エリクソンの小部屋

エリクソンの著作の私訳を載せたいと思います。また、心理学やカウンセリングをベースに、社会や世相なども話題にします。

深い悦び

2016-03-12 11:03:48 | エリクソンの発達臨床心理

 

 

 
ルターは悪魔が大好き
  中世の神学のお話ですから、疲れちゃうかもしれませんね。今しばらくのご辛抱。でも、エリクソンも大学教育を受けてない、専門学校出。エリクソンそのものが不思議です。...
 

 

 年寄りは、社会の悪化の影響をもろに受けやすい。

 The lie cycle completed 『人生の巡り合わせ、完成版』の、p.111の、ブランクから。

 

 

 

 

 

 stagnation スタグネイション 《異性や次世代や立場が違う人や物事と対話が出来ず、支配したり、ホッタラカシにしたりすること》 対 generativity ジェネラティヴィティ《異性や次世代や立場の違う人や物事と、対話とやり取りをしながら、育むこと》 :care ケア「弱い立場の人を、自分が損をしても、大事にする力」

 

 異性や次世代や立場の違う人や物事と、対話とやり取りをしながら、育む舞台は、人生の巡り合わせの一覧表の中で、時期的に一番長いところです。 30年以上もの間、仕事に献身したり、おそらく新しい家族を始めることにもなり、時間と精力を、新しい家族が健康でいることや、物を作り出す生活を増進することに使います。この時期、仕事上の人間関係や家族の人間関係からは、世話を焼く義務が伴う関係や、広範な義務と責任、利害関係、お祝い事が生まれます。この関係がかみ合って来れば、全てはうまく生きますし、繁盛します。それは、イキイキ、ピチピチした時間ですし、大事にもし、大事にもされて、一番近しいし、一番親しみも感じる人たちに囲まれた至福の時です。それは遣り甲斐のあるものですが、一番うまくいけば、ワクワクします。もちろん、その関係が、堅苦しくて、きつければ、煩わしいこともありますよ。また、地元や地元のいろんな活動に関わることになるかもしれませんが、そういった関わりは、忙しいものになるかもしれませんが、ぼんやりしている暇はありません。

 

 

 

 

 

 この時期にあっても、一番大切なのが、やり取りでしょ。やり取りのある関係が広がり、深まるほど、責任ある仕事でもって、弱い立場の人が、ご本人の願いを実現することのお手伝いが出来ますからね。それは、人間として、最も深い悦びです

 あなたも、やり取りのある関係をエンジョイしてくださいね。

 

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