Activated Sludge ブログ ~日々読学~

資料保存用書庫の状況やその他の情報を提供します。

●国家戦略特区諮問会議議長・アベ様、そりゃぁ~ないでしょ! 質問主意書による「急な質問」?

2017年07月31日 00時00分48秒 | Weblog

[報道特集 (2017年7月8日)↑]



日刊ゲンダイの記事【追及にシドロモドロ 安倍首相“1月20日”虚偽の決定的証拠】(https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/210168)。

 まず、金平茂紀さんによるインタビューで、前川喜平前文部事務次官は「ちょっと耳を疑った。「あれ、今何をおっしゃったのかな」っていう感じだった。それはないだろう…今治と言えば加計、加計と言えば今治。加計学園が今治以外のところにつくろうなんて話はどこにもなかった。どう見ても李下に冠を正しているところまでは間違いない。本当に李(すもも)をとっているかもしれない」(『報道特集』、2017年7月29日)。

 《福島瑞穂議員が質問…平山佐知子議員の質問…つまり「1月20日」よりずっと前から知っていたことになる…2013年には、安倍首相は加計の計画を知っていたという動かぬ証拠》。

   『●「森友、加計、準強姦事件の3つ…諸悪の根源である
            “主犯”は目の前にいるのだ」=アベ様御夫妻
    「そういうのはズブズブとは言わないのですか? 
     《経済ミッションとして同行してもら》ったという理由は、
     アベ様のオトモダチでなければならない理由となっているでしょうか?
     《君子防未然、不處嫌疑間。瓜田不納履、李下不正冠。
     (https://kanbun.info/koji/rika.html)なんて云う発想の無い
     人治主義国家Dictator

   『●「瓜田不納履、李下不正冠」…「首相も友達と会食したいのなら、
                      辞めてから自由にやればいいのでは…」
   『●国家戦略特区諮問会議議長・アベ様は、
      2017年1月20日まで、オトモダチの関与を知らなかった?
    《決定権者である安倍首相が加計理事長とゴルフや会食をともに
     しているだけでも常識的に考えて大問題だ。しかも、安倍首相は…
     食事代については「加計氏にごちそうになることもある」と
     饗応を受けたことを、平然と認める発言までした》

 「2017年1月20日まで、オトモダチの関与を知らなかった?」…国家戦略特区諮問会議議長殿、そりゃぁ~ないでしょ! 質問主意書を受けて、十分に検討した結果のお答えだったんじゃないの…。修正すべき答弁は「2017年1月20日まで、オトモダチの関与を知らなかった」の方でしょ? 

 そもそも《瓜田不納履、李下不正冠。》…なんて発想は「裸の王様」には全く無し。
 日刊ゲンダイの別の記事【安倍首相「1月20日知った」のペテン答弁は国民への愚弄】(https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/210200)によると、《今治市は2007年から計15回にわたって構造改革特区で獣医学部新設を要望してきた。当時の「提案申請説明資料」には、〈当該規制の特例措置の適用を受けようとする者の名称〉として〈学校法人加計学園〉とハッキリ明示されている。予算委で、その点を指摘された安倍首相は「知り得る立場だったことは認めたものの、「数十ある申請をいちいち全部説明を受けているわけでもない。実際には今治市の提案について全く認識をしていなかった」と言っていた。加計どころか、今治市の獣医学部新設提案についても知らなかった、とスッとぼけたワケだが、これは大ウソだ》。

 東京新聞の記事【「どう喝」首相が4カ月で一変 「加計」答弁 自信消え「反省」を口に】(http://www.tokyo-np.co.jp/article/politics/list/201707/CK2017072602000124.html)では、《首相が加計問題で初めて答弁したのは三月十三日の参院予算委。社民党の福島瑞穂副党首が「加計学園」の固有名詞を挙げて質問すると、首相は(疑惑の)確証がなければ極めて失礼だ激高全く関係がなかったのなら、責任を取れるのかすごんだ。これに対し、福島氏は「政府の政策が合理的になされているか審査するのが野党の仕事なぜ首相はどう喝するのか」と反論した。首相は「もし私が働き掛けて決めているのなら、責任を取ると進退にまで言及し、自信を見せていた》。
 さて、大変に遅ればせながら、第一の森友問題の際に断言した大見得・啖呵「議員辞職」を実行すべき秋ですよね。

   『●「日本を守ってくれる人」って、アベ様は 
      「破壊している人」なんですが! 一体何を「記念」した小学校?
    「《私もも一切この認可にも、あるいは、この国有地の払い下げにも
     関係ない」「私やが関係していたということになれば、間違いなく
     総理大臣も国会議員も辞めるということははっきりと申し上げて
     おきたい》と大見得を切りました

==================================================================================
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/210168

追及にシドロモドロ 安倍首相“1月20日”虚偽の決定的証拠
2017年7月25日

     (安倍首相と蓮舫代表(C)日刊ゲンダイ)

 加計疑惑を追及する国会の閉会中審査2日目。参院に舞台を移した25日午前中の審議で、安倍首相の決定的なウソが明らかになった。安倍首相は完全にアウトだ。

 24日までの殊勝な態度が崩れ、安倍首相がシドロモドロの答弁で論理破綻をきたしたのは、民進党の蓮舫代表の質問の時だった。

 24日、安倍首相は、加計学園が国家戦略特区の獣医学部新設に関わっていることを知ったのは、今治市とともに行った申請が決定された「今年1月20日」だったと答弁していた。しかし、これについて、「過去の答弁との矛盾がある」と蓮舫代表が問いただしたのだ。

 実際、今年6月16日の参院予算委員会で社民党の福島瑞穂議員が質問した際、安倍首相は「構造改革特区で申請されたことについては承知していた。その後に、私が議長を務める国家戦略特区に申請するとすれば、私の知り得るところになる」と答えている。また、6月5日の参院決算委員会で民進党の平山佐知子議員の質問の際には、「国家戦略特区になって今治市が申請した時に知った」という趣旨の答弁をしている。つまり「1月20日よりずっと前から知っていたことになるのである。

 ここを突かれると、安倍首相は「(あの時は)急な質問だったので混同した驚くべき答弁をし、否定したのだが、平山議員は質問通告もし、文書も提出している。「急な質問だったからという言い逃れは通用しない

 さらに、決定的だったのは、蓮舫代表の後の民進党・桜井充議員の質問。福島瑞穂議員が「首相は加計学園が今治市に獣医学部を新設したい意向を知ったのはいつか」と主語を「首相」とし、「加計」の文字をハッキリ書いた質問主意書を出していたことも追及。これに対し政府は、「第2次安倍政権の2013年、14年、15年の構造改革特区申請に書かれている」と答えていて、これは閣議決定されている2013年には、安倍首相は加計の計画を知っていたという動かぬ証拠である。

 これを突き付けられると安倍首相は、「過去の事実をお答えに代える場合もある」と、自分が知っていたのではなく、「政府が把握していた事実」というすり替えで逃れようとしたがどう考えてもムリ筋だ

 1月20日まで「加計の計画は一切知らなかった」という安倍首相の立場は完全に崩れ去った
==================================================================================

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

●「「自民党きっての極右議員」「極右思想」大臣…こんな防衛相が誕生しちゃいました」…悪夢のような1年

2017年07月30日 00時00分49秒 | Weblog

[東京新聞 (2017年2月9日)↑]



東京新聞のコラム【筆洗】(http://www.tokyo-np.co.jp/article/column/hissen/CK2017072902000144.html)。

 《▼きのう結果が発表された特別防衛監察で明らかにされたのは、防衛省の隠蔽(いんぺい)体質であったのに、責任を取って大臣を辞任した稲田朋美氏は、会見で隠蔽という事実はありませんでしたと言ってのけたのだからめまいがする

   『●「積極的平和主義」なアベ様という
        civili-UNcontrolな大暴走(out of control)
    《安倍晋三首相は政府の憲法解釈を変えて海外での武力の行使に
     道を開き、国会もそれを止められない。軍部は暴走する、は歴史の教訓だ。
     シビリアンコントロール(文民統制)こそが誤った戦争を阻む
     と信じられてきた。しかし、シビリアンの暴走癖もまた、見過ごせない》

   『●唖然、呆然、あ~あ言っちゃったょ…
      「アベ様一押しの「次期総理」「未来の総理」」稲田朋美防衛相
   『●「憲法を言葉遊びに使い」「憲法が分かっていない」
      「法曹界の秩序の矜持もない」稲田朋美弁護士センセ

   『●政府側の解釈で保管すべき文書を廃棄してもよいことにし、
                 本当は存在する文書を存在しないことにする手法

 あれから悪夢のような1年…。

   『●「あとの祭り」: 「自民党きっての極右議員」「極右思想」大臣
                     …こんな防衛相が誕生しちゃいました
    《小池百合子の都知事就任につづいて、悪夢のような人事が決定…
     自民党きっての極右議員。しかも…》
    「「(違憲な壊憲への)未来チャレンジ内閣」・「壊憲内閣」・
     「戦前回帰内閣」の目玉・稲田朋美防衛相。崩れっぱなしの
     ニッポン。「自民党きっての極右議員」・「歴史修正主義者」・
     「極右思想」大臣が誕生しました。しかも、ヘイトクライム団体
     ネオナチ団体とも関係し、アベ様に擦り寄る司法からさえも、
     《政治方針がヘイト勢力に支持…ヘイト極右勢力との親和性が
     非常に高い》ことが認定される始末。プレアベ様政権では、
     考えられない事態です。この国の政治は壊れっぱなし。
     あ~最悪な「あとの祭り」」

 稲田朋美「元」防衛相が、1年ほど前までは、「アベ様一押しの「次期総理」「未来の総理」」などと言われていて、その界隈では随分と持て囃されていたことを思い出すと、ゾッとします。大臣辞職よりも、(とっくの昔に)アベ様がクビにすべきだったし、議員失格であり、議員辞職すべき酷さ。
 田母神氏やヒゲ氏、そして、「憲法9条への自衛隊明記は「一自衛官としてありがたい」…防衛省制服組トップの統合幕僚長」に見られるようにアベ様の《我が軍》内部の腐敗が先か、アベ様や稲田「元」防衛相の《シビリアンの暴走》が先だったのかは知らないが、いま、《我が軍》は相当に恐ろし状況なのではないか?

 さて、《28日午後、防衛省の去り際、記者団から心境を問われ、こう答えた》…【稲田氏「心境ですか? ですね」 防衛省去り際に】(http://www.asahi.com/articles/ASK7X5F1VK7XUTFK01Q.html)。
 《空》(くう)??
 記者「カラ? … いえ、オツムのことではありませぬ」…哀しき弁護士センセ大臣。哀れなのは、自公お維トファなんて決して支持しない市民の皆さん。いい迷惑でした。

==================================================================================
http://www.tokyo-np.co.jp/article/column/hissen/CK2017072902000144.html

【コラム】
筆洗
2017年7月29日

 「公」という字にも、「私」という字にも、「厶」がある。この「厶」は何か。『漢字源』によると、三方から取り囲み隠すさま、腕で抱え込むさまを表すそうだ▼収穫物である「禾(のぎ)」を分けて、自分のだけを抱え込むのが「私」で、隠され抱え込まれたものを「八」のように左右に開くのが「公」。それが公私の字の由来だという▼…であるならば、この方々は本当に「公」務員と呼べるのかどうか。南スーダン国連平和維持活動(PKO)部隊の日報をめぐって浮かび上がったのは、そういう疑問である▼現地の危険な状況を生々しく報告した「日報」を公開するよう国民から求められると、日報は「私的」な文書で公文書ではないからと公開せずに、「廃棄した」うその説明をした。問題が露(あら)わになると、「廃棄した」という説明に合わせるため残っていたデータも削除した▼きのう結果が発表された特別防衛監察で明らかにされたのは、防衛省の隠蔽(いんぺい)体質であったのに、責任を取って大臣を辞任した稲田朋美氏は、会見で「隠蔽という事実はありませんでしたと言ってのけたのだからめまいがする▼公の検証に資すべき文書を私文書だと言って隠し、不都合な文書は消し去る。同じ構図は森友学園加計学園の疑惑でも見て取れる。そういうことをやってのける人々にとって、守るべき「公」とは何なのだろうか
==================================================================================

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

●「日米安保の根幹を成す地位協定の不平等性をそのままにしておいて、もう一方の9条だけをいじり…」

2017年07月29日 00時00分30秒 | Weblog

[※ 報道特集(2017年7月8日)↑]



videonews.comの記事『シリーズ・憲法改正を考える1/地位協定で主権を制限された日本に独自の憲法は書けない(ゲスト 伊勢崎賢治氏)』(http://www.videonews.com/marugeki-talk/848/)。

 《安倍首相にとって祖父の遺志でもある憲法改正は最大の政治的野望だ。辞任に追い込まれない限り首相は万難を排しても、憲法改正を仕掛けてくるだろう…しかも、首相が憲法9条に関して、現行の条文を残したまま「自衛隊を明記する」などという珍妙な考えを示してしまったため、論理的な整合性も含め、今後更なる議論が必要となることは論を俟たない。しかし、その前に日本にはもう一つクリアしなければならない重大な課題がある。それが日米地位協定だ…おおよそ現在の国際基準では考えられないような不平等な内容のまま》

   『●「我が軍」的自衛隊の「違憲」状態を「合憲」へと改めず、
                憲法を「壊憲」して「違憲」を解消する!?


 日米地位協定の壁…《改正を主張する政治家もほとんどいない》、多数の沖縄の政治家の皆さんや市民の皆さんを除いて。

   『●「番犬様の尾っぽ」=世界一危険な基地・
     普天間は返還されない!? 辺野古は単なる破壊損なのか??

