以前は「旧いメルセデスの電機屋」。。。現在は、、、「隙間風産業の超零細企業」の業務日報。。。

旧いメルセデスの電機屋のニッチな仕事のお話。。。http://jun3104.shop19.makeshop.jp/

毒車乗りにはキツイ5月ですな。。。(笑)

2017-05-12 15:49:05 | 日記
そうです!自動車税のシーズンで御座居ます!

早速個人名義の私の毒車2台と個人名義の国産ワンボックスと国産乗用車についての年貢を納めて参りました。。。しかもドレも15%増税対象車。。。(笑)

この際、今更気にしていない。。。だって、、、オイラはコレに乗りたいから乗ってるんだ!って意固地な気持ちで所有しているのでね。。。(笑)

で、、、



個人名義の四台分。。。



今日のところは合計320,800円也を近所のコンビニで納税。。。

現金握り締めてポンッと払ったりましたわ。。。(笑)

今月も一生懸命働かんとコケてしまいますがね。。。(爆)

法人名義のお仕事車は今月20日以降の支払処理で納税して、、、今年は自動車税額合計50万円超にて完納ですから数年前の170万円の大台からすりゃ可愛いモノで。。。

女も車も維持費がかかるもので、、、馬車馬の如く働きましょ。。。(笑)

♪MASユニットO/H完成〜。。。

2017-05-11 07:42:58 | 日記
今朝完成〜。。。



外部ショートで焼損した基盤の修復を含めたO/HとF/PリレーとA/Cリレーの無接点化を行い自然故障のリスクを軽減。。。

エンジン制御とエアコン関係の制御を担うスイッチングFETも当時モノのon抵抗が低い熱損失の少ない現行の日本メーカー製のモノに交換する事で基盤の熱害のリスクを下げ、更に熱によって劣化が早まる電解コンデンサーの類も耐熱ランクの高いモノに交換して、電解コンデンサーの劣化による制御不良の発生リスク軽減にもなる対策を施し、以降MASユニット不良による故障の不安を解消しました。

つまり、「どうせ分解して修理をするのならばやっちゃえ!」のウチ流故障対策のフルコースを施工させて戴きました。。。



因みに、この現車。。。

都内23区の某外車屋さんの商品車だそうで、、、

今回同時にASDユニットもO/Hして、弊社オリジナル製品の低速電動補助ファンコントローラーも装着されて購入した方は毒車のリスクが幾分軽減されていてお得かもですね。。。(笑)

さて、本日は同時注文戴いている弊社の人気商品、、、W124 500E用 F/P無接点リレーを製作して同梱出荷です。

では、、、今日もスタート!

MASコントローラー

2017-05-10 13:53:15 | 日記
今回はA/CコンプレッサークラッチがONにならないというトラブルで検査の結果、冷媒圧力も問題無く圧力SWも生きている。。。

仕方なくA/Cの圧力SWの車台側端子のトコから直結して無理矢理A/CコンプレッサークラッチをONにしていたW124 300E-24V君のMASユニット修理依頼。。。

勿論、そんな乱暴なコトしちゃいけません!A/Cコンプレッサークラッチが常時ONという事は高圧側の圧力が高まり過ぎてエキパン側で過圧の冷媒の圧力で飛ばしてシステムパンクになりかねない状況になりますからね!

で、、、この104EgのKEジェトロ仕様の車はMASユニットがA/CコンプレッサーのクラッチをON-OFFしているのでA/Cコンプレッサークラッチの制御不良はMASユニットの不良のケースが実に多いです。。。

この車種にはエアコンリレーってのは御座居ませんので制御の方法が解らなくてこんな方法を取ったのかなとも思えますが。。。

さて、MASを早速分解。。。

エアコンリレーを確認すると相応のダメージはありましたが、、、

エアコンリレーを撤去すると一番激しい箇所が顔を出す。。。



基盤のパターン焼損です。

恐らくコンプレッサーの電磁クラッチの劣化による絶縁破壊やエンジンオイル漏れによるオイル混入によって内部短絡を引き起こしてショートさせたクチかなと。。。

その辺りの修復は済んでいる車なのでMASさえ真剣に治せば復活すると判断出来ますのでオペ開始。。。

ショートによる焼損の場合は周辺の保護回路のダメージも想定して大々的な実装部品交換が必要になります。

又、A/Cリレーは部品が無いので弊社お家芸の無接点化にて対応し自然故障のリスクを解決しておきます。

ついでにF/Pリレーも無接点化でMASユニット自体の故障リスクを回避します。

オマケに急ぎの仕事になってしまい、、、まあ、付き合いがあるからお付き合いしますよ。

でも、夏休みは行方不明になるからね!(笑)


