~ストーリーテリング「愛依の風」ainokaze~

絵本・素語り・わらべうた
ストーリーテラーやえはたのりこ(やえちゃん)の徒然便り

オープン参加!!イベント・おはなし会・ワークショップ情報!!

★7月21日(日)15時開演 愛依の風クラシックお話コンサート♪『アラベスク~魅惑の冒険物語』立川チャボヒバホール★nonowa国立ペーパーウォール「やえちゃんのたのしいよみきかせ」7月28日(日)11:00~(参加無料)★わらべうたの会『わらべの会』第1金曜日家庭支援センターひかり11:15~・第2木曜日恋ヶ窪市民プール11:00*無料どの地域からも参加できます。★愛依の風・たのしい語り塾新規開講!毎月月木金4~6日。★2018年、おはなし会・保育士研修・わらべうた・絵本・素話講座、ご依頼お待ちしております。 全国どこへでも参ります!プログラムや形式などお気軽にご相談ください。                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                              

桜と満月

2009年04月09日 | 日々徒然
今日は美しい満月ですね。

桜は花びらを散らしながら、この静かな夜を過ごしているのですね。
満月と桜。
幻想的な世界が浮かびます。

生誕100年の東山魁夷展で観た絵を強烈に思い出します。
この絵は、誰もが息をのむ美しさ、静寂、奇跡の宵の神秘を想うのではないでしょうか。

 「花明り」

幽玄な美の世界は絵によって描かれるものなのだろうと思います。
歴史を積み上げた人の魂まで呼び起こし、今、生きた魂が揺さぶられる絵で。
本当に強烈な印象を残す絵でした。


また、桜といえば、花月の歌人西行を想います。
花が舞い始める頃になると、いよいよ西行の世界になります。
今日の宵などはこんな歌が似合うかな。

「雪と見てかげに桜の乱るれば花の笠着る春の夜の月 」

西行の「願わくは・・・」の歌はもうあまりにも有名ですが、
桜を歌う西行の歌を詠んでいくと、人の煩悩や憧れや寂寥感が湧いてきて
美と憂に心が揺れるのを感じます。


今は、閉店してしまったさくら茶屋での月宵語りの会。
懐かしい。
西行好きの私にぴったりのお店でした。
いろいろ思い出されるなぁ。

一期一会というけれど、桜と満月のように、心惹かれる出会いはあるものです。
ひと時ひと時が自分に与えられた大事な贈りものなのですね。

桜が咲いて、みんなの心にも花が咲いたことでしょう。
優しく花びらを舞わせたいですね


胸さわぐなりけり

2009年04月09日 | 創作
    花吹雪

満開の桜のあとは、風が吹く
この風に、桜の花びらが舞い吹雪く
花の舞台の千秋楽が近づいている

さらさらとひらひらと蝶のようにも
風の衝突のせいで、巨大な見えない風船のようにも
白雪のごとく降りしきるようにもなって
私の目の前で、驚かせるように舞っている

花吹雪は、花の命の小さな結晶が群舞して
時が過ぎていくこと
時は決して止まらないこと
時はただ流れていかないのと
私の目の前で、渦巻きながら舞っている

とてつもなく大きくて、見上げる桜が
ざわざわいいだした
きらきら優しく微笑んでいた桜が
ひそひそ話をしながら、風に乗ってどんどん去っていく

花吹雪に埋もれるよう佇む
春の魔物が胸を刺す
花吹雪が
桜の木から、涙の雫のように舞い落ちる

          (2009.4.8 Yae)





鎌倉お花見便り 

2009年04月05日 | 日々徒然
今日は、とっても暖かなお花見日和。これを持ってお出かけしました

 木製で結構重いです。でも、とってもお気に入り

中はこんなです。  

お重になっているお弁当箱です
茶道具屋さんで見つけたお弁当箱がすぽっと入る袋もお気に入りです。


 ちょっと遠出して鎌倉の桜を見に行きました

今日は、フォト日記になりま~す

藤沢から江の電に乗りました

 江の島を見ながら 

 

