桔梗おぢのブラブラJournal

突然やる気を起こしたり、なくしたり。桔梗の花をこよなく愛する「おぢ」の見たまま、聞いたまま、感じたままの徒然草です。

2012年の初詣(2)

2012年01月03日 10時16分00秒 | 寺社散策

 2012年の初詣の〈つづき〉です。



 石神井川(このあたりでは音無川と呼ぶのが正しい)に架かる鮮やかな朱色の橋 ― 紅葉橋です。



 金剛寺。真言宗豊山派の寺院。別名・紅葉寺。
 先の橋の名前はこのお寺にちなんでつけられました。「新編武蔵風土記稿」によれば、本尊は高さ一尺余の不動明王坐で弘法大師の作といわれています。




 弁天堂。



 松橋弁天屈。岩屋弁天とも呼ばれ、江戸時代はかなり広く知られていたようで、私は目にしたことがありませんが、現在も区内に何か所か、その名を彫った道標が残っているということです。




 紅葉橋から石神井川上流に向かって右岸を歩き、滝野川橋で左岸に渡って歩くこと七分。前方に大仏が見えてきました。壽徳寺の谷津大観音です。



 門前に、どこかで見たような顔のレリーフがある、と思ったら近藤勇でありました。墓があるのは同じ滝野川の壽徳寺境外墓地です。直線距離にして約800メートル離れています。




 壽徳寺。ここも真言宗豊山派の寺院。。
「北区史」によれば「南照山観音院寿徳寺と称し、本尊は聖観音である。建保二年六月相州鎌倉の梶原より当時八頭村と呼んだ当地へ移せるものと伝えられているが、草創の頃のことは真偽不明である。天明年間及び天保年間領主と住職との間に争ひを生じ訴訟沙汰にまでなつたりして、遺物文献等所在不明で詳細は一切明らかでなく、ただ谷津観音とか子育の観音として名高く、母乳不足の女人の参詣が多かつたと云う」ということです。

 これにて初詣ついでの寺院巡りは終了。王子駅に戻って帰ることにします。




 帰りは先の願徳寺前を通る王子新道を歩き、旧岩槻街道に出て音無橋を渡ります。



 音無橋から見下ろした親水公園。



このあたりが広重の版画に描かれた音無大堰のあったところです。

この日歩いたところ