打越通信

日記ふういろいろ

うみ

2019-04-28 19:56:14 | 日記ふう
この連休はひきこもって平成を冷静に振り返ろうと考えといた。
しかしテレビでは<いよいよ大型連休が始まる>などと騒いでいる
家人も
「どこのテレビもこればっかりだね」
と言ってパチッとスイッチを切ってしまった。

博多駅までてくてく歩いて篠栗線(福北ゆたか線)に乗り込んだ。
長者原で降り西戸崎線(香椎線)に乗り換える。
駅は全く直角に交差していて階段を上ると駅ホームがあった。
この辺りまでくるともう都会の喧騒は無い。
静かなホームで列車を待っていると変わった列車が表れた。
DENCHAというが日本語でなんと発音するかはわからない。
電化されていないところをジーゼルの変わりにバッテリーで駆動する、それこそ電気列車(電車だね)だ。
静かでまだ新しいようで広く明るい。
終点の宇美駅に着く。



駅を降りると静かな街並みが続き、大樹を目印に歩くと大きな鳥居があった。
境内は広く、お母さんに抱かれたまだ首も座らないような赤ちゃんが初参り(ひあき)に来ていた。
ここは子安の社といわれる安産信仰の神社のようだ。



神社奥には小石に名前を書き奉納するしきたりのようだ。
参拝をして境内を見て回る。



大きな楠が見事だった。
神楽殿に奥の院。



由緒ある神社のようで奥の院まであるようなので行ってみた。
ちょうど季節は藤やツツジ、階段を上ったあたりでひと休憩だった。
福岡市内の喧騒と違い、静かでゆっくりを時間が流れていた。
ふと横を見ると万葉の句があった
「銀(しろかね)も金(くがね)も玉も何せむに勝(まさ)れる宝子に及(し)かめやも」
この言葉を土産に神社を後にした。

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