 それにしても、「保守」と呼ばれたがっている政治家やその他の皆さんは、この「日米地位協定の壁」、特に、沖縄の様々な現状を見ても、なにも感じないのだろうか。不思議でしょうがない。

   『●2016年7月参院選、「あとの祭」…「本土」マスコミは
           「沖縄・地域住民弾圧隊」「照明弾誤射」を報じず
    《幸いなことに被害は報告されていないようだが、これをたんなる
     「誤射」と片づけるわけにはいかない。こうした頻発するミスこそが、
     重大事故を引き起こす可能性を証明しているからだ。2004年には
     沖縄国際大学米軍ヘリが墜落するという大事故が起き、
     日米地位協定の壁に阻まれていまだ事故原因の全容解明さえ
     なされていないが、沖縄ではつねに、このような理不尽な事故への
     不安と隣り合わせのなかでの生活を余儀なくされているのである。
       しかも、である。このフレア発射問題を報じたのは地元紙だけで、
     読売、朝日、毎日、産経の4大紙は扱っていない。沖縄が
     抱える現実は国全体の問題なのに、メディアがこうした姿勢でいる
     
ために、いつまでたっても基地問題は他人事になってしまうのだ》

==================================================================================
http://www.videonews.com/marugeki-talk/848/

2017年7月8日
シリーズ・憲法改正を考える1
地位協定で主権を制限された日本に独自の憲法は書けない
伊勢崎賢治氏(東京外国語大学大学院教授)
マル激トーク・オン・ディマンド 第848回(2017年7月8日)

 安倍首相が憲法改正の意志を明確に示して以降、改憲問題が具体的な政治日程に上っている。森友加計問題や相次ぐ閣僚や議員の失言や不祥事、そして都議選の惨敗と、安倍政権を取り巻く政治状況は不透明になってきているが、安倍首相にとって祖父の遺志でもある憲法改正は最大の政治的野望だ。辞任に追い込まれない限り首相は万難を排しても、憲法改正を仕掛けてくるだろう。

 憲法改正については、まだ議論が生煮えの部分も多い。しかも、首相が憲法9条に関して、現行の条文を残したまま「自衛隊を明記する」などという珍妙な考えを示してしまったため、論理的な整合性も含め、今後更なる議論が必要となることは論を俟たない。

 しかし、その前に日本にはもう一つクリアしなければならない重大な課題がある。それが日米地位協定だ。

 日米地位協定は日本における米軍兵士やその家族(軍属)、軍関連業者などの法的な地位を定めた日米両国間の協定だが、敗戦後間もない1952年に締結された日米行政協定から実質的に一度も改正されていないこともあり、いかにも戦勝国が敗戦国に要求する無理難題が羅列された条文がそのまま残っている。地位協定の下では、米軍関係者には事実上の治外法権が認められ、パスポートもビザもなく日本国内を自由に出入りできるほか、「公務中」の刑事裁判権も日本側にはない。この協定の下では、アメリカは日本の好きなところに好きなだけ基地の提供を要求できるし、日本の広大な空域が米軍によって支配され、民間航空機はその合間を縫うような難しい飛行を強いられる等々、おおよそ現在の国際基準では考えられないような不平等な内容のままになっている

 2004年、普天間基地に隣接する沖縄国際大学キャンパスに米軍のヘリが墜落した時、武装した米軍兵が普天間基地の柵を乗り越えて勝手に大学のキャンパスに侵入し、大学そのものを封鎖してしまった。その瞬間に、一民間大学に過ぎないはずの沖縄国際大学は日本の警察権も裁判権も及ばないアメリカの施政下に置かれ、日本の報道機関も取材ができない「外国」になってしまうという、衝撃的かつ信じられないような事件があった。普通なら深刻な外交問題に発展するところだが、あれも無条件で米軍に財産権を認めている地位協定に戻づく、いたって合法的な措置だった。

 端的に言えば、日本は第二次大戦の敗戦とその後の占領政策で失った主権国家としての最低限の権利を取り戻せていないのだ。その原因が日米地位協定にあることは明らかだ。驚いたことに日米地位協定の不平等さは、同じく第二次大戦の敗戦国だったイタリアやドイツの地位協定はもとより、フィリピンやイラクやアフガニスタンと米軍との間の地位協定よりも遥かに酷いと、東京外大大学院教授の伊勢崎賢治氏は指摘する。

 ところが、日本では地位協定の改正は政治の争点にものぼらない。そのため、これまで地位協定は一度も改正されていないし、改正を主張する政治家もほとんどいない。これから日本は、実質的に何の意味があるとも思えない、「自衛隊を書き込む」だけの憲法改正に血眼になって突き進むようだが、その間もこれだけ不平等で理不尽な地位協定は全く放置されたままになるようだ日米合同委員会なる秘密委員会で地位協定の運用は話し合われるのに、どうしても地位協定の改正だけはできないのだ。

 そもそも武力の保持を放棄した憲法9条は日米安保条約と対になった車の両輪だった。日米安保の根幹を成す地位協定の不平等性をそのままにしておいてもう一方の9条だけをいじり、自衛隊を合法化した時そこにどのような矛盾や問題が生じるのかは、十分に検討しておく必要があるだろう。

 なぜ日本は地位協定を改正できないのか。いや、それを言い出すことも、議論することも、改正の可能性を考えることもできないのはなぜなのか。地位協定で主権が制限されたままの状態で憲法が改正されると、何が起きるのか。主権なき憲法改正の危険性に警鐘を鳴らす伊勢崎氏と、ジャーナリストの神保哲生と社会学者の宮台真司が議論した。

PROFILE
伊勢崎賢治 (いせざき けんじ)
東京外国語大学大学院教授
1957年東京都生まれ。80年早稲田大学理工学部卒業。84年インド国立ボンベイ大学大学院社会科学研究科博士前期課程修了(後期中退)。86年早稲田大学大学院理工学研究科都市計画専攻修了。東チモール暫定統治機構県知事、国連シエラレオネ派遣団武装解除統括部長などを経て、日本政府特別顧問としてアフガニスタンの武装解除を指揮。立教大学教授などを経て2009年より現職。著書に『本当の戦争の話をしよう 世界の「対立」を仕切る』、『新国防論 9条もアメリカも日本を守れない』など。
==================================================================================

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

●「平成の治安維持法」…「いつの間にか「こんな人たち」にくくられる危険性が、この法には色濃く潜む」

2017年07月28日 00時00分44秒 | Weblog

[※ 報道特集(2017年7月8日)↑]




沖縄タイムスの磯野直記者のコラム【[大弦小弦]具体的な犯罪行為がなくても…】(http://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/111244)。

 《合意という「心の中」を処罰できる「共謀罪」法が11日、施行された…軍国主義が拡大し、同法は一般人の権力批判と少数意見も徹底的に弾圧した。何かが劇的に変化したわけではない。昨日より今日と、なし崩し的に社会の空気を変え、言論の自由を消滅させた》。

 よっぽど後ろめたいのだろう、こんな短期間で「平成の治安維持法」を施行。じわじわとボディーブロ-のように…今は何も感じなくても。気づいた時には茹でガエル。いま踏んばらねば。
 斎藤貴男さん《人間が人間であるために、最後まで抗おう》、木下昌明さん《いまがふんばりどきなのだ》。

   『●斎藤貴男さん「人間が人間であるために、
      最後まで抗おう」と呼びかけ…コンナ「裸の王様」に負けたくない
   『●「自由新聞(フライエ プレッセ)!」と「下足番」新聞:
                  主犯の「A」(A夫妻)が抜けている

 琉球新報の【<社説>「共謀罪」法施行 国会解散し廃止論議を】(https://ryukyushimpo.jp/editorial/entry-532194.html)も同様。《犯罪を計画段階で処罰する「共謀罪」法がきょう施行される。この法律は監視社会を招き、憲法が保障する「内心の自由」を侵害する。捜査機関の権限が大幅に拡大し、表現の自由集会・結社の自由に重大な影響を及ぼす。国会で法案審議の際、政府は立法府と真摯(しんし)に向き合わず、曖昧な説明に終始した。審議時間が不十分なまま、与党が参院法務委員会の採決を省く「中間報告」という奇策を使って強行採決し、成立させた。共謀罪を巡る問題を置き去りにしたまま施行されることに強く抗議する》。

 主犯「」の好き嫌いで、「こんな人たち」と指差される社会…《いつの間にか「こんな人たち」にくくられる危険性が、この法には色濃く潜む》。コンナ「裸の王様」に負けてはいけない。

==================================================================================
http://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/111244

[大弦小弦]具体的な犯罪行為がなくても・・・
2017年7月11日 07:15 磯野直 共謀罪 テロ等準備罪

 具体的な犯罪行為がなくても、合意という「心の中」を処罰できる「共謀罪」法が11日、施行された。277もの犯罪の「準備」という容疑をかけるだけで、警察は動きだすことができる

▼施行されたからといって、今日から私たちの生活が劇的に変わることはないだろう。「そう目くじらを立てて騒ぐことはない」と思うかもしれない

▼日本が大正デモクラシーで比較的平和だった1925年、治安維持法はすんなりと成立した。共産主義者の摘発が目的で「一般人は対象ではない」とされ、当初は広く行使されないでいた

▼しかし30年代に入ると軍国主義が拡大し、同法は一般人の権力批判と少数意見も徹底的に弾圧した。何かが劇的に変化したわけではない昨日より今日と、なし崩し的に社会の空気を変え、言論の自由を消滅させた

▼「こんな人たちに負けるわけにはいかない」。東京都議選の最終日、安倍晋三首相は秋葉原での演説で声を張り上げた。「辞めろ」コールを大合唱する人々を指さして

▼「共謀罪」は「一般人が対象ではない」と政府は言う。だが、一般人かどうかを決めるのは政府だ首相が政権批判する国民に敵意をむき出しにし、その発言を菅義偉官房長官が「極めて常識的と擁護するいつの間にか「こんな人たち」にくくられる危険性が、この法には色濃く潜む。(磯野直
==================================================================================

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

●室井佑月さん「小池都知事…考え方は安倍首相に近い」「自民党っていう看板を付け替えただけじゃん」

2017年07月27日 00時00分11秒 | Weblog

[※ 報道特集(2017年7月8日)↑]



日刊スポーツのコラム【政界地獄耳/負けた安倍も勝った小池も似た者同士】(https://www.nikkansports.com/general/column/jigokumimi/news/1853505.html)。

 《憲法改正をあきらめておらず、こちらも粛々と進めるという不退転の決意を見せたということだろう…若狭勝は…「…年内に国政新党への動きが出てくることは、十分に流れとしてはあり得る」と発言》。

 コラムには若狭勝氏の「壊憲」発言がネグられている。トファは自民党亜種であることが早くも露見。反「壊憲」派で、トファに投票してしまった方々、御気の毒。選挙にも行かず、「壊憲」に対して行動を起こさなかった「眠り猫」な都民の皆様、残念で仕方ありません。最悪な結果(=自民現状維持以上)は回避されましたが、最良ではなかったことが立証されました。《似た者同士がトップにいる》…最悪に近い結果(=自民党亜種、公明の勝利)と言えます。

   『●2017年都議会議員選挙: 「「安倍政治」を許さない」
          →自民党亜種・トファや公明に投票? 理解不能

 アサヒコムのコラム【室井佑月「またキレたってよ」】(https://dot.asahi.com/wa/2017071200012.html)によると、《小池都知事は自民党に離党届を出した。が、考え方は安倍首相に近いともいわれている。日本会議の国会議員懇談会のメンバーも務めていたし。彼女のもとに5人国会議員が集まり、党を作るなんて噂もあるけど、そこんとこマスコミはもっと追求してくれないか? 小池都知事は今の人気に乗って、いつか自民党を乗っ取って、総理大臣を目指しているのか 都議選の前は「自民vs.小池・都民ファースト」という構図の報道ばかりだった。もし、前述のあたしの疑問が現実になったなら、マスコミのミスリードとなる。ただ、自民党っていう看板を付け替えただけじゃん。ま、そうなっても反省なんてしないのだろうけどね。なんか納得いかないが》。 
 所詮、自民党亜種なトファ。《ミスリード》したマスコミの責任も大きいが、トファや自公に投票した都民の皆さんの気が知れない。

==================================================================================
https://www.nikkansports.com/general/column/jigokumimi/news/1853505.html

政界地獄耳
2017年7月11日9時8分
負けた安倍も勝った小池も似た者同士

 ★来月早々の内閣改造を予告する首相・安倍晋三の胸中には、都議選大惨敗の総括でくすぶる不満から次の段階に党内を移行させたいという思いと、空手形をちらつかせ入閣待望組を取り込み、再び求心力を持つことを思い描いているのだろう。しかし、大幅改造による局面打開では、残念なことに首相自身の問題が解決されていない限り、何をやっても首相の疑惑が払拭(ふっしょく)されることはない。首相は副総理兼財務相・麻生太郎と官房長官・菅義偉の留任方針を表明した。

 ★政権の継続性を強調したいのだろうが、次期政権を狙う麻生の閣内取り込みは封じ込めであり、森友加計学園疑惑のスポークスマンとなった菅が事態をこじらせた経緯を見れば、首相は一蓮托生(いちれんたくしょう)、強行突破を描いたのだろう。一方、2人と共に第2次内閣を支えた外相・岸田文雄の名前を出さなかったのは、岸田が「憲法9条は守る」と明言しているからだろう。岸田を閣外に出すことで、憲法改正をあきらめておらず、こちらも粛々と進めるという不退転の決意を見せたということだろう。

 ★頼みもしないのに、強行突破を試みるといえば都知事・小池百合子も同様だ。小池ともども自民党を離党した盟友、衆院議員・若狭勝は都民ファーストの会の国政進出について「国政新党がつくられていくのは、都議選の結果を踏まえて自然な流れだ。年内に国政新党への動きが出てくることは、十分に流れとしてはあり得る」と発言した。確かに都民は、東京大改革を小池と都民ファーストに託したのかもしれない。しかし実績のない今、一体どこが「自然な流れ」なのか。本音を隠して建前で進める小池流に閉口する。負けた側も大勝利した側も、似た者同士がトップにいる限り、有権者は報われない。(K)※敬称略
==================================================================================

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

●国家戦略特区諮問会議議長・アベ様は、2017年1月20日まで、オトモダチの関与を知らなかった?

