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●ジョー・オダネルさんは《米国で非難に耐えながら反戦を訴えた》…一方、ニッポンは《被爆国の責務から目を背け…》

2019年11月30日 00時00分58秒 | Weblog

[※ 『トランクの中の日本』(聞き書き/ジェニファー・オルドリッチ 写真/ジョー・オダネル 訳/平岡豊子)(https://www.shogakukan.co.jp/books/09563013)↑]



大門雅子さんによる、沖縄タイムスのコラム【[大弦小弦]米軍のカメラマンだった故ジョー・オダネル氏は…】(https://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/502550)。

 《▼「ネガにも心にも焼き付いた悪夢を、生きていくために忘れてしまいたかった」。写真集「トランクの中の日本」で明かしている。きのこ雲の下で何が起きたのか。過去を直視し史実を伝えるのが使命だと開封を決意したのは44年後》。

   『●「沖縄戦20万余の犠牲者、焼き場に立つ長崎の少年」や
         アジアでの慰霊につなげる意思が感じられない…
   『●「記憶をつなぐ」、「伝え続けるには、多くの記憶が力となる」、
                 「ただ『忘れない』ということが大切」
   『●《「焼き場に立つ少年」の写真が物語る深い意味を、
           誰よりも考える必要があるのは安倍首相自身だ》
    《写真は長崎に原爆が投下された1945年、米軍の
     従軍カメラマンだった故ジョー・オダネル氏が撮影。…写真に
     写った少年が原爆で亡くなった弟を背負って火葬場で順番を
     待つ姿…「焼き場に立つ少年」の写真が物語る深い意味を、
     誰よりも考える必要があるのは安倍首相自身だ
    「「ジョー・オダネルさんの写真集『トランクの中の日本
     (小学館)は手元にあります。写真「焼き場に立つ少年」はとても
     印象に残るものの一つ」。その《「焼き場に立つ少年」の写真が
     物語る深い意味を、誰よりも考える必要があるのは安倍首相自身だ》、
    《このタイミングでローマ法王が反戦、反核のメッセージを向けた
     相手は、誰がどう考えても、対北朝鮮でイケイケドンドンに
     なっているトランプ大統領と安倍首相だろう》。…《原爆投下後の
     長崎で撮影された「焼き場に立つ少年」の写真を印刷したカードを
     作り、「これが戦争の結末」》…アベ様や与党自公、癒党キトお維の
     支持者の皆さんにそれが伝わるのかどうか…。」

   『●(ジョー・オダネルさん)「焼き場に立つ少年」は《鼻には
     詰め物…出血しやすい状態…なんらかの形で被爆した可能性》
    「《写真を詳しく見てみると、鼻には詰め物をしています。
     このことからも、出血しやすい状態にあったとうかがえます。
     少年は、一定量の放射線を浴びたことで、骨髄が傷つき、体中が
     出血しやすくなっていた可能性があるといいます。少年がなんらかの
     形で被爆した可能性が浮かび上がってきました》。
     少年も《被爆》…考えもしませんでした」

   『●「焼き場に立つ少年」と「戦争がもたらすもの」…「核兵器の
       ない世界を実現することは可能であり必要不可欠だと確信」

 《きのこ雲の下で何が起きたのか。…非道な戦争は至る所で何人もの「少年」を生みだした》。「焼き場に立つ少年」は《なんらかの形で被爆した可能性》。
 「トランクの中の日本」のジョー・オダネルさんは《原爆正当化論が根強い米国で非難に耐えながら反戦を訴えた》…かたや、ニッポンは《被爆国の責務から目を背け…》。核兵器禁止条約に署名しないどころか、《橋渡し》さへ一切しない。ローマ教皇に対して《核廃絶》など口にできる訳もない。おまけに、アベ様は核兵器保有論者だ。アベ様ときたら、《憲法上は原子爆弾だって問題ではないですからね、憲法上は。小型であればですね》…こんな人がニッポン国の首相。この国はあまりに恥ずかし過ぎる。《被爆国の責務》を全く認識できていない。

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https://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/502550

[大弦小弦]米軍のカメラマンだった故ジョー・オダネル氏は…
2019年11月26日 09:30

 米軍のカメラマンだった故ジョー・オダネル氏は1945年9月から7カ月間、被爆地の長崎や広島をはじめ終戦直後の日本各地を回った。だが帰国後、300枚の写真のネガをトランクに納めて封印した

▼「ネガにも心にも焼き付いた悪夢を、生きていくために忘れてしまいたかった」。写真集「トランクの中の日本」で明かしている。きのこ雲の下で何が起きたのか過去を直視し史実を伝えるのが使命だと開封を決意したのは44年後

▼原爆や戦争の惨状を伝える写真展を米国内外で開いた。その中の1枚が「焼き場に立つ少年」。眠っているかのような死に顔の弟をおぶって直立不動で火葬の順番を待つ。泣くこともできない。非道な戦争は至る所で何人もの「少年」を生みだした

▼ローマ教皇は長崎での演説で写真のパネルを置き、核廃絶を訴えた。自国第一主義がもたらす相互不信の潮流を危惧し、核の脅威に対して団結を呼び掛ける率直な言葉に共感を覚えた

翻って唯一の戦争被爆国日本。米国の「核の傘」に依存し、国連で採択された核兵器禁止条約参加しない被爆国の責務から目を背けている

▼オダネル氏は原爆正当化論が根強い米国で非難に耐えながら反戦を訴えた。「写真を見る方がいる限り、平和のメッセージを送り続ける」。少年の姿をいま一度心に刻む。(大門雅子
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●「焼き場に立つ少年」と「戦争がもたらすもの」…「核兵器のない世界を実現することは可能であり必要不可欠だと確信」

2019年11月29日 00時00分33秒 | Weblog

[※ 『トランクの中の日本』(聞き書き/ジェニファー・オルドリッチ 写真/ジョー・オダネル 訳/平岡豊子)(https://www.shogakukan.co.jp/books/09563013)↑]



東京新聞の二つの記事【教皇傍らに「焼き場の少年」 写真家遺族も参列「平和へ思い伝わる」】(https://www.tokyo-np.co.jp/article/national/list/201911/CK2019112502000228.html)と、
【ローマ教皇 長崎・広島で訴え 核なき世界の実現、可能であり不可欠】(https://www.tokyo-np.co.jp/article/national/list/201911/CK2019112502000129.html)。

 《長崎市の爆心地で核廃絶を訴えた教皇フランシスコの傍らに、亡くなった幼子を背負い、口を固く結ぶ少年の写真パネルが置かれた。原爆投下後、米軍従軍カメラマンだった故ジョー・オダネル氏が撮影した「焼き場に立つ少年」。オダネル氏の息子タイグ氏(50)は「平和への思いが伝わり、天国の父も喜んだ」とこみ上げる思いを打ち明けた》。
 《ローマ・カトリック教会の頂点に立つ教皇(法王)フランシスコ(82)は二十四日、被爆地の長崎と広島を相次いで訪問し演説、核廃絶を訴えた。長崎では「核兵器のない世界を実現することは可能であり必要不可欠だと確信している」と強調。広島では「真の平和は非武装の平和以外にあり得ない」として、核兵器を含む大量破壊兵器の保有や核抑止も否定、被爆地訪問は自らの義務だと感じていたと述べた》。

 アベ首相らには響かない…「焼き場に立つ少年」と「戦争がもたらすもの」。
 東京新聞の記事【教皇 若者に託す平和 被爆地から世界へ警鐘】(https://www.tokyo-np.co.jp/article/national/list/201911/CK2019112502000127.html)によると、《傍らに原爆投下後の長崎で撮影された「焼き場に立つ少年」の大きなパネル写真が置かれた。若き日に宣教師として日本に赴くことを熱望したものの健康上の理由で果たせず、被爆地訪問は「(二〇一三年の)就任以来温めてきた夢」(周辺)だった。その教皇に訪問を最終決断させたのがこの一枚の写真だ。教皇は昨年一月、南米チリに外遊へ向かう機中、同行記者団全員に写真を印刷したカードを一枚一枚渡し「戦争がもたらすもの」との言葉を添えて世界に広めるよう呼び掛けた。この写真を教皇に送ったイエズス会修道士のアントニオ・ガルシアさん(90)は二十四日、教皇と抱き合い、頬にキスを受けて再会を喜んだ。「核兵器の悲惨さについて世界の人々に考えてもらう大きなチャンス」。十三億人超の信者を抱えるカトリック教会トップの訪問の意義をこう強調した》。

 《「焼き場に立つ少年」の写真が物語る深い意味を、誰よりも考える必要があるのは安倍首相自身だ》。アベ様こそ、世界にアピールすべきこと…「核兵器のない世界を実現することは可能であり必要不可欠だと確信している」「真の平和は非武装の平和以外にあり得ない」と。

   『●「沖縄戦20万余の犠牲者、焼き場に立つ長崎の少年」や
         アジアでの慰霊につなげる意思が感じられない…
   『●「記憶をつなぐ」、「伝え続けるには、多くの記憶が力となる」、
                 「ただ『忘れない』ということが大切」
   『●《「焼き場に立つ少年」の写真が物語る深い意味を、
        誰よりも考える必要があるのは安倍首相自身だ》
    《写真は長崎に原爆が投下された1945年、米軍の
     従軍カメラマンだった故ジョー・オダネル氏が撮影。…写真に
     写った少年が原爆で亡くなった弟を背負って火葬場で順番を
     待つ姿…「焼き場に立つ少年」の写真が物語る深い意味を、
     誰よりも考える必要があるのは安倍首相自身だ
    「「ジョー・オダネルさんの写真集『トランクの中の日本
     (小学館)は手元にあります。写真「焼き場に立つ少年」はとても
     印象に残るものの一つ」。その《「焼き場に立つ少年」の写真が
     物語る深い意味を、誰よりも考える必要があるのは安倍首相自身だ》、
    《このタイミングでローマ法王が反戦、反核のメッセージを向けた
     相手は、誰がどう考えても、対北朝鮮でイケイケドンドンに
     なっているトランプ大統領と安倍首相だろう。…《原爆投下後の
     長崎で撮影された「焼き場に立つ少年」の写真を印刷したカードを
     作り、「これが戦争の結末」》…アベ様や与党自公、癒党キトお維の
     支持者の皆さんにそれが伝わるのかどうか…。」

   『●(ジョー・オダネルさん)「焼き場に立つ少年」は《鼻には
     詰め物…出血しやすい状態…なんらかの形で被爆した可能性》
    「《写真を詳しく見てみると、鼻には詰め物をしています。
     このことからも、出血しやすい状態にあったとうかがえます。
     少年は、一定量の放射線を浴びたことで、骨髄が傷つき、体中が
     出血しやすくなっていた可能性があるといいます。少年がなんらかの
     形で被爆した可能性が浮かび上がってきました》。
     少年も《被爆》…考えもしませんでした」

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https://www.tokyo-np.co.jp/article/national/list/201911/CK2019112502000228.html

教皇傍らに「焼き場の少年」 写真家遺族も参列「平和へ思い伝わる」
2019年11月25日 夕刊

     (ローマ教皇フランシスコ(右)と言葉を交わした
      タイグ・オダネル氏(左)。奥は「焼き場に立つ少年」の
      写真パネル=24日、長崎市の爆心地公園で)

 長崎市の爆心地で核廃絶を訴えた教皇フランシスコの傍らに、亡くなった幼子を背負い、口を固く結ぶ少年の写真パネルが置かれた。原爆投下後、米軍従軍カメラマンだった故ジョー・オダネル氏が撮影した「焼き場に立つ少年」。オダネル氏の息子タイグ氏(50)は「平和への思いが伝わり、天国の父も喜んだ」とこみ上げる思いを打ち明けた。

 「千の言葉よりも多くを語る」。教皇はこの写真を印刷したカードに「戦争がもたらすもの」という言葉を添え、世界に広めてきた。はだしで火葬の順番を待つ少年の姿は多くの人々の心を打ち、世界的に注目を集めるようになった

 タイグ氏は二十四日の爆心地での行事に参列。「父の写真を使っていただき、ありがとうございます」。核廃絶を訴える演説を終えた教皇に歩み寄り、練習した教皇の母国語スペイン語で伝えた。教皇も「こちらこそ、ありがとうございます」とにこやかに応じた。

 タイグ氏は、二十四年前に初めてこの写真を見た時のことが忘れられないという。「赤ちゃんは寝ているの?」と父親に尋ねると、「もう亡くなっているんだ」と教えられたと振り返った。

 教皇と間近で接した後、タイグ氏は「温かい気持ちだ。さまざまな人の活動のおかげで歴史的瞬間が実現した」と語った。若い世代に、「父は人生を原爆被害にささげた写真とともに平和がないと将来はないとの父の思いを受け取ってほしい」と願いを託した。
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https://www.tokyo-np.co.jp/article/national/list/201911/CK2019112502000129.html

ローマ教皇 長崎・広島で訴え 核なき世界の実現、可能であり不可欠
2019年11月25日 朝刊

 ローマ・カトリック教会の頂点に立つ教皇(法王)フランシスコ(82)は二十四日、被爆地の長崎と広島を相次いで訪問し演説、核廃絶を訴えた。長崎では「核兵器のない世界を実現することは可能であり必要不可欠だと確信している」と強調。広島では「真の平和は非武装の平和以外にあり得ない」として、核兵器を含む大量破壊兵器の保有や核抑止も否定、被爆地訪問は自らの義務だと感じていたと述べた。

 教皇として故ヨハネ・パウロ二世以来、三十八年ぶり史上二度目の被爆地訪問となった。

 二十四日午前、原爆落下中心地碑がある長崎の爆心地公園に到着した教皇は、長崎について「ここは核攻撃が人道上も環境上も破滅的な結末をもたらすことの証人である町だ」と指摘した。平和実現のため「核兵器禁止条約を含む国際法の原則にのっとり飽くことなく迅速に行動していく」と強調。米国の「核の傘」に依存し、同条約に参加していない日本に対応を促す発言とみられる。

 軍拡競争は無駄遣いとして、武器の製造や維持、改良は「とてつもないテロ行為だ」と批判。来春の核拡散防止条約(NPT)再検討会議を前に核保有国と非保有国側との間にある溝が浮き彫りになっている現状を念頭に「相互不信によって兵器使用を制限する国際的な枠組みが崩壊する危険がある」と警鐘を鳴らした。

 午後には広島に移動。平和記念公園での集いでは、戦争のための原子力利用は「犯罪以外の何ものでもなく倫理に反する」と強調。最新鋭の兵器を製造したり、核の脅威を使って他国を威嚇したりしながら「どうして平和について話すことができるのか」と述べ、世界各国の指導者に核廃絶に向けた具体的な行動を迫った

 さらに、原爆と核実験、あらゆる紛争の犠牲者の名により「戦争はもういらないと叫ぶよう呼び掛けた

 教皇は二十三日に来日。二十六日までの滞在中、東京都内で東日本大震災被災者との交流を行い、天皇陛下との会見や安倍晋三首相との会談も予定されている。


<ローマ教皇フランシスコ> 本名ホルヘ・ベルゴリオ。1936年12月17日、アルゼンチンのブエノスアイレスでイタリア系移民の家庭に生まれる。チリやアルゼンチンで哲学などを学び、アルゼンチンの大学で文学などを教えた後、69年に司祭叙階。98年にブエノスアイレス大司教、2001年に枢機卿。13年3月13日、中南米から初の教皇に選出され、第266代教皇に19日就任、ローマ・カトリック教会の頂点に立った。イエズス会出身。 (共同)
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●アベ様は、ジャパンライフの元会長らのどこら辺を《各界において功績・功労のあった方々》と見たのか? ぜひ説明を!

2019年11月28日 00時00分39秒 | Weblog

[※ 「こんな人たち」 報道特集(2017年7月8日)↑]



リテラの記事【ジャパンライフ山口会長を「桜を見る会」に招待したのは安倍首相か! 首相推薦枠1000人も大嘘、「総理、長官等で3400人」の証拠】(https://lite-ra.com/2019/11/post-5111.html)。

 《「桜を見る会」問題で安倍首相をめぐる新たな疑惑が浮上した。それは、磁気ネックレスの預託商法などを展開し、悪徳マルチ商法としてこれまでにもたびたび社会問題化してきたジャパンライフ社の創業者で元会長である山口隆祥氏を「桜を見る会」に招待したのは、安倍首相なのではないか、という疑惑だ》。

   『●東京電力核発電人災下の福島でも荒稼ぎしたゲス・ヒトデナシな
                   詐欺師・ジャパンライフの片棒を担ぐ議員達
   『●《福島県での相談が最も多かった》…福島を食い物にする
             ゲス・ヒトデナシぶり、それに手を貸すアベ様ら
    「《「桜を見る会」…ジャパンライフは招待状と安倍首相の顔写真を
     宣伝チラシに載せ大々的にアピール…安倍首相もまた“広告塔”
     としての役割》を果たしていた訳です。その他、片棒を担いだ
     議員達は? アベ様も含めて、
     《ゲス・ヒトデナシな詐欺師・ジャパンライフの片棒を担ぐ議員達》、
     彼ら自身もゲス・ヒトデナシ。《福島県での相談が最も多かった
     …福島を食い物に。」

   『●アベ様お得意の《政治の私物化》の極致…《「桜を見る会」…
            公的イベントを支援者接待と政治資金集めに利用》
    「アベ様の私的文化的?な《安倍総理のサクラになる会》(©小田嶋隆さん、
     https://twitter.com/tako_ashi/status/1178523901380317184)」
    「「桜を見る会」前夜祭という立派な政治資金パーティーについて、
     《政治資金規正法違反の疑い》だそうですよ。あぁ、でも
     《自民党の最近のルールは「返せば問題ない」と、なかったことに
     できるというもの》でしたねぇ。あれぇ~、もし「資料は破棄した
     といったことになると、「返し」ようもないですよね…」

   『●「桜を見る会」税金接待…《稲田氏や萩生田氏、世耕氏といった
          安倍首相の側近議員たちも…招待し、もてなしていた》
    「《各界において功績・功労のあった方々》…ジャパンライフの会長らに、
     一体どんな《功績・功労》があったのか、大変に興味深いものだ」

   『●「桜を見る会」税金による支持者接待および「前夜祭」
     政治資金パーティー…公職選挙法違反および政治資金規正法違反

 ジャパンライフの会長らに、一体どんな《功績・功労》? アベ様や自民党的には、コチラも《何か問題があるか!!》なの? さらに、共産党の田村智子さんは、それがアベ様の招待《枠》だったのではないかという指摘。さて、真相は如何に? 違うのであれば、違うことを証明すべきだし、いったい誰の《枠》なのかを明らかにすべき。もし、真実であるのならば、何万回かのアベ様の重大な責任。

