打越通信

日記ふういろいろ

温泉

2015-01-15 19:38:54 | 日記ふう
朝食を摂って、少し時間があったので提出物の下書きをしていた。
そこに○○さんという方が来られた。
私の下書きの進捗をチェックに来られたようだ。
○○さんと言ってなんと私の苗字と同じ方なのだ。
出身地を聞くと同じ県南のご出身だった。
院内では「○○オサムさん、○○ケンさん」と呼ばれている。
出身地では○○という苗字は2ヶ所に分かれていて、その方と私たちの○○とは別々のものだった。
「家系図を辿っていけばご先祖さまは一緒だろう」などといって入所当時から良くして貰っている。
「アニキ、今日は近くにある温泉が半額ですよ」
というと「行こう!」となったのだ。
温泉施設の利用時間は朝10時からだったので、しばらくは下書きをして、10時前20分になり仕度をしようとすると、彼も仕度を始めた。
実はこの方、足が悪く、常に杖を持たれて歩いておられる。
先日も足が勝手に前に進み転倒され、全員の看護士が駆けつけてちょっとした騒ぎになったのだ。
この人と歩いて温泉施設がある公園までは、私の歩く速度の3倍以上の時間が掛かるだろう。
昼食まで戻ってこれるか心配しながら、スタッフルームで外出届けを出した。
さすがにスタッフが駆け寄ってきて、大丈夫なのかと心配している。
「私が同行しますので」というとスタッフも納得したようなしないような複雑な表情だったが許可が出た。
建物を出ると、杖を忘れてきたようで、私の手を握って歩いておられた。
確かに歩幅が小さく、それでも前に前に行きそうになるので手でしっかりと引きながらの歩行だった。
するといきなり病院の出口の方で無く、駐車場の方に向われるではないか。
するとポケットから鍵を取り出してリモコンキーでクルマのドアを開けられた。
鍵を受け取り私が運転することになった。
歩けば今の私の脚で20分、彼の足では脚ではとても30分ではいけないだろう。
そんな距離をクルマだと2,3分で着いてしまった。
開館丁度に着いた訳だ。



キップ(210円)を買って男湯の脱衣場に入り浴場を見るとかなりの人たちがいるのだ。



さすが半額デイを知っている地元のご老人たちだ。
久しぶりの温泉、彼も気持ちよさそうに温泉につかり、いろいろと話を聞いた。
洗い場に行きシャンプーもボディシャンプーも備え付けがあり一週間(正確にはそうでないが)の垢を落とす。
実は不衛生な話なのだが、病院のシャワールームも風呂も入る気がしないので、帰宅するときに一番に入るようにしていた。
前々から思っていた木曜日の温泉ディ、これからは週に1度はこれがあるなと思ったわけだ。



無事に病院まで彼と帰ったことはいうまでも無い。


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2 コメント

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さんさん? (ゆきっち)
2015-01-16 09:13:08
私のランニングコースですよね。
最近はフルマラソンの参加予定がないので、10㎞位しか走らないので、ちょっと行ってませんが、15㎞コースを走るときはさんさん公園の先の図書館まで行ってました。
ギャロッピー号ともすれ違ってました。

病院生活大変ですよね、自分も、家族も~!
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そうです (ケン)
2015-01-16 19:25:04
自宅近いんですか?
とても良い所なんですよ。
公園もあれば、物産館があり、温泉まであるんです。
もう1ヶ月(国立病院も含めて)立ちます。
棟の雰囲気にも入院生活にも随分となれてきました。
そのうち、そうの様子も出てくると思います。
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