新しい年度のスタート。
聖書の言葉は,αρχή ,アルケー,「最初」です。
これは,『新約聖書』の4番目のイエス・キリスト物語「ヨハネによる福音書」の最初にあります。
「キリストの先在と来臨
1章 1はじめに ことばがあり、ことばは神のところにあり、ことばは神であった。」
初めにあるのは言葉。でもそれは,単なる「事の端(ことのは)」としての言葉ではありません。「出来事になることば」です。日本にも,「言霊」の言う見方がありますでしょ。日本語では,それは,「言霊を宿したことば」,あるいは,「見通し」,「見通しを示す言葉」でしょう。あるいは,単に「予感」に近いかもしれません。
予感,見通しで始まったかもしれないものでも,それが言葉になり,やがて出来事になって展開する…。
「最初の」という言葉は,ギリシア語では,πρώτος,プロトス。「一番大事な」も示します。
「最初に」どんな見通しが与えられるのか? それが「一番大事」というです。
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