鎌倉巡りの最初はいつも長谷寺から。

 大きな観音様を見て、お弁当もここ。

由比ヶ浜を見下ろすよい眺めなのです。
洞窟の中、弁財窟の石仏にも心がじんとなりますが、こんなお地蔵さんもいらっしゃいます。

 おっきなお地蔵様。よいお顔ですね。

石楠花や木瓜もとってもきれいに咲いていました。

いつもなら、ここから、鎌倉文学館の方へ歩くのですが、
今日は、海が見たくて、由比ヶ浜へ。

 

風が気持ちよくて、時間を忘れてしまいました。
波の音も心地良くて、ぽかっと白く浮かんでいる月を見ては、今更ですが、
「月の引力ってすごいな~。海を動かしてる~~~」
なんてぼーっとしていて、靴を濡らしてしまいました

そして、鎌倉駅へ。
若宮大路の真ん中を、提灯に朧に映えるきれいな桜を眺めながらゆっくりと、鶴岡八幡宮へ歩きました。

 桜が手に届きそうなところに枝を広げています。

 八幡宮の池の周りの桜も見事でした。

 石段を上る時は、月がいよいよ輝きだしていました。

 石段を見下ろすと、真っ直ぐ伸びる若宮大路の灯がきらきらして、夜の鎌倉の街が浮かび上がるように見えました。

本当は、もっとあちこちのお寺の桜を見るつもりでしたが、ゆっくりペースで回れませんでした。
でも、久しぶりに鎌倉の風に触れ、由比ヶ浜の住宅街を経由する長谷から鶴岡八幡宮へと巡るコースは、なかなか雅な小道が多くて楽しかったです。

まだまだ桜は楽しめそうですね。
帰りに駅前を見ると、国立の桜もふっくら満開でした。

桜の木の下に立つと、一つ一つの花が満面の笑顔で微笑んでくれるようです。
桜色は、目に優しい。
枝を広げて降り注いでくれる優しさが溢れるから、私も毎年桜好きになる。
たくさんの人がきっとそうだと思います。

明日は、入学式のところが多いです。
ピカピカの一年生が誕生します
満開の桜にも迎えられ、嬉しいですね。
明日も皆さんにとって、良い日になりますように




ハッピーバースデー!

2009年04月03日 | 日々徒然
今日は、次女の誕生日。
桜も美しい良い日でした

 9歳になりました

バースデーカードを、嬉しそうに読んでいる娘の顔は喜びでいっぱい

 誕生日のお祝いメッセージは特別だものね

9つ。
子育ての話で、「『つ』と呼べる年までは、まだまだ頭が柔らかい子どもの時代。ゆっくり見守りましょう。」
とよく言われます。

この一年が、私は、なぜかとっても大事な気がしています。
小学校生活にも慣れ、生活習慣も自分で一日の流れにのせてできるようになり、
たくましくなってきた娘に安心感もでてきています。
手が離れていく実感を幾つも覚えます。

でも、まだゆっくり、子どもの感覚の中での夢の世界をたくさん広げて欲しいと思っています。
はっとするように純粋な感動を私に知らせてくれる娘。
ポロポロ大粒の涙を流し、「今、泣いたからすがもう笑った」というような
真っ直ぐ心を表現してくる娘。
お手伝いしながら、自分で出来ることへの実感を得て、自分で出来た!見て見て攻撃の娘。

そんな かわいい言葉に耳を傾けて、たくさん夢のおしゃべりをしたいと思います。
単純に、まっすぐ、たくさん褒めてゆっくり成長を見守り応援していきたいと思います。

私の子育ての呪文のようにしてきた「7歳までは夢の中」。
もう少し、延長です



国立科学博物館

2009年04月02日 | 日々徒然
大好きなところへ遊びに行ってきました

 

