打越通信

日記ふういろいろ

熊本の夜

2019-11-13 19:48:54 | 日記ふう
このところ毎週のように熊本に帰っている。
屋根の工事や外壁の工事の様子見が目的なのだが、そちらの方はあまり進んではいなかった。
とは言っても高圧洗浄で階段や外壁、家の汚れは奇麗に落ちていた。
1回目の下塗りが始まったばかりのようで、ちょっと見はあまり進んでいないように見えたようだ。
近所の人たちとも話すことが多くなり、自宅を離れ福岡に行っていたこの3年半の間にいろいろなことがあっていたことを話に聞く。
3年半という時間の重みのようなモノを感じる。
このままでは、浦島太郎になるのだろうかと不安を感じる。
夕方近くになり息子も帰りが遅いのでバスに乗り(たまには歩いて)街中に出る。



サクラマチ熊本は交通センターの後を継いで立派な建物に変わった。
1階から3階までの商業施設には様々なテナントが入っていて、博多居酒屋などが進出していた。
まるで博多の街にいるような不思議な感覚だった。
新市街に出ると、以前は人通りが少なかったところだったが、今ではサクラマチ熊本の影響で多くの人がいる。



下通りを歩いてみると店がかなり変わっていた。
あれれ、ここに全国区の店が、ここにもある、そんな感じだった。
店の看板は変わったが熊本の雰囲気はそのままある。
馴染みだった店でちょっと一杯とおもい探してみたがなかなかたどり着けない。



酒を4年断っていたため酒場をさまようのも久しぶりになる。
キャサリンズバーは相変わらず賑わっていたが今日はそんな雰囲気では無かった。
その昔は良く行っていた店もそのままあるようだし、しかし目的の店がどの通りにあるのかさえ分からない。
スマホを取り出し、やっと探しだした。
地下にあったその店はその隣のビルの一階にのれんをかけていた。
こじんまりとした一品料理屋に衣替えしていた。
一文字ぐるぐるとアジの南蛮漬け、日本酒で頂いた。
その昔、必ず注文していたガラカブ(福岡ではアラカブ)のから揚げはメニューになかった。
福岡の居酒屋のようなざわついた雰囲気では無く静かにしみじみと飲むには最高のところだ。
ほろ酔い気分で下通り、上通りを歩き、故郷の風が吹く中歩いて自宅に帰った。
福岡に移り住み3年半(それがあの熊本地震と同調するわけで)、変わり行く街中と変わらない雰囲気を旅気分で楽しめたのだ。



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