『自然と人間』(2014年8月号、Vol.218)の最新号について、最近のつぶやきから、AS@ActSludge。
最も注目の記事は、今井恭平さん【冤罪を温存し、捜査権力を肥大化させる法制審特別部会の答申案に反対する】。
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■①『自然と人間』(2014年8月号、Vol.218) / 森達也さん【第101回つぶやくニッポンの街角 誰が誰に何を言ってんの?】、「ジョージ・オーウェルの「1984年」を想起する。独裁体制を維持するためには、メディアの管理統制は不可欠だ。だから思わず考える。北朝鮮ではなく日本のメディアの現状と未来を」
■②『自然と人間』(2014年8月号、Vol.218) / 米倉外昭氏【再び戦場にするのか 集団的自衛権と沖縄のリアル】、「基地建設強行と並行して・・・・・・辺野古・・・・・・憤り、恐怖、絶望感が。沖縄を覆っている重なる空気、戦の足音」。それに対して仲井真弘多知事は「僕に聞かれても」(http://blog.goo.ne.jp/activated-sludge/e/924b66875aae851bf607d05a6e347f09)
■③『自然と人間』(2014年8月号、Vol.218) / 山本宗補氏【「日本は原発技術を売らないで下さい」 弾圧に抗して続くインドの原発反対闘争】、「クーダンクラム原発反対の闘い。日本の原発技術の輸出は、住民をいっそう苦しめる結果をもたらそうとしている」。原発輸出なんて恥ずかしいことをしてはいけない(http://blog.goo.ne.jp/activated-sludge/e/fcd660c95373a9cb7adee68bddcbdc17)
■④『自然と人間』(2014年8月号、Vol.218) / 今井恭平さん【冤罪を温存し、捜査権力を肥大化させる法制審特別部会の答申案に反対する】、「「冤罪を生まない司法制度」という原点に立ち返るよう・・・・・・多くの課題(たとえば検察官による不利益上訴の禁止など)とも取り組んでいかなければならない」
■⑤『自然と人間』(2014年8月号、Vol.218) / 樫田秀樹氏【自爆営業を強いる現場の共通点 ――日本郵便、JR東日本・・・】、「「目標」という名のノルマ・・・・・・追い詰められて自殺する社員たち・・・・・・労働組合の力が試されている」。アベ様や竹中平蔵氏、小泉純一郎氏らの目指す社会はマトモと言えるか?(http://blog.goo.ne.jp/activated-sludge/e/230c0c68841aed120390b33a951d9910)
■⑥『自然と人間』(2014年8月号、Vol.218) / 【大谷昭宏の言いたい放題/自民党の奢りか! 不祥事続出の低レベルな地方議会 「ふわっとした民意」でなく「ハッと目覚める民意」こそ必要】、「大阪都構想は絵に描いた餅なのに・・・・・・都構想の設計図に根本的な欠陥があることをよほど隠したいから」
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東京新聞の記事【極限状況 噴き出す差別 被災地の朝鮮学校】(http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/news/CK2014080902000122.html)。
「半年後には「在日特権を許さない市民の会宮城支部」や「北朝鮮に拉致されたすべての人を救う会宮城」などが、仙台市からの約百万円の補助打ち切りを求めて監査請求した。請求は棄却されたが、補助は一三年度打ち切られた」・・・・・・東日本大震災後の仙台市で、そんなことが起きていたなんて、全く知りませんでした。血も涙もない人達である。呆れたねっ。
『●『創(2010年8月号)』読了』
『●「九電本店前ひろば」「経産省前テントひろば」の継続した抗議行動』
『●「九電本店前ひろば」: 「原発推進派」の〝とある暴力集団〟による
嫌がらせ、それに乗っかる警察』
『●〝とある暴力集団〟の警察お墨付きの「自由」は許されるのか?』
『●〝とある暴力集団〟、九電前テント村に現る』
『●「言論の暴力」の一線を超えた暴力を行使する〝とある暴力集団〟』
『●「日本の恥と呼ぶべき存在」』
『●「言論の自由」と、「言論の暴力」をも超える行為』
『●ヘイトスピーチ、自らの言論の自由を狭めている』
『●「放射能と学校給食③」『週刊金曜日』
(2013年6月7日、946号)についてのつぶやき』
『●「真っ当に憲法を考えている政党はどこだ?」
『週刊金曜日』(2013年6月21日、948号)について』
『●情けないオトナ達: コドモへの『はだしのゲン』閲覧制限事件』
『●「ネットとデマと大震災」『週刊金曜日』
(2013年8月30日、957号)についてのつぶやき』
『●「露骨な企業優遇、労働者いじめ」 『週刊金曜日』
(10月11日、963号)についてのつぶやき』
『●「知られざる素顔と「自我作古」 筑紫哲也」
『週刊金曜日』(10月25日、965号)について』
『●「戦争の端緒」と
「表現の自由は他人の自由を侵害したら自由でなくなる」』
『●「消費税増税の悪夢」 『週刊金曜日』
(2014年3月21日、984号)についてのつぶやき』
『●「ぼくらは差別が見えていない」
『週刊金曜日』(2014年5月9日、990号)』
『●「主権在民 創刊1000号」 『週刊金曜日』
(2014年7月18日、1000号)についてのつぶやき』
『●「言葉を鍛える。」 『週刊金曜日』
(2014年8月1日、1002号)についてのつぶやき』
そして、吐き気のするCMLの記事を見ました。最低の人達です。『[CML 033470] 在特会が原発被災者を襲撃します』(http://list.jca.apc.org/public/cml/2014-August/033524.html)によると・・・・・・:
「これまで在日コリアン、滞日フィリピン人、在日中国人を
襲撃してきた在特会が、こんどは福島第一原発事故の
被災者を襲撃すると予告しています。
・・・・・・主催 第2回・プロ避難民を許すな!街宣・・・・・・
・・・・・・と予告しています。
原発被災者を「東電からの賠償金で昼間はパチンコを打ち、
夜は酒を飲み、更に賠償金の増額を求め訴訟を起こしている」
と罵倒しています。
どこまで腐った連中でしょうか!」
本当に「腐った連中」です!!
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【http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/news/CK2014080902000122.html】
極限状況 噴き出す差別 被災地の朝鮮学校
2014年8月9日 朝刊
(救う会宮城の安藤哲夫会長(右)、監査請求書(上)、
校舎の跡地に立つ東北朝鮮初中級学校の
玄唯哲校長(左)=コラージュ
「うちの子どもたちとどう関係があるんですか」。東日本大震災から半月後の二〇一一年三月二十五日朝。仙台市にある東北朝鮮初中級学校の校長だった尹鐘哲(ユンヂョンチョル)(53)は、宮城県庁で、目前に迫った二〇一一年度からの補助金百万円打ち切りを告げられ思わず机をたたいた。
理由は前年十一月の北朝鮮による韓国・延坪島(ヨンピョンド)砲撃への「県民感情」。怒りの後は不安に襲われた。「震災を機に朝鮮学校をなくそうと思っているのか」。最大震度6強に見舞われた仙台市。山の中にある同校も築四十年の校舎が全壊した。
半年後には「在日特権を許さない市民の会宮城支部」や「北朝鮮に拉致されたすべての人を救う会宮城」などが、仙台市からの約百万円の補助打ち切りを求めて監査請求した。請求は棄却されたが、補助は一三年度打ち切られた。
「三陸沿岸部は悲惨な状況。大変な中、朝鮮学校は地震で壊れたのを国の金で撤去した。拉致問題を起こした総連が関わる学校に、なぜ私たちが税金を出す必要があるのか」。救う会会長の安藤哲夫(67)は監査請求の理由をそう説明する。
「絆」という言葉がさかんに使われた震災後の過酷な現実。拉致問題が表面化した〇二年以降、高校無償化からの排除など「これまでにない厳しい時期」と感じていた尹にとっても、二重三重の打撃だった。
◇
「不安や困難に追い詰められた被災地で普段、社会の根底に覆われていたものが噴き出した。やさしさもいたわりももちろん出てきたけれど、無意識のうちに抱え込んできた差別も出てきた」。震災直後、被災地を回った在日コリアン三世の人材コンサルタント辛淑玉(シンスゴ)(55)はそう感じる。
宮城県の避難所で、自分が韓国人であり、外国籍の女性たちを支援に来たことを説明すると「韓国は日の丸焼いてるだろ」と、目の前の男性に罵倒された。「韓国人や中国人が自衛隊員や警察官を殺している」などの風説もささやかれていた。
敗戦直後の在日差別について研究する在日三世の李杏理(リヘンリ)(27)=一橋大大学院=も震災時、仙台と福島の朝鮮学校を支援した。「ヘイトスピーチ(差別扇動表現)は今に始まったことではなく、ほぼ同じ内容のことを敗戦直後から為政者が話していた」というのが持説だが、3・11後の空気の変化も感じている。「震災以前の安定した生活の中にかりそめにもあった社会的寛容が、崩れたように思う」
◇
仙台の東北朝鮮学校は今も校舎再建のめどが立たず、寄宿舎を教室として使う。だが、震災の時、炊き出しなどで支え合ったことをきっかけに、近くの八木山小学校の児童とクラブ活動などでの交流が始まった。同小教頭の門間(もんま)和彦は「震災の時は地域が一体となり助け合った。子ども同士が交流を続けていくのは自然なこと」と話す。現校長の玄唯哲(ヒョンユチョル)(42)も「草の根の交流で、子どもたちが日本社会に溶け込んでいってほしい」との望みは捨ててはいない。 (敬称略、小林由比)
<朝鮮学校> 第2次世界大戦後、日本の植民地下で日本に暮らしていた朝鮮人らが設置。現在全国に71校あり、幼稚園児から高校生まで約7000人が通う。学校教育法では自動車学校などと同じ「各種学校」として都道府県の認可を受けており、国からの補助はない。大阪高裁は7月、2009、10年の京都の朝鮮学校へのヘイトスピーチをめぐる訴訟で「民族教育を軸に据えた学校教育を実施する場として社会的評価が形成されている」との判断を示した。
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東京新聞の記事【自民 国会デモ規制検討 ヘイトスピーチ 街宣対策に併せ】(http://www.tokyo-np.co.jp/article/politics/news/CK2014082802000256.html)。
まず、結論。国会デモとヘイトスピーチとをミソクソにする国会議員の感性に呆れはて、そして、「テロリスト」「状況はコントロールされている」「完全にブロック」「原発事故によって死亡者が出ている状況ではない」という発言も相当に「恥ずかしい」。
『●「数十万人単位のテロリスト」のいる
「そんな国の与党の首脳」が隠蔽法の本音をポロリ』
「国会周辺での大音量の街宣やデモに対する規制も併せて議論する方針を確認した。高市早苗政調会長は・・・・・・」・・・・・・さ~すが、抗議している市民に向かって「テロリスト」呼ばわりする自民党である。ヘイトスピーチとミソクソ(もちろんクソはヘイトスピーチ)にするとは、呆れます。そりゃ、ヘイトスピーチしている人たちは泣いて喜ぶでしょうよ。デモをやっている人達はたまったものではありません。高市氏や自公議員の頭の中身を覗いてみたい。
「高市氏は二〇二〇年の東京五輪開催を見据え「特定の国家や民族を口汚くののしるのは日本人として恥ずかしい」と強調」・・・・・・そりゃ~、相当に恥ずかしいです。その件は、国連にまで恥を曝したのですから。以前別件で、国連の拷問禁止委員会でも・・・・・・:
「日本が行っている死刑や被疑者の長期勾留などにアフリカ・
モーリシャスの委員から、「日本は中世か」と問われたことに対し、
外務省から派遣されている上田秀明人権人道大使が
「shut up!(黙れ!)日本は人権先進国の一つだ。」と発言」
(http://blog.goo.ne.jp/activated-sludge/e/b10639d941800e71bd52f8fb2bf4ce9a)
・・・・・・しておられ、世界中に恥を曝しています。日本の司法制度等は「中世か」とまで呆れられたわけで、さらに上田氏の発言で恥の上塗り。
一方で、国際社会に向かって五輪招致したいがために「状況はコントロールされている」「完全にブロック」とウソ吐きすることや、また、原発を再稼働して原発輸出したいがために福島で苦しむ人々に向かって「原発事故によって死亡者が出ている状況ではない」という寝言をいうことも、これまた相当に「恥ずかしい」。アベ様や高市早苗氏にはその自覚さえも欠けており、「戦時性奴隷」という歴然とした事実が無くなる訳でもない「朝日新聞の記事撤回」を鬼の首でも取ったかのごとく責め立てる前に、自身の発言についての自省の方が重要ではないのか?