博物館、美術館、劇場、図書館・・・と上野の森は私にとっては、遊園地。
時々、遊びに出かけます。

今日は、国立科学博物館へ行きました



ここは、本当におもしろいです
閉館までいても、いつも時間切れの感じで、また今度という気持ちになるところです。
まるで子どものようです

地球館「地球生命史と人類」と日本館「日本列島の自然と私たち」の二つのゾーンをめぐるうち、自然科学というのか、宇宙の法則、地球環境、生物の進化、人の営み・・・とにかくビックバンから今この時までの見果てぬ歴史がぐわんと迫ってきて、日常的にはあまり考えていないことに出会い、普段眠っている箇所の血の巡りがよくなるような躍動的な感覚になります。
つまり、ハイテンションになるのです

館から出るときには、自分がここにこうして生きて存在していることが、本当に不思議で、そしてこの上なく面白く、自分を生かしている何もかもが、全部自分とつながって、宇宙とつながって、飛んでも跳ねても歩いても、なんだか身体が軽くなって本当に愉快なのです

あのノーベル賞をとった方々すごいなぁと、心から尊敬の思いをつのらせながら噴水の広場を歩きました。


外は、西日が明るく射して桜が輝いていました。
上野の桜は、八分咲きほどで、大勢のお花見の人で賑わっていました。



がやがやざわざわした、桜の道でしたが、この風物詩の光景も様々な人が巡り会っての事。
花の下で宴会を楽しむのもいいでしょう。
みんな、きっと平和なよい気持ちでしょう。
ただ、風が強くて肌寒いのなんのの夜桜ですね。

花は、本当に私たちの心を和ませ楽しませてくれるものですが、
桜は、みんなの心を圧倒的にさらう力がありますね。
私もここしばらくは、「きれいな桜だねぇ」と素直に愛でながら、あちらこちらの桜に言葉をかけたいなぁと思います
そして、やっぱりお花見弁当広げに行きたいです。
美しい桜の花がそよぐ明るい花の下で、お花見弁当を頂くのは
春の日の幸せですね

来月は、美術館へ行きます。評判の高い企画展ありますものね。
そして、ゴールデンウィーク恒例の絵本フェスタがありますよ。
もちろん、野外お話し会もあります!
また、詳細は後日お知らせいたします。
楽しみにしていてくださいね








家庭支援センターおはなし会

2009年04月01日 | おはなし会・語りの会
赤ちゃんがいっぱいのおはなし会

始まりの合図は、リコーダーの「むすんでひらいて」。
赤ちゃんは、お母さんのお膝に抱っこされて、にこにこです。
みんなが、落ち着いた頃に、「手をつなごう」を歌って輪になりました。
お名前を聞いて、「おはよう!」と元気にひとりひとり声をかけていくと、
1歳の赤ちゃんも、こくっと頭を下げてお返事を返してくれます。
私の目をじっと見つめて、にっこりします。

始まりの歌「うれしたのし大好き」の手拍子を合わせた時は、始まりから15分くらいたっていました。
赤ちゃんに合わせて、ゆっくりゆっくりのおはなし会。

 わらべ歌「ひーらいた ひーらいた」

みんな両手を動かして、お花を作れました。

 絵本『もこ もこ もこ』

これは、ものすごい反応で、1ページ1ページいろんな声をだして、よーく見て聞いていました。
絵の大胆な形と、柔らかな色、「もこ」「にょき」「ぽろり」・・などのことばが
気持ちとぴったりするのでしょうね。
本当にすごい力のある絵本です。

赤ちゃんへは、お母さんにたくさん声を出してもらってご機嫌に。
今日は、幼稚園が春休みで、お姉ちゃんの参加もありました。
絵本『しりとりのだいすきなおうさま』『ぞうくんのさんぽ』『ちびゴリラのちびちび』を読みました。

楽しいお話し会です。
椅子は使わず、目線を合わせて、やさしくやさしく。
赤ちゃんのほわほわな世界をこわさないようにね