2017年07月26日 00時00分04秒 | Weblog

[※ 東京新聞(2017年7月8日)↑]



リテラの記事【安倍首相が「加計学園が獣医学部新設を申請していること、知らなかった」とウソ強弁! 安倍首相はなぜ平気で嘘をつく?】(http://lite-ra.com/2017/07/post-3335.html

 《安倍首相と加計孝太郎理事長のゴルフや会食が、昨年7月以降極端に回数が増えている…。まさに、加計学園の獣医学部新設申請について議論されている時期のことであるだけに、決定権者である安倍首相が加計理事長とゴルフや会食をともにしているだけでも常識的に考えて大問題だ。しかも、安倍首相は…食事代については加計氏にごちそうになることもある」と饗応を受けたことを、平然と認める発言までした》。

 《常識的に考えて大問題》で、しかも、《饗応を受けたことを、平然と認める》始末である。《君子防未然、不處嫌疑間。瓜田不納履、李下不正冠。》…なんて発想は無し。

   『●「森友、加計、準強姦事件の3つ…諸悪の根源である
            “主犯”は目の前にいるのだ」=アベ様御夫妻
    「そういうのはズブズブとは言わないのですか? 
     《経済ミッションとして同行してもら》ったという理由は、
     アベ様のオトモダチでなければならない理由となっているでしょうか?
     《君子防未然、不處嫌疑間。瓜田不納履、李下不正冠。
     (https://kanbun.info/koji/rika.html)なんて云う発想の無い
     人治主義国家Dictator

   『●「瓜田不納履、李下不正冠」…「首相も友達と会食したいのなら、
                      辞めてから自由にやればいいのでは…」


 《いったいどういう神経をしているのか。この期におよんで、こんな子どもでもすぐわかるようなウソをよくも平気で重ねられるものだとあきれるほかない。しかし、こと安倍首相に関してはそれももはや驚くことではないのかもしれない。安倍首相はこれまでも国会や会見など公の場でも、平気でフェイクニュースばりのウソをついてきた》。

 息吐く様にウソ吐き…証人喚問すべきだ、御妃やオトモダチ、取巻き連中共々。

 リテラの記事【安倍首相「加計理事長からいままで学部つくる話を聞いたことない」は真っ赤な嘘! 加計の大学新学部を自ら発案】(http://lite-ra.com/2017/07/post-3336.html)によると、《国民は、加計学園問題が国会で取り上げられた当初、質問する野党に「私人の名前を出すな!」「責任を取れるのか!」などとキレまくっていた安倍首相の姿を忘れてはいまい…安倍首相は、「加計孝太郎理事長から獣医学部新設について話を聞いたことはない」と、バレバレの嘘をついた…加計理事長と頻繁に会食やゴルフに繰り出し、加計学園が運営する千葉県銚子市の千葉科学大の開学10周年イベントに遠路はるばる参加し、奇しくも国家戦略特区に今治市が指定された9日後の2015年12月15日には仲良く乾杯するかのようにグラスを傾けている、昭恵夫人いわく「男たちの悪巧み」写真まで公になっているにもかかわらず、大学の学部・学科新設の話はいままでしたことがないから、総理のご意向は入りようもないシラを切ったのだ》。

 "Did you order the Code Red?" (https://www.youtube.com/watch?v=W2G2sac9s34) … 『A Few Good Men』のようにジェセップ大佐を証人台に! そして、アベ様にもオトモダチをオーダーしたか聞いてみてほしい。

   『●主犯A…『A Few Good Men』のように
       ネイサン・R・ジェセップ大佐を証人台に座らせろ!

==================================================================================
http://lite-ra.com/2017/07/post-3335.html

安倍首相が「加計学園が獣医学部新設を申請していること、知らなかった」とウソ強弁! 安倍首相はなぜ平気で嘘をつく?
2017.07.24

     (自由民主党HPより)

 支持率がさらに急落するなか、本日午前より2日間にわたる閉会中審査が開かれている。この間「丁寧に説明する」ととなえていた安倍首相だが、やはりそれは口だけだったようだ。安倍首相の口からさっそく信じ難い発言が飛び出した。

 民進党の大串博志議員が、安倍首相と加計孝太郎理事長のゴルフや会食が、昨年7月以降極端に回数が増えていることを指摘。まさに、加計学園の獣医学部新設申請について議論されている時期のことであるだけに、決定権者である安倍首相が加計理事長とゴルフや会食をともにしているだけでも常識的に考えて大問題だ。しかも、安倍首相はゴルフのプレイ代については自ら支払ったとしたものの、食事代については加計氏にごちそうになることもある饗応を受けたことを、平然と認める発言までした。

 一方で、安倍首相は加計学園が獣医学部新設を申請していたことを知らなかったあり得ないことを言い張った。大串議員が「加計学園が獣医学部新設の申請をしていることを知ったのはいつか?」と質問すると、安倍首相はなんと、加計学園に決定した今年1月20日だと答弁したのだ

 今さら説明するまでもないが、安倍首相は国家戦略特区諮問会議議長である。獣医学部新設について、自らの目の前で議論が繰り広げられていながら、加計学園の申請について、1月20日まで知らなかったなどと、信じられるわけがない。

 大串議員は何度も繰り返し安倍首相を問い質したが、首相は「1月20日まで知らなかった」と言い張り、しまいには「安倍首相がいつ知ったか」と安倍首相の記憶をきいているのに、なぜか山本幸三地方創生相が答弁に立つというふざけた対応をとった。それを指摘された安倍首相は、今度は「いつ申請したかを質問されたと思ったので」などと、あり得ない言い訳までした。

 いったいどういう神経をしているのか。この期におよんで、こんな子どもでもすぐわかるようなウソをよくも平気で重ねられるものだとあきれるほかない。

 しかし、こと安倍首相に関してはそれももはや驚くことではないのかもしれない。安倍首相はこれまでも国会や会見など公の場でも、平気でフェイクニュースばりのウソをついてきた。本サイトでは、何度も安倍首相のウソを指摘してきた。以下にその記録を再掲するので、ぜひご一読いただきたい

(編集部)
…………………………………………………

………(略)
==================================================================================

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

●「瓜田不納履、李下不正冠」…「首相も友達と会食したいのなら、辞めてから自由にやればいいのでは…」

2017年07月25日 00時00分43秒 | Weblog

[※ 報道特集(2017年7月8日)↑]



日刊スポーツのコラム【政界地獄耳/まだぐずぐず…支持率回復望めない】(https://www.nikkansports.com/general/column/jigokumimi/news/1856587.html)。

 《いまだに発言のない加計学園理事長の出席が果たせていないが、出てこないという了見が理解できない。記憶のなくなった高級官僚や、丁寧に説明するはずが、黒塗りの資料を出されては首相がこだわる印象操作は隠す側の印象が悪い》。

   『●「森友、加計、準強姦事件の3つ…諸悪の根源である
            “主犯”は目の前にいるのだ」=アベ様御夫妻
    「そういうのはズブズブとは言わないのですか? 
     《経済ミッションとして同行してもら》ったという理由は、
     アベ様のオトモダチでなければならない理由となっているでしょうか?
     《君子防未然、不處嫌疑間。瓜田不納履、李下不正冠。
     (https://kanbun.info/koji/rika.html)なんて云う発想の無い
     人治主義国家Dictator

   『●2017年都議会議員選挙: 「「安倍政治」を許さない」
          →自民党亜種・トファや公明に投票? 理解不能
   『●斎藤貴男さん「人間が人間であるために、最後まで抗おう」
              と呼びかけ…コンナ「裸の王様」に負けたくない
    《ヤジが激化するにつれ、首相も「憎悪や誹謗(ひぼう)中傷からは、
     何も生まれない!」と語気を荒らげ、「こんな人たちに負けるわけには
     いかない!」と、自身に批判的な聴衆を「こんな人たち」と呼び、
     国民のヤジに応酬。首相としては異例の行動で、「自分への批判を
     許さないという空気も感じられ、大丈夫かと思った」》

   『●「自由新聞(フライエ プレッセ)!」と「下足番」新聞: 
                   主犯の「A」(A夫妻)が抜けている

   『●アベ様の秋と『官僚たちの夏』: 「「総理のご意向」を理由に
                   行政が歪められたことは紛れもない事実」
   『●「あんな」総理大臣のおかげで、「こんな」国に成り下がり、
                    「そんな」馬鹿なと思っているうちに…
   『●主犯A…『A Few Good Men』のように
      ネイサン・R・ジェセップ大佐を証人台に座らせろ!

 《首相も友達と会食したいのなら、辞めてから自由にやればいいのではないか》…御尤も。でも、主犯Aにはそういう《君子防未然、不處嫌疑間。瓜田不納履、李下不正冠。》なんて発想は無し。

 同じくコラム【政界地獄耳/安倍政権、テレ朝系列調査でも支持率29・2%…】(https://www.nikkansports.com/general/column/jigokumimi/news/1857564.html)によると、《「…結局側近やお友達といっても、安倍のためにすべてをなげうつ人材が1人もいない。それどころか、誰もが自分の頭上のハエを追うので精いっぱい。安倍が派閥の四天王にしたいという文科相・松野博一、防衛相・稲田朋美、幹事長代行・下村博文はスキャンダルの当事者だ」。助けてほしい時に誰もいない》。
 「人づくり」が聞いて呆れるね。

   『●「戦争の愚かさを身に染みて知っているはず…
      9条の「戦争放棄」「戦力不保持」の理念はその教訓の結晶」

 リテラの記事【支持率急落でも安倍首相は秋の改憲案提出! 坂本龍一、内田樹、久米宏、平野啓一郎、想田和弘らが憲法軽視を徹底批判】(http://lite-ra.com/2017/07/post-3323.html)によると、驚くべきことに、《むしろ、憲法改正論議を自らの疑惑隠しに利用して、政権浮揚をはかるつもりらしい》。
 もういい加減にしてくれ…非自公お維支持者は、散々、アベ様から「不条理な罰」を受けつづけてきた。それも、もう終わりにしてほしい。コンナ「裸の王様」に負けたくない。

   『●斎藤貴男さん「人間が人間であるために、最後まで抗おう」
              と呼びかけ…コンナ「裸の王様」に負けたくない
   『●「あんな」総理大臣のおかげで、「こんな」国に成り下がり、
                    「そんな」馬鹿なと思っているうちに…

==================================================================================
https://www.nikkansports.com/general/column/jigokumimi/news/1856587.html

政界地獄耳
2017年7月17日9時22分
まだぐずぐず…支持率回復望めない

 ★支持率低下にあえぐ安倍内閣だが、その回復と疑念払拭(ふっしょく)は国民と党内にも説明が必要だ。このペースでは党内の安倍おろしが強まることは必至。「丁寧に説明さえすれば支持率回復も望め、安倍一強の復活も夢ではない。この際正直に話したかどうかが国民の評価になる」(閣僚経験者)。14日、自民党の前地方創生担当相・石破茂も「ここで決着をつけるという強い意志を、聴く側も答える側も持つことが大事だ」とした。

 ★24日の週に開催予定の衆参予算委員会の集中審議に野党は首相・安倍晋三の出席はもとより、7人の出席を求めているが、いまだに発言のない加計学園理事長の出席が果たせていないが、出てこないという了見が理解できない。記憶のなくなった高級官僚や、丁寧に説明するはずが、黒塗りの資料を出されては首相がこだわる印象操作は隠す側の印象が悪い。その改善がなくなり真摯(しんし)に望むのなら支持率V字回復はあり得るのだ。

 ★だが自民党国対は早速、野党が求める国会運営の慣例に合わせての「与党2割、野党8割」の配分を今回に限り与野党均等と言い出した。今治市は昨年は開示していた市職員の首相官邸訪問記録などを全面非開示に転じた。この期に及んで非開示を増やしたり質疑時間の配分でぐずぐずいうようでは期待できまい。

 ★来るべき予算委員会では野党は追及のみならず一般職は利害関係者とのゴルフや1万円以上の飲食を禁じる「国家公務員倫理規程」の強化へ向けた法改正などを提案すべきだ。以前首相時代の麻生太郎が「毎晩飲みに行かないとクールダウンできない」と言っていたが、覚悟をもって首相になったのなら在任中ぐらい我慢したらどうか首相も友達と会食したいのなら辞めてから自由にやればいいのではないか。予算委員会では建設的な議論を期待する。(K)※敬称略
==================================================================================

コメント (1)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

●アベ様に犯罪をもみ消してもらえる「報道」者、かたや、「卑劣な報復=身辺調査」を噂される新聞記者…

2017年07月24日 00時00分04秒 | Weblog

[※ サンデーモーニング(2017年7月2日)↑]



サイゾーウーマンの姫野ケイ氏によるインタビュー記事【東京新聞社会部記者・望月衣塑子さんインタビュー(後編)/「山口敬之レイプ疑惑」に新たな事実も!? 東京新聞・望月衣塑子記者が語る、報道の裏側】(http://www.cyzowoman.com/2017/07/post_145492.html)。

   『●ジャーナリズムの劣化、そして、アベ様政権の力の源泉
         =「内閣人事局制度を始めとする「政治主導」改革」


 《…事件に関し、先日「ニューヨーク・タイムズ」の記者と話したところ、「アメリカだと、このような事件は政権が崩れるほどの超政治問題になるのに日本のマスコミはなぜ騒がないのか」と、何度も何度も繰り返し質問されました》。

 アベ様に犯罪をもみ消してもらえる「報道」者。で、かたや、記者の義務を果たして「最低の官房長官」「沖縄「負担軽減」担当相」に質問しただけで、「卑劣な報復=身辺調査」を噂される新聞記者が居る訳です。

   『●東京新聞社会部女性記者…「菅は周章狼狽。
      常に威圧的に…判で押したような答えでごまかすが、彼女は…」


 《「菅官房長官が警察組織を使って、望月さんの身辺調査をするよう命じた」という報道…疑惑について次々に質問を重ねているので、何か動きがあるのかもしれませんが、目に見える形にはなっていないので、今のところ危険な目には遭っていません。目立つと、やはり危ないことに巻き込まれる可能性は出てくるとは思っていますが、前川さんや詩織さんの話を聞くにつけ、私でなくても結局、誰かが声を上げなければいけなかったのではと思っています。日本の政治や社会を作っていくのは、政治家ではなく私たち国民の意識なのだということを改めて認識していく必要があると思っています》

 コンナ「裸の王様」やその酷い取巻き連中に負けたくない。

   『●斎藤貴男さん「人間が人間であるために、最後まで抗おう」
               と呼びかけ…コンナ「裸の王様」に負けたくない

==================================================================================
http://www.cyzowoman.com/2017/07/post_145492.html

東京新聞社会部記者・望月衣塑子さんインタビュー(後編)
「山口敬之レイプ疑惑」に新たな事実も!? 東京新聞・望月衣塑子記者が語る、報道の裏側
2017.07.13

 現在、女性の新聞記者は増えてきたものの、その割合は全体の2〜3割程度だという。男性ばかりの環境で、積極的に相手に食い込んで取材をしていると話題の東京新聞社会部記者、望月衣塑子さんに、今の政権やメディアの問題点を聞いた。

前編はこちら


■日本のマスコミは、なぜ詩織さん事件について騒がないのか?

――元TBSワシントン支局長の山口敬之氏に「レイプされた」として、ジャーナリストの詩織さんが被害届を出した件についても、裏で安倍政権が山口氏のために動いている疑惑があるとも聞きますが、どうなのでしょうか?

