今年になって名前を知ったばかりのヤブミョウガ(藪茗荷)です。本土寺の塀の内側 ― 目より高い位置に咲いていました。
名前のわからない花や葉の画像を投稿しておくと、知っている人が教えてくれるというサイトがあり、そこに投稿してみて初めて名前を知りました。
ミョウガ(茗荷)と名がつけられていますが、ツユクサ科の多年草です。葉がミョウガに似ているので名づけられたようです。六月から九月にかけて、林や竹藪の中で白い花を咲かせます。
先月の十八日、東漸寺へ参拝に行ったとき ― 十八日は観音菩薩の縁日なので、毎月お参りに行くことに決めています-東漸寺にもヤブミョウガがあるのに気づきました。
これはそのときの画像。
すでに実を結んでいる茎があったので、何粒かいただいて帰りましたが、トートバッグの内ポケットに入れたまま忘れていました。今月に入ってふと思い出し、内ポケットを覗き込んでみると、種はすべて潰れていました。
散策時に持って歩くトートバッグには、ときには買った焼酎の一升瓶や烏龍茶や麦茶の2リットルペットボトルを入れ、ユサユサ揺すりながら買い物から帰ってくることもあるので、摺り潰されてしまったようです。
改めて東漸寺に参拝に行き、もう一度実をいただいてきました。
八月には黒っぽかった実がブルーベリーのような色に変わっていました。落っことさないように、指先でそっとつまんで、今度はポケットティッシュに包んで、長財布などを入れているバッグインバッグに納めて持ち帰りました。
こちらは花のように見えますが、花から実に変わりつつある途中です。
収穫したあと、本堂と開山の經譽愚底さんのお墓にお参りします。
久しぶりに暑い日が戻ってきたので、經譽愚底さんの卵塔には持参の冷たい烏龍茶を振る舞いました。
本土寺の参道では彼岸花が咲き始めていました。
我が庭でも咲き始めています。
ヤブミョウガの実です。直径は3~5ミリ。
本土寺でも東漸寺でも花を咲かせていたのは、あまり陽のあたらない場所だったので、我が庭では雪柳の陰に播いてみようと思います。
来春、芽を出してくれるでしょうか。