 アベ様は、ジャパンライフの会長らのどこを《各界において功績・功労のあった方々》と見たのか? 
 日刊スポーツのコラム【政界地獄耳/信頼されない首相を支える覚悟はあるか】(https://www.nikkansports.com/general/column/jigokumimi/news/201911260000062.html)によると、朝日新聞の投書が引用され、《★既に与党政治家や官僚がこの問いに正た面から答えるすべはない。明らかに本来の姿を歪曲(わいきょく)し選民意識の砦(とりで)にでもするかのように「桜を見る会」を変質させたことに「首相のご意向」とどこかで聞いたことのあるセリフが思い出される。「首相が言うのだから」と権力の威を借り官僚に詰め寄る官邸官僚や政治家、権力の威を借り私人と公人を使い分け奔放に振る舞う首相夫人。結果、首相・安倍晋三は権力を選民意識のツールとして使い、国民を敵と味方に分け、上級と下流を作った。そしてもう1人、官房長官・菅義偉に人事権という強大な権力を与え、官僚を言いなりにさせ、公文書やデータを改ざんさせて政権の体裁を整えてきたと言ったら言い過ぎか》。
 アベ様ご夫妻と最低の官房長官がニッポン浸蝕。

   『●『官邸ポリス』と監視社会・警察国家と前川喜平さん…
        映画『新聞記者』と現独裁政権批判と望月衣塑子さん
   『●《在職最長2886日》だってさ! メディアコントロール・
      超監視社会を含め負のレガシー山積という醜悪な長期独裁政権

 ケータリング会社がご夫妻のオトモダチ企業「JCコムサ」だったという件に関連して。そして、官邸ポリス
 リテラの記事【安倍友の「桜を見る会」ケータリング業者に官邸・内閣府が蓮舫の調査の動きを漏えい!「内閣から『蓮舫さんが調べてる』と連絡が」】(https://lite-ra.com/2019/11/post-5112.html)によると、《内閣府や内閣官房の職員と「『桜を見る会』に飲食物を提供する業務を担う会社」について2回打ち合わせし、資料を要求しただけなのに、なぜか当該企業のCEOから直接電話がかかってきた──。蓮舫議員は行政文書を出すよう要求はしたが、〈当事者に何か確認してほしいとの要請ももちろんしていません〉と述べている。つまり、どう考えても、蓮舫議員が「桜を見る会」のケータリング業務を担った企業について調べていることを、内閣府か内閣官房が企業側に情報を漏らした。そうとしか考えようがないのだ…「桜を見る会」のケータリングを独占してきた業者JCコムサ安倍首相のお友だち!》。

 アベ様は、ジャパンライフの会長らのどこら辺を《各界において功績・功労のあった方々》と見たのか? ぜひ、国会で説明してほしいものだ。



https://www.youtube.com/watch?v=-J3noHncsFw

 【【字幕】#桜を見る会 田村智子 首相らの招待枠は3,000人超だった!逃げた菅の虚偽答弁を追及 マルチ商法ジャパンライフの招待も首相枠だった! 2019年11月25日参議院行政監視委員会】(https://www.youtube.com/watch?v=-J3noHncsFw)、《2019年11月25日参議院行政監視委員会 田村智子議員(日本共産党) vs 岡田内閣官房副長官・大西内閣審議官・大塚大臣官房長》。
 適当にナンバーリングするわけがないよな…アベ様がジャパンライフをご招待していたのかどうか? アベ様は、疑惑に答える物証を出してよ。

   『●アベ様お得意の《政治の私物化》の極致…《「桜を見る会」…
            公的イベントを支援者接待と政治資金集めに利用》
   『●「桜を見る会」税金接待…《稲田氏や萩生田氏、世耕氏といった
           安倍首相の側近議員たちも…招待し、もてなしていた》
   『●「桜を見る会」税金による支持者接待および「前夜祭」
      政治資金パーティー…公職選挙法違反および政治資金規正法違反
    《飲食提供事業を独占し、契約価格が約1200万円も吊り上げられ
     てきたのは、安倍首相と深い関係をもつ「お友だち」企業》。
     すごいなぁ、アベ様ご夫妻」

   『●「中止」で幕引き、火消しを図る気、満々…アベ様は
     《ひいては集票が期待できる》ので「桜を見る会」と前夜祭を利活用
    《本音のコラム 「桜も赤くなる 斎藤美奈子…後援会員や支持者への
     感謝と慰労を示すことができ、ひいては集票が期待できる
     招待客の名誉欲や自尊心をくすぐり、ひいては集票が期待できる
     芸能人らとの記念撮影はPRになり、ひいては集票が期待できる
     税金の無駄遣い? いや公金による買収でしょ》

   『●《ひいては集票が期待できる》の3乗で《公金による買収》
       …《幕引きは許されない。疑惑解明の始まりにすぎない》
   『●金子勝さん「安倍さん関連は検察も警察も一切動かない」
     「まるで犯罪者集団。泥棒だらけ」「来年は泥棒しませ~ん」
   『●トドメのサクラ…《菅原一秀…河井克行…公職選挙法違反容疑
       
…萩生田光一…「身の丈…」…河野太郎…「私は雨男」…》

   『●《在職最長2886日》だってさ! メディアコントロール・
     超監視社会を含め負のレガシー山積という醜悪な長期独裁政権
   『●名門ホテルの誰か…見積書・明細書・領収書をリークして!
     アベ様に地獄に引きずり込まれ、トドメのサクラを刺される前に
   『●トドメのサクラ…「私人」にオトモダチ招待「枠」?
     《政府は「首相夫人は公人ではなく私人」とする答弁書を閣議決定》

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https://lite-ra.com/2019/11/post-5111.html

ジャパンライフ山口会長を「桜を見る会」に招待したのは安倍首相か! 首相推薦枠1000人も大嘘、「総理、長官等で3400人」の証拠
2019.11.26 12:29

     (首相官邸HPより)

 「桜を見る会」問題で安倍首相をめぐる新たな疑惑が浮上した。それは、磁気ネックレスの預託商法などを展開し、悪徳マルチ商法としてこれまでにもたびたび社会問題化してきたジャパンライフ社の創業者で元会長である山口隆祥氏を「桜を見る会」に招待したのは、安倍首相なのではないか、という疑惑だ

 本サイトではたびたび言及してきたが、ジャパンライフは2000億円を超える負債を抱え、経営破綻。同社の被害弁護団連絡会によれば契約者は約7000人にもおよび、今年4月には債務超過の状態にあることを隠して顧客を勧誘した疑いがあるとして、警視庁など6都県警の合同捜査本部が特定商取引法違反(事実の不告知)容疑で山口元会長の自宅や関係先などを家宅捜索している。

 こうして約7000人もの被害者を生み出した要因として、本サイトが以前から指摘してきたのが、ジャパンライフと安倍政権の結びつきだ。実際、加藤勝信・厚労相や二階俊博自民党幹事長は宣伝チラシに登場し広告塔を務めていたことが判明しているが、その極めつきが「桜を見る会」だった

 というのも、2014年9月にジャパンライフは消費者庁から文書で行政指導を受けていたにもかかわらず、2015年4月におこなわれた「桜を見る会」に山口会長本人が招待されていたのだ。しかも、ジャパンライフは招待状と安倍首相の顔写真を宣伝チラシに載せ大々的にアピール、勧誘や説明会で「招待状」を顧客に見せ、その関係を利用していたのである。

 総理主催の公的行事が悪徳マルチ商法として社会的問題になっていた会社の宣伝に使われていた──。これだけでも重大な問題だが、本題はここから。昨日25日におこなわれた参院行政監視委員会で、共産党・田村智子議員が、山口氏が招待されたのは「総理枠」なのではないか、と追及したのだ。

 内閣府は「桜を見る会」の招待状を招待者に送付する際、封筒に案内状やその他の書類を入れる作業を民間企業に委託しているというのだが、内閣府が作成した2015年のその作業指示書によると、「桜を見る会」の受付票にナンバリングされている「○○−××××」という2桁と4桁の数字のうち、先頭の2桁は「どういう属性かを番号で区分」したものだという。実際、2015年の仕様書には「招待区分の表」が載っているといい、それはこうした振り分けだというのだ。

「両院議長、各党代表、国会議員は10。最高裁などの長官や行政議会の幹部、知事などが20。与党推薦者は64、65。総理、長官等推薦者が60〜63」

 ここで、田村議員は重大な指摘をおこなう。

「この順番で考えれば、“60というのは総理が推薦している方の招待区分ではないのか」

 一方、ジャパンライフの山口会長が宣伝チラシに掲載していた「桜を見る会」の受付票にナンバリングされているのは、「60−2357」という数字なのだ。

 つまり、この田村議員の指摘が正しければ、安倍首相自ら「総理枠」として、特定商取引法違反で捜査されるようなマルチ商法の会長を招待していたことになるのである。

 この田村議員の追及に対し、岡田直樹官房副長官は「個人に関する情報」だと答弁を控えたが、これは今後、大きな争点のひとつになるのは間違いない。


■ナンバリングだけを見ると、安倍首相の推薦枠は今年5000人を超えていた可能性も……

 しかし、田村議員が投げかけた問題は、これだけではなかった。前述した2015年の仕様書の招待区分には、「前年実績」も記載されており、そこにはこう書かれているというのである。

「これを見ますと、『2014年の実績、与党2900人、総理、長官等は3400人』とあります。菅官房長官は総理からの推薦は約1000人、副総理、官房長官、官房副長官で約1000人、つまり総理、長官等で約2000人と答弁していますが、2014年の時点で3400人なんですよ。これより減ったということは、私はありえないと思うんですね」

「安倍晋三後援会が『桜を見る会』とセットでおこなっている前夜祭について、山口県の友田(有)県議のブログでは、2014年この懇親会に(参加したのは)約400人なんですよ。でも今年は安倍総理自身が800人規模だと認められたんですよ。『前夜祭』で倍なんですね、『前夜祭』で倍。なのに、『桜を見る会』で2014年よりも総理の枠の招待者、総理や長官等の招待者の枠が減る、私、これはおおよそ考えられないことで、総理(が招待した枠が)1000というのは過小な数字ではないかと思うんですが」

 つまり、20日の内閣委員会で菅官房長官が答弁で明らかにした、「総理・昭恵枠」が約1000人というのも大嘘で、実際の「総理・昭恵枠」はもっと数が膨大なのではないか、というのだ。

 しかも、だ。田村議員は「総理枠」を示すと思われる「60」という2桁の数字と4桁の数字のナンバリングについて、こうも追及した。

「(山口会長の受付票の)左の下に、60−2357と番号が振ってあります。これは、招待者ひとりひとりに対するものなのではないですか」

 たしかに、このナンバリングを見ると、上2桁と下4桁の番号がひとりひとりに割り振られている可能性がある。しかも、他の招待者がブログなどにアップしたナンバリングを見ると、「80−0119」などとあり、それぞれのカテゴリーごとの数字に見える。

 つまり、先頭の「60」が「総理枠」であることを示しているとしたら、2015年の「桜を見る会」に招待された山口会長の受付票に記された下4桁は「2357」だから、2015年の「総理枠」は少なくとも2357人以上はいたということになる。

 いや、それどころか、今年はそれ以上の数字も確認されている。選挙で安倍首相が遊説をおこなうとかなりの頻度で目撃されている熱烈な支持者であるM氏という人物がいるのだが、氏が菅官房長官や杉田水脈議員とのツーショット写真などとともにSNSにアップしていた今年の「桜を見る会」の受付票には「60-4908」とナンバリングされているのだ。

 「総理・昭恵枠」は約1000人どころか、5000人……。もちろん、ナンバリングの際に番号を飛ばしている可能性もゼロではないから、この数字がそのまま人数となるかどうか断定はできない。しかし、少なくとも、全体で招待者数が1万2800人だった2014年に「総理、長官等」の招待者数が「3400人」だったことは、内閣府の作成した仕様書で明らかになっている。2019年は、その全体の招待者数が1万5400人に増えているのだから、十分ありうる話だ。

 いずれにしても、政府は本当の数字、そして安倍首相が一体誰を招待していたのかをすべてあきらかにする必要がある。

(編集部)
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●(ジョー・オダネルさん)「焼き場に立つ少年」は《鼻には詰め物…出血しやすい状態…なんらかの形で被爆した可能性》

2019年11月27日 00時00分56秒 | Weblog

[※ 『トランクの中の日本』(聞き書き/ジェニファー・オルドリッチ 写真/ジョー・オダネル 訳/平岡豊子)(https://www.shogakukan.co.jp/books/09563013)↑]



NHK『おはよう日本』の「けさのクローズアップ」でのニュース【“焼き場に立つ少年”をさがして】(https://www.nhk.or.jp/ohayou/digest/2019/08/0809.html)。
同じく、富田良記者によるWEB特集の記事【お母さんに会えたのかい 原爆の地に立つ少年】(https://www3.nhk.or.jp/news/html/20190814/k10012033921000.html)。

 《原爆が投下されてから74年となる長崎で、改めて注目されている写真があります。被爆後の長崎で、アメリカの従軍カメラマンが撮影したモノクロ写真「焼き場に立つ少年」です。少年が背負っているのは亡くなった弟。その火葬の順番を待つ姿を捉えたものです。ことし11月に来日予定のローマ法王が「戦争がもたらすもの」というメッセージを添えて、おととし、世界中に発信。改めて注目されているのです》。
 《ある日「焼き場に立つ少年」の写真を目撃したとき、被爆当時の記憶が一気によみがえったといいます》。

   『●「沖縄戦20万余の犠牲者、焼き場に立つ長崎の少年」や
          アジアでの慰霊につなげる意思が感じられない…
   『●「記憶をつなぐ」、「伝え続けるには、多くの記憶が力となる」、
               「ただ『忘れない』ということが大切」
   『●《「焼き場に立つ少年」の写真が物語る深い意味を、
         誰よりも考える必要があるのは安倍首相自身だ》
    《写真は長崎に原爆が投下された1945年、米軍の
     従軍カメラマンだった故ジョー・オダネル氏が撮影。…写真に
     写った少年が原爆で亡くなった弟を背負って火葬場で順番を
     待つ姿…「焼き場に立つ少年」の写真が物語る深い意味を、
     誰よりも考える必要があるのは安倍首相自身
    「「ジョー・オダネルさんの写真集『トランクの中の日本
     (小学館)は手元にあります。写真「焼き場に立つ少年」はとても
     印象に残るものの一つ」。その《「焼き場に立つ少年」の写真が
     物語る深い意味を、誰よりも考える必要があるのは安倍首相自身だ》、
     《このタイミングでローマ法王が反戦、反核のメッセージを向けた
     相手は、誰がどう考えても、対北朝鮮でイケイケドンドンに
     なっているトランプ大統領と安倍首相だろう》。…《原爆投下後の
     長崎で撮影された「焼き場に立つ少年」の写真を印刷したカードを
     作り、「これが戦争の結末」》…アベ様や与党自公、癒党キトお維の
     支持者の皆さんにそれが伝わるのかどうか…。」

 ローマ法王の来日に際して、再び注目された一枚の写真。
 ツイッターで、この写真の少年のことがNHKのニュースで8月に取り上げられていたことを知りました。《写真を詳しく見てみると、鼻には詰め物をしています。このことからも、出血しやすい状態にあったとうかがえます。少年は、一定量の放射線を浴びたことで、骨髄が傷つき、体中が出血しやすくなっていた可能性があるといいます。少年がなんらかの形で被爆した可能性が浮かび上がってきました》。少年も《被爆》…考えもしませんでした。

 関連して…青木理さん。ローマ法王来日に関して、もう一つの注目点は「死刑制度」。明日のミサに袴田巌さんを呼ばれているらしい。事実上の廃止も含めて国連加盟国の7割…死刑廃止が世界の潮流。存置派は、先進国でアメリカの一部の州とニッポンのみ。昨年も13人のオウム幹部を死刑…。死刑制度を考えるきっかけに(サンデーモーニング 2019年11月24日)。

   『●《袴田巌さんは、いまも、死刑囚のまま》だ…政権や検察に
           忖度した東京高裁、そして、絶望的な最「低」裁
   『●《死刑を忠実に実行している》のはニッポンだけ…
       飯塚事件でも、《十三人の死刑執行》でも揺るがず…

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https://www.nhk.or.jp/ohayou/digest/2019/08/0809.html

けさのクローズアップ
2019年8月9日(金)
“焼き場に立つ少年”をさがして

原爆が投下されてから74年となる長崎で、改めて注目されている写真があります。

被爆後の長崎で、アメリカの従軍カメラマンが撮影したモノクロ写真「焼き場に立つ少年」です。少年が背負っているのは亡くなった弟。その火葬の順番を待つ姿を捉えたものです。

ことし11月に来日予定のローマ法王が「戦争がもたらすもの」というメッセージを添えて、おととし、世界中に発信。改めて注目されているのです。


長崎投下から74年 “焼き場に立つ少年”をさがして

少年は誰なのか、74年たった今もわかっていません。その後、少年はどんな人生を歩んだのか。あの少年に会ったことがあると、今もさがし続ける男性がいます。

長崎市に住む、村岡正則さん(85歳)です。この1年半あまり、写真の少年につながる手がかりをさがし続けています。ローマ法王の発言をきっかけに、被爆当時の記憶が呼び覚まされたからです。

74年前のきょう。当時、小学6年生だった村岡さんは、爆心地から1.5キロ離れた自宅で母親とともに被爆しました。やけどを負った母親を支え、命からがら逃げ惑いました。ようやくたどり着いた避難先で出会ったのが、赤子を背負った、あの写真の少年だったといいます。

少年はその後、母親を見つけることができたのか。自分と同じ年ごろだったあの少年が、忘れられません。

村岡さんは「母親と一緒に私も逃げて、難民生活をしていったけれど、そんな苦労を(少年も)しただろうなと思うんですね。自分もそうだから、ひしひしと感じるんです。そういうことで、どうしても捜したい」と言います。

自らの記憶を頼りに、少年をさがす村岡さん。有力な手がかりがない中、ようやく少年の同級生だったという男性に会うことが出来ました。

男性によると、少年の名前は「あきひろ」くん。戦後、母親の実家がある諌早市に移住した可能性があるといいます。

新たな手がかりを得て、諌早市内で調査を始めた村岡さん。市内の小学校を探し回る中、ある学校にたどり着きました。

村岡さんと同い年にあたる、昭和21年の卒業生の中に、「あきひろ」という名前の子どもが見つかったのです。

学校には、昔の卒業写真も残されていることがわかりました。写真の少年と見比べることができれば、大きな手がかりとなります。

期待をいだき、写真集をめくる村岡さん。しかし、被爆直後の混乱からか、昭和21年の卒業写真はありませんでした。

被爆から74年。当時を知る人が少なくなる中、写真そのものから、少年に近づく情報を得ることはできないか。私たちが取り組んだのが、写真のカラー化です。

これまでNHKでは、最新のデジタル技術を使い、数多くのモノクロ映像のカラー化を行ってきました。カラー化するために画像を分析していくと、少年の体に、ある異変が起きていたことがわかりました。

黒い瞳の部分の横に、さらにグレーのかかった部分があることが分かったのです。これが何を意味しているのか。

48年にわたり広島などで被爆者医療に携わってきた、医師の齋藤紀さんは、目のグレーの部分は、出血したあとだと考えられると言います。

写真を詳しく見てみると、鼻には詰め物をしています。このことからも、出血しやすい状態にあったとうかがえます

少年は、一定量の放射線を浴びたことで、骨髄が傷つき、体中が出血しやすくなっていた可能性があるといいます。少年がなんらかの形で被爆した可能性が浮かび上がってきました。

