打越通信

日記ふういろいろ

遠見ヶ鼻

2017-11-09 20:30:45 | 小旅行
朝から北九州に向かった。
国道3号を北に向かおうと思ったが、飯塚経由のほうが紅葉の色づきを確認できるかも知れないと思った。
ゴルフがあった朝倉方面から冷水峠と思ったがナビは違う道を連れて行く。
山道に入るが紅葉は見られなかった。
飯塚市に入り黒崎に向かう。
黒崎に入りしばしコンビニで休憩をとる。
黒崎に住む友人に電話してみたが出なかった。
九州でも有名企業に勤めていて、熊本に単身赴任で来ていた時の友人だった。
あることで知り合いになり、家にも泊りがけで何度も飲みに来ていた時があった。
あれからもう10年以上も経つ。
電話も呼び出し音は鳴るのだが出なかった。
突然の電話でもう電話帳にも登録さえされていないのだろう。
さてどうするか、皿倉山に登ろうかとも考えたが、北九州の街を散策するのも面白いかもしれない。
スペースワールドの横を抜け若松区の方に行きたいのだが、ここは洞海湾があり若戸大橋を渡らなければ行けない。
洞海湾に沿ってぐるりと回り道をして若戸大橋を渡る。
ここから海沿いをドライブして福岡市に戻るのも良いかなと思った。
途中に大きな湖があるところがある。
グリーンパークというのかその横を抜けると海に出た。
そこを左折して海沿いの道を走っていると「遠見ヶ鼻」という看板が目に入った。
どうも灯台があるようで風光明媚な予感がした。
行き止まりのところにかんぽの宿があったのでそこにクルマを停めた。
その横の細い道を抜けると青い海が広がっていた。



青い海に白い灯台、絵にかいたような風景が見えてきた。
海の先には水平線がただただ平行に広がっている。



そして少し風があるようで磯に打ち寄せる波が白い飛沫をあげ砕けていた。
しばし近くにある岩に腰掛け海を眺める。
心地よい潮風が気持ちよく、しばらく風に吹かれていた。



横を向くと宮崎の青島の鬼の洗濯岩のような海岸があった。
そして座っていた岩を見ると一枚岩のようだが土地色の丸みを帯びた変わった岩だった。



帰り際にあった立て看板を見ていると、どうもここにはかつて日本が大陸と陸続きだった形跡がみられる貴重な場所のようだ。
大陸から切り離れ、今日本の形を作り上げた何万年も前の話だ。
ロマンを感じた。