞬間からわずか9時間後の朝5時過ぎに、激震が走った。大型工事車両と機動隊が隊列を組んで高江に向かっているという情報が入った》。
アベ様や最低の官房長官らは、沖縄県から誰一人自公議員が居なくなっても、「沖縄差別」「住民分断」「捨て石」を続けるつもりらしい。番犬様にそこまで忠誠を尽くすニッポン…。子どもにまでSLAPP(SLAPP、スラップ)する国・ニッポン。
沖縄県の皆さんは何度民意を示しても無視され、一方、与党・「癒(着)」党を支持し、または、「眠り猫」になることで、本土では「第二の加害者」を続ける訳です。三上智恵さんの怒りの記事の最後のパラグラフ、「第二の加害者」としての自覚と責任を突き付けている。
『●子供にもSLAPPする国: 三上智恵監督
・映画『標的の村 ~国に訴えられた沖縄・高江の住民たち~』』
『●沖縄市民の民意: 民意を何度明確にすれば、
アベ様や最低の官房長官らは理解しようとするのか?』
『●「捨て石」: 「安倍晋三さん。日本本土にお住まいのみなさん
…「第二の加害者」は、あなたたちです。」』
《安倍晋三さん。日本本土にお住まいのみなさん。今回の事件の
「第二の加害者」は、あなたたちです。しっかり、沖縄に向き合って
いただけませんか。いつまで私たち沖縄県民は、ばかにされるのでしょうか。
パトカーを増やして護身術を学べば、私たちの命は安全になるのか。
ばかにしないでください》。
(東京新聞【沖縄県民大会 玉城愛さんスピーチ全文 本土も「第二の加害者」】
(http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/list/201606/CK2016062102000122.html)より、
⇒ ※コチラ)
『●「百田氏や自民党議員からの圧力はすべてのメディアの
言論の自由に対する挑戦・・・危機感を共有して」!』
『●沖縄差別は続く: 黙殺により、「『日本を取り戻す』の中に
沖縄は入っていない」ことをアベ様が表明』
『●沖縄差別:目取真俊さん「多くの日本人が
その嘘っぱちを信じている、というよりも、信じたいんでしょう」』
『●一体何をどれ程「思いやらされている」?…
「われわれはカネを出さない。どうぞ米軍は撤退してください」』
『●翁長雄志知事、再度の決意表明:
「安倍晋三首相は「急がば回れだ」と言うが…政府の選択は誤りだった」』
『●「どうぞ米軍は撤退してください」:散々「思いやら」されて、
そしてまたしても「肝苦(ちむぐり)さ」…』
『●「落とした魂(マブイ)」を探しに、なんて悲し過ぎる
…「選択肢は一つしかない。沖縄から去ることだ」』
『●「…は沖縄県民の耳には「期待するな」
「何も改善しない」と冷たく翻訳」…中央政府の体をなしていない』
『●「日本政府による命の二重基準」にウンザリ:
「日米両政府の空虚な言葉」は不要、基地撤去が抜本対策』
『●「沖縄には明らかにおかしな新聞がある。
本当に潰れた方がいい」…自民党には「ロクなヤツがいない」』
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【http://www.magazine9.jp/article/mikami/29325/】
三上智恵の沖縄撮影日記〈辺野古・高江〉
第55回
わずか9時間の歓喜~高江工事再開・民意圧殺の朝~
「おれたちの祝いは8時がピークだ。伊波さん当確!!