74年たった今もなお、私たちに戦争の悲劇を訴えかけている焼き場に立つ少年。当時の体験を語れる被爆者が少なくなっているからこそ、村岡さんは、この写真への思いを強くしています。「(少年は)写真で平和を訴えてくれている。立派だ。あっぱれだ。と呼びかけたい」といいます。

残念ながら、村岡さんが出会った少年が「焼き場に立つ少年」だという確かな証拠は、まだありません。写真の少年は誰なのか、謎は残されたままです。

しかし、74年前、長崎市民の多くが、写真の少年と同じように悲惨な経験をしたことは確かです。

だからこそ、多くの人たちが、この写真の少年に思いを寄せ、平和への祈りを新たにしているのだと思います。
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https://www3.nhk.or.jp/news/html/20190814/k10012033921000.html

WEB特集
お母さんに会えたのかい 原爆の地に立つ少年
2019年8月14日 12時37分

原爆が投下された日、避難先で出会ったその少年は幼い子どもを背中にしょって、必死に母親を捜していました。少年はその後、お母さんに会えたのか。戦後をどう生きたのか。

ある事をきっかけに、その少年を捜し始めた一人の被爆者が長崎にいます。なぜ、つらい被爆の記憶をたどってまで少年を捜すのか。知りたくて取材を始めました。

(長崎放送局記者 富田良)


「地獄」の中の出会い

長崎市に住む村岡正則さん(85)は、74年前、爆心地から1.5キロ離れた自宅で被爆し、やけどを負いました。同じくやけどを負って歩くのが困難だった母親を支えながら、戦禍の中を避難しました。

     (当時の村岡さんと母親)



村岡正則さん:

「とにかくけがをした人、人を探す人、ほんとパニック状態です。ほんとにこれは地獄だなと思いましたね」



その少年に会ったのは、まさにその最中でした。


村岡正則さん:


「一歳くらいの子どもをおぶった少年がやってきたんですね。『何ばしよっとね』と聞いたら、『かあちゃんば、さがしよると。かあちゃんばおらんとさ』というので『かあちゃんもあんたをさがしよるかもしれんよ。早く、もう一回家ばさがしてみらんね?』と私が聞くと、『うん』と言いましたね」


「あの少年だ!」

村岡さんは戦後、小学校の先生となり、校長まで務めました。ある日「焼き場に立つ少年」の写真を目撃したとき、被爆当時の記憶が一気によみがえったといいます。



村岡正則さん:

「あの少年だと直感しましたね。あのときのままですよね。私は年取っとるけれども、私の見たこの少年はそのときのまま、写真は年を取らないから、そのままなんですよ。それで瞬間的に思ったんですね」

「少年の顔そのもの。それから、おぶっていた子ども。後ろに頭をだらりとした姿、これもそのまま。子どもを少しのぞき込んでみたんですよ、少年と話をするとき。その顔と、このおぶってる子どもの顔は全く同じです。それから、帯もよく似ている」


「焼き場に立つ少年」の写真は、アメリカの従軍カメラマンのジョー・オダネル氏が、原爆が投下された後の長崎で撮影し、その後、世界中で公開されました。

オダネル氏自身も生前、来日して少年の行方を捜しましたが見つけることができず、原爆から70年以上たつ現在も、この少年が誰なのか、撮影された詳しい場所はどこか、分かっていません。

少年はその後、母親と無事に会うことができたのだろうか。村岡さんは、原爆投下直後の混乱の中、母親と命がけで避難した自らの記憶の中に、たびたびあの日の少年の姿が浮かび上がり、気にかけてきたと話しました。


村岡正則さん:

「お母さんをさがしていたからね。お母さんに会ったかなあということを思いましたね。苦労しているんですよ。母親に対する気持ちは、この焼き場に立つ少年と同じ感じなんですね。そういうことで、どうしてもさがしたい」


ローマ法王が世界に発信

2017年、この「焼き場に立つ少年」が再び世界の注目を集める出来事がありました。

核兵器廃絶に強い関心を示すローマ・カトリック教会のフランシスコ法王が、写真に「戦争がもたらすもの」というメッセージを添えて世界に発信したのです。

注目が集まる一方で、村岡さんは危機感を募らせました。写真の背景が被爆地としては不自然だという指摘から、「爆心地で撮影されたものではないのではないか」、さらには「長崎とは別の場所で撮影されたものなのではないか」と指摘する声もあがりはじめていたのです


村岡正則さん:

「ローマ法王も長崎の少年だとして添え書きをして世界に発信しようという、そのときに、長崎の少年じゃないんじゃなかろうかというような、そういう疑いさえ持ってるという人がたくさん出てるという。
私は小学校で一緒に遊んだことあるよ、会って会話もしたよと。長崎の少年じゃないということはないはずだ、ということを強く訴えたいんです。これは黙っちゃおられんばい、そういう気持ちになりました」


わずかな手がかり

自分の記憶は確かだが、その記憶と写真の少年とを結びつける証拠がない。村岡さんは実家や小学校、当時の国民学校があった地域を中心に、少年を捜し始めました。

その過程は、自分のつらい過去を再び思い出すことにもなりました。それでも記憶をたどり、少年について書かれた本や資料などにもあたりました。少年と出会った場所に足を運び、地域の人に会って話を聞いて回りました。

70年あまりの時間の経過で当時のことを証言できる人は少なく、歯がゆい気持ちになることもありましたが、捜し始めて1年ほどたったころ、ようやく少年の同級生だったという男性にたどり着きます。

男性によると、少年の名前は「あきひろ」くん。戦後、母親の実家がある長崎県諌早市に移り住んだ可能性があるとのことでした。

その証言をもとに、村岡さんが諌早市内にある小学校をひとつひとつ聞いて回ったところ、ある小学校に、村岡さんと同じ昭和21年の卒業生で「あきひろ」という名前の子どもが在籍していたことが分かりました。

当時の卒業写真があれば、少年と見比べることができるかもしれないという思いを胸に、村岡さんは過去の卒業写真を見せてもらいました。

はやる心を抑えながら村岡さんは1年ずつさかのぼってページをめくり、自分と同じ卒業の年にあたる昭和21年の写真を探しました。

しかし戦時中の混乱もあって、探していた卒業写真は残されていなかったのです。


■原点の写真を見つめ直す

村岡さんとは別に、写真そのものから少年に結びつく情報を得ようと検証を重ねてきた人がいます。

長崎市の被爆継承課で長年資料の研究にあたってきた、松尾隆さんです。世界的に知られたこの写真に注目し、独自に調査を続けてきました。

 

その中で松尾さんは、「焼き場に立つ少年」の写真が左右反転している可能性に気付きました。

松尾さんが指摘する根拠は2つ。まず、上着の前合わせが男性用に見えないこと。さらに戦時中は左胸に縫い付けるよう指導されていた名札が、少年の右胸についていることでした。

これにより写真が「裏焼き」されて左右反転している可能性が高いと結論づけました。

被爆2世でもある松尾さんは、被爆者と次の世代をつなぐ役割が自分にはあると感じていると話します。松尾さんは「裏焼き」の可能性を否定的に捉えるのではなく、少年にたどりつく助けになるという思いで、独自の調査結果にたどりついたのです。


松尾隆さん:

「オリジナルの原点がやっぱり違うということなので、原点をちょっと修正する必要があるんじゃないかと。修正してそこから改めて調査をスタートさせる必要があるんじゃないかなって考えました」


■独自のカラー化でわかった「異変」

一方NHKでは、この「焼き場に立つ少年」の写真のカラー化に取り組みました。当時の時代背景をもとに、最新のデジタル技術を使って当時の色彩に近づけました。

その中で、少年の体にある異変が起こっていた可能性があることが分かりました。黒目だと思われる瞳の横に、グレーがかった部分があったのです。

これは何を意味しているのか。48年にわたり広島などで被爆者医療に携わってきた、医師の齋藤紀さんを訪ねました。

齋藤医師は、目のグレーの部分は出血したあとだと考えられるといいます。

さらに写真を詳しく見ていくと、少年の鼻に詰め物のようなものがあることがわかり、鼻の出血を抑えるために入れられていた可能性があると指摘しました。

これらは、一定量の放射線を浴びたことで骨髄が傷つき、体中が出血しやすくなっていたことを示すことになりうるといいます。少年がなんらかの形で被爆した可能性が浮かび上がってきました。


■「君」が訴えかけること

原爆投下から74年がたち、写真の少年に関する新たな発見や可能性が見えたものの、少年に結びつく確かな情報は得られませんでした。

今回の取材の過程で、村岡さんを含む多くの被爆者や専門家の方々に話を聞き、改めてこの写真が持つ訴える力の強さがわかりました。

「少年がその後、どんな人生を歩んだのか」。多くの被爆者が、戦後を生きてきた自分と少年を重ね、思いを寄せてきたのだと感じました。

約1年半、少年を捜し続けてきた村岡さんに「もし少年に会えたら、どんなことばをかけたいか」聞きました。


村岡正則さん:

「『君は写真で平和を訴えてくれている』『立派だ、あっぱれだ』と呼びかけたいですね」
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●『i -新聞記者ドキュメント-』…《「i」…一人ががんばればみんなもがんばる――映画はそのことを教えてくれる》(木下昌明さん)

2019年11月26日 00時00分30秒 | Weblog

[※ 《望月衣塑子のジャーナリスト精神に迫る》…森達也監督『i -新聞記者ドキュメント-』(https://i-shimbunkisha.jp/)↑]



石川智也記者による、アサヒコムのインタビュー記事【インタビュー/望月衣塑子はタブーなのか? 森達也、新作『i』でメディアの忖度に迫る】(https://www.asahi.com/and_M/20191112/7262093/?iref=comtop_fbox_u04)。
レイバーネットのコラム【●木下昌明の映画の部屋 第259回 : 森達也監督『i―新聞記者ドキュメント』/望月衣塑子のジャーナリスト精神に迫る】(http://www.labornetjp.org/news/2019/1113eiga)。

 《でも、繰り返すように、善悪の図式の中で彼女を正義のヒロインにするつもりはまったくなかった。撮っている途中から、これは被写体に迫る映画ではない、と気付きました。望月さん自身ではなく、テーマはたぶん、背後にある別のもっと大きなものなんです》。
 《森達也監督の『i―新聞記者ドキュメント』が刺激的だ。安倍政権が巻き起こした数々の政治的事件と、その真相に迫る一人の女性記者の取材の日々をドキュメントしている。…その彼女の「i」(一人称)としての活動が、ついにジャーナリストたちを突き動かし、官邸前でのデモにまで発展していくのだ。 映画は、前川喜平、籠池夫妻、伊藤詩織など、安倍政権の強権的なふるまいに屈しない生き方にも迫っている。一人ががんばればみんなもがんばる――映画はそのことを教えてくれる》。

 森達也監督『i -新聞記者ドキュメント-』が、先日、公開されました。

   『●《『新聞記者』原作者の視点で報道現場を描く
     森達也監督作『i -新聞記者ドキュメント-』》が11月に公開



https://youtu.be/Y_UTOTWFVVI



https://youtu.be/_HafYKE2PvY?t=3



https://youtu.be/LAfwlVQH_jg

 《「納得できる答えをいただいていないので繰り返しています」と彼女は即答した》。かつて森達也さんは…ジャーナリズムは、《社会や大衆が望まなくとも…火中の栗を拾って報じなければならないときがある》、と…でも、いま、大マスコミの壊れっぷりは凄まじい。
 木下昌明さん、《一人ががんばればみんなもがんばる――映画はそのことを教えてくれる》。

   『●2016年報道の自由度ランキング72位:
      「メディアは二流ならば社会も二流」、アベ政治も…粗悪
    《政治が一流だけど、メディアは三流なんて国はありません
     メディアは二流ならば社会も二流なんです。相互作用ですから。
     「国境なき記者団」が発表する「報道の自由度ランキング」でも、
     上位に位置するノルウェーデンマークスウェーデンは、
     僕から見れば確かに政治も一流だし、社会も成熟していると感じます。
     2010年に自由度11位だった日本のメディアが、2016年には72位
     まで下落しました。ならばメディアだけではなくて政治も国民も、
     同じように下落
したということです。今のこの国のレベルは途上国以下
    「ジャーナリズムは、《社会や大衆が望まなくとも…火中の栗を拾って
     報じなければならないときがある》。この国の報道機関は「闘って
     いるでしょうか? 権力と「闘う」どころか、『読売』や『産経』、
     『アベ様のNHK』などはアベ様と同調し、社会を破壊していないか?」

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http://www.labornetjp.org/news/2019/1113eiga

木下昌明の映画批評 : 森達也監督『i―新聞記者ドキュメント』

●木下昌明の映画の部屋 第259回 : 森達也監督『i―新聞記者ドキュメント』
望月衣塑子のジャーナリスト精神に迫る

 森達也監督の『i―新聞記者ドキュメント』が刺激的だ。安倍政権が巻き起こした数々の政治的事件と、その真相に迫る一人の女性記者の取材の日々をドキュメントしている。

 森監督は、オウム真理教の中に入りこみ、教団内外のもろもろをとらえた『A』(98年)や『A2』(01年)で知られた映画作家である。そのかれが『東京新聞』の望月衣塑子記者の取材活動に密着して、緊迫したドキュメタリーをつくった。彼女が官邸の記者会見で、菅官房長官のいいかげんな返答食い下がり、同じ質問をなんどもくり返したことは有名だ。森の映画も、この二人の対立を軸に展開している。

 望月と映画のプロデューサーである河村光庸案による『新聞記者』は、先ごろ大ヒットしたが、それは内閣情報調査室の実態を暴露したものだった。フィクション仕立てのこの映画は、大学の獣医学部新設は毒ガス製造などの軍事目的のためと訴えていた。

 今度の森の映画は、「新聞記者」の頭に「i」と付しているように、一人でも立ち向かうという望月衣塑子の気概(きがい)に光をあてている。

 彼女はトップシーンから沖縄に飛び、船で辺野古の土砂投入の現場にのりこんで、禁じられている赤土が山盛りになっている光景を撮り、翌日には、記者会見で菅官房長官にその不正を問いただす。それに菅はニベもない返答をして逃げる。

 この赤土問題をめぐる沖縄説明会で、沖縄防衛局調達部長はまともに対応できない。望月は部長に「あなたは現場の責任者でしょう?」と迫り、車で逃げるかれに「答えられないような恥ずかしいことをしないで下さい」と大声で怒鳴る。

 別の日、望月は宮古島に飛ぶ。そこで、弾薬庫と給油所が並置している自衛隊新基地の危険な状況を地元の人々から教えられ、早速、それを新聞の一面トップで暴いて、防衛大臣を謝罪に追い込む。

 権力に物怖じしない彼女のジャーナリスト精神に喝采を送りたくなる。また、ところかまわず社内外の人々と携帯を手にわたり合っている姿にもひかれた。

 その彼女の「i」(一人称)としての活動が、ついにジャーナリストたちを突き動かし、官邸前でのデモにまで発展していくのだ。 映画は、前川喜平、籠池夫妻、伊藤詩織など、安倍政権の強権的なふるまいに屈しない生き方にも迫っている。一人ががんばればみんなもがんばる――映画はそのことを教えてくれる

※11月15日より新宿ピカデリー他で公開
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https://www.asahi.com/and_M/20191112/7262093/?iref=comtop_fbox_u04

インタビュー
望月衣塑子はタブーなのか? 森達也、新作『i』でメディアの忖度に迫る
2019.11.12

オウム問題、死刑制度、「3・11」に、ゴーストライター騒動……。時代時代の主題に迫りつつ、背後で進行する社会の「空気」の変化を見つめ、描いてきた映画監督・森達也さん。

この国のトップが歴代最長在任期間を更新しようとするなか、森監督が新たに被写体に選んだのは、東京新聞社会部の望月衣塑子記者。2017年夏から菅義偉・官房長官の会見に出席し始めて以来、妨害を受けながらも波状攻撃のように直球の質問を繰り出し、一躍時の人になったジャーナリストだ。

喝采を浴びる一方で激しい批判にもさらされてきたその望月記者に密着した『i -新聞記者ドキュメント-』が11月15日から全国で順次公開される。

森監督が、いま、メディアに携わる人間をあえて題材にした理由は何か。そこにはどんな問題意識があったのかを聞いた。


周囲の人間が普通ではなくなっている、という疑問

インタビューに現れた森監督は、自作のPR中というのに、ぼさぼさの髪に登山シャツ、すすけたジーンズという、いつもの出で立ちだった。そういえば、11月5日に六本木で開かれた東京国際映画祭のクロージングセレモニーに登壇した際も、パーカーにカーゴパンツ姿だった。

「僕は世の『空気』を描いてきたと言われますが、空気を読まない奴ともよく言われます。周りをあまり気にしない。胸を張ることでもないし、直したいんだけど。そういうところは、実は望月衣塑子さんとよく似ているんです。周囲から浮き、首相官邸の他の記者から色眼鏡で見られても、あの人は気にしない。もちろん、まっすぐでコケティッシュな部分もある彼女とは、性格はまったく似ていないですけどね」

確かに仏頂面で愛想がない。サービス精神もない。だが決して偏屈ではない。質問には一呼吸置き、じっくり悩んで答える。

「オウム内部から『A』を撮ったとき、色んな同業者から『なんでお前だけ撮影が許されたんだ?』と言われましたが、僕は普通の手順通り、広報に手紙を書いて取材申請をして、信者に『なぜオウムに入ったんですか』『なぜ脱会しないんですか』と疑問をぶつけただけ。当たり前のことを当たり前にやっただけです。でも周りはそういう手順を踏んでいなかった。普通のことをやっているだけだと思っていたけど、僕だけが浮いてしまった」

「望月さんの場合も、同じことが起きている。彼女も記者として当たり前のことをやっているだけだと僕は思う。それなのに彼女だけが目立って浮き上がってしまっている。それはなぜなのか、逆に周囲にいる人たちの方が普通ではなくなっているのではないか……。そんな疑問からこの映画は出発しています」

『i』は、望月記者の著書を原案にして今年ヒットした映画『新聞記者』河村光庸プロデューサーが企画・製作した。映画『新聞記者』は序章に過ぎなかった――とのキャッチコピーどおり、前作同様、昨今のメディア状況への危機感が強い動機となったという。

作中、辺野古問題森友・加計問題の関係者たちを「どうして答えられないんですかっ!」と追いかけ、官房長官に「回答をいただけていると思わないので、繰り返し聞いています」と食い下がる望月記者の姿は、強い印象を残す。一方、望月記者の質問中に官邸報道室長が執拗に繰り返す「質問は簡潔に」という横やりに反応せず、ひたすらPCのキーボードをたたく内閣記者会の記者たちの姿も映し出される。

官邸は昨年末、望月記者の「度重なる問題行為」についての「問題意識の共有」を内閣記者会に求めたが、この極めて異例の文書が記者室の掲示板に貼られたまま放置されているシーンは、象徴的だ。

