お母さんが≪約束に忠実≫ですと、赤ちゃんが≪信頼≫を貰えますアメリカの新しいヴィジョン 対立に和解をもたらす見方2013-09-13 03:15:08 | エリクソンの発達臨床心理 アメリ...
蟻と一穴。とても小さなものですね。でもバカにしちゃぁ、ダメよダメダメ、というのが、今晩のお話です。
「蟻の一穴」、あるいは、「蟻の穴から堤も崩れる」とも言うそうですが、 三省堂の『大辞林』によれば、韓非子の故事らしいですね。「ささいなことでも、油断すると、災いを招くことがあるというたとえ」と出てきます。堤防が崩れたら、どうなるのか? 鬼怒川が溢れた、茨城県常総市でも、渋井川が溢れた宮城県大崎市でも、広い範囲で、人命や家や家財などが失われました。
戦争法案が、今後日本に大きな災いをもたらす話を、昨日のブログで書きましたでしょ。戦争法案は、決して「蟻の一穴」と言えません。もっと大きな穴でしょう、アベシンちゃんの戦争法案は、モグラの穴よりもデカいですね。じゃぁ、日常生活の中にある「蟻の一穴」とは何かなぁ? と考えました。
あなたはどう考えますか?
私は、「なんか変だ」という感じ、吉本隆明さんの言葉で言えば、「腑に落ちない」感じです。以前にも、「腑に落ちない」をゴマ化さない 吉本隆明さんで書きましたね。「なんだか変だ」「腑の落ちない」と感じた時に、ホッタラカシにすることが「蟻の一穴」だと申し上げたいんですね。
先日、テレビで、太平洋戦争末期、海の特攻のことをやってました。それを見たら、人間魚雷「回天」も、人間機雷「伏龍」(苛性ソーダ性の潜水具を着て潜って、棒の先の機雷で敵艦を突く)も、機械の性能が悪くて、事故が多いことは、はじめから分かってたそうですね。でも、その作戦の現場指揮官は、そのことを知っていても、上司を諌めることも、部下に危険があることを伝えることも、「できなかった」ってんですね。東芝と西武学園の話と一緒です。どちらも、つまり、戦争中も、最近の東芝や西武学園も、「腑に落ちない」のにホッタラカシにしてたでしょ。すると、かたや10代から20代の青年が、むざむざ殺されることになりましたし、かたや、何千億もの不正会計や、何千万もの横領が起きたわけですね。 不祥事という言葉では、収まりきらない、日本ではどこにでもありそうな破滅ですね。大川小学校の事件でも、結局、「山に逃げよう」と言った子どもの意見を取り入れようとすれば、管理職が責任逃れ(山に行って、子どもが怪我でもしたら、非難されるのは校長(教頭、主幹、主任…)の自分だぁ…)の意見を言ったことを諌めなくちゃならないのに、それを言ったら損だと思った教員が全員だった、ということでしょう。だから、70人以上の子ども等が殺されることになったわけですね。
私どもは、「腑に落ちない」と感じたら、それを話し言葉とアクションで示さなくっちゃぁ、イケマセンゼ!
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