でもそのあとは全国で自民圧勝するだろうから、
祝勝会も早めに解散だなぁ…」
ヒロジさんの言葉に場がどっと沸いた。どの顔も明るかったが、とりわけヒロジさんは、はしゃいでいた。参院選の夜、辺野古の繁華街の一角にある店を貸し切ってゲート前の仲間たちが集まった。辺野古基地建設反対を訴える伊波洋一候補の勝利はまず間違いない。今回伊波候補が獲得する票は、ヒロジさん達の日々のゲート前の座りこみを応援してくれる県民の声の大きさに比例している。大差がつけばつくほど現場は勇気をもらえる。勝利の瞬間はみんなで味わいたいと、めったに酒席を持たないメンバーが珍しく店を予約したのだった。
おまけに今回の相手候補は、辺野古の問題にかかわってきた人々にとって、どうしても当選させてはならない人物だった。自民党の現職大臣のその女性は「辺野古県外移設」の公約を破って真逆に転じたばかりか、基地建設に抗議する市民の取り締まり強化を国会で提案するなど、沖縄に軍事的負担を強要する安倍政権の先鋒として県民を裏切ってきた。前回の衆議院選挙では、沖縄選挙区の自民党現職議員は全員落選している。この落選したメンバーとこの女性大臣は、そろって安倍政権に説得されて「辺野古の県外移設」の公約を撤回、「県内移設容認」に転じたという「平成の琉球処分」と言われた屈辱的な場面にいた議員達だ。
これまで沖縄の保守として政府との協調路線を選んできた人たちも、この図には耐え難いものがあった。ここまで誇りを傷つけられても基地負担に耐え、土地を差し出し続けなければならないのか。翁長知事を中心に「オール沖縄」を形成していく土台に、この沖縄の保守政治家の体たらくがあった。その中で、唯一国会に残っていたのがこの女性大臣だった。
「7時55分には当確が出るぞ!」
「そんなわけないだろ!」
開票率ゼロの段階で当選速報を出すことを放送業界で「ゼロ当」といい、賛否両論ある手法なのだが、開票が始まる8時を待てないメンバーは、選挙対策事務所のネット中継を見ながら大騒ぎ。そして8時の時報と同時に「伊波候補当選確実」のスーパーが表示され、座は興奮のるつぼになった。カチャーシー、歌、踊り。全国の速報では自民党が着実に議席を伸ばしていたが、そんなテレビはもう消して宴会は続いた。これで、なんと沖縄選挙区は衆参共に自民党議員がゼロになった。自民圧勝のこの国の中にあって、さらなる基地の痛みを押しつける自民党政権に、沖縄県民は解釈の余地などないほどクリアに「NO」を突きつけたのだ。知事選、衆院選、参院選、全県民が意思表示をする選挙はすべて、基地建設を拒否する候補が圧倒的な勝利で民意を形にした。
ところが、夜8時の歓喜の瞬間からわずか9時間後の朝5時過ぎに、激震が走った。
大型工事車両と機動隊が隊列を組んで高江に向かっているという情報が入った。辺野古が和解している間に高江のヘリパッドを造ってしまおうという動きは進行していたので、参院選後が要注意だという覚悟はあった。しかし、まるで喜んでいる県民をあざ笑うかのように、勝利の感激に酔う頭を下から蹴り上げるようなやり方で、工事に突入した。
国は用意周到に、参院選あけの11日早朝に向けて高江の工事再開の準備を進めていたのだ。沖縄防衛局は11日付で赤土防止条例に基づく工事の通知書を県に提出。同じ日、合わせて不法占拠している車の撤去を求める勧告をメールで県に送りつけ、それに先んじる形で早朝から高江で機動隊による制圧体制を敷きながら、トレーラーにプレハブ施設や簡易トイレを載せたものを始め、大型工事車両を米軍北部訓練場のメインゲートに搬入した。
「これが国のやり方か! 選挙結果を踏みにじって、
こんなやり方で基地建設を強行するのか!」
高江に駆けつけたヒロジさんに、数時間前までの笑顔はなかった。
「大丈夫。こんなやり方をしたら県民全体を敵に回します。
全基地封鎖になります。絶対に工事はさせません」
ヒロジさんが私に丁寧語で「大丈夫です」、と言うときは、いつも相当な怒りに燃えているときだ。ヒロジさんと言えば激高しているような場面の印象が強いかも知れないが、追い詰められるほどに冷静になり、本気で怒ったときは穏やかに笑ってみせる。私は心臓がヒリヒリする思いだった。高江は2007年の座りこみ初期からずっと、ヒロジさんが泊まり込んで抵抗運動を繫いできた場所だ。2014年からは辺野古のゲート前を担当するようになったが、高江のことはひとときも忘れたことはないだろう。2014年にN4地区の2つのヘリパッドが完成し、オスプレイの訓練が始まってしまっているが、そのほか4箇所は工事には入れないまま2年が経過していた。しかしこの再開は、国はどうやら本気のようだ。
先月18日、 沖縄県に駐留する米海兵隊のトップ、ニコルソン中将は、北部訓練場の一部を来年初めに日本へ返還すると語った。相次ぐ米軍の不祥事に対して高まる不信感を払拭する狙いなのだろう、沖縄の本土復帰後、最大の返還面積になると強調した。そのためには年内に残り4箇所のヘリパッドを完成させなければならない。着手すれば工事は2ヶ月で完成するともいわれている。防衛局のメンツに懸けて秋までに必ず着工まで持ち込もうという構えだ。それは両政府の都合なのだろうが、先週も連日連夜、オスプレイが複数編隊で飛び回って、子ども達が不眠で学校に行けない事態になっていた高江では、あと4つも集落近くにヘリパッドを造ります、という話を「そうですか」と受け入れられるはずもない。