望月衣塑子さん(以下、望月) どういう過程でなぜ、逮捕が取りやめになったのか、その経緯は、まだはっきりわかりません。詩織さんのお話では、2人が出会ったのは、2015年3月末、詩織さんが働いているバーに山口氏がお客として来たことがあったようです。翌日、山口氏は詩織さん、TBSのNY支局員とともに食事をします。詩織さんは当時、フリーランスとなって仕事を始めるかTBSで働くかで悩んでおり、山口氏にTBSのワシントン支局で仕事ができないかという相談をしています。その後、山口氏と詩織さんは東京・恵比寿にある2軒のレストランで会食をした後、詩織さんが意識を失い、気付いた時には、ホテルで「レイプをされていた」と訴えています。詩織さん自身は、非常にお酒が強く、取材時に同席されていた友人の話でも、「ワインを2人で何本空けても、詩織さんが酔いつぶれたのは見たことがない」というのです。詩織さんは、「これで就職が決まるかどうかという面接も含んだような飲食の席で、緊張しているのに、大量にお酒を飲み、吐くまで泥酔するということ自体できない」とも話していました。

 また、関係者に取材したところ、事件が起きた日に山口氏と詩織さんが訪れたレストランは、山口氏のお父さんも愛用している「値段のないレストラン」だったそうです。山口氏のお父さんは、有名な元野球選手の顧問弁護士などもやられている方だと聞いています。

 そして、逮捕状が出て執行される予定だった15年6月8日、詩織さんの担当警察官は成田空港の出口で山口氏が降り立つのを待っていたところ、「逮捕はするな」という指示を受けました。TBSの元ワシントン支局長が逮捕されるということで、高輪署、警視庁の捜査一課、広報課にも根回していたにもかかわらずです。逮捕は見送られ、任意での聴取となりました。任意の聴取になった契機は、当時、警視庁の刑事部長だった中村格氏が「山口氏の身柄を取るな」と指示したとされており、「週刊新潮」(新潮社)の取材に中村氏は「(逮捕の必要がないと)私が判断した」と話しています。


詩織さんの件で、新たな事実が浮き彫りになる可能性も

――そうしたことを、詩織さんが顔や実名を出して訴えたのは、大きなリスクを伴いますし、非常に勇気ある行動だと思いました。

望月 そもそも詩織さんの事件は、山口氏が当時TBSワシントン支局長でありながら、「週刊文春」(文藝春秋)に「ベトナムに韓国軍の慰安所があった」という内容の記事を書いたため、会社から日本に呼び戻された際に起きています。山口氏は4月23日に支局長を解任されて営業に異動、その後、自ら会社を辞めています。警察も初めは「TBSワシントン支局長が相手では難しい」「準強姦(ごうかん)罪は動画がないと起訴は難しい」などと、被害届を受けたがらなかったらしいのですが、山口氏が営業に異動になった後、詩織さんや彼女の友人の供述や、タクシーのドライバーの証言、ホテルの防犯カメラに映っていた詩織さんが山口氏に引きずられているように見える動画などの証拠が集まるようになり、捜査が本格化していったそうです。

 詩織さんは準強姦罪の不起訴不当を訴え続けていますが、ジャーナリストとして活動するために、検察審査会に訴えたわけではないと言います。本来は、フリーランスのジャーナリストとしてやっていきたいのですが、この問題で自分が実名で声を上げずに示談で済ませてしまったら、ほかの性被害者の人がもっともっと声を上げにくいような世の中になってしまうのではないかと思ったそうです。一時期は、性被害者の団体に入って、そこの団体をサポートしようとも考えたそうなのですが、やはり日本の社会や法律を変えるために、自分が実名で出ていくことを選んだのだと思います。彼女は、市井の被害者ですが、戦っている相手のバックには、山口氏がかつて深く食い込んでいた安倍首相はじめ、強力な安倍政権があると感じており、権力を敵に回すのはとても恐ろしいはずです。28歳の女性にその覚悟ができるのは本当にすごいことで、かなりの覚悟と勇気が必要だったでしょう。しかし、話を聞くほど、彼女には自分のこと以上に、社会を変えていきたいという使命感のようなものが強くあると感じました。

 一方、山口氏は、詩織さんの実名告発会見を受けて、フェイスブック上で「私は法に触れる事は一切していません。ですから、一昨年の6月以降当局の調査に誠心誠意対応しました。当該女性が今回会見で主張した論点も含め、1年余りにわたる証拠に基づいた精密な調査が行われ、結果として不起訴という結論が出ました。よって私は容疑者でも被疑者でもありません。もちろん、不起訴処分の当事者は皆、検察審査会に不服申立する権利を有していますから、申立が行われたのであれば、私は今まで通り誠心誠意対応します」と反論しています。

 事件に関し、先日「ニューヨーク・タイムズ」の記者と話したところ、「アメリカだと、このような事件は政権が崩れるほどの超政治問題になるのに日本のマスコミはなぜ騒がないのか」と、何度も何度も繰り返し質問されました。加計学園の疑惑はテレビで扱っていますが、詩織さんの場合は日本テレビ以外のテレビ局では、ほぼ放映されていません。取り上げない大きな理由のひとつには、一度不起訴になった人はたくさんいるので、なぜ、あえてこの件を取り上げるのかという指摘があり、新聞で書くにも壁があるのは確かです。

 しかし、この件に関しては、複数の国会議員が疑問視しており、今後、国会の場なども含めて議題として取り上げられ、新たな事実が浮き彫りになってくる可能性もあります。


女性だからグイグイ質問できる部分がある

――取材対象である政治家には男性が多い中、女性だからやりづらいと感じたことはありますか?

望月 体力勝負になるところやセクハラ的なものがあるなど、大変さもありますが、基本的には女性も男性も「これを取材したい」「報じなければいけないと」いう思いでは同じだと思います。ただ、どちらかというと女性だからグイグイいける、女性の方が単刀直入に聞いていけるのかなと思うことはあります。例えば、菅官房長官の会見だと、普段から菅さんと付き合いのある記者さんたちは「あまりご乱心させてはいけないと気に掛けている面もあると思うのですが、私にはそのような配慮は、付き合いがないからこそ、ありません。毎日取材で顔を見せて会っていたら、私のようには、なかなか追及しづらいのだと思います。人それぞれですが、男性でガンガンストレートに聞く人は少ない印象です。でも稲田朋美防衛相の失言時は、防衛記者クラブでの質問は、男性記者がかなり執拗に追及していたと感じました。官邸の会見でも「ジャパンタイムズ」の男性記者は問題だと感じた場合、「それおかしいでしょ!」とストレートに怒りをぶつけていました。

――「菅官房長官が警察組織を使って、望月さんの身辺調査をするよう命じた」という報道もありましたが、実際に危険な目に遭ったりはしていませんか?

望月 疑惑について次々に質問を重ねているので、何か動きがあるのかもしれませんが、目に見える形にはなっていないので、今のところ危険な目には遭っていません。目立つと、やはり危ないことに巻き込まれる可能性は出てくるとは思っていますが、前川さんや詩織さんの話を聞くにつけ、私でなくても結局、誰かが声を上げなければいけなかったのではと思っています。日本の政治や社会を作っていくのは、政治家ではなく、私たち国民の意識なのだということを改めて認識していく必要があると思っています。

――新聞記者として、今後はどのような報道をしていきたいですか?

望月 加計疑惑をみると、現状は、官邸・内閣府と文科省の双方が「言った」「言わない」の議論に陥っているかのように見えますが、現時点で「加計ありきで進んでいたのではないか」という国民の疑念に対し、政府は納得のいく説明や客観的な資料をまったく示せていません。報道によって、政府がどのように何を説明でき、何を説明できていないのか、これを繰り返し繰り返し紙面やSNSなどを通じて、有権者である国民に伝えないといけないと感じています。

 06年の第一次安倍政権時に教育基本法が改正され、「愛国心」や「伝統」「公共の精神」が盛り込まれ、ナショナリズムが喚起される方向に変わったように思います。私が取材している武器輸出の問題でも、第二次安倍政権の閣議決定により、武器を他国に売らない国から、武器を売って稼ぐ国づくりへ大きく転換させようとしていることが見えてきます。

 2年前に筑波大学の学生新聞が行ったアンケート調査では、軍事研究賛成派の学生が反対派を上回ったという結果が出ています。筑波大はどちらかというと政府系の研究所やシンクタンクが多いということもありますが、そのような結果が出たのは衝撃的でした。今年になって、日本の科学者を代表する団体である「日本学術会議」で、軍事研究を禁止する1950年・67年の声明を継承していくとする決定が出たことを受け、同大の永田恭介学長は「軍事研究を禁止するルールを作っていく。学生とは一から議論していきたい」と会見で発表しました。NHKで一部報道されていましたが、名古屋大の大学院生らの中には「(実際の)戦争が起こらないのであれば、助成金をもらっていてもよいのではないか」「国防のためには軍事研究は必要だ」と言う学生もいたそうです。

 私が子どもの頃は、戦争の悲惨さを訴える番組がよく放送されていた記憶があります。でも、戦争を経験した世代が亡くなり、戦争の記憶が生々しく語り継がれていく機会が減っているという現状があります。今の若い学生さんほど、戦争に対するリアリティを持てないのでしょう。世代間の差が見えます。ここをどう埋めていけるか、戦争の記憶を引き継いだ私たち大人に課された課題だとも感じています。

 国民は身の回りの生活が干上がってくると政治に怒りを持つけれど、自分たちの周りが豊かなうちは、ちょっとくらい国の方向性が右や左にそれようが、実感としてはよくわからないのかもしれません。日本経済団体連合会(経団連)に属する大手企業の幹部たちも、話を聞くと、みんながみんな安倍首相の国家観がよいと思っているわけではないことがわかります。ただ、経済効果を数字で出し、株価を維持することが大切だと考える経営者は多く、富の格差が広がっていることは明らかですが、今は有効求人倍率の数字などは良く、経済成長が大きく後退しているようには見えないので、今の政権に対して経済界も妥協しているのかなと、取材していて実感します。でも、この国の形をつくるのは、私たちの民意です。今の政権の抱えている問題点について、一人でも多くの人たちに考える契機を持ってもらえるよう願っています。

(姫野ケイ)

望月衣塑子 (もちづき・いそこ)
1975年、東京都生まれ。東京新聞社会部記者。慶應義塾大学法学部卒業後、東京・中日新聞に入社。千葉、神奈川、埼玉の各県警、東京地検特捜部などで事件を中心に取材する。2004年、日本歯科医師連盟のヤミ献金疑惑の一連の事実をスクープし、自民党と医療業界の利権構造を暴く。また09年には足利事件の再審開始決定をスクープする。東京地裁・高裁での裁判担当、経済部記者などを経て、現在は社会部遊軍記者。防衛省の武器輸出、軍学共同などをテーマに取材している。二児の母。趣味は子どもと遊ぶこと。
==================================================================================

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

●ジャーナリズムの劣化、そして、アベ様政権の力の源泉=「内閣人事局制度を始めとする「政治主導」改革」

2017年07月23日 00時00分53秒 | Weblog

[※ サンデーモーニング(2017年7月2日)↑]



サイゾーウーマンの姫野ケイ氏によるインタビュー記事(前編)【東京新聞・望月衣塑子記者が語る、安倍政権の裏側――記者がスパイのように……】(http://www.cyzowoman.com/2017/07/post_145472_1.html)。

   『●ユルユルの原発ゼロ目標さへ、
       しかも、閣議決定さへも出来ないムダ内閣
   『●「九電本店前ひろば」「経産省前テントひろば」の継続した抗議行動
   『●経団連は、「プルトニウムをつくる装置」再稼働を後押し。 
            そして、国家戦略としての「武器輸出」を推進!
   『●「積極的平和主義」なアベ様には少女の声は聞こえない
             ~子どもの「未来」の破壊、「悪夢」への投資~
   『●望月衣塑子東京新聞記者、議論無く
     「「欧米列強に倣え、進め」と武器輸出推進の道に歩みを進めている」
   『●「国策の名の下に研究者が軍事研究に加担させられた
              歴史を繰り返そうとしている…亡国の施策だ」
   『●「本当の権力の恣意的運用というルビコン川を
        渡った」自公お維…「平成の治安維持法」参議院突破
   『●東京新聞社会部女性記者…「菅は周章狼狽。
      常に威圧的に…判で押したような答えでごまかすが、彼女は…」
   『●「裸の王様」および「最低の官房長官」の
       「下足番」新聞=読売新聞…落ちぶれたものだ
   『●望月衣塑子東京新聞社会部記者
     「会見場は勝負しなければいけない場所、非常に重要な場所」

   『●斎藤貴男さん「人間が人間であるために、
      最後まで抗おう」と呼びかけ…コンナ「裸の王様」に負けたくない

 《権力側に気に入られ、権力に食い込もうとするがために、記者が自ら進んでメモを権力に差し出していると推測…こういう状況は、かなり危機的…。どんな立場にいようと、最後はメディア、そして記者は権力の監視・チェックをし、権力の暴走を防ぐために存在するということを肝に銘じる必要がある》

 ジャーナリズムの劣化が著しい。「アベ様のNHK」や「下足番」新聞。新聞とさえ呼べない『産経』


 《内閣人事局を掌握し、2014年以降、霞が関の部長級以上の官僚5,600人の人事権を握るようになったことは、今の政権の力の源泉…ものを言えない空気が霞が関官僚の中に漂っていて、官僚の間に不満もたまっていると思います》。


 アベ様「政権の力の源泉」=「内閣人事局制度を始めとする「政治主導」改革」。そこを考え直す必要があるようだ。

   『●アベ様の秋と『官僚たちの夏』: 「「総理のご意向」を
         理由に行政が歪められたことは紛れもない事実」
    《先週、ビデオニュース・ドットコムでは、一橋大学大学院の
     中北浩爾教授と、なぜ安倍政権にこれだけの権力が
     一極集中するようになったのか
について議論した。小選挙区制
     政党助成金の導入など一連の「政治改革」が個々の議員の権限を
     党に移行させ、内閣人事局制度を始めとする「政治主導改革
     各省庁の権限を首相官邸に集中させた結果、官邸の権力が
     極度に強大化
している現状が指摘された》

==================================================================================
http://www.cyzowoman.com/2017/07/post_145472_1.html

東京新聞・望月衣塑子記者が語る、安倍政権の裏側――記者がスパイのように……
2017.07.12

 安倍晋三首相のスポークスパーソンである菅義偉官房長官の記者会見で、何度も食い下がって質問を続けるひとりの女性記者が注目を集めている。その取材の様子が話題となり、最近はテレビや雑誌にもたびたび登場している東京新聞社会部の記者、望月衣塑子さんだ。なぜ菅官房長官にしつこく質問するのか、政治取材の現場はどういうところなのか、そして安倍政権の裏側について、望月さんに聞いた。


■記者クラブの会見では、指名される人が決まっている

――菅官房長官への記者会見で毎回食いついていますが、望月さん以外の記者は、あまり切り込んだ質問をしていないように見受けられます。安倍政権に批判的な質問をしてはいけない“暗黙の了解”のような雰囲気が記者クラブにはあるのでしょうか? また、そもそも記者クラブとは、どういう集まりなのでしょうか?