『●世界に向けて
「汚染水漏えい問題はない」と言い切ってしまったょ・・・・・・』
『●放射能汚染で「太平洋は終わり」との声が出るほどの
重大事故だというのに、この国は・・・・・・』
『●「開催権返上の決断」:
「完全にブロック」「情況はコントロール」されてはいない我国こそ』
『●東京五輪と東電原発人災の現実:
「現実には放射性セシウムはブロックされず、海を汚し続けている」』
『●東京五輪と東電原発人災の現実: 「ダダ漏れは数字で歴然」・・・・・・』
『●反省なき自民党を体現:
「原発事故によって死亡者が出ている状況ではない」』
『●彼・彼女らに投票した人達は何も感じないのだろうか?』
『●「原発さえなければ」を福島地裁が認定:
原発「事故によって死亡者が出ている状況ではない」という寝言』
『●アベ様の頭は氷やドライアイスでは冷えず:
凍土壁で「完全にブロック」・・・できそうにもない』
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【http://www.tokyo-np.co.jp/article/politics/news/CK2014082802000256.html】
自民 国会デモ規制検討 ヘイトスピーチ 街宣対策に併せ
2014年8月28日 夕刊
自民党は二十八日、「ヘイトスピーチ」と呼ばれる人種差別的な街宣活動への対策を検討するプロジェクトチームの初会合を党本部で開き、国会周辺での大音量の街宣やデモに対する規制も併せて議論する方針を確認した。高市早苗政調会長は「仕事にならない状況がある。仕事ができる環境を確保しなければいけない。批判を恐れず、議論を進める」と述べた。警察庁の担当者は国会周辺での拡声機の使用を規制する静穏保持法に基づく摘発が年間一件程度との現状を説明した。
一方、ヘイトスピーチの規制に関しては新規立法が必要かどうか検討を進める。高市氏は二〇二〇年の東京五輪開催を見据え「特定の国家や民族を口汚くののしるのは日本人として恥ずかしい」と強調した。
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asahi.comの記事【渡辺恒雄・読売会長、秘密法を評価 有識者会議議事録】(http://www.asahi.com/articles/ASG8T465KG8TUTFK004.html?iref=comtop_6_02)。
「座長の渡辺恒雄・・・・・・過去の機密漏洩事件を例に「今後こうした事件が起きた際に適切公平な処理を行う上で非常に役に立つ」と評価」した・・・・・・って、ジャーナリズムの自死、自殺行為ではないだろうか?
『●西山太吉さん: 「特定秘密保護法制の実施機関に
メディアが入っている」非民主国』
小泉純一郎氏でさえが躊躇した『平成の治安維持法』をつくって恥じないアベ様に、メディアが旗振りやるなんて正気??
『●「『平成の治安維持法』をつくった総理」の
非常に危険な思い入れ、それに手を貸す責任』
元記者(?)としての御勤め先・読売新聞なんてのに何の期待もしていないし、「アベ様の犬HK」をはじめとしたマスメディアのダラシナサは知っているが、この件のナベツネ氏はあまりに酷い。当事者の西山太吉さんは・・・・・・「西山氏「特定秘密保護法制の実施機関にメディアが入っている。そんな国が世界のどこにあるか?」 ハルペリン氏「ない」」(『●西山太吉さん: 「特定秘密保護法制の実施機関にメディアが入っている」非民主国』)。
『●ジャーナリズムの矜持無きこんな「公共」放送なんて要らない!』
『●原発再稼働・もんじゅ推進を
無批判に放送できる公正中立な公共放送「アベ様のNHK」』
『●確信犯? ノー天気? 猛毒法に、
座長・渡辺恒雄読売新聞グループ本社会長は断言「・・・賛成だ」』
『●「治安維持法」を止めるために:
「アベ様のNHK」などマスメディアだけに任せてはおれない』
「たかり記者」だった?という描写に御立腹だった読売新聞のナベツネ氏は正気なのだろうか? 本記事中に「渡辺氏は「甘言を弄(ろう)して女性に国家機密を盗ませたのは事実だ」と指摘」した、とあるが国家の言い分そのもので、元記者(ナベツネ氏を本当に記者と呼べるのかは置いておくとして)の物言いとしては如何なものか? ブログ主には、正気には見えないのですが?
『●『運命の人』余話 ~あるフィクサー的政〝界〟記者の反論~』
最後に、アベ様の「首相だった2005~07年時には見ていなかった」というのも白々しい。だって、自分の先輩が命じて「捨てちゃった」んでしょ?
『●『沖縄密約』文書破棄という歴史の冒涜
~「捨てちゃったんだからもういいジャン」の国~』
『●沖縄密約文書:
「捨てちゃったんだからもういいジャン」の国を許す最高裁』
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【http://www.asahi.com/articles/ASG8T465KG8TUTFK004.html?iref=comtop_6_02】
渡辺恒雄・読売会長、秘密法を評価 有識者会議議事録
2014年8月26日06時58分
特定秘密保護法の運用基準と政令の素案を了承した7月の有識者会議の議事録が25日、朝日新聞記者の情報公開請求で開示された。座長の渡辺恒雄・読売新聞グループ本社会長・主筆は過去の機密漏洩(ろうえい)事件を例に「今後こうした事件が起きた際に適切公平な処理を行う上で非常に役に立つ」と評価していた。
7月17日の「第2回情報保全諮問会議」の議事録によると、渡辺氏は、沖縄返還時の日米密約に関する情報を外務省の女性事務官から得た毎日新聞記者が国家公務員法違反罪で有罪となった「西山事件」に言及。渡辺氏は「甘言を弄(ろう)して女性に国家機密を盗ませたのは事実だ」と指摘し、秘密法や運用基準について「これまではこうしたものがなかったから様々な事件が起きた」と語った。
この会議に出席していた安倍晋三首相は議事録によると、機密情報の管理について、「今まで首相である私自体が、しっかりとその仕組みの全貌(ぜんぼう)を知り得ることもできなかった」と主張。西山事件の日米密約の書類も、自身が官房長官、首相だった2005~07年時には見ていなかったとし、「私はそういう書類があったこと、それが何で秘密になっていたかを知っておく必要は当然ある」と述べた。
政府は、今月24日に締め切ったパブリックコメント(意見公募)に寄せられた意見を諮問会議で議論したうえで、秋に運用基準と政令を閣議決定し、12月に秘密法を施行する方針だ。
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asahi.comの記事【原発事故後に自殺、東電に4900万円賠償命令】(http://www.asahi.com/articles/ASG8V0S8SG8TUGTB00Y.html?iref=comtop_6_01)と、
東京新聞の記事【原発避難「うつで自殺」 東電に賠償命令 福島地裁】(http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2014082690143541.html)。
※本判決を下した福島地裁の潮見直之裁判長は「裁判員ストレス裁判訴訟」の裁判長でもあり、そちらは、来る9月30日に判決が出る模様(http://www.nikkei.com/article/DGXNASDG22037_S4A420C1CC1000/)。
「福島県川俣町から避難を強いられ、一時帰宅中に焼身自殺した女性の遺族・・・・・・福島地裁(潮見直之裁判長)は・・・・・・東電に・・・・・・支払いを命じる判決・・・・・・原発事故と自殺の因果関係を認めた判決は初めて・・・・・・遺族側は「山木屋の豊かな自然や温かい交流のあった地域社会などを突然奪われ、うつ状態となり自殺につながった」と主張」・・・・・・「震災さえ」ではなく「原発さえなければ・・・」を福島地裁の潮見直之裁判長は認定した訳だ。
東電はきっと控訴するでしょうね。高裁や最高裁まで行った時、どんな判決が出るのかは分かりません、我国では。でも、現時点では、高市早苗氏らの言う(原発)「事故によって死亡者が出ている状況ではない」というのは誤りであり、寝言であったことが再確認できました。
もう一点、「東電は「(はま子さんの)脆弱(ぜいじゃく)性も影響している」などと争っていた」そうだが、東電は一体どのようにしてそれを証明しようとしたのだろうか? 裁判とはいえ、遺族を再び苦しめなかっただろうか?