結局、本日の定休日は返上。。。夜中の大手術となりますわ。。。(汗)






壊しましたね〜。。。

2017-05-07 11:57:29 | 日記
GWも本日が最終日。。。

既に昨日から「壊れた。」類の問合せを戴いておりますが、ウチは今日までお休みです。(笑)

気温が高めのGWでしたが故に、、、やはりと言うか何と言うか。。。

エンジンの冷却系統のトラブルとエアコン絡みのトラブルが予想通りのお話で。。。


昨夕は武蔵村山市のイオンモール内の成城石井で買物してたら、いきなり電話が。。。

500Eのオーナーさんの慌てた口調でエアコン不調を訴えるお問い合わせ。。。

信号停止でエアコンが効かなくなるというもの。。。定番です。(笑)

症状的には信号停止でエアコンのコンプレッサークラッチが離れてしまい、走り出すとエアコンのコンプレッサーがONになるというもの。。。

この場合はGMモジュールのスイッチング制御不良の場合も多いが、クライメートコントロールの不良の場合もある。。。或いは両方のパターンも。。。(笑)

コレは検査してみないと何とも判断がつきにくいところですが、、、

このオーナーさん。去年夏にこの症状が発生してクライメートパネルを中古と交換したと言う。。。

でも、所詮中古は中古。。。症状の原因の疑いからは外せない。。。

結局は両方を調べる必要がある旨を話して来週末の入庫希望を聞く。。。

またまた5月中も修理車の入庫予約が立て続けに。。。(汗)

馴染みの業者さんの御依頼も膨大な数になりつつあり、、、Σ(゚д゚lll)


無接点オートライトシステムの小型化設計も大詰めではあるが、、、



現車テストの時間が確保出来ず。。。

仕方ないから今日現車テストすっか。。。(汗)

明日からも連休明けの大騒ぎが始まりそうな予感ですわ。。。(笑)


エアコンリレー

2017-05-02 08:28:15 | 日記
最近、W124の後期モトロニックインジェクションモデルのエアコンリレーの仕業のエアコン制御不良の問合せを結構頂戴してます。。。

気温の高い日にエアコンをかけて走行中、いきなり車内の吹き出し口から温風が。。。

ヒーターバルブの不良と判断してヒーターバルブを交換したが症状が改善しない。。。

トラブルシュートしてみるとエアコンをかけ始めは普通に吹き出し口から冷風が出て冷えるが、暫く経つとエアコンコンプレッサーのクラッチが突然切れてエアコンコンプレッサーがOFFのままになって終了。。。

吹き出し口からは温風が出て二度と冷風が出て来ない。
エンジンを止めて再始動したらまた冷風が出て来た。。。

この場合はエアコンリレーユニットの制御不良であることが多いですね。。。

このリレーユニットにはマイコン基盤が組み込まれていて主にエアコンコンプレッサーのクラッチのスイッチングを行う機能を担っています。
このスイッチングの指示を行うマイコン基盤の不良という原因が大変多くなっています。

この基盤不良には基盤修理で対応が可能なのでエアコンリレーは一回修理しとけば故障知らず対策も併せてお奨め致しております。

エアコンリレーは基盤以外の故障でリレーユニット内のリレーも接点の劣化が著しく断続不良が始まっているモノも多いので弊社ではリレーユニットのO/Hと同時にリレーを撤去して弊社のお家芸の無接点化基盤を搭載して接点故障の無い仕様に改良しています。

因みに、、、低速補助電動ファンが回らない、高速補助電動ファンも回らないといったケースの判断は下記の様になります。

普通はこんな話はしませんけどちょいとトラブルシュートのお話を。。。(笑)

(1)低速補助電動ファンが回らない。

暑い日にエアコンの効きが良くない。そしたら低速電動補助ファンがエアコンONの状態で回ってねー!

よくあるお話です。。。

低速電動補助ファンはノーマルのW124ではエアコンの冷媒経路の高圧側が20bar.に達さないと回転しません。だから冬の気温の低い日にエアコンをかけて低速電動補助ファンを確認しても回転しない場合がありますが異常ではありません。。。これから夏日の環境であってもエアコンスタートで直ぐに低速補助電動ファンが回転しない事もありますがこの場合は冷媒漏れ等の冷媒不足のケースもあるので以下では電動補助ファン単体の電気のお話に留めておきます。御了承下さい。