望月衣塑子さん(以下、望月) 記者クラブとは、総理大臣をはじめ各官庁、政党を担当している(大手メディアのテレビや新聞などの)政治部記者が入っている記者会で、そのうちの大きなひとつが「内閣記者会」(官邸クラブ)です。最初は私も「批判的な質問をしないのが普通なのかな?」と思っていたのですが、菅官房長官の会見では、手を挙げている記者の質問には、批判的な内容でも全部きちんと答えています。一方、安倍首相の記者会見では、司会者は絶対に安倍首相のお気に入りの記者しか指名せず、NHKなどは手を挙げてもいないのに指されると聞きました。菅官房長官の会見に関しては、官邸クラブが中心ではありますが、フリーの記者でも金曜午後は入れるようになっており、ある程度開かれてはいます。

 かつては政権に批判的な記者の質問も多かったと聞きましたが、最近は、あまり官邸に抵抗できないという空気感がクラブにあると思いますね。加計学園疑惑の話は、マイルドな聞き方をされていますし。

――望月さんは政治部ではなく、社会部の記者ですよね。ほかの部の記者でも入れるんですか?

望月 明確に記者会所属の記者しか出てはいけないという規定はないので、内閣記者会に会社が登録し、国会記者証を持っているなどいくつか条件をクリアしていれば、フリーの記者も含めて会見には入れます。官邸は週刊誌などのマスコミも、どんどん来ていいというスタンスとも聞きますが、内閣記者会側が既得権にこだわっており、フリーの記者が金曜日の午後会見以外に出ることには否定的だと聞いています。

――官邸クラブの記者は、政府の「御用記者」のような感じなのでしょうか?

望月 政治部と社会部では、目指している方向が、そもそも違うのだと思うので、批判的な質問をしない政治部記者が問題だとは思いません。政治部記者の中では、社会部的な疑惑の追及より、北朝鮮や中国との関係をはじめとする国際情勢や、経済政策などの政治情勢がどんどん動いていくから、それを日々追って、菅長官のコメントを取ることの方が重要なのだとも思います。

 だから、稲田朋美防衛相など、選挙での政治情勢に影響する失言などには、とても敏感だし、ツッコミも入るのですが、加計疑惑や下村疑惑(下村博文議員が加計学園から闇献金を受けたといわれる疑惑)などの社会部的な疑惑をいちいち掘り下げていくという雰囲気ではないのだと思います。政治部記者としては、日々目まぐるしく回っていく政治をどうフォローしていくかが主眼で、疑惑の追及が重要ではないというスタンスなのかもしれません。そのため、疑惑を掘り下げている社会部の記者こそが、怒りをもって追及していけるのだと思います。


同じ回答しかしない政治家を、国民に見せることが大事

――望月さんは、会見時に菅官房長官に何度も質問をされていますが、それに対し、菅官房長官は質問の答えになっていないような回答ばかりされていますよね。

望月 今では、その様子を国民に見せることが必要だと思っています。国民は、何を質問しても、菅官房長官がうろたえて同じ答弁を繰り返すのを見て、「さすがに『加計ありきでない』という言い訳は苦しいよな」と思い始めているのではないでしょうか。

――NHKや民放をはじめとしたテレビには、すべてをきちんと放送できない事情があるのでしょうか?

望月 これは、私がテレビ関係者から聞いた話ですが、例えば、国会が開いている間は加計学園疑惑がこぞって放送されていました。しかし、国会が閉じてしまうと加計疑惑について報道するかどうかは各局の判断になるそうで、そこから、各局の政権に対する忖度のスタンスがよくわかるというのです。ある番組ではトップで扱っているものが、別の番組では三番手扱いのニュースになっているとか。また、ある民放局では、コメンテーターに官邸の見解を話す人を入れるよう、上から指示が来たという話があるとも聞きました。

 テレビと比較すると新聞は、そのようにあからさまな圧力は受けていません。数年前、衆議院議員選挙を前に、萩生田光一官房副長官が民放各局の番組担当者や編集局長などに宛てて、「公平中立、公正な選挙報道をという内容の文書を送りつけています。このように政権が選挙報道側に規制を前提とするような圧力をかけることはありませんでしたから、極めて衝撃的な文書であり、安倍一強の下での政権のテレビメディアへの関与、圧力があからさまになった出来事でした。しかし、そのときも、すぐに騒ぎにはなりませんでした。やはり、テレビは電波を総務省に握られている(電波法に基づいて放送免許を与えられている)ことも関係あるのかもしれません。

 本来は、このような圧力があったら、テレビメディアは断固として闘うべきでしょうが、それはなかった。逆に、あの萩生田文書を契機に、テレビメディアの忖度が急速に進展していったのではないかという気がしています。これは民主主義や言論の自由にとって大きな危機だったと感じています。


官邸が記者をスパイのように使っている!?

――なんだか独裁国家のような感じですね。

望月 恐怖政治のようにも見えるかもしれませんが、問題とされるべきは、政権だけでなく、メディア側の姿勢にもあると思います。関係者を取材すると、官邸側は反政権的な官僚や政治家、マスコミ関係者などについて、出身官庁からの情報など、あらゆるチャンネルを使って調べているとも聞きます。韓国・釜山の総領事の森本康敬氏が異例の交代となった背景には、マスコミ関係者と森本氏が会食した際、政権に批判的な発言をしたことが、官邸に伝わったためとも聞きます。ある元自民党議員は、取材に対し「政治部記者に官邸批判をしていたら、その話がすべて官邸に筒抜けになっていて恐ろしかった」とも言っていました。前川喜平・前文科省事務次官は、一部メディアで報道が出る前に、新宿のバー通いについて官邸の杉田和博副長官から指摘を受けていました。

 どこのメディアでもそうですが、その部署に50人の記者がいれば50人分、取材対象から聞き取った内容のメモができます。マスコミのある社では、かつてはそのメモを記者全員で共有していたそうですが、今は「反政権的なことを言っている官僚や政治家がいます」と、官邸サイドにその話が筒抜けになるのを防ぐため、キャップやサブキャップ以外にメモをシェアしない形を取るようになったとも聞きました。これは、政権が怖いということ以上に、権力側に気に入られ、権力に食い込もうとするがために、記者が自ら進んでメモを権力に差し出していると推測させることを示しています。こういう状況は、かなり危機的ではないかとも感じます。どんな立場にいようと、最後はメディア、そして記者は権力の監視・チェックをし、権力の暴走を防ぐために存在するということを肝に銘じる必要があると思っています。

――権力を監視するはずの記者が、その役割を果たしていないということでしょうか?

望月 記者としては政権の内部に食い込みたいから、そのメモを官邸サイドに渡すのでしょうが、結局それは、官邸が記者をスパイのように使う材料にもなっているわけです。前川前次官に聞きましたが、文科省の文化功労者選考分科会の委員の人選で、閣議決定が必要なものがあったため、事前に官邸にお伺いを立て、人事のリストを見せた時、杉田副長官から「この学者は安保法制反対の学者の会にいるよね」とか「この人は政権にあまり賛成していないね」と指摘を受けたと話していました(杉田副長官は否定)。前川氏は、「要は、委員のメンバーからは外せと言いたかったのでは」と話していました。この話を菅官房長官にぶつけると、「それはない」と激しく否定し指摘されたことをとても嫌がっていました。内閣人事局を掌握し、2014年以降、霞が関の部長級以上の官僚5,600人の人事権を握るようになったことは、今の政権の力の源泉です。その内幕のような話は、最も触れてほしくない部分なのでしょう。

 前川氏によると、安倍政権前のかつての自民党でも似たようなことはあったが、審議会の人事に少しくらい反政府側の知識人がいても、官邸がそこまで口出しをすることはなかったそうです。民主主義的な議論をするには、ある程度、さまざまな立場の意見がある方が、議論に多様性があっていいじゃないですか。でも今、安倍首相の作り出す会議は、みんな安倍首相の色に染まった人ばかり。加計学園の民間の諮問会議のメンバーしかり、「NO」と言う人は周りに絶対寄せ付けたくないという感じがあります。メディアの使い方にしてもそうです。本来は国会の場など誰に対しても開かれている公平な場でこそ、自らの狙いや心情を打ち出してしかるべきなのに、読売新聞の一面で憲法改正議論を5月3日に出して、国会で「読売新聞を読んでください」と言い放ったり、改憲案を秋の臨時国会で提出することを「正論」懇話会が主催したイベントで言ったりとか、そういうのは非常におかしな話だなと思います。


今、政治がどうなっているのか知ること

――おかしなところが多い今の政権に対して、国民はただ見守ることしかできないのでしょうか?

望月 まずは知ることです。今、政治がどうなっているのか知ることで、選挙の際の一票につなげてください。支持率の低下は、政権にとって大打撃なんです。加計疑惑の中身をきっちりと知れば、今の政権がなんでもありのおかしな政権になりつつあるのではないか、という疑念が解消されるか、逆に疑念が深まるかということが、少しずつ見えてくると思うんです。人事権を握られた現在、霞が関の官僚はひたすら忖度に動いてしまい、「総理が言っているんだから」で済まされ、本来は司司であるべき官僚の姿勢さえもゆがみかねないという、政治の現状を理解することができてくると思います。官僚側に立てば、反対意見を述べて自分たちが左遷されるのが一番怖いということなのでしょう。

 かつて、小泉政権下で打ち出した教育政策が、当時文科省の一課長だった前川氏の考える教育理念・政策の在り方に合わないと、ご本人がブログを書いて反論していたことがあったようですが、小泉改革の中でも、彼が左遷されることはありませんでした。今は、そういうことがあるとすぐに、課長は飛ばされてしまいます。ものを言えない空気が霞が関官僚の中に漂っていて、官僚の間に不満もたまっていると思います。
(姫野ケイ)

後編へつづく
==================================================================================

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

●主犯A…『A Few Good Men』のようにネイサン・R・ジェセップ大佐を証人台に座らせろ!

2017年07月22日 00時00分06秒 | Weblog

[※ 報道特集(2017年7月8日)↑]



リテラの記事【閉会中審査でネトウヨ自民党議員たちが前川前次官に卑劣な質問浴びせるも次々返り討ちに! 逆に詭弁と嘘を暴かれる醜態】(http://lite-ra.com/2017/07/post-3305.html)、

 《「はじめから加計学園に決まるようにプロセスが進んだように見える。非常に不合理な意思決定だった」「背景に首相官邸の動きがあったと思う。和泉洋人首相補佐官がさまざまな動きをしていた」》。

   『●アベ様の秋と『官僚たちの夏』: 「「総理のご意向」を理由に
                   行政が歪められたことは紛れもない事実」

 さて、アベ様ご夫妻、取り巻き連中、オトモダチらを証人喚問すべし。

 山岡俊介さんの『アクセスジャーナル』の記事【鶴保庸介沖縄・北方相にも重大疑惑】(http://www.accessjournal.jp/modules/weblog/details.php?blog_id=8153)によると、《「安倍一強」体制の奢り故かーー閣僚だけ見ても小渕優子経済担当相(支持者を観劇招待の政治資金規正法違反絡み)、松島みどり法相(うちわ配布が公職選挙法に抵触)、西川公也農水相(補助金交付が決まっていた団体から献金)、甘理明経済再生担当相(金銭疑惑)、今村雅弘復興担当相(「東北でよかった」発言)など。議員で自民党離党となると武藤貴也衆議院議員(金銭スキャンダル)、宮崎謙介衆議院議員(不倫)、中川俊直衆議院議員(不倫)、つい最近では豊田真由子衆院議員の元政策秘書に対する暴言・暴行(埼玉県警は元政策秘書の被害届を7月6日に受理)もあった。さすがに先の東京都議選での大敗で危機感を持ったようで、安倍晋三首相は内閣改造を8月3日を軸に検討し出し、やはり数々の失言などでとっくに辞任していてもおかしくない稲田朋美防衛相、金田勝年法相は交代させる見通しだが、鶴保庸介内閣府特命担当相(和歌山選挙区。参議院議員。当選4回)にも重要問題が浮上して来ている》。
 こうして並べてみると酷いな。自公お維トファに投票する人の気が知れない。

 日刊ゲンダイの記事【これから本番 閉会中審査は加計理事長「国会招致」の号砲】(https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/209159)によると、《政府・与党は「最後のヤマ場」みたいに軽く考えていたようだが大間違い。学校法人「加計学園」(加計孝太郎理事長)の獣医学部新設をめぐる「疑惑の闇」の真相解明は、いよいよこれからが本番》。
 同紙の他の記事【加計問題で閉会中審査 前川前次官「歪められた行政」暴露】(https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/209195)によると、《前川喜平前文科事務次官が初めて国会の議論の場に立った。加計学園ありきで「不公平」「不透明」に行政が歪められた事実を告発。「背景に官邸の動きがあった」と、政権中枢の関与を明言…。…民進党・福島伸享議員はまず、安倍首相の不在を糾弾。九州豪雨が激甚災害指定となりそうなほどの甚大な被害をもたらしている状況下で、「G20は終了したのになぜすぐに欧州歴訪から帰国しないのか」と追及した。安倍首相はエストニア訪問だけキャンセルして帰国を11日に1日早めたが、福島議員は「まさかこの委員会に出席したくないから帰国しないのか」と疑問を投げかけ批判、安倍首相と昭恵夫人出席の集中審議の開催を求めた》。
 主犯「A」不在…「THIS IS 「A」 主犯」の「A」=アベ様ご夫妻、オトモダチらを証人喚問すべし。

 返り討ちにあった恥かしい自民党議員センセについて。自信過剰な、はっきり言って「ト」な自称ジャーナリスト。
 リテラの記事【青山繁晴が閉会中審査で大恥! 質問は悉く前川氏に論破され、出会い系通い問題はデマがばれて質問できず】(http://lite-ra.com/2017/07/post-3306.html)によると、《「総理のご意向」をひた隠しにすべく、参考人招致された前川喜平・前文部科学事務次官に対する個人攻撃を連発。しかも、それを前川氏に徹底して切り返されるという醜態を満天下にさらけ出した》。

 『A Few Good Men』のようにネイサン・R・ジェセップ大佐を証人台に座らせろ!(https://ja.wikipedia.org/wiki/…)…残念ながら参考人招致の席には主犯「A」が居なかった。ご婦人やオトモダチ、取り巻き連中共々、至急、証人喚問をすべきです。大見得・啖呵《議員辞職》を実行されてから、国会の証人喚問の席につかれては如何か。