『●哀しい遺書: 「原子力さえなければ」』
『●ドキュメンタリー映画『わすれない ふくしま』:
「震災さえ」ではなく 「原発さえなければ・・・」』
『●「「3.11」から2年②原発という犯罪」『週刊金曜日』(2013年3月8日、934号)』
『●「原発さえなければ」「福島の百姓は終わりだ」:
東京電力原発人災と自殺には因果関係あり』
『●終わらない原発人災の影響: 「震災さえ」ではなく 「原発さえなければ・・・」』
『●反省なき自民党を体現: 「原発事故によって死亡者が出ている状況ではない」』
『●自公議員や原子力「推進」「寄生」委員会委員らは「闘うみんな」ではないようだ』
『●彼・彼女らに投票した人達は何も感じないのだろうか?』
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【http://www.asahi.com/articles/ASG8V0S8SG8TUGTB00Y.html?iref=comtop_6_01】
原発事故後に自殺、東電に4900万円賠償命令
2014年8月26日13時25分
東京電力福島第一原発の事故後、政府の指示で福島県川俣町から避難を強いられ、一時帰宅中に焼身自殺した女性の遺族が東電に計約9100万円の賠償を求めた訴訟で、福島地裁(潮見直之裁判長)は26日、東電に約4900万円の支払いを命じる判決を言い渡した。
訴えていたのは、亡くなった渡辺はま子さん(当時58)の夫の幹夫さん(64)ら遺族4人。遺族側の弁護団によると、原発事故と自殺の因果関係を認めた判決は初めて。
はま子さんは原発事故から約3カ月後の2011年6月、川俣町山木屋地区の自宅から福島市に避難した。勤めていた山木屋地区の農場の閉鎖によって仕事を失い、慣れないアパート暮らしで不眠や体重減少に苦しみ、「山木屋に戻りたい」と繰り返した。約3週間後、一時帰宅中の自宅の庭先で焼身自殺した。
裁判では、はま子さんの自殺について、原発事故が原因だと言えるかが争われた。遺族側は「山木屋の豊かな自然や温かい交流のあった地域社会などを突然奪われ、うつ状態となり自殺につながった」と主張。東電は「(はま子さんの)脆弱(ぜいじゃく)性も影響している」などと争っていた。
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【http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2014082690143541.html】
原発避難「うつで自殺」 東電に賠償命令 福島地裁
2014年8月26日 14時36分
(渡辺はま子さんが亡くなった場所付近で、
遺影を持つ夫の幹夫さん=7月、福島県川俣町で)
二〇一一年七月、東京電力福島第一原発事故で避難していた福島県川俣町山木屋地区の渡辺はま子さん=当時(58)=が自殺したのは「避難生活で精神的に追い詰められ、うつ状態になったため」として、遺族が東電に計約九千百万円の損害賠償を求めた訴訟の判決で、福島地裁(潮見直之裁判長)は二十六日、東電に約四千九百万円を賠償するよう命じた。
東電によると、原発事故が原因で自殺したとして東電に賠償を求めた訴訟で、初の判決。夫の幹夫さん(64)ら四人が訴えた。
訴状によると、一一年三月十一日の原発事故で、山木屋地区は四月二十二日、政府による計画的避難区域になった。はま子さんは六月、幹夫さんら家族とともに福島市内のアパートに避難。一時帰宅していた七月一日、自宅敷地内で焼身自殺した。
避難後、顔色が悪くなって食欲がなくなり「生きているうちに戻ることができるだろうか」などと話すようになったといい、原告側は「自宅に戻る見込みが立たず、勤めていた養鶏場も閉鎖され、精神状態が悪化した」と主張した。
東電は「原発事故で強い心理的負担が生じたことは認めるが事故前から睡眠障害で薬を飲んでおり、原発事故以外の原因を考慮するべきだ」として争っていた。
原発事故と自殺をめぐっては、東日本大震災から間もない一一年三月二十四日に自殺した福島県須賀川市の農業の男性=当時(64)=の遺族が賠償を求めた裁判外紛争解決手続き(ADR)で、東電が賠償することで和解した例がある。
(↑ブログ主注: すいません勝手にコピペさせて頂いております
【http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/news/images/PK2014082602100127_size0.jpg】)
◆自殺増加 避難長期化原因か
福島県では、東日本大震災との関連で自殺したと認定される人が増え続けている。集計する内閣府の担当者は「東京電力福島第一原発事故の影響で避難先の生活が長期化しているのが原因ではないか」と分析する。
内閣府によると、福島県の震災関連の自殺者は、統計を取り始めた二〇一一年六月から今年七月までに五十六人。同様に震災で大きな被害を受けた岩手県の三十人、宮城県の三十七人と比べても多く、全国最多だ。福島では一一年に十人、一二年に十三人、一三年に二十三人と、増加傾向が著しい特徴もある。
自殺防止対策について内閣府は「福島県には対策費を多めに配分している」とし、県も相談ダイヤル設置や仮設住宅への相談員派遣などに取り組んでいるが、十分な効果が挙がっていないのが実情だ。
震災関連の自殺と認定されるのは、仮設住宅で遺体が発見されたり、亡くなったのが原発事故の避難者だったりしたケース。ほかにも遺書や遺族の話を基に、震災関連かどうか判断している。
<原発事故と避難> 東京電力福島第一原発事故に伴い、政府は2011年4月22日、福島県内の原発周辺11市町村に避難区域(警戒区域と計画的避難区域)を設定。12年4月からは順次、放射線量が高い順に、帰還困難区域、居住制限区域、避難指示解除準備区域の三つに再編した。避難区域は14年4月に田村市で初めて解除され、現在10市町村で継続中。自主避難を含め今も約12万5000人の福島県民が、県内外で避難生活を続けている。
(東京新聞)
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東京新聞のコラム『筆洗』(http://www.tokyo-np.co.jp/article/column/hissen/CK2014082002000147.html)。
「▼安倍首相は東京五輪の招致演説で「(汚染水の)状況はコントロールされている」と熱っぽく宣言した。しかし、それから一年近くたっても汚染水の制御はままならぬ。現実を冷静に見据えるため頭を冷やすのに、そう多くの氷は必要ないはずだが」・・・・・・さんざん「水増し」しといてそれはないでしょ!?
『●凍土壁で「完全にブロック」どころか、
放射性汚染水を「水増し」する「かき氷作戦」とは呆れる』
東京新聞の記事『福島第一 氷投入での止水失敗 新たにセメント投入へ』(http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/news/CK2014082002000145.html)によると:
「委員からは「すき間が残ったままセメントが固まったりしないか」
「失敗した場合はやり直しがきかないのでは」などの疑問が続出。
「泥縄式でずるずる行きかねない。発想を変えるべきだ」と、
凍結以外の方法に切り替えないと、時間が無駄になるとの指摘」
・・・・・・があったそうだ。あ~まさに「泥縄式」「時間が無駄」。「状況はコントロールされている」「完全にブロック」に程遠い状況が続いていて、アベ様の東京五輪招致(迷)演説が如何に無茶苦茶のウソであったがが、そして、その状況が全く改善されていないことが、またしても露呈。アベ様や原子力「ムラ寄生」委員会に任せていては、全く問題解決の方向には行かず、むしろ、原発再稼働や原発輸出などへと暴走することは明らかなはずなのに・・・・・・。アベ様の頭は膨大な氷やドライアイスでも冷えず、そして、東京電力原発人災は凍土壁で「完全にブロック」・・・・・・なんて、とてもできそうにもない。
『●世界に向けて
「汚染水漏えい問題はない」と言い切ってしまったょ・・・・・・』
『●放射能汚染で「太平洋は終わり」との声が出るほどの
重大事故だというのに、この国は・・・・・・』
『●「開催権返上の決断」:
「完全にブロック」「情況はコントロール」されてはいない我国こそ』
『●東京五輪と東電原発人災の現実:
「現実には放射性セシウムはブロックされず、海を汚し続けている」』
『●東京五輪と東電原発人災の現実: 「ダダ漏れは数字で歴然」・・・・・・』
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【http://www.tokyo-np.co.jp/article/column/hissen/CK2014082002000147.html】
【コラム】
筆洗
2014年8月20日
四百トンの氷。そう聞いてもぴんと来ないが、一辺が一メートルの氷の立方体を積み重ねていけば、高さ四百メートルもの巨大な氷柱となる。そんな想像をするだけで涼感を覚えるほど膨大な氷だ。それほどの氷が使われた現場がある。福島第一原発だ▼今、かの原発では三百二十億円もの税金を投じて工事が進む。1~4号機の周りに千五百五十本の鋼管を地下三十メートルまで打ち込み、零下三〇度の液体を循環させ凍土の壁を地下に築く。そうすれば地下水流入も汚染水漏れも封じ込められる▼だが、この驚くべき大事業を成功させるには、地下トンネルにたまった高濃度の汚染水を取り除かねばならない。この水も凍らせて取り出す作戦に出たが、うまくいかない▼先月末からおとといまでに投入された氷は四百十トンほど。炎天下、防護服を着た作業員が昼夜兼行で取り組んできたものの、汚染水は凍らず、汗まみれで格闘する作業員の被ばく量だけが増えていく▼巨額の税金と作業員の労苦が、炎天下の氷柱のごとく消えていく。涼感どころか薄ら寒さすら覚えるような現実が、そこにはある▼安倍首相は東京五輪の招致演説で「(汚染水の)状況はコントロールされている」と熱っぽく宣言した。しかし、それから一年近くたっても汚染水の制御はままならぬ。現実を冷静に見据えるため頭を冷やすのに、そう多くの氷は必要ないはずだが。
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『週刊金曜日』(2014年8月22日号、1004号)について、最近のつぶやきから、AS@ActSludge。
今週のブログ主のお薦めは、能川元一氏【右派紙の「慰安婦報道批判」のデマ 『朝日』による自社記事検証をどう読むか】。
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■①『週刊金曜日』(2014年8月22日号、1004号) / 「夢とやりがいに潜むワナ キラキラ系業界の裏側 テーマパーク アイドル エステ アパレル ヘアサロン」。落合恵子さん【風速計/コピペ】、「東京新聞・・・・・・時事川柳・・・・・・六十九年 コピペ棒読み 心無し。横浜の永井さん・・・・・・」。魂も心も無きアベ様(http://blog.goo.ne.jp/activated-sludge/e/939aecd1c4501e464b77fb2e11bdc164)
■②『週刊金曜日』(2014年8月22日号、1004号) / 能川元一氏【右派紙の「慰安婦報道批判」のデマ 『朝日』による自社記事検証をどう読むか】、「『産経新聞』など・・「慰安婦」の存在が「捏造」であったことが証明されたかのように騒ぎ立てている・・・・・・「吉田証言」の非重要性・・・・・・右派紙こその日本の恥」
■③『週刊金曜日』(2014年8月22日号、1004号) / 粟野仁雄さん【橋下大阪市長との誘致をめぐる対立の深層 「ハリポタ」人気のUSJにカジノの計画】、「健全な娯楽施設として軌道に乗るUSJにカジノが必要だろうか・・・・・・ハコモノの失敗の尻拭いにさらなる税投入は許せない」。「最後の切り札」!?(http://blog.goo.ne.jp/activated-sludge/e/07968cccb4abad0a01affdd3c37e0b4e)
