打越通信

日記ふういろいろ

東風ふかば

2019-03-04 20:31:26 | 日記ふう
博多駅までと平尾駅、どっちが遠いんだろう。
自宅を出ていつも通勤で歩く反対方向に歩き出た。
那珂川を渡り、日赤通りを超え平尾駅まで来たが、やはり同じくらいか、平尾駅のほうが近いような気がした。
改札を抜け、西鉄大牟田線の下りホームに出る。
各駅停車の電車が来たのでそれに乗り、二日市まで乗った。
二日市からは太宰府線に乗り換え2駅で太宰府天満宮駅に着く。
駅を降りた時から人混みで一杯だった。
参道はまだ午前様なのに人であふれていた。
まあこの時期は受験シーズンという事もあり人出の予想もあったが、いやはやだ。
参道を歩いていると、その人混みはどうも違う雰囲気だ。
言葉がお隣の国の言葉のようで特に女性のメイクが全然違う。
はあ、と思いながら歩いているとかすかに関西弁らしき言葉が耳に入ってくる。
外国に行ったとき、ふと日本語を耳にする、そんな感覚だった。
梅はまだまだ満開とは言えないが白梅に紅梅、枝垂れ梅などが時期が来たことを教えてくれるように咲きかかっていた。
この季節、やはり梅といえば太宰府天満宮しかない。



境内に入るととても参拝する雰囲気では無いので裏にある梅園に向かった。
少し山道に入り人混みを避けようとしたが、そこもにも人があふれていた。



そば屋に入りそばとおにぎりを注文した。
梅が咲いている外庭で軽い昼食だった。



しばしその場所でゆっくりとした時間を過ごした。



梅を眺め、鳥のさえずりを楽しむ。
まだ3月も始まったばかりなので、ウグイスの声は聴くことが出来なかったが、キーキーと鳥の声は聞こえる。
博多に来て4度目の3月になる。
幼いころの親の転勤や少し年を重ねたころの卒業がトラウマようで、一番いやな季節(私の中で)なのだが、いろいろなことを考えるには良い季節なのかもしれない。
春一番もだんだんと南風に変わり春二番、三番となる。
寒さと暖かさの攻め際のようだ。
風向きが変われば少しは良くなる、そう思いたいものだ。

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