「でも、官邸の記者を糾弾する意図はありません。善悪の図式に押し込めるつもりもない。望月さんも別に記者として100点満点ではないし、質問も長い。他の記者からしたら『迷惑だ』『あんなのパフォーマンスだ』という理屈も分からなくはない。僕が撮りたかったのは、記者としてのスキルというより、記者としての内実や姿勢と言えばいいのかな……。集団に埋没し同調圧力に負けるのではなく、『個』として声を発するのがジャーナリストの大事な部分なんじゃないか、ということです」


自粛の連鎖と二項対立のワナにはまっていないか

過去の作品『A』 『A2』 『FAKE』では、オウムや佐村河内守の深部に入り込んだ森監督のカメラは、教団や「ニセ天才作曲家」の異様さよりも、むしろ取り囲むメディアや住民の暴力性を映し出してきた。結果として世の多数派とは異なる視点を提示するその表現スタイルは、強い批判も受けてきた。

「オウム事件を機に日本社会は変質した、というのが僕の意見です。事件後に続いた信者に対する別件逮捕や微罪逮捕の後遺症はいまだに社会をむしばんでいる体感治安の悪化防犯カメラが増殖し、危機意識からか人々の『群れ化』が進み、結果として異物を排除する空気が醸成されました。正義と悪、敵と味方、右と左、被害と加害。単純な二元思考で物事を切る傾向や風潮も、この20年でどんどん広がっています」

「そういう集団化の流れへの違和感が、作品を撮るにあたっての動機というか手がかりになってきたのは事実です。それが多くの人にとって不愉快だというのも、よく分かります」

『i』の編集作業中も、「あいちトリエンナーレ」の問題や「KAWASAKIしんゆり映画祭」での上映中止問題が起きた。どちらも、特定の立場から激しく批判された作品をめぐってのことだった。

「抗議や脅迫など直接の攻撃もありましたが、いま文化やメディアの世界で起きているのは、露骨な圧力というより、むしろ自粛や萎縮の連鎖だと思います。論争があるのが当たり前なのに、それを極度に恐れ、攻撃されることにおびえている

「『新聞記者』にしても『i』にしても、内容よりも、この題材を作品化したこと自体が『挑戦』と評価される。これはきわめて不健全な状況です。政権に厳しい問いを投げている彼女を取り上げること自体が、メディアのなかで一種のタブー化している証拠です」


同調圧力から解放されること

森監督がこれまで撮ってきたのは、オウム真理教(当時)の広報担当・荒木浩や佐村河内守など、悩みや葛藤、揺れを抱えた人物ばかりだった。今回の望月記者の裏表のない、迷いの見えない姿勢は、従来の作品の主人公たちとはかなり異なる。それだけいまの時代への危機感と切迫感があったということか。

「確かに、僕のこれまでの流儀には、望月さんは合致しない。彼女はしっかり目標を持って突き進む人ですが、僕は葛藤とか煩悶(はんもん)、懊悩(おうのう)を撮るのが好きだからね。そこは結構苦しみましたし、悩みました」

「でも、繰り返すように、善悪の図式の中で彼女を正義のヒロインにするつもりはまったくなかった。撮っている途中から、これは被写体に迫る映画ではない、と気付きました。望月さん自身ではなく、テーマはたぶん、背後にある別のもっと大きなものなんです」

森監督はそれを自ら詳しく解説することはしないが、先述のとおり、今作のテーマが社会に広がる同調圧力や忖度のあり様であり、メディアがそれに抵抗できていないどころか埋没しているのではないかという問題提起にあることは明らかだ。

メディアの力が弱くなっているチェック機能が働かなくなっている、と言われて久しい。一昔前だったら森友問題も加計問題も、それだけで『アウト』ですよね。政権も、ここまで露骨なウソやはぐらかしはしなかった。追及力が弱くなっているのは確かだと思います」

「でも、メディアは社会と政治の合わせ鏡です。社会と政治が素晴らしいのにメディアだけがどうしようもないということはない。メディアが地盤沈下しているとしたら、社会全体がそれを許していると考えるしかない

「まさにニワトリと卵ですが、社会が何かに気付いて動くためには、メディアも覚醒しなければならない。そのためには、個々の記者が自主規制や思考停止、同調圧力から解放されなければならないはずです」

東京国際映画祭での作品上映後、記者からの質問タイムで際立ったのは、「あなたはどう思いますか?」という森監督の逆質問。答えに詰まる記者の言葉をゆっくり待ったうえで、「それが正解です。映画は見た瞬間に皆さんのもの。色んなことを考えてもらえばいい。僕も皆さんの意見を受けて発見していきたい」と返した。

タイトルには、衣塑子(i)のように主語(i)を出そう、というメッセージが込められているようだが、むろん森監督は絶対に自ら解題しない。

「虎の尾を踏むかのような題材を扱うのは、ある意味で僕の抵抗です。スタイリッシュな世界観やオトナの趣味を紹介する『&M』の世界にはそぐわないかもしれない。でも、メディア=媒体は、文字どおり社会や政治と人をつなげるものです。政治のことや社会問題なんて自分には関係ない、と思っている人がいま見ているスマホやPCも、キャンプや車といった趣味の世界も、ぜんぶ政治や社会が反映されている。無関係と思っているうちに巻き込まれている。メディアはそれを人々に気付かせる役割があるはずです

「言っている意味がよく分からない、と思ったら、ぜひこの映画を見て下さい」

最後に少しだけニヤリと笑った。

(文・石川智也 写真・林 紗記)


プロフィール

〈もり・たつや〉1956年、広島県生まれ。テレビ番組制作会社を独立後の98年、オウム真理教を取り上げたドキュメンタリー映画『A』を発表。2001年には続編『A2』も公開し、賛否両論を巻き起こした。16年には作曲家・佐村河内守に密着した『FAKE』を発表。著書に『下山事件(シモヤマ・ケース)』 『死刑』 『A3』など。


作品情報
『i -新聞記者ドキュメント-』

企画・製作・エグゼクティヴ・プロデューサー:河村光庸
監督:森達也 出演:望月衣塑子
2019年/日本映画 制作・配給:スターサンズ
11月15日(金)より新宿ピカデリーほか全国ロードショー
(c)2019『i -新聞記者ドキュメント-』
http://i-shimbunkisha.jp/
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●「防衛装備移転三原則」と「武器見本市」…《歴代政権が踏襲していた武器輸出禁止政策に立ち戻るべき》(琉球新報)

2019年11月25日 00時00分35秒 | Weblog

[※ 「こんな人たち」 報道特集(2017年7月8日)↑]



山口登史・中谷秀樹・荘加卓嗣・布施谷航記者らの、東京新聞の記事【「死の商人 日本にいらない」 幕張で武器見本市 市民ら抗議の声】(https://www.tokyo-np.co.jp/article/national/list/201911/CK2019111902000148.html)。
琉球新報の【<社説>政府の武器輸出支援 平和主義の理念にもとる】(https://ryukyushimpo.jp/editorial/entry-1028408.html)。

 《二〇一四年に安倍政権は「武器輸出三原則」を撤廃し、原則解禁する「防衛装備移転三原則」を閣議決定してから、武器輸出の動きは加速。「平和国家」を標榜(ひょうぼう)する国で繰り返される武器見本市に、批判が上がっている》。
 《政府が武器の輸出を後押しするのは日本が戦後、築き上げてきた平和国家の理念に逆行する。改めて強い危惧を抱かざるを得ない…過去の歴代政権が踏襲していた武器輸出禁止政策に立ち戻るべきだ》。

   『●ブレーキは無く、二つの「アクセル」な自公政権
    「防衛産業でつくる経団連の防衛生産委員会が、
     事実上の禁輸政策だった武器輸出三原則を大幅に
     緩和すべきだとする提言をまとめた。安倍政権が
     進める三原則見直し作業に呼応した内容で、
     官民一体を演出し、武器輸出解禁に道を開く狙いが
     あるとみられる」

   『●経団連の本音、「市民を戦場に連れてって」:   
     「米国の商売としての戦争」という地獄へ突き落す行為
   『●悪徳企業型徴兵制……「(自衛隊の)派兵はもちろんのこと、
            派遣も反対」の中山素平さんは泣いている

   『●経団連は、「プルトニウムをつくる装置」再稼働を後押し。
              そして、国家戦略としての「武器輸出」を推進!
    「財界・経済界・産業界は、まさに「死の商人」……
     「財界の鞍馬天狗」中山素平氏は泣いていないか?」

   『●アベ様や「憲法尊重擁護義務を課せられた政治家」高村副総裁と、
                          是非、公開討論を!
   『●「平和憲法」が風前の灯火: 壊憲の坂道を転げ落ち、
        アベ政権と与党自公は戦争へと火に油を注いでいる
   『●平和憲法を壊憲し軍隊を持ち「戦争できる国」の時代に:
               「ネジレ」を取り戻し、「厭戦」の世に戻したい
   『●「人殺し」に行くのはアナタ、「自分は
     “お国のために死ぬのはゴメンだ”と」言うヒトを支持する人って?
   『●望月衣塑子東京新聞記者、議論無く「「欧米列強に倣え、
          進め」と武器輸出推進の道に歩みを進めている」
    《2014年6月にフランスのパリで開かれた国際武器見本市
     「ユーロサトリ」で、初代防衛装備庁装備政策部長であり、
     当時防衛省装備政策課長だった堀地徹氏がイスラエル企業の
     ブースに立ち寄り、「イスラエルが開発する無人攻撃機『ヘロン』
     に関心があると伝え、密談に及んだという。同じ月、
     安倍晋三首相がイスラエルのネタニヤフ首相と新たな
     包括的パートナーシップの構築に関する共同声明を発表、
     防衛協力の重要性を確認し、閣僚級を含む両国の防衛当局間の
     交流拡大で一致した》

 「防衛装備移転三原則」と「武器見本市」…「武器輸出三原則」の《歴代政権が踏襲していた武器輸出禁止政策に立ち戻るべき》だ。
 本当に悍ましい…人の親として子や孫にそんなに〝人殺し〟させたいものかね。それに、《日本の技術が市民の殺戮に使われる》…、考えただけでも悍まし過ぎる。《政府の武器輸出支援》…輸出されたその武器の矛先には、誰が居るのか?

   『●自衛隊員の「息子に迷惑をかけぬよう、
    「縁を切った」上で」、戦争法案に反対する平和子さん
   『●要《戦争絶滅受合法案》!: 憲法9条第2項抹殺…
       戦争したくてしょうがないアベ様ら自公与党議員達
   『●「国策の名の下に研究者が軍事研究に加担させられた
          歴史を繰り返そうとしている…亡国の施策だ」
    「以前、望月衣塑子記者にも関連したリテラの記事で、
     《パレスチナ空爆で罪のない一般市民の犠牲を多数出している
     イスラエルとの軍事協力…。もし本当に、イスラエルと共同で
     無人機の研究開発を進めることになれば、この地区で日本の技術が
     市民の殺戮に使われる》。オゾマシ過ぎる

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https://www.tokyo-np.co.jp/article/national/list/201911/CK2019111902000148.html

「死の商人 日本にいらない」 幕張で武器見本市 市民ら抗議の声
2019年11月19日 朝刊

     (「武器見本市はいらない」と書かれた横断幕を掲げる市民団体の
      メンバーら=18日、千葉市美浜区のJR海浜幕張駅前で)

 総合的な防衛装備品の見本市「DSEI JAPAN 2019」が十八日、千葉市美浜区の幕張メッセで開かれ、日本企業や海外企業約百五十社が出展した。二〇一四年に安倍政権は「武器輸出三原則」を撤廃し、原則解禁する「防衛装備移転三原則」を閣議決定してから、武器輸出の動きは加速。「平和国家」を標榜(ひょうぼう)する国で繰り返される武器見本市に、批判が上がっている。

 見本市の会場入り口ではこの日、約四百十人の市民らが集まり「武器はいらない」と訴えた。

 呼び掛けたのは市民団体「幕張メッセでの武器見本市に反対する会」と「安保関連法に反対するママの会@ちば」。会場最寄りのJR海浜幕張駅南口前でも「武器見本市はいらない」と書かれた横断幕を掲げた。二十日までの開催期間中、抗議活動を続けるという。

 見本市は、英国・ロンドンで二年に一度開催される世界最大級の武器見本市で、英国外での開催は今回初となる。日英両政府が支援し、三菱重工業川崎重工業などの国内メーカーも参加。開催前に学者や市民らが反対の共同声明も発表していた。ママの会メンバーの金光理恵さん(56)=千葉県船橋市=は、抗議活動で「憲法の平和主義の精神に照らし合わせ、いかなる武器の売買も日本国内で行われてほしくない。『死の商人はいらない」と語った。

 海浜幕張駅を通りかかった船橋市の会社員三橋和夫さん(63)も「武器見本市が最近になり、なぜ何度も開かれるのか。日本の防衛装備庁も出展しているというが、もっと暮らしに寄り添った税金の使い方をしてほしい」と疑問を投げ掛ける。

 幕張メッセが武器見本市の会場となるのは、二〇一七年と今年六月に「MAST Asia」が開かれたのに続き三回目。ママの会と反対する会は、施設を所有する県に対しても、貸し出し中止を求める署名を提出。県の担当者は「公の施設は正当な拒む理由がない限り貸し出す。(武器見本市の開催は)県の設置管理条例に違反していない」としている。(山口登史、中谷秀樹)

     (政府が支援する防衛装備の見本市では防衛装備庁が
      陸上自衛隊の10式戦車も出展=18日、千葉市で)


◆産業強化狙い禁断の領域に

 日本の武器等の輸出を巡る方針は第二次安倍晋三政権の発足以降、大きな転換を見せてきた。

 一九六七年、当時の佐藤栄作首相が、共産圏や国連決議により輸出が禁止されている国、国際紛争の当事国などへの武器輸出を認めない「武器輸出三原則」を表明。厳しい制約を課してきた

 だが、安倍首相が政権に復帰した後の二〇一四年に新たな「防衛装備移転三原則」を策定。移転を禁止する場合の明確化や、認める場合の限定や情報公開などをうたったものの、輸出を原則解禁。当初もくろんだオーストラリアへの潜水艦輸出は実現しなかったものの、一七年にフィリピン海軍に海上自衛隊が使用した練習機「TC90」を貸与している。一五年に横浜で武器展示会が開かれるなど、国内での武器見本市の開催も活発化している。

 こうした動きの背景には、供給先が国内に限られる防衛産業界の意向があるようだ。経団連は一五年、防衛装備品の海外移転を国家戦略として推進すべきだと提言している。河野太郎防衛相は先月、都内で開かれた防衛政策などを議論する経団連の会合に出席。

 その後の記者会見で河野氏は「海外からも情報提供の要望があるようなものについては、装備品の移転ということも視野にきちんと入れていく必要がある」と理解を示した。

 金子勝・立教大大学院特任教授(財政学)は「国際的な産業競争力の低下が深刻になり、禁断の領域に手を突っ込んだ印象。ただ、武器輸出の分野だけ競争力があるわけではない。日本の産業の現状はもっと厳しく、政府の思考そのものが遅れている」と、武器輸出に前のめりな姿勢を危ぶんだ。 (荘加卓嗣、布施谷航)
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https://ryukyushimpo.jp/editorial/entry-1028408.html

<社説>政府の武器輸出支援 平和主義の理念にもとる
2019年11月20日 06:01

 政府が武器の輸出を後押しするのは日本が戦後、築き上げてきた平和国家の理念に逆行する。改めて強い危惧を抱かざるを得ない。

 国内初となる総合的な防衛装備品の見本市「DSEI Japan」が、防衛省・防衛装備庁や外務省の後援を得て、千葉市の幕張メッセで開催されている。

 陸海空の装備に加え、テロ、サイバー攻撃など安全保障に関連する全分野を扱う世界最大級の見本市だ。2年に1度開かれ、今回初めて英国以外で催された。

 出展したのは日本企業約50社を含む約150社だ。見本市を支援する英国のほか、米国、イスラエル、カナダ、インドからも参加した。

 もともと政府は去る大戦の反省から、武器輸出三原則の下で原則禁輸政策を取り、例外的に輸出を認めていた。2014年にこれを撤廃したのが安倍晋三政権だ。国際紛争を助長しかねず、国の行く末を危うくする決定である。

 武器輸出三原則に代わって閣議決定した防衛装備移転三原則は国際協力の推進や日本の安全保障に資する場合、相手国の適正な管理などを条件として輸出を認める。それまでの禁輸対象のうち「国際紛争の当事国やその恐れがある国」から、「恐れがある国」という表現を削除した。

 紛争の恐れがある国に武器を輸出すれば一方の側に肩入れすることになり、中立の立場から平和外交を推し進めるのが困難になる憲法が掲げる平和主義の理念にもとるのは明らかだろう。

 今回の見本市は実行委員長に西正典元防衛事務次官、特別顧問に森本敏・元防衛相が就いている。防衛装備庁のブースには陸上自衛隊の10式戦車なども展示された。防衛省が前面に出た政府肝いりのイベントだ。

 近年、防衛予算に占める輸入の割合が増えているという。最新型ステルス戦闘機F35や垂直離着陸輸送機オスプレイといった高額な兵器を米国から購入するためだ。

 日本の防衛産業は重工業、情報システムなど幅広い。だが自衛隊の防衛装備品は少量調達で開発コストがかかり、収益性は低いといわれる。

 官民足並みをそろえて実現させた輸出拡大策も、企業の側に利益をもたらしているとは言えないようだ。「死の商人」と批判されるリスクも無視できまい。

 武器の輸出を加速させる国家政策は、長期的に見ると、メリットよりもデメリットの方が多い。輸出した武器で人命が奪われる事態は誰も望まない。

 戦争のない国際社会を築くため積極的に発言していくのが日本の果たすべき役割だ。武器商人のように振る舞うのではなく、兵器の取引など必要のない環境をつくるために力を注いだ方がいい

 過去の歴代政権が踏襲していた武器輸出禁止政策に立ち戻るべきだ
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●トドメのサクラ…「私人」にオトモダチ招待「枠」? 《政府は「首相夫人は公人ではなく私人」とする答弁書を閣議決定》

2019年11月24日 00時00分13秒 | Weblog

[※ 日刊ゲンダイ2017年3月4日)↑]



琉球新報の【<社説>安倍政権の公私混同 違法なら辞任は免れない】(https://ryukyushimpo.jp/editorial/entry-1029581.html)。

 《首相主催の「桜を見る会」に多数の後援会関係者が招かれていた問題で、安倍晋三首相に千人程度の推薦枠があったことが明らかになった。首相と別に副総理と官房長官、官房副長官に計千人自民党に6千人の枠があった。推薦枠は首相夫人の昭恵氏も持っていたという。学校法人「森友学園」への国有地売却を巡り学園と昭恵夫人の関係が問題となった際に、政府は首相夫人は公人ではなく私人とする答弁書を閣議決定した。公的行事の招待権限を私人に与えていたことになり、「私物化を政府自ら認めたことになる。桜を見る会の参加者は2014年に約1万3700人だったのが、今年は約1万8200人に膨れ上がった。各界の功績・功労者という基準に関係なく、首相をはじめ与党議員が自身の支持者を大量に招いた結果、人数と費用が野放図に膨張してきた。公費を使ったえこひいきであり、目に余る公私混同だ》。