北部訓練場を半分も返してやるんだから、ヘリパッドの移設くらい協力しろ、と米軍と日本政府は言っている。そして北部の市町村長は基地の返還を歓迎し、「返還に伴うヘリパッドの移動なのだ」という解釈の元に、明確にはヘリパッド建設に反対していない。
しかし、これは何重にもおかしな話だ。県民から奪ったやんばるの森を返すのに、なぜ上から目線で条件を付けられるのか。しかも返還されない南側の訓練場内にはほとんど使っていないヘリパッドがいくつもある。もしも返還区域にあるヘリパッドと同じ数をどうしても新しくつくるというなら、集落から最も遠い迷惑にならないところに造るのが当たり前なのに、なぜ高江を囲むような陣形に造るのか。
集落を含む山あいの地形を利用しながら、オスプレイが離発着できる新たなヘリパッドを拠点に山の稜線ギリギリに飛ぶ訓練をする、それが目的で有ることは明らかだ。これもまた、返還を口実に恩着せがましく振る舞い、より便利な訓練場を日本の税金で用意して頂こうというアメリカ軍の常套手段だ。
「返還すると言っているのに、なぜ反対派はわあわあ騒ぐの?」と言っている人は、政府に都合のいい報道しか見ていない。映画『標的の村』を是非見て欲しい。本当に現行計画通りにヘリパッドができてしまったら、「負担増」どころではない。高江は人が住める村ではなくなってしまう。あなたの家から400メートルの地点に、突然オスプレイ用のヘリパッドを造りますと言われたらどうするか、想像してみて欲しい。
「戦後70年、日本の安全保障を背負ってきた沖縄県民に対して
こういうやり方をするのか。到底容認できない」
翁長知事も、工事再開の夜に異例の会見を開いて苛立ちをあらわにした。
「これだけ安全保障に貢献し、これからも背負い続ける県民に対して、民意が示された数時間後に用意周到に手続きを始めることは、県知事として容認しがたい」。ヘリパッド建設そのものの是非については言及を避けてきた翁長知事だが、このタイミングとこの手法に怒りを覚えない県民はいないだろう。しかし昨日12日、中谷防衛庁長官が建設資材の搬入について「地元とのやりとりは丁寧に数を増やしながら行ってきた」と耳を疑うコメントを出した。
彼が「丁寧に行った」というのは、「不法占拠の車の移動を求める勧告の紙を9回高江に持って来た」そのことを指すらしい。片腹痛い。さかのぼれば、1996年のSACO合意の年に防衛局の高見沢氏は「オスプレイについて沖縄県民に説明しますか? 隠しておきますか?」とアメリカにお伺いを立てていたことが、メールによって暴露されている。96年の段階で普天間代替施設にオスプレイが来ることを知りながら、あらゆる公式な場でも、環境アセスメントでも、最後まで配備を隠し続けた事実を消せはしない。
高江の住民説明会では「オスプレイ配備は聞いていない」「配備されるならあらためて説明をする」と明言した。それから説明会も何もなく工事を強行し、年間1200回というオスプレイの高江での訓練はもう始まってしまった。これは確信犯のごまかしだ。もし民間なら詐欺罪の上に莫大な損害賠償が課されるはずだ。この過程のどこに丁寧さがあったのか。いつも夜中や早朝に闇討ち工事で進めてきた防衛局の、どこが丁寧なのか。7歳の子どもまで通行妨害で訴えた前代未聞のスラップ裁判を妙案として採用した国は、本当に高江に住む人々を国民として対等に扱ってきたと言えるのか。こういう防衛大臣を、日本国民は一体どんな感覚で放置するのか?
高江は那覇から片道3時間。工事を進める側も通うには相当遠い。だから住民が入れない北部訓練場の中に資材を搬入し、プレハブを立て、トイレも設置して寝泊まりをして作業に入るのだろう。遠隔操作ができる監視カメラらしきものも設置していた。ゲート前の人数が少ない時を画面で確認して、現場に向かうのだろう。しかし予定地周辺の林道が崩壊していることなどから、米軍機で重機をつり下げて山に入れる計画がささやかれている。重機をつり下げると言えば、沖縄県民の心に甦るのは米軍がトレーラーを落下させて幼女を圧死させてしまったむごい事件だ(棚原隆子ちゃん事件・1965年)。そこまで残酷な仕打ちを、現政権ならやりかねないとさえ思う。そうなったら沖縄はどうなるのか。国民はどうするのか。
今回の選挙で沖縄を圧迫する自民党政権を圧勝させた人たちは、これから高江で起きることについて目をそらしてはならない。自分の一票が支える権力がどこかで暴走していないか監視する義務があるはずだ。大手メディアが伝えなくても、必ず私たちが伝えるから、知らなかったとは言わせない。全国で自公政権を支持した人たちは、今後沖縄で起きることを必ず、しっかりと見て欲しい。
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