以前、語り舞台『ものがたるひと』に出演させていただいた時以来、久しぶりの現代座会館。
12月1日から始まる『風は故郷へ』(二幕五場)の最後の最後の場面に、
ちらっとサポートに入ることになりまして、
立ち稽古に参加してきました。
初めて、1場から5場まで通しで観ました。
この話は、20年前に書かれた北海道のさびれた開拓のお話です。
かつて50戸以上あったこの地区も、今は忘れられつつあり、
後継者のいない農家の離農が相次ぎ、学校も廃校に。
今、現在の日本と重なりあい、向き合わなければいけないことが、目の前にある。
そんなお芝居でした。
時代の流れとともに、社会の中で、失われていくもの、孤立していくもの、
守るべき故郷とは、助け合って生きていくとは、自立していくことはと
たくさんの問いかけがあり、考えることも多かったです。
でも、若者の力は大きい。やはり、希望の光なんですね。
「人間と歌があるとき、そこは新しい故郷になる」
最後は、夢と希望を以って、分校の校歌を歌います。
私も歌います。
このお芝居と重ねて、東北地方の復興、原発問題、日本の社会、若者、子どもたち
いろいろ想いいっぱいに、明日への希望を願って一緒に歌えることを嬉しく思っております。
良いお芝居です。
お時間ある方は、ぜひ、観にきてくださいね。
『風は故郷へ』
現代座会館、現代座ホール
12月1日(木) 午後7時
2日(金) 午後7時
3日(土)午後2時 午後7時
4日(日)午後2時
5日(月)午後2時
*私は、3日はお休みします。
料金 一般3500円 会員3000円 小中高生1000円
要予約042-381-5165(NPO現代座)