 「常識」通じぬアベ様や最低の官房長官ら。息吐く様にウソをつき続ける異常さ。
 大臣の辞職といったレベルではない。議員辞職でしょうし、お縄でなければおかしい。

   『●アベ様お得意の《政治の私物化》の極致…《「桜を見る会」…
            公的イベントを支援者接待と政治資金集めに利用》
   『●「桜を見る会」税金接待…《稲田氏や萩生田氏、世耕氏といった
           安倍首相の側近議員たちも…招待し、もてなしていた》
   『●「桜を見る会」税金による支持者接待および「前夜祭」
      政治資金パーティー…公職選挙法違反および政治資金規正法違反
    「《公職選挙法違反にあたる可能性…政治資金規正法違反疑惑》…
     晋和会では当然きちんと処理されてるんですよね? それとも、
     安晋会の方で処理してるんですか?」
    「さて、案の定、閣議決定済みの「私人」アベ昭恵様が…登場。
     アベ様やお妃さまの「オトモダチ」が噛んでいた可能性が指摘…
     《飲食提供事業を独占し、契約価格が約1200万円も吊り上げられ
     てきたのは、安倍首相と深い関係をもつ「お友だち」企業》。
     すごいなぁ、アベ様ご夫妻」

   『●「中止」で幕引き、火消しを図る気、満々…アベ様は
     《ひいては集票が期待できる》ので「桜を見る会」と前夜祭を利活用
    《本音のコラム 「桜も赤くなる」 斎藤美奈子…後援会員や支持者への
     感謝と慰労を示すことができ、ひいては集票が期待できる
     招待客の名誉欲や自尊心をくすぐり、ひいては集票が期待できる
     芸能人らとの記念撮影はPRになり、ひいては集票が期待できる
     税金の無駄遣い? いや公金による買収でしょ》

   『●《ひいては集票が期待できる》の3乗で《公金による買収》
       …《幕引きは許されない。疑惑解明の始まりにすぎない》
   『●金子勝さん「安倍さん関連は検察も警察も一切動かない」
     「まるで犯罪者集団。泥棒だらけ」「来年は泥棒しませ~ん」
   『●トドメのサクラ…《菅原一秀…河井克行…公職選挙法違反容疑
       …萩生田光一…「身の丈…」…河野太郎…「私は雨男」…》

   『●《在職最長2886日》だってさ! メディアコントロール・
     超監視社会を含め負のレガシー山積という醜悪な長期独裁政権
   『●名門ホテルの誰か…見積書・明細書・領収書をリークして!
     アベ様に地獄に引きずり込まれ、トドメのサクラを刺される前に

 《後援会の補塡ではなくホテル側の負担だとしても、政治資金規正法は企業・団体が政党や政治資金団体以外に寄付することを禁止する。割引分がホテルの寄付として、違法献金に当たる可能性がある》。名門ホテルにホイッスル・ブロワーは居ないのか? 見積書・明細書・領収書をリークしないと、アベ様もろとも地獄行きです。《口封じ》《厳重に確認》「脅し」に屈してはいけない。《だがニューオータニは、安倍事務所と歩調を合わせていると、自らの首を絞めることになりかねない》。
 日刊ゲンダイの記事【取締役と2度会食 安倍事務所がニューオータニを“口封じ”か】(https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/265075)によると、《安倍首相は15日の釈明で、価格について「ホテル側が設定した」と主張したが、見積書も明細書もないという。「会費とホテル名義の領収書をその場で手交した」とも言ったが…国際的な超一流ホテルが、参加人数が確定する前に大量の領収書を発行するようなズサンなことをするのか。驚きを禁じ得ないが、安倍サイドがニューオータニに“口封じ”を働きかけたのではないか、という疑いが浮上している。…安倍事務所が15日、ニューオータニの広報部長ら2人を議員会館の部屋に呼び出して話し合いの場を持ち、「会費5000円」が厳重に確認されたというのである…だがニューオータニは、安倍事務所と歩調を合わせていると、自らの首を絞めることになりかねない。会費5000円を「ホテル側が設定した」以上、テルも罪に問われる可能性があるのだ。ホテルが安倍サイドにだけ特別サービスをしていたら、基本料金との差額分は安倍事務所や安倍後援会に対する違法な「企業献金となる。「政治資金規正法」では、企業献金は政党や政党支部に対してしか許されていないからだ》。

 最低の官房長官はアベ様の御妃は「人選に関与していない」と完全否定しておきながら、閣議決定済み「私人」に「枠」ってどういうことだ? しかも、ケータリング会社はご夫妻のオトモダチによる「「お友だち」企業」だそうだ。デタラメの極致。
 東京新聞の記事【桜を見る会 昭恵氏関与で「私人」議論再燃 政府「夫人枠」を否定】(https://www.tokyo-np.co.jp/article/politics/list/201911/CK2019112202000146.html)によると、《安倍晋三首相の妻昭恵氏が関わっていたことを受け、二十一日の参院内閣委員会では私人の昭恵氏が公的行事に関与することの是非が議論》。
 何を議論することがあるのか。議論するまでもない、アベ様ご夫妻による《私物化》。

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https://ryukyushimpo.jp/editorial/entry-1029581.html

<社説>安倍政権の公私混同 違法なら辞任は免れない
2019年11月22日 06:01

 首相主催の「桜を見る会」に多数の後援会関係者が招かれていた問題で、安倍晋三首相に千人程度の推薦枠があったことが明らかになった。首相と別に副総理と官房長官、官房副長官に計千人自民党に6千人の枠があった。

 推薦枠は首相夫人の昭恵氏も持っていたという。学校法人「森友学園」への国有地売却を巡り学園と昭恵夫人の関係が問題となった際に、政府は首相夫人は公人ではなく私人とする答弁書を閣議決定した。公的行事の招待権限を私人に与えていたことになり、「私物化を政府自ら認めたことになる

 桜を見る会の参加者は2014年に約1万3700人だったのが、今年は約1万8200人に膨れ上がった。各界の功績・功労者という基準に関係なく、首相をはじめ与党議員が自身の支持者を大量に招いた結果、人数と費用が野放図に膨張してきた。

 公費を使ったえこひいきであり、目に余る公私混同だ

 自民党が支持拡大のため公的行事を組織的に利用したのであれば、問題は道義的責任というだけにとどまらない。これだけの後援者を招いて飲食物を無償で提供する行為は公職選挙法が禁じる寄付行為に該当する疑いがある。

 買収・供応ではないかという野党の追及に対し、菅義偉官房長官は「当たらない」と答弁している。しかし、地元招待者の人選への関与を否定してきた安倍首相が従来の答弁を修正した経緯もあり、にわかには信じ難い。

 疑惑はもう一つある。東京都内のホテルで開かれた安倍後援会による桜を見る会「前夜祭」の資金の収支だ。前夜祭の会費は1人5千円だが、ホテルニューオータニの宴会相場は1万1千円からだ。6千円の差額を後援会が補塡(ほてん)していれば、公選法などに違反する疑いが生じる。

 後援会の補塡ではなくホテル側の負担だとしても、政治資金規正法は企業・団体が政党や政治資金団体以外に寄付することを禁止する。割引分がホテルの寄付として、違法献金に当たる可能性がある。

 公選法を巡る疑惑は閣僚の辞任に直結する。選挙区の有権者に秘書が香典を渡していた菅原一秀前経済産業相、妻の参院議員に公選法違反の疑いが報じられた河井克行前法相の辞任は記憶に新しい。

 選挙区の有権者を観劇会に招くなどした小渕優子元経産相、うちわを配った松島みどり元法相、建設会社から金銭を受け取った甘利明元経済再生担当相らも辞任した。

 桜を見る会、前夜祭を巡る対応も法律に抵触しないか究明が必要だ。違法ならば安倍首相の辞任は避けられない。

 首相は政治資金規正法違反には「全く当たらない」と主張している。そうであれば野党が求める衆参両院予算委の集中審議に応じ、自ら資料を示して疑問に答えるべきだ。それができないのなら、司直による解明を待つしかない。
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●名門ホテルの誰か…見積書・明細書・領収書をリークして! アベ様に地獄に引きずり込まれ、トドメのサクラを刺される前に

2019年11月23日 00時00分37秒 | Weblog

[※ 「こんな人たち」 報道特集(2017年7月8日)↑]



日刊スポーツのコラム【政界地獄耳/間違ってる安倍首相の反省】(https://www.nikkansports.com/general/column/jigokumimi/news/201911210000058.html)。

 《領収書はない。明細書はない、関与していない。問題ないと言い張る政府に国民が感じるのは、「枠」という名の選民意識と上級国民を選ぶ官邸と選ばれる人側への反発だ。つまり首相は反省する場所が違っている》。

 アベ様にとって、トドメがサクラとなるかどうか? 閣議決定済みの、アベ様ご夫人の「私人」殿は、最低の官房長官に言わせると「一切人選に関わっていない」はずなのに、私人・アベ昭恵様「枠」があった…ってどういうことだ?

   『●アベ様お得意の《政治の私物化》の極致…《「桜を見る会」…
            公的イベントを支援者接待と政治資金集めに利用》
   『●「桜を見る会」税金接待…《稲田氏や萩生田氏、世耕氏といった
           安倍首相の側近議員たちも…招待し、もてなしていた》
   『●「桜を見る会」税金による支持者接待および「前夜祭」
      政治資金パーティー…公職選挙法違反および政治資金規正法違反
    「《公職選挙法違反にあたる可能性…政治資金規正法違反疑惑》…
     晋和会では当然きちんと処理されてるんですよね? それとも、
     安晋会の方で処理してるんですか?」
    「さて、案の定、閣議決定済みの「私人」アベ昭恵様が…登場。
     アベ様やお妃さまの「オトモダチ」が噛んでいた可能性が指摘…
     《飲食提供事業を独占し、契約価格が約1200万円も吊り上げられ
     てきたのは、安倍首相と深い関係をもつ「お友だち」企業》。
     すごいなぁ、アベ様ご夫妻」

   『●「中止」で幕引き、火消しを図る気、満々…アベ様は
     《ひいては集票が期待できる》ので「桜を見る会」と前夜祭を利活用
    《本音のコラム 「桜も赤くなる」 斎藤美奈子…後援会員や支持者への
     感謝と慰労を示すことができ、ひいては集票が期待できる
     招待客の名誉欲や自尊心をくすぐり、ひいては集票が期待できる
     芸能人らとの記念撮影はPRになり、ひいては集票が期待できる
     税金の無駄遣い? いや公金による買収でしょ》

   『●《ひいては集票が期待できる》の3乗で《公金による買収》
       …《幕引きは許されない。疑惑解明の始まりにすぎない》
   『●金子勝さん「安倍さん関連は検察も警察も一切動かない」
     「まるで犯罪者集団。泥棒だらけ」「来年は泥棒しませ~ん」
   『●トドメのサクラ…《菅原一秀…河井克行…公職選挙法違反容疑
       …萩生田光一…「身の丈…」…河野太郎…「私は雨男」…》

   『●《在職最長2886日》だってさ! メディアコントロール・
     超監視社会を含め負のレガシー山積という醜悪な長期独裁政権

 とんだ、ウソ吐きな《犯罪者集団》。
 日刊ゲンダイの記事【夕食会参加者「別のホテルに宿泊」首相弁明に新たな墓穴】(https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/265009)によると、《ツアー参加者に配られた注意文書には、当日の移動用バスについて〈宿泊先ホテル(全日空ホテルもしくはホテルオークラ東京)の出発時間が7時になります〉と記載。夕食会の会場となったホテルニューオータニは含まれていない。参加者のひとりは、共同通信の取材にニューオータニには宿泊していないと証言。「ツアーバスは計10台ほどで、オークラ発が2、3台、残りはANAだった」と振り返ったという》。

 老舗・名門ホテル…地獄に引きずり込まれる前に、見積書や明細書、領収書を誰かリークした方がよくない? アベ様を守れても、ホテル経営が立ち行かなくなれば、そちらの方が致命的な大打撃では? 《首相サイドとホテル側が握り合えば最後まで全貌はわからないかもしれない》…いやいや傷つくのは名門ホテル側です。
 東京新聞の記事【夕食会場と宿泊先は別 15年桜を見る会ツアー文書】(https://www.tokyo-np.co.jp/article/politics/list/201911/CK2019112002000144.html)によると、《安倍晋三首相主催の「桜を見る会」前日の夕食会を巡り、二〇一五年に首相事務所名でツアー参加者に配られた文書の記載では、会場と宿泊先のホテルが異なることが分かった。五千円という夕食会の会費が安過ぎるとの指摘に首相は「参加者の大多数が宿泊者という事情などを総合的に勘案してホテル側が設定した」などとしており、疑問や詳細な説明を求める声が強まりそうだ》。

 ほらほら、アベ様がとんでもないことを口走り始めてますよ。大丈夫か名門ホテル! 見積書・明細書・領収書をホテルの誰か、リークしたほうがいいよ!
 日刊スポーツの記事【安倍首相、夕食会と違う宿泊先は「ホテルの手違い」】(https://www.nikkansports.com/general/nikkan/news/201911200000229.html?utm_source=twitter&utm_medium=social&utm_campaign=nikkansports_ogp)によると、《安倍晋三首相は20日の参院本会議で、「桜を見る会」前日の「前夜祭」と呼ばれる夕食会をめぐり、15年分については、地元から募ったツアー参加者の宿泊先と、夕食会会場が異なることが発覚したことを受けて理由を問われ、「ホテルの事務的な手違いで会場が確保できず、別のホテルに変更した」と、釈明した》。
 このままでは、ホテルが悪いことにされちゃうよ!?

 《犯罪者集団》のボスは息吐く様にウソをつける。自由自在やね。
 中根政人記者による、東京新聞の記事【首相の説明にほころび 桜を見る会、推薦に関与】(https://www.tokyo-np.co.jp/article/politics/list/201911/CK2019112102000139.html)によると、《安倍晋三首相は二十日の参院本会議で、自身が主催した「桜を見る会」の招待客の推薦に関わっていたことを認めた。人選への関与を否定したこれまでの答弁を修正した。菅義偉(すがよしひで)官房長官は衆院内閣委員会で、今年の招待客約一万五千人のうち、首相の推薦が千人程度自民党の推薦が六千人程度に上ったことを明らかにした。麻生太郎副総理兼財務相や氏ら官邸幹部の推薦も千人程度に上ったと説明した。招待客の半数以上が政府・与党の政治家による推薦で占められていた。(中根政人)》

 《灰色のままこの問題はうやむやになるのかもしれない》…えぇっ~、アベ様の世が続くの? 《「桜を見る会」疑惑は法的にはすり抜けられても国民の心からは消えないだろう》…これでも《法的にはすり抜けられる》の? どんな法治国家? アベ様の人治主義国家のなせる業か?

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https://www.nikkansports.com/general/column/jigokumimi/news/201911210000058.html

コラム
政界地獄耳
2019年11月21日8時6分
間違ってる安倍首相の反省

★「桜を見る会」疑惑は深まるばかりだ。20日、官房長官・菅義偉は今年の「桜を見る会」招待客の推薦枠は各省庁推薦の功労者らと、自民党枠がそれぞれ6000人首相枠が1000人、これには内閣官房内閣審議官・大西証史が「安倍事務所において、昭恵夫人からの推薦もあった」と付け加えた。副総理、官房長官、官房副長官枠が合わせて1000人、国際貢献や芸術文化などの特別招待者や報道関係者、公明党関係者などが合わせて1000人とした。

★同日の参院本会議で首相・安倍晋三は多数の後援会関係者らを招いたことに「招待者の選定基準が曖昧で結果として数が膨れ上がってしまった。大いに反省する」とした。加えて「事務所から相談を受ければ、意見を言うこともあった」と関与がないとの発言から後退した。首相サイドとホテル側が握り合えば最後まで全貌はわからないかもしれない。だがホテルは別の政府や自民党関連の会合で収支のつじつまを合わせるなど逃げ道はいくらでもある。つまり灰色のままこの問題はうやむやになるのかもしれない

★実際、飛行機や新幹線のディスカウントチケットやホテル代を正規の料金で払っている人は少ない。場合によっては会社で奨励しているところもある。だがこれはいわば生活防衛だ。新幹線のチケットを格安チケットに変えて1000円浮かして弁当とお茶を買いこむ出張族の思いが首相に分かるだろうか。領収書はない明細書はない、関与していない問題ないと言い張る政府に国民が感じるのは、「枠」という名の選民意識と上級国民を選ぶ官邸と選ばれる人側への反発だ。つまり首相は反省する場所が違っている。招待者が膨れ上がったことが問題ではない。その「呼んでやる」という意識を反省すべき。「桜を見る会」疑惑は法的にはすり抜けられても国民の心からは消えないだろう。(K)※敬称略
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●《在職最長2886日》だってさ! メディアコントロール・超監視社会を含め負のレガシー山積という醜悪な長期独裁政権

2019年11月22日 00時00分42秒 | Weblog

[※ 「こんな人たち」 報道特集(2017年7月8日)↑]



日刊スポーツのコラム【政界地獄耳/「お祝い」できない最長政権の中身】(https://www.nikkansports.com/general/column/jigokumimi/news/201911190000037.html)。

 《★既に政府は本年度の税収について当初予算で見込んでいた62兆4950億円を大幅に下方修正、税収は1兆円を超す減収が見込まれている。もうアベノミクスが成功したという酔狂を言う者もいなくなり、首相自身もアベノミクスのしずくなどと言わなくなった。一方、お得意の俯瞰(ふかん)する外交だが結局、韓国、北朝鮮、ロシアなど周辺国との関係は良好とはいえず、中国との関係も最近になって光明が差したといえる》。

   『●トドメのサクラ…《菅原一秀…河井克行…公職選挙法違反容疑
       …萩生田光一…「身の丈…」…河野太郎…「私は雨男」…》

    「【斎藤貴男 二極化・格差社会の真相/日本はもはや国の体をなして
     いないことを実感した1カ月】…《悲しくて、情けなくて
     やりきれないなんでこんな手合いが首相なのかあり得ないだろう、
     普通》《日本はアベに破壊された。どいつもこいつも上しか見ない
     ヒラメになり下がり、人心も荒廃しきった。もう手遅れだ》。
     とっくに《日本はアベに破壊された》悲惨な国。同じ週のコラムで、
     鈴木耕さんも同じ感想。《安倍首相が率いる内閣という
     政治システムが、最初から汚臭漂うドブの中にある》《…実はぼくは
     いま、この国の在り方に絶望しかけているのだ……》」

 木谷孝洋記者による、東京新聞の記事【政治遺産乏しく長期政権に緩み 安倍首相、在職最長2886日】(https://www.tokyo-np.co.jp/article/politics/list/201911/CK2019111902000168.html)によると、《安倍晋三首相は十九日に第一次政権からの通算在職日数が二千八百八十六日になり、史上最長の桂太郎に並んだ。直前には、内閣改造で選ばれた新閣僚が相次ぎ辞任し、首相主催の「桜を見る会」に地元支援者が多数参加したことも明らかとなり、長期化の緩みが表面化した。「地球儀を俯瞰(ふかん)する」方針を掲げ、得意分野と自負する外交も成果は乏しく、首相は改憲によるレガシー(政治的遺産)作りを目指している。(木谷孝洋)》