ヒューズBOX奥の手前から奥に三つ目の青いリレーを抜いて挿入されている15Aヒューズの断線確認を行なって問題いか確認。ヒューズが切れていたら電動補助ファン自体の不良です。
純正品との交換を推奨致します。社外電動補助ファンはモノによっては燃えます。。。(笑)

で、、、リレーのヒューズが問題なければリレーを横に置いといて。。。

車台側ソケットの30番と87番を太めのリード線で一瞬直結してみる。

低速で補助電動ファンが回ったら再度リレーを元の位置に挿入する。

万が一回らない場合には、、、

今度は左ヘッドライト後方にまわって。。。

先ず最初にファンレジスターの接続端子の腐り等による断線が無いかを確認しましょう。。。

続いて左ヘッドライトを外してテスターでファンレジスターの導通を検査。

数オーム程度の抵抗値ならばOK。。。

今度は低速電動補助ファンリレーの車台側ソケットの30番と87番を再び短絡してファンレジスターの出力側に+12Vが来ているかを測定する。

ココで電圧が来ている場合は電動補助ファンと接続されている2Pソケット部分の電圧を測定する。

コレで電圧が来ている場合は電動ファン自体に問題があると考えられる。。。


リレーソケット短絡で低速電動ファンが回転する条件であることを前提として、、、

エアコンの赤い圧力SWの端子を二本抜いて、車台側のメス端子をリード線で短絡し、イグニッションSWをONにする。

コレで電動ファンが低速で回れば赤い圧力スイッチの不良。又は冷媒不足。

この場合は現状の冷媒圧力をマニホールドゲージで測定して、過去頻繁にガスチャージをしている様であれば冷媒経路の冷媒漏れが疑われるのでエバポレータやコンプレッサーの検査を要します。。。

冷媒圧力が適正の範囲であれば赤い圧力スイッチの不良になりますが、交換には冷媒を抜かなければならないのでDIYでは止めるのが賢明です。
特別な知識とスキル、ツールを持っているのならば構いませんけど。。。

もっとも、どうせ冷媒を抜くのであればコンプレッサーコントロール用の圧力スイッチもリキタンもエキパンもコンデンサー側のホースも同時交換するべきだし、旧い車なのだからエバポレータもコンプレッサーも覚悟するべきでしょうね。。。(笑)

話が横道に逸れましたが、圧力SWの端子短絡でもリレー周りからカチカチ音もせず、電動補助ファンが回転しない場合は、、、

エアコンリレーのマイコン基盤の動作不良やエアコンパネル自体の不良が疑われます。

リレーがカチカチ音をしている場合にはリレー自体の故障も疑われます。

そうすると、、、中古品を買って来て闇雲に交換される方が多いですが、、、中古品も壊れているリスクがあることをお忘れなく!

(2)高速電動補助ファンが回らない。

高速ファンは水温が107℃に達すると回転するシステムです。

110℃を越しても高速電動補助ファンが回転しない場合にはシステムの不具合が考えられます。

先ずはヒューズBOX奥の手前から2番目のリレーを抜いて低速側リレーと同じくヒューズの点検、リード線による短絡でファンが回転するか確認しましょう。

30番と87番の短絡で回転することを確認したらリレーを元に戻して、イグニッションキーをONにしてエンジンのサーモ近くにある上部が水色の水温センサーの二極カプラーを抜いて高速ファンが回転するか確認します。

コレで高速電動補助ファンが回転したら先ずは疑わしきは水温センサーだと考えがちですが、水温センサー不良の場合の多くは水温センサーの断線による抵抗値∞Ω現象であり、この場合は高速ファンが全開回転しっ放しになるのでこのケースの「回転しない。」の疑いからは外れます。。。

水温センサーの2Pカプラーを抜いてファンが回転する様であればエアコンリレーのマイコン不良やエアコン操作パネル不良が考えられますが、この場合の特定はケースバイケースなのでDIYではよっぽどの知識とスキルが無ければ不可能と判断します。

又、水温センサーの2Pカプラーを抜いても電動補助ファンが高速回転しない場合もエアコンリレーの不具合やメインハーネスのショート等が考えられますがハーネスの地絡検査等のスキルをお持ちでない方の原因特定は不可能となります。


と、、、言うわけでこの手の故障は特に一筋縄でいかない場合も多いので一般的にDIYではリレー等のチェックが限界かと思われますので深みに嵌る前にプロの判断に委ねるのが賢明な選択でしょうね。。。

尚、上記のトラブルシュートに関する問合せや配線図面の要求等には一切応じておりませんのでご了承下さいませ。
メールや電話で問合せを戴きましてもお答え出来ませんので宜しくです。

お金を掛けたくないのならば乗らないのが賢明です。。。(笑)