打越通信

日記ふういろいろ

春は名のみの

2017-03-09 21:01:18 | 季節の花
朝の出勤途中に粉雪が舞う日があった。
この季節に雪が降るのも珍しい。
だんだんと強くなり春の突風も吹いて先が見えなくなる。
3月に入りこんな気候も珍しい気がする。
日ごとに暖かさと寒さがやってくるものだから、気分的にも緩んだり引き締まったりと精神的にもあまりよろしくない。
季節の中で春が一番嫌いな季節でもある。
とくに3月は幼いころからのトラウマになっている。
別れの季節でもあり、新しく飛び立つ季節でもあるが、変化に弱い人間にとっては嫌な季節となる。
昼間の散歩でいつもの公園に行ってみると、つぼみがいっせいに開花していた。
桃の花だと思うが定かでないのが自分らしい。
遅咲きの梅ではないと思うが、早咲きの桜と言われればそうかなと思うし、自信がない。



公園にあるまだ幼い木々がいっせいに咲いている。
ただ風は冷たい。
木々の下にはニョキニョキと芽を出す花も草花もあり、再び一年が始まるかのような雰囲気になっている。
さすがに都会の小さな公園なので鳥の声はあまり聞こえない。
周りの騒音も風が強いのであまり聞こえては来ない。



風は冷たいが日差しが暖かく、どっちともつかない微妙さが良いのかもしれないな。

早春賦は幼いころから好きな歌だった。

こんな都会の小さな公園には似合わないけども、春は来ている。


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