■④『週刊金曜日』(2014年8月22日号、1004号) / 【佐高信の新・政経外科第10回/「老人たちの勲章」の手配師がしたザンゲ】、「「関電クーデター」・・・・・・関西電力の「2・26事件」とも言われる・・・・・・芦原義重が、側近の副社長、内藤千百里とともに取締役会で解任・・・・・・内藤氏の証言は「勇気ある行為」か」
■⑤『週刊金曜日』(2014年8月22日号、1004号) / 「フクロウの会」阪上武代表・「FoE Japan」満田夏花理事【脱原発で闘う電光石火の二人に聞く〝市民力〟】、「FFTV(フクロウ・FoEチャンネル)・・・・・・日隅一雄・情報流通促進賞の大賞を受賞・・・・・・原発問題の情報を幅広く伝え、政府交渉のプロセスを発信して社会に貢献」
■⑥『週刊金曜日』(2014年8月22日号、1004号) / 【金曜日から】、「▼矢崎泰久さんの新刊『残されたもの、伝えられたこと――60年代に蜂起した文革者烈伝』(街から舎)・・・・・・久野収・小田実など錚々たる個性派15人が登場する。・・・・・・70年代、原発推進一色だった国・企業・学会に対し・・・・・・」
■⑦『週刊金曜日』(2014年8月22日号、1004号) / 【金曜日から】、「・・・・・・果敢なる反対論を唱え続けた物理学者、水戸巌と高木仁三郎は、矢崎さんが物理学とは違うところでのつきあい・・・・・・小出裕章氏のまえがき・・(土井伸一郎)」。
■⑧『週刊金曜日』(2014年8月22日号、1004号) / 内原英聡・兼子章平氏ら【政治家参拝、改憲促す政治団体、排他主義の市民団体・・・・・・〝政教癒着〟象徴する靖国】、「在特会・・・・・・天皇を「国家元首」と位置づけ、これを批判・否定する人々は「殺されて当たり前」と放言し・・・・・・」。表現の自由と言えるか?(http://blog.goo.ne.jp/activated-sludge/e/e4fff2e56d3ac71449d6db42a0892483)
■⑨『週刊金曜日』(2014年8月22日号、1004号) / 土井敏邦氏【イスラエル軍の攻撃が続くパレスチナ自治区・ガザ 行き場を失った避難民の家族】、「現在、こうした避難民は50万人近くいるという・・たとえ「戦争」が終結したとしても、家を破壊された一家に帰る所はない」。それに加担する・・・(http://blog.goo.ne.jp/activated-sludge/e/ad424a115a39a422e1750dc012f1b9d5)
■⑩『週刊金曜日』(2014年8月22日号、1004号) / 取材班【米軍ヘリ墜落から10年、沖縄国際大学で集会】、「学長は・・・・・・「普天間飛行場があり、オスプレイが県内上空を飛行し続ける以上、事故は県内どこかで起こる」と訴えた」。小出裕章さんのお話にも興味を(http://blog.goo.ne.jp/activated-sludge/e/1813a5a17acc82c47446756a2a1d297d)
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東京新聞の6回シリーズ社説【回らない核のサイクル(1) プルトニウムはどこに』(http://www.tokyo-np.co.jp/article/column/editorial/CK2014072802000152.html)、
【回らない核のサイクル(2) プルトニウムの焼却炉】(http://www.tokyo-np.co.jp/article/column/editorial/CK2014072902000170.html)、
【回らない核のサイクル(3) 「青い森」に広がる不安】(http://www.tokyo-np.co.jp/article/column/editorial/CK2014073002000132.html)、
【回らない核のサイクル(4) 大きすぎる万一の危険】(http://www.tokyo-np.co.jp/article/column/editorial/CK2014073102000141.html)、
【回らない核のサイクル(5) 電気代が支える再処理】(http://www.tokyo-np.co.jp/article/column/editorial/CK2014080102000142.html)、
【回らない核のサイクル(6) 村に吹け、新生の風よ】(http://www.tokyo-np.co.jp/article/column/editorial/CK2014080202000163.html)、
【回らない核のサイクル 読者から 私にできることがある】(http://www.tokyo-np.co.jp/article/column/editorial/CK2014081602000147.html)。
内橋克人さんは「原発は『プルトニウムをつくる装置』」だと喝破している。
そして、原燃のやろうとしていることはドブ金だけでなく、とてつもなく危険。
『●「もんじゅ」の知恵ではなく、
「絵に描いた餅」に「一日当たり五千五百万円」!』
『●プルトニウム報告漏れ: 「疑念」ね~?、
目的あっての「隠蔽」??・・・っていうのは穿ち過ぎ???』
『●原子力「ムラ寄生」員会ではなく、「風船爆弾」が
語ることにこそ真実はある ~川内原発再稼働問題~』
『●「原子力は血液」・・・・・・ではなく、「原子力=核」は「麻薬」』
「そんな本州の最果てに一九六〇年代末、巨大開発計画が持ち上がる。高度経済成長の真っ最中、むつ小川原開発は国策・・・・・・推進と反対に二分され、前にも増して六ケ所村は傷ついた。莫大(ばくだい)な核燃マネーが流れ込み、見た目には豊かになった。しかし「進むも地獄、戻るも地獄」と元村議は目を伏せる・・・・・・六ケ所村は政治次第で生まれ変わることもできる。ただし、原発に頼らない国ならば」・・・・・・選択すべきは、少なくとも「進むも地獄」ではなかったはずだ。かといって「戻るも地獄」との二択でもなかったはず。「核燃マネー」に汚染され、「麻薬」中毒にかかり、何が「豊か」を見失っていた。
『●核のゴミと云う地獄:「王様は裸」』
「核燃サイクルという王様は裸で、遠に破綻している。
自民党や電力会社は服を着ていると言ってきたし、
いまだに多くがそう言っている。廃棄物の処理法・場所さへ
決まっていないのに。核燃施設が誘致されなかったら
六ヶ所村は限界集落だった、という発言・・・・・・。行くも地獄、
引くも地獄。でも行く(誘致)地獄の先は、FUKUSIMAの
ような取り返しのつかない大地獄だった訳。限界集落と比べて
どうか? 限界集落という地獄を避けるためには、核関連施設の
誘致しかなかったのか?」
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【http://www.tokyo-np.co.jp/article/column/editorial/CK2014072802000152.html】
【社説】
回らない核のサイクル(1) プルトニウムはどこに
2014年7月28日
ヤマセという冷たい霧が吹き寄せる青森県六ケ所村。
太平洋につながる尾駮(おぶち)沼を馬蹄形(ばていけい)に取り巻いて、日本原燃が運営する核燃料サイクル施設は広がっている。
原燃は、原発を持つ九つの電力会社が出資する民間の事業者だ。
ウラン濃縮から廃棄物処分にいたる関連施設群のうち、人、モノ、カネの約七割を占めるのが、核燃料の再処理工場である。
再処理とは、何だろう。
原発で使用済みのウラン燃料から、再利用が可能な核分裂性のプルトニウムとウランを取り出す作業のことを言う。取り出した燃料で発電を繰り返すのが、核燃料サイクルだ。
燃えかすの燃料棒はプールの中で冷やされたあと、指先ほどに切断し、硝酸に溶かす。次に有機溶媒(油の一種)を使ってプルトニウムとウランを分離する。プルトニウムは硝酸の方へ、ウランは油へと分離されていく。
長崎の原爆は、プルトニウム型である。抽出技術は今も昔も変わらない。
日本は、中曽根・レーガン関係で結んだ日米原子力協定で、核兵器を持たない国では唯一、再処理を認められてきた。
ただし、抽出、精製したプルトニウムの粉末は、一対一の割合でウランを混ぜて保管することになっている。濃度が高いほど、兵器に転用しやすいからだ。
工場内には試験的に抽出された六・七トンのプルトニウム・ウラン酸化物粉末が保管されている。見ることはできないが、黄褐色の粉だという。
国際原子力機関(IAEA)の査察官が数人常駐し、二十四時間体制で監視に当たっている。随所に監視カメラがある。
「日本には核兵器級のプルトニウムはない。原爆数千発分とかいうのは誤りです」と原燃幹部。
保管場所を尋ねると「それは言わない方がいいでしょう…」。
厚い秘密のベールに包まれたプルトニウム。猛毒の熱源その使い道は。
(論説委員・飯尾歩)
【http://www.tokyo-np.co.jp/article/column/editorial/CK2014072902000170.html】
【社説】
回らない核のサイクル(2) プルトニウムの焼却炉
2014年7月29日
本州最北端まで四キロ。一本釣りのマグロで知られ、海峡越しに函館の夜景を望む青森県大間町に、大間原発の建設は進む。
普通の原発とは少し違う。
大間原発は、プルトニウムを混ぜたMOX燃料だけを燃やすように設計された、世界初のフルMOX原発である。年に約一トンのプルトニウムを処理できる。
運営は、電力卸売会社の電源開発(Jパワー)。水力や石炭火力で日本経済を支え、大間は初めての原発だ。だが、今なぜか。
日本原子力研究開発機構が、福井県敦賀市で新型転換炉と呼ばれた「ふげん」の解体を進めている。世界で初めて本格的にプルトニウムを使った原子炉だ。一九七八年から二十五年間運転された。
プルトニウム239の半減期は二万四千年。直接廃棄処分にすれば、数万年単位の管理が必要になる。そこで、それを燃やして半減期の短い、別の死の灰(核分裂生成物)に変えてしまうのが、転換炉の目的だった。MOX燃料の放射線量はウラン燃料より高い。
いわばプルトニウムの焼却炉。燃やしてさらに新たな燃料を生み出す高速増殖原型炉の「もんじゅ」(福井県敦賀市)とは、根本的な違いがある。
当初政府は、小型の原型炉「ふげん」の次の実証炉を大間に造るつもりでいた。
ところが、建設費が巨額で引き受ける電力会社がない。「もんじゅ」は、トラブルが続いたまま。米国は日本に、プルトニウムの蓄積を許さない。国の原子力政策は既に崩壊していた。
Jパワーは二〇〇三年まで、政府出資の特殊法人だった。
「国と電力会社の協力を得てやりなさい-。原子力委員会の決定でした」と、大間駐在の幹部は振り返る。
大間原発は、プルトニウム減らしという新たな国策を背負う。しかしこのまま原発を動かして、再処理も続ければ、追いつける量ではない。これをサイクル(環(わ))と言うのだろうか。
(論説委員・飯尾歩)
【http://www.tokyo-np.co.jp/article/column/editorial/CK2014073002000132.html】
【社説】
回らない核のサイクル(3) 「青い森」に広がる不安
2014年7月30日
核燃料サイクルは本当に回らないのではないか…。六ケ所村のある青森県に不安が広がっている。
日本原燃が六ケ所村で進める核燃料サイクルのうち、要の再処理工場、MOX燃料工場は完成の前に福島で原発事故が起きた。状況は一変した。
「地元のためだけではない。エネルギー資源のない日本に使用済み核燃料を再利用する核燃料サイクルは必要だ。だから長い年月と先人の労苦で立地してきた」と県関係者は変わらぬ決意を語るが、不安は隠せない。
そのひとつが高レベル放射性廃棄物の最終処分場問題だ。