 最長政権だってさ!? 《在職最長2886日》、ひゃぁ~。メディアコントロール超監視社会を含め負のレガシー山積という最悪の長期独裁政権。アベ様の独裁政権を有難がっている人の気が知れない。
 レガシーが「無い」ならまだしも、「政」はことごとく看板倒れ、戦争法や消費税増税などなど悪影響ばかり…〝成功〟はメディアコントロールのみ。《最長政権の中身》の空疎・空虚さよ…。「1/4」の自公お維支持者や選挙にも行かない「2/4」眠り猫な皆さんの罪はあまりに大きい。

   『●「3本の矢」「女性活躍」「1億総活躍」「働き方改革」「人づくり革命」
                         …そんなものを有難がってる…
    《「外交の安倍」を自負しているようだが、外交政策も、北朝鮮問題は
     「蚊帳の外」に置かれ、北方領土は1ミリも返還されず、
     TPP離脱の米国には2国間貿易交渉を迫られる始末だ。
     安倍政権の政策ことごとく失敗に終わっている》

   『●アベ様独裁・人治主義国家…《末期症状》《もはや始末に
           負えない》となって一体何年たつのだろうか…

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https://www.nikkansports.com/general/column/jigokumimi/news/201911190000037.html

コラム
政界地獄耳
2019年11月19日7時16分
「お祝い」できない最長政権の中身

★20日、首相・安倍晋三の首相在任期間が桂太郎の通算2886日を抜き、1885年(明18)の内閣制度発足以来、歴代最長となる。一時期は安定政権、安倍一強といわれた安倍政権だが、今は桜を見る会の私物化や公選法、政治資金規正法に抵触しかねず、首相の説明も矛盾点が多くグラグラだ。政界良識者たちはほかにやるべきことがあるとこの問題を一蹴するが国民との信頼関係が築けない首相が長くその座に就くことは国民にとっては喜ばしいことではない

★既に政府は本年度の税収について当初予算で見込んでいた62兆4950億円を大幅に下方修正、税収は1兆円を超す減収が見込まれている。もうアベノミクスが成功したという酔狂を言う者もいなくなり首相自身もアベノミクスのしずくなどと言わなくなった。一方、お得意の俯瞰(ふかん)する外交だが結局、韓国、北朝鮮、ロシアなど周辺国との関係は良好とはいえず、中国との関係も最近になって光明が差したといえる。

★ことに北朝鮮とはミサイルの脅威をあおる一方、謎の飛翔(ひしょう)体に変化するなど首相の掛け声は立派だが腰が据わらず、最後は「北朝鮮とは条件を付けずに向き合わなければならない」というものの対話の糸口すら見いだせずにいる。韓国とは民間外交が頼りで、政府間の冷戦状態はしばらく続くだろう。極め付きはロシアだ。北方領土返還でレガシーを残そうとしたものの、20回以上ロシアのプーチン大統領と会談したものの、揚げ句の果てに「北方領土は我が国の固有の領土」と言えなくなり、最近は「北方領土」も「北方四島」と言い換えるようになり歴代政権でこの問題を一番後退させた首相となった。日米関係は記すまでもない。これが最長政権の中身となれば、お祝いムードになるはずもない。(K)※敬称略
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●トドメのサクラ…《菅原一秀…河井克行…公職選挙法違反容疑…萩生田光一…「身の丈…」…河野太郎…「私は雨男」…》

2019年11月21日 00時00分54秒 | Weblog

[※ 自公選挙公約「子育て…」小躍りするアベ様日刊ゲンダイ(2017年12月19日)↑]



日刊ゲンダイのコラム【斎藤貴男 二極化・格差社会の真相/日本はもはや国の体をなしていないことを実感した1カ月】(https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/264592)。

 《この国の社会はもはや、社会としての体をなしていない。もともと小泉純一郎政権の新自由主義“改革”で危なくなっていたところを、アベシンゾーによって何もかもブチ壊されてしまった。この1カ月間だけでも――。》

   『●アベ様お得意の《政治の私物化》の極致…《「桜を見る会」…
            公的イベントを支援者接待と政治資金集めに利用》
   『●「桜を見る会」税金接待…《稲田氏や萩生田氏、世耕氏といった
           安倍首相の側近議員たちも…招待し、もてなしていた》
   『●「桜を見る会」税金による支持者接待および「前夜祭」
      政治資金パーティー…公職選挙法違反および政治資金規正法違反
    「《公職選挙法違反にあたる可能性…政治資金規正法違反疑惑》…
     晋和会では当然きちんと処理されてるんですよね? それとも、
     安晋会の方で処理してるんですか?」

   『●「中止」で幕引き、火消しを図る気、満々…アベ様は
     《ひいては集票が期待できる》ので「桜を見る会」と前夜祭を利活用
    《本音のコラム 「桜も赤くなる」 斎藤美奈子…後援会員や支持者への
     感謝と慰労を示すことができ、ひいては集票が期待できる
     招待客の名誉欲や自尊心をくすぐり、ひいては集票が期待できる
     芸能人らとの記念撮影はPRになり、ひいては集票が期待できる
     税金の無駄遣い? いや公金による買収でしょ》

   『●《ひいては集票が期待できる》の3乗で《公金による買収》
       …《幕引きは許されない。疑惑解明の始まりにすぎない》
   『●金子勝さん「安倍さん関連は検察も警察も一切動かない」
     「まるで犯罪者集団。泥棒だらけ」「来年は泥棒しませ~ん」

 《この1カ月間》のトドメがサクラ…。
 斎藤貴男さんは、《悲しくて、情けなくてやりきれないなんでこんな手合いが首相なのかあり得ないだろう、普通》《日本はアベに破壊された。どいつもこいつも上しか見ないヒラメになり下がり、人心も荒廃しきった。もう手遅れだ》。とっくに《日本はアベに破壊された》悲惨な国。

 同じ週のコラムで、鈴木耕さんも同じ感想。《安倍首相が率いる内閣という政治システムが、最初から汚臭漂うドブの中にある》《…実はぼくはいま、この国の在り方に絶望しかけているのだ……》。
 マガジン9のコラム【鈴木耕 言葉の海へ 第95回:「日本的システム」の崩壊】(https://maga9.jp/191113-4/)によると、《政治システムの壊滅こそが最大の問題! 国会を見ていてボーゼンとする。安倍内閣の重要閣僚がたった1週間のうちにふたりもスキャンダルで辞任した。大学入試に民間の英語試験を使用するという文科省の計画は、萩生田光一文科相自身の大失言であっという間に崩壊した…しかも、大親分であるはずの安倍首相自身が、国会審議の中でまことに下劣なヤジを飛ばし、予算委員長に注意されると口先だけの謝罪でごまかす。だが数日後に、またしても低劣最悪のヤジを飛ばしたところを見ると、安倍首相が率いる内閣という政治システムが、最初から汚臭漂うドブの中にあるとしか思えない。さらには、安倍首相主催「桜を見る会」がここにきて大問題に浮上した。なにしろ、公金(我々の税金)を使って自分の後援会の連中を招待していたというのだからタチが悪い。完全なる「選挙違反事案」だ。もう、やりたい放題と言っていい。…実はぼくはいま、この国の在り方に絶望しかけているのだ……。》

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https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/264592

斎藤貴男 ジャーナリスト
1958年生まれ。早大卒。イギリス・バーミンガム大学で修士号(国際学MA)取得。日本工業新聞、プレジデント、週刊文春の記者などを経てフリーに。「戦争経済大国」(河出書房新社)、「日本が壊れていく」(ちくま新書)、「『明治礼賛』の正体」(岩波ブックレット)など著書多数。

二極化・格差社会の真相
日本はもはや国の体をなしていないことを実感した1カ月
2019/11/13 06:00

     (「私の任命責任」と口だけの安倍首相はヤジを飛ばし
      (右写真=左上から時計回りに、辞任した菅原前経産相と
       河井前法相、萩生田文科相、河野防衛相)/(C)日刊ゲンダイ)

 この国の社会はもはや、社会としての体をなしていないもともと小泉純一郎政権の新自由主義改革”で危なくなっていたところを、アベシンゾーによって何もかもブチ壊されてしまった。この1カ月間だけでも――。

 菅原一秀経産相が有権者を、河井克行法相が運動員を、それぞれ“買収”した公職選挙法違反容疑で、就任早々の辞任に追い込まれた。大学入試への英語民間試験導入について萩生田光一文科相が「身の丈に合わせて頑張って」と吐いたかと思えば、河野太郎防衛相は「私は雨男」だと台風被害をウケ狙いのタネにした。

 アベは「私の任命責任」だと口では言う。だが何もしない。ただ威張る。国民を腹の底からなめきっていなければ、いや、まともな大人ならできっこない言動ばかりを繰り返して、今月20日にはとうとう歴代最長の首相在職日数になるのだとか。

 アベは国会の舞台でも、首相にあるまじき、というより幼児以下のヤジを飛ばしまくる。この6日には加計学園問題をめぐる文書を取り上げた野党統一会派の議員に、「あなたが作ったんじゃないの」。8日には立憲民主党の議員に「共産党か!」……。

 悲しくて、情けなくてやりきれないなんでこんな手合いが首相なのかあり得ないだろう、普通

 だが現実である。この間には例年春の公的行事「桜を見る会」がアベとその側近らに私物化されていた実態さえ暴露された。以上はみんな、この、たったの1カ月の間に起きたり、わかったりしたクソ話だ。歴代最長の首相とやらに、この国も私たちも、とうの昔に肥だめに突き落とされている

 幼児性丸出しの支配欲は、そのまま政策にもなっている。米軍とともにある戦争と、帝国主義へのむき出しの野心はご案内の通り。低能マスコミが「おトク」かどうかだけを垂れ流し続ける消費税のポイント還元は、イコール超監視社会への起爆剤だし、くだんの英語民間試験は、これも御用マスコミが萩生田発言を遠慮がちに形容する「格差の容認」どころか、あえて積極的に「格差を創造・拡大・固定化する」方便に他ならない事実を、私たちは断じて許してはならない。

 日本はアベに破壊された。どいつもこいつも上しか見ないヒラメになり下がり、人心も荒廃しきった。もう手遅れだ

 私は夢想する。日本の国家そのものをいっぺん解散して、ゼロからやり直せないだろうかここまで来てしまったら、それ以外に道は残されていないのではないか、と
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●(筆洗)《「コブラ効果」とは問題解決のための政策や判断が裏目に出て、かえって状況を悪化させることをいうそうだ》

2019年11月20日 00時00分06秒 | Weblog


東京新聞のコラム【筆洗】(https://www.tokyo-np.co.jp/article/column/hissen/CK2019110602000120.html)。

 《「コブラ効果」とは問題解決のための政策や判断が裏目に出て、かえって状況を悪化させることをいうそうだ。…▼ナンバーの奇数、偶数によってその日に通行できる車を当面制限する措置を打ち出したが、成功を祈るばかりである▼というのもメキシコ市が一九八九年、同様の措置を導入したが、あまり効果はなかったらしい。人々はいつでも運転できるようにともう一台、車を持つようになり、かえって車の台数は増えたそうだ。残念ながら「コブラ効果」の代表例の一つに数えられる》。

 「コブラ効果」な、お粗末なエネルギー政策のお話。
 東京新聞の記事【石炭火力に依存 存在感薄い首相 ASEAN会議、欧州と逆行】(https://www.tokyo-np.co.jp/article/world/list/201911/CK2019110602000152.html)/《だが、地球温暖化対策では、日本は二酸化炭素(CO2)排出量の多い石炭火力発電に依存する中、議論は深まらず、存在感を示せなかった。…日本のエネルギー政策で地球温暖化対策は停滞したままだ。東京電力福島第一原発事故で脱原発の声が強まったにもかかわらず、太陽光や風力といった再生可能エネルギーへの転換は不十分。石炭火力を重要なベースロード電源に位置付け、発電量に占める割合は近年、三割台を維持する》。

   『●《地球温暖化対策を名目に、経済産業省が新たな小型原発の
           開発》…「海暖め装置」でホントに温暖化防止?

 ニッポンの地球温暖化対策も「コブラ効果」? (たかが電気のために、あの金のなる巨大木な)あのアホな「発電機能付き湯沸し装置」で、むしろ地球温暖化を促進し、温室効果ガス以上に恐ろしい「死の灰」が…。本当に愚かだ。

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https://www.tokyo-np.co.jp/article/column/hissen/CK2019110602000120.html

【コラム】
筆洗
2019年11月6日

 「コブラ効果」とは問題解決のための政策や判断が裏目に出て、かえって状況を悪化させることをいうそうだ。植民地時代のインドにおける英国政府のある政策に由来する▼デリーでのコブラ害を恐れた政府は死んだコブラを持ってくれば、報酬を支払うと宣言した。コブラを殺させようとしたのである。ところが報酬ほしさにコブラを育てる人間が出てくる。政府は報酬を打ち切るが、結果、人々は価値のなくなったコブラを放してしまった。コブラは前よりも増えた▼そのデリー。大気汚染がここ数日で過去にないレベルで悪化している。映像を見るだけで息苦しくなる。白いスモッグが町中に立ち込めて、昼なお暗い状態である▼基準を大きく超える有害な二酸化炭素や二酸化窒素などが検出されている。当局は外出を控えるよう訴え、一部の学校は休校に追い込まれた。主な原因は自動車の排ガスや工場から排出される煙。これに野焼きの煙も加わる▼ナンバーの奇数、偶数によってその日に通行できる車を当面制限する措置を打ち出したが、成功を祈るばかりである▼というのもメキシコ市が一九八九年、同様の措置を導入したが、あまり効果はなかったらしい。人々はいつでも運転できるようにともう一台、車を持つようになり、かえって車の台数は増えたそうだ。残念ながら「コブラ効果」の代表例の一つに数えられる。
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●指差しヤジ再び…《責任を問うべきなのは安倍ではない。責任を取れない社会の■■を…放置してきた日本社会…》

2019年11月19日 00時00分08秒 | Weblog

[※ 「こんな人たち」 報道特集(2017年7月8日)↑]



リテラの記事【安倍首相の「共産党か」ヤジはネトウヨの常套句! 今年だけでヤジは27回、こんな下劣な総理大臣見たことない】(https://lite-ra.com/2019/11/post-5081.html)。

 《つくづく懲りない男だ。昨日8日の参院予算委員会で、安倍首相がまたもや“悪質ヤジ”を飛ばしたことが波紋を広げている。立憲民主党の杉尾秀哉議員が、2016年の高市早苗総務相による「電波停止」発言について質問したときのこと。安倍首相は座ったまま杉尾議員を指差し、「共産党か!」なるヤジを飛ばしたのだ》。

   『●《野党の質問にヤジを飛ばしている実態…今では政府側が
      野党を“ヤジる”という憲政史上まれにみる下品な内閣》
   『●自称《人材の宝庫》…野党議員ではなく、「あなたじゃないの」
         というヤジを飛ばす先は萩生田光一文科相ではないのか?

 アベ様《が野党を“ヤジる”という憲政史上まれにみる下品》さ。
 琉球新報の【<社説>止まらぬ首相のやじ 民主主義が壊れかねない】(https://ryukyushimpo.jp/editorial/entry-1023323.html)によると、《一方では自らに批判的な立場の議員を嘲笑(ちょうしょう)し、不都合な意見には耳を傾けようとしない。このような状況を放置しておけば健全な民主主義は壊れかねない。国会は強い危機感を持ち、自由で闊達(かったつ)な議論を妨害しかねない、やじや不規則発言には厳正に対処することを申し合わせるべきだ》。

 《反省》《責任》…アベ様から最も程遠い言葉。
 沖縄タイムスの【社説[安倍首相の答弁]反省しているか疑問だ】(https://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/495963)によると、《安倍首相は両日とも閣僚席から質問をした野党議員を指さしながらやじを飛ばした。安倍首相のやじはこれまでもたびたび起きているが、2閣僚の辞任を受けた集中審議であることを考えれば、事態を本当に反省しているのか、大いに疑問である》。

   『●《人材の宝庫》のはずが…《「経産省内閣」と揶揄される
     安倍政権は歴史に残る犯罪者集団と言われても仕方あるまい》

 飼い慣らされ、しつけられ…。
 【適菜収 それでもバカとは戦え/責任を取れない社会のダニを担ぎ上げた有権者に罰が下る】(https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/264433)によると、《そもそも安倍は「責任」という概念を理解していない。閣僚の任命責任について問われると「…」「…」などと答えている。反省して引き返すどころかこれまでやってきた政策を「前に進める」と言うのだから、意味がわからない。要するに、閣僚が辞めたら「責任は私に」と言えばいいと機械的に覚えているだけで、何を食べても「ジューシー」と言うのと同じ。そうなると、安倍に責任を問うこと自体が適切なのかという問題が出てくる。…今、責任を問うべきなのは安倍ではない。責任を取れない社会のダニを担ぎ上げ、放置してきた日本社会および有権者である》。

   『●「統一協会、暴力団、日本会議に神道議員連盟…どうするの」?、   
                    とアベ様をヤジり返してみては?
    《先日の衆院予算委員会で、耳を疑う場面があった。
     …首相が自席からこんなヤジを飛ばした。「日教組!」「日教組どうするの、
     日教組!」…見かねた大島理森予算委員長が「総理、総理も、
     ちょっと静かに」とたしなめた国権の最高機関の中での話である》
    「そのヤジが的を射ているのならまだしも、「民主党議員にヤジを
     飛ばしたことへの説明で「日教組(日本教職員組合)は補助金を
     もらっている」などと20日に発言したことについて、
     「補助金(をもらっている)ということは私の誤解だった。
     正確性を欠く発言だった」と訂正」って、なんじゃそら~!?
      誰か「統一協会暴力団日本会議神道議員連盟…どうするの」
     とヤジり返して、アベ様にそれらの真偽を確認してもらいましょうよ」

   『●立派な「戦争法案」!: 後方支援=兵站「武力行使と
      一体不可分の中心構成要素」、「リッパな戦闘行為」
    「女性議員には「早く質問しろよ」!、と言えても、志位氏には
     それを言う勇気もないヘタレなアベ様。福島瑞穂さんの「戦争法案」
     にはレッテル貼りと言えても、志位氏には何も言えない情けなさ。」

   『●ヨイショ本・礼讃本『安倍晋三の真実』が伝えない、
      「#選挙妨害を暴力団に発注するアベ様」という事実
    《国会という場で「早く質問しろよ! 」とヤジを飛ばし、挙げ句、
     市民に向かって指を指して「こんな人たちに負けるわけにはいかない」
     などと口走る、あの人が、“悪口を言わない”“意地悪をやろう
     と思ったことがない”って……。》