 最後に、東京新聞のコラム【筆洗】(http://www.tokyo-np.co.jp/article/column/hissen/CK2017071102000130.html)によると、《▼そのせいでその昔の奥州での芝居巡業といえば、義経とはまったく関係のない狂言にまで、義経を出さなければ、客はおさまらなかったそうだ▼永六輔さんの『芸人その世界』に教わった。…肝心の首相が出席しなかった。これでは義経の登場しない「義経千本桜」か「勧進帳」か▼はっきりさせたいのは戦略特区での獣医学部新設について首相の指示があったか否かである。首相抜きでの審議では限界があり、真相に迫ることは難しかろう。第一、主役抜きの不条理劇では国民がおさまるまいまさかこの日限りの興行ではあるまいな。話の筋も理も見えぬままの幕では、ただでさえ、支持率急降下の立役者とその一座、今後は酷(ひど)い不入りに泣こうて》

==================================================================================
http://lite-ra.com/2017/07/post-3305.html

閉会中審査でネトウヨ自民党議員たちが前川前次官に卑劣な質問浴びせるも次々返り討ちに! 逆に詭弁と嘘を暴かれる醜態
2017.07.10

   「はじめから加計学園に決まるようにプロセスが進んだように見える。
    非常に不合理な意思決定だった」
   「背景に首相官邸の動きがあったと思う。和泉洋人首相補佐官が
    さまざまな動きをしていた」

 本日行われた閉会中審査に参考人として出席し、あらためて、官邸主導で国家戦略特区の獣医学部新設が「加計学園ありき」で進められたのかを告発した前川喜平前文部科学事務次官。前川氏は和泉洋人首相補佐官より「総理は自分の口からは言えないから私が代わりに言う」として、獣医学部新設の迅速な対応を求められてきた事実を証言し、「(規制の)穴の開け方に不透明さがある」と言及した。
 紙資料など一切持たず、まっすぐ前を向いて淡々と、しかし理路整然と答弁席に立った前川氏。その一方、またも露わとなったのが、安倍政権の醜い答弁や個人攻撃の数々だ。
 そもそも、肝心要の安倍首相は災害対応のために外遊日程を切り上げ帰国を決定したものの、なんと閉会中審査が終わった明日11日に帰国するという姑息な手段に出たが、それだけではなく与党は、きょうの閉会中審査における和泉首相補佐官と木曽功前内閣官房参与の参考人招致を拒否。また、加計孝太郎理事長と安倍首相が仲良くグラスを傾ける様子を昭恵夫人がFacebookに投稿した例の「男たちの悪巧み」写真や、野党が入手した資料などの配付資料に与党の委員会理事が出すなと拒否し、審議の開始時間がずれ込む事態に。
 さらに、いざ審議がはじまっても、山本幸三地方創生相は数分間にわたって官僚がつくったであろう手元の紙を読み上げ、野党の質問時間を削ったかと思えば、「なぜ獣医学部の需給が明らかではないのに押し切ったのか」という質問に、「需給の数とか量をはっきり示すのは無理」などと言い出す始末。つまり、内閣府のトップが「石破4条件なんか関係あるか」と投げ出してしまったのだ。
 これだけでも唖然とさせられたが、もっと酷かったのは、質問を行った自民党議員たちだ。
 まず、衆院で質問に立った平井卓也議員は、「文書を流出させたのは前川さんか?」と尋ね、前川氏は回答を差し控えた。すると平井議員は「自分ではないと答えられないのか」などと責め立てた。
 平井議員といえば、ネトウヨの巣窟とされるネットサポーターズクラブ、通称「ネトサポ」の代表で、2013年に行われたニコニコ生放送の党首討論会では福島瑞穂議員の発言中に「黙れ、ばばあ!」と書き込んだことが発覚したこともある人物。そんなネトウヨ脳では前川氏が守ろうとする公益通報者の保護の意味などわかるはずもないのだろうが、そのあとも平井議員は前川氏を個人攻撃。
 たとえば、獣医学部の定員抑制の告示が53年間も変えられなかった点を、前川氏は「告示を見直すことは政策論としては妥当だが、18歳人口、ペットや産業動物が減少するなかでは議論が必要」とごく当たり前の見解を示し、加計学園ありきの決定プロセスの不透明さを問題だとしたが、平井議員はその弁を「話のすり替えだ」と攻撃。さらには、定員抑制は「天下りと関係しているのでは?」と質問したのだ。
 一体、どっちが話をすり替えているんだかと言いたくなるが、極めつきは、平井議員が言い放った、こんな言葉だ。

   「前川さんはつねに立派な答弁されていますが、どう考えても自分が
    都合が悪くなるとノーコメントの部分もありますし、よっぽど自分を
    大切にされるんだなというふうにも思います」

 どの答弁や質問を聞いても「自分を大切にしている」のは安倍政権側にしか思えないが、同じようにゲスさ全開で質問を行ったのは、自民党の青山繁晴議員だ。
 青山議員についてはツッコミどころが満載すぎるため、追って別稿をお届けする予定だが、やはり青山議員も「既存の学校を守ろうとする姿勢と天下り問題は密接に繋がっている。日本の闇だ」などと言い出した。だが、この質問に対して前川氏は、「今治市における獣医学部新設と天下り問題を結びつけて議論するのはおかしい」とし、こうつづけた。

   「仮に結びつけるのであればですね、具体的な事例は木曽理事の
    問題です。木曽理事はたしかに私の先輩で、内閣官房参与の
    身分をもったまま加計学園の理事になっておられまして、
    そのふたつの肩書きをもった状態で私のもとにおいでになり、
    加計学園の獣医学部新設に向けて働きかけをされたと。
    こういうOBによる現役に対する働きかけこそ、いわゆる天下り問題の、
    弊害のひとつの端的な例だと思っておりますが、私は木曽理事の
    働きかけをもって何らかの政策判断に影響させるというようなことは
    いたしませんでした」

 天下り問題をもって前川氏があたかも既得権にしがみついていた卑しい人間だと印象づけようとしたら、官邸側の卑しい実態を指摘されてしまう。──完全に青山議員は前川氏に言い負かされてしまった格好で、これぞ「論破」というものだろう。
 しかし、下卑た質問をしながら返り討ちにあったのは、青山議員だけではない。共謀罪審議では「委員長、もういいでしょう!」などと叫んで動議を促し、採決に導いた“自民党の別働隊員”たる丸山穂高・日本維新の会議員は、前川氏に出会い系バー通いについて質問。「会見で国家権力とメディアの関係性に不安を覚えると言っていたが、女性の貧困の実地調査という言い訳について、地域を回っていると『あの言い訳ないんとちゃいますか?』と言われる」などと口にした。だが、前川氏は、「実地調査というのは適切ではなかったかもしれない」としつつ、「個人的な行動がどうして全国紙で報道されるのか」「私は官邸と読売新聞の記事は連動していると主観的には感じた。そういったことが私以外にも行われて、横行しているとしたら看過できない問題」と答弁。丸山議員が蒸し返そうとした出会い系バー問題だったが、前川氏はその問題の本質にある現在の権力の恐ろしさをあらためて突きつけたのだった。
 前川氏のロジカルかつ一貫性のある答弁とは対照的に、卑しさが滲み出てしまった安倍官邸および応援団による発言。いや、それどころか、“味方”として参考人招致したはずの加戸守行・前愛媛県知事から、とんでもない発言まで飛び出してしまったのだ。
 既報の通り加戸前知事は、安倍首相肝いりの諮問機関・教育再生実行会議のメンバーであり、国家戦略特区会議の今治市分科会にも参加。安倍首相の息がかかった人物であり、加計学園の獣医学部新設に骨を折ってきた人物であるわけだが、きょうの答弁では自身のことを「(加計学園獣医学部新設の)応援団」「私は加計ありきではありません」と言い、こう熱弁を振るった。

   「加計学園がたまたま、愛媛県会議員の今治選出の議員と加計学園の
    事務局長がお友だちであったから、この話が繋がれてきて飛びつきました。
    これはダメなんでしょうか? お友だちであればすべてダメなのか」

 加戸氏は美談調で語ったが、これはたんなる縁故主義で、こういった縁故を優先させる感覚を当然と考えることが、「“腹心の友”に便宜を図ったのでは」「安倍晋三記念小学校に特別な計らいをしたのでは」という一連の疑惑の根底にはある。これでは味方が内幕の意識を暴露したようなものではないか。
 このように、安倍政権サイドの醜態がまたも表れた閉会中審査だったわけだが、当然ながらこれで幕引きにはできない。
 現に、きょうは加計孝太郎理事長が自民党岡山県自治振興支部の代表を務め、加計学園が運営する英数学館岡山校を所在地としていた問題について、家賃を払っていなければ寄付となるため政治資金規正法の記載義務違反が疑われることを指摘。加計理事長の国会招致の声があがった。前川氏がこの問題の官邸側の中心人物とみる和泉首相補佐官の招致も当然だろう。
 そして、誰よりも審議に参加しなければならないのは安倍首相。安倍首相は国会が閉会して以降も「獣医学部を全国展開する」などとちゃぶ台をひっくり返すような問題発言を行ったかと思えば、外遊を理由に審議の場から逃亡してしまったが、国家戦略特区の最高責任者であり疑惑の当事者は安倍首相なのである。
 前川氏は、参考人ではなく偽証罪に問われる証人喚問でも出席すると言っている。安倍首相も、国会でお友だちである加計理事長と一緒に徹底した追及を受けなければ、まったくフェアではないだろう。

(編集部)
==================================================================================

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

●「あんな」総理大臣のおかげで、「こんな」国に成り下がり、「そんな」馬鹿なと思っているうちに…

2017年07月21日 00時00分56秒 | Weblog

[※ 報道特集(2017年7月8日)↑]



東京新聞のコラム【筆洗】(http://www.tokyo-np.co.jp/article/column/hissen/CK2017070502000138.html)。

 《▼異論に首相が取り組むべきは説得であり、少しでも理解を得ること。「こんなと呼ぶことは相手にせぬと切り捨てるに等しいだろう》。

 何を言ってもデンデン王国「裸の王様」はロバ(鹿)耳東風。折角の前川喜平・前文科省事務次官の参考人招致の機会だったのに、「主犯」である「」(Aご夫妻)が参考人招致や証人喚問に応じないどころか、出席さえしないヘタレぶりでした。最低なDictatorぶり。

   『●2017年都議会議員選挙: 「「安倍政治」を許さない」
          →自民党亜種・トファや公明に投票? 理解不能
   『●斎藤貴男さん「人間が人間であるために、最後まで抗おう」
              と呼びかけ…コンナ「裸の王様」に負けたくない
    《ヤジが激化するにつれ、首相も「憎悪や誹謗(ひぼう)中傷からは、
     何も生まれない!」と語気を荒らげ、「こんな人たちに負けるわけには
     いかない!」と、自身に批判的な聴衆を「こんな人たち」と呼び、
     国民のヤジに応酬。首相としては異例の行動で、「自分への批判を
     許さないという空気も感じられ、大丈夫かと思った」》

   『●「自由新聞(フライエ プレッセ)!」と「下足番」新聞: 
                   主犯の「A」(A夫妻)が抜けている


==================================================================================
http://www.tokyo-np.co.jp/article/column/hissen/CK2017070502000138.html

【コラム】
筆洗
2017年7月5日

 目の前にいる人が「このコラムは…」と言い出したとする。続く言葉は「おもしろい」であることを願うが、「ひどいね」かもしれぬ。その言い出しではどっちか分からない。「こんなコラムは…」と言い出した場合は、顔を赤くし、身を縮めるしかない。その言葉に続くのは「読みたくない」とか「いやだね」という批判である▼指示語のこれ、あれ、それ、どれ。なにかを指し示しているだけでそこには判断も感情も含まれないのだが形容動詞のこんな」「そんな」「あんなになると話はやや違ってくる▼「こんなことも分からないのか」「そんなばかな」。「こんな女に誰がした」(「星の流れに」)。なぜか、否定の評価や嫌い、気に入らぬという意味や感情が強くなる▼「こんな人たちに負けるわけにはいかない」。首相の先の演説での発言である。「帰れ」「やめろ」と首相を批判する聴衆にそう叫んだ言葉が頭を離れぬのは「こんなの冷たさのせいだろう▼批判に腹が立ったか。それでもすべての国民を守るべき首相が反対派であろうと国民に向かい、悪意のこもる「こんな人たち」を使った。それが寂しい▼異論に首相が取り組むべきは説得であり、少しでも理解を得ること。「こんな」と呼ぶことは相手にせぬと切り捨てるに等しいだろう。「こんな」と悲しみ、「そんな」と嘆き、「あんな」と驚く
==================================================================================

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

●核兵器禁止条約…核発電「麻薬」中毒者への忠告、近衞忠煇氏「実際にはそれしか選択肢はないのです」

2017年07月20日 00時00分11秒 | Weblog


東京新聞のコラム【筆洗】(http://www.tokyo-np.co.jp/article/column/hissen/CK2017070702000136.html)。

 《<子供達よ/これが核攻撃から/あなたを守る方法です/ベルの音で先を争って誰よりも早く/机の下にもぐり/ひざまずいた姿勢で床に顔をつけ…>。…近衞忠〓(このえただてる)会長(78)は、この条約の意義を…▼「私たちには、子供たちが学校の体育館や机の下に隠れ、はかない運命を委ねなければならないような恐怖から自由な世界を選ぶことができます。いや、実際にはそれしか選択肢はないのです》。


   『●アベ様による血税4億円のトンチンカン・トンデモ
       「ミサイル避難CM広告」によるメディア買収!?

    《「屋内や地下へ避難」「物陰に隠れる」などトンチンカン。
     ミサイルがどの方向から飛んでくるのか分からないのに「物陰」を
     どう判断するのか。相変わらず「竹やりでB―29を撃墜」の発想》

 かつて、竹やりで立ち向かった国・ニッポン。トンチンカン・トンデモ「ミサイル避難CM広告」に4億をドブガネする国・ニッポン…しかも、それがアベ様らによるメディア買収モドキのオカネ。嬉々として受け取るメディア。

 「核兵器禁止条約」…居るべき国がそこに居ない恥ずかしさ。大恥だ。米国に忖度しての情けなさ、いや、それ以上に「プルトニウムをつくる装置」核発電「麻薬」中毒=「あわよくば核兵器を持ちたい」というのが透けて見えて浅ましい、悍ましい。

   『●オバマ氏の広島訪問さえも単なる選挙対策…
       …自民党は「口だけ」、選挙で同じ過ちを繰り返してはいけない
    「「核なき世界」どころか、「核兵器のない世界」ですらアベ様の
     「息吐く様に嘘つく」、アベ様のウソ吐きだったようです」
    《日本政府、つまり安倍首相の考えは、
     核の保有や核兵器の使用は認められるべきなのだ。
     …安倍首相は官房副長官時代の2002年に、早稲田大学で
     開かれた田原総一朗氏との対話のなかで
     「憲法上は原子爆弾だって問題ではないですからね、憲法上は。
     小型であればですね」と語っている」》

   『●サーロー節子さん「自分の国に裏切られ、
      見捨てられ続けてきたという被爆者としての思いを深くした」
    「「核兵器なき世界」さへ目指さないアベ様の言う「核なき世界」が
     如何にいい加減かが分かろうというもの…
     「憲法上は原子爆弾だって問題ではないですからね、憲法上は。
     小型であればですね」というアベ様の思想は何も変わっていない
     のでは?」

 東京新聞の記事【米、核禁止会合の欠席要求 日本など同盟国へメール】(http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2017070601001789.html)によると、《国連本部で開かれている「核兵器禁止条約」制定交渉に関連し、条約に反対している米政府の高官が6日、交渉結果について議論する関連会合の欠席を要求するメールを、日本を含めた同盟国などに送付》…だそうです。
 大統領は代わったとはいえ、オバマ氏の「核なき世界」って、一体何だったのだろう?

