~ストーリーテリング「愛依の風」ainokaze~

絵本・素語り・わらべうた
ストーリーテラーやえはたのりこ(やえちゃん)の徒然便り

子どもが帰れる場所

2009年07月19日 | 日々徒然
下の娘が卒園した幼稚園の夏の恒例行事「夕涼み会」へ行ってきました。
今年も園から招待状がきたのですが、娘はこれをまだかまだかと待っていて、毎年楽しみにしているのです。

卒園してから三回目の夕涼み会。
「もう三年生なのに、まだ幼稚園の行事に参加したいのかな・・・」なんて少し思っていたところ、娘が、「綿菓子と、スーパーボールね」と何日か前から言いだしたので、
「なるほどスーパーボールすくいがしたいのね。」「まっ、たまには、いいでしょ。」と思いながら今年も出かけたわけです。
お祭りや、イベントでのその類の遊びはちっともやりたがらないのに不思議。

この「夕涼み会」とは、幼稚園の父兄が総出で、綿菓子、かき氷、輪投げ、スーパーボールすくい、ヨーヨーすくいなどの夜店を出し、盆踊りやおみこしなどはりきって園児たちを盛り上げる大きな園行事のひとつです。

一年ぶりに来てみると、受付には、お世話になった事務の先生方が私たち親子の顔を見るなり、「あら~よく来てくれたわね。お久しぶりね、お元気?」と笑顔で迎えてくれ、すっと立っているマリア様の像も優しく微笑んでいて、園庭ではお父さん、お母さんの声も高らかに賑わっていました。
星の形の屋根の変わらぬ園舎、クラスの担任の先生とも久しぶりにご挨拶をし、「大きくなったね」と声をかけられて、恥ずかしそうに嬉しそうに微笑んでいる娘。
やはり、懐かしい、心地良い想いでいっぱいになりました。


そして、1枚50円のチケットを数枚購入し、早速スーパーボールすくい。

 何やらお姉ちゃんがアドバイス!

結果は、
「5個もとれたよ!これとこれは2個一緒にとれたよ。去年は2個しかとれなかったからすごく嬉しい!」と屈託のない本当に嬉しそうな笑顔で、声も張り上げて話すのです。
娘の中では、この一年の成長も自分で楽しみながら確認していたのですね。

満足げな顔で、綿菓子屋さんに並び、チケットを1枚だして買ってきました

娘の綿菓子を見て、あっ
去年と違う!

 割り箸が、麩菓子に

「これは、いいアイデア!全部美味しく食べられるね。割り箸のゴミも出ないし、いいね」

姉は、お隣のポップコーンを、やはり、チケット1枚で買ってきて、これまた嬉しそう。

輪投げの景品でゲットした、星のネックレスを色違いでそれぞれつけて、仲良し歩き。
お姉ちゃんは中学生なのに・・・


子どもたちが安心して遊び、声をだし、はしゃいで踊って、お買い物ごっこが出来て、甘いお菓子が食べられて。
ここで、幼稚園生として過ごしてきた、この温かな見守りの中の小さな世界を、子どもたちがどれほど、嬉しく楽しい幸福な時と感じているのでしょう。
安心して触合い参加できる楽しさは、純粋な子どもたちの心には、私たちには分らないほどの喜びがあるのですね。

今年もたくさんの景品がありましたが、忘れもしないほど、裏方は大変なのでしたね。
リサイクル品を集めたり仕分けしたり、様々な準備を整えたり・・・。
そういえば私も、ヨーヨーをものすごい数作ったのを思い出しました!

お父さんたちが、がんばっていたかき氷屋さん。
昔ながらのあのかき氷機。
氷が柔らかくてとってもおいしかったです
雨が降らずに良かったです。

帰り、歩きながら娘が言っていました。
「ほんとは、あひるが取りたかったんだけど、紙がすぐ破れちゃいそうだから止めたの。でも、来年はもうちょっと取れると思うよ」

来年も、親子で、星のもとへ集いましょ




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