打越通信

日記ふういろいろ

瀬戸内の海を求めて(1)

2017-08-20 09:48:07 | 小旅行
カメラ2台と標準ズームと望遠ズームの2本のレンズをバックに入れた。
コンデジにパソコンとタブレット、寝袋をどうしようかと考えたがテントは熊本に置いたままだし、野宿することもないかもしれない、最悪の場合は車中泊をすれば良い。
とりあえず今日のホテルは確保してあるが、明日以降はまだ決まっていない。
朝8時前だったかマンションを出た。
百年橋通りに出たとたん朝の通勤ラッシュの渋滞に入った。
平日の木曜日という事をすっかり忘れていて出だしから躓いた。
都市高速、福岡インターからの九州道にも乗りそびれ、渋滞の福岡市内を縦断して古賀インターから高速に乗った。
山口JCTで山陽道に入りナビは玖珂ICで降りるように言う。



ナビに従って国道沿いを走ると錦帯橋の看板が見える。
河川敷にクルマを停め橋のたもとまで歩く。
何せ初めて来たもので木造の橋の美しさに感動だった。
地元ガイドさんらしき人から山の上にある岩国城まで行かれたが良いですよと声をかけられた。
錦帯橋の往復券とロープウェイと岩国城の入場券がセットになった券(1000円位だった)を買った。



錦帯橋を渡るとさすがに木の橋なのでゆさゆさと揺れる。
橋は3つの大きなアーチ状の山になっており木の階段になっている。
川を見るとかなりきれいな清流でアユらしき魚がたくさん泳いでいた。
河川敷では子供たちが水遊びをしていた。
夏の日差しは強く暑いのだがそんな光景を見ているとこちらまで涼しく感じる。
平日だが子供たちは夏休みなのだ。



ロープウェイで山の山頂まで登る。



しばらくは鬱蒼とした木々の中を歩くとこじんまりした山城が見えてきた。
場内に入ると日本刀の展示が多くあった。
日本刀愛好家にはたまらない名刀がずらりと並んでいた。
長さ2メートルはある大太刀あり長船あり、全国の名刀が並んでいた。
最上階は展望所のなっており、岩国の町が一望できる。



さすが山の頂上にある山城なので秋風が気持ちよかった。
しばらくその風に当たって岩国の街並みと眺める。
大きく蛇行した錦川の河口に街が広がり、その先には瀬戸内の海と島々が見える。
ゆったりとした時間に浸りついつい時間を使ってしまい、すでに午後の3時を過ぎてしまった。
ナビにまかせ国道2号線を広島方面に向かう。
宮島口(安芸の宮島)あたりで渋滞に会う。
今日中に呉まで回りたかったが無理だ。
やっと渋滞から抜け出し、国道2号線は自動車専用道路となり高架の上を飛ぶように広島市内に入る。
2号線から離れ平和記念公園横の平和大通りを抜ける。
繁華街にあるお好み焼き村に行こうと繁華街に入りコインパークに駐車した。



ところがいきなり黒い雲に覆われて大粒の雨が降りだした。
アーケードに入り地図を片手に場所を探す。



なんとか見つけ出しイカ肉玉のお好み焼きを頂くことが出来た。
夕立だったようで小雨になり再び車に乗り、東広島に取ったホテルを目指した。



国道2号線も所々バイパス工事中でしかも通勤ラッシュの渋滞に巻き込まれた。
ホテル近くに着いたときはすでに周りは真っ暗で、心細い山道をぐるぐるとホテルを探す。
建物らしきものはなく、ナビでは検索できなかった。
とうとう電話で場所を教えてもらうがなかなか道が細くてわからない。
電話をつないだまま、細い道を進んで行くと10階建てのホテルが見つかった。



走行距離は400kmほどだったがとにかく疲れた。
温泉に入りベットで熟睡した。