   『●「核なき世界」: 「核廃絶に向けた決議の採決で、
       唯一の被爆国の日本が反対票…日本はあまりにも鈍感」
   『●「唯一の被爆国」で原発人災も起こしたニッポンが
        「原発は『プルトニウムをつくる装置』」を理解できず…
   『●肥田舜太郎さん「せめて未来の子どもたちのために、
       放射能の心配のない日本を残していけるよう…努力」を

==================================================================================
http://www.tokyo-np.co.jp/article/column/hissen/CK2017070702000136.html

【コラム】
筆洗
2017年7月7日

 <子供達よ/これが核攻撃から/あなたを守る方法です/ベルの音で先を争って誰よりも早く/机の下にもぐりひざまずいた姿勢で床に顔をつけ…>。一九五〇年代、米国の小学校では核攻撃から身を守る訓練が真剣に行われていた。体を丸め、目をぎゅっと閉じ、警報の解除をじっと待つ▼そんな訓練の意味を、デイヴィッド・クリーガーさん(75)は詩で問うた。<これが時速何百マイルの速度で/飛んでくるガラスの破片やその他の物体から/あなたを守る方法です/そしてあなたの眼球を/溶かすこともできる白い閃光(せんこう)から/あなたを守る方法です>(『戦争と平和の岐路で』コールサック社)▼本当の「あなたを守る方法」とは何か。「核時代平和財団」会長として、三十年以上も核廃絶に取り組んできたクリーガーさんたちの問い掛けが今、一つの形になりつつある▼国連で百二十以上の国が交渉を続けていた「核兵器禁止条約」が、ついに採択の時を迎えつつあるのだ。しかし、日本政府は交渉に参加すらしなかった▼国際赤十字・赤新月社連盟の近衞忠〓(このえただてる)会長(78)は、この条約の意義を、本紙への寄稿でこう説いていた▼「私たちには、子供たちが学校の体育館や机の下に隠れ、はかない運命を委ねなければならないような恐怖から自由な世界を選ぶことができます。いや、実際にはそれしか選択肢はないのです
 ※〓は火へんに軍
==================================================================================

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

●アベ様による血税4億円のトンチンカン・トンデモ「ミサイル避難CM広告」によるメディア買収!?

2017年07月19日 00時00分03秒 | Weblog

[※ 報道特集(2017年7月9日)↑]



日刊ゲンダイの記事【投じた税金4億円 安倍政権「ミサイル避難CM広告」の思惑】(https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/208158)。
アサヒコムのコラム【室井佑月「信じたい」】(https://dot.asahi.com/wa/2017070500021.html)。

 《内容は「屋内や地下へ避難」「物陰に隠れる」などトンチンカン。ミサイルがどの方向から飛んでくるのか分からないのに「物陰」をどう判断するのか。相変わらず「竹やりでB―29を撃墜の発想だ》。
 《この国から倫理観が失われつつある。なにしろ、倫理観ゼロの安倍さんが総理だしな。…内容はミサイルが飛んで来たら「屋内に避難」「物陰に隠れる」というトンデモだ。そんなに緊急にミサイルの心配をしなくてはならないのなら、まず全国にある原発をどうにかしなくていいのか? が、そういうことじゃない、きっと。このCMには4億円もの金をかけている。…そんな中、メディアに4億円という金が配られる。それはいったい、どういうことを意味するのか?》。

   『●「人道なんてなかった」頃の「戦争できる国」の現実
    《靖国神社にある遊就館の片隅に奇妙な像がある。潜水服姿で
     頭には大きなかぶと。両手で長い棒を持ち、身構えている。
     先端に付けられているのは機雷である…▼敗戦直前に横須賀や
     呉などで部隊が編成され、三千人近くの若者が潜水訓練を受けた。
     上陸する米軍の舟艇を水中で待ち構え、竹ざおの先の機雷を
     突き上げて自爆する。「伏龍」と名付けられた水際特攻隊である
     ▼空を飛ぶ夢を失った予科練の少年兵たちは、ひたすら死に
     向かう訓練に明け暮れた。》

 《「屋内や地下へ避難」「物陰に隠れる」》…竹やりは要らないのですか?
 日刊ゲンダイの斎藤貴男さんコラム【二極化・格差社会の真相/今や宣伝機関 “スガ語”で反論した政権ベッタリ新聞の汚点】(https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/207316)によると、《なんだか涙が止まらない学校法人加計学園の獣医学部新設問題をめぐる「総理のご意向」問題を暴露した前川喜平・前文部科学事務次官の“出会い系バー”通いを記事化した読売新聞が、その報道姿勢を問う世評に対する反論というか、弁明を6月3日付朝刊に、社会部長名で掲載した件だ》。
 こういうところに現れるのでしょう、マスコミによる忖度

   『●「政権批判を封じ込めるかのごとく…
     「政府広報予算」をドーンと弾んで」もらったマスコミ…最早「広報」
   『●アベ様の秋と『官僚たちの夏』: 「「総理のご意向」を
           理由に行政が歪められたことは紛れもない事実」
   『●「裸の王様」および「最低の官房長官」の
       「下足番」新聞=読売新聞…落ちぶれたものだ

   『●望月衣塑子東京新聞社会部記者
     「会見場は勝負しなければいけない場所、非常に重要な場所」

 《このCMには4億円もの金をかけている。…そんな中、メディアに4億円という金が配られる。それはいったい、どういうことを意味するのか?》。巨大なCM費、それは、第三、第四の「下足番」メディアのための賄賂。

   『●「一方で北朝鮮の危機を煽りながら、
     平然と大飯原発を再稼働を推し進める」…二人の「裸の王様」

 消費税増税のための賄賂…軽減税率という「お零れ」。構造はこれと同じだ。

   『●軽減税率というお零れと「ジャーナリズムの義務」:
          「権力の犯罪を暴くためなら、権力に対しては…」



 また、裁判員制度を無理やり導入するために、最「低」裁がばら撒いたワイロも同様。

   『●『つぶせ! 裁判員制度』読了
    《政府は、タウンミーティング(TM)という企画を主催し、…この中で、
     司法制度改革をテーマにした七回のうち六回までがシナリオ通りの
     やらせだったといいます…。…ほとんど、「平成田舎芝居」…》。
    「サクラの動員も」。
    《産経新聞は、…「裁判員制度全国フォーラム」(最高裁、
     産経新聞等の主催)で、一人当たり三〇〇〇円から五〇〇〇円を
     支払うことで計二四四人をサクラとして動員したが、…魚住昭氏が
     「最高裁が手を染めた『27億円の癒着』」(『月刊現代』平成一九年
     四月号)という記事で詳細にレポートしています。…産経新聞としては、
     最高裁から出る広告料金でサクラの動員費用を支払って余りある
     という計算があるらしい。ここまで来ると最高裁とマスコミの癒着ぶり
     よくわかります》

   『●『官僚とメディア』読了(3/3)
    「「…産経新聞…が最高裁と共催した裁判員制度
     タウンミーティングでサクラを動員…」。保坂展人元議員
     (p.182、203)。「次々と明らかになる最高裁のデタラメな契約実態に、
     委員席からは驚きと失望のため息が漏れた。国民が「法の番人」として
     信頼を寄せてきた最高裁のエリート裁判官たちの正体は、こんなにも
     お粗末なものだったのか」。政治評論家の森田実さん。
     パックニュース方式。「…産経大阪本社には五段広告三回分の料金として、
     八百万円近いカネが入る。サクラに日当を払っても十分儲かる仕組み
     なのである」。
      「刑事裁判の迅速化と効率化だけが強調され、企業法務に携わる弁護士を
     大量に増やすという意図が明確だった。早い話が
     小泉政権時代に進められた規制緩和構造改革路線の司法版である。
     そのためか、被告が無罪を主張すると一年でも二年でも身柄を
     拘束され続ける「人質司法」や、冤罪の温床とされる代用監獄をなくそうとする
     姿勢はまったく見られなかった」」

   『●死刑判決よりも、違憲・合憲かを判断させよ
   『●そりゃぁ、東京電力原発人災以降を見ただけでも、
                「司法」にも絶望するよな
    「井戸謙一氏と海渡雄一氏がゲスト。
      国や電力会社に楯ついて反原発の判決を下した
     稀有な裁判官が井戸謙一氏。井戸氏以外の裁判官は、
     東京電力原発人災を目の当たりにして、どんな気持ちだろう。
     是非聞いてみたい。冷徹に何も感じないほど冷めているだろうか。
     無辜の被告に、かつて冤罪死刑判決を出したことで苦しみ抜いた
     熊本典道元裁判官のようなまともな感覚を持った裁判官が日本には
     どれほどいるのだろうか。市民感覚を取り入れるということで、
     最高裁がやらせタウンミーティングまで開いて導入した裁判員制度
     だけれども、そんなもので裁判官が変わるほど、司法はまともではない」

   『●マスコミと癒着する「司法・最高裁」の堕落ぶり
   『●「政権批判を封じ込めるかのごとく…
     「政府広報予算」をドーンと弾んで」もらったマスコミ…最早「広報」
    「報道・ジャーナリズムの自死。シロウト裁判官に「死刑のスイッチ」を
     無理強いし、「地獄」を味わわせる裁判員制度
     (『最高裁やらせタウンミーティング事件』)の際の最「低」裁と
     マスコミとの関係にも同様なことが言え、また、じわじわと復活しつつある、
     3.11核発電人災に至るまでの核発電「安全神話」キャンペーンと
     マスコミ等との関係にも言えます」

 コンナ「裸の王様」に負けたくない。

   『●斎藤貴男さん「人間が人間であるために、最後まで抗おう」
             と呼びかけ…コンナ「裸の王様」に負けたくない

==================================================================================
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/208158

投じた税金4億円 安倍政権「ミサイル避難CM広告」の思惑
2017年6月25日

     (ミサイルからの避難を呼びかけるテレビCM(上)と
      新聞広告/(C)日刊ゲンダイ)

 明らかに無駄な支出だろう。23日、全国の民放43局で「弾道ミサイル落下時の行動」の政府広報CMが始まり、新聞の朝刊各紙にも「Jアラートで緊急情報が流れたら、慌てずに行動を。」と題された広告が掲載された。

 やっと静かになった北朝鮮のミサイル危機をあらためて国民にあおってどうするのか。しかも、内容は「屋内や地下へ避難」「物陰に隠れる」などトンチンカン。ミサイルがどの方向から飛んでくるのか分からないのに「物陰」をどう判断するのか。相変わらず「竹やりでB―29を撃墜の発想だ。

 こんなバカバカしいCM・広告に一体いくらの税金を投じたのか。内閣府に問い合わせると、担当者はこう答えた。

   「CM制作費と放映費で1億4000万円新聞広告1億4000万円
    ウェブ広告で8000万円です」

 4億円近いカネをドブに捨てたようなもの。そもそもなぜ、このタイミングでCM・広告を打つ必要があるのか。森友・加計学園問題で内閣支持率の低下が著しい安倍政権が“メディア買収”に動いたとしか思えない。

   「政府がミサイル発射時の避難CMや広告を打ち始めたのは、
    世論を誘導し、国家予算を軍需産業に割く口実をつくるため
    隣国の脅威をあおることで、政府には自衛隊装備を強化する口実が
    できますから」(メディア関係に詳しいジャーナリストの黒薮哲哉氏)

 メディア買収か自衛隊装備強化のためか。いずれにしても国民の大事な血税が浪費されたのは間違いない。
==================================================================================

==================================================================================
https://dot.asahi.com/wa/2017070500021.html

室井佑月「信じたい」
(更新 2017/7/6 11:30)

     (「メディアまで私物化されたら、日本の民主主義は死んでしまう。」
      (※写真はイメージ))

 先日はじまった「弾道ミサイル落下時の行動」という政府のCM。作家の室井佑月氏は、なぜ今それが流されるのか、理由を問う。

*  *  *

 このコラムがみなさんの目に触れる頃には、都議選の結果が出ている。あたしの周辺では、都議選なんて候補者の名前も知らないし興味ない、などといっていた人たちまで「今回は絶対いかなきゃ」といっている。

 みんなが口にするのは、このまま安倍一強のままでいたら、この国はどうなってしまうのか?という不安だ。

 投票できるのは都民だけだが、きっと全国の多くの人たちも固唾を呑んで見守っている。

 今回の結果が、なにかが大きく変わるきっかけになると、あたしは信じたい。

 この国から倫理観が失われつつある。なにしろ、倫理観ゼロの安倍さんが総理だしな

 6月23日、前川喜平・前文部科学事務次官が、日本記者クラブで会見をおこなった。

 彼は加計学園の獣医学部新設問題をふり返り、あらためて行政が歪められたと訴えた。そして、国家権力とメディアの関係にも踏み込んだ。

 読売新聞が、前川さんの出会い系バー出入りを報じたのは、どう考えてもおかしいし、あってはならないことだった。前川さんはすでに私人で、なんら犯罪性はなかった。

 前川さんは、国家権力による行政の歪みを告発した人である。

 その彼を、いかがわしい信用出来ない人間だと、新聞を使って印象操作したのだ。怖いことだ。

 前川さんも、

   「読売、官邸のアプローチが連動していると感じた」

 といっていた。そして、

   「これが私以外にも起きているとするならば、大変なこと
    監視社会化、警察国家化が進行していく危険性があるのではないか」

   「権力が私物化されて、第4の権力といわれるメディアまで
    私物化されたら、日本の民主主義は死んでしまう。その入り口に
    我々は立っているのではという危機意識を持ちました」

 と語っていた。

 おなじく23日、全国の民放各局で、「弾道ミサイル落下時の行動」という政府のCMがはじまった。なぜ、今、このCMを流す必要があるのだろうか?

