今晩は、ジョン・カバット・ジンさんの『大きな不幸を生き切ること』から、「求めない」の続きに戻ることにしましょう。p26の下から2行目から。
人々は、ストレス解消センターに、主治医から紹介され、あるいは自分自身の判断で、やって来ますが、それは、何か異常があるからです。クライアントが最初にやって来るとき、私どもが伺うのは、このプログラムでセラピーをしたいと思う、3つの目標をハッキリさしてください、ということです。でもね、意外なことに、私どもは、8週間、その目的に向かって前進しないでねって、お願いします。特に、その目的の1つが血圧を下げることだったり、痛みや不安を和らげることだったりする場合は、血圧を下げたり、痛みや不安を和らげようなどとしないで、≪いまここ≫を味わって、瞑想の教えに従ってください、と申し上げますね。
面白いですね。目標を3つ挙げても、最初の2ケ月ほどは、その目標のことはいったん忘れてしまうなんて。≪いまここ≫を味わうことって、それほど大事なんですね。逆に言ったら、≪いまここ≫を大事にできないことって、ざらにあることなんでしょうね。トラウマのために、無意識に感情転移をしたり(母親に似た人が嫌いになったり、父親に似た人が好きになったり…)、トラウマのために、在りもしないことで、あれやこれやと不安を感じたり…。
どうすれば、≪いまここ≫を味わえるのかなぁ?
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