六ケ所村では、フランスなどに使用済み核燃料の再処理を委託して出た核のごみ「高レベル放射性廃棄物」を三十~五十年保管する貯蔵施設がすでに稼働している。むつ市には再処理までの間、使用済み核燃料五千トンを備蓄する施設が建設中だ。
いずれも核のごみを地層深く埋める最終処分場の建設地が決まるまでの中間貯蔵施設と位置付けられる。
現在、国内の原子力発電所などに保管され、再処理を待つ使用済み核燃料は一万七千トンにのぼる。最終処分の候補地は原子力発電環境整備機構(NUMO)が公募してきたが進んでいない。サイクルの中核、高速増殖原型炉「もんじゅ」もトラブルで停止している。サイクルが行き詰まれば、なし崩し的に青森県が最終処分を受け入れさせられるのではないか。
豊かな自然を「青い森」として売り出し、観光にも力を入れる青森県は「最終処分は絶対に受け入れられない。これは県民との約束だ。もし核燃料サイクルが回らないなら、現在貯蔵している高レベル廃棄物も撤去を求める」と断言する。
そうなれば六ケ所村に中間貯蔵されている核のごみさえ行き場を失って宙に浮く。リサイクルどころではない事態が今、直面している現実だ。 (論説委員・安田英昭)
【http://www.tokyo-np.co.jp/article/column/editorial/CK2014073102000141.html】
【社説】
回らない核のサイクル(4) 大きすぎる万一の危険
2014年7月31日
六ケ所再処理工場の約二十キロ南に、軍民共用の三沢空港がある。「北の槍(やり)」との異名を持つ米国空軍が駐留し、F16戦闘機が実戦配備され、大陸へのにらみをきかせている。航空自衛隊や民間航空を合わせた離着陸は、年間四万回以上という。
二〇〇七年には、その三沢基地からF16がイラク戦争に出動し、その一部がアフガニスタン東部で反政府武装勢力タリバンの拠点を攻撃した。
そうなると気がかりなのが、核燃料サイクル施設の航空事故対策、そしてテロ対策だ。
再処理工場の上空は飛行禁止区域になってはいる。それでも、戦闘機の墜落事故対策は福島第一原発事故以前から、安全評価の対象にされてきた。
米国の構造物研究機関で、本物のF16を滑走させてコンクリート壁に衝突させる実験を繰り返し、主要建屋の天井や壁の厚さは一・五メートルと、原発よりも厚くした。
しかし、実験では爆弾を積んでいたわけではなく、墜落事故への効果も定かでない。
テロへの備えは、どうか。
日本原燃は特別に武装した警備員の配備について「いるともいないとも言えません」(広報部)。
仏のラアーグの再処理工場は対空ミサイルを備えている。一九七五年、英国原子力公社の再処理施設は、軽機関銃などで武装していることが明らかになった。
その後の公聴会で市民団体などから、「このままでは、核の管理機関に強力な権限が与えられ、市民生活にさまざまな制限が課される『プルトニウム社会』の到来は避けられない」との声が強まった。
保安対策の強化などにより、六ケ所再処理工場の建設費は二兆円超と、当初の三倍に膨らんだ。原子力規制委は稼働の条件に、航空機の墜落やテロ対策のさらなる強化を求めている。そこにプルトニウムがある以上、対策に限りはないようだし、核拡散の恐れはつきまとう。
(論説委員・飯尾歩)
【http://www.tokyo-np.co.jp/article/column/editorial/CK2014080102000142.html】
【社説】
回らない核のサイクル(5) 電気代が支える再処理
2014年8月1日
青森県六ケ所村で核燃料サイクル施設を運営する日本原燃には、展望タワーのある三階建てのPRセンターがある。
地上二十メートルの展望ホールから広大な施設の全景を眺めたあと階下へ下りると、パネルや映像、大型模型でプルトニウムを取り出す再処理工程など、核燃料サイクルの流れを模擬見学できる。予約すればスタッフが案内してくれる。見学者は施設の安全性を見せつけられるが、日本原燃という企業の実態は見えない。
日本原燃株式会社は一九九二年の設立で、資本金四千億円、売上高二千九百億円。二千五百人の従業員がいる大きな会社だ。八十五社が出資し大株主は東京電力、関西電力、中部電力など電力九社。原発から出るプルトニウムなどの核廃棄物を再処理するため、電力会社が共同で立ち上げた。
不思議なのは二兆円もかけて建設した本業の再処理工場が稼働していないのに、九十億円の経常利益が出ている点だ。実は再処理の稼働を前提に、電力会社が巨額の資金を毎年「基本料金」としてつぎ込み、経営を支えている。その資金は消費者が電気料金で負担している。政府系金融機関も融資しており、政府が推進してきた「国策民営」会社の姿がここにある。
四月、政府がエネルギー基本計画を発表すると、多くの関係者は「核燃料サイクル」をめぐる政府方針に変化の兆しを感じ取った。
最優先は福島の原発事故対応で、核燃料サイクルは後回しにならざるを得ない。プルトニウムを使う高速増殖炉は実用化にはほど遠い。経済性や核不拡散、安全性を重視すると、六ケ所村での「再処理」よりも、使用済み核燃料を容器に入れて安定した地層に埋める「直接処分」が有利-との見方が徐々に強まっているのだ。そうなれば再処理工場も日本原燃も無用の長物になる。
日本原燃は二〇一四年、七十五人の新入社員を採用した。しかし再処理か直接処分か、出口は見えない。
(論説委員・安田英昭)
【http://www.tokyo-np.co.jp/article/column/editorial/CK2014080202000163.html】
【社説】
回らない核のサイクル(6) 村に吹け、新生の風よ
2014年8月2日
あるのは原野だけだった。海からヤマセ(東風)が吹きすさぶ。農業には向いていない。戦後、中国東北部から再入植した開拓民の労苦はしのぶよしもない。
そんな本州の最果てに一九六〇年代末、巨大開発計画が持ち上がる。高度経済成長の真っ最中、むつ小川原開発は国策だった。
太平洋ベルト地帯に集中し過ぎた重化学工業を分散させるため、青森県六ケ所村を中心に、日本最大のコンビナートを造るという。開発か、農業・漁業か。地域は割れた。
政府と県の強い働き掛けを受けて、村は結局、計画を受け入れた。
ところが、七一年のニクソンショック、続く石油ショックが高度成長の流れを止めた。企業は来ない。代わりに持ち上がったのが、核燃料サイクル施設の建設だった。
政府と県は、過疎地に再び国策を押しつけるようにして、頓挫した巨大開発計画のツケを回してきた。推進と反対に二分され、前にも増して六ケ所村は傷ついた。
莫大(ばくだい)な核燃マネーが流れ込み、見た目には豊かになった。しかし「進むも地獄、戻るも地獄」と元村議は目を伏せる。
新たなその国策が、またも激しく揺れている。
福井県敦賀市の高速増殖原型炉「もんじゅ」は、使用済み核燃料から抽出したプルトニウムを燃やして増やす、核燃料サイクルの要である。それが長年トラブル続きで、実用化にはほど遠い。
政府は半減期の短い、別の核物質に転換するための高速炉に改造するという。そうなれば、プルトニウムを取り出す再処理工場の役目は終わり、核のごみだけが残される。個々の施設はしばらく残る。だが核燃料サイクルの輪は既に寸断されている。
強いヤマセが吹く青森県は、風力による発電能力が日本一、原発〇・三基分になる。
例えば、大間原発の電力を全国に送り出すために建設中の送電網(大間幹線)などを拡充し、再生可能エネルギーの一大拠点に再び生まれ変われないか。雇用の維持も可能だろう。
六ケ所村は政治次第で生まれ変わることもできる。ただし、原発に頼らない国ならば。
(論説委員・飯尾歩)=おわり
◆ご意見、ご感想をお寄せください。〒460 8511(住所不要)中日新聞論説室、ファクス052(221)0582へ。
【http://www.tokyo-np.co.jp/article/column/editorial/CK2014081602000147.html】
【社説】
回らない核のサイクル 読者から 私にできることがある
2014年8月16日
今回もたくさんのご意見、ご感想、そしてご示唆をいただきました。ありがとうございました。
青森県三沢市の「核燃料サイクル阻止一万人訴訟」原告団の山田清彦事務局長からは、さまざまなご指摘をいただきました。
青森県六ケ所村の再処理工場では、核兵器に転用しにくくするために、プルトニウムにウランを混ぜて保管することになっている。それでも核爆弾への加工は約二週間で可能。
米軍三沢基地では、ミサイルの破壊に当たる電子攻撃機グラウラーが配備。沖縄の負担軽減のためにF18戦闘機による射爆撃訓練が常態化するなど、核燃料サイクル施設が大事故に巻き込まれる恐れは、高まっている。
再処理施設を運営する日本原燃の経営資金は「消費者が電気料金で負担している」のではなく、「電気料金に上乗せされて取られていると言ってほしい」-。
東京都町田市の浅生忠克さん(69)は、下北半島の六ケ所、大間、東通を三度ほど回ったことがあるそうです。「荒涼の大地。国策にひかれて核関連施設立地に傾いていった事情は、現地に立てばコトバもなくワカルしかないわけで…」というのが、その時の感想でした。
「ふだん都会の便利な暮らしに浸りきっている者が、訳知り顔に『原発や核のマネーに頼るな』とはいえません。代替案がなければ安易にものいうべからず」と、これまでは、沈黙を守り続けていたそうです。しかし今回、「下北半島で風力発電に活用できそうな土地の総面積と、そこで可能な総発電量の試算を、専門家の方にしていただいた上で、東北電力に採用を提案したい、と考えます」と、声を上げることにしました。
国策といえば、安倍政権がトップダウンで進める集団的自衛権の行使容認に、国策としての核燃料サイクルを重ね合わせて、歴史が巻き戻されつつあるのではないか、と不安視する声も目立ちます。
川崎市多摩区の浜本さだ子さんは「青森県の核の歴史をはじめて知りました。(中略)同じ道を逆もどりしている政権のやり方を肌で感じる八十二歳です。今くい止めねば、間にあわない。(中略)私もできることをやります」
むろん、そんなサイクル(繰り返し)は、許されません。
(論説委員・安田英昭、飯尾歩)
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東京新聞のコラム【私説・論説室から】シビリアンの戦争』(http://www.tokyo-np.co.jp/article/column/ronsetu/CK2014073002000134.html)。
『●「積極的平和主義」の本性、つまり「死の商人」「そういうビジネス」』
『●戦争屋による憲法違反の「集団的自衛権」閣議決定・・・
「やめろと言わないのは“許した”のと同意」』
『●憲法違反を犯しつつ壊憲する愚な・・・・・・
「原理原則の無い国」「悪魔の島」』
『●野中広務氏「憲法があり、9条があったからだ」・・・・・・
自公議員や翼賛野党議員への痛烈批判』
『●戦争できる国にしたくてしょうがないらしい・・・アベ様に一番に戦場へ』
『●「人殺し」なんぞには行かせたくない』
「安倍晋三首相は政府の憲法解釈を変えて海外での武力の行使に道を開き、国会もそれを止められない。軍部は暴走する、は歴史の教訓だ。シビリアンコントロール(文民統制)こそが誤った戦争を阻むと信じられてきた。しかし、シビリアンの暴走癖もまた、見過ごせない」・・・・・・。
「積極的平和主義」なアベ様というciviliUNcontrol。Civilian uncontrol。主権在民どころか、俺様なアベ様は違憲な閣議決定で壊憲する始末、それを許す国会、自公投票者。この国はunder controlでもないし、out of controlなアベ様に目茶目茶にされている。
ブッシュ(パパブッシュのドラ息子の方)はなぜ靴を投げつけられたのか、なぜ「犬」と蔑まれたのか?、自公投票者の皆さんはよく考えた方が良い。
『●『松下竜一未刊行著作集3/草の根のあかり』読了(2/2)』
「・・・ブッシュ大統領めがけて、イラク人記者が靴を片方ずつ
投げつけたのです。・・・「イラク人からのさよならのキスだ、犬め」、
「これは夫を亡くした女性や孤児、殺されたすべての人のためだ」
といいながら投げた・・・一般にイスラム世界では「犬」と
呼ぶのも靴を投げつけるのも「最大級の侮辱」だということです」
『●靴を投げられたブッシュ氏のいま』
「大統領だった当時、靴を投げつけられるという屈辱を受けた
ブッシュ氏。大量破壊兵器を捏造してまでイラクに侵略したブッシュ氏」
『●『松嶋×町山 未公開映画を見る本』読了』
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【http://www.tokyo-np.co.jp/article/column/ronsetu/CK2014073002000134.html】
【私説・論説室から】
シビリアンの戦争
2014年7月30日
国際政治学者、三浦瑠麗さんが著した「シビリアンの戦争」(岩波書店)という本を読み始めて、二〇〇二~〇五年の米国ワシントン勤務時代を振り返っている。
イラク戦争前、ブッシュ政権によって米国民のみならず、日本政府を含む国際社会がイラクに大量破壊兵器があると信じ込まされていた(後に大うそだと分かったのだが…)。
軍人出身のパウエル国務長官ら政権内部や米軍首脳部にあった慎重論は退けられ、開戦に突き進む。米連邦議会も結局、対イラク武力行使の権限を大統領に与えてしまう。
開戦に前のめりだったのは軍ではなく、大統領やチェイニー副大統領らシビリアン(文民)であり、シビリアンたる議会も、誤った戦争を阻止できなかった、という構図だ。
全く同じではないが、当時の状況が今の日本と重なって見えて仕方がない。「集団的自衛権の行使」容認問題である。安倍晋三首相は政府の憲法解釈を変えて海外での武力の行使に道を開き、国会もそれを止められない。
軍部は暴走する、は歴史の教訓だ。シビリアンコントロール(文民統制)こそが誤った戦争を阻むと信じられてきた。しかし、シビリアンの暴走癖もまた、見過ごせない。
私たち有権者が声を上げなければ、シビリアンは時として有権者をだましてでも、暴走し始める。「こんなはずじゃなかった」と後悔してからでは遅い。 (豊田洋一)
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『マガジン9』の記事【三上智恵の沖縄撮影日記〈辺野古・高江〉 第3回「もはや戦場だ」~8月14日、ついに辺野古は包囲された~】(http://www.magazine9.jp/article/mikami/14204/)。
「船長の誇りを散々傷付けた挙句、海難救助ということなら助ける、と念を押してきた。海猿たちはプロだ・・・・・・国に逆らうものはこうなるぞ、と言わんばかりだった。海の安全を守るはずの彼らは、基地を作りたい政府の手先になり、反対運動を恫喝する役割」・・・・・・マンガや映画等で喧伝されている誇り高き「海猿」の実像は、番犬様の飼い主「アベ様のイヌ」だったわけです。
そして、今や辺野古の海は「戦争」「戦場」。アーサー・ビナードさんの別の発言(『森住卓のフォトブログ』の【2014年08月15日 海上保安庁法的根拠無く平和丸を拘束する。】、http://mphoto.sblo.jp/article/102426760.html):
「座り込みテントで詩人のアーサービナードさんの姿を見つけた。
再会を喜んだのもつかの間、彼の目が辺野古沖に向けられた。
「8月15日どこでこの日を迎えるか?とても重要なこと。
なにが終戦記念日だよ。沖の風景を見ろよ。
沖縄が日本政府の攻撃にさらされている。
もう、この風景は戦争だよ。」
と怒りをあらわにした」
辺野古で何が起きようが、京都や広島で何が起きようがお構いなしに夏休みを満喫して遊びほうけるアベ様、「ワシャ知らん」を決め込む仲井真弘多県知事、アベ様同様「差別性の極み」を続ける番犬様・米軍・・・・・・そして、沖縄の海を保安するどころか破壊し、危険に晒す「アベ様のイヌ」・海上保安庁。
『●国外移設どころか、やはり辺野古埋立承認へ:
2010年11月の沖縄知事選の予想が現実に』
『●2010年11月の沖縄知事選の選択はやはり誤りだった
~そうさせた「本土」の重い責任~』
『●稲嶺進氏が名護市長選圧勝:
「安倍政権はそれでも埋め立てを強行できるのか?」』
『●「辺野古の海を守ろう」:
アベ様の「政権が抱える差別性の極み」に屈せずに』
『●丸腰市民へ掃海母艦派遣・・・アベ様豪語「最高の責任者は私だ。
・・私たちは選挙で国民の審判を受ける」』
『●番犬様の(ウラアリな)オモテナシは随分とお高い』
『●「辺野古の海を守ろう」:
アベ様の「政権が抱える差別性の極み」に屈せずに』
『●辺野古移設推進の仲井真弘多氏や丸腰の市民に
掃海母艦を派遣するようなアベ様を支持してはいけない』
『●米軍の「差別性の極み」:NNNドキュメント’14
『続・放射線を浴びたX年後 日本に降り注いだ雨は今』』
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【http://www.magazine9.jp/article/mikami/14204/】
三上智恵の沖縄撮影日記〈辺野古・高江〉
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沖縄・普天間基地へのオスプレイ配備をめぐる抵抗運動の様子や、新たな米軍基地建設計画が進む沖縄本島北部・東村高江の住民たちの闘いを描いたドキュメンタリー映画『標的の村』を撮影した三上智恵さん。辺野古や高江の 現状を引き続き記録するべく、今も現場でカメラを回し続けています。その三上さんが、本土メディアが伝えない「今、何が沖縄で起こっているのか」をレポートしてくれる連載コラムがスタートです。毎週連載でお届けします。
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第3回
「もはや戦場だ」~8月14日、ついに辺野古は包囲された~
一夜明けると、海を埋め尽くす大船団が大浦湾に展開していた。
「これじゃあ沖縄戦だ」
明け方、大川から大浦湾に猛スピードで入っていた私は、フロントガラスから飛び込んで来た海に浮かぶ黒い海保の大船団に胸が潰れそうになった。
8月14日の光景は一生忘れないだろう。
私だけではない。 これを、沖縄戦開始を告げる1945年3月の光景とダブらせた人は多い。
翌15日には、水平線に連なる大型の海保の巡視艇、海保のボート、警戒船、合わせて86隻までは数えた。
島は、再び力ずくで包囲された。少なくとも辺野古沖は「占領」されたのだ。
2004年も、海のボーリング調査を巡って、防衛局の監視船が作業員の船を守るといいながら、反対運動の船と激しくやりあった。
防衛局の船を操船するのは、雇われた辺野古の漁師たちだ。基地を止めたい人々は、海人と闘いたくはなかったが、仕事の邪魔をする市民に対し、海人も容赦なかった。
しかし、クレーンを積んだ大型の台船がやって来た時、それを止めようと飛び込んだ市民を間一髪、下敷きになる前に救い上げたのも、海人だった。
そこには、対立の中にも、島で生きる人間同士を繋ぐ何かが存在していた。
今回、直接反対する人を押さえつけるのは海上保安庁に代わった。
もう、海人は前線に立たない。それは、両者を知る私たち地域人としては本当にほっとする。
海猿たちのほとんどは県外だが、中にもうちなんちゅはいる。
物々しい海上。
キャンプシュワブからは、赤い数珠繫ぎのウキがスルスルと引き出されて行き、海を囲い込んだ。 黄色いブイも打たれた。
様子を見ようとすると、工事区域にも、提供水域にも入っていないのに、海保のボートが過剰に制止する。一時、反対運動の要になる平和丸は14隻に囲まれ身動き出来なかった。
下の動画で左側の水面に出てくるのが、海を分断する赤いウキである。
15日には、平和丸が海保に拿捕。
定員13人が目一杯乗っている上に、海保の職員が次々乗り移ってきて、抵抗もしていない船長を2人掛かりで押さえつけ、確保されてしまった。
提供水域でもなく、理由の説明を求めても答えず、実力行使あるのみ。
やがて、大雨と雷で、小さい屋根しかない平和丸の船上に危険が迫り、いつもの平島の内側を通って港に帰ろうとしたところ、海保の船が立ちはだかった。
「今日からここは通れません!」
沖を回ればリーフから出てしまい、さらに波も風も当たる。
安全のために通してくれと言っても聞かなかったので、やむなく外を回ると案の定、悪天候で視界はゼロに。
立ち往生しているところに海保が現れた。
船長「岸はどちらですか? それだけでいいから教えて下さい」
海保「船長さんならわかるのでは?」「そんなことで12人の命を預かるとは、無責任だ」
船長の誇りを散々傷付けた挙句、海難救助ということなら助ける、と念を押してきた。
海猿たちはプロだ。訓練も受け、GPSも無線も装備している。島の未来のために止むに止まれず四級船舶の免許を取り、海に出た素人たちに恥をかかせて楽しいのだろうか。
結局、海難救助で曳航され、事情聴取をうけ、乗組員の住所氏名を記録される。国に逆らうものはこうなるぞ、と言わんばかりだった。
海の安全を守るはずの彼らは、基地を作りたい政府の手先になり、反対運動を恫喝する役割を演じている。
戦場の島に戻りたくない、ここは譲れないんだとメガホンで叫ぶ言葉に対し「工事区域に入ると危険です。それ以上近づくと、処置します」とだけ繰り返す。サングラスをかけたロボットのように。
そして、2004年、2005年と海の上に座り込んで止めてきたボーリング調査の掘削が17日、ついに開始された。
私は絶望感に襲われていたが、詩人のアーサー・ビナードさんが私にこう言った。
「沖縄戦、みたいね。でも、まだ戦争じゃない。まだ埋めたても始まってない。8月6日の原爆で言えば、僕たちは今8月5日にいる。8月5日なら歴史は変えられる」
笑顔のアーサーさん。その奥の海には黒い船影が連なっている。
圧力を前にしても、冷静で前向きな思考ができる能力。それこそが、今の私に一番必要だ。
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三上智恵(みかみ・ちえ): ジャーナリスト、映画監督/東京生まれ。大学卒業後の1987年、毎日放送にアナウンサーとして入社。95年、琉球朝日放送(QAB)の開局と共に沖縄に移り住む。夕方のローカルワイドニュース「ステーションQ」のメインキャスターを務めながら、「海にすわる~沖縄・辺野古 反基地600日の闘い」「1945~島は戦場だった オキナワ365日」「英霊か犬死か~沖縄から問う靖国裁判」など多数の番組を制作。2010年には、女性放送者懇談会 放送ウーマン賞を受賞。初監督映画「標的の村~国に訴えられた沖縄・高江の住民たち~」は、ギャラクシー賞テレビ部門優秀賞、キネマ旬報文化映画部門1位、山形国際ドキュメンタリー映画祭監督協会賞・市民賞ダブル受賞など17の賞を獲得。これまで300回を超える自主上映活動が続いている。現在、次回作の準備を進めている。
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三上智恵監督新作製作のための
製作協力金カンパのお願い
沖縄の基地問題を描く、三上智恵監督新作の製作を来年の2015 年完成を目標に開始します。製作費確保のため、皆様のお力を貸してください。
◎製作協力金10,000円以上、ご協力いただいた方(もしくは団体)は、映画HPにお名前を掲載させていただきます。
◎製作協力金30,000円以上、ご協力いただいた方(もしくは団体)は、映画エンドロール及び、映画HPにお名前を掲載させていただきます。
※掲載を希望されない方はお申し込みの際にお知らせ下さい。
■振込先
郵便振替口座 00190-8-513577
名義:三上智恵監督・沖縄記録映画を応援する会
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『DAYS JAPAN』(http://www.daysjapan.net/)の最新号について、最近のつぶやきから、AS@ActSludge。大変に遅くなってしまいましたが。
ブログ主のお薦め記事は、【実測・放射能汚染地図 福島県二本松市 学校と通学路、子どもが集まる場所】。ツイッター上でも広がっていましたが、かなり衝撃的ですのでご覧になってみて下さい。
『●広河隆一さん『DAYS JAPAN』の編集長公募』
『●『DAYS JAPAN』(2014,FEB,Vol.11,No.2)・・・』
『●「ブラジルW杯の表と裏」 『週刊金曜日』
(2014年6月20日、996号)についてのつぶやき』
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■①『DAYS JAPAN』(2014,AUG,Vol.11,No.8) / 「広河隆一責任編集◎世界を視るフォトジャーナリズム月刊誌」「人々の意志が戦争を止める日が必ず来る」「一枚の写真が国家を動かすこともある」。分厚い「別冊特集112ページ!! 福島の母 44人の証言」が同封
■②『DAYS JAPAN』(2014,AUG,Vol.11,No.8) / ジョン・ムーア氏【ToPICs日本/殺されるのは市民だ――戦場で、日本が加害者になる日】、「自衛隊が他国の戦闘に加わり、市民をも殺害することに――」。「「ハタ」を打ち振り、「ウタ」を唱和し、「バンザイ」しながら、子どもたちに「人殺し」優待券」を送る国に逆戻り(http://blog.goo.ne.jp/activated-sludge/e/c5aecf5f3f80e3bdca64d1b8b6603ed0)
■③『DAYS JAPAN』(2014,AUG,Vol.11,No.8) / 【実測・放射能汚染地図 福島県二本松市 学校と通学路、子どもが集まる場所】、「通学路で遊ぶ小学生 校庭でクラブ活動も」。そこに住まざるを得ない、インタビューに応じて下さっている父母の言葉に胸が塞がれる思い・・・
■④『DAYS JAPAN』(2014,AUG,Vol.11,No.8) / 話/福島在住者、および避難した母親 インタビュー/広河隆一さん【母親たちの本音座談会 「ここで育てて大丈夫?」】、「風評被害と放射能被害どっちが深刻? 広河・・・・・・鼻血騒動・・・・・・双葉町や福島県などは、「そんな話は聞いたことがない。・・・・・・」」
■⑤『DAYS JAPAN』(2014,AUG,Vol.11,No.8) / 話/福島在住者、および避難した母親 インタビュー/広河隆一さん【母親たちの本音座談会 「ここで育てて大丈夫?」】、「「・・・・・・鼻血を出すような子供はいない」と言っていますが、本当ですか。 母A(福島市から参加) 噓です。私の甥っ子も毎日のように鼻血を出しています」。(http://blog.goo.ne.jp/activated-sludge/e/d40dbca0e61087e74b10d07279420d95)
■⑥『DAYS JAPAN』(2014,AUG,Vol.11,No.8) / 斎藤美奈子さん【OUTLOOK 集団的自衛権の行使が腹立つ理由、疲れる理由】、「為政者の一存でテキトーに決められていくという(まるで1940年代のような)事態を目の当たりにすると絶望的な気分になる」
■⑦『DAYS JAPAN』(2014,AUG,Vol.11,No.8) / 斎藤美奈子さん【OUTLOOK 集団的自衛権の行使が腹立つ理由、疲れる理由】、「最大の問題は現政権にはマトモナ理屈が通じないことなのだ」。しかも、「最高の責任者」アベ様のオツムの中身がこれですから・・(http://blog.goo.ne.jp/activated-sludge/e/eb598bcca2d6b1c62eab7ee8f052baa8)
■⑧『DAYS JAPAN』(2014,AUG,Vol.11,No.8) / 斎藤美奈子さん【OUTLOOK 集団的自衛権の行使が腹立つ理由、疲れる理由】、「反対派の失敗は、屁のような彼らの理屈をマトモに検討しようとしたことかもしれない・・・・・・彼らには言葉も理屈も通じないのだ」。皿まで喰ってはいけない(http://blog.goo.ne.jp/activated-sludge/e/1fae104e31cc0d324373f3514418d4af)
■⑨『DAYS JAPAN』(2014,AUG,Vol.11,No.8) / 斎藤美奈子さん【OUTLOOK 集団的自衛権の行使が腹立つ理由、疲れる理由】、「安倍政権はサルの内閣・・・・・・いや、サルだとちょっと賢すぎるか。じゃあイカでいいや。・・・・・・イカにヒトの言語は通じない。論理も通じない。むろん国家の運営など任せられるわけがない」
■⑩『DAYS JAPAN』(2014,AUG,Vol.11,No.8) / 斎藤美奈子さん【OUTLOOK 集団的自衛権の行使が腹立つ理由、疲れる理由】、「イカが相手での戦いでは、疲弊するのが当たり前。イカをいかにして排除するか。いかにしてヒトの手に政治を取り戻すか。日本の政治のレベルはもうそこまで行っている」
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東京新聞の記事【首相 「不戦の誓い」今年もなし 69回目終戦記念日 戦没者追悼式】(http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2014081590135749.html)。
「安倍晋三首相は式辞で「世界の恒久平和に、能(あた)うる限り貢献する」と述べたが、昨年と同様、歴代首相が表明していたアジア諸国に対する加害と反省や、「不戦の誓い」の言葉はなかった」・・・・・・「戦争できる国へ」という信念を貫くアベ様。その辞書には、きっと「不戦の誓い」や「反省」、「平和憲法」なんて言う言葉は無い。「「ハタ」を打ち振り、「ウタ」を唱和し、「バンザイ」しながら、子どもたちに「人殺し」優待券を贈る」アベ様をはじめとした自公議員、翼賛野党議員に投票している人たちは一体何を考えているのだろうか?
『●いろんな意味で疲れます・・・住民基本台帳活用と
アイドルによる「番宣」で「果てしない夢」へGO!』
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【http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2014081590135749.html】
首相 「不戦の誓い」今年もなし 69回目終戦記念日 戦没者追悼式
2014年8月15日 13時57分
(全国戦没者追悼式で黙とうされる天皇、皇后両陛下
=15日正午、東京都千代田区の日本武道館で(佐藤哲紀撮影))
六十九回目の終戦記念日を迎えた十五日、政府主催の全国戦没者追悼式が日本武道館(東京都千代田区)で開かれ、天皇、皇后両陛下、遺族約四千七百人らが戦争の犠牲者約三百十万人の冥福を祈った。安倍晋三首相は式辞で「世界の恒久平和に、能(あた)うる限り貢献する」と述べたが、昨年と同様、歴代首相が表明していたアジア諸国に対する加害と反省や、「不戦の誓い」の言葉はなかった。
集団的自衛権行使を容認する七月の閣議決定後、初の追悼式。首相は式辞で「戦没者の貴い犠牲の上に、私たちが享受する平和と繁栄がある。そのことを片時たりとも忘れない」と述べた。
「歳月が流れても、変えてはならない道がある。今日は、その平和への誓いを新たにする日だ」と強調したが、戦争の反省を踏まえた「不戦の誓い」や、アジア諸国に多大の損害と苦痛を与えたことへの「深い反省」には触れなかった。
アジア諸国への加害と反省は、一九九四年の式典で当時の村山富市首相が読み上げて以降、第一次安倍内閣での安倍首相を含め、歴代首相が踏襲してきた。「不戦の誓い」も例年読み上げられてきた。安倍首相は昨年の式辞でもこれらに触れず、批判を受けていた。
首相は、七月に南太平洋のパプアニューギニアを訪問したことにも触れ、「いまだ故郷への帰還を果たされていないご遺骨のことも決して忘れない」と遺骨収集に意欲を示した。昨年の式辞と、部分的には同じ表現が盛り込まれていた。
追悼式には衆参両院議長や最高裁長官らも参列。首相の式辞後、正午の時報と同時に、参列者全員が黙とうをささげた。
天皇陛下は「戦争の惨禍が再び繰り返されないことを切に願い、世界の平和とわが国の一層の発展を祈ります」とお言葉を述べられた。
また、遺族代表の牧野笑子(えみこ)さん(88)=愛知県豊橋市=は「過去の悲惨な戦争から学んだ教訓と平和の尊さを次の世代にしっかりと伝え、この悲しい歴史を二度と繰り返さないことを誓います」と追悼の辞を述べた。
遺族の高齢化が進んでおり、参列予定者のうち戦没者の妻は十九人(0・4%)だけで、多くは戦没者の子どもや兄弟姉妹、孫。最年長者は神奈川県の難波いそさん(百歳)、最年少は鹿児島県の福田鈴(りん)さん(7つ)。
◆首相の式辞全文
天皇、皇后両陛下のご臨席を仰ぎ、戦没者のご遺族、各界代表、多数のご列席を得て、全国戦没者追悼式を、ここに挙行致します。
祖国を思い、家族を案じつつ、戦場に倒れられたみ霊(たま)、戦禍に遭われ、あるいは戦後、遠い異郷に亡くなられたみ霊、いまその御前にあって、み霊安かれと、心より、お祈り申し上げます。
戦没者の皆さまの、貴い犠牲の上に、いま、私たちが享受する平和と、繁栄があります。そのことを、片時たりとも忘れません。
いまだ、ふるさとへの帰還を果たされていないご遺骨のことも、決して忘れません。過日、パプアニューギニアにて、ジャングルで命を落とされ、海原に散った十二万を超える方々を思い、手を合わせてまいりました。
いまは、来し方を思い、しばし瞑目(めいもく)し、静かに頭を垂れたいと思います。
日本の野山を、せみ時雨が包んでいます。六十九年前もそうだったのでしょう。歳月がいかに流れても、私たちには、変えてはならない道があります。
今日は、その、平和への誓いを新たにする日です。
私たちは、歴史に謙虚に向き合い、その教訓を深く胸に刻みながら、今を生きる世代、そして、明日を生きる世代のために、国の未来を切り開いてまいります。世界の恒久平和に、能(あた)うる限り貢献し、万人が、心豊かに暮らせる世の中の実現に、全力を尽くしてまいります。
終わりにいま一度、戦没者のみ霊に永久(とわ)の安らぎと、ご遺族の皆さまには、ご多幸を、心よりお祈りし、式辞と致します。
(東京新聞)
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毎日新聞の記事【避難指示解除へ:福島・川内村の住民は猛反発】(http://mainichi.jp/select/news/20140818k0000m040108000c.html)。
「「帰還が決まっても子供は戻れない」「通院や買い物はどうするのか」。東京電力福島第1原発事故で避難区域が設定された福島県内11市町村のうち、2例目の避難指示解除が決まった川内村東部。政府の方針が伝えられた17日の住民懇談会では、放射線への不安を抱えていたり、精神的賠償の打ち切りを懸念したりする住民から、反発の声が相次いだ」・・・・・・。
年間20ミリシーベルト以下などという根拠を、そして、「政府側は「国際的に一番厳しい基準を設けている」などと答弁」(詭弁、ウソ吐き)したことを、住民は絶対に容認してはいけない。東電・政府に責任を持って1ミリシーベルト以下にさせるべきだ。川内村東部の詳細な「放射能汚染地図」を開示し、東電や政府は「子どもも住み得る」「子どもも生活し得る」ことを実証して見せねばならない。原発再稼働や原発輸出といったことに、「よそ見」している暇などないはず。
『●「逃げて欲しいのです」』
『●子供にとっての年間20ミリシーベルト』
『●スリーマイル、チェルノブイリに学べないNIPPON』
『●見えない放射能をなぜ可視化するのか?
~未来への遺産・遺品・遺言として~』
『●悲観的状況の中の楽観シナリオの垂れ流し:
「メルトダウンした核燃料を捜せ!」』
『●日本医師会の見解: 年間20ミリシーベルトを被爆するということ』
「しかし、そもそもこの数値の根拠としている国際放射線防護委員会
(ICRP)が 3月 21日に発表した声明では「今回のような非常事態が
収束した後の一般公衆における参考レベルとして、
1~20ミリシーベルト/年の範囲で考えることも可能」
としているにすぎない。
この 1~20ミリシーベルトを最大値の 20ミリシーベルトとして
扱った科学的根拠が不明確である。また成人と比較し、
成長期にある子どもたちの放射線感受性の高さを考慮すると、
国の対応はより慎重であるべきと考える。
成人についてももちろんであるが、とくに小児については、
可能な限り放射線被曝量を減らすことに最大限の努力を
することが国の責務であり、これにより子どもたちの生命と健康を
守ることこそが求められている」
『●浜岡原発〝一時〟停止のみでいいのか?』
『●小出裕章さんの謝罪』
『●山下俊一教授受賞』
『●室原知幸さん「公共事業は
法にかない、理にかない、情にかなうものであれ」』
『●守れないから仕方ない? 「現状」に沿って基準を「緩める」』
『●『創(2011年9・10月号)』読了』
『●あの3・11原発人災から1年: 松下竜一さん「暗闇の思想」を想う』
『●3.11東京原発人災から2年が過ぎて』
『●『自然と人間』(2013年10月号、Vol.208)についてのつぶやき』
『●年20ミリシーベルトでOK!?:
20倍にアップ、そして「自己責任」に逃げた原子力「推進」委員会』
『●放射能汚染で「住んではならない地域」に無理やり帰還させ
「問題解決」を世界に喧伝』
『●内閣府原子力被災者生活支援チームが
「自分たちの都合に合わせた数字いじり」』
「帰りたいのに帰れない子どもを持つ世代がいることにも理解を示してほしい」・・・・・・理解できます。だからこそ、「帰れるように」「帰ることが可能なように」東電および政府が責任をもって全力で対処すべきだ。いままで、東電や政府ははそれをやってきただろうか? いま、やっているだろうか?
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【http://mainichi.jp/select/news/20140818k0000m040108000c.html】
避難指示解除へ:福島・川内村の住民は猛反発
毎日新聞 2014年08月17日 23時05分
「帰還が決まっても子供は戻れない」「通院や買い物はどうするのか」。東京電力福島第1原発事故で避難区域が設定された福島県内11市町村のうち、2例目の避難指示解除が決まった川内村東部。政府の方針が伝えられた17日の住民懇談会では、放射線への不安を抱えていたり、精神的賠償の打ち切りを懸念したりする住民から、反発の声が相次いだ。
これに対し、賛同する意見はゼロ。約1時間半に及ぶ質疑応答で住民から「食品の安全にも不安がある」「住民の被ばく線量をきちんと管理できるのか」などの質問が次々と出て、政府側は「国際的に一番厳しい基準を設けている」などと答弁に追われた。行政区長の草野貴光さん(61)は政府に「原発事故で地域や家族がバラバラになった。避難区域全体が元に戻らなければ、帰還できないという人も多い」と訴えた。
住民からは政府の解除決定の賛否について、住民の採決を求める声も上がったが、政府側は住民間の亀裂が深まることなどを理由に応じなかった。栃木県に避難中の女性(59)は懇談会終了後、「帰りたいのに帰れない子どもを持つ世代がいることにも理解を示してほしい」と話した。
川内村は2012年1月、避難区域で初の「帰村宣言」をし、7社の企業誘致など先駆的な復興事業に取り組んできたことで知られる。【深津誠】
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NNNドキュメント’14『続・放射線を浴びたX年後 日本に降り注いだ雨は今』(http://www.ntv.co.jp/document/、2014年8月)。
「周辺海域が汚染されていたにも関わらず被曝した魚が沖縄で一度も水揚げされていないことに、元教諭は疑問を抱く。調査を進めると、沖縄が持つ特殊な実情が見えてきた」。
イカサマな公開放射線測定「ショー」、沖縄市民への米軍による「安全・安心」のフザケた喧伝。沖縄への差別であり、米軍の沖縄への「差別性の極み」。ビキニ環礁での核実験で日本の各地で汚染が報告されている時、沖縄の飲料水(雨水)や水揚げされた魚が「安全・安心」なら、その時、米軍は何を飲み、何を食べていたのだろうか? 実際には、アメリカ本土にまで汚染が広がっていたはずなのに・・・。
『●映画『放射線を浴びた『X年後』』:
「こんな巨大な事件が、・・・日本人としての資質が問われる」』
『●「辺野古の海を守ろう」:
アベ様の「政権が抱える差別性の極み」に屈せずに』
『●辺野古移設推進の仲井真弘多氏や丸腰の市民に
掃海母艦を派遣するようなアベ様を支持してはいけない』
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【http://www.ntv.co.jp/document/、2014年8月】
続・放射線を浴びたX年後
日本に降り注いだ雨は今
30分枠
放送: 8月10日(日) 24:50~
ナレーター: 鈴木省吾
制作: 南海放送
再放送: 8月17日(日)11:00~ BS日テレ
8月17日(日)18:30~ CS「日テレNEWS24」
アメリカが太平洋で核実験を行った1954年。マグロ漁船「第五福竜丸」の被曝が世界に報じられた。だが、被害はそれだけではない。南海放送は一昨年、「放射線を浴びたX年後」を放送。被曝した魚を水揚げした日本の船が延べ1千隻だったこと。さらに、放射性物質が日本列島を汚染していたことを伝えた。全国に降り注いだ放射性物質。特に爆心地に近い沖縄では、当時17万カウントという高い放射線を測定。約30年間にわたり国内の被曝の実態を調査してきた高知県の元高校教諭が今年、その沖縄に入った。周辺海域が汚染されていたにも関わらず被曝した魚が沖縄で一度も水揚げされていないことに、元教諭は疑問を抱く。調査を進めると、沖縄が持つ特殊な実情が見えてきた。
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asahi.comの記事【(戦後70年へ)非核、原爆も原発も】(http://www.asahi.com/articles/ASG8D7FMLG8DUSPT00G.html?iref=comtop_pickup_03)。
「広島市の松井一実市長(61)が読み上げた平和宣言は、東京電力福島第一原発事故に触れなかった・・・・・・松井氏は言った。「原発の依存度を減らし、安全性を確保できれば再稼働するという方向が出ている」」・・・・・・あ~、広島市長までがアベ様に絡め取られていく・・・・・・。3.11東京電力原発人災からわずか3年半です。「核=原子力」という認識に立たなくて大丈夫でしょうか? 烏賀陽弘道さん、「兵器としてアメリカで生まれ、ヒロシマに落とされた「核」。その双子の兄弟「原発」・・・・・・」と。『核と人類は共存し得ない』ことを一番に問うべきヒロシマがこれでいいのだろうか? 「「私は加害者側にいた」との悔いが胸を離れない」という言葉は市長には届いていないようだ。
『●小出裕章さん、核=原子力は「違憲」という視点』
『●「原子力」と「核」、言葉は違えど「原発=原爆」である』
『●「原子力」は「核」へのポテンシャル』
『●3.11後にヒロシマで原発推進・輸出を語れるその神経・・・・・・』
『●「核と人類は共存し得ない」』
『●核開発・核使用、そして原発推進・・・・・・、それは愛国心の発露か?』
『●アベ首相が「プルトニウムを再利用する「核燃料サイクル」の推進を表明」
・・・もしかして「〇〇〇〇」?』
『●烏賀陽弘道さん『ヒロシマからフクシマへ原発をめぐる不思議な旅』読了』
『●プルトニウム報告漏れ: 「疑念」ね~?、
目的あっての「隠蔽」??・・・っていうのは穿ち過ぎ???』
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【http://www.asahi.com/articles/ASG8D7FMLG8DUSPT00G.html?iref=comtop_pickup_03】
(戦後70年へ)非核、原爆も原発も
論説委員・加戸靖史
2014年8月16日00時22分
「福島」が消えた。
原爆投下から69年の今月6日、広島市の松井一実市長(61)が読み上げた平和宣言は、東京電力福島第一原発事故に触れなかった。
昨年まで過去3回の宣言は事故に言及し、エネルギー政策の見直しを国に迫った。なぜ今年はないのか。事前の記者会見で尋ねると松井氏は言った。「原発の依存度を減らし、安全性を確保できれば再稼働するという方向が出ている」
安倍政権は、原子力規制委員会の基準に適合した原発は再稼働する方針だ。産業界は歓迎し、九州電力川内原発1、2号機(鹿児島県薩摩川内市)が第1号になるとみられる。そうした中での発言だった。
核と人間の関係はいかにあるべきか。事故の直後から多くの人々が問い始めた。広島、長崎、ビキニと3度も核の被害を受けた日本で、核の「平和利用」として生まれた原発が被害をもたらしたことをどう考えるべきなのか、と。
松井氏は、原発事故が起きた2011年の平和宣言では「『核と人類は共存できない』との思いから脱原発を主張する人々がいる」と語った。人々が抱いていた疑問を代弁していた。
原発事故から3年5カ月たった今も、12万人以上の福島県民が家に帰れないでいる。多くの人々が暮らしを破壊され、放射線の恐怖は消えない。
被爆地が訴えてきた核軍縮も停滞気味だ。米ロ関係は冷え込み、中国は核の近代化を進め、北朝鮮は核実験を繰り返す。新興国で原発ブームが起き、日本も輸出に前のめりだが、核拡散の懸念はぬぐえない。
壁のような現実を前に、被爆地が立ちすくんでいるかのように見える。
「それでいいはずがない」と森滝春子さん(75)は考える。「核と人類は共存できない」という思想を75年に打ち出した哲学者・森滝市郎(1901~94)の次女だ。
原爆で右目を失った父は戦後、原水爆禁止運動の先頭に立った。豪州のウラン鉱山で働く同胞の被曝(ひばく)の危険性を訴えた、先住民の女性との出会いが、核の「絶対否定」を確信させた。
父の没後、反核運動に入った。核兵器だけでなく、ウラン鉱山や劣化ウラン弾といった被害にも目を向けた。ただ、原発の問題には力を入れてこなかった。結果として、新たな核の被害が生まれた。「私は加害者側にいた」との悔いが胸を離れない。
事故後、何度も被災地を訪ねた。旧警戒区域で牛の放牧を続ける男性は「原発がなくならない限り、救われない」と語った。自分たちが問われていると感じた。
人類がこれ以上核に脅かされないためにと、春子さんは言った。「核兵器も原発も根は一つ。そう考えていかなければ」(論説委員・加戸靖史)
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