 内容はミサイルが飛んで来たら「屋内に避難」「物陰に隠れる」というトンデモだ。そんなに緊急にミサイルの心配をしなくてはならないのなら、まず全国にある原発をどうにかしなくていいのか

 が、そういうことじゃない、きっと。このCMには4億円もの金をかけている

 森友・加計学園で、安倍政権の権力の私物化があらわになった。慌てた安倍さんは国会を卑怯な形で閉じる

 そして、国会ではなく一方的に語れる会見で、「指摘があればその都度、真摯に説明責任を果たす」と大嘘をこく。野党が臨時国会開会を要求するために求めた面会まで、拒否し逃げているのが事実である。

 そんな中、メディアに4億円という金が配られる。それはいったい、どういうことを意味するのか?

※週刊朝日  2017年7月14日号
==================================================================================

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

●レトリックを吹聴する…「政治判断」乱発な最「低」裁を頂点とする裁判所の劣化がニッポンをメルトダウン

2017年07月18日 00時00分35秒 | Weblog


東京新聞の記事【玄海原発3、4号機の再稼働容認 佐賀地裁「安全性欠けず】(http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2017061301001312.html)と、
社説【玄海原発 安心安全はどこにある】(http://www.tokyo-np.co.jp/article/column/editorial/CK2017061402000141.html)。

 《九州電力玄海原発3、4号機…再稼働の差し止めを求めた仮処分申し立てで、佐賀地裁(立川毅裁判長)は…「原発の安全性に欠けるとは認められない」と判断し、差し止めを認めない決定をした》
 《国会の福島事故調査委員長を務めた黒川清氏は「原子力規制委がOKすれば再稼働というレトリック(修辞)はない」と言う。だがそのレトリックに従って再稼働は司法にも次々容認されていく》。


 佐賀地裁の立川毅裁判長の判決文の無責任さ…、裁判官までが核発電「麻薬」中毒患者とはね…。
 原子力「ムラ寄生」委員会の詐称する世界最高水準」の新規制基準を満たしたからと言って何だというのでしょうか? 「「地元」市民「命」より「経済性、経済神話」」を優先、「安全より効率、命より経済」を優先、裁判所までが、そう云った「社会通念」で良いのでしょうか? 3.11東京電力核発電所人災の原因も解明されず、問題は何も解決していないのに、再稼働や核発電輸出しようという神経が分からない。かつて、《国会事故調の黒川清元委員長は「あれだけの事故が起きても日本の社会が変わる気配がない誰も責任を取らない」と指摘》しました。裁判所は、どう責任をとるつもりか? 「政治判断」乱発な最「低」裁を頂点とする裁判所の劣化がニッポンをメルトダウンさせている。三権分立権力分立無き、デンデン王国「裸の王様」アベ様による人治主義国家、独裁国家。

   『●再稼働ありきの「世界最高水準の規制基準」という「世界一の無責任」さ
   『●原発再稼働という恥ずべき選択 ~「新基準は世界一」
           「世界最高レベル」ではなく、「世界一の無責任」~

   『●関西電力の「原発再稼働」への言い訳にさせてはいけない
    「原発の稼働が発電コストの低減になるという関電側の主張も退ける
     極めて多数の人々の生存そのものにかかわる権利と、電気代が
     高い低いの問題とを並べて論じること自体、許されない
と、怒りさえ
     にじませているようだ。経済神話の否定である」
    「大飯再稼働、差し止め命じる 生存と電気代、同列許さず
    「また、生存権と電気代のコストを並べて論じること自体が法的には
     許されない
」ことで、原発事故で豊かな国土と国民生活が取り戻せなく
     なることが「国富の喪失」だと指摘。福島事故は「わが国が始まって
     以来、最大の環境汚染」であり、環境問題を原発推進の根拠とする
     主張を「甚だしい筋違い」と断じた」
    「「極めて多数の人の生存そのものに関わる権利と電気代の高い低いの
     問題とを並べた議論の当否を判断すること自体、法的には許されない

     として、経済活動よりも生存に関わる人格権を優先した」

   『●関電による執行停止の申し立てを却下:  
     相変わらず「「安全より効率、命より経済」を優先」を関電は主張
   『●普通の社会通念: 「安全性の立証責任は電力会社側にあり…
                   原発の安全性の欠如が直ちに人格権侵害」
   『●予想されたこととはいえ、大津地裁山本善彦裁判長の
       「国民の命を守る司法からの重いメッセージ」を破棄…


 第2の森友問題でも、オトモダチ大優遇。オトモダチのオトモダチを最「低」裁判官に…。

   『●アベ様のオトモダチのオトモダチを最高裁判事に任命?  
               「政治判断」乱発の最「低」裁からも忖度?
   『●「ミスター通産省」と「ミスター文科省」: 
       「総理のご意向」に沿う形で、「行政が歪められた」
   『●「自分を窮地に追い込む言論機関への批判投稿を
       見つけだし、「いいね!」と賛同するのは異常…不気味」
   『●アベ様の秋と『官僚たちの夏』: 「「総理のご意向」を
         理由に行政が歪められたことは紛れもない事実」
   『●「有権者はすぐに忘れてしまうとたかをくくって」いるアベ様ら…
                     第三の森友問題を前に御優しい有権者

 何を言っても、核発電「麻薬」中毒患者に聞く耳無し。

   『●衆院原子力問題調査特別委員会設置「助言機関」の助言…
                 核発電「麻薬」中毒患者に聞く耳はあるか?

    《衆院原子力問題調査特別委員会が新設した「助言機関」…質疑では、
     安倍政権が進める再稼働について、事故時の住民避難対策が
     不十分な点を挙げ「原子力規制委員会がOKすれば再稼働していい
     と言うが、そんなレトリックはない」と指摘。規制委の新規制基準
     「世界最高水準」とする政府の説明を批判

==================================================================================
http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2017061301001312.html

玄海原発3、4号機の再稼働容認 佐賀地裁「安全性欠けず」
2017年6月13日 10時59分

 九州電力玄海原発3、4号機(佐賀県玄海町)を巡り、住民ら約230人が再稼働の差し止めを求めた仮処分申し立てで、佐賀地裁(立川毅裁判長)は13日、原発の安全性に欠けるとは認められないと判断し、差し止めを認めない決定をした。

 3、4号機は今年1月、原子力規制委員会の審査に合格した。4月には山口祥義知事が同意を表明し、夏以降、再稼働する見込みになっている。

 決定は、東京電力福島第1原発事故後に定められた原発の新規制基準の合理性を認めた上で、3、4号機の耐震性や配管劣化による重大事故対策にも問題はないとした。
==================================================================================

==================================================================================
http://www.tokyo-np.co.jp/article/column/editorial/CK2017061402000141.html

【社説】
玄海原発 安心安全はどこにある
2017年6月14日

 国会の福島事故調査委員長を務めた黒川清氏は「原子力規制委がOKすれば再稼働というレトリック(修辞)はない」と言う。だがそのレトリックに従って、再稼働は司法にも次々容認されていく

 黒川氏の批判は十二日、衆院原子力問題調査特別委員会で飛び出した。

 九州電力玄海原発再稼働差し止めの仮処分。争点は大きく二つ。

 一つは基準地震動。設計上、それだけの強さの地震に耐え得れば、大丈夫という目安である。

 仮処分を求めた周辺住民側は「その目安は過小評価。それより強い揺れも起こりうる」と主張した。

 もう一つは故障の恐れ、地震の揺れで配管などが破損して、重大事故につながる恐れがあるのでは、という疑問を提起した。

 これらに対し、佐賀地裁は「最新の科学的知見に基づき、合理性がある」と判断。住民側の求めを退けた。

 基準地震動は、数学的に算出される。式の立て方次第で得られる“答え”も変わる。

 例えば、関西電力大飯原発の基準地震動について、島崎邦彦・前原子力規制委員長代理は「過小評価」と訴えている。関電が採用した関係式を用いると、実際より、小さな揺れが算出されるというのである。地震の専門家である前委員長代理の問題提起が、専門家不在の規制委に十分検証されないままで、再稼働は進んでいる

 一方、福島第一原発事故では、津波による被災の前に、揺れによる破損が生じていたとの指摘が根強くある。事故原因は未解明設備を揺れから守るため、どのような対策が必要か、それさえ分かっていないということだ。

 いずれも「科学的合理性」からは、ほど遠い電力事業者側のデータと主張を踏襲した規制委の「基準適合」判断を司法が追認しているだけではないか。「安全」の保証はどこにもない

 原発事故はもう二度と許されない。にもかかわらずそれを動かす根拠としては、合理性そのものを欠く判断と言うしかない。

 ましてや、大洗で起きた日本原子力研究開発機構の被ばく事故の直後である。あの程度の安全認識の下で核物質が扱われ、人が働かされていることに国全体が驚き、あきれ、恐怖さえ感じている

 原発再稼働の可否は、「合理性」はもとより、国民全体の不信や不安も考慮に入れて、総合的に判断されるべきである。
==================================================================================

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

●「あたいはやっちょらん」の叫び!…「だれより責任の重いのが…でっち上げを追認した裁判官」

2017年07月17日 00時00分23秒 | Weblog


東京新聞の社説【大崎事件再審 司法の恥と受け止めよ】(http://www.tokyo-np.co.jp/article/column/editorial/CK2017062902000147.html)。

 《「やってないものは、やってない」-。殺人罪で服役した原口アヤ子さんは一貫して無実を叫んだ。その願いは第三次の再審請求でやっと重い扉を開けた。裁判所は早く無実を認めるべきである》。

 《あたいはやっちょらん》…《だれより責任の重いのが…でっち上げを追認した裁判官》、《鹿児島地裁は証拠開示を認めず、原口さんの無実の訴えに再審の重い扉を開くことはなかった》。
 年老いた原口アヤ子さん…。無慈悲な司法、長年月に渡る放置というか見殺し。司法の「」だ…《原口さんは既に九十歳。三審制でも過去二回の再審請求でも救えなかった。司法界の恥と刻まれる》。


【NNNドキュメント’13/あたいはやっちょらん 鹿児島大崎事件「再審格差」】
http://www.dailymotion.com/video/xytngi_%E3%81%82%E3%81%9F%E3%81%84%E3%81%AF%E3%82%84%E3%81%A3%E3%81%A1%E3%82%87%E3%82%89%E3%82%93-%E9%B9%BF%E5%85%90%E5%B3%B6%E5%A4%A7%E5%B4%8E%E4%BA%8B%E4%BB%B6-%E5%86%8D%E5%AF%A9%E6%A0%BC%E5%B7%AE_news

--------------------------------------------------------------------------------------
あたいはやっちょらん 鹿児島大崎事件「再審格差」
30分枠 放送 : 4月7日(日) 25:20~
ナレーター : 湯浅真由美
制作 : 鹿児島読売テレビ
再放送 : 4月14日(日)11:00~

1979年、鹿児島県大崎町で男性(当時42)が牛小屋の堆肥の中から遺体で見つかった。原口アヤ子さん(85)は一貫して無実を訴えたが、共犯とされた親族の自白が決め手で有罪とされた。やっていない罪を認める訳にはいかないと仮出所の話も断り、判決通り10年間服役。「無実を勝ち取るまで死んでも死にきれない」出所後、原口さんは裁判のやり直し「再審」を求めている。裁判所の勧告で捜査機関の未開示証拠の存在が明らかになり再審無罪が相次ぐ中、鹿児島地裁は証拠開示を認めず、原口さんの無実の訴えに再審の重い扉を開くことはなかった。証拠開示に対するルールがなく、裁判所の「さじ加減」に委ねられている現在の再審制度。34年に渡る1人の女性の戦いの中から「再審の格差」が見えてくる。
--------------------------------------------------------------------------------------

   『●「「3.11」から2年③ 東北復興と壁」
         /『週刊金曜日』(2013年3月15日、935号)について
    「山口正紀さん【裁判長の訴訟指揮も報じるべきだ 大崎事件再審請求】、
     「冤罪は警察・検察だけで作られるものではない。…
     マスメディアにも責任…。だが、だれより責任の重いのが、
     無実の訴えに耳を貸さず、でっち上げを追認した裁判官だろう」」

   『●知らなかった冤罪事件: 鹿児島大崎事件
   『●「飯塚事件」「福岡事件」「大崎事件」
       ・・・・・・に係わる弁護士たちで『九州再審弁護連絡会』発足


==================================================================================
http://www.tokyo-np.co.jp/article/column/editorial/CK2017062902000147.html

【社説】
大崎事件再審 司法の恥と受け止めよ
2017年6月29日

 「やってないものは、やってない」-。殺人罪で服役した原口アヤ子さんは一貫して無実を叫んだ。その願いは第三次の再審請求でやっと重い扉を開けた。裁判所は早く無実を認めるべきである。

 厳しい取り調べにも、原口さんは一度も罪を認めたことはない。例え話であるが「認めれば仮釈放される」などの誘いにも乗ったことはない。事件は鹿児島県大崎町で一九七九年に起きたが、物証はないに等しく、共犯者とされる者たちの証言のみで立証されている。

 知的障害者も含まれる。かつ共犯者も後に証言をひるがえして、原口さんの関与を虚偽であったとしている。それでも原口さんは懲役十年の刑を受け、服役を終えている。どんな証拠によるものだろうか。

 発端は、義理の弟が自宅から一キロ離れた用水路に自転車とともに倒れていた。泥酔していたのだ。村人に引き上げられ、家まで軽トラックで送り届けられたものの、その後、所在不明となった。

 義理の弟は敷地内にある牛小屋の堆肥から死体となって発見された。原口さんの夫らが逮捕された。確定判決では「タオルによる絞殺」である。今回の弁護側は鑑定書を基に「死斑などがなく、窒息死の所見は認められない」と指摘しつつ、「自転車事故による出血性ショック死の可能性が高い」と訴えていた。

 検察から開示されたネガフィルムを基に現像した写真を調べても、遺体の皮膚に変色が見られなかった。つまり、首を絞めて殺害したとする供述は信用できなくなる。弁護側はそう主張した。

 また、第二次再審請求の抗告審で「親族の自白を支えている」と判断された義妹の「共犯者から殺してきたと聞いた」という証言についても、「体験していないことを話している可能性が高い」とする鑑定書を出していた。

 要するに「大崎事件」は人が死んでいたことは事実であるが、殺人事件であったかどうかさえ、あやふやである。確たる証拠は何もないのではないか。死体遺棄のような状態であったから、警察が殺人事件だと思い込んでしまったのではないか。

 たまたま死亡した義理の弟に郵便局の簡易保険を原口さんがかけていたから、事件の首謀者に仕立て上げられたのだろう。原口さんは既に九十歳。三審制でも過去二回の再審請求でも救えなかった。司法界の恥と刻まれる。
==================================================================================

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする