エリクソンの小部屋

エリクソンの著作の私訳を載せたいと思います。また、心理学やカウンセリングをベースに、社会や世相なども話題にします。

信頼という天来の恵み

2015-10-30 08:26:53 | アイデンティティの根源

 

 

 
あなたは、子どもを操縦してませんか?
  フロムとエリクソン、精神的には親戚でしょうね。 p115の7行目から。     ...
 

 

 

 

 ルターは、幸せな子ども時代を過ごせたみたいですよね。

 Young Man Luther 『青年ルター』p.237の13行目途中から。

 

 

 

 

 

所帯を持って落ち着きましたし、また有名になって落ち着きますと、ルターは子どもを前にして、ヒドイことを言いました。しかも、ラテン語ではありませんでした。でもこれは、いろんな語り口のあるルターのお喋りの一面でしかありませんね。ルター御みずからは、自分自身を寛容にも「お喋り」ホモ・ヴァ―ボスタスと呼びました。超が付く程のしなやかさが示されたのは、まさに、何年も修道院で禁欲的で童貞の若者時代を過ごした後に、幽閉されたのにもかかわらず、ルターが明らかに幸福な結婚生活に、45にして入ることができた、と言う事実です。

 

 

 

 

 

 ルターは、信頼を回復したおかげで、家庭生活はおしなべてうまくいったみたい。でも子供にひどいことを言ったのは、考え物。

 ルターが幸いな結婚生活に入ることができたのも、信頼という名の恵みだったのかもしれませんね。

 

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