打越通信

日記ふういろいろ

師走恒例の年忘れ行事

2016-12-11 20:49:06 | 日記ふう
酒を全く飲まなくなって2年が経過した。
つまり緊急入院から2年が過ぎたことになる。
医師からはとりあえず3年は我慢しましょうと言われているわけだ。
入院とほぼ同時に右腕の腱鞘炎を患ってしまった。
一時期は痛くて眠れず、痛み止めと眠剤を飲んでいた時期もあったけ。
加齢のせいか怪我や病気からの回復力というか治癒力が落ちてしまって、全治までの時間はかなりかかるのだろう、右手はまだ少し痛みが残っている。
肝臓の方も毎月の血液検査では正常値を示し続けてはいるものの、脂肪肝はCTやMRI検査しか確認できないのでそろそろ検査を行う必要がある。
この2年の間、母の3回忌、甥っ子の結婚式、そして息子の結婚式など場もそれとなくこなし、今の会社への入社、そして宴会など酒の場でも一切避けてきた。
会社の人間には<ドクターストップ>ということを言っているので、気を遣いあまり酒のお誘いは無い。
しかしそれでも月に1度や2度は腕を引かれ居酒屋などには顔を出す。
さて、師走に入りボーナスも出て何かとあわただしくなると忘年会ということになる。
「○○さんは飲めませんが、ぜひ出席してくれませんか」
と誘いを受ける。
今の会社にはあまり深入りしたくないと思ってはいるが、やはりコミュニケーションだけはしておかないと自分だけ蚊帳の外というわけにもいかない。
「ただ○○さんには内緒で」
と言う。
○○さんとは前の会社からの私の先輩で、彼の紹介で今の会社に入った。
話を聞くと参加する人の中にどうも相性が良くない人達がいるようでそれに気を使っているようだ。



場所は博多駅近くのしゃれたイタリアンだった。
ビールも普通のビールではなく、青い洒落た小瓶が並ぶようなところだ。
まだ出来て新しいようで若い女性客が多い店だった。



オープンスペースではバーベキューもできるようになっていて、大型のストーブも用意してあった。



料理もなかなか凝った料理が出ておいしかった。
ただノンアルコールビールが置いてなかったのは残念だったが、食う方は満足だった。
酔いが入ってくると話の内容にも熱が入ってくる。
さっそく仕事の話になってくる。
そして人の非難話が始まるのだ。
まあこれも良くあることで、いい加減な気持ちで聞いていた。
<よくまあ、こんな小さな会社なのに(いやいや小さな会社だからか)人間関係は複雑怪奇だ>
そしたら例の先輩の話になった。
適当に相槌を打ちながら聞いていた。
ただ何も言わなかった。
これって、ひょっとして飲んだ勢いで先輩の悪口を言おうものなら、それが回りまわって先輩の耳に入るってことだ。
酒の怖さはそういった微妙なところを狂わせることなんだろうな、と思った。
約2時間で一時会は終わり、やっと解放かと思ったが、駅前で催事があっているというのでみんなで行くことになる。



駅前広場はイルミネーションで飾られ、広場にはバーが設けられていた。
ホットワインなどを注文し、特設の舞台ではショーが繰り広げられていた。
やっと解放されたのは終電近くの時間だった。
いつもは歩いて帰るのだが、行き先が同じ人がいて少し酔っていた。
足元がふらついていたので一緒にバスに乗り、私は2つ目のバス停で降りたのだった。