
10月末の帰宅途中の三日月だ。
記念すべき日だったので思わず歩く足を止め、見入った。

それから約1か月後、夕日に染まる空を見ると再び三日月が出ていた。
このところ毎週のように熊本に帰っている。
月が一つ進み、初宮詣(ひあき:熊本ではそういうらしい)で帰省した。
妻(クルマも一緒に)が家事手伝いで残り、一人熊本駅に向かった。

昔の熊本駅は完全になく、新しい駅舎が出来ていた。
大津や阿蘇に向かう0番乗り場やその敷地の開発は今からだろうが、在来線と九州新幹線の駅舎は新しいものに変わっていた。
旧在来線から地下道を通り新幹線乗り場に向かっていたころが懐かしくもある。
改札をくぐりホームに出るとさくらが入ってきた。

向かいにはつばめが待機していたがさくらの乗客もそう多くは無いようだったので飛び乗った。
新幹線通勤をしていた頃と車内の雰囲気は変わっていない。
本を読みふけっているとアッという間に久留米、そして新鳥栖と停まり博多駅には40分ほどで到着する。
クルマで帰省すれば2,3時間はかかるわけで、それを思えば早いものだ。
苦痛の新幹線通勤時には長い時間に感じられたものだったが、こんな時はそうではない。
三日月を眺める心境もそうなんだろうなと思いながら博多駅からマンションに向かった。
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