わが家の春闘

ビンボーサラリーマンのお小遣いは３万円である。
ガソリン代にタバコ代、弁当の無い日は昼食代、飲み代、当然毎月赤字なのだ。



出張などあった時の日当やボーナス時の特別お小遣いでへそくりはあるのだが、それが見る見る減っていく。
妻とはいつも交渉しているのだが、これに関してはてはガンとして譲らない。
貯金通帳を持って来て
「ほらマイナスでしょう」
と言われれば返す言葉も無い。

しかし今年は娘が学校を卒業したのだ。
２人の子供の恐怖の学費が無くなった（教育ローンの支払は残るが）。
それで２万円のベースアップ要求を出したのだ。
「いいよ、その代わり焼酎は自分で買って」
と軽く返事が返ってきた。
それで考えた、週に２本もあれば良いだろう、黒霧の２０度だから１５００円くらいだから月に１２０００円。
十分にいけると思いヤッターと思った。

そして１ヶ月が過ぎたのだ。
週２本は私の分だった、ケイのオヤジにグッチの分まで計算していなかったのだ・・・。
妻の陰謀にやすやすとハマってしまったのだ。