 再び指差しヤジ。しかも、「共産党か!」って…。醜悪で、酷過ぎる。「日教組!」「日教組どうするの、日教組!」並みの酷いヤジ。《この日の夜の『NEWS23』では、アンカーの星浩氏が安倍首相のヤジについて、「これもまた非常に悪質こんなに自分の席からヤジを飛ばす総理大臣って私も見たことありません」》《森田実氏が「品格がなさ過ぎる戦後、こんな首相がいたでしょうか」》《もはや“品格のなさ”というより“サイコパス”ではないのか》…正気ではない首相。馬さんや鹿さんも呆れる。
 もう恥ずかしすぎるので、早く首相だけでなく、議員そのものを止めてほしい。さんざん、公職選挙法違反政治資金規正法違反等を繰り返しておきながら、未だに議員でいる不思議。
 《今、責任を問うべきなのは安倍ではない。責任を取れない社会のダニを担ぎ上げ、放置してきた日本社会および有権者である》。「4分の1」の自公お維支持者や「4分の2」の眠り猫な皆さん、《責任を取れない社会のダニ》を責任をもって駆除してほしい。

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https://lite-ra.com/2019/11/post-5081.html

安倍首相の「共産党か」ヤジはネトウヨの常套句! 今年だけでヤジは27回、こんな下劣な総理大臣見たことない
2019.11.09 09:37

     (11月8日参院予算委で答弁する安倍首相
      (参議院インターネット審議中継より))

 つくづく懲りない男だ。昨日8日の参院予算委員会で、安倍首相がまたもや“悪質ヤジ”を飛ばしたことが波紋を広げている。立憲民主党の杉尾秀哉議員が、2016年の高市早苗総務相による「電波停止」発言について質問したときのこと。安倍首相は座ったまま杉尾議員を指差し、「共産党か!」なるヤジを飛ばしたのだ。

 杉尾氏は立憲民主党の議員なのに「共産党か!」って……コレ、所属政党を間違えたわけではなくて、ネトウヨがリベラル派や政権批判にレッテル貼りをするときに使うお決まりの文句なのだ。あらためてその品性に愕然とするが、重要なのはヤジがどのような文脈で出てきたかということ。質疑の流れを検証してみると、明らかに、突きつけられた不都合な真実に対する逆ギレ”であることがわかる。

 そのためにも、安倍首相の「共産党か!」ヤジが飛び出すまでの杉尾議員との国会質疑を、振り返っておこう。まず杉尾議員は、公選法違反疑惑で大臣を辞任した河井克行・前法務相の妻で、先の参院選では自民党公認で初当選した河井案里議員が、今春の広島県議選の期間中、複数の自民党県議に現金を持ってきたという中国新聞の報道をあげ、「公選法が禁じる買収や寄付行為にあたるのではないか」「これは極めて重大な問題。安倍首相は事実関係を確認してもらえないでしょうか」と追及した。

 すると安倍首相は、「これは内閣の中にいようが外にいようが、与党の議員であろうが野党の議員であろうが、当然、説明責任を果たしていくことが求められているわけであります」と答弁し、議場は騒然。当然だろう。安倍首相が法務大臣に任命した河井克行氏と、その妻で自民党の河井案里氏という「与党議員」に揃って公選法違反という疑惑が浮上しているのに、安倍首相は全く関係のない野党まで持ち出して、「与党であろうと野党であろうとこれは同じ」などと繰り出したのだ。杉尾議員も「野党は関係ありません」と突っ込んでいたが、明らかに疑惑を矮小化するためのスリカエ・印象操作ではないか。

 次に、杉尾議員は萩生田光一文科相の“資質”とメディアの萎縮について言及。本サイトでも取り上げてきた、大学入学共通テストの英語民間試験の導入をめぐる「身の丈にあってがんばれ」発言を批判し、萩生田大臣を守るために官邸主導で英語民間試験の見送りを決めたのではないかと追及した上で、「今日はどうしても聞きたいテーマがある」と言って、萩生田氏によるあの“報道圧力”文書問題に切り込んだ。

 念のため振り返っておくが、これは2014年の総選挙直前に、当時、自民党が在京テレビ局に選挙報道をめぐる圧力をかけた問題だ。『NEWS23』がアベノミクスについて否定的な街頭インタビューを報じたことに対し、安倍首相は「厳しい意見を意図的に選んでいる」と陰謀論まがいの主張をまくしたててブチ切れたのだが、放送から2日後、在京キー局に向けて萩生田光一・自民党筆副頭幹事長(当時)の名前で選挙時期における報道の公平中立ならびに公正の確保についてのお願い〉なる恫喝文書を送りつけたのだ。


■安倍首相が切れたのは立憲民主党・杉尾議員に「報道圧力」を追及されたから

 長らくTBSで報道記者を務めていた杉尾議員は、当事、局内にいた“当事者”の一人としての実感からこう質問した。

「私も当時メディアにいて、この文書を見ました。最後のパネルの下のほうですけども、出演者の発言回数、ゲストやテーマの選定、街頭インタビューや資料映像にいたるまで、事細かに注文をつけています。この文書が出る前日に、TBSの『NEWS23』に総理が出られて、街頭インタビューに対して『編集してますね』と噛みついた。それを受けての文書だと私は理解してます。文面は非常に丁寧なんですけども、内容は、言葉は悪いんですけど恫喝に等しいんですよ。私は長くテレビ報道で仕事をしてましたけど、こんな文書見たことありません。萩生田大臣、なんでこんな露骨な圧力をかけたんでしょうか」

 しかし、萩生田文科相は、まったく悪びれることなく「過去にも選挙前にこういう形でメディアのみなさんに、ぜひよろしくということで発出した経緯もございます」などと答弁し、報道圧力を正当化しようとした。これに対し、杉尾議員は「いや、これ以前にこんな文書はありませんよ。ここまで細かく書いているものはございません」と反論。さらに安倍政権による報道圧力の問題を掘り下げるため、2016年2月、当時も総務大臣だった高市早苗総務相が、国会で「国は放送局に対して電波停止できる」という趣旨の発言を繰り出した「電波停止」発言について述べようとした。

 ところが、その杉尾議員が高市総務相に、放送法における「政治的公平性」の解釈について問おうとしている最中、安倍首相が大臣席から突如、「共産党か!」なるヤジを飛ばしたのだ。

 当然、杉尾氏は「野次らないでください、なに野次ってるんですか、何が共産党なんだ」と反発。速記が止まるなど、国会進行に支障をきたすなか、金子原二郎参院予算委員長が不規則発言を慎むよう注意したが、議場はなおも紛糾し、金子委員長は「もう謝ったんだからいいじゃないですか」などと適当に流そうとした。安倍首相はその間も、腕を組んだまま椅子にふんぞり返り、またもや野党側に指をさして何か口を動かしていた

 この一連の流れをたどれば、安倍首相がどういった文脈でヤジを繰り出したかは歴然だろう。ようするに、自民党議員の重大疑惑に続き、閣僚による圧力問題を追及されるなかで、安倍首相はいきなり「共産党か!」なるヤジを飛ばしたのだ。つまり、ネトウヨ的な不規則発言をかますことで、追及に対してきちんと説明することを放棄し、議場を混乱させているのである。まったく救い難いではないか。

 この日の夜の『NEWS23』では、アンカーの星浩氏が安倍首相のヤジについて、「これもまた非常に悪質こんなに自分の席からヤジを飛ばす総理大臣って私も見たことありません」と述べていたが、その通りとしか言いようがない。


■今年に入って27回、注意されても執拗にヤジを繰り返す安倍、もはやサイコパス 

 周知の通り、安倍首相はこのつい2日前、6日の衆院予算委員会でも、同じような悪質なヤジを飛ばしている。無所属の今井雅人議員が、加計学園問題をめぐる「萩生田副長官ご発言概要」について、萩生田文科相に「文科省でこのメモは見つかったわけですよね。であれば、これは文科省の人が書いたと思われますが」「文科省で見つかったと松野(博一・元文科)大臣がおっしゃっていますから、内容からして誰かがつくっているわけです」と質問を行ったのだが、そこで安倍首相は自席に座りながら、今井議員に指さして「あなたがつくったんじゃないの」なる陰謀論むき出しのヤジを放った。

 それだけはない。毎日新聞デジタル版7日付記事(「やまぬ安倍首相のヤジ 今年だけで不規則発言20回超民主主義の危機」)によれば、今年、安倍首相は11月6日までの国会で質問者の質問中に発したヤジは、少なくとも26回に及ぶという。たとえば、2月4日の衆院予算委では、厚労省の統計不正問題に関する統計作成などの政治的中立性への疑問に対して「ないよ、そんなもん」。2月18日の同委では、実質賃金の伸び悩みを指摘する野党議員に「(自民党は)選挙で5回勝っている」と驕りまくったヤジを飛ばした。8日の「共産党か!」ヤジも含めれば、今年だけで27回だ

 もっとも、安倍首相は今年に限らず、これまでも散々国会で追い詰められるたびに信じられないようなヤジを飛ばしてきた。

 代表的なのは、2015年2月の衆院予算委員会。当時の西川公也農水相への献金問題を追及していた民主党議員に対し、安倍首相はニヤニヤしながら日教組!」「日教組どうするの日教組!というヤジだろう。安倍首相は“民主党は日教組から金をもらってるだろ?”とレッテル貼りをしたわけだが、これは完全なデマ。安倍首相も後に事実誤認であることを認め、発言を訂正するにいたった。

 同じ年の5月の衆院特別委に、安保法制をめぐる自衛隊の機雷掃海のリスクについて指摘する辻元清美議員に「早く質問しろよ!」とイライラした調子で声を張り上げた。このヤジの前日、安倍首相は「与党側はこんなに静かに礼儀正しく聞いてるじゃないですか。みなさんも少しは見習ったらどうですか」「議論の妨害はやめていただきたい。学校で習いませんでしたか」などとヤジを批判していたにもかかわらずだ。しかも、安倍首相は「早く質問しろよ!」ヤジの3カ月後にも「まあいいじゃん、それで」というヤジをかましている。まったく反省の色がないのだ。

 安倍首相は曖昧な答弁が批判を受けると、すぐに「ヤジはやめませんか、いま私が話してるんですから」「国民のみなさん、私が答弁しようとするとこうやってヤジで妨害するんです」などと被害者ヅラするが、他ならぬ本人が野党の質問をヤジりまくっているのである

 前述の毎日記事では、ベテラン政治評論家の森田実氏が「品格がなさ過ぎる戦後、こんな首相がいたでしょうか」と苦言を呈しているが、もはや“品格のなさ”というより“サイコパス”ではないのか。実際、安倍首相は2016年5月、松本人志の『ワイドナショー』(フジテレビ)に出演した際、国会でヤジを飛ばすことについてこう話していた。

「(国会でのヤジは)独り言だったんですが、独り言(の声)が大きくなった。修行が足りないですね」

 国会で追及される政権の問題や政策の不備について、本来、しっかり国民へ説明せねばならないのに、それを放棄して「日教組!」「共産党か!」などと独り言でヤジってしまうのだとすれば、はっきり言ってヤバすぎる。6日の「あなたがつくったんじゃないの」ヤジもそうだったが、安倍首相は完全にネトウヨ的陰謀論に支配されて、おかしくなっているのだろう。もはや常人には理解不能の領域だ。このまま、本当に総理の椅子に座らせておいていいのか。有権者はもっと真剣に考えるべきだ

(編集部)
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●金子勝さん「安倍さん関連は検察も警察も一切動かない」「まるで犯罪者集団。泥棒だらけ」「来年は泥棒しませ~ん」

2019年11月18日 00時00分04秒 | Weblog

[※ 《#ケチって火炎瓶》「選挙妨害を暴力団に発注した方は、素直に挙手願います!東京新聞2018年8月27日)↑]



日刊スポーツのコラム【政界地獄耳/強引な幕引きもできない官邸の混乱】(https://www.nikkansports.com/general/column/jigokumimi/news/201911150000116.html)。

 《首相・安倍晋三は自身が主催する「桜を見る会」について「官房長官が説明した通り私の判断で中止することになった」とドヤ顔で語ったが、首相が私物化していることが争点になっているものを自分で中止にするといったところで、それは国民が決めることではないかと日本中で突っ込みが入ったのではないか》。

 「1/4」の自公お維支持者や「2/4」の眠り猫な皆さん、もう分かったでしょ!? モリカケや公文書隠蔽、アベ様取り巻き連中の数々の不正…今回の《公金による買収》も有耶無耶に…といった、何時もの同じ結末でいいのですか?

   『●アベ様お得意の《政治の私物化》の極致…《「桜を見る会」…
            公的イベントを支援者接待と政治資金集めに利用》
   『●「桜を見る会」税金接待…《稲田氏や萩生田氏、世耕氏といった
           安倍首相の側近議員たちも…招待し、もてなしていた》
   『●「桜を見る会」税金による支持者接待および「前夜祭」
      政治資金パーティー…公職選挙法違反および政治資金規正法違反
    「《公職選挙法違反にあたる可能性…政治資金規正法違反疑惑》…
     晋和会では当然きちんと処理されてるんですよね? それとも、
     安晋会の方で処理してるんですか?」

   『●「中止」で幕引き、火消しを図る気、満々…アベ様は
     《ひいては集票が期待できる》ので「桜を見る会」と前夜祭を利活用
    《本音のコラム 「桜も赤くなる」 斎藤美奈子…後援会員や支持者への
     感謝と慰労を示すことができ、ひいては集票が期待できる
     招待客の名誉欲や自尊心をくすぐり、ひいては集票が期待できる
     芸能人らとの記念撮影はPRになり、ひいては集票が期待できる
     税金の無駄遣い? いや公金による買収でしょ》

   『●《ひいては集票が期待できる》の3乗で《公金による買収》
       …《幕引きは許されない。疑惑解明の始まりにすぎない》

 東京新聞の笑える記事【桜を見る会 事務所ツアー 首相、際立つ地元優遇】(https://www.tokyo-np.co.jp/article/politics/list/201911/CK2019111502000279.html)によると、《会には各界で功績、功労があった人だけでなく、首相の支援者が招かれており、招待基準の不透明さや人数肥大化が問題視されている。参加者の一人は「特にすることはなく、芸能人を探して楽しんだ」と振り返った。…前日、都内で開かれた首相後援会「前夜祭」の様子も分かってきた。参加した男性によると、費用は五千円でホテル名での領収証を受け取った。複数の丸いテーブルを十人ほどで囲む立食形式で、卓上に瓶ビールが五本ほど。食事はカツオのカルパッチョや焼き魚、巻きずしなどだった。野党は代金が安過ぎるとし、差額分を首相側が補填(ほてん)した可能性に焦点を当てるが、男性は「会場はぎゅうぎゅうで五千円は高いぼったくりかと思った」とこぼした》。
 《ぼったくり》って言われてるし。《会場はぎゅうぎゅう》…過剰に人数をチョロマカシタんじゃないの? なんで「ホテル名での領収証」なんだろう…不思議だ。見積もり上の人数分の白紙領収書をホテルが準備するの??

 東京新聞の記事【首相「事務所はきちんと対応」 懇親会費で反論】(https://www.tokyo-np.co.jp/article/politics/list/201911/CK2019111502000278.html)によると、《「事務所はきちんと対応している」と反論…「国会から求められれば説明を果たすのは当然だ」…菅義偉官房長官は記者会見で「ホテルに柔軟に対応いただける。通常、(参加者が)百人来れば百人分を立食で用意することはないのではないか」と話し、問題ないとの認識をあらためて示した》。
 ホテルから見積もりを取っているはずで、参加者何人で準備したんでしょうねぇ? 過剰に人数をチョロマカシタんじゃないの? 5割とか? それでも差額は出るわなぁ、どう考えても…。収支報告書にどうして記載しないで済むんでしょうかねぇ、不思議?




 【大竹まこと ゴールデンラジオ! 2019年11月15日】(https://www.youtube.com/watch?v=vnX-skDR-z0)。
 滅茶苦茶面白いので、是非、聞いてみて下さい!! 紳士交遊録は毎週金曜日恒例の金子勝さん。室井佑月さん「あの贈収賄で検察・警察が動かないってことになると、一体何が贈収賄なの?」、金子さん「安倍さん関連は検察も警察も一切動かないって国」、「まるで犯罪者集団泥棒だらけ」、アベ様の《私の判断で中止》によって「来年は泥棒しませ~ん」。「この国は、泥棒(風なヒト。みたいな人)に投票する国」。
 余談ですが、大竹メインディッシュには斎藤貴男さん登場。もちろん、「消費税のカラクリ」。消費税…《自分よりも弱い立場の取引先に負担を回し、そうされた者はさらに弱い取引先に……最も弱い者が破滅する》。アベ様のニッポンはそんな社会を目指しています。

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https://www.nikkansports.com/general/column/jigokumimi/news/201911150000116.html

コラム
政界地獄耳
2019年11月15日9時34分
強引な幕引きもできない官邸の混乱

★安倍内閣の危機管理法がそのまま適用された「桜を見る会」の開催中止。「新しい判断」「異次元」で事態の収拾を図ろうとするなかったことにする論法はさすがに通じない。13日夜、首相・安倍晋三は自身が主催する「桜を見る会」について「官房長官が説明した通り私の判断で中止することになった」とドヤ顔で語ったが、首相が私物化していることが争点になっているものを自分で中止にするといったところで、それは国民が決めることではないかと日本中で突っ込みが入ったのではないか。

★ましてその前日には公明党代表・山口那津男が「民主党もやっていた」と間抜けな収拾策で攻勢を強める野党の出ばなをくじこうとしたり、自民党幹事長・二階俊博が「何が問題があるのか」と記者を詰問するなど、時代錯誤の政治家の対応策が火に油を注いだが、首相の中止発表は彼らの助け舟も間抜けに聞こえるほど、官邸のちぐはぐ対応と焦りを感じる。二階はその扱いに憤ったのか、自身が進める「国土強靱化税制の整備・創設を支援する議員懇話会」の会合に欠席者が多いことに憤慨。「こんなことで自民党は選挙をやれるか。近いうちの選挙をやろうという時に、もうちょっと気合かけなきゃダメじゃないか」と八つ当たりした。

★ただ、この「桜を見る会」での私物化疑惑は安倍内閣の性格をよく表している。お友達を招いて選民意識を持たせ、長期政権ですべて首相の意のままに独裁的に歴代内閣が踏襲するルールを勝手に解釈し、役人は書類破棄と火消しに走るが情報がまん延していてその場しのぎだとわかってしまう。身の丈発言での英語試験中止判断や、2人の閣僚の更迭とそっくりだ。明らかに森友・加計学園疑惑とは違い、1年前の政権なら強引に幕引きもできたろうが、今の官邸の混乱と統率力では野党と国民の疑念を払拭(ふっしょく)する力がない。議事録を改ざんしたり、資料を破棄して調査を妨げるどころか、桜を見る会は公開情報と参加者のブログで事足りた。政権のほころびは権力者たちの慢心としか言いようがない。(K)※敬称略
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●山岡俊介さんが国際医療福祉大学・高木邦格氏に提訴された民事訴訟の判決…谷口安史裁判長、そりゃぁ、ないでしょ!?

