本当に寒い日が続きます。
今日も、相当厚着をして出かけたのですが、
体は芯まで冷え切ってしまいました
それでも、上野でとっても良い時間を過ごしてきました~
国際子ども図書館に行ってきました。
明治の厳かな趣を残した、天井や壁の素晴らしい漆喰装飾にうっとりの図書館です。
年に数回だけ開かれる、大人のためのおはなし会、龍づくし絵本展、そして、今日の目的であります、
「日本の子どもの文学~国際子ども図書館所蔵資料で見る歩み」
この展示会監修者の宮川健郎氏(武蔵野大学教授)解説も聞くことができ、
コーナごとに納得しながら回ることができました。
第1章『赤い鳥』創刊から戦前までー「童話」の時代
第2章戦後から1970年代までー「現代児童文学」の出発
第3章1980年代から1999年までー児童文学の現在
第4章現代の絵本ー戦後から1999年まで
第5章子どもの文学のはじまり
竹久夢二画
その他、童謡、国語教科書など、文学を通して、子どもたちに何が届けられたのか、
たくさんの展示資料によって感慨深く見ることができました。
何をどう伝えればいいのだろう。
これからの未来に、何を語っていけばいいのだろう。
いろんなことを静かな世界の中で考えました。
図書館を後にして、お隣は、黒田記念館です。
日本近代洋画の父と言われている黒田清輝の油彩画も数多く観ることができます。
初めて中に入れました。
木曜と土曜日だけ公開しています。
やはり、有名な「湖畔」は良かったです。
描かれている場所は、箱根芦ノ湖付近ということで、じっと観ていると、私もまどろんで湖畔を眺めているような気持ちになりました。
気が抜けて、心が緩んでいて、こんな風にゆっくり湖畔を眺めたいなぁ。
それから、『昔語り』の下絵。完成作が焼失してしまった現在は、図の全体を知るにはこの『構図II』だけ。
しかし、これは大好きになりました。
黒田氏が京都旅行(1893年秋)で、清水寺附近を散策し、高倉天皇陵のほとりで清閑寺に立ちより、寺の僧が語った小督悲恋の物語を聞いたとき、現実から離脱するような不思議な感動におそわれ着想、2年後に完成させたそうです。
焚火のまえに、僧がしゃっくと立ち、笛を吹くような手振りをして熱く語っている。
それに耳を傾ける人たちの姿がいい!
しゃがんでいたり、振り返ったり、いろいろね。
通りがかり、思わず足を止めるような娘や、瓢箪を抱えた男、男の方に顔を寄せている舞妓、その手はぎゅっと握りあっている。
こんな構図で語りたいなぁ。ふと足を止めた一枚でした
さて、明日は、国立増田書店のおはなし会です。
知る人ぞ知る、本屋さんの地下で開かれます。
お店の前の、小さなチラシにふと、足を止めてくれる人はいるかな?
朝、11時からです。
寒いですが、ぜひ、遊びにきてくださいね
今日も、相当厚着をして出かけたのですが、
体は芯まで冷え切ってしまいました
それでも、上野でとっても良い時間を過ごしてきました~
国際子ども図書館に行ってきました。
明治の厳かな趣を残した、天井や壁の素晴らしい漆喰装飾にうっとりの図書館です。
年に数回だけ開かれる、大人のためのおはなし会、龍づくし絵本展、そして、今日の目的であります、
「日本の子どもの文学~国際子ども図書館所蔵資料で見る歩み」
この展示会監修者の宮川健郎氏(武蔵野大学教授)解説も聞くことができ、
コーナごとに納得しながら回ることができました。
第1章『赤い鳥』創刊から戦前までー「童話」の時代
第2章戦後から1970年代までー「現代児童文学」の出発
第3章1980年代から1999年までー児童文学の現在
第4章現代の絵本ー戦後から1999年まで
第5章子どもの文学のはじまり
竹久夢二画
その他、童謡、国語教科書など、文学を通して、子どもたちに何が届けられたのか、
たくさんの展示資料によって感慨深く見ることができました。
何をどう伝えればいいのだろう。
これからの未来に、何を語っていけばいいのだろう。
いろんなことを静かな世界の中で考えました。
図書館を後にして、お隣は、黒田記念館です。
日本近代洋画の父と言われている黒田清輝の油彩画も数多く観ることができます。
初めて中に入れました。
木曜と土曜日だけ公開しています。
やはり、有名な「湖畔」は良かったです。
描かれている場所は、箱根芦ノ湖付近ということで、じっと観ていると、私もまどろんで湖畔を眺めているような気持ちになりました。
気が抜けて、心が緩んでいて、こんな風にゆっくり湖畔を眺めたいなぁ。
それから、『昔語り』の下絵。完成作が焼失してしまった現在は、図の全体を知るにはこの『構図II』だけ。
しかし、これは大好きになりました。
黒田氏が京都旅行(1893年秋)で、清水寺附近を散策し、高倉天皇陵のほとりで清閑寺に立ちより、寺の僧が語った小督悲恋の物語を聞いたとき、現実から離脱するような不思議な感動におそわれ着想、2年後に完成させたそうです。
焚火のまえに、僧がしゃっくと立ち、笛を吹くような手振りをして熱く語っている。
それに耳を傾ける人たちの姿がいい!
しゃがんでいたり、振り返ったり、いろいろね。
通りがかり、思わず足を止めるような娘や、瓢箪を抱えた男、男の方に顔を寄せている舞妓、その手はぎゅっと握りあっている。
こんな構図で語りたいなぁ。ふと足を止めた一枚でした
さて、明日は、国立増田書店のおはなし会です。
知る人ぞ知る、本屋さんの地下で開かれます。
お店の前の、小さなチラシにふと、足を止めてくれる人はいるかな?
朝、11時からです。
寒いですが、ぜひ、遊びにきてくださいね