2019年11月17日 00時00分27秒 | Weblog

[※ 「こんな人たち」 報道特集(2017年7月8日)↑]



アクセスジャーナル山岡俊介さんによる記事【本紙VS「ポスト加計」の国際医療福祉大学訴訟ーー不当判決で本紙控訴へ】(https://access-journal.jp/42463)。

 《既報の本紙と本紙・山岡個人が、事実無根の記事を書いたとして、「国際医療福祉大学」と同学長・高木邦格氏…個人に提訴された民事訴訟の判決が10月18日に東京地裁であり、谷口安史裁判長は国際医療福祉大側の主張を全面的に認めた(…17年4月、国際医療福祉大初の医学部入学式では安倍首相のビデオメッセージが流れた)。国際医療福祉大学側は計5500万円の損害額を請求。これに対し支払い命令額こそ計142万円(+利子)と低かったが、これは本紙の影響力が小さいと判断したからに過ぎず、記事の内容はまったくの誤りと断じた》。

   『●「規制改革のプロセスに一点の曇りもない…加計ありきなどという
             指摘は全くの虚構」…国家戦略特区WG原英史氏
    「『アクセスジャーナル山岡俊介さんによる記事
     【「ポスト加計」=「国際医療福祉大学」の特区による
     医学部設置認可と原英史WG座長代理】」
    《「毎日」が6月11日、あの「加計学園」が例外的に獣医学部設置を
     認められることになった内閣府の国家戦略特区を巡り、その
     規制改革案を最初に審議する国家戦略特区ワーキンググループ(WG)
     の原英史座長代理と協力関係にあったとするコンサルタント会社が、
     特区提案者から約200万円を受け取っていたと報道》

 「…「規制改革のプロセスに一点の曇りもない…加計ありきなどという指摘は全くの虚構」と国会で述べていた国家戦略特区WGメンバー原英史氏。さて、加計問題では《一点の曇りもない》《虚構》だったのかもしれないけれども、《「国際医療福祉大学」の医学部設置…ポスト加計》では関連のコンサルが《関与》していたようですが? 《一点の曇りもない》《虚構》ですか? そして、「私腹を肥やしてきた」学商・竹中平蔵氏の御名前は、どこにでも出てきます。本当に恥を知らない人だ。カネに蝟集。…」

 谷口安史裁判長、そんなにアベ様忖度しなければいけないのか? 《谷口安史裁判長は国際医療福祉大側の主張を全面的に認めた…支払い命令額こそ計142万円(+利子)…記事の内容はまったくの誤りと断じた》って、正気? そりゃぁ、ないでしょ! これまた、スラップSLAPP)、それを認める酷い判決。

 今、国会で話題の…【農林水産委員会 森ゆうこ【動画】2019/11/07】(https://www.youtube.com/watch?v=f9UbDdObQcc&feature=youtu.be&t=53)。
 国家戦略特区ワーキンググループ(WG)の原英史座長代理…本人は国会に出席したいと仰っているようだが、なぜ自公は反対するの? 謝金をもらった原氏はオブザーバーとしてWGで何をやっていたのでしょうか? 利害関係者・原氏がWGで発言?
 国家戦略特区ワーキンググループ(WG)の原英史座長代理…ウィキペディア(https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%8E%9F%E8%8B%B1%E5%8F%B2)によると、《原 英史(はら えいじ、1966年)は日本の文筆家で、政策コンサルタント、元通産省・経産省職員。フェイクニュース研究所副所長と称している。株式会社政策工房代表取締役社長で、大阪府市統合本部特別顧問。…2009年7月に退官、株式会社政策工房を設立(会長:高橋洋一、社長:原英史、主任研究員:黒澤善行)。政策コンサルティング業を営む。…2013年、産業競争力会議民間議員竹中平蔵のサポート役を務めた》。

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https://access-journal.jp/42463

2019.11.03 19:21
本紙VS「ポスト加計」の国際医療福祉大学訴訟ーー不当判決で本紙控訴へ
yamaoka

 既報の本紙と本紙・山岡個人が、事実無根の記事を書いたとして、「国際医療福祉大学」と同学長・高木邦格氏(冒頭右写真)個人に提訴された民事訴訟の判決が10月18日に東京地裁であり、谷口安史裁判長は国際医療福祉大側の主張を全面的に認めた(冒頭左写真=17年4月、国際医療福祉大初の医学部入学式では安倍首相のビデオメッセージが流れた)。

 国際医療福祉大学側は計5500万円の損害額を請求。これに対し支払い命令額こそ計142万円(+利子)と低かったが、これは本紙の影響力が小さいと判断したからに過ぎず、記事の内容はまったくの誤りと断じた

 名誉毀損だとされた記事は2つ(*仮執行を認めたのは金員支払いだけなので、問題とされる記事は今も閲覧できる)。

 1つは、国際医療福祉大学が「東芝病院」を買おうとしていたという記事。もう1つは、同大学に医学部新設が認められたのは、獣医学部新設が認められたあの「加計学園」同様、特区制度を悪用した疑惑がある=「ポスト加計」とした記事。

 「東芝病院」記事の方は、同じく東芝病院を買おうとしていた当事者の情報提供によるもので、証人尋問にも出てくれたものの、物証がないことから厳しい結果になることは予想していた。しかしながら、当事者が証言までしているというのに、判決は国際医療福祉大学が東芝病院購入で動いていた有無に触れず(国際医療福祉大は否定)、国際医療福祉大学は金儲けが目的で当初から東芝病院を購入できても売却を予定しているとの証言があるなど、各論部分しか判断していないのはなぜか(裁判所がむろん、そんな予定はなかったと否定)。

 何より納得できないのは、国際医療福祉大学の医学部新設に関しては、以前から一部マスコミ、旧民主党も「加計学園」の獣医学部新設の過程と基本的に同じと見、「ポスト加計」ともいわれていた(横左写真=『週刊現代』17年7月1日記事。「ポスト加計」で提訴されのは本紙のみ。なお今年6月、特区制度そのものへの「毎日」の疑問記事も出る)のに、何ら不自然なことはないと断じたことだ。

 それでいて、すでに他の雑誌で複数「ポスト加計」と公表されているから今更ダメージは少ないと支払い命令額は低く抑えた。また、記事は専ら公益目的で公表されたものと認め、記事に削除と142万円の支払いに止め、国際医療福祉大学の請求する謝罪広告掲載までは認めなかった。

 支払い命令額がかなり低い、謝罪広告を認めないことは本紙側にとっては幸いではあるが、その判断の合理性のなさを見ると、一言でいえば、裁判所も本心は「ポスト加計」の疑惑なしとは思っていない忖度して完全否定、その代わりに金額を低くするなどで本紙側にも一定の配慮をした玉虫色判決というのは本紙の率直な感想だ。

 それ故、到底、この判決を受け入れることはできず、11月6日の控訴期限までに控訴手続きするように代理人弁護士にすでに頼んでいる。

(*改めて支援、そして国際医療福祉大学に関する情報提供もお願いします)
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●《ひいては集票が期待できる》の3乗で《公金による買収》…《幕引きは許されない。疑惑解明の始まりにすぎない》

2019年11月16日 00時00分37秒 | Weblog

[※ 《#ケチって火炎瓶》「選挙妨害を暴力団に発注した方は、素直に挙手願います!東京新聞2018年8月27日)↑]



週刊朝日のコラム【室井佑月の「嗚呼、仰ってますが。」/首相主催の桜を見る会 よく税金で盛大な宴会なぞできるよ】(https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/264766)。
 
 《玉木代表、もっと強い言葉でいってもいいんじゃない? 「税金を使った買収だ!」と。凄みが足りないよ。ま、でもよくいった!》

   『●「安倍と小山氏が直接面会して“秘密会談”をおこなった」… 
                  どんなダークなことを話し合ったのかな?
    「リテラの記事【山本太郎が安倍首相にあの放火未遂スキャンダルを質問!
     「暴力団と繋がる人物に選挙妨害を発注する人間が総理なのか」】…
       この国会質疑で、火炎瓶投下に屈しなかったからアベ様はダーク
     じゃない? 《「自分は被害者」「恐喝に屈しなかった」と一方的に主張》。
     飛躍しすぎでしょ? アベ様御自身が秘密会談を持った理由は一体全体
     何で、そこで何が話し合われたのですか?
       《安倍と小山氏が直接面会して“秘密会談”をおこなった》…何を話し
     合ったのかな~? 《つまり、安倍事務所が依頼した違法な選挙妨害を
     口封じするために、安倍首相自身が小山の突きつけた要求に応じる約束を
     おこなっていたのだ》。
       《民主主義の根底を覆すような選挙妨害を発注するということは大問題…。
     …汚れ仕事を堂々と発注できるような人間がこの国の総理…》。あぁ~無惨」

   『●《安倍派のライバル候補に対する選挙妨害を
       反社会勢力にも通じる人物に頼》む…なぜに報じられないの?
   『●《ルールを守》っていない代表格は、民主主義を破壊する
                「選挙妨害を暴力団に発注する」人・アベ様
   『●《テンチョンニュース》で決して報じない
     《安倍さんが直接関わった疑惑。民主主義の根幹を壊す犯罪行為》
   『●『「安倍晋三」大研究』(望月衣塑子&特別取材班著)読了…
        《「なぜ安倍さんは〈噓〉をつくのか」という…疑問…》

 まず、山岡俊介さんは、《安倍さんが直接関わった疑惑民主主義の根幹を壊す犯罪行為》と言います。でも、今も自民党総裁であり、ニッポン国の首相というデタラメ。人治主義国家であり、独裁国家。《#ケチって火炎瓶》「#選挙妨害を暴力団に発注するアベ様」は、今の立法府や司法が機能していない異常な状態を示す究極の例。アベ様の政で唯一〝上手く行っている〟メディアコントロール》の故か、ほとんど報じられることはない。例外的に、山本太郎さんが、国会でも取り上げてくれている。
 アベ様の犯罪の数々…そういう方が、いまだにニッポンのリーダー…。壊れ始めたのではなく、壊れ切っているニッポン。

   『●アベ様お得意の《政治の私物化》の極致…《「桜を見る会」…
            公的イベントを支援者接待と政治資金集めに利用》
   『●「桜を見る会」税金接待…《稲田氏や萩生田氏、世耕氏といった
           安倍首相の側近議員たちも…招待し、もてなしていた》
   『●「桜を見る会」税金による支持者接待および「前夜祭」
      政治資金パーティー…公職選挙法違反および政治資金規正法違反
    「《公職選挙法違反にあたる可能性…政治資金規正法違反疑惑》…
     晋和会では当然きちんと処理されてるんですよね? それとも、
     安晋会の方で処理してるんですか?」

   『●「中止」で幕引き、火消しを図る気、満々…アベ様は
     《ひいては集票が期待できる》ので「桜を見る会」と前夜祭を利活用
    《本音のコラム 「桜も赤くなる」 斎藤美奈子…後援会員や支持者への
     感謝と慰労を示すことができ、ひいては集票が期待できる
     招待客の名誉欲や自尊心をくすぐり、ひいては集票が期待できる
     芸能人らとの記念撮影はPRになり、ひいては集票が期待できる
     税金の無駄遣い? いや公金による買収でしょ。》

 さて、《ひいては集票が期待できる》の3乗➙《公金による買収》です。斎藤美奈子さんが仰るように、《ひいては集票が期待できる》がポイントかな。





 遅ればせながら…、【「桜を見る会」が首相後援会の恒例行事に】(https://www.youtube.com/watch?v=FqG_eybQ_ZE)を貼らせていただきます。《2019.11.8 田村智子議員が追及 参院予算委員会》。
 キ~ッパリ「モラルハザードは、正に安倍総理が起こしている」。




 さらに、【桜を見る会「国費で選挙運動疑惑」徹底追求 田村智子さん The Burning Issues vol.8】(https://www.youtube.com/watch?v=cKKYI5r5JXY&t=44s)。《デモクラシータイムス…これまでも野党が指摘してきた首相主催「桜を見る会」にまつわる疑惑が、ここへ来て政局を揺るがしかねない事態に立ち至っています。今月8日の参議院予算委員会での共産党・田村智子議員の質問が、その発端です。議員は綿密な調査を踏まえ、ネットに残された参加者の生々しい声を交えて、税金を使った公式行事の私物化ではないか、公職選挙法に抵触するのではないかと、首相をきびしく問い詰めました。全国各地で首相退陣を求める集会が行われた12日夜、官邸前に集まった人々の抗議の声が響く中、議員の部屋で疑惑の核心や今後への意気込みなどを語っていただきました》。




 さらに、さらに。【「桜を見る会」安倍総理の私物化問題を追及 2019.11.14】(https://www.youtube.com/watch?v=sA0SaS7-GFs&feature=youtu.be)、《参院内閣委員会 田村智子議員の質問》。「私の判断で中止」=アベ様の私物化。「私は関与していない」=重大なアベ様の虚偽答弁。

 リテラの記事【安倍首相「桜を見る会前夜祭」会費5000円では無理!? ホテルは「最低1万1千円」+「銀座久兵衛の寿司4貫2000円」】(https://lite-ra.com/2019/11/post-5091.html)によると、《そもそも、だ。来年の開催を中止にしたところで、安倍首相に持ち上がっている重大な疑惑は何ひとつ晴れていない。むしろ、どんどん疑惑は膨れ上がっている。しかもそれは菅原一秀経産相と河井克行法相が辞任したのと同じ、公職選挙法違反疑惑だ》。
 《ひいては集票が期待できる》が故の《公金による買収》が公然と行われた。公職選挙法違反政治資金規正法違反、《税金の目的外支出という財政法違反》…検察が動き、お縄にすべき大変な問題でしょ?

 沖縄タイムスの【社説 [桜を見る会中止] 「私物化」の疑惑さらに】(https://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/497616)。《1952年に吉田茂首相が始めたこの会は、各界で「功績・功労」のあった人たちを慰労し親睦を深めるのが目的だ。この問題を国会で追及してきた共産党の調査によると、安倍晋三首相の後援会関係者は前夜、東京都内のホテルで850人規模のパーティーを開いており、桜を見る会とセットになっていた。貸し切りバス17台も用意された。安倍首相は「各界で功績、功労のあった方々を招いている。地元には自治会やPTAなどの役員をしている方々もいるので後援会と重複することもある」と答弁したが、詳しい説明は避けた。支援者を功労者に仕立て上げるという無理のある説明ではないか》。
 日刊ゲンダイの記事【公民権停止もあるぞ 桜を見る会中止で疑惑モミ消しの悪質】(https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/264730)。《菅官房長官は会見で、「…来年度の桜を見る会は中止することにした」と説明していたが、電撃中止の狙いは決まっている。公選法違反、政治資金規正法違反の疑いが濃厚になってきた安倍首相の疑惑モミ消しだ…「税金による後援会活動だ。国民に説明がつくのか」 13日の衆院厚労委。立憲民主党などの共同会派に所属する柚木道義議員は、安倍事務所が2018年4月に行われた「桜を見る会」の参加希望者に送った案内状を入手し、政府側を追及した》。
 東京新聞の社説【桜を見る会 中止で幕引き許されぬ】(https://www.tokyo-np.co.jp/article/column/editorial/CK2019111502000137.html)。《今国会でも繰り返されているのは、政権への打撃が大きいとみると批判の矢面から火元を覆い隠す安倍官邸の手法である。菅義偉官房長官が来春の開催中止を発表した桜を見る会も同様にしたいのだろうが、今回の問題には首相が直接関わる…桜を見る会とは別に、前夜祭を巡る疑惑が残る。会費に関して首相は、参加者が会場のホテルへ支払ったとするが不自然だ。後援会が受け付けたとの報道もある。前夜祭について首相側の政治資金収支報告書には記載がない。会費より飲食費が上回っていた場合、買収に当たる可能性もある。この件で法令違反に問われるようなら首相にはその座にとどまる資格があるのか。桜を見る会の中止で幕引きは許されない。疑惑解明の始まりにすぎない》。
 《特別扱いのすごい労い方》《税金の私物化ではないか》《税金による後援会活動》《税金を使った買収だ!》《公金による買収》。
 とっくの昔にお縄になっていなければ…《桜を見る会の中止で幕引きは許されない。疑惑解明の始まりにすぎない》。

 最後に…。ホテル側は参加者の人数を数えていると思えないので、(倍の額1万円で)半分程度の人数分で支払っている(1人当たりの料理は半分)、なんて可能性はないのかな…さすがに倍も人数をごまかすのは無理か…。アベ様答弁の直接《参加者が会場のホテルへ支払った》なんてことはあり得ず、受付で一括して参加者から5000円の支払いを受け、アベ事務所がホテルに会場費などを含めて支払う流れ。参加人数をちょろまかしたにしろ、不足分が絶対に生じているはずで、アベ様のポケットマネーか、政治資金か…。はたまた、官房機密費も疑うに十分な可能性。
 この際、アノ最「低」裁さへが一部とはいえ、開示の判決を出しているわけですから、洗いざらい、官房機密費も明らかにしてもらいたいものです。

   『●御得意の証拠隠滅中? 内閣官房機密費についての 
        最「低」裁「一部開示」判決を無視してアベ様らは何を?』 

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https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/264766

室井佑月 作家
1970年、青森県生まれ。銀座ホステス、モデル、レースクイーンなどを経て97年に作家デビュー。TBS系「ひるおび!」木曜レギュラーほか各局の情報番組に出演中。著書に「ママの神様」(講談社)、「ラブ ファイアー」(集英社文庫)など。

室井佑月の「嗚呼、仰ってますが。」
首相主催の桜を見る会 よく税金で盛大な宴会なぞできるよ
2019/11/15 06:00

     (「桜を見る会」に山口県からバス17台ぶんの
       後援関係者らを招待した安倍首相/(C)日刊ゲンダイ)

「『後援会旅行(費用)の肩代わりなら、税金を使った買収に見える』と批判した。」(玉木雄一郎・国民民主党代表)

 これは10日、首相主催の「桜を見る会」をめぐり、玉木代表が記者団に語った言葉。

 玉木代表、もっと強い言葉でいってもいいんじゃない? 「税金を使った買収だ!」と。凄みが足りないよ。ま、でもよくいった!

 11日、立憲民主党の安住淳国対委員長は記者団に、「(事実なら首相は)辞職せざるを得ない」といった。盛り上がってきたじゃんか。

 忘れちゃならないのが、8日の参院予算委員会、共産党の田村智子参院議員の質問だ。田村さんが「桜を見る会」のおかしさを「税金の私物化ではないか」と細かく指摘した。そしたら、SNSなどの反響が大きかった。でもって、ほかの野党のみなさんも、「ここか? ここが攻め所か?」となった。野党の追及チームは立ち上がったけど、早くしろ。

 税金の私物化の例として、「桜を見る会」はわかりやすい。山口県からバス17台ぶんの自分の後援関係者らを招待した首相にとどまらず、夫人や自民党のお仲間議員らも、自分の関係者を呼びまくっている。そんなんだから、費用が3倍に膨れ上がった。報道によると、1回の宴会で5700万円かかったとか。

 恥知らず! この国の7人に1人は貧困といわれる中で、よく税金で盛大な宴会なぞできるよ

 しかも、「桜を見る会」の招待券が、8万円でブローカーに出回っているって。首相は田村議員にどういった人を招待しているのか質問され、「私は主催者だけど招待者のとりまとめ等は関与してない」「個人情報だからいえない」と答えた。

 ブローカーが入ってたら、誰がきてるかわかんないよね。でも、自分の後援会の人たちには、特別扱いのすごい労い方だったってもうバレてます。

【写真特集】安倍首相、走る走る…桜を見る会
【写真特集】2018年新宿御苑で「桜を見る会」が開催
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